JPH0618733U - 油圧固定フランジ - Google Patents
油圧固定フランジInfo
- Publication number
- JPH0618733U JPH0618733U JP5795992U JP5795992U JPH0618733U JP H0618733 U JPH0618733 U JP H0618733U JP 5795992 U JP5795992 U JP 5795992U JP 5795992 U JP5795992 U JP 5795992U JP H0618733 U JPH0618733 U JP H0618733U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 出力軸に対する固定時におけるフランジ部の
変形が防止される油圧固定フランジを提供する。 【構成】 フランジ本体1内においては、外周面1bと
油圧室2との間に環状の中空室11が形成されて、この中
空室11と油圧室2との間に隔壁3より厚い隔壁12を形成
する。十分高い圧力の作動油Fを油圧室2に充填した場
合、油圧室2は、内周面1aが回転軸53に圧着するまで
隔壁3を膨出させ、さらに隔壁12を中空室11に膨出させ
る。このことにより、隔壁12の変形は、フランジ本体1
において中空室11の外側に対して影響を与えない。
変形が防止される油圧固定フランジを提供する。 【構成】 フランジ本体1内においては、外周面1bと
油圧室2との間に環状の中空室11が形成されて、この中
空室11と油圧室2との間に隔壁3より厚い隔壁12を形成
する。十分高い圧力の作動油Fを油圧室2に充填した場
合、油圧室2は、内周面1aが回転軸53に圧着するまで
隔壁3を膨出させ、さらに隔壁12を中空室11に膨出させ
る。このことにより、隔壁12の変形は、フランジ本体1
において中空室11の外側に対して影響を与えない。
Description
【0001】
本考案は、フライス刃物,ロータリシャー装置の回転刃等の回転工具が固定さ れるフランジ部を備え、油圧力によって出力軸に固定する油圧固定フランジに関 する。
【0002】
図3は従来の油圧固定フランジの一例を示す側面断面図、図4は図3に示した 油圧固定フランジにおける油圧動作の説明図である。
【0003】 1は例えば特殊鋼によって形成された環状のフランジ本体、2はフランジ本体 1内において内周面1aと平行に形成された環状の油圧室、3は内周面1aと油圧 室2との間に形成された隔壁、4は回転工具51がボルト52によって固定されるフ ランジ部である。
【0004】 フランジ本体1には、図4に示すように半径方向に連通孔5が形成されており 、連通孔5は、油圧室2と外周面において開口するねじ孔6とに連通している。 ねじ孔6には、ホースニップル7がねじ込まれ、このホースニップル7に高圧の 作動油を供給する油圧ホース(図示省略)を連結し、ホースニップル7を緩めるこ とによりホースニップル7の貫通孔(図示省略),ねじ孔6及び連通孔5を通して 高圧の作動油が油圧室2に充填され、ホースニップル7を締めることにより油圧 室2及び連通路5が封止される。油圧室2に高圧の作動油が充填されたとき、油 圧室2は、作動油の圧力によって膨張するように変形する。この時、油圧室2の 周壁において相対的に薄く強度の低い隔壁3は、2点鎖線によって示すように弾 性変形する。
【0005】 図3に示すようにフランジ本体1の中空部にフライス装置やロータリシャー装 置の出力軸である回転軸53が挿通された状態で、油圧室2に高圧の作動油が充填 された場合、隔壁3が膨出しようとするため、内周面1aは、作動油の圧力に対 応する力で回転軸53に圧接する。この時、内周面1aと回転軸53との間に発生す る摩擦力によって、油圧固定フランジは、回転軸53に固定されて回転工具51に対 して回転軸53の回転力が伝達可能となる。回転力を伝達された回転工具51は、例 えば金属材料などの加工材料を切断したり、切削したりする。
【0006】
上記構成の油圧固定フランジにおいて、強い回転力を回転工具51に伝達しよう とする場合、作動油を回転力に対応させて高圧化する必要がある。図4に基づい て説明したように、内周面1aが回転軸53に圧接しない場合、作動油の圧力によ るフランジ本体1の変形は、隔壁3において優先的に発生する。しかしながら、 図5の説明図において示すように、内周面1aが回転軸53に圧接して回転軸53に よって隔壁3が膨出方向において拘束される場合、フランジ本体1における変形 は、油圧室2とフランジ本体1の外周面1bとの間に形成される厚い隔壁8にお いて発生する。隔壁8の変形によって外周面1bが湾曲するように変形して、フ ランジ部4が中心軸Lの直交面に対して角度θ傾くように変形する。このことに より、フランジ部4に固定されている回転工具51も変形し、回転工具51は、加工 時に加工材料(図示省略)に対して角度θ傾斜して当接する。このようにフランジ 部4が変形したときには、加工材料に対する回転工具51の正確な位置決めが困難 となって加工精度が低下し、さらに回転工具51が傾斜して加工材料に当接するた め、加工面においてバリが生じたり、加工面が粗くなったりして加工材料の表面 品位が低下し、また短時間で回転工具51が破損することがある。
【0007】 本考案の目的は、上記の問題を解決するため出力軸に対する固定時におけるフ ランジ部の変形が防止される油圧固定フランジを提供することにある。
【0008】
上記の課題を解決するため、本考案は、環状に形成されたフランジ本体と、こ のフランジ本体内に内周面に沿って設けられた油圧室と、この油圧室と前記フラ ンジ本体内周面との間に形成された内側隔壁と、フランジ本体外周面に形成され たフランジ部とを備え、前記油圧室に高圧の作動油が充填されると共に、前記内 側隔壁を膨出させて外部装置の出力軸外周面にフランジ本体内周面が圧接する油 圧固定フランジにおいて、油圧室と前記フランジ部との間に中空室を設け、油圧 室に高圧の作動油が充填されたときに、油圧室と前記中空室との間に形成された 外側隔壁を中空室に膨出させるように構成したことを特徴とする。さらに、前記 外側隔壁は、前記フランジ本体の半径方向において前記内側隔壁より厚いことを 特徴とする。
【0009】
上記の手段によれば、フランジ本体内において、油圧室とフランジ部との間に 中空室を設けて、前記油圧室と前記中空室との間に形成された外側隔壁によって 、出力軸に対する固定時に油圧室に高圧の作動油を充填した場合、前記外側隔壁 が中空室に膨出する。さらに外側隔壁は内側隔壁より厚いことにより、油圧室に 高圧の作動油を充填した場合、内側隔壁が優先的に膨出する。
【0010】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。尚、図1及び図2において 図3乃至図5に基づいて説明した部材に対応する部材については、同一符号を付 して説明を省略する。
【0011】 図2は本考案の一実施例である油圧固定フランジの概略構成を示す側面断面図 、図1は回転軸に固定した第1実施例の説明図である。
【0012】 フランジ本体1内においては、外周面1bと油圧室2との間に環状の中空室11 が形成されて、この中空室11と油圧室2との間に隔壁3より厚い隔壁12を形成す る。
【0013】 回転軸53に対する油圧固定フランジの固定時、油圧室2に高圧の作動油Fが充 填されることにより、許容圧力の範囲内において作動油Fの圧力に対応し油圧室 2は膨張してフランジ本体1を変形させる。この時、隔壁3は、隔壁12より薄い ため、優先的に膨出して内周面1aを回転軸53に圧着させ、内周面1aを回転軸53 に圧着することにより、膨出できなくなって変形が制限される。強い回転力を伝 達するため、十分高い圧力の作動油Fを油圧室2に充填した場合、油圧室2は、 内周面1aが回転軸53に圧着するまで隔壁3を膨出させ、さらに隔壁12を膨出さ せる。膨出した隔壁12は、図1に示すように環状の中空室11内において中空室11 の内側の周面を湾曲させる。ここで中空室11の半径方向の厚さは、隔壁12の膨出 量を最大にしたときに、中空室11の内側の周面が外側の周面に接触しないように 設定されている。このことにより、隔壁12の変形は、フランジ本体1において中 空室11の外側に対して影響を与えない。このため、フランジ本体1の外周面1b 及びフランジ部4が変形することを防止できる。
【0014】 本実施例の油圧固定フランジによれば、フランジ部4の変形が防止されること により、回転工具51の変形を防止でき、結果として加工材料に対して回転工具5
1 を高精度に位置決めでき、さらに回転工具51の傾きを防止できるので、加工材
料 の加工面を高品位に加工でき、かつ回転工具51の寿命が低下することを防止でき る。
1 を高精度に位置決めでき、さらに回転工具51の傾きを防止できるので、加工材
料 の加工面を高品位に加工でき、かつ回転工具51の寿命が低下することを防止でき る。
【0015】
以上、説明したように、本考案によれば、フランジ本体内において、油圧室と フランジ部との間の中空室を設けて、前記油圧室と前記中空室との間に形成され た外側隔壁によって、出力軸に対する固定時に油圧室に高圧の作動油を充填した 場合、前記外側隔壁が中空室に膨出することにより、中空室の外側にあるフラン ジ部の変形を防止できるので、例えばフランジ部に固定された回転工具の変形や 傾きを防止でき、さらに外側隔壁は内側隔壁より厚いことにより、油圧室に高圧 の作動油を充填した場合、内側隔壁が優先的に膨出するため、作動油の圧力を効 率よく出力軸に対する圧着力に変換できる。
【図1】本考案の一実施例である油圧固定フランジの回
転軸に対する固定時の説明図である。
転軸に対する固定時の説明図である。
【図2】本実施例の概略構成を示す側面断面図である。
【図3】従来の油圧固定フランジの一例を示す側面断面
図である。
図である。
【図4】図3に示した油圧固定フランジにおける油圧動
作の説明図である。
作の説明図である。
【図5】図3に示した油圧固定フランジの回転軸に対す
る固定時の説明図である。
る固定時の説明図である。
1…フランジ本体、 2…油圧室、 3…隔壁、 4…
フランジ部、 11…中空室、 12…隔壁、 51…回転工
具、 53…回転軸、 F…作動油。
フランジ部、 11…中空室、 12…隔壁、 51…回転工
具、 53…回転軸、 F…作動油。
Claims (2)
- 【請求項1】 環状に形成されたフランジ本体と、この
フランジ本体内に内周面に沿って設けられた油圧室と、
この油圧室と前記フランジ本体内周面との間に形成され
た内側隔壁と、フランジ本体外周面に形成されたフラン
ジ部とを備え、前記油圧室に高圧の作動油が充填される
と共に、前記内側隔壁を膨出させて外部装置の出力軸外
周面にフランジ本体内周面が圧接する油圧固定フランジ
において、油圧室と前記フランジ部との間に中空室を設
け、油圧室に高圧の作動油が充填されたときに、油圧室
と前記中空室との間に形成された外側隔壁を中空室に膨
出させるように構成したことを特徴とする油圧固定フラ
ンジ。 - 【請求項2】 前記外側隔壁は、前記フランジ本体の半
径方向において前記内側隔壁より厚いことを特徴とする
請求項1記載の油圧固定フランジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5795992U JPH0735143Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 油圧固定フランジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5795992U JPH0735143Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 油圧固定フランジ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0618733U true JPH0618733U (ja) | 1994-03-11 |
| JPH0735143Y2 JPH0735143Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=13070560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5795992U Expired - Lifetime JPH0735143Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 油圧固定フランジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0735143Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010133474A (ja) * | 2008-12-03 | 2010-06-17 | Jtekt Corp | 軸連結装置およびトルクリミッタ |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP5795992U patent/JPH0735143Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010133474A (ja) * | 2008-12-03 | 2010-06-17 | Jtekt Corp | 軸連結装置およびトルクリミッタ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0735143Y2 (ja) | 1995-08-09 |
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Legal Events
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