JPH06160912A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法

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JPH06160912A
JPH06160912A JP31735892A JP31735892A JPH06160912A JP H06160912 A JPH06160912 A JP H06160912A JP 31735892 A JP31735892 A JP 31735892A JP 31735892 A JP31735892 A JP 31735892A JP H06160912 A JPH06160912 A JP H06160912A
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JP
Japan
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liquid crystal
metal
crystal display
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JP31735892A
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Inventor
Hiroshi Morita
廣 森田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、製造工程を従来に比べて低減
させて、容易に、低価格で製造することのできる液晶表
示装置およびその製造方法を提供することにある。 【構成】 液晶表示装置のアレイ基板(12)は、信号電極
(20)および画素電極(22)に接続されたMIM素子(24)を
備えている。MIM素子は、第1の金属層(24a)と酸素
を含有した第2の金属層(24b) とを有し、これらの金属
層は一部が重なって形成されている。第1および第2の
金属層を熱処理することにより、重複部分において、第
2の金属層に接触する第1の金属層の接触部は第2の金
属層から拡散した酸素成分により酸化され、第1および
第2の金属層間に金属酸化層(24c)を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置、特に、
スイッチング素子として金属層−絶縁層−金属層(以
下、MIMと称する)よりなる非線形抵抗素子を用いた
液晶表示装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は、パーソナル・コ
ンピューター、ワードプロセッサー、更にはOA用の端
末機器、TV用画像表示等の大容量情報表示に使用され
てきており、一層高い画質が求められるようになってい
る。液晶表示装置において使用されるスイッチング素子
には種々のものが知られているが、構造が簡単で、製造
の容易な2端子の非線形抵抗素子、中でも、現在のとこ
ろ実用化されているものとしてMIM素子が挙げられ
る。
【0003】MIM素子の構造をこの素子の製造工程に
従って説明すると、まず、ガラス基板上にTa膜をスパ
ッタリング法や真空蒸着法等の薄膜形成法により形成
し、写真食刻法によりパターニングする。これにより、
配線とMIM素子の片側の電極とがガラス基板上に形成
される。次に、Ta膜を例えばクエン酸水溶液中で陽極
酸化法により化成し、MIM素子の絶縁層として作用す
る酸化膜を形成する。更に、MIM素子のもう片側の電
極としてCr膜を、薄膜形成・加工法により形成するこ
とにより、MIM素子が完成する。その後、MIM素子
のCr膜と接するように画像表示用の透明電極を形成す
る。上記のような基本的な製造技術は特公昭55−16
1273号公報に開示され、その改良技術が特開昭58
−178320号公報等に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のMIM素子は、
特開昭55−161273号公報に記載されているよう
に、MIM素子および画像表示用の透明電極をパターン
形成する為に、3回の薄膜形成・写真食刻を必要とす
る。そのため、MIM素子を用いた液晶表示装置は、従
来の単純マトリックス型の装置と比較すると、性能にお
いて優れながら、製造工程は複雑となり、生産効率の点
では劣っていた。また、これらのMIM素子はいずれも
基板上に複数の層を積層した構造を有しており、積層時
の各層の破断やリーク等の問題があり、信頼性の高いも
のを作ることが難しかった。
【0005】この発明は上記した事情に鑑みて成された
もので、その目的は、製造工程を従来に比べて低減させ
て、容易に、低価格で製造することのできる液晶表示装
置およびその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、液晶表示装置に用いられる非線形
抵抗素子の構成およびその製法の簡略化を図っている。
つまり、本発明に係る液晶表示装置によれば、一方の基
板に形成された非線形抵抗素子は、第1の金属層と、第
1の金属層に一部が重なって形成されているとともに酸
素成分を含む第2の金属層とを備え、絶縁体層として作
用する酸化層は、第1の金属層と第2の金属層との重複
部分のみに形成されている。
【0007】また、本発明に係る製造方法によれば、ま
ず、第1および第2の金属層を両方をその一部が重複す
るよう形成する。この後に、第1および第2の金属層を
熱処理することにより、上記重複部分において、金属層
間に酸化層(絶縁体層)を形成している。
【0008】
【作用】第1の金属層と酸素成分を含む第2の金属層と
を一部が重なるように形成してこれらの金属層を熱処理
すると、第1および第2の金属層が接触している部分、
つまり、重複部分において、第2の金属層の酸素成分が
第1の金属層に拡散し、金属酸化層を形成する。第1の
金属層としてのTa膜と第2の金属層としてのITO
(インジウム・スズ酸化物)膜とを重ね合わせた実験に
よれば、ITO中の酸素が重複部のTaを酸化し、IT
O側では酸素が抜けることにより、Ta膜とITO膜と
の間に金属酸化膜が形成される。そして、金属酸化膜の
形成時にITO側の酸素が抜けるため、非線形抵抗素子
の電極としての特性はむしろ向上し、良好な非線形電流
−電圧特性を得ることができる。
【0009】第1の金属層の酸化と同時に第2の金属層
の還元が重複部分で引き起こされることが重要である。
例えば、Ta膜形成後、大気中で熱処理してTa膜表面
全体を酸化した後にITOを重ねて形成した場合には、
対称性の特性の良いMIM素子を得ることは困難とな
る。
【0010】上記のように構成された本願によれば、非
線形特性を損なうことなくMIM素子の製造工程を低減
することができ、容易に、低価格で製造可能な液晶表示
装置およびその製造方法を提供することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
に係るマトリックスアレイ型の液晶表示装置およびその
製造方法について詳細に説明する。
【0012】図1および図2に示すように、液晶表示装
置は、ガラス基板10を有するアレイ基板12と、この
アレイ基板と所定の間隔を保って対向保持された対向基
板14と、これらの基板間に封入された液晶層16と、
を備えている。
【0013】アレイ基板12は、ガラス基板10の上面
に形成されたTaからなる互いに平行に延びる多数の信
号電極20と、各信号電極に沿って互いに所定間隔離間
して位置したITOからなる多数の透明な画素電極22
と、を有している。各画素電極22は、MIM素子24
を介して対応する信号電極20に接続されている。
【0014】各MIM素子24は、信号電極20の一部
を画素電極22側へ突出させて形成された第1の金属層
24aと、対応する画素電極22の一部を信号電極側へ
突出させて形成された第2の金属層24bと、を備え、
第2の金属層はその一部が第1の金属層に重なって形成
されている。そして、図3に示すように、第1の金属層
24aと第2の金属層24bとの重複部分25におい
て、これらの金属層間に絶縁体層としての金属酸化層2
4cが形成されている。この金属酸化層24cは、重複
部分24において第2の金属層24bに接触する第1の
金属層24aの表面部分を酸化することにより形成され
ている。これにより、金属層−絶縁体層−金属層の構造
を有するMIM素子24が形成されている。また、ガラ
ス基板10上面には、信号電極20、MIM素子24、
および画素電極22に重ねて、ポリイミド樹脂からなる
配向膜26が形成されている。
【0015】一方、対向基板14はガラス基板28を備
え、このガラス基板の内面上には、ITOからなる互い
に平行な多数の透明な走査電極30が形成され、信号電
極20と直交する方向に延びている。また、対向基板1
4の内面上には、走査電極30に重ねて、ポリイミド樹
脂からなる配向膜32が形成されている。
【0016】上記のように構成された液晶表示装置は、
以下の工程により製造される。まず、図1に示すよう
に、例えば、図示しないSiO2 のアルカリ防御被膜を
表面に備えた1.1mm厚のガラス基板10上に、30
00オングストローム厚のTa膜をスパッタリングによ
り形成する。感光性レジストを用いた、光露光、現像、
エッチング工程により、Ta膜をパターニングする。T
a膜のエッチングは感光性レジストパターンをマスクに
して、CF4 とO2 とを等量用いたケミカルドライエッ
チングにより行う。それにより、ガラス基板10上にT
aからなる信号電極20と、信号線から突出した突起か
らなるMIM素子形成用の第1の金属層24aとが形成
される。
【0017】この後、ガラス基板10上にITOからな
る透明導電膜をスパッタリング法により形成する。透明
導電膜上に感光性レジストを全面塗布した後、フォトマ
スクを用いて露光し、現像にてレジストパターンを形成
する。続いて、水、塩酸、硝酸を1:1:0.1の割合
(容量比)に混合し、30℃に加熱したエッチング液を
用いてレジストパターンと同一のITO画素電極22
と、画素電極から突出したITO突起からなる第2の金
属層24bを形成する。その際、第2の金属層24b
は、一部が第1の金属層24aと重なるように形成す
る。続いて、ガラス基板10を350〜450℃で1時
間の加熱を行うことにより、第1の金属層24aと第2
の金属層24bとの重複部分25において、Ta層とI
TO層との境界に500オングストローム厚のTa酸化
層24cが形成される。
【0018】このような金属酸化層24cの形成は以下
の原理による。つまり、図3に示すように、加熱される
ことにより、重複部分25において、第2の金属層24
b中の酸素成分が第1の金属層24aに拡散し、第2の
金属層24bに接触する第1の金属層24aの接触部分
は酸化されて金属酸化層(TaOx)24cを形成す
る。また、重複部分25において、第1の金属層24a
と接触する第2の金属層24の接触部分は酸素が抜けて
還元される。それにより、良好なスイッチング特性を示
すMIM素子24が形成される。
【0019】次に、上記のように構成されたアレイ基板
12のMIM素子形成面にポリイミド樹脂からなる配向
膜26を塗布・焼成しラビングすることにより、液晶配
向方向を規制する。また、対向基板にも上記と同様の工
程によりITOからなる走査電極30およびポリイミド
樹脂からなる配向膜32を形成する。そして、配向膜3
2を、アレイ基板12の配向膜26に対して約90°ね
じった方向にラビングを行う。
【0020】上記2種類の基板12、14を用意し、液
晶の分子長軸方向が両基板間が両基板間で約90°ねじ
れるように所定の間隔を保って保持し、液晶を注入し液
晶セルを構成する。そして、液晶セルの外側に、つま
り、アレイ基板12および対向基板14の外側に、偏光
軸を約90°ねじった形で偏光板(図示しない)を配置
する。それにより、液晶表示装置が完成する。
【0021】図4は、上記のように構成された液晶表示
装置のMIM素子24の電流−電圧特性を示している。
この図から、MIM素子24は、従来の3回の写真蝕刻
で形成したものと比較して、遜色のない急峻な非線形特
性を有することが分かる。
【0022】以上詳述したように、上記のように構成さ
れた液晶表示装置および製造方法によれば、第1および
第2の金属層24a、24bを形成した後に熱処理する
だけでMIM素子を形成することができ、従来の液晶表
示装置に比較して、薄膜形成、写真蝕刻工程を低減する
ことができる。また、熱処理の際、第1の金属層と接触
する第2の金属層の部分が還元されることから、良好な
非線形特性を有するMIM素子を備えた液晶表示装置を
得ることができる。
【0023】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れることなく、この発明の範囲内で種々変形可能であ
る。例えば、第1の金属層は、Taに限らず、Al、T
i、W、Mo、Nb等の他の金属を用いた場合にも上記
と同様の効果を得ることができる。
【0024】また、上記実施例においては、MIM素子
はガラス基板10上に形成された第1の金属層と、第1
の金属層に重ねて形成された第2の金属層とにより構成
したが、第2の金属層の上に第1の金属層を重ねて形成
するようにしても同様の効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、良好な非線形特性を
有する非線形抵抗素子を備え容易にかつ安価に製造可能
な液晶表示装置およびその製造方法を提供することがで
き、マトリックス型液晶表示装置の普及に非常に有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る液晶表示装置を概略
的に示す平面図。
【図2】図1の線A−Aに沿った上記液晶表示装置の断
面図。
【図3】図1の線B−Bに沿ったMIM素子部分の断面
図。
【図4】上記実施例に係る液晶表示装置のMIM素子の
電流−電圧特性を示す特性図。
【符号の説明】
10、28…ガラス基板、12…アレイ基板、14…対
向基板、16…液晶層、20…信号電極、22…画素電
極、24…MIM素子、24a…第1の金属層、24b
…第2の金属層、24c…酸化層、25…重複部分。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ電極を有し互いに対向した一対
    の基板と、上記基板間に挟持された液晶層と、上記電極
    に接続された非線形抵抗素子と、を備えた液晶表示装置
    において、 上記非線形抵抗素子は、第1の金属層と、第1の金属層
    と一部が重なって形成されているとともに酸素を含有し
    た第2の金属層と、上記第1の金属層と第2の金属層と
    の重複部分において、第1の金属層と第2の金属層との
    間に形成された金属酸化層と、を備え、上記金属酸化層
    は、上記重複部分において、上記第2の金属層に接触す
    る第1の金属層の接触部分を第2の金属層から拡散した
    酸素成分により酸化して形成されていることを特徴とす
    る液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ電極を有し互いに対向した一対
    の基板と、上記基板間に挟持された液晶層と、上記電極
    に接続された非線形抵抗素子と、を備えた液晶表示装置
    の製造方法において、 一方の基板上に、非線形抵抗素子を構成する第1の金属
    層と酸素を含有する第2の金属層とを一部が互いに重な
    るように形成し、上記第1および第2の金属層を加熱処
    理することにより、上記第1および第2の金属層の重複
    部分において、第2の金属層の酸素成分により第1の金
    属層を酸化させて第1の金属層と第2の金属層との間に
    金属酸化層を形成することを特徴とする液晶表示装置の
    製造方法。
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