JPH0616717U - ボールジョイント - Google Patents
ボールジョイントInfo
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- JPH0616717U JPH0616717U JP6147592U JP6147592U JPH0616717U JP H0616717 U JPH0616717 U JP H0616717U JP 6147592 U JP6147592 U JP 6147592U JP 6147592 U JP6147592 U JP 6147592U JP H0616717 U JPH0616717 U JP H0616717U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造簡単で,軟質ボールシートとボールスタ
ッドとの共廻りを防止でき,かつ逃がし経路の形成が容
易な,ボールジョイントを提供すること。 【構成】 球頭部91を有するボールスタッド9と,球
頭部91を覆うソケットと,球頭部91に対面配置した
硬質ボールシート1と,軟質ボールシート2とを有す
る。硬質ボールシート1は,軟質ボールシート2との対
抗側面に油溝11を有し,軟質ボールシートは油溝10
に喰込んでいる。油溝11と軟質ボールシート2との間
には,ボールジョイント組付け時における,グリース及
び空気を逃がすための逃がし経路10が形成されてい
る。
ッドとの共廻りを防止でき,かつ逃がし経路の形成が容
易な,ボールジョイントを提供すること。 【構成】 球頭部91を有するボールスタッド9と,球
頭部91を覆うソケットと,球頭部91に対面配置した
硬質ボールシート1と,軟質ボールシート2とを有す
る。硬質ボールシート1は,軟質ボールシート2との対
抗側面に油溝11を有し,軟質ボールシートは油溝10
に喰込んでいる。油溝11と軟質ボールシート2との間
には,ボールジョイント組付け時における,グリース及
び空気を逃がすための逃がし経路10が形成されてい
る。
Description
【0001】
本考案は,主に自動車のサスペンションに用いられるボールジョイント,特に その硬質ボールシートと軟質ボールシートとの組み合わせ構造に関する。
【0002】
ボールジョイントには種々の構造のものがあるが,例えば図7に示すごとく, ボールジョイント90は,球頭部91と軸部92とを有するボールスタッド9と ,上記球頭部91を覆うソケット85を有する。 ソケット85の上方には,ボールスタッド9の軸部92との間に,ゴム,樹脂 等で製作したダストカバー81が設けてある。
【0003】 ソケット85の内部には,上記球頭部91と対面させて硬質ボールシート7を 配置する。また,球頭部91の下方側部と硬質ボールシート7との間には球頭部 91を弾性的に支承する軟質ボールシート6を配設している。そして,硬質ボー ルシート7の底面は,ソケット85に嵌合したプレート83により支承されてい る。
【0004】 硬質ボールシート7は,図7及び図8に示すごとく,球頭部91と面する側面 に油溝72を有する。また,軟質ボールシート6は,図9に示すごとく,球頭部 91を支承する面に逃がし経路61を有する。 即ち,油溝72は,軟質ボールシートの上で途切れている。また,軟質ボール シートの外側は硬質ボールシートの内側に全周で弾性的に接触している。そのた めに,支承する面に逃し経路61が必要となるのである。
【0005】 この逃がし経路61は,ボールジョイント組付時に,球頭部91と硬質ボール シート7,軟質ボールシート6との間に予め投入しておいたグリースと,両者間 の空気が,上方へ逃げ易くするための経路である。 また,上記硬質ボールシート7は,図9に示すごとく,軟質ボールシート6を 支承するための突起部73を有する。上記逃がし経路61,突起部73は,3又 は4ヶ所に設けてある。 また,軟質ボールシート6と硬質ボールシート7とは,硬質ボールシート7が 軟質ボールシート6に喰い込むことによる噛み合いと,両者の内外周の摩擦力と により回転方向に廻らない様に固定されている。
【0006】
しかしながら,上記従来のボールジョイントには次の問題点がある。 即ち,ボールジョイント使用時においては,その球頭部91が回転し,その回 転力は非常に大きい。また軟質ボールシート6は硬質ボールシート7の突起部7 3の喰い込みによる廻り止めのみであるため,ボールスタッド9の上記球頭部9 1の回転に連られて廻り,位置づれを生ずることがある。
【0007】 このような位置づれが生ずると,球頭部91の回転円滑性が阻害され,ボール ジョイントの機能が低減する。 また,軟質ボールシート6に設けた逃がし経路61は,球頭部91を支承する ,環状の球面に設けてある。ボールシートは金型で成形するため,逃し経路61 を設ける事により球面の精度が悪化し,また金型製作も複雑となる。 本考案はかかる従来の問題点に鑑み,簡単な構造で,軟質ボールシートとボー ルスタッドとの共廻りを防止でき,かつ逃がし経路の形成が容易な,ボールジョ イントを提供しようとするものである。
【0008】
本考案は,球頭部を有するボールスタッドと,上記球頭部を覆うソケットと, 該ソケットの内部に上記球頭部と対面させて配設した硬質ボールシートと,該硬 質ボールシートと上記球頭部との間に配置された軟質ボールシートとを有するボ ールジョイントにおいて,上記硬質ボールシートは,上記軟質ボールシートとの 対抗側面に油溝を有し,該油溝の内部には,軟質ボールシートの側面が喰込んで いると共に両者の間にはボールジョイント組付時の空気及びグリースを逃がすた めの逃がし経路が形成されていることを特徴とするボールジョイントにある。
【0009】 本考案において最も注目すべきことは,硬質ボールシートに上記油溝を設け, 該油溝に軟質ボールシートを喰込ませると共に,両者間には空気,グリースを逃 がすための逃がし経路を形成したことにある。 上記油溝は,ボールスタッドの中立軸方向に沿って設けることが好ましい。ま た,油溝は,4〜8個設けることが好ましい。
【0010】 また,硬質ボールシートは軟質ボールシートの底面に対応する上面に,ボール スタッドの中立軸方向に突出する突起部を有し,該突起部は軟質ボールシートの 底面に喰込んでおり,かつ硬質ボールシートの上面と軟質ボールシート底面との 間には,上記油溝に連通する逃がし経路が形成されている構造とする。 また,両ボールシートの内外周は摩擦から喰い込みによる噛み合い状態を形成 している。 これにより,軟質ボールシートの廻動位置ずれを一層防止することができる。 上記突起部は,4〜10個設けることが好ましい。
【0011】
本考案のボールジョイントにおいては,硬質ボールシートの油溝に軟質ボール シートを喰込ませている。そのため,硬質ボールシートと軟質ボールシートとは 一体化され,ボールジョイント使用時において,ボールスタッドと軟質ボールシ ートとの共廻りを生ずることがない。 また,油溝と軟質ボールシートとの間には,逃がし経路が形成されているので ,ボールジョイント組付時には,空気及びグリースはこの逃がし経路を通じて容 易に,球頭部上方へ逃げることができる。
【0012】 また,逃がし経路は,前記従来のごとく,ボールスタッドの球頭部と対面する 軟質ボールシートの環状の球面に設ける必要がないため,ボールシートは成形し 易く,球面の精度も確保される。 したがって,本考案によれば,軟質ボールシートとボールスタッドとの共廻り を防止でき,かつ逃がし経路の形成が容易なボールジョイントを提供することが できる。
【0013】
本考案の実施例にかかるボールジョイントにつき,図1〜図6を用いて説明す る。 本例のボールジョイントは,球頭部91を有するボールスタッド9と,球頭部 91を覆うソケット85と,該ソケット85の内部に上記球頭部91と対面させ て配設した樹脂製の硬質ボールシート1と,該硬質ボールシート1と上記球頭部 91との間に配置した樹脂製の軟質ボールシート2とを有する。
【0014】 上記硬質ボールシート1は,図1〜図3に示すごとく,上記軟質ボールシート 2との対抗側面に油溝11を有し,該油溝の内部には軟質ボールシートの側面が 喰込んで喰込み部分21を形成している。そして,油溝11の底部と軟質ボール シートの喰込み部分21との間には逃がし経路10を形成している。
【0015】 上記硬質ボールシート1は,図1に示すごとく,底部15と側部14とからな る容器形状を有する。底部15は,ソケット85の底部に設けたプレート83に 接触している。側部14の背面は,ソケット85の内壁に接触している。 また,硬質ボールシート1は,上記側部14における,球頭部91及び軟質ボ ールシート2との対抗側面に上記油溝11を有している。この油溝11は,図1 ,図6に示すごとく,4ヶ所に設けてある。
【0016】 硬質ボールシート1の底部15には,グリース溜め17,球頭部受け部16を 有する。 また,図4,図6に示すごとく,硬質ボールシート1の底部15において,軟 質ボールシート2の底面に対応する上面130には,ボールスタッド9の軸方向 に突出する突起部13を有する。該突起部13は,90度間隔で4ヶ所に設けて ある。
【0017】 そして,図4に示すごとく,上記突起部13の上に軟質ボールシート2が装着 されたとき,突起部13が軟質ボールシート2の底面230に喰込み,軟質ボー ルシート2は若干の喰込凹部23を形成する。また,軟質ボールシート2の底面 230と硬質ボールシート1の上面130との間には,逃がし経路100が形成 されている。 また,逃がし経路100は,4個の突起部13の間に形成され,油溝11と連 通している。
【0018】 次に作用効果につき説明する。 まず,ボールジョイントの組付けに先立って,硬質ボールシート1と軟質ボー ルシート2とを組付ける。 次いで,硬質ボールシート1のグリース溜め17内及び球頭部受け部16の底 部分にグリースを投入する。その後,硬質ボールシート1及び軟質ボールシート 2の内部へボールスタッドの球頭部91を組付ける。
【0019】 このとき,硬質ボールシートの突起部13が軟質ボールシート2の底面230 に若干喰込むと共に逃し経路100が形成される(図4)。また,硬質ボールシ ート1の油溝11に軟質ボールシートが喰込み,両者の間に逃し経路10が形成 される(図2,図3)。 このとき,球頭部受け部16と球頭部91との間のグリース及び空気は,硬質 ボールシート1と軟質ボールシート2との間の上記逃がし経路100及び10を 経て,球頭部91の上方へ逃げる。
【0020】 次に,硬質ボールシート1と軟質ボールシート2とは,上記のごとく,油溝1 1内に軟質ボールシート2が喰込んでいるので,ボールジョイント使用時に軟質 ボールシート2がボールスタッド9と共廻りすることがない。
【0021】 更に,本例においては,硬質ボールシート1の上面の突起部13が軟質ボール シート2の底面に喰込んでいるので,一層上記の共廻りを阻止することができる 。 また,軟質ボールシート2には,従来のような凹状の逃し経路を設ける必要が ないので,前記従来例に比較してその加工も容易である。また,構造も簡単であ る。
【図1】実施例のボールジョイントの断面図。
【図2】実施例のボールジョイントの要部説明図。
【図3】図2のA−A線矢視断面図。
【図4】図2のB−B線矢視断面図。
【図5】実施例の軟質ボールシートの一部斜視図。
【図6】実施例の硬質ボールシートの平面図。
【図7】従来のボールジョイントの断面図。
【図8】従来のボールジョイントの要部断面図。
【図9】従来のボールジョイントの要部断面斜視図。
1...硬質ボールシート, 10...逃がし経路, 11...油溝, 13...突起部, 2...軟質ボールシート, 21...喰込み部分, 85...ソケット, 9...ボールスタッド, 91...球頭部,
Claims (3)
- 【請求項1】 球頭部を有するボールスタッドと,上記
球頭部を覆うソケットと,該ソケットの内部に上記球頭
部と対面させて配設した硬質ボールシートと,該硬質ボ
ールシートと上記球頭部との間に配置された軟質ボール
シートとを有するボールジョイントにおいて, 上記硬質ボールシートは,上記軟質ボールシートとの対
抗側面に油溝を有し,該油溝の内部には,軟質ボールシ
ートの側面が喰込んでいると共に両者の間にはボールジ
ョイント組付時の空気及びグリースを逃がすための逃が
し経路が形成されていることを特徴とするボールジョイ
ント。 - 【請求項2】 請求項1において,硬質ボールシートの
油溝は,ボールスタッドの中立軸方向に沿って設けてあ
ることを特徴とするボールジョイント。 - 【請求項3】 請求項1又は2において,硬質ボールシ
ートは軟質ボールシートの底面に対応する上面に,突起
部を有し,該突起部は軟質ボールシートの底面に喰込ん
でおり,かつ硬質ボールシートの上面と軟質ボールシー
ト底面との間には,上記油溝に連通する逃がし経路が形
成されていることを特徴とするボールジョイント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6147592U JP2581959Y2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | ボールジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6147592U JP2581959Y2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | ボールジョイント |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0616717U true JPH0616717U (ja) | 1994-03-04 |
| JP2581959Y2 JP2581959Y2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=13172128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6147592U Expired - Fee Related JP2581959Y2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | ボールジョイント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2581959Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP6147592U patent/JP2581959Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2581959Y2 (ja) | 1998-09-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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