JPH0629798A - コンパレータ - Google Patents

コンパレータ

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JPH0629798A
JPH0629798A JP3072840A JP7284091A JPH0629798A JP H0629798 A JPH0629798 A JP H0629798A JP 3072840 A JP3072840 A JP 3072840A JP 7284091 A JP7284091 A JP 7284091A JP H0629798 A JPH0629798 A JP H0629798A
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Kan Yamamoto
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Makoto Goto
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力交流信号の両方のゼロクロス点を正確に
検出し、しかも入力交流信号に対して極性の決まったデ
ジタル信号を得ることができるコンパレータを提供す
る。 【構成】 入力交流信号vinの一方および他方の零クロ
ス時点で出力される第1のデジタル信号V1 および第2
のデジタル信号V2 の何れか一方をエッジ検出部12の
データ入力端に接続する。第1のデジタル信号V1 と第
2のデジタル信号V2 から合成された2倍の周波数の第
3のデジタル信号75Xを分周器部13のクロック入力
端CKに入力し、エッジ検出部12より出力される微分
パルスを分周器部13のリセット端子Rに入力する。こ
れによって、エッジ検出部12より出力されるエッジ検
出パルスを同期信号として第3のデジタル信号75Xを
分周器部13で分周して第4のデジタル信号V4 を出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、交流信号を波形整形
してデジタル信号を得るコンパレータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コンパレータは、2つの入力端子に印加
された電圧を比較することで、その差電圧に応じて状態
を変えるデジタル信号を得ることができるために、正弦
波状の交流信号を波形整形する回路等に広く使用されて
いる。波形整形回路にコンパレータを使用する場合に
は、交流信号に含まれる小さな高周波ノイズによって、
出力信号の立ち上がりまたは立ち下がり時点にするどい
ヒゲ状のノイズパルスが発生する。従来、このようなノ
イズによる誤動作を防ぐために、コンパレータの出力状
態を入力に帰還して、入出力特性にヒステリシスを設け
ている。
【0003】以下、入出力特性にヒステリシスを設けた
従来のコンパレータについて図面を参照しながら説明す
る。図5はコンパレータの従来例を示す回路図である。
図5において、1は差動比較部、2は電流源部である。
3はカレントミラー部、4は電流増幅部、5は帰還部、
6は出力部である。7はカレントミラー部、8は電流増
幅部、9は帰還部、10は出力部である。11は合成部
である。
【0004】以上のように構成されたコンパレータにつ
いて、以下図2の動作説明用の波形図を参照しながら説
明する。差動比較部1は、1組の差動トランジスタ2
1,22のエミッタ抵抗23,24を有し、電流源部2
の第1の定電流源25の電流I0 が共通エミッタ電流と
して供給され、図2(a)の入力交流信号vinに応じて
電流I0 を差動トランジスタ21,22のコレクタ側
に、図2(b)のように電流i1 ,i2 として分配す
る。
【0005】差動トランジスタ21のコレクタ側には第
1のカレントミラー部3の入力端が接続され、第1のカ
レントミラー部3の出力端には電流源部2の第2の定電
流源26(電流I0 )の出力端が接続されている。第1
のカレントミラー部3の抵抗31,32の抵抗値は2
r:rとされ、トランジスタ28,29のエミッタ面積
比が1/2r:1/r=1:2とされており、電流利得
が2倍にされている。したがって、電流i1 がI0 /2
よりも小さくなると、差電流I0 −2i1 が第1の電流
増幅部4のトランジスタ33のベース電流となる(一部
はトランジスタ39のベース電流となる)。
【0006】トランジスタ33で増幅された第1の電流
増幅部4の出力電流i3 は第1の帰還部5の入力電流と
なる。第1の帰還部5は、トランジスタ37,38から
なるカレントミラーによって構成され、電流i3 に応動
(比例)した電流i4 を第1の電流増幅部4の入力端に
正帰還している(ループ利得は1より大きい)。その結
果、i1 <I0 /2になった瞬間に、図2(c)のよう
に電流i3 および電流i4 がステップ的に変化する。第
1の電流増幅部4の抵抗34とダイオード35,36は
第1の電流増幅部4の出力電流i3 の最大値を制限する
ために設けてある。
【0007】第1の出力部6のトランジスタ39は第1
の電流増幅部4のトランジスタ33と連動動作し、電流
5 は電流i3 に比例している。したがって、トランジ
スタ41がオンとなり、出力である第1のデジタル信号
1 は図2(d)のように零となる。入力交流信号vin
が正の間は上述の状態を保ちつづけている。入力交流信
号vinが負に変わると、差動トランジスタ21のコレク
タ電流i1は、i1 >I0 /2となる。前述の正帰還動
作によって第1の帰還部5の出力電流i4 は所定の値に
保たれているために、2i1 −I0 >i4 となった瞬間
(図2のA点)に第1の電流増幅部4のトランジスタ3
3のベース電流は零となり、その出力電流i3 も図2
(c)のように零となる。電流i3 が零となると、第1
の帰還部5の出力電流i4 も零となる(正帰還動作)。
また、第1の出力部6のトランジスタ39の出力電流i
5 も零となり、トランジスタ41がオフとなり、第1の
デジタル信号V1 は図2(d)のように大きくなる。以
後、入力交流信号vinの変化に伴って前述の動作を繰り
返している。
【0008】一方、差動比較部1の差動トランジスタ2
2のコレクタ側には第2のカレントミラー部7の入力端
が接続され、第2のカレントミラー部7の出力端には電
流源部2の第3の定電流源27(電流I0 )の出力端が
接続されている。第2のカレントミラー部7の抵抗5
4,55の抵抗値は2r:rとされ、トランジスタ5
1,52のエミッタ面積比が1/2r:1/r=1:2
とされており、電流利得が2倍にされている。したがっ
て、電流i2 がI0 /2よりも小さくなると、差電流I
0 −2i2 が第2の電流増幅部8のトランジスタ56の
ベース電流となる(一部はトランジスタ62のベース電
流となる)。
【0009】トランジスタ56で増幅された第2の電流
増幅部8の出力電流i6 は第2の帰還部9の入力電流と
なる。第2の帰還部9はトランジスタ60,61からな
るカレントミラーによって構成され、電流i6 に応動
(比例)した電流i7 を第2の電流増幅部8の入力端に
正帰還している(ループ利得は1より大きい)。その結
果、i2 <I0 /2になった瞬間に、図2(e)のよう
に電流i6 および電流i 7 がステップ的に変化する。第
2の電流増幅部8の抵抗57とダイオード58,59は
出力電流i6 を制限するために設けてある。
【0010】第2の出力部10のトランジスタ62は第
2の電流増幅部8のトランジスタ56と連動して動作
し、電流i8 は電流i6 に比例している。したがって、
トランジスタ64がオンとなり、第2のデジタル信号V
2 は図2(f)のように零となる。入力交流信号vin
負の間は上述の状態を保ち続けている。入力交流信号v
inが正に変わると、差動トランジスタ22のコレクタ電
流i2は、i2 >I0 /2となる。前述の正帰還動作に
よって第2の帰還部9の出力電流i7 は所定の値に保た
れているために、2i2 −I0 >i7 となった瞬間に第
2の電流増幅部8のトランジスタ56のベース電流は零
となり、電流i6 ,i7,i8 は零となる(正帰還動
作)。したがって、第2の出力部10のトランジスタ6
4がオフとなり第2のデジタル信号V2 は図2(f)の
ように大きくなる。以後、入力交流信号vinの変化に伴
って前述の動作を繰り返している。
【0011】合成部11のトランジスタ70は第1のデ
ジタル信号V1 に応動してオン・オフ動作し、トランジ
スタ71は第2のデジタル信号V2 に応動してオン・オ
フ動作している。したがって、第1および第2のデジタ
ル信号V1 ,V2 が共に零になる時(ヒステリシスの区
間)において、合成部11の出力V3 は図2(g)のよ
うに大きくなる。その結果、出力V3 として、入力交流
信号vinの零クロス時点よりヒステリシスの幅に対応す
る時間幅のパルス信号を得ることができる。出力V3
周波数は入力交流信号vinの周波数(第1および第2の
デジタル信号V 1 ,V2 の周波数)の2倍となってお
り、その周期は入力交流信号vinの零クロス時点の間隔
に等しくなっている。
【0012】図5に示した従来例の入力交流信号vin
第1のデジタル信号V1 または第2のデジタル信号V2
の関係は、それぞれ図4(a)または(b)に示すよう
な極性の反対なヒステリシス特性を有している。すなわ
ち、図4(a)に示すように、入力交流信号vinが負の
大きな値から増加していくときには、vin=0において
第1のデジタル信号V1 が正の値(トランジスタ70の
ベース・エミッタ電圧VBE)から零に変化し、入力交流
信号vinが正から減少するときには、入力交流信号vin
が負の所定の値に至った時に第1のデジタル信号V1
零から正の値(VBE)に変化する。
【0013】また、図4(b)に示すように、入力交流
信号vinが正の大きな値から減少していくときには、v
in=0において第2のデジタル信号V2 が正の値(トラ
ンジスタ71のベース・エミッタ電圧VBE)から零に変
化し、入力交流信号vinが負から増加するときには、入
力交流信号vinが正の所定の値(VBE)に至った時に第
2のデジタル信号V2 が零から正の値(VBE)に変化す
る。
【0014】これにより、入力交流信号vinに混入した
高周波ノイズ等の影響を受けなくなる。また、この従来
例のコンパレータでは、第1の電流増幅部4と第1の帰
還部5によって等価的に第1のデジタル信号V1 のヒス
テリシスを作り出し、第2の電流増幅部8と第2の帰還
部9によって等価的に第2のデジタル信号V2 のヒステ
リシスを作り出しているために、入力交流信号vinへの
影響および相互のデジタル信号V1 ,V2 への影響は生
じない。
【0015】なお、40,42,63,65,72はそ
れぞれ抵抗である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の構成では、入力交流信号vinの立ち上がり時およ
び立ち下がり時の各々の零クロス時に対応したデジタル
信号(図2(d),(f)の第1および第2のデジタル
信号V1 ,V2 )を得ることはできるが、両方の零クロ
ス時に対応したデジタル信号を得ることはできなかっ
た。
【0017】また、図2(g)の出力V3 を図6のDフ
リップフロップ100のリーディングエッジとして使用
して両方の零クロス時に対応した信号出力Vout を得る
ことは容易にできるが、信号出力Vout の初期状態によ
って入力交流信号vinに対する極性が変化してしまうと
いう欠点を有していた。また、速度検出用の交流信号を
デジタル信号にしてモータを制御する装置に使用する場
合、モータの回転方向を検出したり、位相検出用の信号
との位相関係によりモータの回転位置を検出するために
は、交流信号の零クロス時点を正確に検出し交流信号に
対して決まった極性のデジタル信号を得ることが望まれ
ていた。
【0018】したがって、この発明の目的は、非常に簡
単な構成で、入力交流信号の零クロス点を正確に検出し
て、入力交流信号に対して極性の決まったデジタル信号
を得ることが可能なコンパレータを提供することであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明のコンパレータ
は、第1,第2および第3の定電流を出力する電流源手
段と、入力交流信号に応じて前記第1の定電流を差動的
に分配する1組の差動トランジスタを有する差動比較手
段と、入力端が前記差動比較手段の一方の差動トランジ
スタの出力端に接続され、出力端が前記第2の定電流の
出力端に接続された第1のカレントミラー手段と、入力
端が前記第1のカレントミラー手段の出力端に接続され
た第1の電流増幅手段と、前記第1の電流増幅手段の出
力電流に応じて前記第1の電流増幅手段の入力端もしく
は前記第1のカレントミラー手段の入力端に電流を供給
する第1の帰還手段と、前記第1の電流増幅手段の出力
電流に連動して変化する第1のデジタル信号を得る第1
の出力手段と、入力端が前記差動比較手段の他方の差動
トランジスタの出力端に接続され、出力端が前記第3の
定電流の出力端に接続された第2のカレントミラー手段
と、入力端が前記第2のカレントミラー手段の出力端に
接続された第2の電流増幅手段と、前記第2の電流増幅
手段の出力電流に応じて前記第2の電流増幅手段の入力
端もしくは前記第2のカレントミラー手段の入力端に電
流を供給する第2の帰還手段と、前記第2の電流増幅手
段の出力電流に連動して変化する第2のデジタル信号を
得る第2の出力手段と、前記第1の出力手段の第1のデ
ジタル信号と前記第2の出力手段の第2のデジタル信号
から2倍の周波数の第3のデジタル信号を合成する合成
手段と、前記第1および第2のデジタル信号の何れかの
一方のエッジを検出するエッジ検出手段と、入力端に前
記第3のデジタル信号が入力され、前記エッジ検出手段
より出力されるエッジ検出パルスで同期しながら前記第
3のデジタル信号を分周して第4のデジタル信号を出力
する分周手段とを備えている。
【0020】
【作用】この発明の構成によれば、入力交流信号の2つ
の零クロス時点を正確に検出して得られる第1および第
2のデジタル信号から2倍の周波数の第3のデジタル信
号を合成し、この第3のデジタル信号をエッジ検出パル
スを同期信号として分周するため、非常に簡単な構成に
て両零クロス時点を正確に検出し、かつ入力交流信号に
対して極性の決まった第4のデジタル信号を得ることが
できる。
【0021】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例に基づいて説
明する。図1はこの発明の一実施例のコンパレータを示
す回路図である。図1において、1は差動比較部(特許
請求の範囲における差動比較手段に対応する)、2は電
流源部(特許請求の範囲における電流源手段に対応す
る)である。3はカレントミラー部(特許請求の範囲に
おける第1のカレントミラー手段に対応する)、4は電
流増幅部(特許請求の範囲における第1の電流増幅手段
に対応する)、5は帰還部(特許請求の範囲における第
1の帰還手段に対応する)、6は出力部(特許請求の範
囲における第1の出力手段に対応する)である。7はカ
レントミラー部(特許請求の範囲における第2のカレン
トミラー手段に対応する)、8は電流増幅部(特許請求
の範囲における第2の電流増幅手段に対応する)、9は
帰還部(特許請求の範囲における第2の帰還手段に対応
する)、10は出力部(特許請求の範囲における第2の
出力手段に対応する)である。11は合成部、12はエ
ッジ検出部、13は分周器部、14は合成部(特許請求
の範囲における合成手段に対応する)である。
【0022】以上のように構成されたコンパレータにつ
いて、以下図2および図3の動作説明用の波形図を参照
しながら説明する。差動比較部1は、1組の差動トラン
ジスタ21,22のエミッタ抵抗23,24を有し、電
流源部2の第1の定電流源25の電流I0 が共通エミッ
タ電流として供給され、図2(a)の入力交流信号vin
に応じて電流I0 を差動トランジスタ21,22のコレ
クタ側に、図2(b)のように電流i1 ,i2 として分
配する。
【0023】差動トランジスタ21のコレクタ側には第
1のカレントミラー部3の入力端が接続され、第1のカ
レントミラー部3の出力端には電流源部2の第2の定電
流源26(電流I0 )の出力端が接続されている。第1
のカレントミラー部3の抵抗31,32の抵抗値は2
r:rとされ、トランジスタ28,29のエミッタ面積
比が1/2r:1/r=1:2とされており、電流利得
が2倍にされている。したがって、電流i1 がI0 /2
よりも小さくなると、差電流I0 −2i1 が第1の電流
増幅部4のトランジスタ33のベース電流となる(一部
はトランジスタ39のベース電流となる)。
【0024】トランジスタ33で増幅された第1の電流
増幅部4の出力電流i3 は第1の帰還部5の入力電流と
なる。第1の帰還部5は、トランジスタ37,38から
なるカレントミラーによって構成され、電流i3 に応動
(比例)した電流i4 を第1の電流増幅部4の入力端に
正帰還している(ループ利得は1より大きい)。その結
果、i1 <I0 /2になった瞬間に、図2(c)のよう
に電流i3 および電流i4 がステップ的に変化する。第
1の電流増幅部4の抵抗34とダイオード35,36は
第1の電流増幅部4の出力電流i3 の最大値を制限する
ために設けてある。
【0025】第1の出力部6のトランジスタ39は第1
の電流増幅部4のトランジスタ33と連動動作し、電流
5 は電流i3 に比例している。したがって、トランジ
スタ41がオンとなり、第1のデジタル信号V1 は図2
(d)のように零となる。入力交流信号vinが正の間は
上述の状態を保ちつづけている。入力交流信号vinが負
に変わると、差動トランジスタ21のコレクタ電流i1
は、i1 >I0 /2となる。前述の正帰還動作によって
第1の帰還部5の出力電流i4 は所定の値に保たれてい
るために、2i1 −I0 >i4 となった瞬間(図2のA
点)に第1の電流増幅部4のトランジスタ33のベース
電流は零となり、その出力電流i3 も図2(c)のよう
に零となる。電流i3 が零となると、第1の帰還部5の
出力電流i4 も零となる(正帰還動作)。また、第1の
出力部6のトランジスタ39の出力電流i5 も零とな
り、トランジスタ41がオフとなり、第1のデジタル信
号V1 は図2(d)のように大きくなる。以後、入力交
流信号vinの変化に伴って前述の動作を繰り返してい
る。
【0026】一方、差動比較部1の差動トランジスタ2
2のコレクタ側には第2のカレントミラー部7の入力端
が接続され、第2のカレントミラー部7の出力端には電
流源部2の第3の定電流源27(電流I0 )の出力端が
接続されている。第2のカレントミラー部7の抵抗5
4,55の抵抗値は2r:rとされ、トランジスタ5
1,52のエミッタ面積比が1/2r:1/r=1:2
とされており、電流利得が2倍にされている。したがっ
て、電流i2 がI0 /2よりも小さくなると、差電流I
0 −2i2 が第2の電流増幅部8のトランジスタ56の
ベース電流となる(一部はトランジスタ62のベース電
流となる)。
【0027】トランジスタ56で増幅された第2の電流
増幅部8の出力電流i6 は第2の帰還部9の入力電流と
なる。第2の帰還部9はトランジスタ60,61からな
るカレントミラーによって構成され、電流i6 に応動
(比例)した電流i7 を第2の電流増幅部8の入力端に
正帰還している(ループ利得は1より大きい)。その結
果、i2 <I0 /2になった瞬間に、図2(e)のよう
に電流i6 および電流i 7 がステップ的に変化する。第
2の電流増幅部8の抵抗57とダイオード58,59は
出力電流i6 を制限するために設けてある。
【0028】第2の出力部10のトランジスタ62は第
2の電流増幅部8のトランジスタ56と連動して動作
し、電流i8 は電流i6 に比例している。したがって、
トランジスタ64がオンとなり、第2のデジタル信号V
2 は図2(f)のように零となる。入力交流信号vin
負の間は上述の状態を保ち続けている。入力交流信号v
inが正に変わると、差動トランジスタ22のコレクタ電
流i2は、i2 >I0 /2となる。前述の正帰還動作に
よって第2の帰還部9の出力電流i7 は所定の値に保た
れているために、2i2 −I0 >i7 となった瞬間に第
2の電流増幅部8のトランジスタ56のベース電流は零
となり、電流i6 ,i7,i8 は零となる(正帰還動
作)。したがって、第2の出力部10のトランジスタ6
4がオフとなり第2のデジタル信号V2 は図2(f)の
ように大きくなる。以後、入力交流信号vinの変化に伴
って前述の動作を繰り返している。
【0029】合成部11のトランジスタ70は第1のデ
ジタル信号V1 に応動してオン・オフ動作し、トランジ
スタ71は第2のデジタル信号V2 に応動してオン・オ
フ動作している。したがって、第1および第2のデジタ
ル信号V1 ,V2 が共に零になる時(ヒステリシスの区
間)において、合成部11の出力V3 は図2(g)のよ
うに大きくなる。その結果、出力V3 として、入力交流
信号vinの零クロス時点よりヒステリシスの幅に対応す
る時間幅のパルス信号を得ることができる。出力V3
周波数は入力交流信号vinの周波数(第1および第2の
デジタル信号V 1 ,V2 の周波数)の2倍となってお
り、その周期は入力交流信号vinの零クロス時点の間隔
に等しくなっている。
【0030】図1に示した実施例の入力交流信号vin
第1のデジタル信号V1 または第2のデジタル信号V2
の関係は、それぞれ図4(a)または(b)に示すよう
な極性の反対なヒステリシス特性を有している。すなわ
ち、図4(a)に示すように、入力交流信号vinが負の
大きな値から増加していくときには、vin=0において
第1のデジタル信号V1 が正の値(トランジスタ70の
ベース・エミッタ電圧VBE)から零に変化し、入力交流
信号vinが正から減少するときには、入力交流信号vin
が負の所定の値に至った時に第1のデジタル信号V1
零から正の値(VBE)に変化する。
【0031】また、図4(b)に示すように、入力交流
信号vinが正の大きな値から減少していくときには、v
in=0において第2のデジタル信号V2 が正の値(トラ
ンジスタ71のベース・エミッタ電圧VBE)から零に変
化し、入力交流信号vinが負から増加するときには、入
力交流信号vinが正の所定の値(VBE)に至った時に第
2のデジタル信号V2 が零から正の値(VBE)に変化す
る。
【0032】これにより、入力交流信号vinに混入した
高周波ノイズ等の影響を受けなくなる。また、この実施
例のコンパレータでは、第1の電流増幅部4と第1の帰
還部5によって等価的に第1のデジタル信号V1 のヒス
テリシスを作り出し、第2の電流増幅部8と第2の帰還
部9によって等価的に第2のデジタル信号V2 のヒステ
リシスを作り出しているために、入力交流信号vinへの
影響および相互の第1および第2のデジタル信号V1
2 への影響は生じない。
【0033】なお、40,42,63,65,72はそ
れぞれ抵抗である。以上の構成は図5の従来例と同様で
あり、以下に説明する点が図5の構成とはことなる。第
2のデジタル信号V2 は合成部14のインバ−タ73の
入力端子と接続され、第1のデジタル信号V1 は合成部
14のインバータ74の入力端子と接続されている。イ
ンバータ73の出力端子はANDゲート75の一方の入
力端子と接続され、インバータ74の出力端子はAND
ゲート75の他方の入力端子とエッジ検出部12の入力
端となるDフリップフロップ76のデ−タ端子に接続さ
れている。ANDゲート75の出力信号は第3のデジタ
ル信号となる。
【0034】Dフリップフロップ76の出力端子QはD
フリップフロップ77のD入力端子へ、Dフリップフロ
ップ77の出力端子QはDフリップフロップ78のD入
力端子とANDゲート79の一方の入力端子へ、Dフリ
ップフロップ78の出力端子/Q(Qの反転信号)はA
NDゲート79の他方の入力端子へそれぞれ接続されて
いる。ANDゲート79の出力端子はエッジ検出部12
の出力端となり、分周器部13のリセット付きDフリッ
プフロップ80のリセット端子Rへ接続される。
【0035】ANDゲート75の出力端子はリセット付
きDフリップフロップ80のクロック端子CKへ、リセ
ット付きDフリップフロップ80の出力端子はリセット
付きDフリップフロップ80のデータ端子に接続され、
第4のデジタル信号V4 を出力する。以上のように構成
された装置について、図3に示したタイムチャートおよ
び図2(h),(i)のタイムチャートに基づいて、そ
の動作を説明する。
【0036】図3において、CLKXはエッジ検出部1
2のクロック信号入力端子CLKに供給されるクロック
信号波形であり、V1 およびV2 は第1および第2のデ
ジタル信号の出力である。75X,76X,77X,7
8X,79XおよびV4 は、それぞれANDゲート7
5,Dフリップフロップ76,Dフリップフロップ7
7,Dフリップフロップ78,ANDゲート79および
Dフリップフロップ80の出力信号波形である。
【0037】予め、クロック信号CLKX,Dフリップ
フロップ75,76,77,79の出力信号75X,7
6X,77X,79X,第2のデジタル信号V2 のレベ
ルが“L”、Dフィラメント78,リセット付きDフリ
ップフロップ80の出力の第4のデジタル信号V4 ,第
1のデジタル信号V1 のレベルが“H”になっているも
のとする。
【0038】このような状態において、時刻t0 におい
て第1のデジタル信号V1 のレベルが“L”に移行する
と、ANDゲート75の出力75Xのレベルが“H”に
移行し、リセット付きDフリップフロップ80のリーデ
ィングエッジとなり、リセット付きDフリップフロップ
80の出力の第4のデジタル信号V4 のレベルが“L”
に移行する。
【0039】時刻t1 において、クロック信号CLKX
のリーディングエッジが到来して、そのレベルが“H”
に移行したとすると、Dフリップフロップ76の出力7
6Xのレベルが“H”に移行する。時刻t2 において、
クロック信号CLKXのリーディングエッジが到来する
と、Dフリップフロップ77の出力77Xのレベルが
“H”に移行するとともにANDゲート79の出力79
Xのレベルが“H”に移行し、リセット付きDフリップ
フロップ80にリセット機能が働き、リセット付きDフ
リップフロップ80の出力の第4のデジタル信号V4
レベルが“H”になる。
【0040】時刻t3 において、クロック信号CLKX
のリーディングエッジが到来すると、Dフリップフロッ
プ78の出力78Xのレベルが“L”に移行するととも
に、ANDゲート79の出力79Xのレベルが“L”に
なり、リセット付きDフリップフロップ80のリセット
が解除される。時刻t4 において、第2のデジタル信号
2 のレベルが“H”に移行すると、ANDゲート75
の出力75Xのレベルが“L”になる。
【0041】時刻t5 において、第2のデジタル信号V
2 のレベルが“L”に移行すると、ANDゲート75の
出力75Xのレベルが“H”に移行しリセット付きDフ
リップフロップ80のリーディングエッジとなり、リセ
ット付きDフリップフロップ80の出力レベルが“L”
になる。時刻t6 において、第1のデジタル信号V1
レベルが“H”に移行すると、ANDゲート75の出力
76Xのレベルは“L”になる。
【0042】時刻t7 において、クロック信号CLKX
のリーディングエッジが到来すると、Dフリップフロッ
プ76の出力76Xが“L”に移行する。時刻t8 にお
いて、クロック信号CLKXのリーディングエッジが到
来すると、Dフリップフロップ77の出力77Xが
“L”に移行する。時刻t9 において、クロック信号C
LKXのリーディングエッジが到来すると、Dフリップ
フロップ78の出力78Xが“H”に移行する。
【0043】時刻t10において、第1のデジタル信号V
1 のレベルが“L”に移行すると、ANDゲート75の
出力75Xのレベルが“H”に移行し、リセット付きD
フリップフロップ80のリーディングエッジとなり、リ
セット付きDフリップフロップ80の出力の第4のデジ
タル信号V4 のレベルが“H”に移行する。時刻t11
おいて、クロック信号CLKXのリーディングエッジが
到来すると、時刻t1 と同様にDフリップフロップ76
の出力76Xのレベルが“H”に移行する。
【0044】時刻t12において、クロック信号CLKX
のリーディングエッジが到来すると、時刻t2 と同様に
Dフリップフロップ77の出力77Xのレベルが“H”
に移行し、ANDゲート79の出力79Xのレベルが
“H”になる。この時、リセット付きDフリップフロッ
プ80の出力の第4のデジタル信号V4 のレベルが
“H”であるので変化しない。
【0045】時刻t13において、クロック信号CLKX
のリーディングエッジが到来すると、時刻t3 と同様に
Dフリップフロップ78の出力78Xのレベルが“L”
に移行するとともに、ANDゲート79の出力79Xの
レベルが“L”になり、リセット付きDフリップフロッ
プ80のリセットが解除される。以上のように、この実
施例によれば、第1のデジタル信号V1 のエッジを検出
するエッジ検出部12を設けてリセット付きDフリップ
フロップ80にリセットをかけることにより、リセット
付きDフリップフロップ80から出力される第4のデジ
タル信号V4 の初期状態がどのような状態であっても第
1のデジタル信号V1 の立下がりエッジを一度経験する
と、入力交流信号vinに対して決まった極性の第4のデ
ジタル信号V4 を出力することができる。
【0046】また、エッジ検出部12に入力するデジタ
ル信号をV2 に変えることにより、入力交流信号vin
対する第4のデジタル信号V4 の極性を容易に変えるこ
とができる。なお、上記実施例では、データ入力端に前
記第1もしくは第2のデジタル信号が入力され、前記デ
ータ入力端の信号をクロック信号に同期してシフトする
複数の出力信号を発生するシフトレジスタの複数の出力
信号から微分パルスを発生する手段により、エッジ検出
部12を構成したが、周知のエッジ検出回路を用いても
よい。また、分周器部13も周知の分周器を用いてもよ
い。
【0047】また、帰還部5,9は電流増幅部4,8の
出力を入力側に帰還する構成であったが、カレントミラ
ー部3,7の入力側に帰還する構成でもよい。
【0048】
【発明の効果】この発明のコンパレータによれば、エッ
ジ検出手段によりエッジ検出パルスを発生させ、このエ
ッジ検出パルスを同期信号として、入力交流信号の零ク
ロス時点にそれぞれ正確に対応した第1および第2のデ
ジタル信号を合成して、入力交流信号の両零クロス時点
に対応した第3のデジタル信号を作り、この第3のデジ
タル信号を分周するため、入力交流信号の両方の零クロ
ス時点を正確に検出し、しかも入力交流信号に対して極
性の決まった第4のデジタル信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のコンパレータの構成を示
す回路図である。
【図2】図1および図5のコンパレータの動作を示すタ
イムチャートである。
【図3】図1のコンパレータの動作を示すタイムチャー
トである。
【図4】ヒステリシス特性を表す入出力特性図である。
【図5】コンパレータの従来例の構成を示す回路図であ
る。
【図6】分周器部の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 差動比較部(差動比較手段) 2 電流源部(電流源手段) 3 カレントミラー部(第1のカレントミラー手段) 4 電流増幅部(第1の電流増幅手段) 5 帰還部(第1の帰還手段) 6 出力部(第1の出力手段) 7 カレントミラー部(第2のカレントミラー手段) 8 電流増幅部(第2の電流増幅手段) 9 帰還部(第2の帰還手段) 10 出力部(第2の出力手段) 11 合成部 12 エッジ検出部 13 分周器部 14 合成部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図5】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1,第2および第3の定電流を出力す
    る電流源手段と、 入力交流信号に応じて前記第1の定電流を差動的に分配
    する1組の差動トランジスタを有する差動比較手段と、 入力端が前記差動比較手段の一方の差動トランジスタの
    出力端に接続され、出力端が前記第2の定電流の出力端
    に接続された第1のカレントミラー手段と、 入力端が前記第1のカレントミラー手段の出力端に接続
    された第1の電流増幅手段と、 前記第1の電流増幅手段の出力電流に応じて前記第1の
    電流増幅手段の入力端もしくは前記第1のカレントミラ
    ー手段の入力端に電流を供給する第1の帰還手段と、 前記第1の電流増幅手段の出力電流に連動して変化する
    第1のデジタル信号を得る第1の出力手段と、 入力端が前記差動比較手段の他方の差動トランジスタの
    出力端に接続され、出力端が前記第3の定電流の出力端
    に接続された第2のカレントミラー手段と、 入力端が前記第2のカレントミラー手段の出力端に接続
    された第2の電流増幅手段と、 前記第2の電流増幅手段の出力電流に応じて前記第2の
    電流増幅手段の入力端もしくは前記第2のカレントミラ
    ー手段の入力端に電流を供給する第2の帰還手段と、 前記第2の電流増幅手段の出力電流に連動して変化する
    第2のデジタル信号を得る第2の出力手段と、 前記第1の出力手段の第1のデジタル信号と前記第2の
    出力手段の第2のデジタル信号から2倍の周波数の第3
    のデジタル信号を合成する合成手段と、 前記第1および第2のデジタル信号の何れかの一方のエ
    ッジを検出するエッジ検出手段と、 入力端に前記第3のデジタル信号が入力され、前記エッ
    ジ検出手段より出力されるエッジ検出パルスで同期しな
    がら前記第3のデジタル信号を分周して第4のデジタル
    信号を出力する分周手段とを備えたコンパレータ。
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JP2013236342A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Lapis Semiconductor Co Ltd ヒステリシスコンパレータ及び半導体装置
JP2016181914A (ja) * 2016-05-18 2016-10-13 ラピスセミコンダクタ株式会社 ヒステリシスコンパレータ及び半導体装置

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