JPH062231B2 - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents

排ガス浄化用触媒

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JPH062231B2
JPH062231B2 JP2245285A JP24528590A JPH062231B2 JP H062231 B2 JPH062231 B2 JP H062231B2 JP 2245285 A JP2245285 A JP 2245285A JP 24528590 A JP24528590 A JP 24528590A JP H062231 B2 JPH062231 B2 JP H062231B2
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alumina
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exhaust gas
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茂良 谷口
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、アルコールを含有する燃料を用いる内燃機関
の排ガス中に含まれる有害物質を浄化する触媒に関す
る。詳しくはアルコールを含有する燃料を用いる内燃機
関の排ガス中の未燃アルコール及びアルデヒド類を酸化
し、かつこの浄化能が低温域から優れた触媒に関するも
のである。
<従来の技術> 自動車等の内燃機関に使用される燃料としては、主とし
て、ガソリンが用いられてきた。しかし排ガスの問題、
燃料の供給の問題等により、近年、ガソリンに替えクリ
ーンな燃料であるメタノールを主成分とした燃料たとえ
ば100%メタノール、メタノールにガソリンを85:
15で加えた燃料またはメタノールにガソリンを50:
50で加えた燃料等の混合燃料の使用が検討されてい
る。
これらの燃料を使用した場合、内燃機関から発生する排
ガスには通常のガソリンを燃料とした場合に比べ未燃ア
ルコール、アルデヒド類等の種々の成分が含まれ、これ
らの排ガス成分が新たな問題となっている。
これらの排ガスの浄化方法としてγ−アルミナに銀およ
びパラジウムを担持した触媒(特開昭62−129129
号)、ランタンおよびネオジウムを含有するアルミナに
パラジウムを担持した触媒(特開昭58−79544
号)、更に、実質的にパラジウム、ロジウム及び酸化セ
リウムからなる第1触媒と、実質的に銀からなる第2触
媒との2段型触媒(特開昭63−141631号)等が
提案されているが、いずれにおいても本発明が目的とす
る低温活性が良好で、かつ耐久性に優れた触媒を開示す
るものではなく、実際の使用に耐える水準とは隔たりが
認められる。
<発明が解決しようとする課題> そこで本発明においては、アルコールを含有する燃料を
用いる内燃機関の排ガス中に含まれる未燃アルコールお
よび/またはアルデヒド類を高転化率で酸化し、かつこ
れらの浄化能が低温域から優れており、さらに高い耐久
性を有する触媒を提案する目的でなされたものである。
<課題を解決するための手段> 本発明者らは上記の課題に対処するために鋭意研究の結
果、三次元構造体にパラジウム、銀および耐火性無機酸
化物(イ)と、(ロ)アルカリ金属およびアルカリ土類
金属からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属酸化
物とを含有する触媒成分を被覆してなることを特徴とす
るアルコール燃料またはアルコールとガソリンの混合燃
料を用いる内燃機関からの排ガスのうち、特に未燃メタ
ノールおよび/またはアルデヒド類の浄化用触媒を見出
すことにより本発明を完成するに至ったのである。
触媒1当たりに含まれるパラジウム(以下「Pd」とも
記載する)量は0.05〜15g、好ましくは1〜10gで
ある。パラジウム量が0.05g未満では望ましい耐久性能
が得られず、15g以上であっても更なる効果は得られ
ない。このPd源には塩化パラジウム、硝酸パラジウム、
パラジウムスルフィド及びパラジウムテトラミンクロラ
イドなどが好ましい。また触媒1当たりに含まれる銀
(以下「Ag」とも記載する)量は0.05g〜20g、好ま
しくは10g〜15gである。0.05g未満では望ましい
浄化性能が得られず、20gを越えて添加しても更なる
効果は得られない。
この銀源としては、水溶性の銀化合物が好適に用いられ
る。さらに耐火性無機酸化物の量は50〜250gであ
る。50g未満のときは、十分な浄化性能を得難くくな
り、250gを越えるときは触媒の背圧が高くなり実用
上好ましくない。これらPdとAgの比率(Pd/Ag)は、い
ずれの値でも本発明の効果を達成しうるが、好ましくは
0.1以上、さらに好ましくは、0.5以上である。
(ロ)アルカリ金属およびアルカリ土類金属から選ばれ
る少なくとも1種の金属酸化物の量は0.05〜10gであ
る。好ましくは1〜5gである。0.05g未満では添加効
果が得られず、10gを越えて添加しても更なる効果は
得られない。
耐火性無機酸化物(イ)としてはアルミナ、シリカ、ジ
ルコニア、チタニア、セリア等の酸化物又はこれらの複
合酸化物が用いられるが、好ましくは活性アルミナであ
る。
(ロ)アルカリ金属およびアルカリ土類金属からなる群
から選ばれる少なくとも1種の金属酸化物としては、酸
化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化セシ
ウム、酸化ベリリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシ
ウム、酸化ストロンチウム、酸化バリウムのいずれでも
良いが、好ましくは酸化カリウム、酸化マグネシウム、
酸化バリウムである。
これら酸化物としては、直接酸化物を用いることができ
るが、好ましくは、乾燥、焼成を行うことにより酸化物
となる化合物、例えば、水酸化物、硝酸塩、塩化物、炭
酸塩等を用いることができる。
本発明に係る触媒の製造方法を例示するが、実施に当っ
ては、これらの製造方法は適宜変更されてなされる。
Pdの水溶液とγ−アルミナ粉体を充分混ぜ合せた後、乾
燥、焼成し、Pd担持γ−アルミナ粉体を調製した。この
得られた粉体をボールミルで湿式粉砕することにより、
水性スラリーを調製し、このスラリーにモノリス担体を
浸し、次いで余分なスラリーを吹きはらい乾燥焼成し、
Pd担持γ−アルミナを被覆した担体を得た。
次に銀の水溶液に上記Pd担持γ−アルミナ被覆担体を浸
漬した後、余分の水溶液を吹きはらい、乾燥、焼成し、
Pd・Ag担体γ−アルミナを被覆した担体を得た。
さらにカリウムの水溶液に上記Pd・Ag担体γ−アルミナ
被覆担体を浸漬し、余分の水溶液を吹きはらい乾燥、焼
成し完成触媒を得た。
<実施例> 以下、実施例および比較例にて本発明を詳細に説明して
いくが、本発明の趣旨に反しない限り本発明はこれらに
限定されるものではない。
実施例1 市販のコージェライト質ハニカム担体(日本碍子製、以
下「ハニカム担体」という)を用いて触媒を調製した。
用いたハニカム担体は、横断面が1平方インチ当り約4
00個のガス流通セルを有する24mmφ、長さ120mm
Lの円柱状のもので、54mlの体積を有するものであ
る。パラジウム(Pd)として7.5gを含有する硝酸パラ
ジウム水溶液と比表面積100m2/gのγ−アルミナ15
0gとを混合し、150℃で2時間乾燥した後、空気中
500℃で1時間焼成した。このPd担持γ−アルミナ粉
体(A)をボールミルで湿式粉砕することにより、コーテ
ィング用水性スラリーを調製した。このコーティング用
水性スラリーに前記モノリス担体を浸漬し、取り出した
後、セル内の過剰スラリーを空気でブローして、全ての
セルの目詰りを除去した。
次いで、150℃で2時間乾燥し、500℃で1時間焼
成して、Pd担持γ−アルミナを被覆した担体(B)が得ら
れた。
次に、銀(Ag)として20gを含有する硝酸銀水溶液2
00mlに上記Pd担持γ−アルミナを被覆した担体(B)
を浸漬し、過剰の水溶液を空気でブローした。次いで1
50℃で2時間乾燥し500℃で1時間焼成して、Pd・
Ag担持γ−アルミナ担体(C)が得られた。
次に、酸化カリウム(K2O)として2.0gを含有する硝酸カ
リウム水溶液200mlに上記Pd・Ag担持γ−アルミナ
担体(C)を浸漬し、過剰の水溶液を空気でブローした。
次いで150℃で2時間乾燥し、500℃で1時間焼成
して触媒(a)を得た。
この触媒は1当り、Pd5.0g、Ag10g、γ−アルミ
ナ100g、酸化カリウム1.0gが含有されていた。
実施例2 実施例1のPd担持γ−アルミナ粉体(A)において、パラ
ジウム(Pd)として7.5gを含有する硝酸パラジウム水溶
液を用いる代わりにパラジウム(Pd)として1.5gを含
有する硝酸パラジウム水溶液を用いる以外は実施例1と
同様の方法を行って触媒(b)を得た。
この触媒は1当り、Pd1.0g、Ag10g、γ−アルミ
ナ100g、酸化カリウム1.0gが含有されていた。
実施例3 実施例1のPd担持γ−アルミナ粉体(A)において、パラ
ジウム(Pd)として7.5gを含有する硝酸パラジウム水溶
液を用いる代わりにパラジウム(Pd)として4.5gを含有
する硝酸パラジウム水溶液を用いる以外は実施例1と同
様の方法を行って触媒(C)を得た。
この触媒は1当りPd3.0g、Ag10g、γ−アルミナ
100g、酸化カリウム1.0gが含有されていた。
実施例4 実施例1において酸化カリウム(K2O)として2.0gを含有
する水酸化カリウム水溶液200mlを用いる代わりに
酸化カリウム(K2O)として6.0gを含有する硝酸カリウム
水溶液200mlを用いる以外は実施例1と同様の操作
を行って触媒(d)を得た。
この触媒は1当りPd5.0g、Ag10g、γ−アルミナ
100g、酸化カリウム3.0gが含有されていた。
実施例5 実施例1において、酸化カリウムの代わりに第1表に示
す酸化物を用いて、実施例1と同様な手順により、触媒
を調製した。なお、金属酸化物の出発塩は硝酸塩を用い
た。
以下、触媒の組成を第1表に示す。
比較例1 実施例2において、酸化カリウム(K2O)として2.0gを含
有する水酸化カリウム水溶液200mlを用いないこと
以外は実施例2と同様の操作を行って触媒(l)を得た。
この触媒は1当り、Pd1.0g、Ag10g、γ−アルミ
ナ100gが含有されていた。
比較例2 比較例1において、パラジウム(Pd)として1.5gを含
有する硝酸パラジウムを用いる代わりにパラジウム(P
d)として7.5gを含有する硝酸パラジウム水溶液を用い
る以外は比較例1と同様の操作を行って触媒(1)を得
た。
この触媒1当りPd5.0g Ag10g γ−アルミナ1
00gが含有されていた。
実施例6 実施例1〜5、比較例1〜2で調製した触媒(a)〜(1)に
ついて以下の方法により耐久処理を行った後、その触媒
性能を評価した。
(耐久条件) 各触媒をステンレス製のマルチコンバーターに充填し
て、エンジン排気口に、このマルチコンバーターを設置
し、下記の条件で耐久処理を行った。
空 燃 比; A/F=14.6 触媒入口温度 ; 750℃ 時 間 ;30hr 燃 料 ;ガソリン(無鉛) 15:メタノール85の混合燃料 (触媒性能評価条件) 上記耐久処理の終了後、ステンレス製反応管に触媒を充
填し、以下の条件で評価した。
メタノールの分析はFIDガスクロマトグラフィーを用
い、ホルムアルデヒド(HCHO)の分析はクロモトロープ
酸を用いた比色分析で行った。
ガス組成 CO;0.5vol%,O2;0.65vol%, 炭化水素(HC);C3H6430ppm,NO; 500ppm,CO2;14.5vol%,H2O; 20vol%,メタノール(MeOH);1300ppm, ホルムアルデヒド(HCHO);100ppm, 残りは窒素 S.V. 50,000Hr-1 触媒入口温度 200℃ <発明の効果> 第2表に示すように本発明に係る実施例(触媒(a)〜
(j))は、比較例(触媒(k),(l))に比べ、未燃メタノ
ール浄化率及びホルムアルデヒド(HCHO)浄化率において
著しく性能改善されている。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三次元構造体にパラジウム、銀および耐火
    性無機酸化物(イ)と、(ロ)アルカリ金属およびアル
    カリ土類金属からなる群から選ばれる少なくとも1種の
    金属酸化物とを含有する触媒成分を被覆してなることを
    特徴とするアルコール燃料またはアルコールとガソリン
    の混合燃料を用いる内燃機関の排ガス浄化用触媒。
  2. 【請求項2】触媒1当たりパラジウムを0.05〜15
    g、銀を0.05〜20g、耐火性無機酸化物(イ)を50
    〜250g、(ロ)アルカリ金属およびアルカリ土類金
    属から選ばれる少なくとも1種の金属酸化物を0.05〜1
    0gを含有してなる請求項(1)記載の触媒。
  3. 【請求項3】耐火性無機酸化物(イ)がγ−アルミナで
    ある請求項(1)記載の触媒。
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