JPH06267420A - カラー蛍光体面の製造方法及びそれを用いた陰極線管 - Google Patents

カラー蛍光体面の製造方法及びそれを用いた陰極線管

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JPH06267420A
JPH06267420A JP4967093A JP4967093A JPH06267420A JP H06267420 A JPH06267420 A JP H06267420A JP 4967093 A JP4967093 A JP 4967093A JP 4967093 A JP4967093 A JP 4967093A JP H06267420 A JPH06267420 A JP H06267420A
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film
phosphor
color
holding
laminate
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JP4967093A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Osaka
宣久 大坂
Yukihiro Ikegami
幸弘 池上
Tsukasa Mizobuchi
司 溝渕
Kosei Okada
孝生 岡田
Kiichiro Ishiguro
喜一郎 石黒
Masanori Itakura
正則 板倉
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】焼成可能な有機成分からなるフィルムを積層し
て得られる蛍光体積層物の蛍光体膜面全面を保持しなが
ら切断して得られた蛍光体膜を、カラー陰極線管用前面
パネルに接着または圧着し、蛍光体膜の焼成工程にて該
焼成可能な有機成分からなるフィルムを同時に焼成分解
する。 【効果】高精細で、且つ画質の良好なカラー陰極線管を
得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー蛍光体面の製造
方法及びそれを用いた陰極線管に関するものであり、最
近、要求の高まっているカラー陰極線管の高精細度化を
実現するためのものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー陰極線管(以下、カラーC
RTと略す)の電子銃の形式は、インライン方式と呼ば
れる3本の電子銃が直線に配置されたものが広く採用さ
れている。また、カラーCRT用前面パネルの蛍光体膜
のパターンには、ドット・パターンとストライプパター
ンが挙げられるが、近年は効率よく輝度をかせげ電子線
が正確に各発光蛍光体を励起することができるストライ
プパターンが主に用いられるようになっている。
【0003】ストライプパターンは、赤色発光蛍光体
膜、緑色発光蛍光体膜、青色発光蛍光体膜の繰り返しで
かつ、各色発光蛍光体膜の間にあるカーボン等の非発光
材料膜とから構成されている。
【0004】該ストライプパターンの形成方法として
は、露光技術を用いたスラリー法、ダスティング法、そ
して光粘着法、または印刷技術を用いたスクリーン法な
どが挙げられる。前者の露光技術を用いたストライプパ
ターンの形成方法では、微細なパターンを刻んだ露光マ
スクが不可欠である。そこで、CRTの小型化や高精細
度化を実現するためには、より高精度なストライプパタ
ーン用露光マスクが必要となるため、技術的な困難さが
伴い、また材料面、生産性の面からもコスト高となる。
【0005】また、ストライプパターンを形成するため
の露光装置をはじめとする設備面においてもコスト高で
あり、蛍光体回収などの手間もかかり、ロスが大きいと
いう欠点がある。
【0006】さらに、カラーCRT用前面パネル面にス
ラリー液など蛍光体を含んだ膜を塗布し露光を行うと、
蛍光体による紫外線の乱反射が発生し、露光パターンが
高精細になるほど一定のストライプ幅でストライプパタ
ーンを形成するのが困難になり、しかもストライプパタ
ーンの直線性も悪くなり、隣の色と混色してしまうとい
う問題点がある。後者の印刷技術を用いたストライプパ
ターンの形成方法では、主にステンレススクリーンによ
るスクリーン印刷法が使用されている。
【0007】しかし、該ステンレススクリーンのストラ
イプパターンのスリット幅は最小で0.1mmであり、
CRTの小型化や高精細度化を実現する目的には用いる
ことができないという問題点がある。
【0008】現在、カラーCRTの高精細度化を実現す
る方法としては、例えば特開平1−265426号が挙
げられる。該特開平1−265426号は、電子銃の形
式はビーム・インデックス方式と呼ばれる1本の電子銃
で色切り換えを行う方法を採用している。
【0009】また、蛍光体膜のストライプパターンの形
成方法としては、赤、緑、もしくは青の蛍光体を均一分
散させた焼成可能な有機バインダー組成物からなるフィ
ルム状物と、超短残光蛍光体を均一に分散させた焼成可
能な有機バインダー組成物からなるフィルム状物、及
び、非発光性樹脂フィルム状物とを積層させて所定の厚
さとした積層物を厚さ方向に薄膜状に切断して蛍光体膜
を得、該蛍光体膜をカラーCRT用前面パネルに接着ま
たは圧着し、ついで焼成する方法を用いている。さらに
該蛍光体膜を用いたカラーCRT用前面パネルに、ファ
ンネル、電子銃を組み合わせてカラーCRTを製造する
方法である。
【0010】以下前記蛍光体膜の形成方法を、『積層
法』と呼ぶ。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記積層法によるカラ
ーCRTの製造工程には、蛍光体膜を得るために積層物
を厚さ方向に薄膜状に切断する工程がある。しかし切り
出された該蛍光体膜は薄膜であるために、該蛍光体膜の
ストライプパターンに変形が生じ、これに基づく画質の
不良、特に色ずれ不良という致命的な欠陥が発生すると
いう問題があった。
【0012】該蛍光体膜の厚みが厚いと、該蛍光体膜の
ストライプパターンの変形は小さくなるが、焼成後の蛍
光体面の厚みが厚くなるため、カラーCRTとした場合
の輝度は低下してしまう。そこで、ストライプパターン
の変化をなくすほどに厚く切断することはできない。
【0013】また、該蛍光体膜面の周辺4辺を保持して
該積層物を切断した場合には、ストライプパターンの変
形の程度はかなりよくなるが、カラーCRTとした場合
の画質の不良、特に色ずれ不良をなくすまでには至らな
かった。
【0014】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを目的としたものであり、高精細で、かつ画質の良好
なカラー蛍光体面の製造方法及びそれを用いたカラーC
RTを提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、焼成可能な有機成
分からなるフィルムで積層物の蛍光体膜全面を保持しな
がら切断し、該蛍光体膜をカラーCRT用前面パネルに
接着または圧着し、蛍光体膜の焼成工程にて該フィルム
を同時に焼成分解すれば、この目的達成に有効であるこ
とを見いだし、本発明を完成するに到った。
【0016】すなわち本発明のカラー蛍光体面の製造方
法及びそれを用いた陰極線管は、 赤、緑、もしくは青の蛍光体を均一分散させた焼成
可能な有機バインダー組成物からなるフィルム状物、 超短残光蛍光体を均一に分散させた焼成可能な有機
バインダー組成物からなるフィルム状物、及び、 非発光性樹脂フィルム状物とを、積層させて所定の
厚さとした積層物を、厚さ方向に薄膜状に切断して蛍光
体膜を得て、該蛍光体膜をカラーCRT用前面パネルに
接着または圧着し、ついで焼成する蛍光体面の製造にお
いて、焼成可能な有機成分からなる蛍光体膜全面保持用
フィルム(以下、保持フィルムと略す)で積層物の切断
片全面を保持しながら切断し、カラーCRT用前面パネ
ルに固定した後、有機バインダー組成物とともに焼成す
ることを特徴とするものである。
【0017】また、前記記載のカラー蛍光体面の製造方
法により得られたカラー蛍光体面を構成部品とするカラ
ーCRTに関するものであり、該構成部品を用いた前面
パネルとファンネル、そして電子銃とを組み合わせカラ
ー陰極線管を得ることを特徴とするものでものである。
【0018】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明において用いられる蛍光体としては公知のものが使
用できるが、高精細ストライプパターンを得るために
は、粒径の小さい蛍光体が好ましい。該蛍光体の具体例
としては、赤色蛍光体ではY22S:Eu、緑色蛍光体
では(Zn、Cd)S:Cu,Al、青色蛍光体ではZ
nS:Ag等が挙げられ、各蛍光体の粒径としては3〜
10μm程度のものが用いられる。
【0019】本発明において用いられる有機バインダー
組成物としては、焼成性に優れた蛍光体を均一に分散さ
せることができる樹脂で、かつ、均一な膜厚を有するフ
ィルム状物を得ることができるものであれば特に限定さ
れるものではない。有機バインダー組成物の焼成残渣が
存在すると、CRTを製造する際に黒点発生の原因とな
ったり、CRTライフを大幅に短くする原因となり、好
ましくない。
【0020】本発明に用いられる非発光性樹脂フィルム
状物としては、非発光性で焼成性の良好なものであれば
特に限定されず、公知のものを使用できる。またCRT
にした際にコントラストを上げる目的で、該非発光性樹
脂フィルム状物中には、グラファイト等の遮光性物質を
混合することが好ましい。
【0021】有機バインダー組成物、非発光性樹脂フィ
ルムの具体例としては、例えば、セルロース系樹脂、ビ
ニルアルコール樹脂及びアクリル系樹脂等が挙げられる
が、この中で上記焼成性の点からアクリル系樹脂が好ま
しい。
【0022】蛍光体フィルム状物及び非発光性樹脂フィ
ルム状物を製造する方法としては、例えば蛍光体あるい
はグラファイト等の遮光性物質を分散させた、有機バイ
ンダー組成物または有機バインダー組成物単独の有機溶
剤希釈物を、ロールコーター等による塗布法やスクリー
ン印刷法等により塗布し、有機溶剤を乾燥除去する方法
が挙げられる。
【0023】上記方法により得られたフィルムを積層し
て積層物を形成する際の積層順序は、本発明の目的を満
足させるために必要な重ね方を選べば良い。
【0024】例えば図1に示すように、蛍光体フィルム
状物と非発光性樹脂フィルム状物とを交互に重ね、且つ
該蛍光体フィルム状物は「青、赤、緑」という順に重
ね、さらに蛍光体フィルム状物4層に1層の割合で、非
発光性フィルム状物を、非発光性フィルム状物で上下を
挟まれた超短残光蛍光体フィルムにて置き換えて得られ
る積層順序が挙げられる。
【0025】具体的には、青色蛍光体フィルム状物(以
下Bと略す)、非発光性樹脂フィルム状物、赤色蛍光体
フィルム状物(以下Rと略す)、非発光性樹脂フィルム
状物、緑色蛍光体フィルム状物(以下Gと略す)、非発
光性樹脂フィルム状物、B、非発光性樹脂フィルム状
物、超短残光蛍光体フィルム状物、非発光性樹脂フィル
ム状物、R、非発光性樹脂フィルム状物、G、・・・と
いう積層順序である。
【0026】この超短残光蛍光体フィルム状物は、隣色
との混色を防ぐために非発光性樹脂フィルムで上下を挟
む積層順序にしたものである。次に、積層物を図2に示
すように厚さ方向に切断することにより、図3に示すよ
うなB、非発光性樹脂フィルムで挟まれた超短残光蛍光
体フィルム、R、非発光性樹脂フィルム、G、非発光性
樹脂フィルム、B、非発光性樹脂フィルム、R、非発光
性樹脂フィルム、…が順に配列した蛍光体膜が得られ
る。
【0027】積層物の切断方法としては、例えばカッタ
ーやミクロトーム等を用いて切り出す方法が挙げられ
る。
【0028】また積層物の切断時における蛍光体膜の変
形を抑えるために、図2に示すように積層物の蛍光体膜
全面に予め保持フィルムを用いて保持する。
【0029】積層物に保持フィルムを接着する方法とし
ては、例えばアクリル系樹脂などの焼成性の良い粘着剤
の塗布された保持フィルムを積層物にはりつける方法が
挙げられる。本発明に用いられる全面保持用フィルムと
しては、焼成性にすぐれた樹脂で積層物切断時における
蛍光体膜面の変形を抑えることができる保持性能を持っ
たものであれば特に限定されるものではない。
【0030】保持フィルムの具体例としては、例えば、
セルロース系樹脂、ビニルアルコール樹脂及びアクリル
系樹脂等が挙げられるが、この中で上記焼成性の点から
アクリル系樹脂が好ましい。
【0031】アクリル樹脂の原料モノマーとしては、メ
チルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタクリレート、i−ブチルメ
タクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、sec−ブチルメタクリレート、
メタクリル酸、エチルアクリレート、2−エチルヘキシ
ルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、
i−ブチルアクリレート、メチルアクリレート、n−ブ
チルアクリレート、アクリル酸、sec−ブチルアクリ
レート、シクロヘキシルアクリレート等を挙げることが
できる。
【0032】原料モノマーは、一種のみを使用してもよ
いし、二種以上を併用してもよい。メタクリル系モノマ
ーとアクリル系モノマーを併用する場合は、メタクリル
系モノマーが60wt%以上であることが好ましい。6
0wt%未満であると、焼成を完結させるためには焼成
温度を高くする、あるいは、焼成時間を長くしなければ
ならず、生産性の低下につながり好ましくない。
【0033】保持フィルムのガラス転移温度は、フィル
ムを使用する環境の温度より20℃以上下まわらないこ
とが好ましい。この範囲外では、蛍光体膜面の保持性能
が不足となるため、歩留の低下につながり好ましくな
い。
【0034】保持フィルムの厚みとしては、十分な焼成
性を有し、かつ十分な保持性能を有する範囲においては
特に限定されるものではないが、一般に最適範囲として
は、フィルムの樹脂組成及び分子量により異なるが、5
〜100μmが好ましい。5μm未満では保持性能不足
となり、歩留の低下につながり好ましくない。また、1
00μmを越えると、焼成温度を高くする、あるいは焼
成時間を長くしなければならず、生産性の低下につなが
り好ましくない。
【0035】好ましい蛍光体膜の膜厚としては、通常1
0〜60μm程度のものが使用される。得られた蛍光体
膜は、保持フィルムで保持されたまま、カラーCRT用
前面パネルに接着または圧着する。
【0036】この際蛍光体膜をカラーCRT用前面パネ
ルへ接着する方法としては、例えば、水ガラス、ポリビ
ニルアルコール等の水溶性接着剤を前面パネル上に塗布
し、蛍光体膜を貼りあわせ乾燥、固定すれば良い。ま
た、圧着方法としては、例えば、蛍光体膜をガラス基板
上にゴムローラー等により基板と蛍光体膜との間に気泡
が残らないようにプレスし、固定すれば良い。
【0037】最後に、蛍光体膜付きカラーCRT用前面
パネルを焼成すると、蛍光体膜中に存在する有機バイン
ダー組成物及び保持フィルムが焼成し、カラー蛍光体面
を得る。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて説明する。実
施例中、「部」は「重量部」を、また「1トリプレッ
ト」とは、「蛍光体フィルム状物(R,G,B)の3層
と非発光性樹脂フィルム3層が交互に積層した6層」を
示す。
【0039】[実施例1] (積層物の製造)本発明において用いられる積層物は、
以下のようにして作成した。
【0040】すなわち、イソブチルメタクリレート89
部、ブチルアクリレート10部、メタクリル酸1部及び
アゾイソブチロニトリル1.5部を、窒素気流下、ブチ
ルセロソルブ中にて80℃、10時間反応させた。得ら
れたアクリル樹脂100部(固形分)に、赤、緑、青蛍
光体(商品名:P−22、日亜化学工業(株)製)、超
短残光蛍光体(商品名:P−47、日亜化学工業(株)
製)を各々につき330部をそれぞれ分散、混練し、ブ
チルセロソルブにて粘度を15000cps(25℃、
E型粘度計、東京計器(株)製)に調整し、赤蛍光体ペ
ースト、青蛍光体ペースト、緑蛍光体ペースト及び超短
残光蛍光体ペーストを得た。
【0041】同様にして、アクリル樹脂(固形分)10
0部にグラファイト粉末50部を、分散、混練したペー
ストを得、ターピネオールにて、粘度を30000cp
s(25℃、E型粘度計、東京計器(株)製)に調整し
ブラックマトリックス用グラファイトペーストとした。
【0042】以下、作成した5種類の該各ペーストを用
いて、積層物を製造する。まず、青蛍光体ペーストを、
ガラス板上に#200メッシュのスクリーン版で膜厚1
5μmにベタ印刷し、100℃で20分間乾燥し、Bを
作成した。
【0043】次に、該B上に、#400メッシュのスク
リーン版によってブラックマトリクス用グラファイトペ
ーストを用いる以外は該Bと同様の方法で、ブラックマ
トリクス用フィルム状物を膜厚1.5μmで作成した。
【0044】次に、該ブラックマトリクス用フィルム状
物上に、#200メッシュのスクリーン版で超短残光蛍
光体ペーストを用いる以外は該Bと同様の方法で、超短
残光蛍光体フィルム状物を膜厚12μmで作成した。
【0045】次に該超短残光蛍光体フィルム状物上に、
該ブラックマトリクス用フィルム状物と同様のブラック
マトリクス用フィルム状物を膜厚1.5μmで作成し
た。
【0046】次に、該ブラックマトリクス用フィルム状
物上に、赤蛍光体ペーストを用いる以外は該Bと同様の
方法でRを膜厚15μmで作成した。
【0047】次に、該R上に、ブラックマトリクス用グ
ラファイトペーストを用いる以外、該Bと同様の方法
で、ブラックマトリクス用フィルム状物を膜厚15μm
で作成した。
【0048】次に、該ブラックマトリクス用フィルム状
物上に、緑蛍光体ペーストを用いる以外は、該Bと同様
の方法でGを膜厚15μmで作成した。
【0049】以下同様にして、ブラックマトリックス用
フィルム状物、B、ブラックマトリックス用フィルム状
物、R、ブラックマトリクス用フィルム状物で挟まれた
超短残光蛍光体フィルム状物、G、・・・というように
順次積層していき、R、G、Bの4層に1層の割合で、
ブラックマトリックス用フィルム状物を、ブラックマト
リクス用フィルム状物で挟まれた超短残光蛍光体フィル
ム状物で置き換えたプレ積層物(24層:各膜厚15μ
m)を作成した。
【0050】次いで、得られたプレ積層物をガラス板よ
り剥離し、カッターにて等分割して得られたプレ積層物
50枚をプレスして圧着、積層し、200トリプレット
の積層物を作製した。
【0051】(保持フィルムの製造)i−ブチルメタク
リレート38部、n−ブチルメタクリレート62部、ア
ゾイソブチロニトリル1.25部を、窒素気流下、メチ
ルエチルケトン、トルエン1対1の混合溶剤中80℃で
10時間反応させることにより、分子量(Mw)2.7
×105 の樹脂を得た。
【0052】該樹脂の溶液を、ポリエステルフィルム上
にバーコーターにて塗布、乾燥し透明な膜厚10μmの
フィルムを得た。
【0053】該フィルム上に、2−エチルヘキシルメタ
クリレート20部、n−ブチルアクリレート75部、メ
タクリル酸5部、アゾイソブチロニトリル0.5部を窒
素気流下、ブチルカルビトール中、80℃で10時間反
応させた粘着剤をスクリーン印刷によるベタ印刷で塗布
し乾燥膜厚0.5μmになるようにして塗布した。
【0054】(蛍光体面の製造)積層法によって得られ
た積層物の厚さ方向面に、該保持フィルムを粘着剤面で
張りつけて、25℃の環境の下で、ミクロトームを用い
て積層物の厚さ方向に20μmの厚さに蛍光体膜を切り
出した。
【0055】次に、前面ガラス基板上に該蛍光体膜をポ
リビニルアルコール水溶液により接着し、450℃で6
0分間焼成し、不要なバインダー樹脂、接着剤、全面保
持用フィルム、粘着剤の有機成分を分解してカラー蛍光
体面を得た。
【0056】該カラー蛍光体面を光学顕微鏡で評価した
ところ、生産した蛍光体面中、99%の蛍光体面のスト
ライプパターンの寸法変化は起きていなかった。また、
保持フィルムの焼成残渣は残っていなかった。
【0057】[実施例2]保持フィルムの厚みを20μ
mにする以外は、実施例1と同様にして蛍光体面を作成
した。
【0058】得られた蛍光体面を光学顕微鏡で評価した
ところ、生産した蛍光体面中、99%の蛍光体面のスト
ライプパターン寸法変化は起きていなかった。また、保
持フィルムの焼成残渣は残っていなかった。
【0059】[実施例3]保持フィルムの厚みを5μm
にする以外は、実施例1と同様にして蛍光体面を作成し
た。得られた蛍光体面を光学顕微鏡で評価したところ、
生産した蛍光体面中、80%の蛍光体面のストライプパ
ターン寸法変化は起きていなかった。また、保持フィル
ムの焼成残渣は残っていなかった。
【0060】[実施例4] (保持フィルムの製造)i−ブチルメタクリレート55
部、エチルアクリレート45部、アゾイソブチロニトリ
ル1.25部を窒素気流下メチルエチルケトン、トルエ
ン1対1の混合溶剤中80℃、10時間反応させて保持
フィルム用樹脂を得る以外は、実施例1と同様にして保
持フィルムを作成した。
【0061】(蛍光体面の製造)保持フィルムの厚みを
20μm、フィルム樹脂組成(重量比)をiーブチルメ
タクリレート/エチルアクリレート=55/45、そし
てフィルム樹脂分子量(Mw)を2.8×105 にする
こと、及び焼成を450℃で180分間行うこと以外
は、実施例1と同様にして蛍光体面を作成した。
【0062】得られた蛍光体面を光学顕微鏡で評価した
ところ、生産した蛍光体面中、80%の蛍光体面でスト
ライプパターンの寸法変化は起きていなかった。保持フ
ィルムの焼成残渣は残っていなかった。
【0063】[実施例5] (保持フィルムの製造)エチルメタクリレート55部、
エチルアクリレート45部、アゾイソブチロニトリル
1.25部を窒素気流下メチルエチルケトン、トルエン
1対1の混合溶剤中80℃、10時間反応させて保持フ
ィルム用樹脂を得る以外は、実施例1と同様にして保持
フィルムを作成した。
【0064】(蛍光体面の製造)保持フィルムの厚みを
20μm、保持フィルム樹脂組成(重量比)をエチルメ
タクリレート/エチルアクリレート=55/45、そし
て保持フィルム用樹脂分子量(Mw)を2.6×105
とすること、及び焼成を450℃で180分間行うこと
以外は、実施例1と同様にして蛍光体面を作成した。
【0065】得られた蛍光体面を光学顕微鏡で評価した
ところ、生産した蛍光体面中、80%の蛍光体面では、
ストライプパターンの変化が起きていなかった。フィル
ムの焼成残渣は残っていなかった。
【0066】[比較例1]実施例1と同様にして積層物
を作製した。次いでミクロトームを用いて該積層物の厚
さ方向に、保持フィルムを用いずに、20μmの厚さに
切断し蛍光体膜を得た。次いで、ガラス基板上に該蛍光
体膜をポリビニルアルコール水溶液で接着し、450℃
で60分間焼成し、不要なバインダー樹脂、接着剤を分
解してカラー蛍光体面を得た。
【0067】この結果を光学顕微鏡で評価したところ、
生産した蛍光体面中、90%以上の蛍光体面でストライ
プパターンの寸法変化が起きていた。
【0068】[比較例2]実施例1と同様にして積層物
を作製した。次いで蛍光体積層物の周辺4辺を粘着剤に
て保持して、ミクロトームを用いて該積層物の厚さ方向
に、厚さ20μmに切断し、蛍光体膜を得た。次いで、
ガラス基板上に蛍光体膜をポリビニルアルコール水溶液
で接着し、450℃で60分間焼成し、蛍光体膜中の不
要なバインダー樹脂、接着剤を分解してカラー蛍光体面
を得た。
【0069】この結果を光学顕微鏡で評価したところ、
50%以上の蛍光体面でストライプパターンの寸法変化
が起きていた。
【0070】以上、実施例1〜5及び比較例1〜2の結
果を表1にまとめて記す。
【表1】
【0071】注1)モノマー名は、以下のように略記す
る。 i-BMA:イソブチルメタクリレート n-BMA:ノルマルブチルメタクリレート EMA :エチルメタクリレート EA :エチルアクリレート 注2)表中の蛍光体膜面保持性能は、生産品中、ストライフ゜
ハ゜ターンの寸法変化がない割合を下記記載の範囲に分け
て、○,○〜△,△〜×,×で示した。 ○:95%以上。 ○〜△:80%以上95%未満。 △〜×:10%以上50%未満。 ×:10%未満。 注3)表中の焼成性は、450℃での必要な焼成時間を
下記記載の範囲に分けて示した。 ○:90分以下。 ○〜△:90分を越える。
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の方法を用
いることにより、極めて精度が高く、且つ、高解像度を
有するカラー蛍光体面を効率よく製造することが可能で
あり、しかも高精細なRGBストライプを形成すること
ができるため、従来実用化が難しかった小型のカラー陰
極線管にも適用することが可能となり、その工業的意義
は著大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】青色蛍光体フィルム状物、ブラックマトリック
ス用フィルム状物で挟まれた超短残光蛍光体フィルム状
物、赤蛍光体フィルム状物、ブラックマトリックス用フ
ィルム状物、緑蛍光体フィルム状物、ブラックマトリッ
クス用フィルム状物の順に積層されたフィルム状物の積
層物の斜視図である。
【図2】フィルム状物の積層物の切断概念を示した斜視
図である。
【図3】ガラス基材に蛍光体膜を貼りつけた平面図であ
る。
【符号の説明】
A:積層物 B:蛍光体膜 C:蛍光体膜全面保持用フィルム D:ガラス基材 1:青色蛍光体フィルム状物 2:赤色蛍光体フィルム状物 3:緑色蛍光体フィルム状物 4:非発光性樹脂フィルム状物(グラファイト層) 5:超短残光蛍光体フィルム状物 6:ミクロトーム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
フロントページの続き (72)発明者 岡田 孝生 愛知県名古屋市東区砂田橋4丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 石黒 喜一郎 愛知県名古屋市東区砂田橋4丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 板倉 正則 愛知県名古屋市東区砂田橋4丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤、緑、もしくは青の蛍光体を均一分散
    させた焼成可能な有機バインダー組成物からなるフィル
    ム状物、超短残光蛍光体を均一分散させた焼成可能な有
    機バインダー組成物からなるフィルム状物、及び非発光
    性樹脂フィルム状物とを、積層させて所定の厚さとした
    積層物を厚さ方向に薄膜状に切断して蛍光体膜を得て、
    該蛍光体膜をカラー陰極線管用前面パネルに接着または
    圧着し、ついで焼成する蛍光体面の製造において、焼成
    可能な有機成分からなる蛍光体膜全面保持用フィルムで
    該積層物の切断面全面を保持しながら切断し、該カラー
    陰極線管用前面パネルに固定した後、該蛍光体膜全面保
    持用フィルムを有機バインダー組成物とともに焼成する
    ことを特徴とするカラー蛍光体面の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカラー蛍光体面を構成部
    品とすることを特徴とするカラー陰極線管。
JP4967093A 1993-03-10 1993-03-10 カラー蛍光体面の製造方法及びそれを用いた陰極線管 Pending JPH06267420A (ja)

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