JPH06287237A - 塩化ビニル系重合体の製造方法 - Google Patents
塩化ビニル系重合体の製造方法Info
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- JPH06287237A JPH06287237A JP10201693A JP10201693A JPH06287237A JP H06287237 A JPH06287237 A JP H06287237A JP 10201693 A JP10201693 A JP 10201693A JP 10201693 A JP10201693 A JP 10201693A JP H06287237 A JPH06287237 A JP H06287237A
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- polymerization
- polymer
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Abstract
(57)【要約】
【構成】塩化ビニルを水性媒体中に懸濁分散させて懸濁
重合を行うことにより塩化ビニル系重合体を製造する方
法において、エチレン性二重結合を分子内に2個以上有
する多官能性単量体を、塩化ビニル100 重量部当り0.01
〜1.0重量部の量の、エチレン性二重結合を分子内に2
個以上有する多官能性単量体を、重合開始時から連続的
に重合系に添加しながら懸濁重合を行なうことを特徴と
する。 【効果】成形加工時の流動性(即ち、成形加工性)が向
上し、しかも機械的強度に優れた成形品を得ることがで
きる塩化ビニル系重合体を製造することができる。
重合を行うことにより塩化ビニル系重合体を製造する方
法において、エチレン性二重結合を分子内に2個以上有
する多官能性単量体を、塩化ビニル100 重量部当り0.01
〜1.0重量部の量の、エチレン性二重結合を分子内に2
個以上有する多官能性単量体を、重合開始時から連続的
に重合系に添加しながら懸濁重合を行なうことを特徴と
する。 【効果】成形加工時の流動性(即ち、成形加工性)が向
上し、しかも機械的強度に優れた成形品を得ることがで
きる塩化ビニル系重合体を製造することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ビニル系重合体の
懸濁重合による製造方法に関する。
懸濁重合による製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル系重合体は物理的性質に優れ
た樹脂であり、硬質及び軟質の成形材料として広く利用
されている。この塩化ビニル系重合体の成形法として
は、カレンダー成形、押出成形、射出成形等が一般的で
あるが、塩化ビニル系重合体は溶融温度が高いため、成
形加工に際して粘度を下げるために樹脂温度をかなり高
くしなければならず、しかもその分解温度が成形加工温
度に近いため、樹脂温度の上昇による溶融粘度の低下に
は限界がある。
た樹脂であり、硬質及び軟質の成形材料として広く利用
されている。この塩化ビニル系重合体の成形法として
は、カレンダー成形、押出成形、射出成形等が一般的で
あるが、塩化ビニル系重合体は溶融温度が高いため、成
形加工に際して粘度を下げるために樹脂温度をかなり高
くしなければならず、しかもその分解温度が成形加工温
度に近いため、樹脂温度の上昇による溶融粘度の低下に
は限界がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また塩化ビニル系重合
体の流動性を向上させる方法としては、重合度を下げ
る、エチレン,プロピレン,酢酸ビニル等と共重合す
る、スチレン系樹脂をブレンド或いはグラフト重合する
等の手段があるが、何れの方法においても、流動性は改
善されても、重合体の機械的強度が損なわれるという欠
点があった。
体の流動性を向上させる方法としては、重合度を下げ
る、エチレン,プロピレン,酢酸ビニル等と共重合す
る、スチレン系樹脂をブレンド或いはグラフト重合する
等の手段があるが、何れの方法においても、流動性は改
善されても、重合体の機械的強度が損なわれるという欠
点があった。
【0004】従って本発明の目的は、成形品の機械的特
性が損なわれず、成形加工時の流動性(即ち、成形加工
性)が改善された塩化ビニル系重合体を製造する方法を
提供することにある。
性が損なわれず、成形加工時の流動性(即ち、成形加工
性)が改善された塩化ビニル系重合体を製造する方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、塩化ビ
ニルを水性媒体中に懸濁分散させて懸濁重合を行うこと
により塩化ビニル系重合体を製造する方法において、塩
化ビニル100重量部当り0.01〜1.0重量部の量の、
エチレン性二重結合を分子内に2個以上有する多官能性
単量体を、重合開始時から連続的に重合系に添加しなが
ら懸濁重合を行なうことを特徴とする塩化ビニル系重合
体の製造方法が提供される。
ニルを水性媒体中に懸濁分散させて懸濁重合を行うこと
により塩化ビニル系重合体を製造する方法において、塩
化ビニル100重量部当り0.01〜1.0重量部の量の、
エチレン性二重結合を分子内に2個以上有する多官能性
単量体を、重合開始時から連続的に重合系に添加しなが
ら懸濁重合を行なうことを特徴とする塩化ビニル系重合
体の製造方法が提供される。
【0006】
【作用】本発明者等の研究によると、塩化ビニル系重合
体の流動性を向上させるためには、重合体中に低分子量
成分を含ませるとともに、重合体のポロシティを調整
し、1次粒子の球形度を向上させ且つ1次粒子間の融着
を防止することが必要である。また機械的強度を向上さ
せるためには、重合体中に適度な高重合度の成分を含ま
せることが必要である。
体の流動性を向上させるためには、重合体中に低分子量
成分を含ませるとともに、重合体のポロシティを調整
し、1次粒子の球形度を向上させ且つ1次粒子間の融着
を防止することが必要である。また機械的強度を向上さ
せるためには、重合体中に適度な高重合度の成分を含ま
せることが必要である。
【0007】本発明方法においては、共単量体として前
記多官能性単量体を使用し、且つこれらを重合開始時か
ら連続的に重合系に添加しながら懸濁重合を行なうこと
によって、テトラヒドロフラン不溶ゲル分が実質的に生
成しない程度のルーズな架橋が行なわれ、上述した種々
の条件を満足する重合体を得ることに成功したものであ
る。従って、本発明により製造される塩化ビニル系重合
体は、成形加工時の流動性に優れ、しかも成形品とした
ときの機械的強度も良好である。
記多官能性単量体を使用し、且つこれらを重合開始時か
ら連続的に重合系に添加しながら懸濁重合を行なうこと
によって、テトラヒドロフラン不溶ゲル分が実質的に生
成しない程度のルーズな架橋が行なわれ、上述した種々
の条件を満足する重合体を得ることに成功したものであ
る。従って、本発明により製造される塩化ビニル系重合
体は、成形加工時の流動性に優れ、しかも成形品とした
ときの機械的強度も良好である。
【0008】尚、本発明において、テトラヒドロフラン
不溶ゲル分とは、以下の方法で測定されたものをいう。
重合体1gを100mlの比色管に入れ、THF80mlを
加え、常温でよく振盪し、次いでこの比色管を75〜8
5℃の湯浴に入れて5分間の振盪を行った後、常温まで
冷却する。この比色管に更に100mlの標線までTHF
を加え、再びよく振盪する。しかる後、この比色管を一
昼夜静置し、この比色管の上澄みの部分を10mlピペッ
トで抜取り、THFを乾燥除去して樹脂分の重量(W
g)を精秤し、下記式より不溶ゲル分を算出する。 THF不溶ゲル分(%)=(1−W)g/1g×100
不溶ゲル分とは、以下の方法で測定されたものをいう。
重合体1gを100mlの比色管に入れ、THF80mlを
加え、常温でよく振盪し、次いでこの比色管を75〜8
5℃の湯浴に入れて5分間の振盪を行った後、常温まで
冷却する。この比色管に更に100mlの標線までTHF
を加え、再びよく振盪する。しかる後、この比色管を一
昼夜静置し、この比色管の上澄みの部分を10mlピペッ
トで抜取り、THFを乾燥除去して樹脂分の重量(W
g)を精秤し、下記式より不溶ゲル分を算出する。 THF不溶ゲル分(%)=(1−W)g/1g×100
【0009】単量体成分 本発明の製造方法において、単量体としては、塩化ビニ
ル及びエチレン性二重結合を分子内に2個以上有する多
官能性単量体が使用される。
ル及びエチレン性二重結合を分子内に2個以上有する多
官能性単量体が使用される。
【0010】この多官能性単量体としては、例えば、ジ
アリルイソフタレート、ジアリルテレフタレート等のフ
タル酸のジアリルエステル;ジアリルマレエート、ジア
リルフマレート、ジアリルイタコネート、ジビニルイタ
コネート、ジビニルフマレート等のエチレン性不飽和二
塩基酸のジアリル及びジビニルエステル;ジアリルアジ
ペート、ジビニルアジペート、ジアリルアゼレート、ジ
アリルセバケート等の飽和二塩基酸のジアリル及びジビ
ニルエステル;ジアリルエーテル、トリアリルシアヌレ
ート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルトリメ
リテート等のアリルエーテル;エチレングリコールジビ
ニルエーテル、n−ブタンジオールジビニルエーテル、
オクタデカンジビニルエーテル等のジビニルエーテル;
アクリル酸ビニル、アクリル酸アリル、メタクリル酸ビ
ニル、メタクリル酸アリル等の(メタ)アクリル酸のビ
ニル及びアリルエステル;エチレングリコールジメタク
リレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、
ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレング
リコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジア
クリレート等の多価アルコールのジアクリル及びジメタ
クリルエステル;トリメチロールプロパントリメタクリ
レート、トリメチロールエタントリメタクリレート、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロー
ルエタントリアクリレート、テトラメチルメタントリア
クリレート等の多価アルコールのトリアクリル及びトリ
メタクリルエステル;ビスメタクリロイルオキシエチレ
ンフタレート、1,3,5-トリアクリロイルヘキサハイドロ
トリアジン及び1,2-ブタジエンホモポリマー等の不飽和
結合含有低分子量ポリマー等を例示することができ、こ
れらは1種単独でも2種以上の組合せでも使用すること
ができる。
アリルイソフタレート、ジアリルテレフタレート等のフ
タル酸のジアリルエステル;ジアリルマレエート、ジア
リルフマレート、ジアリルイタコネート、ジビニルイタ
コネート、ジビニルフマレート等のエチレン性不飽和二
塩基酸のジアリル及びジビニルエステル;ジアリルアジ
ペート、ジビニルアジペート、ジアリルアゼレート、ジ
アリルセバケート等の飽和二塩基酸のジアリル及びジビ
ニルエステル;ジアリルエーテル、トリアリルシアヌレ
ート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルトリメ
リテート等のアリルエーテル;エチレングリコールジビ
ニルエーテル、n−ブタンジオールジビニルエーテル、
オクタデカンジビニルエーテル等のジビニルエーテル;
アクリル酸ビニル、アクリル酸アリル、メタクリル酸ビ
ニル、メタクリル酸アリル等の(メタ)アクリル酸のビ
ニル及びアリルエステル;エチレングリコールジメタク
リレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、
ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレング
リコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジア
クリレート等の多価アルコールのジアクリル及びジメタ
クリルエステル;トリメチロールプロパントリメタクリ
レート、トリメチロールエタントリメタクリレート、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロー
ルエタントリアクリレート、テトラメチルメタントリア
クリレート等の多価アルコールのトリアクリル及びトリ
メタクリルエステル;ビスメタクリロイルオキシエチレ
ンフタレート、1,3,5-トリアクリロイルヘキサハイドロ
トリアジン及び1,2-ブタジエンホモポリマー等の不飽和
結合含有低分子量ポリマー等を例示することができ、こ
れらは1種単独でも2種以上の組合せでも使用すること
ができる。
【0011】本発明において、これらの多官能性単量体
は、塩化ビニル100重量部当り、0.01〜1.0重量
部、特に0.05〜0.5重量部の量で使用される。この量が
1.0重量部よりも多いと、前述したゲル分率が5重量%
以下のルーズな架橋とならず、この結果、得られる重合
体は流動性が劣ったものとなる。また0.01重量部より
も少ないと、架橋構造が十分に形成されず、この結果、
得られる重合体は強度が不満足なものとなる。
は、塩化ビニル100重量部当り、0.01〜1.0重量
部、特に0.05〜0.5重量部の量で使用される。この量が
1.0重量部よりも多いと、前述したゲル分率が5重量%
以下のルーズな架橋とならず、この結果、得られる重合
体は流動性が劣ったものとなる。また0.01重量部より
も少ないと、架橋構造が十分に形成されず、この結果、
得られる重合体は強度が不満足なものとなる。
【0012】また、これらの多官能性単量体は、重合開
始時点から連続的に反応系に供給されることが必要であ
る。これらが一括して仕込まれた場合には、架橋によっ
て生成する高重合度の成分の偏在を生じるため、目的と
する機械的強度の向上を達成することができない。一般
に、これら多官能性単量体の連続的添加は、重合転化率
が50〜70%程度となる時点まで行なわれる。尚、本
発明において、重合開始時点とは、単量体成分と重合開
始剤とが混合された時点を意味する。
始時点から連続的に反応系に供給されることが必要であ
る。これらが一括して仕込まれた場合には、架橋によっ
て生成する高重合度の成分の偏在を生じるため、目的と
する機械的強度の向上を達成することができない。一般
に、これら多官能性単量体の連続的添加は、重合転化率
が50〜70%程度となる時点まで行なわれる。尚、本
発明において、重合開始時点とは、単量体成分と重合開
始剤とが混合された時点を意味する。
【0013】また本発明においては、塩化ビニル重合体
の特性が損なわれない限りにおいて、塩化ビニル及び上
記多官能性単量体以外に、塩化ビニルと共重合可能なコ
モノマーを使用することができる(通常、仕込み単量体
中に塩化ビニルを50重量%以上含有していればよい)。
かかるコモノマーとしては、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル等のビニルエステル、アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル等の(メタ)アクリル酸エステル、エチレ
ン、プロピレン等のオレフィン、無水マレイン酸、アク
リロニトリル、スチレン、塩化ビニリデン等を例示する
ことができる。
の特性が損なわれない限りにおいて、塩化ビニル及び上
記多官能性単量体以外に、塩化ビニルと共重合可能なコ
モノマーを使用することができる(通常、仕込み単量体
中に塩化ビニルを50重量%以上含有していればよい)。
かかるコモノマーとしては、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル等のビニルエステル、アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル等の(メタ)アクリル酸エステル、エチレ
ン、プロピレン等のオレフィン、無水マレイン酸、アク
リロニトリル、スチレン、塩化ビニリデン等を例示する
ことができる。
【0014】重合開始剤 また前述した単量体とともに水性媒体中に懸濁分散され
るその他の重合成分としては、重合開始剤が使用され
る。この重合開始剤としては、従来から塩化ビニルの重
合に使用されているものを使用することができ、例えば
t−ブチルパーオキシネオデカノエート、 t−ヘキシル
パーオキシネオデカノエート、 t−ヘキシルパーオキシ
ピバレート、α−クミルパーオキシネオデカノエート、
t−ヘキシルネオヘキサノエート、 2,4,4−トリメチル
ペンチル−2−パーオキシ−2−ネオデカノエート等の
パーエステル化合物、ジイソプロピルパーオキシジカー
ボネート、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボ
ネート、ジ−2−エトキシエチルパーオキシジカーボネ
ート、ジメトキシイソプロピルパーオキシジカーボネー
ト等のパーカーボネート化合物、デカノイルパーオキシ
ド、ラウロイルパーオキシド、ベンゾイルパーオキシ
ド、クメンハイドロパーオキシド、シクロヘキサノンパ
ーオキシド、 2,4−ジクロロベンゾイルパーオキシド、
p−メンタンハイドロパーオキシド、 3,5,5−トリメチ
ルヘキサノイルパーオキシド、イソブチリルパーオキシ
ド、アセチルシクロヘキシルスルホニルパーオキシド等
のパーオキシド化合物、α,α′−アゾビスイソブチロ
ニトリル、α,α′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル) 、α,α′−アゾビス(4−メトキシ− 2,4−ジ
メチルバレロニトリル) 等のアゾ化合物を単独または2
種以上の組合せで使用することができる。またこれらは
油溶性の重合開始剤であるが、過硫酸カリウム、過硫酸
アンモニウム、過酸化水素等の水溶性重合開始剤を単独
または組み合わせて使用することもできる。重合開始剤
は、水または単量体の仕込み中、或いは仕込み終了後に
添加すればよく、予め単量体に均一に混合して単量体と
ともに仕込んでもよいし、水性エマルジョンとして水性
媒体とともに仕込んでもよい。
るその他の重合成分としては、重合開始剤が使用され
る。この重合開始剤としては、従来から塩化ビニルの重
合に使用されているものを使用することができ、例えば
t−ブチルパーオキシネオデカノエート、 t−ヘキシル
パーオキシネオデカノエート、 t−ヘキシルパーオキシ
ピバレート、α−クミルパーオキシネオデカノエート、
t−ヘキシルネオヘキサノエート、 2,4,4−トリメチル
ペンチル−2−パーオキシ−2−ネオデカノエート等の
パーエステル化合物、ジイソプロピルパーオキシジカー
ボネート、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボ
ネート、ジ−2−エトキシエチルパーオキシジカーボネ
ート、ジメトキシイソプロピルパーオキシジカーボネー
ト等のパーカーボネート化合物、デカノイルパーオキシ
ド、ラウロイルパーオキシド、ベンゾイルパーオキシ
ド、クメンハイドロパーオキシド、シクロヘキサノンパ
ーオキシド、 2,4−ジクロロベンゾイルパーオキシド、
p−メンタンハイドロパーオキシド、 3,5,5−トリメチ
ルヘキサノイルパーオキシド、イソブチリルパーオキシ
ド、アセチルシクロヘキシルスルホニルパーオキシド等
のパーオキシド化合物、α,α′−アゾビスイソブチロ
ニトリル、α,α′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル) 、α,α′−アゾビス(4−メトキシ− 2,4−ジ
メチルバレロニトリル) 等のアゾ化合物を単独または2
種以上の組合せで使用することができる。またこれらは
油溶性の重合開始剤であるが、過硫酸カリウム、過硫酸
アンモニウム、過酸化水素等の水溶性重合開始剤を単独
または組み合わせて使用することもできる。重合開始剤
は、水または単量体の仕込み中、或いは仕込み終了後に
添加すればよく、予め単量体に均一に混合して単量体と
ともに仕込んでもよいし、水性エマルジョンとして水性
媒体とともに仕込んでもよい。
【0015】分散剤 本発明において、前記単量体成分及び重合開始剤の懸濁
分散液の調製のための分散剤としては、塩化ビニルの水
性媒体中での重合に従来から使用されている分散剤、例
えばメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース等の水溶性セルロースエーテル;水溶性
部分ケン化ポリビニルアルコール、アクリル酸重合体、
ゼラチン等の水溶性ポリマー等を例示することができ、
これらは1種単独でも2種以上を組み合わせても使用す
ることができる。これらの分散剤は、通常の塩化ビニル
単量体の重合に用いられる方法と同様の方法で使用され
る。
分散液の調製のための分散剤としては、塩化ビニルの水
性媒体中での重合に従来から使用されている分散剤、例
えばメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース等の水溶性セルロースエーテル;水溶性
部分ケン化ポリビニルアルコール、アクリル酸重合体、
ゼラチン等の水溶性ポリマー等を例示することができ、
これらは1種単独でも2種以上を組み合わせても使用す
ることができる。これらの分散剤は、通常の塩化ビニル
単量体の重合に用いられる方法と同様の方法で使用され
る。
【0016】重合条件 本発明において、重合は、前述した多官能性単量体を重
合開始時点から連続的に供給することを除けば、それ自
体公知の条件で行なうことができ、例えば、単量体等の
重合体成分を懸濁分散させるために使用する水性媒体の
仕込み量は、従来の方法と同様、単量体との仕込み比
(水/単量体)が 1.0〜1.5 程度でよく、必要に応じ
て、重合の途中で水を追加することもできる。
合開始時点から連続的に供給することを除けば、それ自
体公知の条件で行なうことができ、例えば、単量体等の
重合体成分を懸濁分散させるために使用する水性媒体の
仕込み量は、従来の方法と同様、単量体との仕込み比
(水/単量体)が 1.0〜1.5 程度でよく、必要に応じ
て、重合の途中で水を追加することもできる。
【0017】また本発明においては、前記重合条件を、
得られる重合体のテトラヒドロフラン不溶ゲル分が5重
量%以下となり且つ分子量分布(重量平均分子量Mw /
数平均分子量Mn)が2.5〜3.5の範囲となるように、設
定することが好適である。即ち、このゲル分が5重量%
以下程度にルーズに架橋され、しかも分子量分布が2.5
〜3.5の範囲となる程度に高分子量成分及び低分子量成
分が形成されることによって、流動性と機械的特性との
バランスのよい重合体を得ることができる。尚、前記不
溶ゲル分が5重量%以下となるような重合条件の設定
は、用いる多官能性単量体の種類及び量等に応じて、加
熱温度及び加熱時間毎に得られた重合体の不溶ゲル分を
測定しておくことにより定めることができる。
得られる重合体のテトラヒドロフラン不溶ゲル分が5重
量%以下となり且つ分子量分布(重量平均分子量Mw /
数平均分子量Mn)が2.5〜3.5の範囲となるように、設
定することが好適である。即ち、このゲル分が5重量%
以下程度にルーズに架橋され、しかも分子量分布が2.5
〜3.5の範囲となる程度に高分子量成分及び低分子量成
分が形成されることによって、流動性と機械的特性との
バランスのよい重合体を得ることができる。尚、前記不
溶ゲル分が5重量%以下となるような重合条件の設定
は、用いる多官能性単量体の種類及び量等に応じて、加
熱温度及び加熱時間毎に得られた重合体の不溶ゲル分を
測定しておくことにより定めることができる。
【0018】
実施例1 内容積 2.1m3 のステンレススチール製重合器に、 脱イオン水 900kg 部分ケン化ポリビニルアルコール 420g を水溶液にして投入し、さらに、 メルカプトエタノール 70g を投入した。器内を50mmHgになるまで脱気した後、 塩化ビニル単量体 700kg を仕込み、攪拌しながら、 t-ブチルパーオキシネオデカネート 350g をポンプで圧入すると同時に昇温を始めて重合を開始し
た。重合温度を61℃に保ちながら重合反応を行い、さ
らに重合開始時点から重合率が70%に達するまで、 ジアリルフタレート(DAP) 1.4kg を連続的に添加し、内圧が6.0kg/cm2 Gに達した時点で
重合を停止し、未反応単量体を回収し、得られた重合体
をスラリー状で器外に抜き出し、脱水乾燥して重合体を
得た。
た。重合温度を61℃に保ちながら重合反応を行い、さ
らに重合開始時点から重合率が70%に達するまで、 ジアリルフタレート(DAP) 1.4kg を連続的に添加し、内圧が6.0kg/cm2 Gに達した時点で
重合を停止し、未反応単量体を回収し、得られた重合体
をスラリー状で器外に抜き出し、脱水乾燥して重合体を
得た。
【0019】比較例1 実施例1において、DAPを用いなかった以外は同様に
して重合を行い、重合体を得た。
して重合を行い、重合体を得た。
【0020】比較例2 比較例1において、重合温度を57℃に変更し且つメル
カプトエタノールを添加しない以外は同様にして重合を
行い、重合体を得た。
カプトエタノールを添加しない以外は同様にして重合を
行い、重合体を得た。
【0021】比較例3 実施例1において、DAPの全量を、重合開始前(昇温
前)に添加した以外は同様にして重合を行い、重合体を
得た。
前)に添加した以外は同様にして重合を行い、重合体を
得た。
【0022】上記で得られた各重合体について、下記の
方法で各種物性を測定し、その結果を表1に示した。
方法で各種物性を測定し、その結果を表1に示した。
【0023】平均重合度の測定;THFに溶解した分に
ついて、JIS K−6721に準拠して測定した。
ついて、JIS K−6721に準拠して測定した。
【0024】引張試験:得られた重合体100重量部に
対し、DOP50重量部、エポキシ化大豆油5重量部及
びBa−Zn系安定剤1重量部を配合し、6インチロー
ルを用いて160℃の温度で3分間混練して0.8mmのロー
ルシートを作成した。このシートを用いて、プレス成形
シート(プレス条件:160 ℃×5分,プレス圧;30 kg/
cm2 G)を作成し、このプレス成形シートから試験片を
打抜き、JIS K−6723に準拠して、破断強度、
破断伸びを測定した。
対し、DOP50重量部、エポキシ化大豆油5重量部及
びBa−Zn系安定剤1重量部を配合し、6インチロー
ルを用いて160℃の温度で3分間混練して0.8mmのロー
ルシートを作成した。このシートを用いて、プレス成形
シート(プレス条件:160 ℃×5分,プレス圧;30 kg/
cm2 G)を作成し、このプレス成形シートから試験片を
打抜き、JIS K−6723に準拠して、破断強度、
破断伸びを測定した。
【0025】流動性試験:引張試験に際して作成された
ロールシートを使用し、高化式フローテスターにて、5
0kg荷重で流速20mm/secとなる温度を測定した。
ロールシートを使用し、高化式フローテスターにて、5
0kg荷重で流速20mm/secとなる温度を測定した。
【0026】分子量分布:ゲルパーミェーションクロマ
トグラフィーにより測定算出した。
トグラフィーにより測定算出した。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、成形加工時の流動性
(即ち、成形加工性)が向上し、しかも機械的強度に優
れた成形品を得ることができる塩化ビニル系重合体を製
造することができる。
(即ち、成形加工性)が向上し、しかも機械的強度に優
れた成形品を得ることができる塩化ビニル系重合体を製
造することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 塩化ビニルを水性媒体中に懸濁分散させ
て懸濁重合を行うことにより塩化ビニル系重合体を製造
する方法において、 塩化ビニル100重量部当り0.01〜1.0重量部の量
の、エチレン性二重結合を分子内に2個以上有する多官
能性単量体を、重合開始時から連続的に重合系に添加し
ながら懸濁重合を行なうことを特徴とする塩化ビニル系
重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10201693A JPH06287237A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 塩化ビニル系重合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10201693A JPH06287237A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 塩化ビニル系重合体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06287237A true JPH06287237A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14315965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10201693A Pending JPH06287237A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 塩化ビニル系重合体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06287237A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08134142A (ja) * | 1994-11-14 | 1996-05-28 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 艶消し性塩化ビニル系重合体の製造方法及び該重合体組成物の製造方法 |
| JPH09110906A (ja) * | 1995-10-17 | 1997-04-28 | Mitsubishi Chem Corp | 塩化ビニル系重合体の製造方法 |
| JPH09208631A (ja) * | 1996-02-07 | 1997-08-12 | Mitsubishi Chem Corp | 塩化ビニル系重合体 |
| JP2006225501A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 塩化ビニル系樹脂組成物およびその成形体 |
| WO2016195436A1 (ko) * | 2015-06-05 | 2016-12-08 | 주식회사 엘지화학 | 염화비닐계 중합체, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 열가소성 수지 조성물 |
| WO2016195435A1 (ko) * | 2015-06-05 | 2016-12-08 | 주식회사 엘지화학 | 비닐계 중합체 및 그 제조방법 |
-
1993
- 1993-04-05 JP JP10201693A patent/JPH06287237A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08134142A (ja) * | 1994-11-14 | 1996-05-28 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 艶消し性塩化ビニル系重合体の製造方法及び該重合体組成物の製造方法 |
| JPH09110906A (ja) * | 1995-10-17 | 1997-04-28 | Mitsubishi Chem Corp | 塩化ビニル系重合体の製造方法 |
| JPH09208631A (ja) * | 1996-02-07 | 1997-08-12 | Mitsubishi Chem Corp | 塩化ビニル系重合体 |
| JP2006225501A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 塩化ビニル系樹脂組成物およびその成形体 |
| WO2016195436A1 (ko) * | 2015-06-05 | 2016-12-08 | 주식회사 엘지화학 | 염화비닐계 중합체, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 열가소성 수지 조성물 |
| WO2016195435A1 (ko) * | 2015-06-05 | 2016-12-08 | 주식회사 엘지화학 | 비닐계 중합체 및 그 제조방법 |
| US10138311B2 (en) | 2015-06-05 | 2018-11-27 | Lg Chem, Ltd. | Vinyl-based polymer and method of preparing the same |
| US10336847B2 (en) | 2015-06-05 | 2019-07-02 | Lg Chem, Ltd. | Vinyl chloride-based polymer, method for preparing the same, and thermoplastic resin composition containing the same |
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