JPH06228968A - 法枠構築用型枠 - Google Patents
法枠構築用型枠Info
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- JPH06228968A JPH06228968A JP1571193A JP1571193A JPH06228968A JP H06228968 A JPH06228968 A JP H06228968A JP 1571193 A JP1571193 A JP 1571193A JP 1571193 A JP1571193 A JP 1571193A JP H06228968 A JPH06228968 A JP H06228968A
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Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】型枠下側の隙間から吹付材料が流出するのを防
止し、かつ打設に支障のない程度の剛性を備えて型枠の
変形を防止し、また地山との追随性・密着性を図る。 【構成】易変形性の金網を断面U字状を成形した、法枠
幅よりやや小なる幅の下側型枠1と、溶接金網を断面逆
U字状を成形し、前記下側型枠1の左右それぞれの起立
片に対して1:1で遊嵌する左右一対の側枠部材3、3
と、これら両側枠部材3、3を連結する連結部材4、4
とからなる上側型枠とで構成する。
止し、かつ打設に支障のない程度の剛性を備えて型枠の
変形を防止し、また地山との追随性・密着性を図る。 【構成】易変形性の金網を断面U字状を成形した、法枠
幅よりやや小なる幅の下側型枠1と、溶接金網を断面逆
U字状を成形し、前記下側型枠1の左右それぞれの起立
片に対して1:1で遊嵌する左右一対の側枠部材3、3
と、これら両側枠部材3、3を連結する連結部材4、4
とからなる上側型枠とで構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、法面などの傾斜地の安
定を図るための法枠構築用型枠に関する。
定を図るための法枠構築用型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるフリーフレーム工法に代表され
る法枠構築により、法面を安定化させる工法が、近年盛
んに行われるようになってきた。このフリーフレーム工
法は、吹付用ガン体のタンク内に、セメント、砂(細骨
材)および必要により砂利(粗骨材)を水と混練し、エ
アの搬送力によりホース内に圧送し、そのホースの先端
に連結した吹付ノズルから、対象面にモルタルまたはコ
ンクリートとして吹き付けるものである。この場合の型
枠は、クリンプ金網、エキスパンドメタル、パンチング
メタルなど地山の形状に追随し易いものが用いられ、こ
れらクリンプ金網等の側枠を地山に沿って平行に配設
し、その間をスペーサーなどにより連結して自立させ
る。モルタルまたはコンクリート打設後は、埋殺しされ
るのが基本である。また、地山との付着力を高めるため
に型枠の底面は開放されている。
る法枠構築により、法面を安定化させる工法が、近年盛
んに行われるようになってきた。このフリーフレーム工
法は、吹付用ガン体のタンク内に、セメント、砂(細骨
材)および必要により砂利(粗骨材)を水と混練し、エ
アの搬送力によりホース内に圧送し、そのホースの先端
に連結した吹付ノズルから、対象面にモルタルまたはコ
ンクリートとして吹き付けるものである。この場合の型
枠は、クリンプ金網、エキスパンドメタル、パンチング
メタルなど地山の形状に追随し易いものが用いられ、こ
れらクリンプ金網等の側枠を地山に沿って平行に配設
し、その間をスペーサーなどにより連結して自立させ
る。モルタルまたはコンクリート打設後は、埋殺しされ
るのが基本である。また、地山との付着力を高めるため
に型枠の底面は開放されている。
【0003】前記吹付工法の場合には、実績の多さにも
拘わらず、貧配合であるために強度が充分でない、型枠
内に貧配合材料をエアと共に吹き付けると、大量のリバ
ンドロスが発生するとともに、基本的にスランプ値0を
基本とし、流動性のない材料を用いているため、鉄筋の
裏側に回り込み難く、間隙または巣ができ、強度の低下
を生じる等の問題点を有している。そのため、富配合の
材料を、横断面の周囲を完全に囲んだ型枠を用い、その
型枠内に材料を充填する方法(ポンプ打設法枠方式)も
開発されつつある。しかし、このポンプ打設法枠方式の
工法においても、たとえば通常の吹付け用型枠を使用す
ると、打設材料の流動性が高いため、型枠と地山との隙
間および底面からの打設材料の流失や打設材料の重量圧
による側板等の変形が問題となる。
拘わらず、貧配合であるために強度が充分でない、型枠
内に貧配合材料をエアと共に吹き付けると、大量のリバ
ンドロスが発生するとともに、基本的にスランプ値0を
基本とし、流動性のない材料を用いているため、鉄筋の
裏側に回り込み難く、間隙または巣ができ、強度の低下
を生じる等の問題点を有している。そのため、富配合の
材料を、横断面の周囲を完全に囲んだ型枠を用い、その
型枠内に材料を充填する方法(ポンプ打設法枠方式)も
開発されつつある。しかし、このポンプ打設法枠方式の
工法においても、たとえば通常の吹付け用型枠を使用す
ると、打設材料の流動性が高いため、型枠と地山との隙
間および底面からの打設材料の流失や打設材料の重量圧
による側板等の変形が問題となる。
【0004】そのため、上面と底面が共に密閉された密
閉型の型枠が基本とされている。さらに、打設材料の重
圧に耐え得る剛性が要求されるため、たとえば型枠とし
て鋼管を用いたもの(特開昭58−33644号公報)
や、上部と下部とに分割された脱型式の型枠(特開昭5
8−143020号公報)を用いるものなどが提案され
ている。また、底面に袋状のシート等を設けた型枠(特
開昭63−130862号公報、特開昭60−1983
0号公報)なども提案されている。
閉型の型枠が基本とされている。さらに、打設材料の重
圧に耐え得る剛性が要求されるため、たとえば型枠とし
て鋼管を用いたもの(特開昭58−33644号公報)
や、上部と下部とに分割された脱型式の型枠(特開昭5
8−143020号公報)を用いるものなどが提案され
ている。また、底面に袋状のシート等を設けた型枠(特
開昭63−130862号公報、特開昭60−1983
0号公報)なども提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記吹
付用型枠の場合には、対象法面に不陸(比較的小さい凹
凸)があると、予め一律的に工場生産された所定形状の
型枠を現場に搬入して設置しても、その側枠下端と地山
との間に空間を生じる。この状態で吹付を行うと、その
吹付材料が側枠下端と地山との間から流出してしまい、
吹付材料のロスとなり経済的でないばかりでなく、法枠
形状が不均一になり、その修正の手間が大きく、かつ体
裁も悪い。また、地山に沿って型枠を設置するために可
撓性のある側枠を使用しており、吹付材料を打設した際
に型枠が変形する。特に横梁は撓み易いという問題があ
った。
付用型枠の場合には、対象法面に不陸(比較的小さい凹
凸)があると、予め一律的に工場生産された所定形状の
型枠を現場に搬入して設置しても、その側枠下端と地山
との間に空間を生じる。この状態で吹付を行うと、その
吹付材料が側枠下端と地山との間から流出してしまい、
吹付材料のロスとなり経済的でないばかりでなく、法枠
形状が不均一になり、その修正の手間が大きく、かつ体
裁も悪い。また、地山に沿って型枠を設置するために可
撓性のある側枠を使用しており、吹付材料を打設した際
に型枠が変形する。特に横梁は撓み易いという問題があ
った。
【0006】一方、ポンプ打設工法において、法枠とし
て鋼管を使用する場合には、重量があるため法面への設
置作業が重労働となるとともに、高い剛性を有するため
到底地山の凹凸に追随することはできず、密着性および
一体性の悪い法枠となってしまう。また、地山に固定す
るためには、交点部に本格的なアンカーを導入しなけれ
ばならない。また、下部型枠と上部型枠とに分割された
型枠の場合には、設置作業に手間が掛かる。さらに、型
枠が露出し浸食されるため、脱型するか、あるいは法枠
表面を防錆処理するなどの処置を必要とする。
て鋼管を使用する場合には、重量があるため法面への設
置作業が重労働となるとともに、高い剛性を有するため
到底地山の凹凸に追随することはできず、密着性および
一体性の悪い法枠となってしまう。また、地山に固定す
るためには、交点部に本格的なアンカーを導入しなけれ
ばならない。また、下部型枠と上部型枠とに分割された
型枠の場合には、設置作業に手間が掛かる。さらに、型
枠が露出し浸食されるため、脱型するか、あるいは法枠
表面を防錆処理するなどの処置を必要とする。
【0007】そこで本発明の主たる課題は、型枠下側の
隙間から吹付材料が流出するのを防止し、かつ打設に支
障のない程度の剛性を備え型枠の変形を防止し、また地
山との追随性・密着性が良好であること、さらに施工性
に優れ、ある程度の流動性の高いモルタル・コンクリー
トに対しても好適な法枠構築用型枠を提供するものであ
る。
隙間から吹付材料が流出するのを防止し、かつ打設に支
障のない程度の剛性を備え型枠の変形を防止し、また地
山との追随性・密着性が良好であること、さらに施工性
に優れ、ある程度の流動性の高いモルタル・コンクリー
トに対しても好適な法枠構築用型枠を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題は、易変形性の
金網または多数の透孔を有する板状体を実質的に断面U
字形状に成形し、またはL字断面部材を対として実質的
にU字状を成す、法枠幅よりやや小なる幅の下側型枠
と、金網または多数の透孔を有する板状体よりなり、前
記下側型枠の左右それぞれの起立片に対して1:1で遊
嵌する左右一対の断面逆U字状側枠部材と、これら両側
枠部材を連結する連結部材とからなる上側型枠とで構成
されることで解決できる。好ましくは、前記下側型枠が
細線径の網状金網であり、前記上側型枠の側枠が溶接金
網とするのがよい。
金網または多数の透孔を有する板状体を実質的に断面U
字形状に成形し、またはL字断面部材を対として実質的
にU字状を成す、法枠幅よりやや小なる幅の下側型枠
と、金網または多数の透孔を有する板状体よりなり、前
記下側型枠の左右それぞれの起立片に対して1:1で遊
嵌する左右一対の断面逆U字状側枠部材と、これら両側
枠部材を連結する連結部材とからなる上側型枠とで構成
されることで解決できる。好ましくは、前記下側型枠が
細線径の網状金網であり、前記上側型枠の側枠が溶接金
網とするのがよい。
【0009】
【作用】本発明においては、法枠の底面に、断面U字状
であって易変形性の好ましくは細線径の網状金網を配設
するため、型枠内に打設された吹付モルタルまたはコン
クリートが側枠の下側より流出するのを防止することが
できる。また、側枠は下側型枠の起立片と上側型枠の側
枠部材とにより二重に構成されているため、高い剛性を
有し、吹付材料により大きな荷重が作用しても変形が抑
えられる。
であって易変形性の好ましくは細線径の網状金網を配設
するため、型枠内に打設された吹付モルタルまたはコン
クリートが側枠の下側より流出するのを防止することが
できる。また、側枠は下側型枠の起立片と上側型枠の側
枠部材とにより二重に構成されているため、高い剛性を
有し、吹付材料により大きな荷重が作用しても変形が抑
えられる。
【0010】前記下側型枠は、上下方向に移動自在であ
り、地山に凹凸があっても易変形性の下側型枠を、不陸
なりに変形させることにより地山との間に隙間を生じさ
せない。また、法枠材料が透孔部分、または対としたL
字断面部材の間隙部分で直接地山と接触するため、密着
性が図れ地山と一体化した法枠を構築することができ
る。なお、前記下側型枠の両起立片に対し左右一対の切
込みを所定間隔で形成しておけば、法枠方向線上での屈
曲が容易となる。
り、地山に凹凸があっても易変形性の下側型枠を、不陸
なりに変形させることにより地山との間に隙間を生じさ
せない。また、法枠材料が透孔部分、または対としたL
字断面部材の間隙部分で直接地山と接触するため、密着
性が図れ地山と一体化した法枠を構築することができ
る。なお、前記下側型枠の両起立片に対し左右一対の切
込みを所定間隔で形成しておけば、法枠方向線上での屈
曲が容易となる。
【0011】さらに、上側型枠部材の側枠部材と連結部
材との連結を上下方向軸回りに回動自在とし、上側型枠
部材を折り畳み可能とすることにより、たとえば工場等
で一律的に型枠を製作し、現場では設置作業のみとして
作業効率の向上を図り得る。
材との連結を上下方向軸回りに回動自在とし、上側型枠
部材を折り畳み可能とすることにより、たとえば工場等
で一律的に型枠を製作し、現場では設置作業のみとして
作業効率の向上を図り得る。
【0012】また、上側型枠の側枠間に跨がり、取外し
自在または一体固定的に上蓋を設けることで、ポンプ打
設方式にも適用することができる。
自在または一体固定的に上蓋を設けることで、ポンプ打
設方式にも適用することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の具体例を図面を参照しながら
詳説する。図1において、本発明型枠は、断面形状が実
質的にU字状の下側型枠1と、前記下側型枠1の各起立
片1b、1bに対してそれぞれ遊嵌する断面逆U字状の
側枠部材3、3と、これら両側枠部材3、3を連結する
連結部材4、4とからなる上側型枠2とから構成され
る。
詳説する。図1において、本発明型枠は、断面形状が実
質的にU字状の下側型枠1と、前記下側型枠1の各起立
片1b、1bに対してそれぞれ遊嵌する断面逆U字状の
側枠部材3、3と、これら両側枠部材3、3を連結する
連結部材4、4とからなる上側型枠2とから構成され
る。
【0014】前記下側型枠1としては、変形し易い金
網、または変形し易い多数の透孔を有するパンチングメ
タル等の板状体により、これを実質的に断面U字状(厳
密には上方に開口する断面コ字状であるが簡単のため断
面U字状と表現する。)に成形されたものが用いられ
る。この場合、変形し易い0.1〜2mm、好ましくは
0.2〜1mmの細線径の網状金網を用いるのが望まし
い。また、網目寸法は、吹付材料の流動性が高い場合、
吹付材料の流出を防ぐために網目が2〜5mm程度の金網
を用い、比較的吹付材料の流動性が低い場合は網目が5
〜15mm程度の網目を用いることが望ましい。なお、起
立する両側面部分のみを側枠部材2との同程度の開口率
とすることもできる。
網、または変形し易い多数の透孔を有するパンチングメ
タル等の板状体により、これを実質的に断面U字状(厳
密には上方に開口する断面コ字状であるが簡単のため断
面U字状と表現する。)に成形されたものが用いられ
る。この場合、変形し易い0.1〜2mm、好ましくは
0.2〜1mmの細線径の網状金網を用いるのが望まし
い。また、網目寸法は、吹付材料の流動性が高い場合、
吹付材料の流出を防ぐために網目が2〜5mm程度の金網
を用い、比較的吹付材料の流動性が低い場合は網目が5
〜15mm程度の網目を用いることが望ましい。なお、起
立する両側面部分のみを側枠部材2との同程度の開口率
とすることもできる。
【0015】また、下側型枠1の断面形状は法枠幅より
若干小なる幅で実質的にU字状であればよいため、図2
に示すように、L字断面部材を対として実質的にU字状
を成すものであってもよい。この場合、地山との密着性
を高めるためには、図示のように対にしたL字断面部材
間をモルタル等の吹付時に広がらない程度に大きく開け
ておくことが望ましい。
若干小なる幅で実質的にU字状であればよいため、図2
に示すように、L字断面部材を対として実質的にU字状
を成すものであってもよい。この場合、地山との密着性
を高めるためには、図示のように対にしたL字断面部材
間をモルタル等の吹付時に広がらない程度に大きく開け
ておくことが望ましい。
【0016】また、大きな凹凸のある場合は、図4に示
されるように、所定間隔毎に起立片1b、1bに左右一
対の切込み1cを形成しておけば、地山の凹凸に追従し
易いものとなる。
されるように、所定間隔毎に起立片1b、1bに左右一
対の切込み1cを形成しておけば、地山の凹凸に追従し
易いものとなる。
【0017】一方、上側型枠2は、クリンプ金網、溶接
金網または多数の透孔を有するパンチングメタル、エキ
スパンドメタル等の板状体により、これを断面逆U字状
に成形し、前記下側型枠1の各起立片1b、1bに対し
て1:1で遊嵌するように構成され、かつ連結部材4
は、好ましくは側枠部材3の鉛直部材に巻着し、上下方
向軸回りに回動自在とされる。したがって、上側型枠両
側の側枠3、3が相互に紙面を貫く方向にずれることに
より折り畳み自在となっている。
金網または多数の透孔を有するパンチングメタル、エキ
スパンドメタル等の板状体により、これを断面逆U字状
に成形し、前記下側型枠1の各起立片1b、1bに対し
て1:1で遊嵌するように構成され、かつ連結部材4
は、好ましくは側枠部材3の鉛直部材に巻着し、上下方
向軸回りに回動自在とされる。したがって、上側型枠両
側の側枠3、3が相互に紙面を貫く方向にずれることに
より折り畳み自在となっている。
【0018】前記上側型枠2の使用可能な材料中、重量
および強度の点より溶接金網が最も好適に用いられる。
この場合の線径としてはφ1.5〜2mm程度のものが望
ましく、網目寸法としては縦×横寸法10×20mm程度
のものが好適に用いられる。
および強度の点より溶接金網が最も好適に用いられる。
この場合の線径としてはφ1.5〜2mm程度のものが望
ましく、網目寸法としては縦×横寸法10×20mm程度
のものが好適に用いられる。
【0019】パンチングメタルを用いる場合の開口径ま
たは開口率は、充填されるモルタルまたはコンクリート
材料のスランプ値に応じて適宜選定されるが、開口径が
φ5〜12mm程度、開口率が25〜60%、好ましくは
30〜45%のものが好適に使用される。開口径または
開口率が小さいと、吹付材料中の水分の抜け量が少なく
なり、また型枠重量が重くなり、現場への搬入性が悪く
なる。逆に開口径または開口率が大きくなると、型枠の
剛性が低下し、特に横型枠においては、変形が大きくな
る。しかも、開口からの吹付材料の流出量が多くなり、
かつ流出に伴う吹付初期の材料の圧密効果が低下する。
パンチングメタルの厚みとしては、強度の点などから、
0.6 〜1.2 mmが好ましい。
たは開口率は、充填されるモルタルまたはコンクリート
材料のスランプ値に応じて適宜選定されるが、開口径が
φ5〜12mm程度、開口率が25〜60%、好ましくは
30〜45%のものが好適に使用される。開口径または
開口率が小さいと、吹付材料中の水分の抜け量が少なく
なり、また型枠重量が重くなり、現場への搬入性が悪く
なる。逆に開口径または開口率が大きくなると、型枠の
剛性が低下し、特に横型枠においては、変形が大きくな
る。しかも、開口からの吹付材料の流出量が多くなり、
かつ流出に伴う吹付初期の材料の圧密効果が低下する。
パンチングメタルの厚みとしては、強度の点などから、
0.6 〜1.2 mmが好ましい。
【0020】なお、側枠3の少なくとも一方面が型枠と
して機能していればよいため、内側面は図示のように横
筋を間引きした構造、または補強筋だけの構造とするこ
ともできる。また、図2に示されるように、連結部材4
が係止される内側面の縦筋部分をV字状またはU字状に
屈曲させ、該部分に連結部材4を係止することにより上
下方向へのズレを防止することができる。
して機能していればよいため、内側面は図示のように横
筋を間引きした構造、または補強筋だけの構造とするこ
ともできる。また、図2に示されるように、連結部材4
が係止される内側面の縦筋部分をV字状またはU字状に
屈曲させ、該部分に連結部材4を係止することにより上
下方向へのズレを防止することができる。
【0021】前記連結部材4、4には、鉄筋組立部材
5、6が固定されている。連結材4、4対して直交する
方向に溶接等によって鉛直方向の線材5、5が固定さ
れ、さらに上側鉄筋22A、22Aが配置される位置に
水平方向の線材6が固定される。
5、6が固定されている。連結材4、4対して直交する
方向に溶接等によって鉛直方向の線材5、5が固定さ
れ、さらに上側鉄筋22A、22Aが配置される位置に
水平方向の線材6が固定される。
【0022】そして、これらの角部に鉄筋7A、7Bが
配設され、図示しない番線等に括られ固定される。ま
た、図2に示されるように、連結部材4、4に鉄筋組立
部材5、5を固定し、これらによって形成される角部に
鉄筋7A、7Bを配設することでもよい。
配設され、図示しない番線等に括られ固定される。ま
た、図2に示されるように、連結部材4、4に鉄筋組立
部材5、5を固定し、これらによって形成される角部に
鉄筋7A、7Bを配設することでもよい。
【0023】前記下側型枠1と上側型枠2とは、相対的
に上下方向に移動自在であり、型枠を地山上に載置した
状態で、図3に示されるように、上側型枠1の下縁に地
山との隙間が形成される場合に、下側型枠1を地山の凹
凸なりに変形させて地山に密着させながら設置する。下
側型枠1を地山なりに変形させることにより、地山との
間に隙間を生じさせず、打設材料の流出を防止すること
ができる。また、底面の透孔部分や対にしたL字断面部
材の隙間間で打設材料が地山と直接接触するため、地山
との密着性が図れ、一体化した法枠を構築することがで
きる。
に上下方向に移動自在であり、型枠を地山上に載置した
状態で、図3に示されるように、上側型枠1の下縁に地
山との隙間が形成される場合に、下側型枠1を地山の凹
凸なりに変形させて地山に密着させながら設置する。下
側型枠1を地山なりに変形させることにより、地山との
間に隙間を生じさせず、打設材料の流出を防止すること
ができる。また、底面の透孔部分や対にしたL字断面部
材の隙間間で打設材料が地山と直接接触するため、地山
との密着性が図れ、一体化した法枠を構築することがで
きる。
【0024】法面上への型枠設置に際しては、工場にて
一律的に製造された下側型枠1と上側型枠2とを現場に
搬入し、これを図1に示される状態に組み合わせて法面
上に設置する。この場合、下側型枠1が左右に分割され
たタイプの場合には、図5に示されるように、上側型枠
2の側枠3、3内に下側型枠1、1を収容した状態で現
場搬入することによって、現場での組合せ作業が無くな
り、設置作業が簡単なものとなる。
一律的に製造された下側型枠1と上側型枠2とを現場に
搬入し、これを図1に示される状態に組み合わせて法面
上に設置する。この場合、下側型枠1が左右に分割され
たタイプの場合には、図5に示されるように、上側型枠
2の側枠3、3内に下側型枠1、1を収容した状態で現
場搬入することによって、現場での組合せ作業が無くな
り、設置作業が簡単なものとなる。
【0025】下側鉄筋7B、7Bは下側型枠1の設置後
にその上面に載置しておく。そして下側型枠1の底面と
地山との間に隙間がある場合には、下側型枠1を地山側
に移動させるとともに、さらに底面が地山と密着するよ
うに押し付ける。また、図1に示すようにアンカーピン
8を地山に挿入して固定させることもできる。下側型枠
1としてL字断面部材を用いる場合には図2のように左
右それぞれの型枠をアンカーピン8、8によって固定す
る。次いで、下側鉄筋7B、7Bを上方に持ち上げて所
定位置に固定し、上側鉄筋7A、7Aを上方から所定位
置に配置し固定する。さらに、交点部や交点間に主アン
カー13と補助アンカーとを設置し型枠を固定する。型
枠は、縦および横方向に平行的に配置し、図9のよう
に、それらがたとえば格子状となるように設置する。交
点部分においては、型枠同士が連続化するようにする。
なお、図9の型枠の場合には、側枠にパンチングメタル
を使用している。
にその上面に載置しておく。そして下側型枠1の底面と
地山との間に隙間がある場合には、下側型枠1を地山側
に移動させるとともに、さらに底面が地山と密着するよ
うに押し付ける。また、図1に示すようにアンカーピン
8を地山に挿入して固定させることもできる。下側型枠
1としてL字断面部材を用いる場合には図2のように左
右それぞれの型枠をアンカーピン8、8によって固定す
る。次いで、下側鉄筋7B、7Bを上方に持ち上げて所
定位置に固定し、上側鉄筋7A、7Aを上方から所定位
置に配置し固定する。さらに、交点部や交点間に主アン
カー13と補助アンカーとを設置し型枠を固定する。型
枠は、縦および横方向に平行的に配置し、図9のよう
に、それらがたとえば格子状となるように設置する。交
点部分においては、型枠同士が連続化するようにする。
なお、図9の型枠の場合には、側枠にパンチングメタル
を使用している。
【0026】かかる型枠構築作業が完了したならば、従
来のモルタルまたはコンクリート吹付工法により、型枠
内に吹付材料を打設する。吹付材料は、従来のフリーフ
レーム工法に使用されるスランプ0cmの吹付材料であっ
てもよいし、またエアー併用ポンプ打設方式で打設され
るスランプ1〜10cm程度の比較的流動性のある吹付材
料でも好適に打設することができる。打設後、型枠は脱
型せずにそのまま埋殺しにする。最終的に構築した法枠
で囲まれる領域内には、図9に示すように、植生土嚢1
2を積んだり、植生用基盤の造成、モルタル吹付などを
行うことができる。
来のモルタルまたはコンクリート吹付工法により、型枠
内に吹付材料を打設する。吹付材料は、従来のフリーフ
レーム工法に使用されるスランプ0cmの吹付材料であっ
てもよいし、またエアー併用ポンプ打設方式で打設され
るスランプ1〜10cm程度の比較的流動性のある吹付材
料でも好適に打設することができる。打設後、型枠は脱
型せずにそのまま埋殺しにする。最終的に構築した法枠
で囲まれる領域内には、図9に示すように、植生土嚢1
2を積んだり、植生用基盤の造成、モルタル吹付などを
行うことができる。
【0027】次いで、図6に本発明に係る第2具体例を
示す。本具体例は、図1に示す型枠に対して取外し自在
の上蓋9を設け、ポンプ打設方式に適合させた例であ
る。前記上蓋9としては、金網、またはパンチングメタ
ル、エキスパンドメタル等の透孔を有する板状体の他、
さらに木製、樹脂製の盲部材でも用いることができる。
また、取付け構造は、モルタルまたはコンクリート打設
後は脱型するため、容易に脱着できる構造が望ましい。
具体的には、図6に示されるように、一端が上蓋9に対
して固定されたゴム14またはバネの他端にフック15
を取付けたものを設け、このフック15を側枠3の適宜
の水平筋に引っ掛けて固定する構造のものが最適であ
る。
示す。本具体例は、図1に示す型枠に対して取外し自在
の上蓋9を設け、ポンプ打設方式に適合させた例であ
る。前記上蓋9としては、金網、またはパンチングメタ
ル、エキスパンドメタル等の透孔を有する板状体の他、
さらに木製、樹脂製の盲部材でも用いることができる。
また、取付け構造は、モルタルまたはコンクリート打設
後は脱型するため、容易に脱着できる構造が望ましい。
具体的には、図6に示されるように、一端が上蓋9に対
して固定されたゴム14またはバネの他端にフック15
を取付けたものを設け、このフック15を側枠3の適宜
の水平筋に引っ掛けて固定する構造のものが最適であ
る。
【0028】法枠構築に当たっては、前記第1具体例と
同様の要領に従って型枠を法面上に構築した後、上蓋9
を取付ける。上蓋9には要所に打設用孔を形成してお
く。また打設用孔が形成されていない場合には、上面側
を完全に密閉せず、所定間隔毎に間隔を開けて配置す
る。
同様の要領に従って型枠を法面上に構築した後、上蓋9
を取付ける。上蓋9には要所に打設用孔を形成してお
く。また打設用孔が形成されていない場合には、上面側
を完全に密閉せず、所定間隔毎に間隔を開けて配置す
る。
【0029】型枠構築作業が終了したならば、ブーム式
コンクリートポンプ車等により、型枠内にモルタルまた
はコンクリートを打設するとともに、バイブレータによ
り振動を与え、コンクリートを型枠内に確実に充填させ
る。なお、バイブレーションは型枠に掛けても、コンク
リートに掛けてもよい。
コンクリートポンプ車等により、型枠内にモルタルまた
はコンクリートを打設するとともに、バイブレータによ
り振動を与え、コンクリートを型枠内に確実に充填させ
る。なお、バイブレーションは型枠に掛けても、コンク
リートに掛けてもよい。
【0030】打設が完了した後、コンクリートの硬化を
待って前記上蓋9のみは取外し、他の型枠は埋め殺しと
する。
待って前記上蓋9のみは取外し、他の型枠は埋め殺しと
する。
【0031】次に、図7に示される第3具体例について
詳述する。前記第3具体例は、下側型枠1としては前述
第1および第2具体例と同じものを使用されるが、上側
型枠10としては、たとえば断面逆U字状の側枠10
B、10Cと、これらの連結する上蓋部材10A部材と
が溶接等により一体とされたものが使用される。また、
側枠と上蓋とが一体的に構成される他の例としては、図
8に示されるように、幅の異なる二つの門型断面部材を
重ねて一体化したものなども使用することができる。前
記上側型枠10〜12は、埋殺しとする場合には金網、
パンチングメタルなどの透孔を有するものが使用される
が、脱型する場合には必ずしも透孔が形成される必要は
ない。
詳述する。前記第3具体例は、下側型枠1としては前述
第1および第2具体例と同じものを使用されるが、上側
型枠10としては、たとえば断面逆U字状の側枠10
B、10Cと、これらの連結する上蓋部材10A部材と
が溶接等により一体とされたものが使用される。また、
側枠と上蓋とが一体的に構成される他の例としては、図
8に示されるように、幅の異なる二つの門型断面部材を
重ねて一体化したものなども使用することができる。前
記上側型枠10〜12は、埋殺しとする場合には金網、
パンチングメタルなどの透孔を有するものが使用される
が、脱型する場合には必ずしも透孔が形成される必要は
ない。
【0032】前記第3具体例の型枠の場合には、先ず、
法面上に下側型枠1を格子状に設置し、地山の凹凸との
間に隙間ができないように密着させアンカーピン等によ
り固定する。そして、下側型枠1内に、予め組み立てら
れた鉄筋籠11を載置してこれもアンカーピン等により
固定した後、上側型枠10を設置し、下側型枠1と両者
に形成された透孔を利用して番線等で結束し固定する。
法面上に下側型枠1を格子状に設置し、地山の凹凸との
間に隙間ができないように密着させアンカーピン等によ
り固定する。そして、下側型枠1内に、予め組み立てら
れた鉄筋籠11を載置してこれもアンカーピン等により
固定した後、上側型枠10を設置し、下側型枠1と両者
に形成された透孔を利用して番線等で結束し固定する。
【0033】型枠構築作業が完了したならば、上側型枠
10に形成された打設用孔よりバイブレーションを掛け
ながらコンクリート等を打設して法枠を構築する。
10に形成された打設用孔よりバイブレーションを掛け
ながらコンクリート等を打設して法枠を構築する。
【0034】
【発明の効果】以上詳説の通り、本発明によれば、型枠
下側の隙間から吹付材料が流出するのを防止するととも
に、打設に支障のない程度の剛性を備えることで型枠の
変形を防止することができる。また、地山との追随性・
密着性が良好となり、さらに施工性に優れ、ある程度の
流動性のあるモルタル・コンクリートに対しても適用す
ることができる型枠となる。
下側の隙間から吹付材料が流出するのを防止するととも
に、打設に支障のない程度の剛性を備えることで型枠の
変形を防止することができる。また、地山との追随性・
密着性が良好となり、さらに施工性に優れ、ある程度の
流動性のあるモルタル・コンクリートに対しても適用す
ることができる型枠となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る型枠の第1具体例の断面図であ
る。
る。
【図2】第1具体例の変形例を示す断面図である。
【図3】本発明に係る型枠の設置状態斜視図である。
【図4】下側型枠に対して切込みを形成した場合の折り
曲げ状態を示す図である。
曲げ状態を示す図である。
【図5】折り畳み要領を示す図である。
【図6】本発明に係る型枠の第2具体例の断面図であ
る。
る。
【図7】本発明に係る型枠の第3具体例の断面図であ
る。
る。
【図8】上側型枠の他の例を示す図である。
【図9】法枠構築状態図である。
1…下側型枠、2…上側型枠、3…側枠部材、4…連結
部材、5…鉄筋組立部材、7A…上側鉄筋、7B…下側
鉄筋部材、8…アンカーピン
部材、5…鉄筋組立部材、7A…上側鉄筋、7B…下側
鉄筋部材、8…アンカーピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 好司 東京都千代田区九段北4丁目2番35号 ラ イト工業株式会社内 (72)発明者 大後 猛男 東京都千代田区九段北4丁目2番35号 ラ イト工業株式会社内 (72)発明者 木間 正夫 東京都千代田区九段北4丁目2番35号 ラ イト工業株式会社内 (72)発明者 阿部 正直 東京都千代田区九段北4丁目2番35号 ラ イト工業株式会社内 (72)発明者 井上 淳一 東京都千代田区九段北4丁目2番35号 ラ イト工業株式会社内 (72)発明者 山根 智之 東京都千代田区九段北4丁目2番35号 ラ イト工業株式会社内 (72)発明者 庭田 和之 東京都千代田区九段北4丁目2番35号 ラ イト工業株式会社内 (72)発明者 水谷 嘉徳 名古屋市千種区千種二丁目10番12号 伊勢 屋金網工業株式会社内 (72)発明者 水谷 徳五郎 名古屋市千種区千種二丁目10番12号 伊勢 屋金網工業株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】易変形性の金網または多数の透孔を有する
板状体を実質的に断面U字形状に成形し、またはL字断
面部材を対として実質的にU字状を成す、法枠幅よりや
や小なる幅の下側型枠と、 金網または多数の透孔を有する板状体よりなり、前記下
側型枠の左右それぞれの起立片に対して1:1で遊嵌す
る左右一対の断面逆U字状側枠部材と、これら両側枠部
材を連結する連結部材とからなる上側型枠とで構成され
ることを特徴とする法枠構築用型枠。 - 【請求項2】下側型枠は細線径の網状金網であり、上側
型枠の側枠部材が溶接金網である請求項1記載の法枠構
築用型枠。 - 【請求項3】上側型枠における側枠部材と連結部材との
連結を、上下軸方向回りに回動自在とし、前記上側型枠
を折り畳み可能とする請求項1記載の法枠構築用型枠。 - 【請求項4】上側型枠の側枠間に跨がり、取外し自在ま
たは固定的に上蓋を設けた請求項1記載の法枠構築用型
枠。 - 【請求項5】連結部材が一体固定的に設けた上蓋である
請求項1記載の法枠構築用型枠。 - 【請求項6】下側型枠の両起立片に対し左右一対の切込
みを所定間隔で形成した請求項1記載の法枠用型枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1571193A JPH06228968A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 法枠構築用型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1571193A JPH06228968A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 法枠構築用型枠 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06228968A true JPH06228968A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11896358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1571193A Pending JPH06228968A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 法枠構築用型枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06228968A (ja) |
-
1993
- 1993-02-02 JP JP1571193A patent/JPH06228968A/ja active Pending
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