JPH0623977B2 - ベクトル処理装置 - Google Patents

ベクトル処理装置

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JPH0623977B2
JPH0623977B2 JP21613084A JP21613084A JPH0623977B2 JP H0623977 B2 JPH0623977 B2 JP H0623977B2 JP 21613084 A JP21613084 A JP 21613084A JP 21613084 A JP21613084 A JP 21613084A JP H0623977 B2 JPH0623977 B2 JP H0623977B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ベクトル処理装置に関する。
〔発明の背景〕
従来のベクトル処理装置では、処理速度を上げる為に、
ベクトル演算器や主記憶装置とベクトルレジスタ間のデ
ータ転送を司さどるデータ転送回路を複数個有する。
しかし、実際のベクトル処理を構成するベクトル命令群
においては、同時に実行できるベクトル命令の数が少な
く、これら複数のベクトル演算器やデータ転送回路を同
時に使用できず、ベクトル演算器の使用効率が低く、処
理の高速化が期待できない欠点がある。なお従来例とし
て特開昭58-114274号記載のベクトル処理装置がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、ベクトル演算器やデータ転送回路の使
用効率を高め、処理の高速化を図り、またベクトル演算
器やデータ転送回路の増設時の管理も容易なベクトル処
理装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明では、複数のベクトルレジスタと複数のベクトル
演算器と複数のデータ転送回路とを備えるベクトル処理
装置において、複数のベクトルレジスタと少なくとも1
つのベクトル演算器と少なくとも1つのデータ転送回路
を含むベクトル演算処理ユニットを複数用意し、1つの
ベクトル命令を実行するに際し、各ベクトル演算処理ユ
ニット毎に処理すべきベクトル要素数を指示し、全体と
して本来処理すべき要素の数だけベクトル処理を行うこ
とを可能としたものである。
また、各ベクトル演算処理ユニットのデータ転送回路、
ベクトルレジスタ、およびベクトル演算器を、他のベク
トル演算処理ユニットのデータ転送回路、ベクトルレジ
スタ、およびベクトル演算器に夫々対応付け、各ベクト
ル演算処理ユニット内の、データ転送回路を1つづつ含
む複数のベクトルレジスタ群、ベクトル演算器を1つづ
つ含む複数のベクトル演算器群、データ転送回路を1つ
づつ含む複数のデータ転送回路群を構成し、この群単位
で、ベクトル命令に対して行う要素並列演算に必要なベ
クトルレジスタ、ベクトル演算器、データ転送回路を選
ぶようにし、ベクトル演算処理ユニット単位での増設を
容易にしたものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は、本発明のベクトル処理装置の一実施例を示す
全体の構成図であり、1は主記憶装置、2は記憶制御ユ
ニット、3はスカラー演算処理ユニット、4〜7はそれ
ぞれベクトル演算処理ユニット、8はベクトル演算処理
ユニット4〜7の動作を制御するベクトル演算制御ユニ
ットである。スカラー演算処理ユニット3は、この分野
でよく知られた通常の演算処理機能を備えたものであ
る。ベクトル演算処理ユニット4〜7の各々は、複数の
ベクトルレジスタ9,1つ又は複数のベクトル演算器1
0,記憶装置制御ユニット2を介して主記憶装置1との
間でデータの転送を行なうデータ転送回路11〜13,ベク
トルレジスタ9とベクトル演算器10あるいはデータ転送
回路11〜13との間のデータパスを形成する接続パス選択
回路24,25,これらの要素と接続されベクトル演算処理
ユニット全体の動作を制御する命令実行制御部15を含ん
でいる。
図では、ベクトル演算処理ユニット4のみ詳しく示して
あるが、他のベクトル演算処理ユニット5〜7も同じ構
成である。
なお、データ転送回路11と12はフエッチ用、データ転送
回路13はストア用である。また、接続パス選択回路24,2
5は図ではベクトル演算処理ユニット毎に独立している
が、全てのベクトル演算処理ユニット間を接続してあっ
てもよい。
第1図のシステムでは、スカラー演算処理ユニット3が
あるタスクを処理していて、その途中でベクトル処理を
行なわなければならなくなった場合、それをベクトル演
算制御ユニット8を介してベクトル演算処理ユニット4
〜7に処理させるようになっている。
スカラー演算処理ユニット3で次のプログラムが実行さ
れる場合を考えてみる。
DO 10 I=1,100 10 A(1)=B(1)+C(1) これは機械語では、以下のように1つのLIN(Load I
nclement)命令と3つのLMA(Load Multiple Addres
s)命令と1つのEXVP(Execute Vector Processor)命
令に展開され、スカラー演算処理ユニット3でそれぞれ
実行される。
LININR0,INR2,INR4 :インクレメントレジスタINR0,INR2,INR4にそれぞれ
定数をセットすることを指令(インクレメントレジスタ
は後述するようにベクトル演算制御ユニット8の中に用
意される。) LMA VAR0 :行列Aの先頭アドレスをベクトルアドレスレジスタVA
R0にセットすることを指令。
(ベクトルアドレスレジスタは後述するようにベクトル
演算制御ユニット8の中に用意される。) LMA VAR2 :行列Bの先頭アドレスをベクトルアドレスレジスタVA
R2にセットすることを指令。
LMA VAR4 :行列Cの先頭アドレスをベクトルアドレスレジスタVA
R4にセットすることを指令。
EXVP X :処理すべきベクトル要素数はLであることを指令する
とともに、主記憶装置1のアドレスXを先頭アドレスと
して、そこからベクトル命令列を読出してそれをベクト
ル演算制御ユニット8に送出することを指令。
上記のLIN,LMA命令により、行列A,B,Cに関するア
ドレス制御データがベクトル演算制御ユニット8内のベ
クトルアドレスレジスタとインクレメントレジスタの中
にセットされ、またEXVP命令によりベクトル命令列の読
出しが行なわれる。このベクトル命令列は、以下のよう
に、2つのLVR(Load Vector Register)命令と1つのV
EA(Vector Elementwise Add)命令と1つのSTVR(Stor
e Vector Register)命令とからなっている。
LVR VR2,VAR2,INR2 :ベクトルアドレスレジスタVAR2とインクレメントレジ
スタINR2にそれぞれセットされた行列Bの先頭アドレス
と定数とに基づいて主記憶装置1のアドレスを作成し、
そこから行列Bのデータを読出し、それをベクトルレジ
スタVR2にセットすることを指令。
なお、前記定数はアドレスの増分値として使用されるも
のであり、以下同様とする。
LVR VR4,VAR4,INR4 :ベクトルアドレスレジスタVAR4とインクレメントレジ
スタINR4にそれぞれセットされた行列Cの先頭アドレス
と定数とに基づいて主記憶装置1のアドレスを作成し、
そこから行列Cのデータを読出し、それをベクトルレジ
スタVR4にセットすることを指令。
VEA VR6,VR2,VR4 :ベクトルレジスタVR2とVR4からそれぞれ行列BとCを
読出し、両者の加算を行なって結果をベクトルレジスタ
VR6にセットすることを指令。
STVR VR6,VAR0,INR0 :ベクトルレジスタVR6からデータを読出し、それをベ
クトルアドレスレジスタVAR0とインクレメントレジスタ
INR0にそれぞれセットされた行列Aの先頭アドレスと定
数に基づいて作成した主記憶装置1のアドレスに書込む
ことを指令。
これらベクトル命令は、それぞれベクトル演算制御ユニ
ット8内のベクトル命令バッファ16に送出される。
また、ベクトル処理要素数Lはベクトル演算制御ユニッ
ト8内のベクトル長レジスタ17に送出される。
第2図は、ベクトル演算制御ユニット8とベクトル演算
処理ユニットの中のデータ転送回路の詳細を示すブロッ
ク図である。ベクトル演算制御ユニット8の動作を第1
図と第2図に基づいて説明する。
上記のようにして、スカラー演算処理ユニット3からベ
クトル命令が入力されたベクトル命令バッファ16に対
し、命令実行判定回路18は、その先頭取出し位置から1
つのベクトル命令を取出し、それが実行可能かどうかを
判定する。
すなわち、表示回路19は、ベクトル演算処理ユニット4
〜7に対し、共通に設けられているもので、その中のベ
クトルレジスタ9、ベクトル演算器10,データ転送回路
11〜13の各々に対応して1個ずつの表示子を備え、それ
らが使用中であるかどうかを表示する。
例えばベクトルレジスタVR1に対応する表示子は、ベク
トル演算処理ユニット4〜7の各々に対応して設けられ
ているのではなく、1個だけ設けられている。他のもの
についても同様である。
命令実行判定回路18は、これら表示子を参照することに
より、取出したベクトル命令で指定されたベクトルレジ
スタ9やそのベクトル命令で指定された演算を行なうた
めのベクトル演算器10等が空いているかどうかを調べ、
必要なものが全て空いていることを検出すると、そのベ
クトル命令は実行可能であると判定する。そしてその場
合には、そのベクトル命令で使用するベクトルレジスタ
9,ベクトル演算器10,データ転送回路11〜13に対応す
る表示子を、それらが使用中を表示するようにセット
し、そのベクトル命令を命令レジスタ20に送出するとと
もに起動制御回路21に起動信号22を送出する。
第2図のベクトル命令バッファ16には、スカラー演算処
理ユニット3から送出される1つのベクトル命令のフォ
ーマットを示してある。
また、第2図の命令レジスタ20には、命令実行判定回路
18から送出される1つのベクトル命令のフォーマットを
示してある。
これにおいて、OPは演算の種類を表わすオペレーショ
ンコード、VRN1〜3はベクトルレジスタを指定するベク
トルレジスタ指定部、VARNはベクトルアドレスレジスタ
を指定するベクトルアドレスレジスタ指定部、INRNはイ
ンクレメントレジスタを指定するインクレメントレジス
タ指定部である。
なお、ベクトル命令によっては、ベクトルアドレスレジ
スタ等を使用しないもの(例えば前記VEA命令)があ
り、その場合には、該当の指定部は存在しない。
以下、説明の都合上、特に説明のない限り、VRN1〜3は
全て存在するものとして扱う。
命令レジスタ20の中のOP、VRN1〜3、VARN、INRNはベク
トル命令バッファ16から送出されたものを命令実行判定
回路18がそのまま出力したものである。ALNとTRNは、共
に命令実行判定回路18で新たに付加されたもので、この
回路で新たに使用中とした表示子に対応するベクトル演
算器やデータ転送回路を指定する演算器指定部、データ
転送回路指定部である。
ここで説明するベクトル処理装置は、1つのベクトル命
令をベクトル要素番号に注目して、4個のベクトル演算
処理ユニットで以下の様に分割して処理する。
即ち、ベクトル要素番号をとすると、 ベクトル要素 ベクトル演算処理ユニット =0,4,8…… 4 =1,5,9…… 5 =2,6,10…… 6 =3,7,11…… 7 という具合に分担するものである。
命令レジスタ20のVARNとINRN以外の部分は各ベクトル演
算処理ユニット4〜7の中の命令実行制御部15に送出さ
れる。命令実行制御部15の各々は、起動制御回路21から
ユニット起動信号23を受けると、命令レジスタ20から受
取った情報に基づき、そのベクトル演算処理ユニットに
ベクトル処理動作を行なわせる。
各命令実行制御部15は、実行すべきベクトル命令がLVR
命令やSTVR命令のようにベクトルレジスタ9とデータ転
送回路を使用するベクトル命令の場合には、VRN1〜3の
うちのいずれか(LVR命令やSTVR命令では1つのベクト
ルレジスタだけが使用され、ここではそれをVRN1で指定
するものとする)及びTRNを接続パス選択回路24あるい
は25に送出する。この時、接続パス選択回路24あるいは
25は、VRN1によって指定されるベクトルレジスタ9とT
RNで指定されるデータ転送回路との間の接続パスを選
択し、それを活性化する。そして各命令実行制御部15
は、命令レジスタ20の中のVARNとINRNに基づいて、複数
のベクトルアドレスレジスタ27のうちの1つ及び複数の
インクレメントレジスタ28のうちの1つから、それぞれ
内容を読出させる。
TRNで指定されたデータ転送回路(以下、これをデー
タ転送回路11として説明する)は、ベクトルアドレスレ
ジスタ27から読出した内容をセレクタ29,レジスタ30を
介して、アクセスアドレスとして記憶制御ユニット2に
送出する。
一方、その間に、インクレメントレジスタ28から読出し
た内容を4倍回路31とレジスタ32を介して加算回路33に
入力し、レジスタ30の内容との和を求める。そしてこの
結果をセレクタ29を介してレジスタ30にセットする。
この新しい内容は前と同様にして、アクセスアドレスと
して記憶制御ユニット2に送出する。以下、同様の動作
を繰り返す。
また、ベクトル演算処理ユニット5の中のデータ転送回
路11は、ベクトルアドレスレジスタ27から読出した内容
とインクレメントレジスタ28から読出した内容の和を加
算回路34で求め、それをセレクタ29,レジスタ30を介し
てアクセスアドレスとして記憶制御ユニット2に送出す
る。
一方、その間に、インクレメントレジスタ28から読出し
た内容を4倍回路31とレジスタ32を介して加算回路33に
入力し、レジスタ30の内容との和を求める。そしてこの
結果をセレクタ29を介してレジスタ30にセットする。こ
の新らしい内容は前と同様にしてアクセスアドレスとし
て記憶制御ユニット2に送出する。以下、同様の動作を
繰り返す。
また、ベクトル演算処理ユニット6の中のデータ転送回
路11の場合は、加算回路34に対応する加算回路35の入力
が、インクレメントレジスタ28から読出した内容を2倍
回路36を介したものとなっている点が前記と異なってい
るだけである。
また、ベクトル演算処理ユニット7の中のデータ転送回
路11の場合は、加算回路34に対応する加算回路37の入力
が、インクレメントレジスタ28から読出した内容を3倍
回路38を介したものとなっている点が前記と異なってい
るだけである。
なお、加算回路34,35,37,2倍回路36,3倍回路38,4
倍回路31から成るアドレス演算回路26は、図ではデータ
転送回路11用に用意された1つしか示していないが、こ
れは他のデータ転送回路12や13にも用意されているもの
とする。
従って、TRNで指定されるデータ転送回路が12や13の場
合には命令実行制御部15はそれに対応したアドレス演算
回路に信号を送り、それを動作させる。
各ベクトル演算処理ユニット4〜7の中のデータ転送回
路11から記憶制御ユニット2に送出されたアクセスアド
レスは、主記憶装置1に与えられる。TRNで指定され
たデータ転送回路がフェッチ用の11あるいは12であれは
主記憶装置1からの読出しデータが信号線39を介してデ
ータ転送回路11あるいは12に送出され、しかる後、接続
パス選択回路24を介してVRN1で指定されたベクトルレジ
スタ9にロードされる。また、TRNで指定されたデー
タ転送回路がストア用の13であれば、VRN1で指定された
ベクトルレジスタ9からの読出しデータが接続パス選択
回路25を介してデータ転送回路13に送出されしかる後、
信号線40と記憶制御ユニット2を介して主記録装置1に
書込される。
各命令実行制御部15は、実行すべきベクトル命令がVEA
命令のようにベクトルレジスタ9とベクトル演算器10を
使用するベクトル命令の場合には、VRN13及びALNを接
続パス選択回路24,25に送出する。この時、接続パス選
択回路24と25は、VRN1〜3によって指示される3つのベ
クトルレジスタ9とALNで指示される1つのベクトル演
算器10との間の接続パスを選択し、それを活性化する。
この後、選択した2つのベクトルレジスタ9からデータ
が読出され、選択したベクトル演算器10によって演算が
行なわれ、結果が選択した1つのベクトルレジスタ9に
書込まれる。
以上のように、1つのベクトル命令が4つのベクトル演
算処理ユニット4〜7で分割して処理される。
すなわち、ベクトル演算処理ユニット4〜7はそれぞれ
L要素のうちのMOD4=0,MOD4=1,M
OD4=2,MOD4=3なる要素を分担する。
接続パス選択回路24と25は、それぞれ同時に複数の接続
パスを活性化できる。これによって命令実行制御部15
は、指定されたベクトルレジスタ9やベクトル演算器10
やデータ転送回路11〜13が空いていれば、命令レジスタ
20から与えられたベクトル命令の実行を次々と開始し、
複数のベクトル命令を同時に実行することができる。
次に、各ベクトル演算処理ユニット4〜7で処理するベ
クトル要素数の制御について第3図を用いて説明する。
各ベクトル演算処理ユニット4〜7の中の命令実行制御
部15の中には、その中のベクトルレジスタ、ベクトル演
算器、データ転送回路の各々に対応して1個ずつのカウ
ンタが用意される。実行すべきベクトル命令がベクトル
レジスタとデータ転送回路を使用するLVRやSTVR命令の
場合に、VRN1とTRNで指定されたベクトルレジスタとデ
ータ転送回路に対応するカウンタ,及び実行すべきベク
トル命令がベクトルレジスタとベクトル演算器を使用す
るVEA命令の場合に、VRN1〜3とALNで指定されたベクト
ルレジスタとベクトル演算器に対応するカウンタの動作
は以下の通りである。
なお、第3図では前記の如きカウンタの1つを41として
示してあるが、他のカウンタについても同様である。
スカラー演算処理ユニット3から与えられ、ベクトル長
レジスタ17にセットされたベクトル要素数Lを表わすデ
ータの下2ビットを除く部分はそのまま補正回路42を介
してカウンタ41にセットされる。ベクトル長レジスタ17
の下2ビットが“00”の場合は、補正回路42から何ら出
力は発生しない。もし、“01”ならば、ベクトル演算処
理ユニット4のカウンタ41へ補正回路42の中のオアゲー
ト43から出力が発せられる。
また、“01”ならば、ベクトル演算処理ユニット4と5
のカウンタ41へ補正回路42の中のオアゲート43と出力線
44から出力が発せられる。
また“11”ならば、ベクトル演算処理ユニット4,5,
6のカウンタ41へ補正回路42の中のオアゲート43と出力
線44とアンドゲート45から出力が発せられる。各ベクト
ル演算処理ユニット4〜7の中のカウンタ41は、補正回
路42から出力が発せられると、その値に+1するように
なっている。
ベクトル命令がベクトル演算処理ユニット4〜7の各々
で実行される時、前記のようにしてセットされたカウン
タ41の値は、ベクトル要素を1個処理する毎に−1され
る。そして0になったら信号線46に出力を発する。各信
号線46の出力はベクトル演算制御ユニット8内の優先順
位回路47を介してカウンタ48に送出される。優先順位回
路47とカウンタ48と最終値レジスタ49はベクトル演算処
理ユニット4〜7に対し共通に設けられているもので、
その中のベクトルレジスタ9,ベクトル演算器10,デー
タ転送回路11〜13の各々に対応して1個ずつ用意されて
いる。
なお、最終値レジスタ49は起動信号22が出力されると4
にセットされる。優先順位回路47は複数の信号線47に同
時に出力が現われない時は、それぞれ出力をそのままカ
ウンタ48に与え、同時に出力が現われた時は、それらを
1クロック時間ずつずらせてカウンタ48に与えるもので
ある。カウンタ48は優先順位回路47からの出力をカウン
トし、そのカウント値が最終値レジスタ49と等しくなる
と比較回路50が出力を発する。表示回路19は、比較回路
50からの出力に基づいて、それに対応するベクトルレジ
スタ,ベクトル演算器,データ転送回路の表示子を、空
きを表示するようにリセットする。
ベクトル長レジスタ17にセットされるベクトル要素数L
としては、4未満の場合もある。そのため、必要なだけ
のベクトル演算処理ユニットを起動するための起動制御
回路21がベクトル演算制御ユニット8の中に用意され
る。
以下、これについて第3図を用いて説明する。
ベクトル要素数Lが4以上の場合には、命令実行判定回
路18から起動信号22が出力されると、起動制御回路21か
ら全てのベクトル演算処理ユニット4〜7に対し、ユニ
ット起動信号23が出力される。
また、前記したように最終値レジスタ49が4にセットさ
れる。Lが1の場合は、起動制御回路21の中の1検出回
路51から出力が発せられるため、オアゲート52,53,ア
ンドゲート54,55,56の働きによりベクトル演算処理ユニ
ット5,6,7へのユニット起動信号23は阻止される。
Lが2の場合は、2検出回路57から出力が発せられるた
め、オアゲート52,53,アンドゲート55,56の働きにより
ベクトル演算処理ユニット6,7へのユニット起動信号
23は阻止される。Lが3の場合は、3検出回路58から出
力が発せられるため、オアゲート53,アンドゲート56の
働きによりベクトル演算処理ユニット7へのユニット起
動信号23は阻止される。
なお、Lが4未満の場合には、起動するベクトル演算処
理ユニットの数が最終値レジスタ49に設定される。この
場合、最終値レジスタ49にセットするデータは、例えば
各ベクトル演算処理ユニットに送出されるユニット起動
信号23を優先順位回路47と同じ回路を介してカウントす
れば得られる。
以上は、1つのベクトル命令を4個のベクトル演算処理
ユニットで分割処理する場合の例だが、必要により1〜
4個のベクトル演算処理ユニットで処置するよう、任意
に切換えられるように構成してもよい。
例えば、内積や総和を求めるベクトル命令や1次巡回演
算を行なうベクトル命令の場合には、1つのベクトル演
算処理ユニットで処理させる必要がある。
上記のように1〜4個のベクトル演算処理ユニットで処
理するよう、任意に切換えられるようにするための構成
は、例えば次のようにすればよい。
第3図において、起動制御回路21の中のアンドゲート54
〜56のそれぞれの出力側にゲートを設ける。ベクトル演
算処理ユニット4だけに処理させる場合は、アンドゲー
ト54〜56の出力を禁止し、ベクトル演算処理ユニット4
と5だけに処理させる場合は、アンドゲート55と56の出
力を禁止する。
また、補正回路42については、ベクトル長レジスタ17の
全ビットをベクトル演算処理ユニット4だけに与える経
路や、下1ビットを除いた部分をベクトル演算処理ユニ
ット4と5に与えるとともに下1ビットが“1”の場合
にはベクトル演算処理ユニット4のカウンタ41に+1を
行なわせる経路等を設け、これらの経路を選択できるよ
うに構成する。
前者の経路を選択した場合には、ベクトル演算処理ユニ
ット4で全てのベクトル要素が処理され、後者の場合に
はベクトル演算処理ユニット4と5で分割処理される。
また、ベクトル演算処理ユニット4だけに処理させる場
合には、第2図において、ベクトル演算処理ユニット4
の中のデータ転送回路内のレジスタ32には、インクレメ
ントレジスタ28から読み出した値そのものが初期設定さ
れるように、またベクトル演算処理ユニット4,5だけ
に処理させる場合には、それらの中のデータ転送回路内
のレジスタ32には、インクレメントレジスタ28から読み
出した値を2倍した値が初期設定されるように、アドレ
ス演算回路26を構成する。
なお前者の場合、最終値レジスタ49にセットする値は、
起動するベクトル演算ユニットの数に等しく設定する必
要があることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、1つのベクトル命令を複数のベクトル
演算処理ユニットで分割して処理する為ベクトル演算器
やデータ転送回路の使用効率を高めることができるの
で、処理の高速化が可能となる。
また、ベクトル命令を実行する並列度を増やすためにベ
クトル演算処理ユニットを増設する場合、増設したベク
トル演算処理ユニット内の各ベクトルレジスタ、各ベク
トル演算器および各データ転送回路を、増設前の各ベク
トルレジスタ群、各ベクトル演算器群および各データ転
送回路群へ対応付け、新たな各ベクトルレジスタ群、各
ベクトル演算器群および各データ転送回路群を構成する
と、その後は、表示回路およびリセット手段により、ベ
クトル演算処理ユニットの増設の前後に関係無く、群単
位でベクトルレジスタ、ベクトル演算器およびデータ転
送回路の使用の有無を管理できる。すなわち、各ベクト
ルレジスタ、各ベクトル演算器および各データ転送回路
の使用の有無を、群という統一した単位で管理している
ため、ベクトル演算処理ユニット単位での増設が容易で
あり、ベクトル処理装置のエンハンスが簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のベクトル処理装置の一実施例を示す全
体の構成図、第2図は第1図の中のベクトル演算制御ユ
ニットとベクトル演算処理ユニットの中のデータ転送回
路の詳細を示すブロック図、第3図は第1図のベクトル
演算制御ユニットとベクトル演算処理ユニットの中の命
令実行部の詳細を示すブロック図である。 図において 1……主記憶装置、 2……記憶制御ユニット、 3……スカラー演算処理ユニット、 4〜7……ベクトル演算処理ユニット、 8……ベクトル演算制御ユニット、 9……ベクトルレジスタ、 10……ベクトル演算器、 11〜13……データ転送回路、 15……命令実行制御部、 17……ベクトル長レジスタ、 18……命令実行判定回路、 21……起動制御回路、 26……アドレス演算回路、 41,48……カウンタ、 42……補正回路、 49……最終値レジスタ、 50……比較回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主記憶装置と記憶制御ユニットを介してデ
    ータのやり取りを行なうスカラー演算処理ユニットと、 複数のベクトルレジスタ、前記ベクトルレジスタからデ
    ータを受け取り、演算結果を前記ベクトルレジスタへ送
    出する複数のベクトル演算器、および前記記憶制御ユニ
    ットを介して前記主記憶装置と前記ベクトルレジスタ間
    のデータ転送を行なう複数のデータ転送回路とを含むベ
    クトル演算処理ユニットを複数有し、 各ベクトル演算処理ユニットのベクトルレジスタ、ベク
    トル演算器、およびデータ転送回路は、他のベクトル演
    算処理ユニットのベクトルレジスタ、ベクトル演算器、
    データ転送回路にそれぞれ対応付けられて、前記各ベク
    トル演算処理ユニット内の、前記ベクトルレジスタを1
    つづつ含む複数のベクトルレジスタ群、前記ベクトル演
    算器を1つづつ含む複数のベクトル演算器群、および前
    記データ転送回路を1つづつ含む複数のデータ転送回路
    群を構成しており、 更に、前記複数のベクトルレジスタ群、前記複数のベク
    トル演算器群、および前記複数のデータ転送回路群のそ
    れぞれに対し使用中か未使用かを表示する表示回路と、 前記スカラー演算処理ユニットから受け取ったベクトル
    命令に対して、要素並列演算を行うのに必要なベクトル
    レジスタ群、ベクトル演算器群、およびデータ転送回路
    群を、前記表示回路の未使用中表示の前記複数のベクト
    ルレジスタ群、前記複数のベクトル演算器群、および前
    記複数のデータ転送回路群から選択し、前記選択したベ
    クトルレジスタ群、ベクトル演算器群、およびデータ転
    送回路群に対応する前記表示回路を使用中にし、更に前
    記選択した群に属するベクトルレジスタ、ベクトル演算
    器、およびデータ転送回路の使用を各ベクトル演算処理
    ユニットへ通知すると共に、前記ベクトル命令を各ベク
    トル演算処理ユニットへ通知する命令実行判定回路と、 前記スカラー演算処理ユニットからのベクトル命令で指
    定されるベクトル長から、各ベクトル演算処理ユニット
    で処理するベクトル要素処理数を決定し前記複数個のベ
    クトル演算処理ユニットへ通知するベクトル長決定回路
    と、 前記使用を通知された前記ベクトルレジスタ、前記ベク
    トル演算器、及び前記データ転送回路を動作させながら
    前記通知された前記ベクトル命令を実行し、かつ、前記
    通知された前記ベクトル要素処理数分のベクトル要素の
    実行終了時に、前記使用を通知された前記ベクトルレジ
    スタ、前記ベクトル演算器、及び前記データ転送回路の
    実行終了を表示リセット部へ通知する前記複数のベクト
    ル演算処理ユニット内のそれぞれに設けられる命令実行
    制御部と、 各群に属する全てのベクトルレジスタ、ベクトル演算
    器、および、データ転送回路についての終了通知を受け
    た場合に、その群に対応する表示回路内の表示を未使用
    にリセットする手段とを有することを特徴とするベクト
    ル処理装置。
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