JPH0617373A - 吸湿性の改善された合成繊維織編物 - Google Patents
吸湿性の改善された合成繊維織編物Info
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- JPH0617373A JPH0617373A JP4210600A JP21060092A JPH0617373A JP H0617373 A JPH0617373 A JP H0617373A JP 4210600 A JP4210600 A JP 4210600A JP 21060092 A JP21060092 A JP 21060092A JP H0617373 A JPH0617373 A JP H0617373A
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Abstract
感、吸湿性及び吸水性をも合わせ持つポリエステル繊維
織編物を提供する。 【構成】 直径0.001〜10ミクロン、その長さが
該直径の50倍以下の微細孔が横断面全体に散在し、然
もその一部は互いに連通してなる微細孔を有する多孔質
合成繊維を含む織編物の少なくとも一部の該微細孔内に
天然蛋白質を含浸し且つ架橋不溶化する。
Description
である湿気又は汗、特に蒸気系の汗に関連する機能を改
善し、衣服としての着用快適性を改善した合成繊維織編
物に関する。
比べ、機械的性質、染色堅牢性に優れ、衣服としての丈
夫さや、取扱いの簡便さを有している。また、近年は合
成繊維の製造技術や織編物の製造技術の革新により、風
合い面でも天然繊維の風合いに勝るとも劣らない合成繊
維織編物が製造される様になってきた。
着用快適性に関しては、未だ天然繊維の其れには遠く及
ばないと言わさるを得ない。特に蒸気系の汗に関して
は、繊維の持つ吸湿性が大きく関与している。合成繊維
でも水系の汗に関しては、繊維の濡れ性を良くする樹脂
仕上げ剤や繊維の物理的な構造(断面、側面の形態)の
工夫、織編物の布構造(繊維間空隙の適切な配置)の工
夫等で、その吸水性を改善する方法は数多く提案されて
いる。然しながら、これ等は全て繊維間の微小空間、即
ち毛細管を利用した物理的な水系の汗の吸い上げでしか
なく、蒸気系の汗に対しては全く無力である。
吸う機能、即ち吸湿姓を有しており、衣服に於ける蒸し
暑さを和らげ、涼しさを与えてくれる快適姓を本来的に
持ち合わせている。
ら試みられているが、未だ満足な機能を得るに到ってい
ない。合成繊維の基質ポリマーを変性し、吸湿性を得る
方法は吸湿率だけから見れば、天然繊維のそれに匹敵す
るレベルも不可能ではないが、そこまで変性すると、合
成繊維の特徴である機械的特性や優れた染色堅牢度が損
なわれてしまい限界が有る。又、基質をそのままにして
別な吸湿性物質を繊維の中に練り込んだり、後から繊維
の表面に付着させたりする方法も一般的だが、他の特性
を損なわずに練り込んだり、付着させられる吸湿物質の
量は僅かで有り、改善される吸湿率も極僅かで、着用快
適性を改善するには及ばない。然も後から繊維の表面に
吸湿物質を付着させる方法は、簡便で安価な方法ではあ
るが、洗濯により落ちやすく吸湿性能の耐久性に劣る欠
点を有している。
湿性が殆どなく、衣服としても着用した時の汗の処理機
能に欠点を有しており、合成繊維の衣服は蒸し暑いと言
われている。汗には不感蒸泄と感知蒸泄とがあり、不感
蒸泄時には蒸気系の汗が、又感知蒸泄時には蒸気系の汗
と水系の汗とが、絶え間無く排泄されている。此の常に
排泄される水系の汗と蒸気系の汗の双方を衣服が速やか
に適切に吸汗処理出来ないと、汗は肌の上に残り、衣服
内の湿度を過剰に上昇させるために蒸し暑さを招き、更
には衣服上に結露した汗や皮膚上に残った汗が、ベトツ
キ感や冷え感という不快感を招くことになる。
を伴うような強度の運動時に見られるが、蒸気系の汗は
何時如何なる時でも常に出ているものである。従って、
衣服が此の汗(水系と蒸気系の双方の汗)を如何に適切
に処理出来るかが其の衣服の快適性に深く関与してい
る。
本来有する機械的優位性や優れた染色堅牢度を損なうこ
となく、蒸気系の汗と水系の汗の双方を速やかに、そし
て充分に、吸汗できる機能性を持ち、快適な衣服を製造
するに適した合成繊維織編物を提案することにある。
1〜10ミクロン、その長さが該直径の50倍以下の微
細孔が横断面全体に散在し、然もその一部は互いに連通
してなる微細孔を有する多孔質合成繊維を含む織編物で
あって、少なくとも一部の該微細孔内に天然蛋白質が含
浸され且つ架橋不溶化されている吸湿性の改善された合
成繊維織編物を提供する。
通した中空部を有し、然もその横断面全体に直径0.0
01〜10ミクロン、その長さが該直径の50倍以下
で、その少なくとも一部が前記中空部まで連通している
微細孔が散在する多孔質中空繊維を含む織編物を用い、
その微細孔部及び中空部が天然蛋白質が含浸され且つ架
橋不溶化されている吸湿性の改善された合成繊維織編物
を提供する。
いう。
るが、ポリエステル繊維、就中ポリエチレンテレフタレ
ート繊維が好ましい。
径0.001〜10ミクロン、好ましくは0.01〜5
ミクロン、その長さが該直径の50倍以下の微細孔が横
断面全体に散在し、且つその一部が互いに連通している
構造を有することを本質とし、特にこれら微細孔を有す
るだけでなく繊維軸方向に連通した中空部を有すること
が好ましい。この場合、中空部の割合即ち中空率は3〜
50%が好ましい。
212号公報、特開昭57−139516号公報に開示
されている方法で製造することができる。
て織成又は編成後、所望によりアルカリによる減量加工
処理により繊維表面の微細孔の大きさを調節し、天然蛋
白質を含浸させる。
ン、フィブロイン、大豆蛋白、カゼイン、セリシン等が
あり本質的にはいずれの天然蛋白質も用いうるが、取扱
い易さ、繊維性能両面からセリシンが特に好ましい。
織編物に含浸させる。溶剤としては水が好ましい。セリ
シンは冷水に易溶であり且つ水溶液がゲル化しない点で
取扱いが容易である。水不溶有機溶媒可溶の蛋白質は、
有機溶媒溶液を用いて含浸しうる。いずれにも不溶の蛋
白質もこれらに分類させることができれば用いうる。
中空部に天然蛋白質を配して後、これを架橋不溶化処理
する。架橋不溶化は蛋白質が持つアミノ基、カルボキシ
ル基等の官能基と反応性のある2価以上の多価化合物を
予め共存させておき、加熱反応させる方法が好ましく採
用される。架橋剤としては、例えばホルマリン、グルタ
ルアルデヒド等のアルデヒド類や各種エポキシ系化合物
等の多官能架橋剤が例示されるが、グリシジルエーテル
系や水系ウレタン系等の架橋機能と造膜マトリックス機
能を持つものがより好ましく用いられる。
的性能や染色堅牢度を損なうことなく、水系の汗だけで
なく蒸気系の汗をも吸汗するという著効が得られ、汗に
係る衣服としての快適性を顕著に改善することができ
る。
繊維(商品名 ウエルキー:帝人株式会社製)の40d
を用いた24ゲージスムース編物の布帛に対して、15
%のアルカリ減量加工を施したものを試験用布帛とし
た。上記布帛に対して通常のマングルパッド処理を行っ
た。処理液として次の組成の水溶液を用いた。 セリシン 50g ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル 50g ジエチレントリアミン 2g/1l この布帛を160℃にて30秒熱処理した。
工) SR−1000(高松油脂(株))を4%owfに調液
し、ここに酢酸を適当量加え、pHを3.5付近に調製
し処理液とした。実施例1と同じ中空ポリエステル繊維
布帛に対して、15%の減量加工を施した。この布帛を
110℃にて30分吸水加工剤(SR−1000:高松
油脂(株))に浸漬処理を行った。このようにして処理
された布帛をマングルにて余剰の処理液を除いた後に1
50℃1分の熱処理を行った。上記の吸水性の比較を表
1に示す。(測定方法)バイレソク(JIS−L−10
96)法にて、測定。
ル繊維編物の吸水に比較して、比較例1の布帛を用いた
編物では、2倍以上の吸水性を示した。また、比較例1
によって改善された吸水姓は、セリシンの含浸架橋処理
を行った後にも維持された。次に上記布帛の吸湿性の比
較を表2に示す。
は、40℃90%RHに2時間維持した後の重量を測定
する。(測定値A) 2)1)で吸湿後の重量が確認された繊維に対して、1
05℃2時間処理し、乾燥した後に重量を測定する。
(測定値B) 3)吸湿率(%)を次式より算出する。 吸湿率=(測定値A−測定値B)/測定値B×100
ステルを用いた布帛は、全く吸湿性を示さない。また、
吸水性の改善された比較例1の布帛も全く吸湿性を示さ
ない。これに対し、実施例1の布帛は高い吸湿性を示し
た。次に上記布帛の接触温冷感の比較を表3に示す。
時、冷たさ・温かさを感じる場合がある。これを接触温
冷感という。布に対する接触温冷感は、異なる温度を持
つ布と皮膚表面との間に生じる局所的な過渡的熱伝導現
象としてとらえることができる。皮膚の感じる冷感は、
皮膚温の降下する速度により生じるものであり、材料の
比熱及び熱伝導率、材料の接触面積の大小が関係してい
る。この接触温冷感は、皮膚表面の局所的熱移動をもっ
て、定量することが可能であり、Qmax(cal/c
m2・sec)と表す。
てQmaxの増加が確認された。熱移動量の増加率、例
えば熱移動量の増加率37%の意味する所は、上記中空
ポリエステル繊維に対して綿を50%近く混紡した場合
に匹敵する効果である。
Claims (5)
- 【請求項1】 直径0.001〜10ミクロン、その長
さが該直径の50倍以下の微細孔が横断面全体に散在
し、然もその一部は互いに連通してなる微細孔を有する
多孔質合成繊維を含む織編物であって、少なくとも一部
の該微細孔内に天然蛋白質が含浸され、且つ架橋不溶化
されていることを特徴とする吸湿性の改善された合成繊
維織編物。 - 【請求項2】 多孔質合成繊維が繊維軸方向に連通した
中空部を有する多孔質中空繊維であり、横断面に散在す
る該微細孔の少なくとも一部は前記中空部まで連通して
おり、天然蛋白質が少なくとも一部の微細孔内及び中空
部内にも含浸され且つ架橋不溶化されている事を特徴と
する請求項1記載の織編物。 - 【請求項3】 多孔質合成繊維がポリエステルである請
求項1又は2記載の合成繊維織編物。 - 【請求項4】 中空率が3〜50%である請求項2又は
3記載の織編物。 - 【請求項5】 天然蛋白質がセリシンである請求項1か
ら4のいずれか1項記載の織編物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4210600A JP2969582B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 吸湿性の改善された合成繊維織編物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4210600A JP2969582B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 吸湿性の改善された合成繊維織編物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0617373A true JPH0617373A (ja) | 1994-01-25 |
| JP2969582B2 JP2969582B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=16592016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4210600A Expired - Fee Related JP2969582B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 吸湿性の改善された合成繊維織編物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2969582B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5932406A (en) * | 1995-07-31 | 1999-08-03 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Silver halide photographic material |
| JP2003041484A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Seiren Co Ltd | 繊維製品およびその製造方法 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4210600A patent/JP2969582B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5932406A (en) * | 1995-07-31 | 1999-08-03 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Silver halide photographic material |
| JP2003041484A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Seiren Co Ltd | 繊維製品およびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2969582B2 (ja) | 1999-11-02 |
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