JPH06289535A - 写真用支持体 - Google Patents
写真用支持体Info
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- JPH06289535A JPH06289535A JP7698493A JP7698493A JPH06289535A JP H06289535 A JPH06289535 A JP H06289535A JP 7698493 A JP7698493 A JP 7698493A JP 7698493 A JP7698493 A JP 7698493A JP H06289535 A JPH06289535 A JP H06289535A
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- Japan
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- layer
- film
- polyester
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- curl
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、特に機械的強度が保持され、薄
膜化が可能で、感光材料にした際に、層間の剥離を起こ
さず、フィルムの外観を損なわず、短時間の処理におけ
る巻きぐせ解消性にも優れた、小型カメラに用いて好適
な写真用支持体を提供することを目的とする。 【構成】 前記課題を解決するための請求項1に記載の
発明は、ポリエステル層の少なくとも片面に金属スルホ
ネート基を有する芳香族ジカルボン酸とポリアルキレン
グリコールおよび/または飽和脂肪族ジカルボン酸を含
有する共重合ポリエステル層とを有し、少なくとも一つ
の共重合ポリエステル層とポリエステル層間に接着層を
介在することを特徴とする写真用支持体である。
膜化が可能で、感光材料にした際に、層間の剥離を起こ
さず、フィルムの外観を損なわず、短時間の処理におけ
る巻きぐせ解消性にも優れた、小型カメラに用いて好適
な写真用支持体を提供することを目的とする。 【構成】 前記課題を解決するための請求項1に記載の
発明は、ポリエステル層の少なくとも片面に金属スルホ
ネート基を有する芳香族ジカルボン酸とポリアルキレン
グリコールおよび/または飽和脂肪族ジカルボン酸を含
有する共重合ポリエステル層とを有し、少なくとも一つ
の共重合ポリエステル層とポリエステル層間に接着層を
介在することを特徴とする写真用支持体である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ロール状にして使用
される写真用支持体に関し、さらに詳しくは、処理機器
における巻きぐせ解消性に優れ、積層フィルムにおける
層の間で層間剥離を起こさず、適度な巾手カールを有
し、取扱い性にも優れ、かつ強度に優れた、ハロゲン化
銀写真感光材料に好適な写真用支持体に関する。
される写真用支持体に関し、さらに詳しくは、処理機器
における巻きぐせ解消性に優れ、積層フィルムにおける
層の間で層間剥離を起こさず、適度な巾手カールを有
し、取扱い性にも優れ、かつ強度に優れた、ハロゲン化
銀写真感光材料に好適な写真用支持体に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】現
在、手軽に撮影でき、取り扱いが容易で携帯にも便利な
小型カメラが実用化されている。しかし、携帯に便利で
手軽であることを考慮すると、より一層の小型化が望ま
れる。この小型化を追求する上で、内臓される写真フィ
ルムの収納スペースのコンパクト化が不可欠である。通
常、写真フィルムとしては、ロール状フィルムをスプー
ルに巻いた状態のものが内臓されるので、そのスペース
をコンパクト化して、なおかつ一定の撮影枚数(例えば
36枚撮り)を確保するためには、写真フィルム自体の
厚さを薄くする必要がある。
在、手軽に撮影でき、取り扱いが容易で携帯にも便利な
小型カメラが実用化されている。しかし、携帯に便利で
手軽であることを考慮すると、より一層の小型化が望ま
れる。この小型化を追求する上で、内臓される写真フィ
ルムの収納スペースのコンパクト化が不可欠である。通
常、写真フィルムとしては、ロール状フィルムをスプー
ルに巻いた状態のものが内臓されるので、そのスペース
をコンパクト化して、なおかつ一定の撮影枚数(例えば
36枚撮り)を確保するためには、写真フィルム自体の
厚さを薄くする必要がある。
【0003】ところで、市販の写真フィルムにおける写
真用支持体であるトリアセチルセルロース(TAC)の
厚みは、現行でも120〜125μm程度あり、その上
に設けられる感光層の厚み(25〜30μm程度)と比
べてもかなり厚い。このため、写真用支持体の厚みを薄
くすることが、写真フィルム全体の厚みを薄くする上で
最も有効な手段であると考えられる。
真用支持体であるトリアセチルセルロース(TAC)の
厚みは、現行でも120〜125μm程度あり、その上
に設けられる感光層の厚み(25〜30μm程度)と比
べてもかなり厚い。このため、写真用支持体の厚みを薄
くすることが、写真フィルム全体の厚みを薄くする上で
最も有効な手段であると考えられる。
【0004】従来から使用されているTACフィルム
は、もともと機械的強度が弱いので現行よりも薄くする
ことは不可能である。また、TACはフィルム作製の際
にメチレンクロライドを使用しており、処理上のコスト
も高くなり好ましくない。
は、もともと機械的強度が弱いので現行よりも薄くする
ことは不可能である。また、TACはフィルム作製の際
にメチレンクロライドを使用しており、処理上のコスト
も高くなり好ましくない。
【0005】一方、従来から写真用支持体としてポリエ
チレンテレフタレートが知られており、X線用フィルム
や製版用フィルムに用いられてきた。強度が優れている
ことから、これをカラーネガフィルムへ応用することも
考えられる。しかし、ポリエチレンテレフタレート支持
体は、その強度は優れているものの、一旦ついた巻きぐ
せが現像処理後もほとんど取れず、巻きぐせ解消性に劣
るという欠点がある。
チレンテレフタレートが知られており、X線用フィルム
や製版用フィルムに用いられてきた。強度が優れている
ことから、これをカラーネガフィルムへ応用することも
考えられる。しかし、ポリエチレンテレフタレート支持
体は、その強度は優れているものの、一旦ついた巻きぐ
せが現像処理後もほとんど取れず、巻きぐせ解消性に劣
るという欠点がある。
【0006】ポリエステル支持体の巻きぐせをなくす手
段として、ポリエステル支持体に親水性を持たせる方
法、例えば特開平1−244446号公報には親水化に
よる改良技術が示されている。しかし、現像処理後の巻
きぐせ解消性をTACと同程度まで向上させるために共
重合成分量を添加し、ただ単に親水化しただけでは、共
重合ポリエステル支持体の現像処理前の巻きぐせが増加
してしまう。したがって、これを現在の写真業界におけ
る、短時間処理型のミニラボ型自動現像処理機で現像処
理すると、巻きぐせが解消せず、取扱い性に劣り実用に
耐えない。さらに、感光材料にした際に乳剤層の収縮に
対する写真用支持体の巾手のアンチカールが施されてい
ないので、現像処理後の取扱い性が著しく悪く、この点
でも実用に耐えなかった。
段として、ポリエステル支持体に親水性を持たせる方
法、例えば特開平1−244446号公報には親水化に
よる改良技術が示されている。しかし、現像処理後の巻
きぐせ解消性をTACと同程度まで向上させるために共
重合成分量を添加し、ただ単に親水化しただけでは、共
重合ポリエステル支持体の現像処理前の巻きぐせが増加
してしまう。したがって、これを現在の写真業界におけ
る、短時間処理型のミニラボ型自動現像処理機で現像処
理すると、巻きぐせが解消せず、取扱い性に劣り実用に
耐えない。さらに、感光材料にした際に乳剤層の収縮に
対する写真用支持体の巾手のアンチカールが施されてい
ないので、現像処理後の取扱い性が著しく悪く、この点
でも実用に耐えなかった。
【0007】更に、特開平4−235036号公報にお
いては、親水性を付与した共重合ポリエステルとポリエ
ステルとを積層した3層構造の積層フィルムによる巻き
ぐせ解消の改良技術が示されている。しかし、この場合
も、感光材料にした際に短時間処理型の自動現像処理機
で現像処理すると、巻きぐせが解消せず、取扱い性が悪
く、実用に耐えなかった。さらに、通常、写真用フィル
ムには、カメラ等に内蔵されるために、写真用支持体の
両端部にパーフォレーションが設けられているが、この
写真用支持体を用いた場合、感光材料の両端部の穿孔に
おいて共重合ポリエステル層とポリエステル層との接着
強度が低いので、共重合ポリエステル層とポリエステル
層との間で剥離が起こり、現像処理後の感光材料を切断
し包装するときの取り扱い性が悪く、また、フィルムの
外観を損ない、実用に耐えるものではなかった。
いては、親水性を付与した共重合ポリエステルとポリエ
ステルとを積層した3層構造の積層フィルムによる巻き
ぐせ解消の改良技術が示されている。しかし、この場合
も、感光材料にした際に短時間処理型の自動現像処理機
で現像処理すると、巻きぐせが解消せず、取扱い性が悪
く、実用に耐えなかった。さらに、通常、写真用フィル
ムには、カメラ等に内蔵されるために、写真用支持体の
両端部にパーフォレーションが設けられているが、この
写真用支持体を用いた場合、感光材料の両端部の穿孔に
おいて共重合ポリエステル層とポリエステル層との接着
強度が低いので、共重合ポリエステル層とポリエステル
層との間で剥離が起こり、現像処理後の感光材料を切断
し包装するときの取り扱い性が悪く、また、フィルムの
外観を損ない、実用に耐えるものではなかった。
【0008】このように、現在の写真業界においては、
写真用として使用できる感光材料を得るためには、強度
に優れ、フィルムの外観を損なわず、短時間の処理にお
ける巻きぐせ解消性がよく、適度な巾手カールを有し、
取扱い性に優れるという特性をみたす薄手の写真用の開
発が必要とされている。
写真用として使用できる感光材料を得るためには、強度
に優れ、フィルムの外観を損なわず、短時間の処理にお
ける巻きぐせ解消性がよく、適度な巾手カールを有し、
取扱い性に優れるという特性をみたす薄手の写真用の開
発が必要とされている。
【0009】この発明は、上記従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、特に機械的強度が保持さ
れ、薄膜化が可能で、感光材料にした際にフィルムの外
観を損なわず、短時間の処理における巻きぐせ解消性に
も優れた、小型カメラに用いて好適な写真用支持体を提
供することにある。
れたものであり、その目的は、特に機械的強度が保持さ
れ、薄膜化が可能で、感光材料にした際にフィルムの外
観を損なわず、短時間の処理における巻きぐせ解消性に
も優れた、小型カメラに用いて好適な写真用支持体を提
供することにある。
【0010】
【前記課題を解決するための手段】前記課題を解決する
ための請求項1に記載の発明は、ポリエステル層の少な
くとも片面に金属スルホネート基を有する芳香族ジカル
ボン酸とポリアルキレングリコールおよび/または飽和
脂肪族ジカルボン酸を含有する共重合ポリエステル層と
を有し、少なくとも一つの共重合ポリエステル層とポリ
エステル層間に接着層を介在することを特徴とする写真
用支持体であり、前記請求項2に記載の発明は、テープ
剥離強度が1.5cm以下である前記請求項1に記載の
写真用支持体であり、前記請求項3に記載の発明は、前
記接着層が共重合ポリエステルとポリエステルとのブレ
ンド物からなる層であり、共重合ポリエステル/ポリエ
ステルのブレンド比率が25/75〜80/20である
前記請求項1又は2に記載の写真用支持体であり、前記
請求項4に記載の発明は、前記接着層の厚みが15μm
以下である前記請求項1〜3のいずれかに記載の写真用
支持体である。
ための請求項1に記載の発明は、ポリエステル層の少な
くとも片面に金属スルホネート基を有する芳香族ジカル
ボン酸とポリアルキレングリコールおよび/または飽和
脂肪族ジカルボン酸を含有する共重合ポリエステル層と
を有し、少なくとも一つの共重合ポリエステル層とポリ
エステル層間に接着層を介在することを特徴とする写真
用支持体であり、前記請求項2に記載の発明は、テープ
剥離強度が1.5cm以下である前記請求項1に記載の
写真用支持体であり、前記請求項3に記載の発明は、前
記接着層が共重合ポリエステルとポリエステルとのブレ
ンド物からなる層であり、共重合ポリエステル/ポリエ
ステルのブレンド比率が25/75〜80/20である
前記請求項1又は2に記載の写真用支持体であり、前記
請求項4に記載の発明は、前記接着層の厚みが15μm
以下である前記請求項1〜3のいずれかに記載の写真用
支持体である。
【0011】以下、この発明の写真用支持体について詳
細に説明する。
細に説明する。
【0012】この発明の写真用支持体は、ポリエステル
層の少なくとも片面に金属スルホネート基を有する芳香
族ジカルボン酸とポリアルキレングリコールおよび/ま
たは飽和脂肪族ジカルボン酸とを含有する共重合ポリエ
ステル層を有し、少なくとも一つの共重合ポリエステル
層とポリエステル層との間に、接着層を介在する写真用
支持体である。
層の少なくとも片面に金属スルホネート基を有する芳香
族ジカルボン酸とポリアルキレングリコールおよび/ま
たは飽和脂肪族ジカルボン酸とを含有する共重合ポリエ
ステル層を有し、少なくとも一つの共重合ポリエステル
層とポリエステル層との間に、接着層を介在する写真用
支持体である。
【0013】−−ポリエステル層−− 前記ポリエステル層に用いるポリエステルとしては、ジ
カルボン酸とジオールとを主構成成分とし、好ましくは
芳香族二塩基酸とグリコールとを主構成成分とする共重
合ポリエステルを挙げることができる。
カルボン酸とジオールとを主構成成分とし、好ましくは
芳香族二塩基酸とグリコールとを主構成成分とする共重
合ポリエステルを挙げることができる。
【0014】前記二塩基酸としては、例えばテレフタル
酸、イソフタル酸、2、6ーナフタレンジカルボン酸等
を挙げることができる。
酸、イソフタル酸、2、6ーナフタレンジカルボン酸等
を挙げることができる。
【0015】前記グリコールとしては、例えばエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、
ネオペンチルグリコール、1,4ーシクロヘキサンジメ
タノール、ジエチレングリコール、p−キシレングリコ
ール等を挙げることができる。
グリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、
ネオペンチルグリコール、1,4ーシクロヘキサンジメ
タノール、ジエチレングリコール、p−キシレングリコ
ール等を挙げることができる。
【0016】これらの中でも、テレフタル酸及びエチレ
ングリコールを主構成成分とするポリエチレンテレフタ
レート、並びに、2,6ーナフタレンジカルボン酸及び
エチレングリコールを主構成成分とするポリエチレン−
2,6−ナフタレートが好ましい。
ングリコールを主構成成分とするポリエチレンテレフタ
レート、並びに、2,6ーナフタレンジカルボン酸及び
エチレングリコールを主構成成分とするポリエチレン−
2,6−ナフタレートが好ましい。
【0017】また、ポリエステル本来の優れた性質を損
なわない範囲で、これらの主たる繰り返し単位が85モ
ル%以上の共重合体であってもよいし、他のポリマーが
ブレンドされていてもよい。
なわない範囲で、これらの主たる繰り返し単位が85モ
ル%以上の共重合体であってもよいし、他のポリマーが
ブレンドされていてもよい。
【0018】前記ポリエステルの固有粘度としては、
0.45〜0.80が好ましく、特に好ましくは0.5
5〜0.70である。この範囲を越えると積層フィルム
作製時の延伸性に劣り好ましくないことがある。
0.45〜0.80が好ましく、特に好ましくは0.5
5〜0.70である。この範囲を越えると積層フィルム
作製時の延伸性に劣り好ましくないことがある。
【0019】−−共重合ポリエステル層−− 前記共重合ポリエステル層における共重合ポリエステル
としては、たとえば金属スルホネート基を有する芳香族
ジカルボン酸を共重合成分とし、ジカルボン酸とジオー
ルとを主構成成分とし、好ましくは芳香族二塩基酸とグ
リコールとを主構成成分とする共重合ポリエステルを挙
げることができる。
としては、たとえば金属スルホネート基を有する芳香族
ジカルボン酸を共重合成分とし、ジカルボン酸とジオー
ルとを主構成成分とし、好ましくは芳香族二塩基酸とグ
リコールとを主構成成分とする共重合ポリエステルを挙
げることができる。
【0020】前記二塩基酸としては、例えばテレフタル
酸、イソフタル酸、2,6ーナフタレンジカルボン酸等
を挙げることができる。
酸、イソフタル酸、2,6ーナフタレンジカルボン酸等
を挙げることができる。
【0021】前記グリコールとしては、例えばエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、
ネオペンチルグリコール、1,4ーシクロヘキサンジメ
タノール、ジエチレングリコール、p−キシレングリコ
ール等を挙げることができる。
グリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、
ネオペンチルグリコール、1,4ーシクロヘキサンジメ
タノール、ジエチレングリコール、p−キシレングリコ
ール等を挙げることができる。
【0022】これらの中でも、テレフタル酸とエチレン
グリコールとを主構成成分とする共重合ポリエチレンテ
レフタレート、および2,6ーナフタレンジカルボン酸
とエチレングリコールとを主構成成分とする共重合ポリ
エチレン−2,6−ナフタレートが好ましい。
グリコールとを主構成成分とする共重合ポリエチレンテ
レフタレート、および2,6ーナフタレンジカルボン酸
とエチレングリコールとを主構成成分とする共重合ポリ
エチレン−2,6−ナフタレートが好ましい。
【0023】前記共重合ポリエステルの固有粘度として
は、0.35〜0.75が好ましく、特に好ましくは
0.45〜0.65である。この範囲を越えると積層フ
ィルム作製時の延伸性に劣り好ましくないことがある。
は、0.35〜0.75が好ましく、特に好ましくは
0.45〜0.65である。この範囲を越えると積層フ
ィルム作製時の延伸性に劣り好ましくないことがある。
【0024】前記金属スルホネート基を含有する芳香族
ジカルボン酸としては、たとえば5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸、2−ナトリウムスルホテレフタル酸、4
−ナトリウムスルホテレフタル酸、4−ナトリウムスル
ホ−2,6−ナフタレンジカルボン酸等を挙げることが
できる。これらの中でも、そのエステル形成性誘導体及
びこれらのナトリウムをカリウム、リチウム等の他の金
属で置換した化合物が好ましい。
ジカルボン酸としては、たとえば5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸、2−ナトリウムスルホテレフタル酸、4
−ナトリウムスルホテレフタル酸、4−ナトリウムスル
ホ−2,6−ナフタレンジカルボン酸等を挙げることが
できる。これらの中でも、そのエステル形成性誘導体及
びこれらのナトリウムをカリウム、リチウム等の他の金
属で置換した化合物が好ましい。
【0025】前記共重合ポリエステル中の共重合成分と
しては、金属スルホネート基を有する芳香族ジカルボン
酸を全エステル結合に対して3〜10モル%含有するこ
とが好ましい。
しては、金属スルホネート基を有する芳香族ジカルボン
酸を全エステル結合に対して3〜10モル%含有するこ
とが好ましい。
【0026】かつ、この発明の共重合ポリエステルには
ポリアルキレングリコールおよび/または飽和脂肪族ジ
カルボン酸を含有する。
ポリアルキレングリコールおよび/または飽和脂肪族ジ
カルボン酸を含有する。
【0027】前記共重合成分量としては、ポリアルキレ
ングリコールおよび/または飽和脂肪族ジカルボン酸を
全ポリマーに対して3〜10重量%含有することが好ま
しい。
ングリコールおよび/または飽和脂肪族ジカルボン酸を
全ポリマーに対して3〜10重量%含有することが好ま
しい。
【0028】なお、この発明においては、アルキレンオ
キシ単位の繰り返し構造を有するものであれば、前記ポ
リアルキレングリコールの代わりに使用することができ
る。例えば、ポリアルキレンオキシジカルボン酸(ポリ
エーテルジカルボン酸)等および/またはその誘導体を
用いることもできる。
キシ単位の繰り返し構造を有するものであれば、前記ポ
リアルキレングリコールの代わりに使用することができ
る。例えば、ポリアルキレンオキシジカルボン酸(ポリ
エーテルジカルボン酸)等および/またはその誘導体を
用いることもできる。
【0029】前記ポリアルキレングリコールとしては、
例えばポリエチレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール等を挙げることができる。これらに中でも、ポ
リエチレングリコールが好ましい。その分子量として
は、特に限定されないが、好ましくは300〜20,0
00、更に好ましくは600〜10,000、特に好ま
しくは1,000〜5,000である。
例えばポリエチレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール等を挙げることができる。これらに中でも、ポ
リエチレングリコールが好ましい。その分子量として
は、特に限定されないが、好ましくは300〜20,0
00、更に好ましくは600〜10,000、特に好ま
しくは1,000〜5,000である。
【0030】また、前述のように、ポリアルキレンオキ
シジカルボン酸を代わりに用いる場合には、ポリオキシ
ジカルボン酸が好ましい。その分子量としては、特に限
定されないが、好ましくは300〜20,000、さら
に好ましくは600〜10,000、特に好ましくは
1,000〜5,000である。
シジカルボン酸を代わりに用いる場合には、ポリオキシ
ジカルボン酸が好ましい。その分子量としては、特に限
定されないが、好ましくは300〜20,000、さら
に好ましくは600〜10,000、特に好ましくは
1,000〜5,000である。
【0031】前記飽和脂肪族ジカルボン酸としては、そ
のエステル形成誘導体であるものを使用することがで
き、例えばアジピン酸、セバシン酸のエステルであるア
ジピン酸ジメチル、セバシン酸ジメチル等を挙げること
ができる。これらの中で好ましいのは、アジピン酸ジメ
チルである。
のエステル形成誘導体であるものを使用することがで
き、例えばアジピン酸、セバシン酸のエステルであるア
ジピン酸ジメチル、セバシン酸ジメチル等を挙げること
ができる。これらの中で好ましいのは、アジピン酸ジメ
チルである。
【0032】−−接着層−− 前記接着層は、その厚みが通常20μm以下であり、好
ましくは15μm以下、さらに好ましくは5〜10μm
である。前記厚みが20μm以下であると、層間剥離を
起こさず、層間の接着強度を強くすることができるので
好ましい。前記接着層の厚みの下限は特に限定されない
が、0.1μm程度である。
ましくは15μm以下、さらに好ましくは5〜10μm
である。前記厚みが20μm以下であると、層間剥離を
起こさず、層間の接着強度を強くすることができるので
好ましい。前記接着層の厚みの下限は特に限定されない
が、0.1μm程度である。
【0033】前記接着層は、前記共重合ポリエステルと
前記ポリエステルとのブレンドであってもよく、好まし
くは層間の接着強度をよくするため、共重合ポリエステ
ル/ポリエステルのブレンド比率が25/75〜80/
20であることが好ましく、特に好ましくは35/65
〜60/40である。前記ブレンド比率が前記範囲内に
あると、層間の剥離が起きない上、巻きぐせ解消性、巾
手カールにも優れるので好ましい。
前記ポリエステルとのブレンドであってもよく、好まし
くは層間の接着強度をよくするため、共重合ポリエステ
ル/ポリエステルのブレンド比率が25/75〜80/
20であることが好ましく、特に好ましくは35/65
〜60/40である。前記ブレンド比率が前記範囲内に
あると、層間の剥離が起きない上、巻きぐせ解消性、巾
手カールにも優れるので好ましい。
【0034】−−層構成−− この発明において短時間処理における巻きぐせ解消性を
よくし、フィルムのパーフォレーション穿孔の際に剥離
が発生しないようにするために、この発明の積層構造と
しては2層、3層、4層以上であっても構わないが、設
備の点から2層、3層積層するのが好ましく、処理後の
取扱い性、巾手カールの点から、特に3層構造が好まし
い。ただし、接着層は積層フィルムを構成する層からは
除外している。
よくし、フィルムのパーフォレーション穿孔の際に剥離
が発生しないようにするために、この発明の積層構造と
しては2層、3層、4層以上であっても構わないが、設
備の点から2層、3層積層するのが好ましく、処理後の
取扱い性、巾手カールの点から、特に3層構造が好まし
い。ただし、接着層は積層フィルムを構成する層からは
除外している。
【0035】各層の厚みは、用いるポリエステル及び共
重合ポリエステルによって適宜決定しうるが、好ましく
はポリエステル層の厚みd1に対する共重合ポリエステ
ル層の厚みの総和d2の比が、0.7≦d2/d1≦3
であるのが好ましく、さらに好ましくは1≦d2/d1
≦2である。前記比が前記範囲内にあると、巻きぐせ解
消性に優れるので好ましい。また、ポリエステル層一層
の厚さは、好ましくは50μm以下、さらに好ましくは
40μm以下である。なお、写真用支持体の厚みの総和
は、特に限定されないが、40〜100μmが好まし
く、特に70〜90μmが好ましい。前記写真用支持体
の厚みが前記範囲内にあると、充分な強度及び巻きぐせ
解消性を有する写真用支持体を得ることができる。
重合ポリエステルによって適宜決定しうるが、好ましく
はポリエステル層の厚みd1に対する共重合ポリエステ
ル層の厚みの総和d2の比が、0.7≦d2/d1≦3
であるのが好ましく、さらに好ましくは1≦d2/d1
≦2である。前記比が前記範囲内にあると、巻きぐせ解
消性に優れるので好ましい。また、ポリエステル層一層
の厚さは、好ましくは50μm以下、さらに好ましくは
40μm以下である。なお、写真用支持体の厚みの総和
は、特に限定されないが、40〜100μmが好まし
く、特に70〜90μmが好ましい。前記写真用支持体
の厚みが前記範囲内にあると、充分な強度及び巻きぐせ
解消性を有する写真用支持体を得ることができる。
【0036】また、感光材料にした際の処理後の取扱い
性の点から、この発明の写真用支持体に巾手カールを付
与することが好ましい。2層構成の場合は、ポリエステ
ル層および共重合ポリエステルが好ましい。3層構成の
場合は、内層を構成するポリエステル層の両側の接着層
を除いた層構成が非対称であることが好ましく、特に外
層の厚みを異ならせることで巾手カールを付与すること
ができる。外層におけるそれぞれの層の厚みを厚いほう
からdA、dBとした場合、その比dA/dBは特に限
定されないが、1.1≦dA/dB≦5が好ましく、特
に好ましくは1.5≦dA/dB≦3である。前記比が
前記範囲内にあると、写真用支持体自身として、適度な
巾手のアンチカール性を有するし、巻きぐせ解消性に優
れ、処理後の取り扱い性も容易であるので好ましい。
性の点から、この発明の写真用支持体に巾手カールを付
与することが好ましい。2層構成の場合は、ポリエステ
ル層および共重合ポリエステルが好ましい。3層構成の
場合は、内層を構成するポリエステル層の両側の接着層
を除いた層構成が非対称であることが好ましく、特に外
層の厚みを異ならせることで巾手カールを付与すること
ができる。外層におけるそれぞれの層の厚みを厚いほう
からdA、dBとした場合、その比dA/dBは特に限
定されないが、1.1≦dA/dB≦5が好ましく、特
に好ましくは1.5≦dA/dB≦3である。前記比が
前記範囲内にあると、写真用支持体自身として、適度な
巾手のアンチカール性を有するし、巻きぐせ解消性に優
れ、処理後の取り扱い性も容易であるので好ましい。
【0037】また、この発明の写真用支持体がポリエス
テル層の両側に少なくとも1層以上有する場合は、たと
えば3層以上からなる場合は、接着層は接着強度を向上
し、乳剤層側からのパーフォレーション穿孔での剥離を
防ぐためには、乳剤層側のポリエステル層と共重合ポリ
エステル層の間に接着層を有することが好ましく、特に
好ましくは全てのポリエステル層と共重合ポリエステル
層の間に接着層を有する場合である。
テル層の両側に少なくとも1層以上有する場合は、たと
えば3層以上からなる場合は、接着層は接着強度を向上
し、乳剤層側からのパーフォレーション穿孔での剥離を
防ぐためには、乳剤層側のポリエステル層と共重合ポリ
エステル層の間に接着層を有することが好ましく、特に
好ましくは全てのポリエステル層と共重合ポリエステル
層の間に接着層を有する場合である。
【0038】処理後の取扱い性をするには、外層の厚み
が異なる以外に積層フィルムの共重合ポリエステル層の
ポリエステル種の主構成成分もしくは、主構成成分量が
異なるとか、共重合成分または共重合成分量が異なる、
さらには固有粘度が異なることが好ましい。
が異なる以外に積層フィルムの共重合ポリエステル層の
ポリエステル種の主構成成分もしくは、主構成成分量が
異なるとか、共重合成分または共重合成分量が異なる、
さらには固有粘度が異なることが好ましい。
【0039】積層フィルムの非対称性は各種分析機器を
用いて行うことができ、層構成についてはフィルムの断
面を顕微鏡観察、顕微鏡写真を撮影することができる。
また、該フィルムを顕微鏡観察を行いながら、各層を削
り取るか、フィルムを半分に分割する面まで、それぞれ
上下から削り取り上下の層それぞれの分析対象物を得
て、液体クロマトグラフィー、NMR、GPC(ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー)、固有粘度、IR
(赤外分光機器)等の測定をすることで非対称性を測定
することができる。
用いて行うことができ、層構成についてはフィルムの断
面を顕微鏡観察、顕微鏡写真を撮影することができる。
また、該フィルムを顕微鏡観察を行いながら、各層を削
り取るか、フィルムを半分に分割する面まで、それぞれ
上下から削り取り上下の層それぞれの分析対象物を得
て、液体クロマトグラフィー、NMR、GPC(ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー)、固有粘度、IR
(赤外分光機器)等の測定をすることで非対称性を測定
することができる。
【0040】−−任意成分−− なお、この発明に用いられる共重合ポリエステルには、
この発明の効果を阻害しない範囲で、更に他の成分が共
重合されていてもよいし、他のポリマーがブレンドされ
ていてもよい。
この発明の効果を阻害しない範囲で、更に他の成分が共
重合されていてもよいし、他のポリマーがブレンドされ
ていてもよい。
【0041】この発明に用いられるポリエステル及び共
重合ポリエステルはともに、重合段階でリン酸、亜リン
酸およびそれらのエステルならびに無機粒子(シリカ、
カオリン、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、二酸化
チタンなど)が含まれていてもよいし、重合後ポリマー
に無機粒子などがブレンドされていてもよい。さらに重
合段階、重合後のいずれかの段階で適宜顔料、紫外線吸
収剤、酸化防止剤等を添加することもできる。
重合ポリエステルはともに、重合段階でリン酸、亜リン
酸およびそれらのエステルならびに無機粒子(シリカ、
カオリン、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、二酸化
チタンなど)が含まれていてもよいし、重合後ポリマー
に無機粒子などがブレンドされていてもよい。さらに重
合段階、重合後のいずれかの段階で適宜顔料、紫外線吸
収剤、酸化防止剤等を添加することもできる。
【0042】この発明の写真用支持体を構成する共重合
ポリエステル樹脂を得るには、前述の共重合成分をエス
テル交換後に添加した後に溶融重合を行ってもよいし、
共重合成分をエステル交換前に添加した後にエステル交
換を行なって溶融重合を行ってもよいし、または溶融重
合で得られたポリマーを固相重合するなど公知の合成方
法を用いて行うことができる。
ポリエステル樹脂を得るには、前述の共重合成分をエス
テル交換後に添加した後に溶融重合を行ってもよいし、
共重合成分をエステル交換前に添加した後にエステル交
換を行なって溶融重合を行ってもよいし、または溶融重
合で得られたポリマーを固相重合するなど公知の合成方
法を用いて行うことができる。
【0043】この発明に用いるポリエステルフィルム中
には、種々の添加剤を含有せしめることができる。たと
えば、写真乳剤層を塗設したフィルムに光がエッジから
入射した時に起こるライトパイピング現象(ふちかぶ
り)を防止する目的として、該ポリエステル写真用支持
体中に染料を添加することもできる。フィルム染料は、
種類は特に限定されないが、ポリエステルフィルム製膜
工程上、耐熱性に優れたものが好ましく、例えば、アン
スラキノン系化学染料などを挙げることができる。ま
た、フィルム色調としては、一般の感光材料に見られる
ようにグレー染色が好ましく、1種類もしくは2種類以
上の染料を混合して用いてもよい。
には、種々の添加剤を含有せしめることができる。たと
えば、写真乳剤層を塗設したフィルムに光がエッジから
入射した時に起こるライトパイピング現象(ふちかぶ
り)を防止する目的として、該ポリエステル写真用支持
体中に染料を添加することもできる。フィルム染料は、
種類は特に限定されないが、ポリエステルフィルム製膜
工程上、耐熱性に優れたものが好ましく、例えば、アン
スラキノン系化学染料などを挙げることができる。ま
た、フィルム色調としては、一般の感光材料に見られる
ようにグレー染色が好ましく、1種類もしくは2種類以
上の染料を混合して用いてもよい。
【0044】−−写真用支持体の製造−− この発明の写真用支持体の製造方法としては、たとえ
ば、ポリエステルと共重合ポリエステルを別々の押出機
から溶融押出した後、溶融ポリマーの導管内または押出
口金内において層流状で多層に接合せしめて押出、冷却
ドラム上で冷却固化し未延伸フィルムを得た後、二軸延
伸し熱固定する方法、もしくはポリエステルまたは共重
合ポリエステル単体および、積層フィルムを押出機から
溶融押出し、冷却ドラム上で冷却固化した未延伸フィル
ムまたはこの未延伸フィルムを一軸延伸した一軸配向フ
ィルムの面に、必要に応じてアンカー剤、接着剤等をコ
ーティングした後その上にポリエステルまたは共重合ポ
リエステル単体および、積層フィルムをエクストルージ
ョンラミネートし、次いで二軸延伸を完了した後熱固定
するエクストルージョンラミネート方法などがあるが、
工程の簡易性から共押出法が好ましい。
ば、ポリエステルと共重合ポリエステルを別々の押出機
から溶融押出した後、溶融ポリマーの導管内または押出
口金内において層流状で多層に接合せしめて押出、冷却
ドラム上で冷却固化し未延伸フィルムを得た後、二軸延
伸し熱固定する方法、もしくはポリエステルまたは共重
合ポリエステル単体および、積層フィルムを押出機から
溶融押出し、冷却ドラム上で冷却固化した未延伸フィル
ムまたはこの未延伸フィルムを一軸延伸した一軸配向フ
ィルムの面に、必要に応じてアンカー剤、接着剤等をコ
ーティングした後その上にポリエステルまたは共重合ポ
リエステル単体および、積層フィルムをエクストルージ
ョンラミネートし、次いで二軸延伸を完了した後熱固定
するエクストルージョンラミネート方法などがあるが、
工程の簡易性から共押出法が好ましい。
【0045】でき上がったシートを二軸延伸する方法と
しては、一般的にはポリエステル層、または共重合ポリ
エステル層のガラス転移温度(Tg)の高い方のTgか
らTg+100℃の温度範囲で二軸方向に、たとえば次
の(A)〜(D)のプロセスを採用することができる。
しては、一般的にはポリエステル層、または共重合ポリ
エステル層のガラス転移温度(Tg)の高い方のTgか
らTg+100℃の温度範囲で二軸方向に、たとえば次
の(A)〜(D)のプロセスを採用することができる。
【0046】(A)未延伸シートをまず縦方向に延伸
し、次いで横方向に延伸する方法。
し、次いで横方向に延伸する方法。
【0047】(B)未延伸シートをまず横方向に延伸
し、次いで縦方向に延伸する方法。
し、次いで縦方向に延伸する方法。
【0048】(C)未延伸シートを1段または多段で縦
方向に延伸した後、再度縦方向に延伸し、次いで横方向
に延伸する方法。
方向に延伸した後、再度縦方向に延伸し、次いで横方向
に延伸する方法。
【0049】(D)未延伸シートを1段または多段で縦
方向に延伸した後、横方向に延伸し、再度縦方向に延伸
する方法。
方向に延伸した後、横方向に延伸し、再度縦方向に延伸
する方法。
【0050】延伸倍率は、面積比で4〜16倍の範囲で
行われることが好ましい。また、熱固定は150〜24
0℃の温度範囲で行うことができる。
行われることが好ましい。また、熱固定は150〜24
0℃の温度範囲で行うことができる。
【0051】この発明の積層フィルムは、現在知られて
いる各種用途に適用可能であるが、特にロール状フィル
ムに有用であり、写真用支持体に特に好ましく用いられ
る。
いる各種用途に適用可能であるが、特にロール状フィル
ムに有用であり、写真用支持体に特に好ましく用いられ
る。
【0052】この発明の積層フィルムは、少なくともそ
の一方の側に、少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層を
有することにより、ハロゲン化銀写真感光材料を構成す
る。乳剤層は、写真用支持体の片面に少なくとも一層設
けられていることもあるし、写真用支持体の両面に少な
くとも一層、または二層設けられていることもある。こ
の発明内の、巾手のカールを有する写真用支持体の場合
には、23℃、55%RH雰囲気下での写真用支持体の
凸面側に少なくとも一層ハロゲン化銀乳剤層を有する。
そして、このハロゲン化銀乳剤層は写真用支持体上に直
接塗設されるか、あるいは他の層、たとえばハロゲン化
銀乳剤を含まない親水性コロイド層を介して塗設される
ことができ、さらにハロゲン化銀乳剤層の上には、保護
層としての親水性コロイド層を塗設してもよい。またハ
ロゲン化銀乳剤層は、異なる感度、たとえば高感度及び
低感度の各ハロゲン化銀乳剤層に分けて塗設してもよ
い。この場合、各ハロゲン化銀乳剤層の間に、中間層を
設けてもよい。すなわち必要に応じて親水性コロイドか
らなる中間層を設けてもよい。またハロゲン化銀乳剤層
と保護層との間に、中間層、保護層、アンチハレーショ
ン層、バッキング層などの非感光性親水性コロイド層を
設けてもよい。
の一方の側に、少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層を
有することにより、ハロゲン化銀写真感光材料を構成す
る。乳剤層は、写真用支持体の片面に少なくとも一層設
けられていることもあるし、写真用支持体の両面に少な
くとも一層、または二層設けられていることもある。こ
の発明内の、巾手のカールを有する写真用支持体の場合
には、23℃、55%RH雰囲気下での写真用支持体の
凸面側に少なくとも一層ハロゲン化銀乳剤層を有する。
そして、このハロゲン化銀乳剤層は写真用支持体上に直
接塗設されるか、あるいは他の層、たとえばハロゲン化
銀乳剤を含まない親水性コロイド層を介して塗設される
ことができ、さらにハロゲン化銀乳剤層の上には、保護
層としての親水性コロイド層を塗設してもよい。またハ
ロゲン化銀乳剤層は、異なる感度、たとえば高感度及び
低感度の各ハロゲン化銀乳剤層に分けて塗設してもよ
い。この場合、各ハロゲン化銀乳剤層の間に、中間層を
設けてもよい。すなわち必要に応じて親水性コロイドか
らなる中間層を設けてもよい。またハロゲン化銀乳剤層
と保護層との間に、中間層、保護層、アンチハレーショ
ン層、バッキング層などの非感光性親水性コロイド層を
設けてもよい。
【0053】この発明のハロゲン化銀写真感光材料に用
いるハロゲン化銀としては、任意の組成のものを使用で
きる。例えば塩化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀、純臭化銀
もしくは沃臭化銀がある。
いるハロゲン化銀としては、任意の組成のものを使用で
きる。例えば塩化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀、純臭化銀
もしくは沃臭化銀がある。
【0054】この発明に用いられるハロゲン化銀乳剤に
は、増感色素、可塑剤、帯電防止剤、界面活性剤、硬膜
剤などを加えることもできる。
は、増感色素、可塑剤、帯電防止剤、界面活性剤、硬膜
剤などを加えることもできる。
【0055】この発明のハロゲン化銀写真感光材料を現
像処理するには、たとえば、T.H.ジェームス著ザ・
セオリィ・オブ・ザ・ホトグラフィック・プロセス第4
版(The Theory of thw Photo
graphic Process,Fourth Ed
ition)第291頁〜334頁およびジャーナル・
オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ(Jou
rnal of the American Chem
ical Society)第73巻、第3100頁
(1951)に記載されているごとき現像剤が使用し得
るものである。
像処理するには、たとえば、T.H.ジェームス著ザ・
セオリィ・オブ・ザ・ホトグラフィック・プロセス第4
版(The Theory of thw Photo
graphic Process,Fourth Ed
ition)第291頁〜334頁およびジャーナル・
オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ(Jou
rnal of the American Chem
ical Society)第73巻、第3100頁
(1951)に記載されているごとき現像剤が使用し得
るものである。
【0056】−−テープ剥離強度−− こうして得られた写真用支持体は、そのテープ剥離強度
が通常2cm以下であり、好ましくは1.5cmであ
り、更に好ましくは0.5cm以下である。前記テープ
剥離強度が前記範囲内にあると、層間の剥離を防止する
ことができるので好ましい。
が通常2cm以下であり、好ましくは1.5cmであ
り、更に好ましくは0.5cm以下である。前記テープ
剥離強度が前記範囲内にあると、層間の剥離を防止する
ことができるので好ましい。
【0057】なお、前記テープ剥離強度は以下のように
して測定することができる。
して測定することができる。
【0058】先ず、写真用支持体フィルムを23℃、5
5%RHの環境下で1日調湿した後、フィルムの表面に
テープ剥離方向に約45度の角度で巾3cm以上の切り
込みをいれる。次に、図1に示す通り、切り込みをまた
ぎ2cm、1cmの間隔で市販の粘着テープ(ニチバン
(株)製;セロハンテープ、巾約25mm)の一端を貼
りつけ、テープの一端をつかんですばやくテープを剥離
する。
5%RHの環境下で1日調湿した後、フィルムの表面に
テープ剥離方向に約45度の角度で巾3cm以上の切り
込みをいれる。次に、図1に示す通り、切り込みをまた
ぎ2cm、1cmの間隔で市販の粘着テープ(ニチバン
(株)製;セロハンテープ、巾約25mm)の一端を貼
りつけ、テープの一端をつかんですばやくテープを剥離
する。
【0059】そして、剥離後のフィルムの表面の剥離し
た部分の長さの最大値を測定する。表裏の両方について
測定し、その平均値をテープ剥離強度とした。
た部分の長さの最大値を測定する。表裏の両方について
測定し、その平均値をテープ剥離強度とした。
【0060】なお、感光材料作製後、感光材料の写真用
支持体に塗設された、両側のハロゲン化銀乳剤層および
/またはゼラチンバック層等を、パンクレアチン、また
は次亜塩素酸ナトリウム水溶液を使用して剥離した写真
用支持体を評価しても実質同じ値が得られるので、作製
感光材料をこのようにして剥離後、テープ剥離強度を測
定してもよい。
支持体に塗設された、両側のハロゲン化銀乳剤層および
/またはゼラチンバック層等を、パンクレアチン、また
は次亜塩素酸ナトリウム水溶液を使用して剥離した写真
用支持体を評価しても実質同じ値が得られるので、作製
感光材料をこのようにして剥離後、テープ剥離強度を測
定してもよい。
【0061】
【実施例】以下に、この発明の実施例を説明する。この
発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
【0062】(実施例1)テレフタル酸ジメチル100
重量部、エチレングリコール64重量部に、エステル交
換触媒として酢酸カルシウムの水和物を0.1重量部添
加し、常法によりエステル交換反応を行った。得られた
生成物に5−ナトリウムスルホ−ジ(β−ヒドロキシエ
チル)イソフタル酸(略称;SIP)のエチレングリコ
ール溶液(濃度35重量%)22重量部(4モル%/全
エステル結合)、ポリエチレングリコール(略称:PE
G)(数平均分子量:3000)10重量部(8重量%
/全ポリマー)、三酸化アンチモン0.05重量部、リ
ン酸トリメチルエステル0.13重量部、酸化防止剤と
してイルガノックス245(CIBA−GEIGY社
製)0.2重量部および水酸化ナトリウム0.02重量
部を添加した。次いで徐々に昇温、減圧にし、280
℃、0.5mmHgで重合を行い固有粘度0.55の共
重合ポリエステルを得た。
重量部、エチレングリコール64重量部に、エステル交
換触媒として酢酸カルシウムの水和物を0.1重量部添
加し、常法によりエステル交換反応を行った。得られた
生成物に5−ナトリウムスルホ−ジ(β−ヒドロキシエ
チル)イソフタル酸(略称;SIP)のエチレングリコ
ール溶液(濃度35重量%)22重量部(4モル%/全
エステル結合)、ポリエチレングリコール(略称:PE
G)(数平均分子量:3000)10重量部(8重量%
/全ポリマー)、三酸化アンチモン0.05重量部、リ
ン酸トリメチルエステル0.13重量部、酸化防止剤と
してイルガノックス245(CIBA−GEIGY社
製)0.2重量部および水酸化ナトリウム0.02重量
部を添加した。次いで徐々に昇温、減圧にし、280
℃、0.5mmHgで重合を行い固有粘度0.55の共
重合ポリエステルを得た。
【0063】この共重合ポリエステル、市販のポリエチ
レンテレフタレート、および共重合ポリエステルとポリ
エステルを40/60に混合(重量%)したものを各々
150℃で真空乾燥した後、5台の押出幾を用い280
℃で溶融押出し、3層各層、及び表側、裏側の接着層が
表1に示す素材からなるようにTダイ(マルチマニフォ
ールド型)内で層状に接合し、冷却ドラム上で急冷固化
させ、積層未延伸フィルムを得た。この時、各素材の押
出量を調整し各層の厚さを表1に示すように変化した。
次いで85℃で縦延伸(3.4倍)後、更に温度95℃
にて横延伸(3.4倍)した後、210℃で熱固定を行
い、膜厚80μmの二軸延伸フィルムを得た。
レンテレフタレート、および共重合ポリエステルとポリ
エステルを40/60に混合(重量%)したものを各々
150℃で真空乾燥した後、5台の押出幾を用い280
℃で溶融押出し、3層各層、及び表側、裏側の接着層が
表1に示す素材からなるようにTダイ(マルチマニフォ
ールド型)内で層状に接合し、冷却ドラム上で急冷固化
させ、積層未延伸フィルムを得た。この時、各素材の押
出量を調整し各層の厚さを表1に示すように変化した。
次いで85℃で縦延伸(3.4倍)後、更に温度95℃
にて横延伸(3.4倍)した後、210℃で熱固定を行
い、膜厚80μmの二軸延伸フィルムを得た。
【0064】このフィルム(試料No.1〜6)の物性
値を表1に示した。
値を表1に示した。
【0065】(感光材料の作成)前記写真用支持体の両
面に、8W/(m2 ・min)のコロナ放電処理を施
し、該フィルムの凸面、即ち共重合ポリエステル層の薄
い方の外層側に下記下引塗布液B−3を乾燥膜厚が0.
8μmになるよう、下引層B−3として、また、写真用
支持体をはさんで下引層B−3と反対側に下記下引塗布
液B−4を乾燥膜厚0.8μmになるよう下引層B−4
として塗設した。
面に、8W/(m2 ・min)のコロナ放電処理を施
し、該フィルムの凸面、即ち共重合ポリエステル層の薄
い方の外層側に下記下引塗布液B−3を乾燥膜厚が0.
8μmになるよう、下引層B−3として、また、写真用
支持体をはさんで下引層B−3と反対側に下記下引塗布
液B−4を乾燥膜厚0.8μmになるよう下引層B−4
として塗設した。
【0066】 <下引塗布液B−3> ブチルアクリレート30重量%、t-ブチルアクリレート20重量%、 スチレン25重量%及び2−ヒドロキシエチルアクリレート25重量% の共重合体ラテックス液(固形分30%) 270g 化合物(UL−1) 0.6g ヘキサメチレン−1,6−ビス(エチレンウレア) 0.8g 水で1リットルに仕上げる。
【0067】 <下引塗布液B−4> ブチルアクリレート40重量%、スチレン20重量%及び グリシジルアクリレート40重量%の共重合体ラテックス液 (固形分30%) 270g 化合物(UL−1) 0.6g ヘキサメチレン−1,6−ビス(エチレンウレア) 0.8g 水で1リットルに仕上げる。
【0068】更に、下引層B−3及び下引層B−4の上
に8W/(m2 ・min)のコロナ放電を施し、下引層
B−3の上には、下記塗布液B−5を乾燥膜厚0.1μ
mになるように下引層B−5として、下引層B−4の上
には、下記塗布液B−6を乾燥膜厚0.8μmになるよ
うに帯電防止機能をもつ下引層B−6として塗設した。
に8W/(m2 ・min)のコロナ放電を施し、下引層
B−3の上には、下記塗布液B−5を乾燥膜厚0.1μ
mになるように下引層B−5として、下引層B−4の上
には、下記塗布液B−6を乾燥膜厚0.8μmになるよ
うに帯電防止機能をもつ下引層B−6として塗設した。
【0069】 <下引塗布液B−5> ゼラチン 10g 化合物(UL−1) 0.2g 化合物(UL−2) 0.2g 化合物(UL−3) 0.1g 平均粒径3μmのシリカ粒子 0.1g 水で1リットルに仕上げる。
【0070】 <下引塗布液B−6> 水溶性導電性ポリマー(UL−4) 60g 化合物(UL−5)を成分とするラテックス液(固形分20%) 80g 硫酸アンモニウム 0.5g 硬化剤(UL−6) 12g ポリエチレングリコール(重量平均分子量600) 6g 水で1リットルに仕上げる。
【0071】使用した化合物(UL1〜6)の構造は、
まとめて後掲する。
まとめて後掲する。
【0072】前記下引層B−5の上に25W/(m2 ・
min)のコロナ放電を施し、また、下引層B−6の上
に8W/(m2 ・min)のコロナ放電を施した。
min)のコロナ放電を施し、また、下引層B−6の上
に8W/(m2 ・min)のコロナ放電を施した。
【0073】さらに下引層B−5の上に下記の乳剤層等
を、B−6の上に下記のバック層を、順次写真用支持体
側から形成して、多層カラー写真感光材料を作成した。
なお、以下の<バック層>及び<乳剤層>における数量
の表示は、m2 当たりの量を示す。
を、B−6の上に下記のバック層を、順次写真用支持体
側から形成して、多層カラー写真感光材料を作成した。
なお、以下の<バック層>及び<乳剤層>における数量
の表示は、m2 当たりの量を示す。
【0074】 <バック層> 第1層; ゼラチン 4.5g ナトリウム−ジ−(−2−エチルヘキシル)−スルホサクシネート 1.0mg トリポリ燐酸ナトリウム 76mg クエン酸 16mg カルボキシアルキルデキストラン硫酸エステル 49mg ビニルスルホン型硬膜剤 23mg 第2層(最外層); ゼラチン 1.5g ポリマービーズ(平均粒子径:3μm、ポリメチルメタアクリレート) 24mg ナトリウム−ジ−(−2−エチルヘキシル)−スルホサクシネート 15mg カルボキシアルキルデキストラン硫酸エステル 12mg ビニルスルホン型硬膜剤 30mg フッ素系界面活性剤(SB−2およびSB−3 モル比1:1) 45mg 化合物SB−1 230mg <乳剤層> 第1層;ハレーション防止層(HC) 黒色コロイド銀 0.15g UV吸収剤(UV−1) 0.20g カラードシアンカプラー(CC−1) 0.02g 高沸点溶媒(Oil−1) 0.20g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.20g ゼラチン 1.6g 第2層;中間層(IL−1) ゼラチン 1.3g 第3層;低感度赤感性乳剤層(R−L) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.3μm、平均沃度含有量2.0モル%) 0.4g 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.4μm、平均沃度含有量8.0モル%) 0.3g 増感色素(S−1) 3.2×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−2) 3.2×10-4( 〃 ) 増感色素(S−3) 0.2×10-4( 〃 ) シアンカプラー(C−1) 0.50g シアンカプラー(C−2) 0.13g カラードシアンカプラー(CC−1) 0.07g DIR化合物(D−1) 0.006g DIR化合物(D−2) 0.01g 高沸点溶媒(Oil−1) 0.55g ゼラチン 1.0g 第4層;高感度赤感性乳剤層(R−H) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.7μm、平均沃度含有量7.5モル%) 0.9g 増感色素(S−1) 1.7×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−2) 1.6×10-4( 〃 ) 増感色素(S−3) 0.1×10-4( 〃 ) シアンカプラー(C−2) 0.23g カラードシアンカプラー(CC−1) 0.03g DIR化合物(D−2) 0.02g 高沸点溶媒(Oil−1) 0.25g ゼラチン 1.0g 第5層;中間層(IL−2) ゼラチン 0.8g 第6層;低感度緑感性乳剤層(G−L) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.4μm、平均沃度含有量8.0モル%) 0.6g 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.3μm、平均沃度含有量2.0モル%) 0.2g 増感色素(S−4) 6.7×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−5) 0.8×10-4( 〃 ) マゼンタカプラー(M−1) 0.17g マゼンタカプラー(M―2) 0.43g カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.10g DIR化合物(D−3) 0.02g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.7g ゼラチン 1.0g 第7層;高感度緑感性乳剤層(G−H) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.7μm、平均沃度含有量7.5モル%) 0.9g 増感色素(S−6) 1.1×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−7) 2.0×10-4( 〃 ) 増感色素(S−8) 0.3×10-4( 〃 ) マゼンタカプラー(M−1) 0.30g 〃 (M―2) 0.13g カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.04g DIR化合物(D−3) 0.004g 高沸点溶媒 (Oil―2) 0.35g ゼラチン 1.0g 第8層;イエローフィルター層(YC) 黄色コロイド銀 0.1g 添加剤(HS−1) 0.07g 添加剤(HS―2) 0.07g 添加剤(SC−1) 0.12g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.15g ゼラチン 1.0g 第9層;低感度青感性乳剤層(B−L) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.3μm、平均沃度含有量2.0モル%) 0.25g 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.4μm、平均沃度含有量8.0モル%) 0.25g 増感色素(S−9) 5.8×10-4(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1) 0.60g イエローカプラー(Y−2) 0.32g DIR化合物(D−1) 0.003g DIR化合物(D−2) 0.006g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.18g ゼラチン 1.3g 第10層;高感度青感性乳剤層(B−H) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.8μm、平均沃度含有量8.5モル%) 0.5g 増感色素(S−10) 3.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−11) 1.2×10-4( 〃 ) イエローカプラー(Y−1) 0.18g イエローカプラー(Y−2) 0.10g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.05g ゼラチン 2.0g 第11層;第1保護層(PRO−1) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.08μm) 0.3g 紫外線吸収剤(UV−1) 0.07g 紫外線吸収剤(UV−2) 0.10g 添加剤 (HS―1) 0.20g 添加剤 (HS―2) 0.10g 高沸点溶媒(Oil−1) 0.07g 高沸点溶媒(Oil−3) 0.07g ゼラチン 0.80g 第12層;第2保護層(PRO−2) 化合物A 0.04g 化合物B 0.004g ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.02g メチルメタアクリレート:エチルメタアクリレート: メタアクリル酸=3:3:4(重量比)の共重合体 (平均粒径3μm) 0.13g ゼラチン 0.7g −沃臭化銀乳剤の調製− 第10層に使用した沃臭化銀乳剤は、以下の方法で調製
した。
した。
【0075】平均粒径0.33μmの単分散沃臭化銀粒
子(沃化銀含有率2モル%)を種結晶として、沃臭化銀
乳剤をダブルジェット法により調製した。
子(沃化銀含有率2モル%)を種結晶として、沃臭化銀
乳剤をダブルジェット法により調製した。
【0076】下記組成の溶液<G−1>を温度で70
℃、pAg7.8、pH7.0に保ち、よく撹拌しなが
ら0.34モル相当の種乳剤を添加した。
℃、pAg7.8、pH7.0に保ち、よく撹拌しなが
ら0.34モル相当の種乳剤を添加した。
【0077】(内部高沃度相−コア相−の形成)その
後、下記組成の溶液<H−1>と下記組成の溶液<S−
1>とを1:1の流量比を保ちながら、加速された流量
(終了時の流量が初期流量の3.6倍)で86分を要し
て添加した。
後、下記組成の溶液<H−1>と下記組成の溶液<S−
1>とを1:1の流量比を保ちながら、加速された流量
(終了時の流量が初期流量の3.6倍)で86分を要し
て添加した。
【0078】(外部低沃度相−シェル相−の形成)続い
て、pAg10.1、pH6.0に保ちながら、下記組
成の溶液<H−2>と下記組成の溶液<S−2>とを
1:1の流量比で加速された流量(終了時の流量が初期
流量の5.2倍)で65分を要して添加した。
て、pAg10.1、pH6.0に保ちながら、下記組
成の溶液<H−2>と下記組成の溶液<S−2>とを
1:1の流量比で加速された流量(終了時の流量が初期
流量の5.2倍)で65分を要して添加した。
【0079】粒子形成中のpAgとpHは、臭化カリウ
ム水溶液と56%酢酸水溶液を用いて制御した。粒子形
成後に、常法のフロキュレーション法によって水洗処理
を施し、その後ゼラチンを加えて再分散し、40℃にて
pH及びpAgをそれぞれ5.8及び8.06に調整し
た。
ム水溶液と56%酢酸水溶液を用いて制御した。粒子形
成後に、常法のフロキュレーション法によって水洗処理
を施し、その後ゼラチンを加えて再分散し、40℃にて
pH及びpAgをそれぞれ5.8及び8.06に調整し
た。
【0080】得られた乳剤は、平均粒径0.80μm、
分布の広さが12.4%、沃化銀含有率8.5モル%の
八面体沃臭化銀粒子を含む単分散乳剤であった。
分布の広さが12.4%、沃化銀含有率8.5モル%の
八面体沃臭化銀粒子を含む単分散乳剤であった。
【0081】 <G−1> オセインゼラチン 100.0g 化合物−1 25.0ml 28%アンモニア水溶液 440.0ml 56%酢酸水溶液 660.0ml 水で仕上げる 5,000.0ml <H−1> オセインゼラチン 82.4g 臭化カリウム 151.6g 沃化カリウム 90.6g 水で仕上げる 1,030.5ml <S−1> 硝酸銀 309.2g 28%アンモニア水溶液 当量 水で仕上げる 1,030.5ml <H−2> オセインゼラチン 302.1g 臭化カリウム 770.0g 沃化カリウム 33.2g 水で仕上げる 3,776.8ml <S−2> 硝酸銀 1,133.0g 28%アンモニア水溶液 当量 水で仕上げる 3,776.8ml 第10層以外の乳剤層に使用される沃臭化銀乳剤につい
ても、同様の方法で、種結晶の平均粒径、温度、pA
g、pH、流量、添加時間及びハライド組成を変化さ
せ、平均粒径及び沃化銀含有率が異なる前記各乳剤を調
製した。
ても、同様の方法で、種結晶の平均粒径、温度、pA
g、pH、流量、添加時間及びハライド組成を変化さ
せ、平均粒径及び沃化銀含有率が異なる前記各乳剤を調
製した。
【0082】いずれも分布の広さ20%以下のコア/シ
ェル型単分散乳剤であった。各乳剤は、チオ硫酸ナトリ
ウム、塩化金酸及びチオシアン酸アンモニウムの存在下
にて最適な化学熟成を施し、増感色素、4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン、
1−フェニル−5−メルカプトテトラゾールを加えた。
ェル型単分散乳剤であった。各乳剤は、チオ硫酸ナトリ
ウム、塩化金酸及びチオシアン酸アンモニウムの存在下
にて最適な化学熟成を施し、増感色素、4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン、
1−フェニル−5−メルカプトテトラゾールを加えた。
【0083】尚、上述の感光材料は、更に化合物Su−
1、Su−2、粘度調整剤、硬膜剤H−1、H−2、安
定剤ST−1、カブリ防止剤AF−1、AF−2(重量
平均分子量10,000のもの及び1,100,000
のもの)、染料AI−1、AI−2および化合物DI−
1(9.4mg/m2 )を含有する。
1、Su−2、粘度調整剤、硬膜剤H−1、H−2、安
定剤ST−1、カブリ防止剤AF−1、AF−2(重量
平均分子量10,000のもの及び1,100,000
のもの)、染料AI−1、AI−2および化合物DI−
1(9.4mg/m2 )を含有する。
【0084】この発明におけるハロゲン化銀写真感光材
料を形成するのに用いた各化合物の構造を以下に示す。
料を形成するのに用いた各化合物の構造を以下に示す。
【0085】
【化1】
【0086】
【化2】
【0087】
【化3】
【0088】
【化4】
【0089】
【化5】
【0090】
【化6】
【0091】
【化7】
【0092】
【化8】
【0093】
【化9】
【0094】
【化10】
【0095】
【化11】
【0096】
【化12】
【0097】−−評価方法−− 作製したハロゲン化銀写真感光材料について以下の評価
を行ない表1に示した。
を行ない表1に示した。
【0098】ただし、表側の層の上に乳剤層を塗設して
いる(以下の実施例、比較例も同様)巾35mm、長さ
120cmの感光材料を使用した。感光材料にパーフォ
レーションを穿孔した後、直径10.8mmの巻芯に巻
き、55℃、20RH%にて4時間熱処理を行った。そ
の後、巻芯から解放し、市場で用いられているミニラボ
型フィルム現像処理機で、処理時間約8分の通常の現像
処理をした。
いる(以下の実施例、比較例も同様)巾35mm、長さ
120cmの感光材料を使用した。感光材料にパーフォ
レーションを穿孔した後、直径10.8mmの巻芯に巻
き、55℃、20RH%にて4時間熱処理を行った。そ
の後、巻芯から解放し、市場で用いられているミニラボ
型フィルム現像処理機で、処理時間約8分の通常の現像
処理をした。
【0099】《巻きぐせ解消性》上記の現像処理後の2
0本の中から無作為に5本選び評価をした。現像処理後
23℃、55%の雰囲気下で、フィルムの巻外をつかん
で吊るし1日間調湿した。自然に垂らしたときの巻芯に
相当する先端から12cmの部分の長さを測定し元の長
さに対する割合を求め、5本の平均からつぎの3段階で
評価した。写真フィルムの性能上、○のグレード以上が
必要である。
0本の中から無作為に5本選び評価をした。現像処理後
23℃、55%の雰囲気下で、フィルムの巻外をつかん
で吊るし1日間調湿した。自然に垂らしたときの巻芯に
相当する先端から12cmの部分の長さを測定し元の長
さに対する割合を求め、5本の平均からつぎの3段階で
評価した。写真フィルムの性能上、○のグレード以上が
必要である。
【0100】◎:70%以上 ○:50〜70% ×:50%未満 《パーフォ故障》巾35mm、長さ10mの感光材料を
使用した。そして、23℃、20%RHの雰囲気下で感
光材料にパーフォレーションを穿孔した。
使用した。そして、23℃、20%RHの雰囲気下で感
光材料にパーフォレーションを穿孔した。
【0101】なお、評価は次の4段階で行なった。実用
上△のグレードであれば問題ないが、好ましくは○のグ
レードである。
上△のグレードであれば問題ないが、好ましくは○のグ
レードである。
【0102】◎:剥離の起こったパーフォレーションの
個数の割合が2%以下 ○:剥離の起こったパーフォレーションの個数の割合が
2〜5% △:剥離の起こったパーフォレーションの個数の割合が
5〜8% ×:剥離の起こったパーフォレーションの個数の割合が
8%を越える。
個数の割合が2%以下 ○:剥離の起こったパーフォレーションの個数の割合が
2〜5% △:剥離の起こったパーフォレーションの個数の割合が
5〜8% ×:剥離の起こったパーフォレーションの個数の割合が
8%を越える。
【0103】《巾手カール》上記の現像処理後のサンプ
ルから縦方向に2mmで切り出し評価をした。23℃、
55%の雰囲気下で1日間調湿後巾手カールを測定し
た。
ルから縦方向に2mmで切り出し評価をした。23℃、
55%の雰囲気下で1日間調湿後巾手カールを測定し
た。
【0104】写真フィルムとしては、乳剤面が傷つかず
取扱い性の点から適度なカールが必要であり、次の3段
階で評価した。ここでのカールは乳剤面側が凹面のとき
にプラスとして測定したものである。
取扱い性の点から適度なカールが必要であり、次の3段
階で評価した。ここでのカールは乳剤面側が凹面のとき
にプラスとして測定したものである。
【0105】写真フィルムの性能上、○以上のグレード
が必要であり、特に◎のグレードが好ましい。
が必要であり、特に◎のグレードが好ましい。
【0106】◎:15〜25m-1 ○:5〜15、25〜35m−1 ×:0〜5、35m−1を越える。
【0107】(比較例1)実施例1で得られた共重合ポ
リエステル、及び市販のポリエチレンテレフタレート
(固有粘度0.65)、この2つの混合物を各々150
℃で真空乾燥した後、3層の各層が表1に示す素材から
なるようにし、接着層を設けずに行った以外は実施例1
の方法と同様に膜厚80μmの二軸延伸フィルムを得
た。実施例1と同じく乳剤層、バック層を塗設して感光
材料(試料No.7〜12)を作成し同様に評価した測
定結果を表1に示す。
リエステル、及び市販のポリエチレンテレフタレート
(固有粘度0.65)、この2つの混合物を各々150
℃で真空乾燥した後、3層の各層が表1に示す素材から
なるようにし、接着層を設けずに行った以外は実施例1
の方法と同様に膜厚80μmの二軸延伸フィルムを得
た。実施例1と同じく乳剤層、バック層を塗設して感光
材料(試料No.7〜12)を作成し同様に評価した測
定結果を表1に示す。
【0108】(実施例2)実施例1で得られた共重合ポ
リエステル、及び市販のポリエチレンテレフタレート
(固有粘度0.65)、この2つの混合物を各々150
℃で真空乾燥した後、3層、接着層の各層が表1に示す
素材からなるようにし、表側に接着層を設け裏側に接着
層を設けなかった以外は実施例1の方法と同様に膜厚8
0μmの二軸延伸フィルムを得た。実施例1と同じく乳
剤層、バック層を塗設して感光材料(試料No.13〜
15)を作成し同様に評価した測定結果を表1に示す。
リエステル、及び市販のポリエチレンテレフタレート
(固有粘度0.65)、この2つの混合物を各々150
℃で真空乾燥した後、3層、接着層の各層が表1に示す
素材からなるようにし、表側に接着層を設け裏側に接着
層を設けなかった以外は実施例1の方法と同様に膜厚8
0μmの二軸延伸フィルムを得た。実施例1と同じく乳
剤層、バック層を塗設して感光材料(試料No.13〜
15)を作成し同様に評価した測定結果を表1に示す。
【0109】(比較例2)実施例1で得られた共重合ポ
リエステルを150℃で真空乾燥した後、1台の押出機
を使用してTダイから280℃でフィルム状に溶融押し
出しを行い、冷却ドラム上で急冷して未延伸フィルムを
得た。この未延伸フィルムを80℃に予熱し、縦延伸
(3.4倍)後、温度80℃にて横延伸(3.4倍)
し、さらに210℃で熱固定を行い、膜厚80μmの二
軸延伸フィルムを得た。
リエステルを150℃で真空乾燥した後、1台の押出機
を使用してTダイから280℃でフィルム状に溶融押し
出しを行い、冷却ドラム上で急冷して未延伸フィルムを
得た。この未延伸フィルムを80℃に予熱し、縦延伸
(3.4倍)後、温度80℃にて横延伸(3.4倍)
し、さらに210℃で熱固定を行い、膜厚80μmの二
軸延伸フィルムを得た。
【0110】実施例1と同じく乳剤層、バック層を塗設
して感光材料(試料No.16)を作成し同様に評価し
た測定結果を表1に示す。
して感光材料(試料No.16)を作成し同様に評価し
た測定結果を表1に示す。
【0111】(比較例3)市販のポリエチレンテレフタ
レート(固有粘度0.65)を150℃で真空乾燥した
後、1台の押出機を使用して、Tダイから285℃でフ
ィルム状に溶融押し出しを行い、冷却ドラム上で急冷し
て未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを95℃
に予熱し、縦延伸(3.3倍)後、温度95℃にて横延
伸(3.3倍)し、さらに220℃で熱固定を行い、膜
厚80μmの二軸延伸フィルムを得た。
レート(固有粘度0.65)を150℃で真空乾燥した
後、1台の押出機を使用して、Tダイから285℃でフ
ィルム状に溶融押し出しを行い、冷却ドラム上で急冷し
て未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを95℃
に予熱し、縦延伸(3.3倍)後、温度95℃にて横延
伸(3.3倍)し、さらに220℃で熱固定を行い、膜
厚80μmの二軸延伸フィルムを得た。
【0112】実施例1と同じく乳剤層、バック層を塗設
して感光材料(試料No.17)を作成し同様に評価し
た測定結果を表1に示す。
して感光材料(試料No.17)を作成し同様に評価し
た測定結果を表1に示す。
【0113】(実施例3及び比較例4)実施例1で得ら
れた共重合ポリエステル、及び市販のポリエチレンテレ
フタレート(固有粘度0.65)、この2つの混合物を
各々150℃で真空乾燥した後、2層、接着層の各層が
表1に示す素材からなるようにした以外は実施例1の方
法と同様に膜厚80μmの二軸延伸フィルムを得た。実
施例1と同じく乳剤層、バック層を塗設して感光材料
(試料No.18〜21)を作成し同様に評価した測定
結果を表1に示す。
れた共重合ポリエステル、及び市販のポリエチレンテレ
フタレート(固有粘度0.65)、この2つの混合物を
各々150℃で真空乾燥した後、2層、接着層の各層が
表1に示す素材からなるようにした以外は実施例1の方
法と同様に膜厚80μmの二軸延伸フィルムを得た。実
施例1と同じく乳剤層、バック層を塗設して感光材料
(試料No.18〜21)を作成し同様に評価した測定
結果を表1に示す。
【0114】(実施例4)実施例1で得られた共重合ポ
リエステル、及び市販のポリエチレンテレフタレート
(固有粘度0.65)、この2つの混合物を各々150
℃で真空乾燥した後、3層、接着層の各層が表1に示す
素材からなるようにし、Tダイ(フィードブロック型)
内で層状に接合し、冷却ドラム上で急冷固化させ、積層
未延伸フィルムを得た。
リエステル、及び市販のポリエチレンテレフタレート
(固有粘度0.65)、この2つの混合物を各々150
℃で真空乾燥した後、3層、接着層の各層が表1に示す
素材からなるようにし、Tダイ(フィードブロック型)
内で層状に接合し、冷却ドラム上で急冷固化させ、積層
未延伸フィルムを得た。
【0115】その後、実施例1の方法と同様に膜厚80
μmの二軸延伸フィルムを得た。実施例1と同じく乳剤
層、バック層を塗設して感光材料(試料No.22)を
作成し同様に評価した測定結果を表1に示す。
μmの二軸延伸フィルムを得た。実施例1と同じく乳剤
層、バック層を塗設して感光材料(試料No.22)を
作成し同様に評価した測定結果を表1に示す。
【0116】ただし、表のフィルムの表側は感光材料の
乳剤層側に対応している。
乳剤層側に対応している。
【0117】この発明の中央のポリエステル層の少なく
とも一方の側に接着層を有しているものはパーフォ故障
が発生しにくく、パーフォ故障、巻きぐせ解消性、巾手
カールに優れている。
とも一方の側に接着層を有しているものはパーフォ故障
が発生しにくく、パーフォ故障、巻きぐせ解消性、巾手
カールに優れている。
【0118】更に、この発明内の接着層を有しテープ剥
離強度が1.5cm以下のものは、特にパーフォ故障に
優れ写真用支持体としては有用である。
離強度が1.5cm以下のものは、特にパーフォ故障に
優れ写真用支持体としては有用である。
【0119】一方、接着層を有さずこの発明の規定外の
ものは、パーフォ故障が発生し写真用としては実用に耐
えないことがわかる。
ものは、パーフォ故障が発生し写真用としては実用に耐
えないことがわかる。
【0120】また、巾手カールの点から、積層構造とし
ては3層構造以上が好ましく、特にポリエステルに対し
て共重合ポリエステルの膜厚が異なり、非対称であるこ
とが巻きぐせ解消性、処理後の取扱い性の点から好まし
い。
ては3層構造以上が好ましく、特にポリエステルに対し
て共重合ポリエステルの膜厚が異なり、非対称であるこ
とが巻きぐせ解消性、処理後の取扱い性の点から好まし
い。
【0121】この発明の写真用支持体はマルチマニフォ
ールド型、フィードブロック型のように押出幾の型に関
係なく、この発明の効果をあげることができることがわ
かる。
ールド型、フィードブロック型のように押出幾の型に関
係なく、この発明の効果をあげることができることがわ
かる。
【0122】(実施例5)実施例1の試料NO.2と同
様の層構成比で、表裏の接着層の共重合ポリエステル/
ポリエステルの割合を表2に示すように変えた以外は同
様にして、80μmの二軸延伸フィルムを得た。実施例
1と同じく乳剤層、バック層を塗設して感光材料(試料
No.23〜27)を作成し同様に評価した測定結果を
表2に示す。
様の層構成比で、表裏の接着層の共重合ポリエステル/
ポリエステルの割合を表2に示すように変えた以外は同
様にして、80μmの二軸延伸フィルムを得た。実施例
1と同じく乳剤層、バック層を塗設して感光材料(試料
No.23〜27)を作成し同様に評価した測定結果を
表2に示す。
【0123】この発明の接着層を有しテープ剥離強度が
この発明の規定内のものは、パーフォ故障、巻きぐせ解
消性、巾手カールに優れている。
この発明の規定内のものは、パーフォ故障、巻きぐせ解
消性、巾手カールに優れている。
【0124】また、接着層の共重合ポリエステル/ポリ
エステルの割合としては25/75〜80/20が好ま
しく、実施例1を合わせると特に40/60〜60/4
0が好ましい。
エステルの割合としては25/75〜80/20が好ま
しく、実施例1を合わせると特に40/60〜60/4
0が好ましい。
【0125】(実施例6)実施例1の試料NO.2と同
様の層構成比で、表裏の接着層の膜厚を表3に示すよう
に変えた以外は同様にして、膜厚80μmの二軸延伸フ
ィルムを得た。実施例1と同じく乳剤層、バック層を塗
設して感光材料(試料No.28〜38)を作成し同様
に評価した測定結果を表3に示す。
様の層構成比で、表裏の接着層の膜厚を表3に示すよう
に変えた以外は同様にして、膜厚80μmの二軸延伸フ
ィルムを得た。実施例1と同じく乳剤層、バック層を塗
設して感光材料(試料No.28〜38)を作成し同様
に評価した測定結果を表3に示す。
【0126】この発明の接着層を有するこの発明の規定
内のフィルムは、パーフォ故障、巻きぐせ解消性、巾手
カールに優れている。
内のフィルムは、パーフォ故障、巻きぐせ解消性、巾手
カールに優れている。
【0127】また、接着層の厚みとしてはパーフォ故障
の点からも1〜15μm程度が特に好ましいことがわか
る。
の点からも1〜15μm程度が特に好ましいことがわか
る。
【0128】(実施例7および比較例6)実施例1のS
IPとPEGの添加量(表4参照)を変更する他は同様
にして固有粘度0.55の重合体を得た。得られた共重
合ポリエステル、市販のポリエチレンテレフタレート
(固有粘度0.65)及び共重合ポリエステル(裏側の
もの)/ポリエステルの混合したものを用い、5台の押
出幾を使用して実施例1(試料No.2)と同様の素材
からなるようにした以外は同様にして写真用支持体を作
製した。次いで、乳剤層、バック層を塗設して感光材料
(試料No.39〜47)を作成し同様に評価した測定
結果を表4に示す。
IPとPEGの添加量(表4参照)を変更する他は同様
にして固有粘度0.55の重合体を得た。得られた共重
合ポリエステル、市販のポリエチレンテレフタレート
(固有粘度0.65)及び共重合ポリエステル(裏側の
もの)/ポリエステルの混合したものを用い、5台の押
出幾を使用して実施例1(試料No.2)と同様の素材
からなるようにした以外は同様にして写真用支持体を作
製した。次いで、乳剤層、バック層を塗設して感光材料
(試料No.39〜47)を作成し同様に評価した測定
結果を表4に示す。
【0129】(実施例8および比較例7)テレフタル酸
ジメチル100重量部、エチレングリコール64重量
部、ジメチルアジピン酸(DMA)を表5に示す共重合
成分となるようにして添加し、さらにエステル交換触媒
として酢酸カルシウムの水和物をテレフタル酸ジメチル
に対するモル比で2×10-4の量だけ添加し、常法によ
りエステル交換反応を行った。得られた生成物に5−ナ
トリウムスルホ−ジ(β−ヒドロキシエチル)イソフタ
ル酸(SIP)のエチレングリコール溶液(濃度35重
量%)を表5に示す共重合成分となるように調整して添
加し、三酸化アンチモン0.05重量部、リン酸トリメ
チルエステル0.13重量部を添加した。次いで徐々に
昇温、減圧にし、275℃、0.5mmHgで重合を行
い固有粘度0.55の共重合ポリエステルを得た。
ジメチル100重量部、エチレングリコール64重量
部、ジメチルアジピン酸(DMA)を表5に示す共重合
成分となるようにして添加し、さらにエステル交換触媒
として酢酸カルシウムの水和物をテレフタル酸ジメチル
に対するモル比で2×10-4の量だけ添加し、常法によ
りエステル交換反応を行った。得られた生成物に5−ナ
トリウムスルホ−ジ(β−ヒドロキシエチル)イソフタ
ル酸(SIP)のエチレングリコール溶液(濃度35重
量%)を表5に示す共重合成分となるように調整して添
加し、三酸化アンチモン0.05重量部、リン酸トリメ
チルエステル0.13重量部を添加した。次いで徐々に
昇温、減圧にし、275℃、0.5mmHgで重合を行
い固有粘度0.55の共重合ポリエステルを得た。
【0130】得られた共重合ポリエステル、市販のポリ
エチレンテレフタレート(固有粘度0.65)及び共重
合ポリエステル(裏側のもの)/ポリエステルの混合し
たものを用い、5台の押出幾を使用した以外は、実施例
1(試料No.2)と同様にして写真用支持体を作製し
た。次いで、乳剤層、バック層を塗設して感光材料(試
料No.48〜56)を作成し同様に評価した測定結果
を表5に示す。
エチレンテレフタレート(固有粘度0.65)及び共重
合ポリエステル(裏側のもの)/ポリエステルの混合し
たものを用い、5台の押出幾を使用した以外は、実施例
1(試料No.2)と同様にして写真用支持体を作製し
た。次いで、乳剤層、バック層を塗設して感光材料(試
料No.48〜56)を作成し同様に評価した測定結果
を表5に示す。
【0131】この発明の接着層を有するこの発明の規定
内のフィルムは、パーフォ故障、巻きぐせ解消性、巾手
カールに優れており、共重合成分としては金属スルホネ
ート基を有する芳香族ジカルボン酸とポリアルキレング
リコール及び/または飽和脂肪族ジカルボン酸を含有す
ることが好ましいことがわかる。特に金属スルホネート
基を有する芳香族ジカルボン酸とポリアルキレングリコ
ールが巻きぐせ解消性、パーフォ故障を防止するの点か
ら好ましい。
内のフィルムは、パーフォ故障、巻きぐせ解消性、巾手
カールに優れており、共重合成分としては金属スルホネ
ート基を有する芳香族ジカルボン酸とポリアルキレング
リコール及び/または飽和脂肪族ジカルボン酸を含有す
ることが好ましいことがわかる。特に金属スルホネート
基を有する芳香族ジカルボン酸とポリアルキレングリコ
ールが巻きぐせ解消性、パーフォ故障を防止するの点か
ら好ましい。
【0132】
【表1】
【0133】
【表2】
【0134】
【表3】
【0135】
【表4】
【0136】
【表5】
【0137】
【発明の効果】この発明によると、特に機械的強度が保
持され、薄膜化が可能で、感光材料にした際に、層間の
剥離を起こさず、フィルムの外観を損なわず、短時間の
処理における巻きぐせ解消性にも優れた、小型カメラに
用いて好適な写真用支持体を提供することができる。
持され、薄膜化が可能で、感光材料にした際に、層間の
剥離を起こさず、フィルムの外観を損なわず、短時間の
処理における巻きぐせ解消性にも優れた、小型カメラに
用いて好適な写真用支持体を提供することができる。
【図1】図1は、テープ剥離強度の測定を説明するため
の概略説明図である。
の概略説明図である。
【符合の説明】 1 写真用支持体 2 粘着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 謙治 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 大久保 義興 山口県防府市惣社町2−33−5 (72)発明者 橋村 鉄太郎 山口県防府市新田1751−15 (72)発明者 内藤 寛 山口県山口市大字吉敷2265−5
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリエステル層の少なくとも片面に金属
スルホネート基を有する芳香族ジカルボン酸とポリアル
キレングリコールおよび/または飽和脂肪族ジカルボン
酸を含有する共重合ポリエステル層とを有し、少なくと
も一つの共重合ポリエステル層とポリエステル層間に接
着層を介在することを特徴とする写真用支持体。 - 【請求項2】 テープ剥離強度が1.5cm以下である
前記請求項1に記載の写真用支持体。 - 【請求項3】 前記接着層が共重合ポリエステルとポリ
エステルとのブレンド物からなる層であり、共重合ポリ
エステル/ポリエステルのブレンド比率が25/75〜
80/20である前記請求項1又は2に記載の写真用支
持体。 - 【請求項4】 前記接着層の厚みが15μm以下である
前記請求項1〜3のいずれかに記載の写真用支持体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7698493A JPH06289535A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 写真用支持体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7698493A JPH06289535A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 写真用支持体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06289535A true JPH06289535A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=13621050
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7698493A Withdrawn JPH06289535A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 写真用支持体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06289535A (ja) |
-
1993
- 1993-04-02 JP JP7698493A patent/JPH06289535A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |