JPH05128968A - カラー用陰極線管及びカラー陰極線管の製造方法 - Google Patents
カラー用陰極線管及びカラー陰極線管の製造方法Info
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- JPH05128968A JPH05128968A JP28800991A JP28800991A JPH05128968A JP H05128968 A JPH05128968 A JP H05128968A JP 28800991 A JP28800991 A JP 28800991A JP 28800991 A JP28800991 A JP 28800991A JP H05128968 A JPH05128968 A JP H05128968A
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- phosphor
- cathode ray
- ray tube
- color cathode
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 赤、緑、または青の蛍光体を均一に分散さ
せた焼成可能のフィルム状物、超短残光蛍光体を均一
に分散させた焼成可能のフィルム状物、及び非発光性
フィルム状物とを、積層して所定の厚さとした後
(A)、厚さ方向に薄膜状に切断し、この切断片Bをカ
ラー陰極線管用前面パネルに貼着し、次いで焼成する。 【効果】 高精細なパターンの蛍光体面を有するカラー
用陰極線管を、効率よく製造することができる。
せた焼成可能のフィルム状物、超短残光蛍光体を均一
に分散させた焼成可能のフィルム状物、及び非発光性
フィルム状物とを、積層して所定の厚さとした後
(A)、厚さ方向に薄膜状に切断し、この切断片Bをカ
ラー陰極線管用前面パネルに貼着し、次いで焼成する。 【効果】 高精細なパターンの蛍光体面を有するカラー
用陰極線管を、効率よく製造することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー用陰極線管に関
するものであり、最近、要求の高まっているカラー用陰
極線管の高細精度化を実現するために好適のものであ
る。
するものであり、最近、要求の高まっているカラー用陰
極線管の高細精度化を実現するために好適のものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近来、カラー陰極線管において、広く採
用されている電子銃の形式は、インライン方式と呼ばれ
る3本の電子銃が直線状に配置されたものである。ま
た、パネルの蛍光体膜は、ドット・パターンよりも効率
良く輝度をかせげ、電子線が正確に各発光色蛍光体を励
起することが出来るストライプ・パターンが、主に用い
られるようになっている。
用されている電子銃の形式は、インライン方式と呼ばれ
る3本の電子銃が直線状に配置されたものである。ま
た、パネルの蛍光体膜は、ドット・パターンよりも効率
良く輝度をかせげ、電子線が正確に各発光色蛍光体を励
起することが出来るストライプ・パターンが、主に用い
られるようになっている。
【0003】ストライプ・パターンは、赤色発光蛍光体
膜、緑色発光蛍光体膜、青色発光蛍光体膜の繰り返しと
各発光色蛍光体膜の間にあるカーボン等の非発光材料膜
で構成されている。従来の技術では、ストライプ・パタ
ーンの形成には、露光技術を用いたスラリー法やダステ
ィング法、光粘着法で行われており、他には、印刷技術
を用いたスクリーン印刷法がある。なかでも、最も代表
的な方法としてスラリー法が用いられている。ポリビニ
ルアルコールと重クロム酸塩との混合液に蛍光体を分散
させたスラリーと称する液をパネルに回転塗布し、その
後、シャドウマスク等の露光マスクを通して必要な部分
のみ紫外線照射により光硬化させ、蛍光体を固定する。
不必要な部分については、温純水で洗い落とし、蛍光体
膜のパターンが形成される。これを他の発光蛍光体やカ
ーボンについて全く同様に繰り返しストライプ・パター
ンの蛍光体膜を形成するものである。
膜、緑色発光蛍光体膜、青色発光蛍光体膜の繰り返しと
各発光色蛍光体膜の間にあるカーボン等の非発光材料膜
で構成されている。従来の技術では、ストライプ・パタ
ーンの形成には、露光技術を用いたスラリー法やダステ
ィング法、光粘着法で行われており、他には、印刷技術
を用いたスクリーン印刷法がある。なかでも、最も代表
的な方法としてスラリー法が用いられている。ポリビニ
ルアルコールと重クロム酸塩との混合液に蛍光体を分散
させたスラリーと称する液をパネルに回転塗布し、その
後、シャドウマスク等の露光マスクを通して必要な部分
のみ紫外線照射により光硬化させ、蛍光体を固定する。
不必要な部分については、温純水で洗い落とし、蛍光体
膜のパターンが形成される。これを他の発光蛍光体やカ
ーボンについて全く同様に繰り返しストライプ・パター
ンの蛍光体膜を形成するものである。
【0004】また、スクリーン印刷法は、印刷用の各発
光色蛍光体ペーストをパネルに直接または間接的に印刷
し、所定の場所に所定の蛍光体を固定させ、しかる後に
ペースト中のバインダー樹脂成分を焼成することにより
ストライプ・パターンの蛍光体膜を形成するものであ
る。この蛍光体膜を用いたパネルに、ファンネル、電子
銃を組み合わせて陰極線管を製造している。
光色蛍光体ペーストをパネルに直接または間接的に印刷
し、所定の場所に所定の蛍光体を固定させ、しかる後に
ペースト中のバインダー樹脂成分を焼成することにより
ストライプ・パターンの蛍光体膜を形成するものであ
る。この蛍光体膜を用いたパネルに、ファンネル、電子
銃を組み合わせて陰極線管を製造している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のストライプ
・パターンの蛍光体膜製造方法において、スラリー法、
ダスティング法、光粘着法では、いずれも露光工程を持
つが、この露光技術を用いた方法は微細なパターンを刻
んだ露光マスクが不可欠であり、陰極線管の小型化や高
精細度化を実現するためにはより高精度な露光マスクが
必要となり、技術的な困難さが伴い、材料面、生産性の
面からもコスト高となる。また露光装置をはじめとする
設備面においてもコスト高であり、蛍光体回収等の手間
もかかり、ロスが大きいという欠点がある。
・パターンの蛍光体膜製造方法において、スラリー法、
ダスティング法、光粘着法では、いずれも露光工程を持
つが、この露光技術を用いた方法は微細なパターンを刻
んだ露光マスクが不可欠であり、陰極線管の小型化や高
精細度化を実現するためにはより高精度な露光マスクが
必要となり、技術的な困難さが伴い、材料面、生産性の
面からもコスト高となる。また露光装置をはじめとする
設備面においてもコスト高であり、蛍光体回収等の手間
もかかり、ロスが大きいという欠点がある。
【0006】さらに、露光技術を用いた方法では、パネ
ル面に塗布されたスラリー液などの蛍光体を含んだ厚膜
の露光を行う際、蛍光体による紫外線の乱反射が発生
し、この厚膜への紫外線の入口側と厚膜中では、照射さ
れる断面積が後者の方が広く、ストライプ幅の調節が困
難になり、しかも、直線性も悪くなってしまうという問
題点がある。
ル面に塗布されたスラリー液などの蛍光体を含んだ厚膜
の露光を行う際、蛍光体による紫外線の乱反射が発生
し、この厚膜への紫外線の入口側と厚膜中では、照射さ
れる断面積が後者の方が広く、ストライプ幅の調節が困
難になり、しかも、直線性も悪くなってしまうという問
題点がある。
【0007】印刷技術を用いたスクリーン印刷法では、
主にステンレス・スクリーンを使用しているが、一般的
にはステンレス・スクリーンは、ストライプ・パターン
のスリット幅が最小で0.1mmであり、陰極線管の小型
化や高精細度化を実現する目的には、用いることが出来
ないという問題点がある。ビームインデックス方式の陰
極線管は、1本の電子線で色切り換えを行うものであ
り、この電子線をストライプ状のカラー蛍光体膜を横切
る方向に操作させ、電子線により励起された蛍光体が、
それぞれの色で発光する方式である。更に、電子線の画
面操作位置をインデックス光により検出し、これを色切
り換え信号にフィードバックして色ずれのない画像を得
ようとするものである。ここで、一般にインデックス光
は、蛍光体ストライプの位置に合わせてメタルバック膜
の上に配置した超短残光蛍光体から発光し、該インデッ
クス光は、ファンネルコーン部のインデックス光取り出
し窓から取り出されホトディテクター等の光検出器によ
り信号に変換している。
主にステンレス・スクリーンを使用しているが、一般的
にはステンレス・スクリーンは、ストライプ・パターン
のスリット幅が最小で0.1mmであり、陰極線管の小型
化や高精細度化を実現する目的には、用いることが出来
ないという問題点がある。ビームインデックス方式の陰
極線管は、1本の電子線で色切り換えを行うものであ
り、この電子線をストライプ状のカラー蛍光体膜を横切
る方向に操作させ、電子線により励起された蛍光体が、
それぞれの色で発光する方式である。更に、電子線の画
面操作位置をインデックス光により検出し、これを色切
り換え信号にフィードバックして色ずれのない画像を得
ようとするものである。ここで、一般にインデックス光
は、蛍光体ストライプの位置に合わせてメタルバック膜
の上に配置した超短残光蛍光体から発光し、該インデッ
クス光は、ファンネルコーン部のインデックス光取り出
し窓から取り出されホトディテクター等の光検出器によ
り信号に変換している。
【0008】従来の方法によるカラー蛍光体膜を備えた
パネルでは、カラー蛍光体面とアルミ蒸着膜上のインデ
ックス蛍光体ストライプの位置合わせが難しく、また、
カラー蛍光体面のストライプ間隔と、インデックススト
ライプ間隔とのずれがあると、信号読み出しのずれが起
こってしまうという課題があった。この課題は画質特に
色ずれ不良という致命的な欠陥となり、品質の低下や、
生産性の低下を来すため、工業的な生産には不向きとさ
れていた。
パネルでは、カラー蛍光体面とアルミ蒸着膜上のインデ
ックス蛍光体ストライプの位置合わせが難しく、また、
カラー蛍光体面のストライプ間隔と、インデックススト
ライプ間隔とのずれがあると、信号読み出しのずれが起
こってしまうという課題があった。この課題は画質特に
色ずれ不良という致命的な欠陥となり、品質の低下や、
生産性の低下を来すため、工業的な生産には不向きとさ
れていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも
パネル、ファンネル、電子銃を有するカラー陰極線管に
おいて、赤、緑、または、青の蛍光体を均一分散させた
焼成可能な有機バインダー組成物からなるフィルム状物
と、超短残光蛍光体を均一に分散させた焼成可能な有機
バインダー組成物からなるフィルム状物、及び、非発光
性フィルム状物とを、積層させて所定の厚さとした積層
物を厚さ方向に薄膜状に切断し、この切断片をカラー陰
極線管用前面パネルに接着又は圧着し、ついで焼成し、
構成部品とすることを特徴とするカラー用陰極線管に関
し、また少なくともパネル、ファンネル、電子銃を有
するカラー陰極線管において、赤、緑、または、青の蛍
光体を均一分散させた焼成可能な有機バインダー組成物
からなるフィルム状物と、超短残光蛍光体を均一に分散
させた焼成可能な有機バインダー組成物からなるフィル
ム状物、及び、非発光性フィルム状物とを、積層させて
所定の厚さとした積層物を厚さ方向に薄膜状に切断し、
この切断片をカラー陰極線管用前面パネルに接着又は圧
着し、ついで焼成し、構成部品とすることを特徴とする
カラー用陰極線管の製造方法に関するものであって、該
構成部品である前面パネルとファンネル、電子銃とを組
み合わせ、カラー陰極線管を得るものである。
パネル、ファンネル、電子銃を有するカラー陰極線管に
おいて、赤、緑、または、青の蛍光体を均一分散させた
焼成可能な有機バインダー組成物からなるフィルム状物
と、超短残光蛍光体を均一に分散させた焼成可能な有機
バインダー組成物からなるフィルム状物、及び、非発光
性フィルム状物とを、積層させて所定の厚さとした積層
物を厚さ方向に薄膜状に切断し、この切断片をカラー陰
極線管用前面パネルに接着又は圧着し、ついで焼成し、
構成部品とすることを特徴とするカラー用陰極線管に関
し、また少なくともパネル、ファンネル、電子銃を有
するカラー陰極線管において、赤、緑、または、青の蛍
光体を均一分散させた焼成可能な有機バインダー組成物
からなるフィルム状物と、超短残光蛍光体を均一に分散
させた焼成可能な有機バインダー組成物からなるフィル
ム状物、及び、非発光性フィルム状物とを、積層させて
所定の厚さとした積層物を厚さ方向に薄膜状に切断し、
この切断片をカラー陰極線管用前面パネルに接着又は圧
着し、ついで焼成し、構成部品とすることを特徴とする
カラー用陰極線管の製造方法に関するものであって、該
構成部品である前面パネルとファンネル、電子銃とを組
み合わせ、カラー陰極線管を得るものである。
【0010】本発明に用いられる積層物切断片を得るた
めには、以下のような方法が採用される。即ち、本発明
に用いられる蛍光体としては、公知のものが使用できる
が、高精細ストライプパターンを得る為には粒径の細か
い蛍光体が好ましい。該蛍光体の具体例としては、赤で
はY2 O3 S:Eu、緑では(Zn、Cd)S:Cu,
Al、青ではZnS:Ag等が挙げられ、粒径としては
3〜10μm 程度のものが用いられる。
めには、以下のような方法が採用される。即ち、本発明
に用いられる蛍光体としては、公知のものが使用できる
が、高精細ストライプパターンを得る為には粒径の細か
い蛍光体が好ましい。該蛍光体の具体例としては、赤で
はY2 O3 S:Eu、緑では(Zn、Cd)S:Cu,
Al、青ではZnS:Ag等が挙げられ、粒径としては
3〜10μm 程度のものが用いられる。
【0011】蛍光体が分散されたフィルム状物に使用さ
れる有機バインダーとしては、焼成性に優れた樹脂で、
蛍光体を均一に分散させることができ、かつ、均一な膜
厚を有するフィルム状物を得ることができるものであれ
ば、特に限定されるものではない。焼成残渣が存在する
と、CRTを製造する際に、黒点発生の原因となった
り、CRTライフを大幅に短くする原因となり、好まし
くない。
れる有機バインダーとしては、焼成性に優れた樹脂で、
蛍光体を均一に分散させることができ、かつ、均一な膜
厚を有するフィルム状物を得ることができるものであれ
ば、特に限定されるものではない。焼成残渣が存在する
と、CRTを製造する際に、黒点発生の原因となった
り、CRTライフを大幅に短くする原因となり、好まし
くない。
【0012】有機バインダーの具体例としては、例え
ば、セルロース系樹脂、ビニルアルコール樹脂及び、メ
タクリル系樹脂等が挙げられるが、この中で上記焼成性
の点からメタクリル系樹脂が好ましい。本発明に用いら
れる非発光性フィルム状物としては、非発光性で焼成性
の良好なものであれば特に限定されるものでなく、上記
蛍光体フィルム状物に用いられる有機バインダーと、同
等のものから得られるフィルム状物が挙げられる。又、
このフィルム状物中には、CRTにした際にコントラス
トを上げる目的で、グラファイト等の遮光性物質を混合
することができる。
ば、セルロース系樹脂、ビニルアルコール樹脂及び、メ
タクリル系樹脂等が挙げられるが、この中で上記焼成性
の点からメタクリル系樹脂が好ましい。本発明に用いら
れる非発光性フィルム状物としては、非発光性で焼成性
の良好なものであれば特に限定されるものでなく、上記
蛍光体フィルム状物に用いられる有機バインダーと、同
等のものから得られるフィルム状物が挙げられる。又、
このフィルム状物中には、CRTにした際にコントラス
トを上げる目的で、グラファイト等の遮光性物質を混合
することができる。
【0013】上記蛍光体フィルム状物及び非発光性フィ
ルム状物を製造する方法としては、蛍光体を分散させた
有機バインダー又は有機バインダー単独の有機溶剤希釈
物を、ロールコーター等による塗布法やスクリーン印刷
法等により塗布し、有機溶剤を乾燥除去する方法が挙げ
られる。上記方法により得られたフィルム状物を積層し
て積層体を形成する際の積層順序は、本発明の目的を満
足させる為に必要な重ね方を選べば良い。例として、赤
(R)蛍光体フィルム状物、非発光性フィルム状物、緑
(G)蛍光体フィルム状物、非発光性フィルム状物、青
(B)蛍光体フィルム状物、非発光性フィルム状物とい
う順序に重ね、更に、R,G,B蛍光体フィルム状物層
4層に1層の割合で、非発光性フィルム状物を超短残光
蛍光体フィルム状物にて置き換えて、得られる積層順
序、あるいは、R,G,B蛍光体フィルム状物層2層に
1層の割合で、非発光性フィルム状物を超短残光蛍光体
フィルム状物にて置き換えて、得られる積層順序が上げ
られる。前者の例を図1に示す。この積層物を図2に示
すように、厚さ方向に切断することにより、図3に示す
ような、赤蛍光体フィルム状物、非発光性フィルム状
物、緑蛍光体フィルム状物、非発光性フィルム状物、青
蛍光体フィルム状物、非発光性フィルム状物、赤蛍光体
フィルム状物、超短残光蛍光体フィルム状物、緑蛍光体
フィルム状物、非発光フィルム状物…が、順に配列した
蛍光体膜が得られる。
ルム状物を製造する方法としては、蛍光体を分散させた
有機バインダー又は有機バインダー単独の有機溶剤希釈
物を、ロールコーター等による塗布法やスクリーン印刷
法等により塗布し、有機溶剤を乾燥除去する方法が挙げ
られる。上記方法により得られたフィルム状物を積層し
て積層体を形成する際の積層順序は、本発明の目的を満
足させる為に必要な重ね方を選べば良い。例として、赤
(R)蛍光体フィルム状物、非発光性フィルム状物、緑
(G)蛍光体フィルム状物、非発光性フィルム状物、青
(B)蛍光体フィルム状物、非発光性フィルム状物とい
う順序に重ね、更に、R,G,B蛍光体フィルム状物層
4層に1層の割合で、非発光性フィルム状物を超短残光
蛍光体フィルム状物にて置き換えて、得られる積層順
序、あるいは、R,G,B蛍光体フィルム状物層2層に
1層の割合で、非発光性フィルム状物を超短残光蛍光体
フィルム状物にて置き換えて、得られる積層順序が上げ
られる。前者の例を図1に示す。この積層物を図2に示
すように、厚さ方向に切断することにより、図3に示す
ような、赤蛍光体フィルム状物、非発光性フィルム状
物、緑蛍光体フィルム状物、非発光性フィルム状物、青
蛍光体フィルム状物、非発光性フィルム状物、赤蛍光体
フィルム状物、超短残光蛍光体フィルム状物、緑蛍光体
フィルム状物、非発光フィルム状物…が、順に配列した
蛍光体膜が得られる。
【0014】この時の切断方法としては、例えばミクロ
トームを用いて切り出す方法が挙げられる。蛍光体膜
の、膜厚としては、通常10〜60μm 程度のものが使
用される。得られた蛍光体膜は、カラー陰極線管用前面
パネルに接着または圧着された後に焼成され、カラー蛍
光体面が得られる。蛍光体膜の前面パネルへの接着方法
としては、例えば、水ガラス、ポリビニルアルコール等
の水溶性接着剤を前面パネル上に塗布し、蛍光体膜を貼
りあわせ乾燥、固定すれば良い。また、圧着方法として
は、例えば、蛍光体膜をガラス基板上にゴムローラー等
により、基板と蛍光体膜との間に気泡が残らないように
プレスし、固定すれば良い。
トームを用いて切り出す方法が挙げられる。蛍光体膜
の、膜厚としては、通常10〜60μm 程度のものが使
用される。得られた蛍光体膜は、カラー陰極線管用前面
パネルに接着または圧着された後に焼成され、カラー蛍
光体面が得られる。蛍光体膜の前面パネルへの接着方法
としては、例えば、水ガラス、ポリビニルアルコール等
の水溶性接着剤を前面パネル上に塗布し、蛍光体膜を貼
りあわせ乾燥、固定すれば良い。また、圧着方法として
は、例えば、蛍光体膜をガラス基板上にゴムローラー等
により、基板と蛍光体膜との間に気泡が残らないように
プレスし、固定すれば良い。
【0015】本発明においては、蛍光体膜中に形成され
た赤、緑、青各色の境界部における色にじみにより、ブ
ラウン管に再生される画像のコントラストが低下する場
合には、蛍光体膜にブラックストライプ層を積層しても
良い。ブラックストライプ層の製造方法としては、特に
限定されるものではなく、公知の方法を用いることがで
きる。例えば、前面パネル上に特定幅を有するストライ
プメタルマスクを用いて、アルミ等の非発光性で光透過
性の低い材料で蒸着法により作成することができる。
た赤、緑、青各色の境界部における色にじみにより、ブ
ラウン管に再生される画像のコントラストが低下する場
合には、蛍光体膜にブラックストライプ層を積層しても
良い。ブラックストライプ層の製造方法としては、特に
限定されるものではなく、公知の方法を用いることがで
きる。例えば、前面パネル上に特定幅を有するストライ
プメタルマスクを用いて、アルミ等の非発光性で光透過
性の低い材料で蒸着法により作成することができる。
【0016】また、蛍光体膜にブラックストライプ層を
積層する方法としては、例えば、ブラックストライプ層
を前面パネル上に形成させ、次いでその上に、ブラック
ストライプ層と蛍光体膜中の非発光性樹脂部とが、一致
するように蛍光体膜を接着または圧着により積層すれば
良い。
積層する方法としては、例えば、ブラックストライプ層
を前面パネル上に形成させ、次いでその上に、ブラック
ストライプ層と蛍光体膜中の非発光性樹脂部とが、一致
するように蛍光体膜を接着または圧着により積層すれば
良い。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を用いて説明する。実
施例中、部、及び%は、それぞれ重量部及び重量%を示
す。 <実施例1>イソブチルメタクリレート89部、ブチル
アクリレート10部、メタクリル酸1部及びアゾイソブ
チロニトリル1.5部を、窒素気流下、ブチルセロソル
ブ中にて80℃、10時間反応させた。得られたアクリ
ル樹脂100部(固形分)に、赤、緑、青蛍光体(P−
22)、超短残光蛍光体(P−47)各々につき330
部をそれぞれ分散、混練し、ブチルセロソルブにて粘度
を15000cps (25℃E型粘度計、東京計器(株)
製)に調整し各カラー蛍光体ペーストを得た。
施例中、部、及び%は、それぞれ重量部及び重量%を示
す。 <実施例1>イソブチルメタクリレート89部、ブチル
アクリレート10部、メタクリル酸1部及びアゾイソブ
チロニトリル1.5部を、窒素気流下、ブチルセロソル
ブ中にて80℃、10時間反応させた。得られたアクリ
ル樹脂100部(固形分)に、赤、緑、青蛍光体(P−
22)、超短残光蛍光体(P−47)各々につき330
部をそれぞれ分散、混練し、ブチルセロソルブにて粘度
を15000cps (25℃E型粘度計、東京計器(株)
製)に調整し各カラー蛍光体ペーストを得た。
【0018】同様にして、アクリル樹脂(固形分)10
0部にグラファイト50部を、分散、混練したペースト
を得、ブチルセロソルブにて、粘度を30000cps (2
5℃E型粘度計、東京計器(株)製)に調整しブラック
マトリックス用グラファイトペーストとした。次いで、
上記で得られた青蛍光体ペーストをガラス板上に#20
0メッシュのスクリーン版により膜厚15μm にベタ印
刷を行い、80℃で10分間で乾燥し、青蛍光体のフィ
ルム状物を作成した。次に、該青蛍光体フィルム状物上
に#200メッシュのスクリーン版によって膜厚15μ
m で超短残光蛍光体ペーストをベタ印刷し、超短残光蛍
光体フィルム状物層を形成した。
0部にグラファイト50部を、分散、混練したペースト
を得、ブチルセロソルブにて、粘度を30000cps (2
5℃E型粘度計、東京計器(株)製)に調整しブラック
マトリックス用グラファイトペーストとした。次いで、
上記で得られた青蛍光体ペーストをガラス板上に#20
0メッシュのスクリーン版により膜厚15μm にベタ印
刷を行い、80℃で10分間で乾燥し、青蛍光体のフィ
ルム状物を作成した。次に、該青蛍光体フィルム状物上
に#200メッシュのスクリーン版によって膜厚15μ
m で超短残光蛍光体ペーストをベタ印刷し、超短残光蛍
光体フィルム状物層を形成した。
【0019】上記方法と同様にして、超短残光蛍光体フ
ィルム状物上に、赤蛍光体フィルム状物を積層した後、
グラファイトペーストを#200メッシュのスクリーン
版によって膜厚15μm にベタ印刷、乾燥し、ブラック
マトリックス用フィルム状物層を形成した。同様な操作
を繰り返し、緑蛍光体フィルム状物、ブラックマトリッ
クス用フィルム状物、青蛍光体フィルム状物、ブラック
マトリックス用フィルム状物、赤蛍光体フィルム状物、
超短残光蛍光体フィルム状物、緑蛍光体フィルム状物と
いうように、RGB蛍光体4層に1層の割合で、ブラッ
クマトリックス用フィルム状物を超短残光蛍光体フィル
ム状物で置き換えた積層体(24層)を作製した(図1
参照)。
ィルム状物上に、赤蛍光体フィルム状物を積層した後、
グラファイトペーストを#200メッシュのスクリーン
版によって膜厚15μm にベタ印刷、乾燥し、ブラック
マトリックス用フィルム状物層を形成した。同様な操作
を繰り返し、緑蛍光体フィルム状物、ブラックマトリッ
クス用フィルム状物、青蛍光体フィルム状物、ブラック
マトリックス用フィルム状物、赤蛍光体フィルム状物、
超短残光蛍光体フィルム状物、緑蛍光体フィルム状物と
いうように、RGB蛍光体4層に1層の割合で、ブラッ
クマトリックス用フィルム状物を超短残光蛍光体フィル
ム状物で置き換えた積層体(24層)を作製した(図1
参照)。
【0020】次いで、得られた積層物をガラス板より剥
離し、カッターにて等分割し、この等分割片50枚をブ
チルカルビトールを用いて接着、積層し、200トリプ
レット(1トリプレットは赤、青、緑の3色を示す。)
の蛍光体積層物を作製した。得られた積層物をミクロト
ームを用いて、積層体の奥行き方向に20μm の厚さに
切り出し、R,G,B蛍光体ストライプ数600本の蛍
光体膜を得た。
離し、カッターにて等分割し、この等分割片50枚をブ
チルカルビトールを用いて接着、積層し、200トリプ
レット(1トリプレットは赤、青、緑の3色を示す。)
の蛍光体積層物を作製した。得られた積層物をミクロト
ームを用いて、積層体の奥行き方向に20μm の厚さに
切り出し、R,G,B蛍光体ストライプ数600本の蛍
光体膜を得た。
【0021】ガラス基板上に、該積層体の切断片をポリ
ビニルアルコール水溶液により接着し、次いで、450
℃で60分間焼成し、ペースト中の不要なバインダー樹
脂、接着剤を分解してカラー蛍光体面を得た。該蛍光体
面を光学顕微鏡により目視評価したところ、一色の蛍光
体のストライプ幅が15±2μm 、ブラックマトリック
スストライプ幅が15±2μm と高精度で均一な面を有
する蛍光体面であった。
ビニルアルコール水溶液により接着し、次いで、450
℃で60分間焼成し、ペースト中の不要なバインダー樹
脂、接着剤を分解してカラー蛍光体面を得た。該蛍光体
面を光学顕微鏡により目視評価したところ、一色の蛍光
体のストライプ幅が15±2μm 、ブラックマトリック
スストライプ幅が15±2μm と高精度で均一な面を有
する蛍光体面であった。
【0022】続いて、該パネルとファンネルをフリット
シールにより接合し、電子銃を組み込みカラー陰極線管
を形成した。駆動方式にはビームインデックス方式を用
い、インデックス信号取り出し窓より、インデックス光
を取り出した。 <実施例2>非発光性フィルム部分を、実施例1に示す
アクリル樹脂とし、#100メッシュスクリーン版にて
膜厚15μm に印刷する以外は、実施例1と同様にし
て、積層体を得た。得られた積層体を、厚さ15μm に
切断し、実施例1と同様にして評価した。一色の蛍光体
のストライプ幅が15±2μm 、非発光性フィルム部分
が15±2μm と高精度で均一な面を有する蛍光体面で
あった。
シールにより接合し、電子銃を組み込みカラー陰極線管
を形成した。駆動方式にはビームインデックス方式を用
い、インデックス信号取り出し窓より、インデックス光
を取り出した。 <実施例2>非発光性フィルム部分を、実施例1に示す
アクリル樹脂とし、#100メッシュスクリーン版にて
膜厚15μm に印刷する以外は、実施例1と同様にし
て、積層体を得た。得られた積層体を、厚さ15μm に
切断し、実施例1と同様にして評価した。一色の蛍光体
のストライプ幅が15±2μm 、非発光性フィルム部分
が15±2μm と高精度で均一な面を有する蛍光体面で
あった。
【0023】次にガラス基板にパターン幅15μm のス
トライプメタルマスクを装着し、アルミ蒸着を行い、ス
トライプピッチ15μm のブラックストライプを作成し
た。このガラス基板上のブラックストライプ層の上に、
上記で得られた蛍光体膜をポリビニルアルコール水溶液
により接着し、アルミバック処理をした後、450℃で
60分間焼成し、ペースト中の不要なバインダー樹脂、
接着剤を分解してカラー蛍光体面を得た。
トライプメタルマスクを装着し、アルミ蒸着を行い、ス
トライプピッチ15μm のブラックストライプを作成し
た。このガラス基板上のブラックストライプ層の上に、
上記で得られた蛍光体膜をポリビニルアルコール水溶液
により接着し、アルミバック処理をした後、450℃で
60分間焼成し、ペースト中の不要なバインダー樹脂、
接着剤を分解してカラー蛍光体面を得た。
【0024】続いて、該パネルとファンネルをフリット
シールにより接合し、電子銃を組み込みカラー陰極線管
を形成した。駆動方式にはビームインデックス方式を用
い、インデックス信号取り出し窓より、インデックス光
を取り出した。
シールにより接合し、電子銃を組み込みカラー陰極線管
を形成した。駆動方式にはビームインデックス方式を用
い、インデックス信号取り出し窓より、インデックス光
を取り出した。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の方法によ
り極めて精度が高く、且つ、高解像度を有するカラー蛍
光体面を効率よく製造することが可能であり、しかも高
精細なRGBストライプを形成することと、発光させた
際の色ずれを無くすることとの両立が可能となり、従来
実用化が難しかった小型のCRTにも適用することがで
きる為、その工業的意義は著大である。
り極めて精度が高く、且つ、高解像度を有するカラー蛍
光体面を効率よく製造することが可能であり、しかも高
精細なRGBストライプを形成することと、発光させた
際の色ずれを無くすることとの両立が可能となり、従来
実用化が難しかった小型のCRTにも適用することがで
きる為、その工業的意義は著大である。
【図1】図1は、青蛍光体フィルム状物、超短残光蛍光
体フィルム、赤蛍光体フィルム状物、ブラックマトリッ
クス用フィルム状物、緑蛍光体フィルム状物、ブラック
マトリックス用フィルム状物の順に積層されたフィルム
状物の積層物をそれぞれ示す。
体フィルム、赤蛍光体フィルム状物、ブラックマトリッ
クス用フィルム状物、緑蛍光体フィルム状物、ブラック
マトリックス用フィルム状物の順に積層されたフィルム
状物の積層物をそれぞれ示す。
【図2】図2は、図1の切断の概念を示す。
【図3】図3は、ガラス基材に蛍光体面を貼りつけた図
を示す。
を示す。
【図4】図4は、本発明のカラー陰極線管の概略図を示
す。
す。
A…積層体 B…蛍光面 1…青蛍光体層 2…赤蛍光体層 3…緑蛍光体層 4…超短残光蛍光体層 5…グラファイト層 6…パネル 7…ファンネル 8…電子銃 9…フリット・シール 10…インデックス信号取り出し窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池上 幸弘 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 ▲徳▼田 修一郎 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 板倉 正則 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 東 光敏 長野県北佐久郡御代田町大字御代田4107番 地5 ミヨタ株式会社内 (72)発明者 横沢 浩 長野県北佐久郡御代田町大字御代田4107番 地5 ミヨタ株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくともパネル、ファンネル、電子銃
を有するカラー陰極線管において、赤、緑、若しくは、
青の蛍光体を均一分散させた焼成可能な有機バインダー
組成物からなるフィルム状物と、超短残光蛍光体を均一
に分散させた焼成可能な有機バインダー組成物からなる
フィルム状物、及び、非発光性フィルム状物とを、積層
させて所定の厚さとした積層物を厚さ方向に薄膜状に切
断し、この切断片をカラー陰極線管用前面パネルに接着
又は圧着し、ついで焼成し、構成部品とすることを特徴
とするカラー用陰極線管。 - 【請求項2】 少なくともパネル、ファンネル、電子銃
を有するカラー陰極線管において、赤、緑、若しくは、
青の蛍光体を均一分散させた焼成可能な有機バインダー
組成物からなるフィルム状物と、超短残光蛍光体を均一
に分散させた焼成可能な有機バインダー組成物からなる
フィルム状物、及び、非発光性フィルム状物とを、積層
させて所定の厚さとした積層物を厚さ方向に薄膜状に切
断し、この切断片をカラー陰極線管用前面パネルに接着
又は圧着し、ついで焼成し、構成部品とすることを特徴
とするカラー用陰極線管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28800991A JPH05128968A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | カラー用陰極線管及びカラー陰極線管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28800991A JPH05128968A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | カラー用陰極線管及びカラー陰極線管の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05128968A true JPH05128968A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=17724626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28800991A Pending JPH05128968A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | カラー用陰極線管及びカラー陰極線管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05128968A (ja) |
-
1991
- 1991-11-01 JP JP28800991A patent/JPH05128968A/ja active Pending
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