JPH06327978A - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents
排気ガス浄化用触媒Info
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- JPH06327978A JPH06327978A JP5124490A JP12449093A JPH06327978A JP H06327978 A JPH06327978 A JP H06327978A JP 5124490 A JP5124490 A JP 5124490A JP 12449093 A JP12449093 A JP 12449093A JP H06327978 A JPH06327978 A JP H06327978A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた高温耐久性を有する排気ガス浄化用触
媒を提供する。 【構成】 触媒11 は、改質ZSM−5ゼオライトと触
媒素子との混合物よりなり、ハニカム体2に担持され
る。改質ZSM−5ゼオライトは、格子面間隔が4.0
Å以上(角2θ≦22°)である第1の結晶面群におい
て、ミラー指数h,k,lがそれぞれ2以下であり、且
つZSM−5ゼオライト特有の空洞構造の周期性に起因
する複数の結晶面のX線反射強度I(cps)が、未改
質ZSM−5ゼオライトにおける前記結晶面と同一の結
晶面のX線反射強度よりも4%以上増加するように改質
処理を施されていて、優れた耐熱性と低温のHCを吸着
する機能を有する。触媒素子はAl2 O3 粒子とそれに
担持されたPdとよりなる。
媒を提供する。 【構成】 触媒11 は、改質ZSM−5ゼオライトと触
媒素子との混合物よりなり、ハニカム体2に担持され
る。改質ZSM−5ゼオライトは、格子面間隔が4.0
Å以上(角2θ≦22°)である第1の結晶面群におい
て、ミラー指数h,k,lがそれぞれ2以下であり、且
つZSM−5ゼオライト特有の空洞構造の周期性に起因
する複数の結晶面のX線反射強度I(cps)が、未改
質ZSM−5ゼオライトにおける前記結晶面と同一の結
晶面のX線反射強度よりも4%以上増加するように改質
処理を施されていて、優れた耐熱性と低温のHCを吸着
する機能を有する。触媒素子はAl2 O3 粒子とそれに
担持されたPdとよりなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排気ガス浄化用触媒、特
に、改質処理を施された改質結晶性アルミノケイ酸塩と
触媒素子とより構成される触媒に関する。
に、改質処理を施された改質結晶性アルミノケイ酸塩と
触媒素子とより構成される触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン始動直後における低温排
気ガスの浄化率向上を狙って、排気系の排気ガス浄化用
触媒よりも上流側に、ゼオライトを有する排気ガス成分
用吸着器を配設した排気ガス浄化装置が知られている
(特開平2−75327号公報参照)。
気ガスの浄化率向上を狙って、排気系の排気ガス浄化用
触媒よりも上流側に、ゼオライトを有する排気ガス成分
用吸着器を配設した排気ガス浄化装置が知られている
(特開平2−75327号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エンジンにおける排気
ガス浄化用触媒の構成要素には900〜1000℃の耐
熱性が要求されるが、従来装置におけるゼオライトはそ
の耐熱温度が700℃程度であるため、吸着器の高温耐
久性が乏しく、短時間のうちに性能劣化を招く、という
問題があった。また従来装置は、排気ガス浄化用触媒と
吸着器とを必要とするので、装置の構成が煩雑化する、
といった問題もある。
ガス浄化用触媒の構成要素には900〜1000℃の耐
熱性が要求されるが、従来装置におけるゼオライトはそ
の耐熱温度が700℃程度であるため、吸着器の高温耐
久性が乏しく、短時間のうちに性能劣化を招く、という
問題があった。また従来装置は、排気ガス浄化用触媒と
吸着器とを必要とするので、装置の構成が煩雑化する、
といった問題もある。
【0004】本発明は前記に鑑み、エンジン始動直後に
おける低温の排気ガス成分を吸着する機能を備え、また
排気ガスによる触媒素子の温度上昇に伴い吸着した排気
ガス成分および新たな排気ガスを直ちに浄化することが
でき、優れた高温耐久性を有すると共に構成の簡素化を
達成した前記排気ガス浄化用触媒を提供することを目的
とする。
おける低温の排気ガス成分を吸着する機能を備え、また
排気ガスによる触媒素子の温度上昇に伴い吸着した排気
ガス成分および新たな排気ガスを直ちに浄化することが
でき、優れた高温耐久性を有すると共に構成の簡素化を
達成した前記排気ガス浄化用触媒を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る排気ガス浄
化用触媒は、改質結晶性アルミノケイ酸塩と触媒素子と
の混合物より構成され、前記改質結晶性アルミノケイ酸
塩は、格子面間隔が4.0Å以上である第1の結晶面群
において、ミラー指数h,k,lがそれぞれ2以下であ
る複数の結晶面CF1 のうち少なくとも1つの結晶面f
のX線反射強度が、未改質の結晶性アルミノケイ酸塩に
おける前記結晶面fと同一の結晶面fのX線反射強度よ
りも4%以上増加するように改質処理を施されており、
前記触媒素子は、セラミックス製担体と、その担体に担
持された触媒用金属および触媒用金属酸化物の少なくと
も一方とよりなり、前記触媒用金属および金属酸化物を
構成する金属は周期表第Ib族、周期表第VIIa族、鉄
族および白金族の少なくとも1つの族から選択される少
なくとも一種の金属であることを特徴とする。
化用触媒は、改質結晶性アルミノケイ酸塩と触媒素子と
の混合物より構成され、前記改質結晶性アルミノケイ酸
塩は、格子面間隔が4.0Å以上である第1の結晶面群
において、ミラー指数h,k,lがそれぞれ2以下であ
る複数の結晶面CF1 のうち少なくとも1つの結晶面f
のX線反射強度が、未改質の結晶性アルミノケイ酸塩に
おける前記結晶面fと同一の結晶面fのX線反射強度よ
りも4%以上増加するように改質処理を施されており、
前記触媒素子は、セラミックス製担体と、その担体に担
持された触媒用金属および触媒用金属酸化物の少なくと
も一方とよりなり、前記触媒用金属および金属酸化物を
構成する金属は周期表第Ib族、周期表第VIIa族、鉄
族および白金族の少なくとも1つの族から選択される少
なくとも一種の金属であることを特徴とする。
【0006】本発明に係る排気ガス浄化用触媒は、改質
結晶性アルミノケイ酸塩よりなる下層と、その下層に積
層された触媒素子よりなる上層とから構成され、前記改
質結晶性アルミノケイ酸塩は、格子面間隔が4.0Å以
上である第1の結晶面群において、ミラー指数h,k,
lがそれぞれ2以下である複数の結晶面CF1 のうち少
なくとも1つの結晶面fのX線反射強度が、未改質の結
晶性アルミノケイ酸塩における前記結晶面fと同一の結
晶面fのX線反射強度よりも4%以上増加するように改
質処理を施されており、前記触媒素子は、セラミックス
製担体と、その担体に担持された触媒用金属および触媒
用金属酸化物の少なくとも一方とよりなり、前記触媒用
金属および金属酸化物を構成する金属は周期表第Ib
族、周期表第VIIa族、鉄族および白金族の少なくとも
1つの族から選択される少なくとも一種の金属であるこ
とを特徴とする。
結晶性アルミノケイ酸塩よりなる下層と、その下層に積
層された触媒素子よりなる上層とから構成され、前記改
質結晶性アルミノケイ酸塩は、格子面間隔が4.0Å以
上である第1の結晶面群において、ミラー指数h,k,
lがそれぞれ2以下である複数の結晶面CF1 のうち少
なくとも1つの結晶面fのX線反射強度が、未改質の結
晶性アルミノケイ酸塩における前記結晶面fと同一の結
晶面fのX線反射強度よりも4%以上増加するように改
質処理を施されており、前記触媒素子は、セラミックス
製担体と、その担体に担持された触媒用金属および触媒
用金属酸化物の少なくとも一方とよりなり、前記触媒用
金属および金属酸化物を構成する金属は周期表第Ib
族、周期表第VIIa族、鉄族および白金族の少なくとも
1つの族から選択される少なくとも一種の金属であるこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】結晶性アルミノケイ酸塩において、その結晶構
造を前記のように特定すると、耐熱温度が900〜10
00℃に上昇し、これを用いた触媒は優れた高温耐久性
を発揮する。
造を前記のように特定すると、耐熱温度が900〜10
00℃に上昇し、これを用いた触媒は優れた高温耐久性
を発揮する。
【0008】このように耐熱性が向上する理由は次のよ
うに考えられる。即ち、前記結晶面CF1 は、分子レベ
ルの微細孔を持つ結晶性アルミノケイ酸塩特有の空洞構
造の周期性に起因する結晶面であり、この結晶面CF1
のX線反射強度が前記のように増加する、ということは
その結晶面CF1 の結晶性が向上したことを意味し、こ
れが耐熱性向上の要因となっている。
うに考えられる。即ち、前記結晶面CF1 は、分子レベ
ルの微細孔を持つ結晶性アルミノケイ酸塩特有の空洞構
造の周期性に起因する結晶面であり、この結晶面CF1
のX線反射強度が前記のように増加する、ということは
その結晶面CF1 の結晶性が向上したことを意味し、こ
れが耐熱性向上の要因となっている。
【0009】また水を含む高温環境においては、未改質
の結晶性アルミノケイ酸塩は高活性な高温水によって構
造破壊を生じるが、改質結晶性アルミノケイ酸塩は優れ
た耐熱性を有するので、前記のような過酷な環境下でも
安定している。
の結晶性アルミノケイ酸塩は高活性な高温水によって構
造破壊を生じるが、改質結晶性アルミノケイ酸塩は優れ
た耐熱性を有するので、前記のような過酷な環境下でも
安定している。
【0010】一般に、特定の結晶面のX線反射強度が向
上した場合には、その結晶における配向性の変化(モル
フォロジの変化)と捉えられるが、改質結晶性アルミノ
ケイ酸塩においてはSEM観察等によってもモルフォロ
ジの変化は認められず、また配向性が変化したときに見
られる補完的な他の結晶面のX線反射強度の低下等も生
じることはなく、したがって改質結晶性アルミノケイ酸
塩の結晶面におけるX線反射強度の変化は、配向性の変
化によるものではなく、結晶性アルミノケイ酸塩特有の
空洞構造の周期性に起因したものである。
上した場合には、その結晶における配向性の変化(モル
フォロジの変化)と捉えられるが、改質結晶性アルミノ
ケイ酸塩においてはSEM観察等によってもモルフォロ
ジの変化は認められず、また配向性が変化したときに見
られる補完的な他の結晶面のX線反射強度の低下等も生
じることはなく、したがって改質結晶性アルミノケイ酸
塩の結晶面におけるX線反射強度の変化は、配向性の変
化によるものではなく、結晶性アルミノケイ酸塩特有の
空洞構造の周期性に起因したものである。
【0011】このような改質結晶性アルミノケイ酸塩
は、エンジン始動直後における低温の排気ガス成分を高
捕集率で吸着する機能を備えている。そして、排気ガス
の温度上昇に伴い、吸着した排気ガス成分を放出するの
で、その排気ガス成分および新たな排気ガスは、昇温し
た触媒素子によって直ちに浄化される。
は、エンジン始動直後における低温の排気ガス成分を高
捕集率で吸着する機能を備えている。そして、排気ガス
の温度上昇に伴い、吸着した排気ガス成分を放出するの
で、その排気ガス成分および新たな排気ガスは、昇温し
た触媒素子によって直ちに浄化される。
【0012】この場合、触媒用金属等を改質結晶性アル
ミノケイ酸塩に直接担持させると、その触媒用金属等の
多くが微細孔内に存することになるため、微細孔内の活
性化雰囲気中で触媒用金属等が焼結して触媒の熱劣化を
招くおそれがあるが、前記のように触媒用金属等をセラ
ミックス製担体に担持させて改質結晶性アルミノケイ酸
塩と混合するか、またはそれと積層構造にすると、前記
熱劣化の問題を回避することができる。
ミノケイ酸塩に直接担持させると、その触媒用金属等の
多くが微細孔内に存することになるため、微細孔内の活
性化雰囲気中で触媒用金属等が焼結して触媒の熱劣化を
招くおそれがあるが、前記のように触媒用金属等をセラ
ミックス製担体に担持させて改質結晶性アルミノケイ酸
塩と混合するか、またはそれと積層構造にすると、前記
熱劣化の問題を回避することができる。
【0013】また改質結晶性アルミノケイ酸塩と触媒素
子とは混合または積層状態で存在するので、従来装置に
比べて構成が簡素化されている。
子とは混合または積層状態で存在するので、従来装置に
比べて構成が簡素化されている。
【0014】
【実施例】 A.改質結晶性アルミノケイ酸塩について 改質結晶性アルミノケイ酸塩は、未改質ゼオライトとし
ての未改質モルデナイト、未改質ZSM−5ゼオライト
等に所定の改質処理を施して製造された改質モルデナイ
ト、改質ZSM−5ゼオライト等が該当し、その改質モ
ルデナイト等は微細粒状をなす。
ての未改質モルデナイト、未改質ZSM−5ゼオライト
等に所定の改質処理を施して製造された改質モルデナイ
ト、改質ZSM−5ゼオライト等が該当し、その改質モ
ルデナイト等は微細粒状をなす。
【0015】改質処理は次のような手順で行われる。
(a)微細粒状未改質ゼオライトを、水を入れた処理槽
中に投入して12規定のHClを徐々に加え、また昇温
速度1.5℃/min の条件で加熱して1時間後に90℃
で、且つ所定規定度のHCl溶液にする。(b)この温
度下に未改質ゼオライトを所定時間保持し、同時にHC
l溶液を攪拌する。この場合処理槽に冷却塔を付設して
HCl溶液の濃度を前記規定度に維持する。(c)所定
規定度のHCl溶液を降温速度3℃/min の条件で室温
まで冷却する。(d)改質ゼオライトを処理槽中より取
出して、pH5以上になるまで純水で洗浄し、次いで乾
燥する。この改質処理中に不純物が除去されると共に脱
Al化が発生する。 〔例−I〕この例では、未改質ゼオライトとして、次の
ような方法で製造される未改質ZSM−5ゼオライトを
用いた。
(a)微細粒状未改質ゼオライトを、水を入れた処理槽
中に投入して12規定のHClを徐々に加え、また昇温
速度1.5℃/min の条件で加熱して1時間後に90℃
で、且つ所定規定度のHCl溶液にする。(b)この温
度下に未改質ゼオライトを所定時間保持し、同時にHC
l溶液を攪拌する。この場合処理槽に冷却塔を付設して
HCl溶液の濃度を前記規定度に維持する。(c)所定
規定度のHCl溶液を降温速度3℃/min の条件で室温
まで冷却する。(d)改質ゼオライトを処理槽中より取
出して、pH5以上になるまで純水で洗浄し、次いで乾
燥する。この改質処理中に不純物が除去されると共に脱
Al化が発生する。 〔例−I〕この例では、未改質ゼオライトとして、次の
ような方法で製造される未改質ZSM−5ゼオライトを
用いた。
【0016】先ず、コロイダルシリカと硝酸アルミニウ
ムをSiO2 /Al2 O3 モル比で35.2となるよう
に混合し、その混合液中にテトラプロピルアンモニウム
(TPA)を、SiO2 /TPAモル比で10となるよ
うに混合して水性ゲルを得た。次いで、水性ゲルを用い
て、10気圧、150℃、350時間の条件で水熱合成
を行い、その後合成物に焼成処理を施してTPAを除去
し、微細粒状ZSM−5ゼオライトを得た。このZSM
−5ゼオライトのSiO2 /Al2 O3 モル比は35.
2であった。
ムをSiO2 /Al2 O3 モル比で35.2となるよう
に混合し、その混合液中にテトラプロピルアンモニウム
(TPA)を、SiO2 /TPAモル比で10となるよ
うに混合して水性ゲルを得た。次いで、水性ゲルを用い
て、10気圧、150℃、350時間の条件で水熱合成
を行い、その後合成物に焼成処理を施してTPAを除去
し、微細粒状ZSM−5ゼオライトを得た。このZSM
−5ゼオライトのSiO2 /Al2 O3 モル比は35.
2であった。
【0017】未改質ZSM−5ゼオライトに、次のよう
な処理を施して、例1,2の改質ZSM−5ゼオライト
を得た。
な処理を施して、例1,2の改質ZSM−5ゼオライト
を得た。
【0018】例1の改質ZSM−5ゼオライトは、未改
質ZSM−5ゼオライトに、それと同量の純水を加えて
得られた湿潤ZSM−5ゼオライトを、800℃の雰囲
気に3時間保持し、次いで90℃HCl溶液の規定度
5N、90℃恒温保持時間20時間の条件下で改質処理
を行ったものである。例1の粒径は1〜3μmである。
質ZSM−5ゼオライトに、それと同量の純水を加えて
得られた湿潤ZSM−5ゼオライトを、800℃の雰囲
気に3時間保持し、次いで90℃HCl溶液の規定度
5N、90℃恒温保持時間20時間の条件下で改質処理
を行ったものである。例1の粒径は1〜3μmである。
【0019】例2の改質ZSM−5ゼオライトは、未改
質ZSM−5ゼオライトに、それと同量の純水を加えて
得られた湿潤ZSM−5ゼオライトを、500℃の雰囲
気に3時間保持し、次いで例1と同様の改質処理を行
い、その後前記雰囲気保持および改質処理を2回繰返し
たものである。例2の粒径は4〜7μmである。
質ZSM−5ゼオライトに、それと同量の純水を加えて
得られた湿潤ZSM−5ゼオライトを、500℃の雰囲
気に3時間保持し、次いで例1と同様の改質処理を行
い、その後前記雰囲気保持および改質処理を2回繰返し
たものである。例2の粒径は4〜7μmである。
【0020】図1は、未改質ZSM−5ゼオライトのX
線回折結果を示す。
線回折結果を示す。
【0021】格子面間隔が4.0Å以上である第1の結
晶面群の各ピークは角2θが2θ≦22°に現われ、し
たがって第1の結晶面群には、(101)面/(01
1)面、(200)面/(020)面、(102)面、
(301)面、(202)面、(232)面が含まれ
る。ここで、ミラー指数h,k,lがそれぞれ2以下で
ある複数の結晶面CF1 には(101)面/(011)
面、(200)面/(020)面、(102)面、(2
02)面が該当する。これらの結晶面CF1 はZSM−
5ゼオライト特有の空洞構造の周期性に起因する結晶面
である。
晶面群の各ピークは角2θが2θ≦22°に現われ、し
たがって第1の結晶面群には、(101)面/(01
1)面、(200)面/(020)面、(102)面、
(301)面、(202)面、(232)面が含まれ
る。ここで、ミラー指数h,k,lがそれぞれ2以下で
ある複数の結晶面CF1 には(101)面/(011)
面、(200)面/(020)面、(102)面、(2
02)面が該当する。これらの結晶面CF1 はZSM−
5ゼオライト特有の空洞構造の周期性に起因する結晶面
である。
【0022】格子面間隔が3Å以上、4Å未満である第
2の結晶面群の各ピークは角2θが22°<2θ≦30
°に現われ、したがって第2の結晶面群には(501)
面、(303)面、(133)面が含まれる。この第2
の結晶面群のうち、最大X線反射強度を示す結晶面CF
2 には(501)面が該当する。この(501)面はZ
SM−5ゼオライトの基本骨格構造に起因する結晶面で
ある。
2の結晶面群の各ピークは角2θが22°<2θ≦30
°に現われ、したがって第2の結晶面群には(501)
面、(303)面、(133)面が含まれる。この第2
の結晶面群のうち、最大X線反射強度を示す結晶面CF
2 には(501)面が該当する。この(501)面はZ
SM−5ゼオライトの基本骨格構造に起因する結晶面で
ある。
【0023】図2,3は、例1,2の改質ZSM−5ゼ
オライトのX線回折結果をそれぞれ示す。図1と図2お
よび図3とを比較すると、前記結晶面CF1 のX線反射
強度I(cps)は、未改質ZSM−5ゼオライトの結
晶面CF1 のX線反射強度I 0 (cps)よりも増加し
ていることが判る。
オライトのX線回折結果をそれぞれ示す。図1と図2お
よび図3とを比較すると、前記結晶面CF1 のX線反射
強度I(cps)は、未改質ZSM−5ゼオライトの結
晶面CF1 のX線反射強度I 0 (cps)よりも増加し
ていることが判る。
【0024】表1は、例1,例2の改質ZSM−5ゼオ
ライトの結晶面CF1 、したがって(101)/(01
1)面等におけるX線反射強度の増加率および結晶面C
F2、したがって(501)面のX線反射強度の変化率
を示す。これら増加率および変化率は{(I−I0 )×
I0 }×100(%)として求められた。
ライトの結晶面CF1 、したがって(101)/(01
1)面等におけるX線反射強度の増加率および結晶面C
F2、したがって(501)面のX線反射強度の変化率
を示す。これら増加率および変化率は{(I−I0 )×
I0 }×100(%)として求められた。
【0025】
【表1】 例1,2の改質ZSM−5ゼオライトおよび未改質ZS
M−5ゼオライトについて、大気中、加熱温度 600
〜1100℃、加熱時間 18時間の条件で熱劣化テス
トを行い、次いで、例1等についてCu−Kα線による
粉末X線回折を行って熱による結晶の破壊状態を観察し
たところ、表2の結果を得た。
M−5ゼオライトについて、大気中、加熱温度 600
〜1100℃、加熱時間 18時間の条件で熱劣化テス
トを行い、次いで、例1等についてCu−Kα線による
粉末X線回折を行って熱による結晶の破壊状態を観察し
たところ、表2の結果を得た。
【0026】表2において、「○」印は、テスト後にお
いてもX線反射強度に変化がなかった場合を示し、また
「△」印はテスト後におけるX線反射強度の低下率が1
0%未満である場合を示し、さらに「×」印はテスト後
におけるX線反射強度の低下率が10%以上である場合
を示す。
いてもX線反射強度に変化がなかった場合を示し、また
「△」印はテスト後におけるX線反射強度の低下率が1
0%未満である場合を示し、さらに「×」印はテスト後
におけるX線反射強度の低下率が10%以上である場合
を示す。
【0027】
【表2】 表1,2から明らかなように、例1,2の改質ZSM−
5ゼオライトにおいては、複数の結晶面CF1 の少なく
とも1つの結晶面f、これらの例では全結晶面、即ち、
(101)面、(200)面、(102)面および(2
02)面におけるX線反射強度の増加率が4%以上であ
ることに起因して、耐熱温度は1000℃に向上してい
る。
5ゼオライトにおいては、複数の結晶面CF1 の少なく
とも1つの結晶面f、これらの例では全結晶面、即ち、
(101)面、(200)面、(102)面および(2
02)面におけるX線反射強度の増加率が4%以上であ
ることに起因して、耐熱温度は1000℃に向上してい
る。
【0028】また例1,2の改質ZSM−5ゼオライト
においては、結晶面CF2 、したがって(501)面に
おけるX線反射強度の変化率は僅少であって、そのX線
反射強度は未改質ZSM−5ゼオライトのそれに略等し
い。これにより、前記熱劣化テストによっても、100
0℃以下の温度範囲ではZSM−5ゼオライトの基本骨
格構造が殆ど破壊されていないことが判る。
においては、結晶面CF2 、したがって(501)面に
おけるX線反射強度の変化率は僅少であって、そのX線
反射強度は未改質ZSM−5ゼオライトのそれに略等し
い。これにより、前記熱劣化テストによっても、100
0℃以下の温度範囲ではZSM−5ゼオライトの基本骨
格構造が殆ど破壊されていないことが判る。
【0029】以上の事実から、例1,2の耐熱性改質ゼ
オライトは、ZSM−5ゼオライト、したがってゼオラ
イトの基本骨格構造には影響を与えずに、ゼオライト特
有の空洞構造の周期性に起因した結晶面CF1 のみに変
化を与えたものであるといえる。それ故に、改質処理に
より結晶面CF1 のX線反射強度が向上しても、結晶面
CF2 のX線反射強度が低下する場合には、改質ゼオラ
イトの耐熱性は低下する。 〔例−II〕この例では、未改質ゼオライトとして、市販
の粉末状Na型未改質モルデナイト(SiO2 /Al2
O3 モル比=16.6)を用いた。表3は、例3,4の
改質モルデナイトの、改質処理における90℃HCl溶
液の規定度および90℃恒温保持時間を示す。例3,4
の粒径は4〜7μmである。
オライトは、ZSM−5ゼオライト、したがってゼオラ
イトの基本骨格構造には影響を与えずに、ゼオライト特
有の空洞構造の周期性に起因した結晶面CF1 のみに変
化を与えたものであるといえる。それ故に、改質処理に
より結晶面CF1 のX線反射強度が向上しても、結晶面
CF2 のX線反射強度が低下する場合には、改質ゼオラ
イトの耐熱性は低下する。 〔例−II〕この例では、未改質ゼオライトとして、市販
の粉末状Na型未改質モルデナイト(SiO2 /Al2
O3 モル比=16.6)を用いた。表3は、例3,4の
改質モルデナイトの、改質処理における90℃HCl溶
液の規定度および90℃恒温保持時間を示す。例3,4
の粒径は4〜7μmである。
【0030】
【表3】 図4は、未改質モルデナイトのX線回折結果を示す。
【0031】格子面間隔が4.0Å以上である第1の結
晶面群の各ピークは角2θが2θ≦22°に現われ、し
たがって第1の結晶面群には、ミラー指数(以下、同
じ)で(110)面、(020)面、(200)面、
(111)面、(130)面、(310)面、(33
0)面/(400)面が含まれる。ここで、ミラー指数
h,k,lがそれぞれ2以下である複数の結晶面CF1
には(110)面、(020)面、(200)面、(1
11)面が該当する。これら結晶面CF1 はモルデナイ
ト特有の空洞構造の周期性に起因する結晶面である。
晶面群の各ピークは角2θが2θ≦22°に現われ、し
たがって第1の結晶面群には、ミラー指数(以下、同
じ)で(110)面、(020)面、(200)面、
(111)面、(130)面、(310)面、(33
0)面/(400)面が含まれる。ここで、ミラー指数
h,k,lがそれぞれ2以下である複数の結晶面CF1
には(110)面、(020)面、(200)面、(1
11)面が該当する。これら結晶面CF1 はモルデナイ
ト特有の空洞構造の周期性に起因する結晶面である。
【0032】格子面間隔が3Å以上、4Å未満である第
2の結晶面群の各ピークは角2θが22°<2θ≦30
°に現われ、したがって第2の結晶面群には(150)
面、(241)面、(002)面、(202)面、(3
50)面、(132)面/(511)面/(530)面
が含まれる。この第2の結晶面群のうち最大X線反射強
度を示す結晶面CF2 には(202)面が該当する。こ
の(202)面は、主としてSiO4 四面体より構成さ
れるモルデナイトの基本骨格構造に起因する結晶面であ
る。
2の結晶面群の各ピークは角2θが22°<2θ≦30
°に現われ、したがって第2の結晶面群には(150)
面、(241)面、(002)面、(202)面、(3
50)面、(132)面/(511)面/(530)面
が含まれる。この第2の結晶面群のうち最大X線反射強
度を示す結晶面CF2 には(202)面が該当する。こ
の(202)面は、主としてSiO4 四面体より構成さ
れるモルデナイトの基本骨格構造に起因する結晶面であ
る。
【0033】図5,6は、例3,4の改質モルデナイト
のX線回折結果をそれぞれ示す。図4と図5および図6
とを比較すると、前記結晶面CF1 のX線反射強度I
(cps)は、未改質モルデナイトの結晶面CF1 のX
線反射強度I0 (cps)よりも増加していることが判
る。
のX線回折結果をそれぞれ示す。図4と図5および図6
とを比較すると、前記結晶面CF1 のX線反射強度I
(cps)は、未改質モルデナイトの結晶面CF1 のX
線反射強度I0 (cps)よりも増加していることが判
る。
【0034】表4は、例3,4の改質モルデナイトの結
晶面CF1 、したがって(110)面、(020)面、
(200)面等におけるX線反射強度の増加率および結
晶面CF2 、したがって(202)面のX線反射強度の
変化率を示す。これら増加率および変化率は{(I−I
0 )/I0 }×100(%)として求められた。
晶面CF1 、したがって(110)面、(020)面、
(200)面等におけるX線反射強度の増加率および結
晶面CF2 、したがって(202)面のX線反射強度の
変化率を示す。これら増加率および変化率は{(I−I
0 )/I0 }×100(%)として求められた。
【0035】
【表4】 例3,4の改質モルデナイトならびに未改質モルデナイ
トについて、大気中、加熱温度 600〜1100℃、
加熱時間 18時間の条件で熱劣化テストを行い、次い
で例3等についてCu−Kα線による粉末X線回折を行
って熱による結晶の破壊状態を観察したところ、表5の
結果を得た。
トについて、大気中、加熱温度 600〜1100℃、
加熱時間 18時間の条件で熱劣化テストを行い、次い
で例3等についてCu−Kα線による粉末X線回折を行
って熱による結晶の破壊状態を観察したところ、表5の
結果を得た。
【0036】表5において、「○」印は、テスト後にお
いてもX線反射強度に変化がなかった場合を示し、また
「△」印はテスト後におけるX線反射強度の低下率が1
0%未満である場合を示し、さらに「×」印はテスト後
におけるX線反射強度の低下率が10%以上である場合
を示す。
いてもX線反射強度に変化がなかった場合を示し、また
「△」印はテスト後におけるX線反射強度の低下率が1
0%未満である場合を示し、さらに「×」印はテスト後
におけるX線反射強度の低下率が10%以上である場合
を示す。
【0037】
【表5】 表4,5から明らかなように、例3,4の改質モルデナ
イトにおいては、複数の結晶面CF1 の少なくとも1つ
の結晶面f、これらの例では全結晶面、即ち、(11
0)面、(020)面、(200)面および(111)
面におけるX線反射強度の増加率が4%以上であること
に起因して、耐熱温度は900〜1000℃に向上して
いる。
イトにおいては、複数の結晶面CF1 の少なくとも1つ
の結晶面f、これらの例では全結晶面、即ち、(11
0)面、(020)面、(200)面および(111)
面におけるX線反射強度の増加率が4%以上であること
に起因して、耐熱温度は900〜1000℃に向上して
いる。
【0038】また例3,4の改質モルデナイトにおいて
は、結晶面CF2 、したがって(202)面におけるX
線反射強度の変化率は僅少であって、そのX線反射強度
は未改質モルデナイトのそれに略等しい。これにより、
前記熱劣化テストによっても、900〜1000℃以下
の温度範囲ではモルデナイトの基本骨格構造が殆ど破壊
されていないことが判る。
は、結晶面CF2 、したがって(202)面におけるX
線反射強度の変化率は僅少であって、そのX線反射強度
は未改質モルデナイトのそれに略等しい。これにより、
前記熱劣化テストによっても、900〜1000℃以下
の温度範囲ではモルデナイトの基本骨格構造が殆ど破壊
されていないことが判る。
【0039】B.排気ガス浄化用触媒について 図7に示す単層構造の触媒11 は、微細粒状改質ZSM
−5ゼオライトまたは改質モルデナイトと、微細粒状触
媒素子とを混合したもので、その触媒11 はハニカム体
2に担持される。
−5ゼオライトまたは改質モルデナイトと、微細粒状触
媒素子とを混合したもので、その触媒11 はハニカム体
2に担持される。
【0040】触媒素子は、微細粒状セラミックス製担体
と、その担体に担持された触媒用金属および触媒用金属
酸化物の少なくとも一方とよりなる。
と、その担体に担持された触媒用金属および触媒用金属
酸化物の少なくとも一方とよりなる。
【0041】セラミックス製担体としては化学的に活性
なγ−Al2 O3 、ZrO2 、TiO2 、SiO2 、M
gO、CeO2 等の微細粒が用いられ、また触媒用金属
および触媒用金属酸化物における金属は、周期表第Ib
族、周期表第VIIa族、鉄族および白金族の少なくとも
一つの族から選択される少なくとも一種の金属が該当す
る。周期表第Ib族にはCu、Ag、Auが含まれ、ま
た周期表第VIIa族にはMn、Te、Reが含まれ、さ
らに鉄族にはFe、Co、Niが含まれ、さらにまた白
金族にはRu、Rh、Pd、Os、Ir、Ptが含まれ
る。必要に応じて、Ce、B、La、Y、Nd、Sm、
Gd、Nb、Zr、Ni、Feおよびそれらの酸化物等
の助触媒が併用される。
なγ−Al2 O3 、ZrO2 、TiO2 、SiO2 、M
gO、CeO2 等の微細粒が用いられ、また触媒用金属
および触媒用金属酸化物における金属は、周期表第Ib
族、周期表第VIIa族、鉄族および白金族の少なくとも
一つの族から選択される少なくとも一種の金属が該当す
る。周期表第Ib族にはCu、Ag、Auが含まれ、ま
た周期表第VIIa族にはMn、Te、Reが含まれ、さ
らに鉄族にはFe、Co、Niが含まれ、さらにまた白
金族にはRu、Rh、Pd、Os、Ir、Ptが含まれ
る。必要に応じて、Ce、B、La、Y、Nd、Sm、
Gd、Nb、Zr、Ni、Feおよびそれらの酸化物等
の助触媒が併用される。
【0042】前記触媒11 の製造に当っては、先ず、例
えば触媒用金属を溶解している溶液中にセラミックス製
担体を投入し、その担体表面に、主としてイオン結合に
より触媒用金属を担持させて触媒素子を製造する。次い
で、例えば改質ZSM−5ゼオライトと触媒素子とを混
合してスラリ状混合物を調製し、そのスラリ状混合物中
にハニカム体2を浸漬し、引上げた後ハニカム体2に付
着したスラリ状混合物を乾燥して触媒11 を得るもので
ある。
えば触媒用金属を溶解している溶液中にセラミックス製
担体を投入し、その担体表面に、主としてイオン結合に
より触媒用金属を担持させて触媒素子を製造する。次い
で、例えば改質ZSM−5ゼオライトと触媒素子とを混
合してスラリ状混合物を調製し、そのスラリ状混合物中
にハニカム体2を浸漬し、引上げた後ハニカム体2に付
着したスラリ状混合物を乾燥して触媒11 を得るもので
ある。
【0043】図8に示す二層構造の触媒12 は、例えば
改質ZSM−5ゼオライトよりなる下層31 と、その下
層31 に積層された前記同様の触媒素子よりなる上層3
2 とから構成され、その触媒12 はハニカム体2に担持
される。
改質ZSM−5ゼオライトよりなる下層31 と、その下
層31 に積層された前記同様の触媒素子よりなる上層3
2 とから構成され、その触媒12 はハニカム体2に担持
される。
【0044】このような触媒12 の製造に当っては、先
ず、改質ZSM−5ゼオライトを含むスラリ状物を調製
し、そのスラリ状物中にハニカム体2を浸漬し、引上げ
た後ハニカム体2に付着したスラリ状物を乾燥して下層
31 を形成する。次いで、前記同様の触媒素子を含むス
ラリ状物にハニカム体2を浸漬し、引上げた後下層3 1
に付着したスラリ状物を乾燥して上層32 を形成する。
ず、改質ZSM−5ゼオライトを含むスラリ状物を調製
し、そのスラリ状物中にハニカム体2を浸漬し、引上げ
た後ハニカム体2に付着したスラリ状物を乾燥して下層
31 を形成する。次いで、前記同様の触媒素子を含むス
ラリ状物にハニカム体2を浸漬し、引上げた後下層3 1
に付着したスラリ状物を乾燥して上層32 を形成する。
【0045】前記触媒11 ,12 において、触媒素子の
粒径は、0.05μm以上、5μm以下である。粒径が
0.05μm未満では、触媒素子の粒径が小さすぎるた
め排気ガスの流通性が悪化し、一方、5μmを超えると
いうことは担体の粒径が大きくなることを意味するの
で、その担体の比表面積が小さくなって触媒用金属等の
担持量が減少し、触媒活性が低下する。好ましくは、触
媒素子の粒径は0.1μm以上、2μm以下である。
粒径は、0.05μm以上、5μm以下である。粒径が
0.05μm未満では、触媒素子の粒径が小さすぎるた
め排気ガスの流通性が悪化し、一方、5μmを超えると
いうことは担体の粒径が大きくなることを意味するの
で、その担体の比表面積が小さくなって触媒用金属等の
担持量が減少し、触媒活性が低下する。好ましくは、触
媒素子の粒径は0.1μm以上、2μm以下である。
【0046】〔I〕改質ZSM−5ゼオライトを用いた
HC浄化用触媒について 表6は、実施例1,2および比較例1〜6の触媒の構成
を示す。表中、改質ゼオライトは改質ZSM−5ゼオラ
イトを、また未改質は未改質ZSM−5ゼオライトをそ
れぞれ意味する。助触媒としてはCeO、BaO、Zr
O2 が用いられた。また実施例1,2および比較例1,
3〜6の触媒を担持するハニカム体としては、直径25
mm、長さ60mmの円筒形をなし、300セル/in3 の
ものが用いられた。
HC浄化用触媒について 表6は、実施例1,2および比較例1〜6の触媒の構成
を示す。表中、改質ゼオライトは改質ZSM−5ゼオラ
イトを、また未改質は未改質ZSM−5ゼオライトをそ
れぞれ意味する。助触媒としてはCeO、BaO、Zr
O2 が用いられた。また実施例1,2および比較例1,
3〜6の触媒を担持するハニカム体としては、直径25
mm、長さ60mmの円筒形をなし、300セル/in3 の
ものが用いられた。
【0047】
【表6】 実施例1の触媒は、改質ZSM−5ゼオライトと触媒素
子との混合物より単層構造に構成され、また実施例2の
触媒は、改質ZSM−5ゼオライトよりなる下層と触媒
素子よりなる上層とから二層構造に構成されている。比
較例1の触媒は、改質ZSM−5ゼオライトに触媒用金
属をイオン交換法により担持させて構成され、また比較
例3,4の触媒は触媒素子のみから構成され、さらに比
較例5の触媒は、未改質ZSM−5ゼオライトと触媒素
子との混合物より単層構造に構成され、さらにまた比較
例6の触媒は、未改質ZSM−5ゼオライトよりなる下
層と触媒素子よりなる上層とから二層構造に構成されて
いる。
子との混合物より単層構造に構成され、また実施例2の
触媒は、改質ZSM−5ゼオライトよりなる下層と触媒
素子よりなる上層とから二層構造に構成されている。比
較例1の触媒は、改質ZSM−5ゼオライトに触媒用金
属をイオン交換法により担持させて構成され、また比較
例3,4の触媒は触媒素子のみから構成され、さらに比
較例5の触媒は、未改質ZSM−5ゼオライトと触媒素
子との混合物より単層構造に構成され、さらにまた比較
例6の触媒は、未改質ZSM−5ゼオライトよりなる下
層と触媒素子よりなる上層とから二層構造に構成されて
いる。
【0048】比較例2の触媒は、第1ハニカム体に担持
された改質ZSM−5ゼオライトと第2ハニカム体に担
持された触媒素子とより構成され、第1ハニカム体は排
気系の上流側に、また第2ハニカム体はその下流側にそ
れぞれ配設される。両ハニカム体間の間隔は5mmに設定
された。それらハニカム体は、長さが30mmであること
を除いて、前記のものと同一構造を有する。
された改質ZSM−5ゼオライトと第2ハニカム体に担
持された触媒素子とより構成され、第1ハニカム体は排
気系の上流側に、また第2ハニカム体はその下流側にそ
れぞれ配設される。両ハニカム体間の間隔は5mmに設定
された。それらハニカム体は、長さが30mmであること
を除いて、前記のものと同一構造を有する。
【0049】実施例1および比較例1〜4の触媒につい
て、それらの初期性能を調べるため、次のようなHC浄
化テストを行い、各触媒によるHC浄化率を測定したと
ころ、図9の結果を得た。
て、それらの初期性能を調べるため、次のようなHC浄
化テストを行い、各触媒によるHC浄化率を測定したと
ころ、図9の結果を得た。
【0050】前記テストは、組成が、0.5体積%
O2 、400ppm HC(C3 H6 )、500ppm NO、
5000ppm CO、14体積%CO2 、1700ppm H
2 、10体積%H2 Oおよび残部N2 であるテスト用ガ
スを、各ハニカム体(比較例2では第1,第2ハニカム
体)内に空間速度(S.V.)20000h-1で流通さ
せると共にテスト用ガスの温度を50〜350℃まで昇
温速度3〜15℃/sec で昇温させ、この間のHC浄化
率を測定することによって行われた。
O2 、400ppm HC(C3 H6 )、500ppm NO、
5000ppm CO、14体積%CO2 、1700ppm H
2 、10体積%H2 Oおよび残部N2 であるテスト用ガ
スを、各ハニカム体(比較例2では第1,第2ハニカム
体)内に空間速度(S.V.)20000h-1で流通さ
せると共にテスト用ガスの温度を50〜350℃まで昇
温速度3〜15℃/sec で昇温させ、この間のHC浄化
率を測定することによって行われた。
【0051】図9において、線aが実施例1の触媒に、
また線b〜eが比較例1〜4の触媒にそれぞれ該当す
る。線fはガス温度を示す。図9より、線aで示す実施
例1および線bで示す比較例1の両触媒は、ガス温度の
低い領域から高い領域に亘って高いHC浄化率を有する
ことが判る。これは、ガス温度の低い領域では改質ZS
M−5ゼオライトが高捕集率で低温のHCを吸着する機
能を発揮し、またガス温度の高い領域では触媒素子が高
いHC浄化能を発揮することに起因する。
また線b〜eが比較例1〜4の触媒にそれぞれ該当す
る。線fはガス温度を示す。図9より、線aで示す実施
例1および線bで示す比較例1の両触媒は、ガス温度の
低い領域から高い領域に亘って高いHC浄化率を有する
ことが判る。これは、ガス温度の低い領域では改質ZS
M−5ゼオライトが高捕集率で低温のHCを吸着する機
能を発揮し、またガス温度の高い領域では触媒素子が高
いHC浄化能を発揮することに起因する。
【0052】線cで示す比較例2の触媒の場合、ガス温
度の低い領域ではHC浄化率が高いが、ガス温度の高い
領域では第2ハニカム体に担持された触媒素子の温度上
昇が第1ハニカム体によって妨げられるためHC浄化率
が低い。線d,eで示す比較例3,4の触媒は、ガス温
度の低い領域においてHC吸着能を持たないので、HC
浄化率が低い。
度の低い領域ではHC浄化率が高いが、ガス温度の高い
領域では第2ハニカム体に担持された触媒素子の温度上
昇が第1ハニカム体によって妨げられるためHC浄化率
が低い。線d,eで示す比較例3,4の触媒は、ガス温
度の低い領域においてHC吸着能を持たないので、HC
浄化率が低い。
【0053】次に、実施例1,2および比較例1,3〜
6の触媒をエンジンの排気系に配設して、900℃の高
温下に20時間保持し、その後、各触媒の耐久テスト後
の性能を調べるため、前記同様のHC浄化テストを行
い、各触媒によるHC浄化率を測定したところ、図10
の結果を得た。
6の触媒をエンジンの排気系に配設して、900℃の高
温下に20時間保持し、その後、各触媒の耐久テスト後
の性能を調べるため、前記同様のHC浄化テストを行
い、各触媒によるHC浄化率を測定したところ、図10
の結果を得た。
【0054】図10における各線と各触媒との関係は表
7の通りである。線fは前記同様にガス温度を示す。
7の通りである。線fは前記同様にガス温度を示す。
【0055】
【表7】 図10より、線a1 ,g1 で示す実施例1,2の触媒は
線b1 ,e1 ,d1 ,h1 ,k1 で示す比較例1,3〜
6の触媒に比べて耐久テスト後のHC浄化率が高い。こ
れは、実施例1,2における改質ZSM−5ゼオライト
の耐熱性が良好であることから、両触媒が優れた高温耐
久性を有することに他ならない。特に、線g1 で示す実
施例2の二層構造触媒の方が、線a1 で示す実施例1の
単層構造触媒よりも高い触媒活性を備えている。
線b1 ,e1 ,d1 ,h1 ,k1 で示す比較例1,3〜
6の触媒に比べて耐久テスト後のHC浄化率が高い。こ
れは、実施例1,2における改質ZSM−5ゼオライト
の耐熱性が良好であることから、両触媒が優れた高温耐
久性を有することに他ならない。特に、線g1 で示す実
施例2の二層構造触媒の方が、線a1 で示す実施例1の
単層構造触媒よりも高い触媒活性を備えている。
【0056】線b1 で示す比較例1の触媒の場合、前記
耐久テストにおいて改質ZSM−5ゼオライトが耐熱性
を発揮するため、ガス温度の低い領域では改質ZSM−
5ゼオライトのHC吸着能を得て高いHC浄化率を示す
が、前記耐久テストにおいて触媒用金属であるPdの焼
結が発生していることに起因して、ガス温度の高い領域
ではHC浄化率が低い。線d1 で示す比較例3の触媒の
場合、もともと触媒用金属であるPt,Rhの担持量が
少ない上に、前記耐久テストにより熱劣化しているため
耐久テスト前に比べてHC浄化率が大幅に低下する。線
e1 で示す比較例4の触媒の場合、前記耐久テストによ
る熱劣化の程度が比較的小さいため、HC浄化率の低下
は小幅である。線h1 ,k1 で示す比較例5,6の触媒
の場合、前記耐熱テストによって未改質ZSM−5ゼオ
ライトが熱劣化するため、HC浄化率が低い。
耐久テストにおいて改質ZSM−5ゼオライトが耐熱性
を発揮するため、ガス温度の低い領域では改質ZSM−
5ゼオライトのHC吸着能を得て高いHC浄化率を示す
が、前記耐久テストにおいて触媒用金属であるPdの焼
結が発生していることに起因して、ガス温度の高い領域
ではHC浄化率が低い。線d1 で示す比較例3の触媒の
場合、もともと触媒用金属であるPt,Rhの担持量が
少ない上に、前記耐久テストにより熱劣化しているため
耐久テスト前に比べてHC浄化率が大幅に低下する。線
e1 で示す比較例4の触媒の場合、前記耐久テストによ
る熱劣化の程度が比較的小さいため、HC浄化率の低下
は小幅である。線h1 ,k1 で示す比較例5,6の触媒
の場合、前記耐熱テストによって未改質ZSM−5ゼオ
ライトが熱劣化するため、HC浄化率が低い。
【0057】図11は、FTP LA−4モードにおけ
るエンジン(排気量2000cc)始動後の経過時間と
HCの排出レベルとの関係を示す。図中、線m,a2 ,
d2はエンジンから排出されるHC成分の変化を示し、
線mが触媒を用いなかった場合に、線a2 が前記耐久テ
スト後の実施例1の触媒を用いた場合に、線d2 が前記
耐久テスト後の比較例3の触媒を用いた場合にそれぞれ
該当する。
るエンジン(排気量2000cc)始動後の経過時間と
HCの排出レベルとの関係を示す。図中、線m,a2 ,
d2はエンジンから排出されるHC成分の変化を示し、
線mが触媒を用いなかった場合に、線a2 が前記耐久テ
スト後の実施例1の触媒を用いた場合に、線d2 が前記
耐久テスト後の比較例3の触媒を用いた場合にそれぞれ
該当する。
【0058】図11から明らかなように、線a2 で示す
ように実施例1の触媒を用いると、線d2 で示す比較例
3の触媒を用いた場合に比べて、HCの排出レベルを5
0%以上低減することができる。
ように実施例1の触媒を用いると、線d2 で示す比較例
3の触媒を用いた場合に比べて、HCの排出レベルを5
0%以上低減することができる。
【0059】〔II〕改質ゼオライトを用いたNOx浄化
用触媒について 表8は、実施例3〜7および比較例7,8の触媒の構成
を示す。表中、改質ゼオライトは、改質ZSM−5ゼオ
ライト(例1)または改質モルデナイト(例3)を意味
し、また未改質は未改質ZSM−5ゼオライトを意味す
る。各触媒を担持するハニカム体としては、前記同様に
直径25mm、長さ60mmの円筒形をなし、300セル/
in3 のものが用いられた。
用触媒について 表8は、実施例3〜7および比較例7,8の触媒の構成
を示す。表中、改質ゼオライトは、改質ZSM−5ゼオ
ライト(例1)または改質モルデナイト(例3)を意味
し、また未改質は未改質ZSM−5ゼオライトを意味す
る。各触媒を担持するハニカム体としては、前記同様に
直径25mm、長さ60mmの円筒形をなし、300セル/
in3 のものが用いられた。
【0060】
【表8】 実施例3〜5の触媒は、改質ZSM−5ゼオライトと触
媒素子との混合物より単層構造に構成され、また実施例
6の触媒は、ZSM−5ゼオライトよりなる下層と触媒
素子よりなる上層とから二層構造に構成され、さらに実
施例7の触媒は、改質モルデナイトと触媒素子との混合
物より単層構造に構成されている。
媒素子との混合物より単層構造に構成され、また実施例
6の触媒は、ZSM−5ゼオライトよりなる下層と触媒
素子よりなる上層とから二層構造に構成され、さらに実
施例7の触媒は、改質モルデナイトと触媒素子との混合
物より単層構造に構成されている。
【0061】比較例7の触媒は、未改質ZSM−5ゼオ
ライトに触媒用金属をイオン交換法により担持させて構
成され、また比較例8の触媒は、未改質ZSM−5ゼオ
ライトと触媒素子との混合物より単層構造に構成されて
いる。
ライトに触媒用金属をイオン交換法により担持させて構
成され、また比較例8の触媒は、未改質ZSM−5ゼオ
ライトと触媒素子との混合物より単層構造に構成されて
いる。
【0062】実施例5,6および比較例7,8の触媒に
ついて、それらの初期性能を調べるため、次のような希
薄NOx浄化テストを行い、各触媒におけるガス温度と
NOx浄化率との関係を調べたところ、図12の結果を
得た。
ついて、それらの初期性能を調べるため、次のような希
薄NOx浄化テストを行い、各触媒におけるガス温度と
NOx浄化率との関係を調べたところ、図12の結果を
得た。
【0063】前記テストは、組成が、10体積%O2 、
800ppm HC(C3 H6 )、800ppm NO、0.1
体積%CO、10体積%CO2 、500ppm H2 、10
体積%H2 Oおよび残部N2 であるテスト用ガスを、各
ハニカム体内に空間速度(S.V.)20000h-1で
流通させると共にテスト用ガスの温度を25〜400℃
まで昇温速度10〜40℃/min で昇温させ、この間の
NOx浄化率を測定することによって行われた。
800ppm HC(C3 H6 )、800ppm NO、0.1
体積%CO、10体積%CO2 、500ppm H2 、10
体積%H2 Oおよび残部N2 であるテスト用ガスを、各
ハニカム体内に空間速度(S.V.)20000h-1で
流通させると共にテスト用ガスの温度を25〜400℃
まで昇温速度10〜40℃/min で昇温させ、この間の
NOx浄化率を測定することによって行われた。
【0064】図12において、線n,oは実施例5,6
の触媒にそれぞれ該当し、また線p,qは比較例7,8
の触媒にそれぞれ該当する。図12から明らかなよう
に、各触媒は比較的良好な初期性能を有する。
の触媒にそれぞれ該当し、また線p,qは比較例7,8
の触媒にそれぞれ該当する。図12から明らかなよう
に、各触媒は比較的良好な初期性能を有する。
【0065】次に実施例3〜7および比較例7,8の触
媒をエンジンの排気系に配設して、700℃の高温下に
20時間保持し、その後、各触媒の耐久テスト後の性能
を調べるため、前記同様のNOx浄化テストを行い、各
触媒によるNOx浄化率を測定したところ、図13の結
果を得た。
媒をエンジンの排気系に配設して、700℃の高温下に
20時間保持し、その後、各触媒の耐久テスト後の性能
を調べるため、前記同様のNOx浄化テストを行い、各
触媒によるNOx浄化率を測定したところ、図13の結
果を得た。
【0066】図13における各線と各触媒との関係は表
9の通りである。
9の通りである。
【0067】
【表9】 図13から明らかなように、線r1 ,s1 ,n1 ,
o1 ,t1 で示す実施例3〜7の触媒は、線p1 ,q1
で示す比較例7,8の触媒に比べて耐久テスト後のNO
x浄化率が高い。これは、実施例3〜7における改質Z
SM−5ゼオライトおよび改質モルデナイトの耐熱性が
良好であることから、各触媒が優れた高温耐久性を有す
ることに他ならない。また前記同様に、線o1 で示す実
施例6の二層構造触媒は、線r1 等で示す実施例3等の
単層構造触媒よりも高い触媒活性を備えている。
o1 ,t1 で示す実施例3〜7の触媒は、線p1 ,q1
で示す比較例7,8の触媒に比べて耐久テスト後のNO
x浄化率が高い。これは、実施例3〜7における改質Z
SM−5ゼオライトおよび改質モルデナイトの耐熱性が
良好であることから、各触媒が優れた高温耐久性を有す
ることに他ならない。また前記同様に、線o1 で示す実
施例6の二層構造触媒は、線r1 等で示す実施例3等の
単層構造触媒よりも高い触媒活性を備えている。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、エンジン
始動直後から高い排気ガス浄化能を発揮し、また優れた
高温耐久性を有すると共に構成の簡素化を達成した排気
ガス浄化用触媒を提供することができる。
始動直後から高い排気ガス浄化能を発揮し、また優れた
高温耐久性を有すると共に構成の簡素化を達成した排気
ガス浄化用触媒を提供することができる。
【0069】請求項2記載の発明によれば、前記の場合
よりも高い触媒活性を有する排気ガス浄化用触媒を提供
することができる。
よりも高い触媒活性を有する排気ガス浄化用触媒を提供
することができる。
【図1】未改質ZSM−5ゼオライトのX線回折図であ
る。
る。
【図2】例1の改質ZSM−5ゼオライトのX線回折図
である。
である。
【図3】例2の改質ZSM−5ゼオライトのX線回折図
である。
である。
【図4】未改質モルデナイトのX線回折図である。
【図5】例3の改質モルデナイトのX線回折図である。
【図6】例4の改質モルデナイトのX線回折図である。
【図7】単層構造の触媒を示す断面図である。
【図8】二層構造の触媒を示す断面図である。
【図9】各触媒の初期性能テストにおけるガス流通開始
後の経過時間とHC浄化率との関係を示すグラフであ
る。
後の経過時間とHC浄化率との関係を示すグラフであ
る。
【図10】各触媒の耐久テスト後におけるガス流通開始
後の経過時間とHC浄化率との関係を示すグラフであ
る。
後の経過時間とHC浄化率との関係を示すグラフであ
る。
【図11】FTP LA−4モードにおけるエンジン始
動後の経過時間とHCの排出レベルとの関係を示すグラ
フである。
動後の経過時間とHCの排出レベルとの関係を示すグラ
フである。
【図12】各触媒の初期性能テストにおけるガス温度と
NOx浄化率との関係を示すグラフである。
NOx浄化率との関係を示すグラフである。
【図13】各触媒の耐久テスト後におけるガス温度とN
Ox浄化率との関係を示すグラフである。
Ox浄化率との関係を示すグラフである。
11 ,12 触媒 2 ハニカム体 31 下層 32 上層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺田 一秀 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 藤澤 義和 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】 改質結晶性アルミノケイ酸塩と触媒素子
との混合物より構成され、前記改質結晶性アルミノケイ
酸塩は、格子面間隔が4.0Å以上である第1の結晶面
群において、ミラー指数h,k,lがそれぞれ2以下で
ある複数の結晶面CF1 のうち少なくとも1つの結晶面
fのX線反射強度が、未改質の結晶性アルミノケイ酸塩
における前記結晶面fと同一の結晶面fのX線反射強度
よりも4%以上増加するように改質処理を施されてお
り、前記触媒素子は、セラミックス製担体と、その担体
に担持された触媒用金属および触媒用金属酸化物の少な
くとも一方とよりなり、前記触媒用金属および金属酸化
物を構成する金属は周期表第Ib族、周期表第VIIa
族、鉄族および白金族の少なくとも1つの族から選択さ
れる少なくとも一種の金属であることを特徴とする排気
ガス浄化用触媒。 - 【請求項2】 改質結晶性アルミノケイ酸塩よりなる下
層と、その下層に積層された触媒素子よりなる上層とか
ら構成され、前記改質結晶性アルミノケイ酸塩は、格子
面間隔が4.0Å以上である第1の結晶面群において、
ミラー指数h,k,lがそれぞれ2以下である複数の結
晶面CF1 のうち少なくとも1つの結晶面fのX線反射
強度が、未改質の結晶性アルミノケイ酸塩における前記
結晶面fと同一の結晶面fのX線反射強度よりも4%以
上増加するように改質処理を施されており、前記触媒素
子は、セラミックス製担体と、その担体に担持された触
媒用金属および触媒用金属酸化物の少なくとも一方とよ
りなり、前記触媒用金属および金属酸化物を構成する金
属は周期表第Ib族、周期表第VIIa族、鉄族および白
金族の少なくとも1つの族から選択される少なくとも一
種の金属であることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。 - 【請求項3】 前記改質結晶性アルミノケイ酸塩とし
て、格子面間隔が3Å以上、4Å未満である第2の結晶
面群のうち、最大X線反射強度を示す結晶面CF2 のX
線反射強度が、未改質の結晶性アルミノケイ酸塩におけ
る前記結晶面CF2 と同一の結晶面CF2 のX線反射強
度に略等しいものを用いる、請求項1または2記載の排
気ガス浄化用触媒。 - 【請求項4】 前記改質結晶性アルミノケイ酸塩は、改
質モルデナイトおよび改質ZSM−5ゼオライトの一方
である、請求項1,2または3記載の排気ガス浄化用触
媒。 - 【請求項5】 前記触媒素子は微細粒状をなし、その粒
径は0.05μm以上、5μm以下である、請求項1,
2,3または4記載の排気ガス浄化用触媒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5124490A JPH06327978A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 排気ガス浄化用触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5124490A JPH06327978A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 排気ガス浄化用触媒 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06327978A true JPH06327978A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14886801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5124490A Pending JPH06327978A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 排気ガス浄化用触媒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06327978A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0871427A (ja) * | 1994-06-28 | 1996-03-19 | Honda Motor Co Ltd | 排気ガス浄化用触媒 |
| EP0716877A1 (en) | 1994-12-13 | 1996-06-19 | Johnson Matthey Public Limited Company | Catalytic purification of engine exhaust gas |
| JP2003290661A (ja) * | 1997-08-20 | 2003-10-14 | Nissan Motor Co Ltd | 排気ガス浄化用触媒及び排気ガス浄化装置 |
| JP2006326531A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ガス反応触媒の製造方法およびそれに用いる製造装置 |
| JP2007237018A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Tottori Univ | 新規窒素酸化物還元触媒および窒素酸化物還元除去方法 |
| JP2016506294A (ja) * | 2012-12-12 | 2016-03-03 | ビーエーエスエフ コーポレーション | 触媒組成物、触媒物品、並びに大きい粒子の分子ふるいを利用するシステム及び方法 |
-
1993
- 1993-05-26 JP JP5124490A patent/JPH06327978A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0871427A (ja) * | 1994-06-28 | 1996-03-19 | Honda Motor Co Ltd | 排気ガス浄化用触媒 |
| EP0716877A1 (en) | 1994-12-13 | 1996-06-19 | Johnson Matthey Public Limited Company | Catalytic purification of engine exhaust gas |
| JP2003290661A (ja) * | 1997-08-20 | 2003-10-14 | Nissan Motor Co Ltd | 排気ガス浄化用触媒及び排気ガス浄化装置 |
| JP2006326531A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ガス反応触媒の製造方法およびそれに用いる製造装置 |
| JP2007237018A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Tottori Univ | 新規窒素酸化物還元触媒および窒素酸化物還元除去方法 |
| JP2016506294A (ja) * | 2012-12-12 | 2016-03-03 | ビーエーエスエフ コーポレーション | 触媒組成物、触媒物品、並びに大きい粒子の分子ふるいを利用するシステム及び方法 |
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