JPH06199154A - 電子機器の制御装置 - Google Patents

電子機器の制御装置

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JPH06199154A
JPH06199154A JP4349594A JP34959492A JPH06199154A JP H06199154 A JPH06199154 A JP H06199154A JP 4349594 A JP4349594 A JP 4349594A JP 34959492 A JP34959492 A JP 34959492A JP H06199154 A JPH06199154 A JP H06199154A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチ制御システムにおいてメインシステム
がファイル、あるいはメインシステムからサブシステム
への通信線がフェイルした場合でも、代替制御データに
よって電子機器の制御が可能な電子機器の制御装置の提
供を目的とする。 【構成】 電子機器1を制御する制御回路2が演算部3
とパワー部4とに分離され、これら演算部3とパワー部
4とにそれぞれマイクロコンピュータが搭載され、演算
部3で演算された制御データがパワー部4に送られて電
子機器1が制御される電子機器の制御装置のパワー部4
に、電子機器の代替制御データの記憶手段5と、演算部
3からの制御データの正常、異常を判定するデータ異常
判定手段6と、電子機器の異常時の制御手段7とを設
け、この異常判定手段7が演算部3からの制御データの
異常を判定した時には、制御手段7が記憶手段5に記憶
された電子機器の代替制御データを用いて電子機器1を
制御するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器の制御装置に関
し、特に、車両に搭載される電子機器の制御を、演算部
とパワー部とを分離して行う電子機器の制御装置のフェ
イルセーフに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータを利用した
電子制御機器の開発が盛んであり、電子制御機器側の機
能の複雑化から、複数のマイクロコンピュータを備えた
マルチ制御システムも実用段階にある。このような、マ
ルチ制御システムは一般に、制御データを演算するメイ
ンシステムと、このメインシステムが演算したデータを
受け取って出力制御を行うサブシステムに分けられるこ
とが多い。
【0003】そして、このようなマルチ制御システムが
車載用電子機器の制御に使用される場合は、熱的に演算
部とパワー部とを分離することが行われ、例えば、演算
部を熱の影響の少ない車室内やトランクルームに設置
し、パワー部を電子機器に接近させてエンジンルームに
設置することが行われる。このような場合、演算部にお
いて演算された制御データは、ケーブル等の通信線を通
じてパワー部に伝達されて電子機器の制御が実行され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
マルチ制御システムにおいては、メインシステムである
演算部がフェイルした場合、あるいは制御データの通信
線がフェイルして制御データがサブシステムであるパワ
ー部に伝達されなかった場合は、電子機器の制御が不可
能になるという問題点がある。
【0005】そこで、本発明は前記従来のマルチ制御シ
ステムにおける課題を解消し、メインシステムがファイ
ルした場合、あるいはメインシステムからサブシステム
への通信線がフェイルした場合でも、代替制御データに
よって電子機器を制御することが可能な電子機器の制御
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の電子機器の制御装置の構成が図1に示される。図1
に示すように、本発明は電子機器1を制御する制御回路
2が演算部3とパワー部4とに分離され、これら演算部
3とパワー部4とにそれぞれマイクロコンピュータが搭
載され、演算部3で演算された制御データがパワー部4
に送られて電子機器1が制御される電子機器の制御装置
のパワー部4に、電子機器の代替制御データの記憶手段
5と、演算部3からの制御データの正常、異常を判定す
るデータ異常判定手段6と、電子機器の異常時の制御手
段7とが設けられ、この異常判定手段7が演算部3から
の制御データの異常を判定した時には、制御手段7が記
憶手段5に記憶された電子機器の代替制御データを用い
て電子機器1を制御するように構成される。
【0007】なお、記憶手段5に記憶される電子機器1
の代替制御データとしては、(1) 演算部3から送られて
きた最後の正常な制御データを記憶したもの、(2) 演算
部3から送られてきた複数の正常な制御データの平均値
を記憶したもの、(3) 予め設定された固定の代替制御デ
ータ値、のいずれかに設定すれば良い。
【0008】
【作用】電子機器を制御する制御回路が演算部とパワー
部とに分離され、それぞれにマイクロコンピュータが搭
載された本発明の電子機器の制御装置によれば、サブシ
ステムに入力される電子機器の制御データが正常か異常
かが判定され、異常と判定された場合は、サブシステム
に記憶された代替制御データが読み出されてこの代替制
御データにより電子機器が制御される。
【0009】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は本発明の電子機器の制御装置の一実
施例の構成を示すものであり、電子制御機器として内燃
機関の燃料噴射を制御する燃料噴射弁40を制御する構
成を示している。
【0010】図2において、燃料噴射弁40を駆動制御
する制御装置は演算部10とパワー部30とに分離され
ており、演算部10とパワー部30とは演算部10から
パワー部30に制御データを送る通信線20によって接
続されている。なお、50は自動車に搭載されたバッテ
リを示している。演算部10はマイクロコンピュータを
用いて構成されており、バスライン16で相互に接続さ
れる入力バッファ11、中央処理装置(CPU)12、
読み出し専用メモリ(ROM)13、読み書きメモリ
(RAM)14、および出力回路15を備えている。そ
して、入力バッファ11には内燃機関に設けられた各種
センサからの信号や、回転数センサからの回転数信号N
eが入力され、出力回路15に通信線20が接続されて
いる。
【0011】一方、パワー部30もマイクロコンピュー
タを用いて構成されており、バスライン36で相互に接
続される入力バッファ31、CPU32、ROM33、
RAM14、および出力回路15を備えている。そし
て、入力バッファ31には内燃機関に設けられた機関の
回転数信号Neと、通信線20を通じて演算部10から
の制御データが入力される。また、出力回路35には駆
動トランジスタ37,38が接続されており、バッテリ
50に接続された燃料噴射弁40を駆動するようになっ
ている。
【0012】次に、以上のように構成された電子機器の
制御装置におけるパワー部30のCPU32が燃料噴射
弁40を駆動する手順の実施例を、図3から図5のフロ
ーチャートを用いて説明する。まず、図3に示す手順に
おいては、ステップ301において機関の回転センサか
らの信号Neが読み込まれる。そして、続くステップ3
02において、燃料噴射時期か否かが判定され、燃料噴
射時期でない時にはこのルーチンを終了するが、燃料噴
射時期であると判定された時にはステップ303に進
み、演算部10から通信線20を通じて燃料噴射データ
が入力されて来たか否かが判定される。
【0013】演算部10から燃料噴射データが入力され
た場合はステップ304に進み、入力された燃料噴射デ
ータが正常か否かが判定される。この燃料噴射データが
正常か異常かの判定は、燃料噴射信号の燃料噴射信号と
の間に必ず燃料噴射データが一回存在する事、燃料噴射
データのレベルが適性であること、等から判定される。
そして、燃料噴射データが正常である場合はステップ3
05に進み、入力された燃料噴射データに基づいて噴射
信号が出力回路35から出力され、トランジスタ37ま
たは38を介して燃料噴射弁40が駆動される。
【0014】この後、この実施例の手順ではステップ3
06において、入力された燃料噴射データがRAM34
に記憶されてこのルーチンを終了する。従って、この実
施例では、パワー部30のRAM34には常に最新の正
常な燃料噴射データが記憶されることになる。一方、ス
テップ303において演算部10から燃料噴射データが
入力されない場合、および、ステップ304において入
力された燃料噴射データが正常でないと判定された場合
はステップ307に進む。ステップ307ではステップ
306においてRAM34に記憶された燃料噴射データ
が代替燃料噴射データとして読み出され、続くステップ
307において、この読み出された代替燃料噴射データ
に基づいて噴射信号が出力回路35から出力され、トラ
ンジスタ37または38を介して燃料噴射弁40が駆動
される。
【0015】そして、RAM34に記憶された燃料噴射
データによって噴射が行われた後に、ステップ308に
おいて燃料噴射系統の異常を表示装置等に表示して、異
常を自動車の乗員に通報してこのルーチンを終了する。
このように、図3に示した制御手順によれば、演算部1
0あるいは演算部10からパワー部30に制御データを
送る通信線20に異常がある時には、パワー部30のR
AM34に記憶された正常な燃料噴射データの最終値が
代替データとして読み出され、この代替燃料噴射データ
によって燃料噴射が実行される。従って、この実施例の
電子機器の制御装置によれば、演算部10あるいは演算
部10からパワー部30に制御データを送る通信線20
に異常が発生しても、最適ではない状態にせよ機関が停
止するこなく運転される。
【0016】図4に示すフローチャートは本発明の電子
機器の制御装置におけるパワー部30のCPU32が燃
料噴射弁40を駆動する手順の別の実施例を示すもので
ある。図3の手順においては正常の最後の燃料噴射デー
タをパワー部30のRAM34に記憶し、これを代替燃
料噴射データとして使用したが、図4の実施例ではパワ
ー部30のRAM34に記憶する代替燃料噴射データ
を、燃料噴射データが異常になる前の複数回(N回)の
正常な燃料噴射データの平均値としたことが図3の実施
例と異なる。従って、図3で説明した実施例におけるス
テップと同じステップには同じステップ番号を付してそ
の説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0017】演算部10から通信線20を介してパワー
部30に送られてくる燃料噴射データが正常の場合のス
テップ301からステップ305の手順は図3の実施例
と同じであり、ステップ305において入力された正常
な燃料噴射データに基づいて噴射信号が出力回路35か
ら出力され、トランジスタ37または38を介して燃料
噴射弁40が駆動される。
【0018】この後、この実施例の手順ではステップ4
01において、入力された燃料噴射データがRAM34
に記憶され、次いでステップ402において、記憶した
正常な燃料噴射データの過去N回分の平均値が演算さ
れ、この平均値が異常時の代替燃料噴射データとしてR
AM34に記憶されてこのルーチンを終了する。なお、
ステップ401における最新の燃料噴射データは、過去
に記憶されたN個の燃料噴射データのうちの最も古いデ
ータを消して記憶するようにすれば良い。
【0019】一方、ステップ303において演算部10
から燃料噴射データが入力されない場合、および、ステ
ップ304において入力された燃料噴射データが正常で
ないと判定された場合はステップ403に進み、ステッ
プ402においてRAM34に記憶された燃料噴射デー
タの平均値が代替燃料噴射データとして読み出され、続
くステップ404において、この読み出された代替燃料
噴射データに基づいて噴射信号が出力回路35から出力
され、トランジスタ37または38を介して燃料噴射弁
40が駆動される。
【0020】そして、RAM34に記憶された燃料噴射
データによって噴射が行われた後に、ステップ308に
おいて燃料噴射系統の異常を表示装置等に表示して、異
常を自動車の乗員に通報してこのルーチンを終了する。
このように、図4に示した制御手順によっても、演算部
10あるいは演算部10からパワー部30に制御データ
を送る通信線20に異常がある時には、パワー部30の
RAM34に記憶された正常なN個の燃料噴射データの
平均値が代替データとして読み出され、この代替燃料噴
射データによって燃料噴射が実行される。従って、この
実施例の電子機器の制御装置によっても、演算部10あ
るいは演算部10からパワー部30に制御データを送る
通信線20に異常が発生しても、最適ではない状態にせ
よ機関が停止するこなく運転される。
【0021】図5に示すフローチャートは本発明の電子
機器の制御装置におけるパワー部30のCPU32が燃
料噴射弁40を駆動する手順の更に別の実施例を示すも
のである。図3の手順においては正常の最後の燃料噴射
データをパワー部30のRAM34に記憶し、図4の手
順においては正常のN個の燃料噴射データの平均値をパ
ワー部30のRAM34に記憶し、これを代替燃料噴射
データとして使用したが、図5の実施例ではパワー部3
0のRAM34に記憶する代替燃料噴射データを、予め
設定された固定値としたことが図3、図4の実施例と異
なる。従って、これまでの説明した実施例におけるステ
ップと同じステップには同じステップ番号を付してその
説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0022】演算部10から通信線20を介してパワー
部30に送られてくる燃料噴射データが正常の場合のス
テップ301からステップ305の手順は図3の実施例
と同じであり、ステップ305において入力された正常
な燃料噴射データに基づいて噴射信号が出力回路35か
ら出力され、トランジスタ37または38を介して燃料
噴射弁40が駆動される。そして、この実施例ではステ
ップ305の終了後にこのルーチンを終了する。
【0023】一方、ステップ303において演算部10
から燃料噴射データが入力されない場合、および、ステ
ップ304において入力された燃料噴射データが正常で
ないと判定された場合はステップ501に進み、パワー
部30のRAM34に予め記憶された燃料噴射データの
固定値が代替燃料噴射データとして読み出され、続くス
テップ502において、この読み出された代替燃料噴射
データに基づいて噴射信号が出力回路35から出力さ
れ、トランジスタ37または38を介して燃料噴射弁4
0が駆動される。
【0024】そして、RAM34に記憶された燃料噴射
データによって噴射が行われた後に、ステップ308に
おいて燃料噴射系統の異常を表示装置等に表示して、異
常を自動車の乗員に通報してこのルーチンを終了する。
このように、図5に示した制御手順によっても、演算部
10あるいは演算部10からパワー部30に制御データ
を送る通信線20に異常がある時には、パワー部30の
RAM34に予め記憶された燃料噴射データの固定値が
代替燃料噴射データとして読み出され、この代替燃料噴
射データによって燃料噴射が実行される。従って、この
実施例の電子機器の制御装置によっても、演算部10あ
るいは演算部10からパワー部30に制御データを送る
通信線20に異常が発生しても、最適ではない状態にせ
よ機関が停止することなく運転される。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子機器
の制御装置によれば、マルチ制御システムにおいて、メ
インシステムがファイルした場合、あるいはメインシス
テムからサブシステムへの通信線がフェイルした場合で
も、代替制御データによって電子機器を制御することが
可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の制御装置の原理構成を示す
構成図である。
【図2】本発明の電子機器の制御装置を内燃機関の燃料
噴射弁に適用した場合の一実施例の構成を示すブロック
回路図である。
【図3】図2のCPUの制御動作の一実施例の制御手順
を示すフローチャートである。
【図4】図2のCPUの制御動作の別の実施例の制御手
順を示すフローチャートである。
【図5】図2のCPUの制御動作の更に別の実施例の制
御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…電子機器 2…制御装置 3…演算部 4…パワー部 5…代替制御データの記憶手段 6…データ異常判定手段 7…異常時の制御手段 10…演算部 20…通信線 30…パワー部 31…入力バッファ 32…中央処理装置(CPU) 33…読み出し専用メモリ(ROM) 34…読み書きメモリ(RAM) 35…出力回路 40…燃料噴射弁 50…バッテリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器を制御する制御回路が演算部と
    パワー部とに分離されており、これら演算部とパワー部
    とにそれぞれマイクロコンピュータが搭載されていて、
    演算部で演算された制御データがパワー部に送られて前
    記電子機器が制御される電子機器の制御装置において、 前記パワー部に、前記電子機器の代替制御データの記憶
    手段と、前記演算部からの制御データの正常、異常を判
    定するデータ異常判定手段と、前記電子機器の異常時の
    制御手段とを設け、この異常判定手段が前記演算部から
    の制御データの異常を判定した時には、前記制御手段が
    前記記憶手段に記憶された電子機器の代替制御データを
    用いて前記電子機器を制御することを特徴とする電子機
    器の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に記憶される前記電子機器
    の代替制御データが、前記演算部から送られてきた最後
    の正常な制御データを記憶したものであることを特徴と
    する請求項1に記載の電子機器の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段に記憶される前記電子機器
    の代替制御データが、前記演算部から送られてきた複数
    の正常な制御データの平均値を記憶したものであること
    を特徴とする請求項1に記載の電子機器の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段に記憶される前記電子機器
    の代替制御データが、予め設定された固定の代替制御デ
    ータ値であることを特徴とする請求項1に記載の電子機
    器の制御装置。
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