JPH06326519A - クォドラチャ復調回路 - Google Patents

クォドラチャ復調回路

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JPH06326519A
JPH06326519A JP11155293A JP11155293A JPH06326519A JP H06326519 A JPH06326519 A JP H06326519A JP 11155293 A JP11155293 A JP 11155293A JP 11155293 A JP11155293 A JP 11155293A JP H06326519 A JPH06326519 A JP H06326519A
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JP
Japan
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phase
circuit
phase shift
signal
modulated wave
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JP11155293A
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Inventor
Hiroyasu Nakagawa
博康 中川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 小型で、好ましくは同一のIC基板上に一体
化形成できる上、復調感度が大きく、かつダイナミック
レンジを広く取れるクォドラチャ復調回路を提供する。 【構成】 入力のFM変調波信号を非線形増幅するリミ
ッタアンプ1と、リミッタアンプ1の出力信号を移相す
る移相回路2であって、抵抗とコンデンサと能動素子と
から成る位相直線型の2次のベッセル型ハイパスフィル
タ回路を奇数段直列に接続したものか、または抵抗とコ
ンデンサ素子またはそれらに能動素子を加えて成る2次
のローパスフィルタ回路を奇数段接続したものと、前記
FM変調波信号と移相回路2の出力信号の位相を比較す
る位相比較回路4とを備え、移相回路2の移相量をFM
変調波信号の中心周波数でそれぞれ±n×π/2(但
し、nは奇数)となるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクォドラチャ復調回路に
関し、更に詳しくはFM変調波信号を周波数に比例した
信号に復調するためのクォドラチャ復調回路に関する。
クォドラチャ復調回路はFMラジオや携帯電話等の特に
高密度実装を要求されるような通信機器の復調部に用い
られている。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のクォドラチャ復調回路を説
明する図で、図8の(A)は従来のクォドラチャ復調回
路のブロック図である。図において20はクォドラチャ
復調回路の一部を構成している集積回路(IC)、1は
リミッタアンプ(LA)、4は位相比較回路、5はロー
パスフィルタ(LPF)、そして、30は同じくクォド
ラチャ復調回路の一部を構成している外部の移相回路で
ある。
【0003】入力のFM変調波信号FMIFはリミッタ
アンプ1で非線形増幅されて略方形波の信号になる。
該信号は分割され、一方は位相比較回路4の一方の端
子に入力する。また他方は移相回路30に入力してお
り、ここで信号の周波数に応じた位相角だけ移相され
た信号になされて後、位相比較回路4のもう一方の端
子に入力する。位相比較回路4は信号と信号の位相
を比較してその位相差に応じた位相比較信号を出力す
る。そして、ローパスフィルタ5は位相比較信号を平
滑化して高周波成分を除去し、該信号の平均レベルに
相当するFM復調信号DEMを形成する。
【0004】図8の(B)は移相回路30の周波数−移
相特性を示しており、横軸はFM変調波信号の中心角周
波数ω0 で規格化した角周波数(ω/ω0 )、縦軸は角
移相量(rad)である。従来の移相回路30は、図示
の如くコイルL、コンデンサCA ,CB 及び抵抗Rから
構成されており、これらの値は入力のFM変調波信号F
MIFの中心周波数f0 (=ω0 )で位相角がπ/2進
むような移相特性S1又はS2 等に設定されている。
【0005】図9は従来のクォドラチャ復調回路の動作
タイミングチャートである。図9の(A)は中心周波数
0 のFM変調波信号が入力している場合を示してお
り、該信号と移相回路30の出力信号の位相差θF
はπ/2である。その結果、位相比較回路4はデューテ
ィー比が1/2となるような位相比較信号を出力し、
ローパスフィルタ5の出力信号DEMは零になる。
【0006】図9の(B)は中心周波数f0 よりも高い
周波数のFM変調波信号が入力している場合を示して
おり、信号と信号の位相差θF はπ/2よりも小さ
い。その結果、位相比較回路4はデューティー比が1/
2よりも大きくなるような位相比較信号を出力し、ロ
ーパスフィルタ5の出力信号DEMは正になる。図9の
(C)は中心周波数f0 よりも低い周波数のFM変調波
信号が入力している場合を示しており、信号と信号
の位相差θF はπ/2よりも大きい。その結果、位相
比較回路4はデューティー比が1/2よりも小さくなる
ような位相比較信号を出力し、ローパスフィルタ5の
出力信号DEMは負になる。こうして、入力のFM変調
波信号FMIFの周波数に比例したFM復調信号DEM
が取り出せる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来は、
移相回路30にコイルLを使用していた。しかし、一般
にコイルLはIC回路で形成できない上、使用周波数に
よってはかなりのサイズとなる。このため、従来のクォ
ドラチャ復調回路は外付けの移相回路30を必要とし、
全体の実装面積及び高さが大きなものとなっていた。し
かも、図8の(B)の移相特性S1 では傾斜が緩やかで
あるため周波数変化に対する角移相量変化の割合(復調
感度)が大きく取れない。また移相特性S2 とすれば、
復調感度は大きくなるが、リニアリティーを維持できる
ダイナミックレンジが狭くなってしまう。
【0008】本発明の目的は、全体として小型で、好ま
しくは同一のIC基板上に一体化形成できる上、復調感
度が大きく、かつダイナミックレンジを広く取れるクォ
ドラチャ復調回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の
(A)の構成により解決される。即ち、本発明(1)の
クォドラチャ復調回路は、FM変調波信号を周波数に比
例した信号に復調するためのクォドラチャ復調回路にお
いて、入力のFM変調波信号を移相する移相回路2であ
って、抵抗とコンデンサ素子又は抵抗とコンデンサと能
動素子とから成る2次のローパスフィルタ回路を奇数段
直列に接続したものと、前記FM変調波信号と移相回路
2の出力信号の位相を比較する位相比較回路4とを備
え、移相回路2の移相量をFM変調波信号の中心周波数
で−n×π/2(但し、nは奇数)となるように構成し
たものである。
【0010】また本発明(2)のクォドラチャ復調回路
は、FM変調波信号を周波数に比例した信号に復調する
ためのクォドラチャ復調回路において、入力のFM変調
波信号を非線形増幅するリミッタアンプ1と、リミッタ
アンプ1の出力信号を移相する移相回路2であって、抵
抗とコンデンサと能動素子とから成る位相直線型の2次
のベッセル型ハイパスフィルタ回路を奇数段直列に接続
したものと、前記FM変調波信号と移相回路2の出力信
号の位相を比較する位相比較回路4とを備え、移相回路
2の移相量をFM変調波信号の中心周波数でn×π/2
(但し、nは奇数)となるように構成したものである。
【0011】
【作用】図1の(A)において、本発明(1)の場合は
リミッタアンプ1,3は必ずしも必要ではないが、説明
の簡単のため有るものとして説明する。図1の(B)は
本発明(1)の移相回路2の一例の周波数−移相特性を
示しており、縦軸はFM変調波信号の中心角周波数ω0
で規格化した角周波数(ω/ω 0 )、横軸は角移相量
(rad)である。
【0012】例えば移相回路2が抵抗とコンデンサ素子
又は抵抗とコンデンサと能動素子とから成る2次のパッ
シブ又はアクティブのローパスフィルタ回路を1段だけ
備える場合は、FM変調波信号FMIF(即ち、信号
)の中心周波数f0 (=ω0)で位相がπ/2だけ遅
れるような移相特性φ1 が得られる。そして、信号の
周波数が中心周波数f0 よりも低くなるとリミッタアン
プ3の出力信号1 は矢印a方向に移動し、また中心周
波数f0 よりも高くなると信号1 は矢印b方向に移動
する。そこで、位相比較回路4により両信号,1
の位相差を検出し、その出力の位相比較信号をローパ
スフィルタ5を通すことによりFM復調信号DEMを得
る。
【0013】このように、本発明によれば移相回路2が
有する2次のパッシブ又はアクティブのローパスフィル
タ回路は抵抗とコンデンサ素子又は抵抗とコンデンサと
能動素子のみから成り、コイルLを含まないので、全体
として移相回路2を小型に形成でき、好ましくは同一の
IC基板上に他の構成回路と共に一体化形成できる。従
って、本発明のクォドラチャ復調回路は極めて小型に構
成できる。
【0014】また、移相回路2が上記の様な2次のロー
パスフィルタ回路を3段直列に接続して備える場合に
は、入力信号の中心周波数f0 で位相が3×π/2だ
け遅れるような移相特性φ3 が得られる。図より明らか
な通り、ここでは信号の周波数変化に対する角移相量
変化の割合(復調感度)は特性φ1 の場合よりも数段大
きくなっており、かつ中心周波数付近におけるリニアリ
ティー即ち復調のダイナミックレンジも数段改善されて
いる。従って、入力信号の周波数が中心周波数f0
りも低くなるとリミッタアンプ3の出力信号3 は矢印
a´方向に大きく移動し、また中心周波数f0 よりも高
くなると信号3 は矢印b´方向に大きく移動する。そ
して、この場合は中心周波数f0 において、信号の2
番目の信号よりも最初の信号3 がπ/2だけ位相が進
んでいると考えれば良い。そこで、位相比較回路4によ
り上記と同様にして両信号,3 間の位相差を検出
し、その出力信号をローパスフィルタ5を通すことに
より特性の改善されたFM復調信号DEMを得ることが
できる。
【0015】更に、2次のローパスフィルタ回路を5
段、7段と言うように増して行くと、一般的には入力信
号の中心周波数f0 で位相がn×π/2(但し、nは
奇数)だけ遅れるような移相特性φn が得られる。そし
て、nが増すほど、復調感度、復調のリニアリティー及
びダイナミックレンジが向上する。図1の(A)におい
て、本発明(2)の場合はリミッタアンプ3は必要な
い。本発明(2)の移相回路2は抵抗とコンデンサと能
動素子とから成る2次のアクティブのハイパスフィルタ
回路を奇数段直列に接続したものである。従って、この
場合のクォドラチャ復調回路も極めて小型に構成でき
る。
【0016】本発明(2)の移相回路2の周波数−移相
特性は、図示しないが、図1の(B)の周波数−移相特
性を縦軸(ω/ω0 軸)の左側に平行移動したものとし
て得られる。即ち、2次のハイパスフィルタ回路が1段
の場合は0.01<ω/ω0<100の範囲内で角位相
量θF はπ>θF >0の範囲内で変化する。また2次の
ハイパスフィルタ回路が3段の場合は同じく0.01<
ω/ω0 <100の範囲内で角位相量θF は3π>θF
>0の範囲内で変化する。そして、一般的には入力信号
の中心周波数f0 では位相がn×π/2(但し、nは
奇数)だけ進むような移相特性が得られる。この場合も
上記と同様にして2次のハイパスフィルタ回路の段数を
奇数段毎に増せば復調感度、復調のリニアリティー及び
ダイナミックレンジの改善が得られる。更に本発明
(2)における2次のハイパスフィルタ回路は位相直線
型のベッセル型としているので、入力信号の各周波数
成分の遅延時間は一定で、かつ通過帯域のゲインもフラ
ットとなり、これにより移相回路2の出力信号が歪まな
いようにしている。
【0017】好ましくは、本発明(1)又は(2)のク
ォドラチャ復調回路はその移相回路2を他の構成回路と
共に同一のIC基板上に集積形成して成るものである。
【0018】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は第1実施例のク
ォドラチャ復調回路のブロック図で、図において10は
第1実施例のクォドラチャ復調回路を収容している集積
回路(IC)、1はリミッタアンプ(LA)、2は第1
実施例の移相回路、21 は2次のパッシブローパスフィ
ルタ(LPF)、3は移相回路2の出力信号を方形波に
戻すため(ロス補正も兼ねる)のリミッタアンプ(L
A)、4は位相比較回路、5はローパスフィルタ回路
(LPF)である。
【0019】2次のLPFの伝達関数T(s)の一般型
は T(s)=Kb2 /{s2 +(1/Q)bs+b2 } で与えられる。ここでQはフィルタの遮断特性を左右す
るクォリティファクタである。第1実施例のパッシブL
PF21 では、 K=1 b=1/√(C1 2 1 2 ) Q=√(C1 2 1 2 )/(C1 1 +C2 1 +C2 2 ) となる。更に入力のFM変調波信号FMIF(信号)
に対するゲインの絶対値|T(Jω)|は、 |T(Jω)| =1/√{1+(1/Q2 −2)(ω/b)2 +(ω/b)4 )} で与えられ、位相角argT(Jω)は、 argT(Jω) =−tan-1〔(1/Q)(ω/b)/{1−(ω/b)2 }〕 で与えられる。Qの値はC1 ,C2 ,R1 ,R2 の値に
より設定でき、Q>1/√2だと入力信号の中心周波
数f0 (=ω0 =b)付近で|T(Jω)|にはピーク
が生じる。同時に中心周波数f0 付近のargT(J
ω)の変化は急峻になる。但し、パッシブLPF21
はQの値は1/2よりも小さい。逆にQ<1/√2だと
中心周波数f0 付近のargT(Jω)の変化は緩やか
になる。そこで、第1実施例ではこのQの値を設定する
ことでパッシブLPF21 の移相特性を可能な範囲内で
所望に調整する。
【0020】図3は第1実施例のクォドラチャ復調回路
の動作タイミングチャートで、図はパッシブLPF21
が1段の場合の動作を示している。図3の(A)は中心
周波数f0 のFM変調波信号が入力している場合を示
しており、該信号とリミッタアンプ3の出力信号の
位相差θD は−π/2である。その結果、位相比較回路
4はデューティー比が1/2となるような位相比較信号
を出力し、ローパスフィルタ5の出力信号DEMは零
になる。
【0021】図3の(B)は中心周波数f0 よりも高い
周波数のFM変調波信号が入力している場合を示して
おり、信号と信号の位相差θD は−π/2よりも大
きい。その結果、位相比較回路4はデューティー比が1
/2よりも小さくなるような位相比較信号を出力し、
ローパスフィルタ5の出力信号DEMは負になる。図3
の(C)は中心周波数f0 よりも低い周波数のFM変調
波信号が入力している場合を示しており、信号と信
号の位相差θD は−π/2よりも小さい。その結果、
位相比較回路4はデューティー比が1/2よりも大きく
なるような位相比較信号を出力し、ローパスフィルタ
5の出力信号DEMは正になる。
【0022】また上記の様なパッシブLPF21 を3段
直列に接続すると、入力信号の中心周波数f0 では位
相が略3×π/2遅れる。図1の(B)で説明した通
り、この場合は入力信号の周波数変化に対する各移相
量変化の割合(復調感度)はパッシブLPF21 が1段
の場合よりも大きくなっており、かつ中心周波数f0
近の復調のリニアリティー及びダイナミックレンジも大
幅に改善される。そして、この場合は中心周波数f0
おいて、信号の2番目の信号よりも移相された最初の
信号がπ/2だけ位相が進んでいると考えれば良い。
そこで、位相比較回路4により上記と同様にして両信号
,間の位相差を検出し、その出力信号をローパス
フィルタ5を通すことにより特性の改善されたFM復調
信号DEMを得ることができる。
【0023】図4は第2実施例のクォドラチャ復調回路
のブロック図で、図において、10は第2実施例のクォ
ドラチャ復調回路を収容している集積回路(IC)、2
は第2実施例の移相回路、22 は2次のアクティブロー
パスフィルタ(LPF)である。移相回路2として図示
のようなアクティブLPF22 を使用すると、 K=1+RF /RS b=1/√(C1 2 1 2 ) Q =√(C1 2 1 2 )/{(1−K)C1 1 +C2 1 +C2 2 )} となる。この例のフィルタ回路では非反転アンプAのゲ
インKによってQの値を設定できる。例えばC1 =C2
=C、かつR1 =R2 =RとするとQ=1/(3−K)
となり、1<K<3の範囲で1/2<Q<∞になる。又
はRS =RF 、かつC1 1 =C2 2 となるように選
ぶと、 K=2 b=1/C1 1 Q=C1 /C2 となり、容量比だけでQを設定できる。又はR1 =R2
=Rとし、かつ非反転アンプAを電圧フォロアにする
と、 K=1 b=1/R√(C1 2 ) Q=1/2×√(C1 /C2 ) となり、この場合も容量比だけでQを設定できる。
【0024】図5は2次のアクティブLPFのゲインと
位相の周波数特性を示す図であり、ここでは、 b=ω0 =1/√(C1 2 1 2 ) 1/Q=2a={(1−K)C1 1 +C2 1 +C2 2 )}ω0 の関係にある。このように第2実施例ではQの値を所望
に設定でき、よってアクティブLPF22 が1段でも所
望の移相特性が得られる。なお、第2実施例のクォドラ
チャ復調回路の動作タイミングチャートは図3と同様で
ある。
【0025】また上記の様なアクティブLPF22 を3
段直列に接続すると、FM変調波信号FMIFの中心周
波数f0 では位相が略3×π/2だけ遅れ、更に5段、
7段と増して行くと一般的には移相回路2の角移相量は
FM変調波信号FMIFの中心周波数f0 でn×π/2
(但し、nは奇数)だけ遅れる。そして、これを上記と
同様にして復調すれば、復調特性の大幅な改善が得られ
る。
【0026】図6は第3実施例のクォドラチャ復調回路
のブロック図で、図において10は第3実施例のクォド
ラチャ復調回路を収容している集積回路(IC)、2は
第3実施例の移相回路、23 は位相直線型の2次のベッ
セル型ハイパスフィルタ回路(HPF)である。2次の
アクティブHPF23 の周波数−移相特性は、図示しな
いが、図5の(B)の周波数−移相特性においてω/ω
0 =0で位相がπ進み、ω/ω0 =1で位相がπ/2進
み、かつω/ω0 =∞で位相が0になるようなカーブで
ある。この場合の移相回路2も抵抗とコンデンサと能動
素子から成るので移相回路2を極めて小型に構成でき
る。またQの値も第2実施例の場合と同様にして任意に
設定でき、よってアクティブHPF23 が1段でも所望
の移相特性が得られる。この場合に、アクティブHPF
3 は位相直線型のベッセル型としているので、入力信
号の各周波数成分の遅延時間は一定で、かつ通過帯域
のゲインもフラットとなり、これにより移相回路2の出
力信号が歪まないようにしている。
【0027】図7は第3実施例のクォドラチャ復調回路
の動作タイミングチャートで、図はアクティブHPF2
3 が1段の場合の動作を示している。図7の(A)は中
心周波数f0 のFM変調波信号が入力している場合を
示しており、入力信号と移相回路2の出力信号の位
相差θF はπ/2である。その結果、位相比較回路4は
デューティー比が1/2となるような位相比較信号を
出力し、ローパスフィルタ5の出力信号DEMは零であ
る。
【0028】図7の(B)は中心周波数f0 よりも高い
周波数のFM変調波信号が入力している場合を示して
おり、信号と信号の位相差θF はπ/2よりも小さ
い。その結果、位相比較回路4はデューティー比が1/
2よりも大きくなるような位相比較信号を出力し、ロ
ーパスフィルタ5の出力信号DEMは正になる。図7の
(C)は中心周波数f0 よりも低い周波数のFM変調波
信号が入力している場合を示しており、信号と信号
の位相差θF はπ/2よりも大きい。その結果、位相
比較回路4はデューティー比が1/2よりも小さくなる
ような位相比較信号を出力し、ローパスフィルタ5の
出力信号DEMは負になる。
【0029】また、このようなアクティブHPF23
3段直列に接続すると、FM変調波信号FMIFの中心
周波数f0 では位相が略3×π/2だけ進む。ここでは
入力信号の周波数変化に対する角移相量変化の割合
(復調感度)はアクティブHPF23 が1段の場合より
も大きくなっており、かつ中心周波数f0 付近の復調の
リニアリティー及びダイナミックレンジも大幅に改善さ
れる。そして、この場合は中心周波数f0 において、移
相された信号の2番目の信号が最初の信号よりπ/
2だけ位相が遅れていると考えれば良い。そこで、位相
比較回路4により上記と同様にして両信号,間の位
相差を検出し、その出力信号をローパスフィルタ5を
通すことにより特性の改善されたFM復調信号DEMを
得ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上述べた如く本発明のクォドラチャ復
調回路は、上記構成であるので、全体として小型で、好
ましくは同一のIC基板上に一体化形成できる上、復調
感度が大きく、かつダイナミックレンジを広く取れるク
ォドラチャ復調回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理的構成図である。
【図2】図2は第1実施例のクォドラチャ復調回路のブ
ロック図である。
【図3】図3は第1実施例のクォドラチャ復調回路の動
作タイミングチャートである。
【図4】図4は第2実施例のクォドラチャ復調回路のブ
ロック図である。
【図5】図5は2次のアクティブLPFのゲインと位相
の周波数特性を示す図である。
【図6】図6は第3実施例のクォドラチャ復調回路のブ
ロック図である。
【図7】図7は第3実施例のクォドラチャ復調回路の動
作タイミングチャートである。
【図8】図8は従来のクォドラチャ復調回路を説明する
図である。
【図9】図9は従来のクォドラチャ復調回路の動作タイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1,3 リミッタアンプ 2 移相回路 4 位相比較回路 5 ローパスフィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM変調波信号を周波数に比例した信号
    に復調するためのクォドラチャ復調回路において、 入力のFM変調波信号を移相する移相回路(2)であっ
    て、抵抗とコンデンサ素子又は抵抗とコンデンサと能動
    素子とから成る2次のローパスフィルタ回路を奇数段直
    列に接続したものと、 前記FM変調波信号と移相回路(2)の出力信号の位相
    を比較する位相比較回路(4)とを備え、 移相回路(2)の移相量をFM変調波信号の中心周波数
    で−n×π/2(但し、nは奇数)となるように構成し
    たことを特徴とするクォドラチャ復調回路。
  2. 【請求項2】 FM変調波信号を周波数に比例した信号
    に復調するためのクォドラチャ復調回路において、 入力のFM変調波信号を非線形増幅するリミッタアンプ
    (1)と、 リミッタアンプ(1)の出力信号を移相する移相回路
    (2)であって、抵抗とコンデンサと能動素子とから成
    る位相直線型の2次のベッセル型ハイパスフィルタ回路
    を奇数段直列に接続したものと、 前記FM変調波信号と移相回路(2)の出力信号の位相
    を比較する位相比較回路(4)とを備え、 移相回路(2)の移相量をFM変調波信号の中心周波数
    でn×π/2(但し、nは奇数)となるように構成した
    ことを特徴とするクォドラチャ復調回路。
  3. 【請求項3】 移相回路(2)を他の構成回路と共に同
    一のIC基板上に集積形成して成ることを特徴とする請
    求項1又は2のクォドラチャ復調回路。
JP11155293A 1993-05-13 1993-05-13 クォドラチャ復調回路 Withdrawn JPH06326519A (ja)

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JP11155293A Withdrawn JPH06326519A (ja) 1993-05-13 1993-05-13 クォドラチャ復調回路

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JP (1) JPH06326519A (ja)

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