JPH06292787A - コントローラの自動運転機能を備えたミシン - Google Patents

コントローラの自動運転機能を備えたミシン

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JPH06292787A
JPH06292787A JP10588993A JP10588993A JPH06292787A JP H06292787 A JPH06292787 A JP H06292787A JP 10588993 A JP10588993 A JP 10588993A JP 10588993 A JP10588993 A JP 10588993A JP H06292787 A JPH06292787 A JP H06292787A
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晴比古 田中
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章嘉 笹野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミシンのコントローラの制御にかかわり、特
にコントローラ操作中の速度を制御して、能率化と安全
性を備えること。 【構成】 操作量を電気信号に変換するコントローラ5
と、該コントローラ5にて速度制御して駆動するミシン
モータ4と、所定時間内における同一速度信号を検出す
る同一速度検出手段7と、該同一速度検出手段7による
検出結果に基づいて自動運転を始動させるための始動操
作手段10と、前記ミシンモータ4を任意の速度で自動
運転させるための速度記憶手段12及び自動運転指令手
段13と、ミシンモータ4の自動運転を解除して通常の
運転にする解除手段14と、これらを制御する中央処理
装置2とをミシン機枠1にそれぞれ備えること。前記始
動操作手段10はコントローラ5の操作にて動作するよ
うに備えること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンのコントローラ
の制御にかかわり、特にコントローラ操作中の速度を制
御して、能率化と安全性を備えたコントローラの自動運
転機能を備えたミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モータ駆動のミシンにおける速度
制御は、指定速度を定めて駆動・停止させるタイプのも
のと、フット式のコントローラと呼ばれる足踏み操作に
よりミシンモータの速度を加速、減速させるタイプのも
のが存在している。
【0003】一般に、縫製物の縫いにおいて、単に直線
を縫うというものでなく、カーブの個所や短い部分を縫
うことが多いため、頻繁に手操作を要求されることが多
い。
【0004】この点で足踏み操作でのコントローラによ
る縫製作業では、手を開放し、両手による縫い操作を可
能としつつ、複雑な部分等の細かい箇所でも、その速度
を自由に変更させ、その縫製箇所に最適の速度で足踏み
の加減で調節していた。これによって優れた縫製作業が
できるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのような優れた縫製
作業ができるコントローラによる操作も、縫製物によっ
ては、例えばカーテン、テーブルセンターなどの比較的
長い距離を縫うものでは、縫う間中、コントローラを踏
み続けなければならないものである。この点では、指定
速度を定めて、手,指でON/OFFさせるタイプのも
のが有利であった。また、近年自動刺しゅうモードでミ
シンによる刺しゅう縫いをするミシンが普及している
が、これらは比較的多くの針数のものであり、その一模
様を完成させるために数分から十数分もコントローラを
操作しなければならなかった。このように、直線部分が
続く場合など、略同じ速度で長い時間縫うときには、コ
ントローラを踏み続けなければならなかった。
【0006】さらに前記の長い距離を縫うものでもその
距離に続いて短い部分を縫製するためにすぐまたコント
ローラの操作を行ないたいという要求がある。
【0007】
【課題を解決しようとする手段】そこで発明者は、前記
課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その発明
を、操作量を電気信号に変換するコントローラと、該コ
ントローラにて速度制御して駆動するミシンモータと、
所定時間内における同一速度信号を検出する同一速度検
出手段と、該同一速度検出手段による検出結果に基づい
て自動運転を始動させるための始動操作手段と、前記ミ
シンモータを任意の速度で自動運転させるための速度記
憶手段及び自動運転指令手段と、ミシンモータの自動運
転を解除して通常の運転にする解除手段と、これらを制
御する中央処理装置とをミシン機枠に備え、前記始動操
作手段はコントローラの操作にて動作するように備えて
なるコントローラの自動運転機能を備えたミシン等とし
たことにより、コントローラ操作中の速度を制御して、
能率化と安全性を備え、前記の課題を解決したものであ
る。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を参照して詳細に
説明すると、図3は本発明の略示図である。そのミシン
は、予めコンピュータプログラムが組み込まれ、中央処
理装置(CPU)2を含む制御装置により種々の刺しゅ
う縫いが可能に構成され、通常縫い及び刺しゅう縫いが
可能な複合刺しゅうミシンや、刺しゅう縫いのみが可能
な刺しゅうミシンが含まれる。
【0009】ミシン機枠1には、各種内蔵模様を選択す
るための模様選択キー3aを備えた模様選択手段3が配
設されている。ミシン機枠1内には公知の駆動モータと
してのミシンモータ4が内蔵されている。
【0010】コントローラ5は、ミシンモータ4の速度
を制御する足踏み式として構成されている。そのコント
ローラ5には、操作量を電気信号に変換する変換手段5
aが内蔵されている。
【0011】駆動回路6は、コントローラ5の速度制御
信号に基づいてミシンモータ4を駆動させるように構成
されている。
【0012】同一速度検出手段7は、タイマー手段8に
よる所定時間内において、ミシンモータ4の同一速度
(回転数)又は該速度に応じた電流値(電流量)信号の
増減が一定領域内にある場合には、その検出直後の値を
同一速度として検出するように構成され、前記中央処理
装置(CPU)2に接続されている。すなわち、自動運
転する前段階として、コントローラ5を操作して、例え
ば、所定時間内において略一定速度となった場合には、
同一速度として検出されるものである。
【0013】具体的には、タイマー手段8による所定時
間の最初の測定値と、タイマー手段8による所定時間の
最後の測定値とにおいて、速度振れ比較手段9によって
所定範囲内の速度振れの場合にのみに出力される出力信
号に対し、同一速度検出手段7による同一速度として測
定できるように構成されている。
【0014】始動操作手段10は、ミシンモータ4を任
意の所定速度で自動運転させるためにスタートするため
のものであり、前記コントローラ5に内蔵され、前記同
一速度検出手段7による検出結果に基づいて自動運転さ
れる。始動操作手段10はコントローラ5の操作にて動
作するように構成されている。
【0015】速度検出手段11は、ミシンモータ4の速
度(回転数)又は該速度に応じた電流値(電流量)を検
出するように構成され、前記中央処理装置(CPU)2
に接続されている。
【0016】速度記憶手段12(回転数を記憶する手段
であったり、或いは電流量を記憶する手段である。)
は、自動運転が始動された直後の自動運転速度を記憶す
る手段であり、ミシンモータ4を任意の速度で自動運転
させるためにミシン機枠1に内蔵されている。
【0017】自動運転指令手段13は、自動運転されて
記憶された速度を指令するためのものであり、中央処理
装置(CPU)2に接続されている。
【0018】その自動運転しているときに速度検出手段
11にて検出した自動運転速度と、自動運転されたとき
に速度記憶手段12に記憶された記憶速度とが比較さ
れ、両者が同じ速度である場合のみ自動運転指令手段1
3にて判断されて自動運転が続けられるように構成され
ている。すなわち、自動運転速度が記憶速度と一致する
ように構成されている。これは、何等かの原因にて、自
動運転速度が変化した場合でもその記憶された自動運転
速度を保持するためのものであり、帰還回路が構成され
ている。
【0019】このような動作をする速度検出手段11と
速度記憶手段12と自動運転指令手段13とで自動運転
が自己保持される。この構成では、自動運転速度を正確
且つ安全にできる。
【0020】また、自動運転が始動された直後に、速度
記憶手段12にて記憶された自動運転速度を、自動運転
指令手段13にて一定の出力として保持する構成とする
こともあり、その速度記憶手段12と自動運転指令手段
13とで自動運転が自己保持されることもある。
【0021】解除手段14は、ミシンモータ4の自動運
転を解除し、通常の運転に変更する手段であり、前記ミ
シン機枠1の適宜の箇所(例えば、ミシン機枠1の顎部
1a箇所等)に設けられている。この場合には、目視に
て確実で且つ極めて操作しやすい利点がある。
【0022】また、非常停止の場合には、ミシン機枠1
の顎部1a箇所に設けた停止スイッチ15にて操作す
る。該停止スイッチ15と前記解除手段14とを、図3
に示すように同一のボタンで兼ねることもあるし、図示
しないが別々に設けることもある。
【0023】次に、その作用について図2に示すフロー
チャートに基づいて説明すると、まず、電源を入れて、
ミシン運転をONとし(S1参照)、コントローラ5を
操作し(S2参照)、ミシンモータ4を駆動させる(S
3参照)。そして、一定領域内の速度であるか否かを判
断し(S4参照)、一定領域内の速度である場合、これ
が所定時間経過したか否かを判断し(S5参照)、これ
を同一速度(自動運転速度)として検出し、該検出結果
に基づいて自動運転を始動させるための始動操作手段1
0が動作して任意の所定速度で自動運転させる。これに
よって、通常縫い又は刺しゅう縫い等を自動的に所定速
度にてできる。すなわち、所謂、オートクルーズ操作が
できる。
【0024】このときに、その自動運転中のミシンモー
タ4の速度(回転数)又は該速度に応じた電流値(電流
量)を記憶する(S6参照)。さらには、そのミシンモ
ータ4の速度(回転数)又は該速度に応じた電流値(電
流量)を検出し(S7参照)、運転速度が記憶速度と同
じである場合には自動運転が続けられる(S8参照)。
すなわち、運転速度が記憶速度と一致するように帰還す
るようにしている。
【0025】次に、その自動運転の解除を行うか否かを
検討し(S9参照)、自動運転を解除したい場合には、
前記解除手段14を操作してミシンモータ4の自動運転
を解除し、通常の運転に変更する(S10参照)。そし
て、運転終了するか否かを検討し(S11参照)、終了
したい場合には、運転を終了する。
【0026】これらの操作の一部又は全部を繰り返して
ミシン縫製作業を完了するものである。勿論、自動運転
を行わない場合もある。
【0027】
【発明の効果】本発明においては、操作量を電気信号に
変換する変換手段5aを有するコントローラ5と、該コ
ントローラ5の電気信号にて駆動させる駆動回路6と、
該駆動回路6に基づいて駆動するミシンモータ4と、所
定時間内における同一速度信号を検出する同一速度検出
手段7と、該同一速度検出手段7による検出結果に基づ
いて自動運転を始動させるための始動操作手段10と、
ミシンモータ4を任意の速度で自動運転させるための速
度記憶手段12及び自動運転指令手段13と、ミシンモ
ータ4の自動運転を解除して通常の運転にする解除手段
14と、これらを制御する中央処理装置2とをミシン機
枠1に備え、前記始動操作手段10はコントローラ5の
操作にて動作するように備えてなるコントローラの自動
運転機能を備えたミシンとしたことにより、第1に同じ
速度で長い時間を縫う場合や、種々の場合に対応して極
めて能率的な縫製作業ができ、第2に自動運転の始動を
コントローラ5の踏込みにて極めて操作しやすく、しか
も能率的に操作でき、解除は目視しつつ確実にできる等
の効果を奏する。
【0028】これらの効果を詳述すると、近年自動刺し
ゅうモードでミシンによる刺しゅう縫いをするミシンが
普及しているが、これらは比較的多くの針数のものであ
り、その一模様を完成させるために数分から十数分もコ
ントローラを踏み続けなければならなかった場合や、直
線部分が続く場合など、略同じ速度で長い時間縫う場合
があったが、本発明では、自動運転を始動させるための
始動操作手段10を備えているために、手又は足による
操作はしなくとも、一定の運転速度で自動運転としての
縫製作業ができ、従来のように、コントローラを踏み続
けなければならない面倒な点をなくし、極めて能率的な
縫製作業ができる。ひいては、作業者の疲労度を最小限
度にできる利点もある。
【0029】また、縫製によっては、前記のように長い
距離を縫うものでも、その距離に続いて短い部分を縫製
するために直ぐまたコントローラ5を自動運転にした
り、手作業したい場合が存在するが、本発明では、始動
操作手段10で自動運転を行った後に、手動にしたい場
合には、ミシンモータ4の自動運転を解除して通常の運
転にする解除手段14を設けてあるため、直ちに自動を
解除でき、その短い部分を縫製し、次いで長い場合に
は、再び、自動運転にて縫製でき、このような場合で
も、極めて能率的な縫製作業ができる効果がある。
【0030】また、自動運転を始動させるための始動操
作手段10はコントローラ5の操作にて動作するように
備えているため、自動運転の始動をコントローラ5の踏
込みにて極めて操作しやすく、しかも能率的に操作でき
る利点があるし、解除手段14はミシン機枠1に備えて
いるため、自動運転の解除は、目視しつつ安全且つ確実
に操作できる利点がある。
【0031】次に、顎部1aに始動操作手段10を設け
てあると、極めて操作しやくできる利点がある。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図
【図2】本発明のフローチャート図
【図3】本発明の略示図
【符号の説明】
1…ミシン機枠 1a…顎部 2…中央処理装置 4…ミシンモータ 5…コントローラ 5a…変換手段 6…駆動回路 7…同一速度検出手段 10…始動操作手段 11…速度検出手段 12…速度記憶手段 13…自動運転指令手段 14…解除手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作量を電気信号に変換するコントロー
    ラと、該コントローラにて速度制御して駆動するミシン
    モータと、所定時間内における同一速度信号を検出する
    同一速度検出手段と、該同一速度検出手段による検出結
    果に基づいて自動運転を始動させるための始動操作手段
    と、前記ミシンモータを任意の速度で自動運転させるた
    めの速度記憶手段及び自動運転指令手段と、ミシンモー
    タの自動運転を解除して通常の運転にする解除手段と、
    これらを制御する中央処理装置とをミシン機枠に備え、
    前記始動操作手段はコントローラの操作にて動作するよ
    うに備えてなることを特徴とするコントローラの自動運
    転機能を備えたミシン。
  2. 【請求項2】 操作量を電気信号に変換する変換手段を
    有するコントローラと、該コントローラの電気信号にて
    駆動させる駆動回路と、該駆動回路に基づいて駆動する
    ミシンモータと、所定時間内における同一速度信号を検
    出する同一速度検出手段と、該同一速度検出手段による
    検出結果に基づいて自動運転を始動させるための始動操
    作手段と、前記ミシンモータの速度を検出する速度検出
    手段と、前記ミシンモータを任意の速度で自動運転させ
    るための速度記憶手段及び自動運転指令手段と、ミシン
    モータの自動運転を解除して通常の運転にする解除手段
    と、これらを制御する中央処理装置とをミシン機枠に備
    え、前記始動操作手段はコントローラの操作にて動作す
    るように備えてなることを特徴とするコントローラの自
    動運転機能を備えたミシン。
  3. 【請求項3】 解除手段はミシン機枠の顎部に設けたこ
    とを特徴とした請求項1記載のコントローラの自動運転
    機能を備えたミシン。
  4. 【請求項4】 解除手段はミシン機枠の顎部に設けたこ
    とを特徴とした請求項2記載のコントローラの自動運転
    機能を備えたミシン。
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