JPH06179682A - ジオキサジン化合物の製造方法 - Google Patents

ジオキサジン化合物の製造方法

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JPH06179682A
JPH06179682A JP33471892A JP33471892A JPH06179682A JP H06179682 A JPH06179682 A JP H06179682A JP 33471892 A JP33471892 A JP 33471892A JP 33471892 A JP33471892 A JP 33471892A JP H06179682 A JPH06179682 A JP H06179682A
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JP
Japan
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general formula
reaction
dioxazine compound
ring
dioxazine
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JP33471892A
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English (en)
Inventor
Kenji Konishi
建治 小西
Taiichi Shiomi
泰一 塩見
Masayuki Maeda
昌之 前田
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HONSYU KAGAKU KOGYO KK
Honshu Chemical Industry Co Ltd
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HONSYU KAGAKU KOGYO KK
Honshu Chemical Industry Co Ltd
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】3−アミノ−N−アルキルカルバゾールと2,3,
5,6−テトラクロロ−1,4−ベンゾキノンとを縮合させ
た後、閉環させて、一般式(I) 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。)で表
わされるジオキサジン化合物の製造において、この閉環
反応中に同時に起こるクロル基の脱離を有効に抑制し
て、上記ジオキサジン化合物を高純度高収率にて得るこ
とができる方法を提供することにある。 【構成】3−アミノ−N−アルキルカルバゾールと2,3,
5,6−テトラクロロ−1,4−ベンゾキノンとを不活性有
機溶媒中、有機酸のアルカリ金属塩を縮合剤として、縮
合させた後、有機塩基を加え、上記縮合反応によって生
成した有機酸の塩を生成させ、次いで、閉環剤の存在下
に加熱し、閉環反応を行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】一般式(I)
【0002】
【化3】
【0003】(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を
示す。)で表わされるジオキサジン化合物は、顔料とし
てよく知られており、特に、上記一般式(I)におい
て、Rがエチル基である化合物は、カラー・インデック
ス・ピグメント・バイオレット23に相当し、鮮明で堅
牢な紫色顔料として、種々の用途に用いられている。本
発明は、かかるカラー・インデックス・ピグメント・バ
イオレット23を含む前記一般式(I)で表わされるジ
オキサジン化合物の改良された製造方法に関する。
【0004】
【従来の技術】従来、前記一般式(I)で表わされるジ
オキサジン化合物は、一般に、一般式(II)
【0005】
【化4】
【0006】(式中、Rは前記と同じである。)で表わ
される3−アミノ−9−アルキルカルバゾールと2,3,5,
6−テトラクロロ−1,4−ベンゾキノンとを、ジクロロ
ベンゼン、トリクロロベンゼン、ニトロベンゼン等の不
活性有機溶媒中、縮合剤として、例えば、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム等を用いて、
縮合させ、次いで、酸ハロゲン化物、例えば、トルエン
スルホニルクロライド、ベンゼンスルホニルクロライ
ド、塩化ベンゾイル等の閉環剤の存在下に加熱して、閉
環させる方法によって製造されている。
【0007】この他にも、製造方法の種々の改良が提案
されている。例えば、特開昭56−135556号に記
載されているような極性非プロトン溶媒中で加熱閉環す
る方法、特開昭56−141355号公報に記載されて
いるような相関移動触媒を用いる方法、特開昭58−1
18855号公報に記載されているような塩基性有機化
合物を酸結合剤として用いる方法、特開昭62−277
388号公報に記載されているような無機酸の存在下で
加熱閉環する方法等が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法によって、前記一般式(II)で表わされる
化合物を閉環剤の存在下に、加熱、閉環し、一般式
(I)で表わされるジオキサジン化合物を得る際に、閉
環反応中に同時に、クロル基の脱離が起こるために、前
記一般式(I)で表わされるジオキサジン化合物の他
に、一般式(III)
【0009】
【化5】
【0010】(式中、Rは前記と同じである。)や、一
般式(IV)
【0011】
【化6】
【0012】(式中、Rは前記と同じである。)で表わ
される脱塩素化した副生物が生成して、前記一般式
(I)で表わされる高純度のジオキサジン化合物を高収
率にて得ることが困難であった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の方法
における上述した問題を解決するためになされたもので
あつて、前記閉環反応中のクロル基の脱離を抑制して、
前記一般式(I)で表わされるジオキサジン化合物を高
純度及び高収率で得ることができる方法を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(I)
【0015】
【化7】
【0016】(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を
示す。)で表わされるジオキサジン化合物の製造方法に
おいて、一般式(II)
【0017】
【化8】
【0018】(式中、Rは前記と同じである。)で表わ
される3−アミノ−9−アルキルカルバゾールと2,3,5,
6−テトラクロロ−1,4−ベンゾキノンとを不活性有機
溶媒中、有機酸のアルカリ金属塩を縮合剤として、縮合
させた後、有機塩基を加え、上記縮合反応によって生成
した有機酸の塩を生成させ、次いで、閉環剤の存在下に
加熱し、閉環反応を行なわせることを特徴とする。
【0019】本発明による方法においては、第1段階と
して、前記一般式(I)で表わされる3−アミノ−9−
アルキルカルバゾールと2,3,5,6−テトラクロロ−1,4
−ベンゾキノンとを不活性有機溶媒中、有機酸のアルカ
リ金属塩を縮合剤として、縮合させる。前述したよう
に、この縮合反応自体は、既によく知られているが、通
常、3−アミノ−9−アルキルカルバゾールは2,3,5,6
−テトラクロロ−1,4−ベンゾキノン1モルに対して1.
7 〜2.0 モル量が用いられる。通常、反応温度は、0〜
100℃、反応時間は、1〜5時間程度である。
【0020】上記不活性有機溶媒としては、クロロベン
ゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼンや、これ
らの混合物、ニトロベンゼン、アルキルベンゼン又はア
ルキルナフタレン系の高沸点溶媒が好ましく用いられ
る。次いで、本発明の方法によれば、上記縮合反応の終
了後、得られた反応混合物に有機塩基を加え、上記縮合
反応によって生成した有機酸の塩を生成させ、次いで、
閉環剤の存在下に加熱し、閉環反応を行なわせることに
よって、目的とするジオキサジン化合物を得ることがで
きる。
【0021】上記閉環反応における縮合剤である有機酸
のアルカリ金属塩としては、例えば、酢酸、プロピオン
酸等の脂肪族モノカルボン酸のナトリウム塩又はカリウ
ム塩、シュウ酸、コハク酸等の脂肪族ジカルボン酸のモ
ノ又はジナトリウム塩やモノ又はジカリウム塩、安息香
酸、トルイル酸等の芳香族カルボン酸のナトリウム塩又
はカリウム塩、ベンゼンスルホン酸やトルエンスルホン
酸等の芳香族スルホン酸のナトリウム塩又はカリウム塩
等を挙げることができる。これらのなかでは、特に、酢
酸ナトリウムやカリウム塩のような脂肪族モノカルボン
酸塩や、シュウ酸やコハク酸等の脂肪族ジカルボン酸の
モノ又はジナトリウム塩やモノ又はジカリウム塩が好ま
しく用いられる。
【0022】これら有機酸のアルカリ金属塩は、前記3
−アミノ−9−アルキルカルバゾールの1モルに対して
1.0〜1.5当量、好ましくは1.0〜1.1当量の範囲で用
いられる。また、上記有機酸のアルカリ金属塩は、水溶
液として用いてもよい。 本発明において、縮合反応
は、前記不活性有機溶媒中、上記縮合剤の存在下に0〜
100℃、好ましくは30〜80℃の温度にて数時間、
通常、1〜5時間程度攪拌することによって、完結させ
ることができる。
【0023】本発明によれば、次いで、得られた反応混
合物に好ましくは同じ温度で有機塩基を加え、上記縮合
反応によって生成した有機酸に塩を形成させる。ここに
用いる有機塩基としては、アミン化合物が好ましく用い
られる。このようなアミン化合物としては、例えば、ジ
エチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン等の
脂肪族第二級アミン、トリエチルアミン、トリプロピル
アミン、トリブチルアミン等の脂肪族第三級アミン、ピ
リジン等の芳香族アミン、ピペラジン等の脂環式アミン
化合物を挙げることができる。本発明においては、これ
らのなかでは、脂肪族第二級アミンや第三級アミンが好
ましく用いられ、特に、第三級アミンが好ましく用いら
れる。
【0024】これら有機塩基は、前記3−アミノ−9−
アルキルカルバゾールの1モルに対して0.3〜1.5モル
量、好ましくは0.4〜1.1モル量の範囲で用いられる。
次いで、本発明によれば、反応系内に生成した低沸点物
の回収や、また、前記縮合剤を水溶液にて用いた場合に
は、その脱水を減圧下又は常圧下に行なった後、閉環剤
を加えて、閉環反応を行なわせる。ここに、閉環剤とし
ては、塩化トルエンスルホニル、塩化ベンゼンスルホニ
ル、塩化ベンゾイル、クロラニル等のハロゲン化物を好
ましく用いることができる。このような閉環剤は、通
常、前記3−アミノ−N−アルキルカルバゾールの1モ
ルに対して0.5〜1.0モル量、好ましくは0.6〜0.8モ
ル量の範囲で用いられる。本発明において、上記閉環剤
のうち、特に、塩化トルエンスルホニル、塩化ベンゼン
スルホニル、塩化ベンゾイル等のアレーンスルホニルハ
ライドや芳香族カルボン酸ハライドが好ましく用いられ
る。
【0025】本発明においては、閉環反応は、100〜
200℃、好ましくは130〜180℃の温度にて数時
間、通常、1〜6時間程度加熱することによって行な
う。この際、反応容器内に窒素、炭酸ガス等の不活性ガ
スを導入してもよい。反応が完結すれば、得られた固形
物を濾過等の通常の分離手段にて分離し、洗浄、乾燥し
て、前記一般式(I)で表わされるジオキサジン化合物
を高純度高収率にて得ることができる。
【0026】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。尚、以下の実施例及び比較例において、生成物の組
成(%)は、電解脱離型イオン化法による質量分析(F
D−MS分析)による各成分のピーク強度の比から算出
した値で示す。
【0027】実施例1 3−アミノ−9−エチルカルバゾール25.2g、酢酸ナ
トリウム10.3g及びo−ジクロロベンゼン252.4g
を混合し、これに2,3,5,6−テトラクロロ−1,4−ベン
ゾキノン17.7gを加え、60〜65℃で2時間反応さ
せた。次いで、反応混合物にトリエチルアミン6.1gを
加え、60〜65℃で1時間保持した後、塩化p−トル
エンスルホニル15.3gを加え、攪拌下に170℃まで
昇温し、同じ温度に4時間保持した。反応終了後、反応
混合物を110℃まで冷却した後、同じ温度で濾過し、
100℃に保温したo−ジクロルベンゼン100gで洗
浄し、次いで、メタノール30gで洗浄した後、湯洗、
乾燥して、前記一般式(I)においてRがエチル基であ
るジオキサジン化合物28.7gを得た。
【0028】得られた化合物のFD−MS分析の結果は
以下のとおりであった。 分子量 589.5: 96.1%(一般式(I)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物) 分子量 555.0: 3.9%(一般式(III)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物) 分子量 520.5: 0.0%(一般式(IV)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物)
【0029】比較例1 実施例1と同様にして縮合反応を行なった後、トリエチ
ルアミンを添加せずに、反応系内に生成した酢酸を減圧
下に約120℃にて回収し、その後、実施例1と同様の
操作にて閉環反応及び後処理を行なった。この結果、前
記一般式(I)においてRがエチル基であるジオキサジ
ン化合物23.3gを得た。得られた化合物のFD−MS
分析の結果は以下のとおりであった。 分子量 589.5: 77.4%(一般式(I)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物) 分子量 555.0: 22.1%(一般式(III)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物) 分子量 520.5: 0.5%(一般式(IV)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物)
【0030】実施例2 3−アミノ−9−エチルカルバゾール25.2g、シュウ
酸ナトリウム二水和物8.0g、水32.0g及びo−ジク
ロロベンゼン252.4gを混合し、これに2,3,5,6−テ
トラクロロ−1,4−ベンゾキノン17.7gを加え、60
〜65℃で2時間反応させた。次いで、反応混合物にト
リエチルアミン6.1gを加え、60〜65℃で1時間保
持した後、反応系内の水を減圧下に約120℃にて脱水
し、その後、塩化p−トルエンスルホニル15.3gを加
え、攪拌下に170℃まで昇温し、同じ温度に4時間保
持した。反応終了後、反応混合物を110℃まで冷却し
た後、同じ温度で濾過し、100℃に保温したo−ジク
ロルベンゼン100gで洗浄し、次いで、メタノール3
0gで洗浄した後、湯洗、乾燥して、前記一般式(I)
においてRがエチル基であるジオキサジン化合物28.6
gを得た。
【0031】得られた化合物のFD−MS分析の結果は
以下のとおりであった。 分子量 589.5: 91.8%(一般式(I)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物) 分子量 555.0: 8.2%(一般式(III)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物) 分子量 520.5: 0.0%(一般式(IV)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物)
【0032】比較例2 実施例2と同様にして縮合反応を行なった後、トリエチ
ルアミンを添加せずに、反応系内の水を減圧下に約12
0℃にて脱水し、その後、実施例2と同様の操作にて閉
環反応及び後処理を行なった。この結果、前記一般式
(I)においてRがエチル基であるジオキサジン化合物
21.3gを得た。得られた化合物のFD−MS分析の結
果は以下のとおりであった。 分子量 589.5: 78.7%(一般式(I)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物) 分子量 555.0: 21.3%(一般式(III)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物) 分子量 520.5: 0.0%(一般式(IV)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物)
【0033】実施例3 3−アミノ−9−エチルカルバゾール25.2g、シュウ
酸ナトリウム二水和物8.0g、水32.0g及びo−ジク
ロロベンゼン252.4gを混合し、これに2,3,5,6−テ
トラクロロ−1,4−ベンゾキノン17.7gを加え、60
〜65℃で2時間反応させた。次いで、反応混合物にト
リエチルアミン8.5gを加え、60〜65℃で1時間保
持した後、反応系内の水を減圧下に約120℃にて脱水
し、その後、塩化p−トルエンスルホニル15.3gを加
え、攪拌下に170℃まで昇温し、同じ温度に4時間保
持した。反応終了後、反応混合物を110℃まで冷却し
た後、同じ温度で濾過し、100℃に保温したo−ジク
ロルベンゼン100gで洗浄し、次いで、メタノール3
0gで洗浄した後、湯洗、乾燥して、前記一般式(I)
においてRがエチル基であるジオキサジン化合物29.9
gを得た。
【0034】得られた化合物のFD−MS分析の結果は
以下のとおりであった。 分子量 589.5: 92.6%(一般式(I)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物) 分子量 555.0: 7.4%(一般式(III)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物) 分子量 520.5: 0.0%(一般式(IV)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物)
【0035】実施例4 3−アミノ−9−エチルカルバゾール25.2g、酢酸ナ
トリウム10.3g及びo−ジクロロベンゼン252.4g
を混合し、これに2,3,5,6−テトラクロロ−1,4−ベン
ゾキノン17.7gを加え、60〜65℃で2時間反応さ
せた。次いで、反応混合物にトリブチルアミン11.1g
を加え、60〜65℃で1時間保持した後、塩化p−ト
ルエンスルホニル15.3gを加え、攪拌下に170℃ま
で昇温し、同じ温度に4時間保持した。反応終了後、反
応混合物を110℃まで冷却した後、同じ温度で濾過
し、100℃に保温したo−ジクロルベンゼン100g
で洗浄し、次いで、メタノール30gで洗浄した後、湯
洗、乾燥して、前記一般式(I)においてRがエチル基
であるジオキサジン化合物28.1gを得た。
【0036】得られた化合物のFD−MS分析の結果は
以下のとおりであった。 分子量 589.5: 90.3%(一般式(I)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物) 分子量 555.0: 9.7%(一般式(III)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物) 分子量 520.5: 0.0%(一般式(IV)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物)
【0037】実施例5 3−アミノ−9−エチルカルバゾール25.2g、シュウ
酸ナトリウム二水和物8.0g、水32.0g及びo−ジク
ロロベンゼン252.4gを混合し、これに2,3,5,6−テ
トラクロロ−1,4−ベンゾキノン17.7gを加え、60
〜65℃で2時間反応させた。次いで、反応混合物にト
リエチルアミン8.5gを加え、60〜65℃で1時間保
持した後、反応系内の水を減圧下に約120℃にて脱水
し、その後、塩化ベンゼンスルホニル14.1gを加え、
攪拌下に170℃まで昇温し、同じ温度に4時間保持し
た。反応終了後、反応混合物を110℃まで冷却した
後、同じ温度で濾過し、100℃に保温したo−ジクロ
ルベンゼン100gで洗浄し、次いで、メタノール30
gで洗浄した後、湯洗、乾燥して、前記一般式(I)に
おいてRがエチル基であるジオキサジン化合物29.2g
を得た。
【0038】得られた化合物のFD−MS分析の結果は
以下のとおりであった。 分子量 589.5: 93.2%(一般式(I)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物) 分子量 555.0: 6.8%(一般式(III)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物) 分子量 520.5: 0.0%(一般式(IV)において、Rがエ
チル基であるジオキサジン化合物)
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、3−ア
ミノ−9−アルキルカルバゾールと2,3,5,6−テトラク
ロロ−1,4−ベンゾキノンとを不活性有機溶媒中、有機
酸のアルカリ金属塩を縮合剤として、縮合させた後、有
機塩基を加え、上記縮合反応によって生成した有機酸の
塩を生成させ、次いで、閉環剤の存在下に加熱し、閉環
反応を行なわせることによって、閉環反応中に反応生成
物からのクロル基の脱離を有効に抑制することができ、
かくして、高純度のジオキサジン化合物を高収率にて得
ることができる。
【0040】このように、本発明の方法によって製造さ
れたジオキサジン化合物は、従来の方法にて製造した化
合物に比べて高純度であるので、インキ、塗料、樹脂の
着色、顔料樹脂捺染等に用いた場合、耐ブリード性や耐
溶剤性等の堅牢度がすぐれている。また、着色力、光
沢、透明度等にもすぐれている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。)で表
    わされるジオキサジン化合物の製造方法において、一般
    式(II) 【化2】 (式中、Rは前記と同じである。)で表わされる3−ア
    ミノ−N−アルキルカルバゾールと2,3,5,6−テトラク
    ロロ−1,4−ベンゾキノンとを不活性有機溶媒中、有機
    酸のアルカリ金属塩を縮合剤として、縮合させた後、有
    機塩基を加え、上記縮合反応によって生成した有機酸の
    塩を生成させ、次いで、閉環剤の存在下に加熱し、閉環
    反応を行なわせることを特徴とするジオキサジン化合物
    の製造方法。
  2. 【請求項2】有機塩基が脂肪族第二級アミン又は第三級
    アミンであることを特徴とする請求項1記載のジオキサ
    ジン化合物の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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