JPH06332143A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JPH06332143A
JPH06332143A JP11854493A JP11854493A JPH06332143A JP H06332143 A JPH06332143 A JP H06332143A JP 11854493 A JP11854493 A JP 11854493A JP 11854493 A JP11854493 A JP 11854493A JP H06332143 A JPH06332143 A JP H06332143A
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JP
Japan
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heat
plate
treated
printing plate
heating plate
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JP11854493A
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Sho Nakao
捷 中尾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 酸素を遮断しつつ感光材料等の被熱処理材を
加熱する。 【構成】 搬送ローラ22、24間の搬送経路に沿った
位置に、円弧状に形成されて中央部が図上、上方に突出
した加熱プレート30が配置される。加熱プレート30
の内部にヒータ32が設置され、外部に位置する電源に
このヒータ32が接続されて、加熱プレート30を加熱
している。通気性を有しない材料により形成される無端
ベルト38が、加熱プレート30の表面30Bに掛け渡
され、矢印D方向に回転する。従って、無端ベルト38
の張力により押圧されつつ印刷刷版14が無端ベルト3
8に覆われて、酸素が遮断された状態で加熱される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被熱処理材を加熱して
熱処理する熱処理装置に関し、感光材料、印刷刷版など
を熱現像処理する熱現像装置に適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ハロゲン化銀、還元剤、重合
性化合物及び色画像形成物質を含む感光性硬化性層が支
持体上に設けられている感光材料が、特公平3−123
08号公報(米国特許4629676号明細書)に記載
され、知られている。
【0003】この公報に記載の画像形成方法によれば、
像様露光によりハロゲン化銀の潜像を形成した後、加熱
することにより潜像が形成された部分の重合性化合物を
硬化させ、これにより色画像形成物質を固定し、次い
で、未硬化部分を除去することにより、感光材料上に色
画像が形成されることになる。あるいは、色画像形成物
質を固定した後、感光材料を受像材料と共に加圧し、未
硬化部分の色画像形成物質を受像材料に転写して、受像
材料上に色画像を形成することになる。
【0004】一方、ハロゲン化銀の潜像が形成されない
部分の重合性化合物を硬化する方法が、特開昭62−7
0836号公報に記載されている。また、特開昭61−
275742号公報(米国特許4912011号明細
書)には、マイクロカプセルを含む感光材料が記載され
ている。このマイクロカプセルを含む感光材料は、受像
材料上に色画像形成物質を転写する方法において有利に
用いられる。
【0005】他方、感光材料上に形成されるポリマー画
像を印刷版面とすることにより、感光材料を印刷刷版と
して利用することもできる。この場合、特願平1−28
5612号(米国特許5122443号明細書)に記載
されているように、ハロゲン化銀を含む感光性層と重合
性化合物を含む硬化性層とに、感光性硬化性層を分離す
ることが好ましい。また、画像形成には直接関与しない
が、ポリマー画像を可視化するため、顔料を用いて感光
性硬化性層あるいは硬化性層を着色しておくことが好ま
しい。
【0006】以上のように、これらの感光材料を加熱し
て熱現像処理することにより、重合性化合物を重合させ
て硬化し、画像を形成させるわけであるが、そこに酸素
が存在すると重合が妨害されるので、酸素や酸素を含む
空気を遮断して加熱する必要がある。この酸素等を遮断
する方法としては、感光材料の感光性硬化性層側最上層
に酸素を通しにくい例えば、ポリビニルアルコールなど
を加えるか、またはポリビニルアルコールなどを主成分
とする酸素遮断層をさらに設ける方法が、知られてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、熱現像処理に
際して、上記の酸素遮断層だけでは、酸素の遮断が十分
とはいえず、さらに、特開平4−240643号及び特
開昭61−18951号等の公報には、オーブン内に感
光材料をセットして加熱する形式、熱風を循環させた室
内で感光材料を搬送して加熱する形式、スロット導波管
型、通電加熱型及び加熱プレート型の各加熱手段が開示
されているが、いずれの加熱手段も、加熱時に酸素を遮
断できるような構造にはなっていなかった。
【0008】この為、熱現像処理の際に、酸素に邪魔さ
れて重合が阻害され、感光材料上に良好な画像が形成で
きないことがあった。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、酸素を遮断し
つつ感光材料等の被熱処理材を加熱することができる熱
処理装置を提供することが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1による熱処理装
置は、搬送されて移動する被熱処理材の搬送経路に沿っ
て位置し且つ被熱処理材に対向する表面側が弧状に突出
する加熱プレートと、前記加熱プレートに設置され且つ
前記加熱プレートの表面を介して被熱処理材を加熱する
加熱源と、被熱処理材を前記加熱プレートの表面との間
で挟み込んで被熱処理材を覆い且つ被熱処理材の搬送に
合わせて回転する無端ベルトと、を有することを特徴と
する。
【0011】請求項2による熱処理装置は、搬送されて
移動する被熱処理材の搬送経路に沿って位置する加熱プ
レートと、前記加熱プレートに設置され且つ前記加熱プ
レートの表面を介して被熱処理材を加熱する加熱源と、
被熱処理材を前記加熱プレートの表面との間で挟み込ん
で被熱処理材を覆い且つ被熱処理材の搬送に合わせて回
転する無端ベルトと、前記加熱プレートに前記無端ベル
トを介して対向し且つ流体を前記無端ベルトに吹き付け
て前記無端ベルトを被熱処理材側へ押し付ける流体圧発
生手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1に係る熱処理装置の作用を以下に説明
する。
【0013】無端ベルトが回転された状態で、搬送され
て移動する被熱処理材を加熱プレートと無端ベルトとの
間に導入すると、無端ベルトが加熱プレートの表面との
間で被熱処理材を挟み込んで被熱処理材を覆いつつ被熱
処理材が移動される。この被熱処理材の移動に伴って、
加熱プレートの表面を介して加熱源が被熱処理材を加熱
し、被熱処理材が熱処理される。
【0014】この際、被熱処理材の搬送経路に沿って位
置する加熱プレートの表面側が弧状に突出して形成され
ている為、無端ベルトの張力により、無端ベルトが被熱
処理材に押圧されて無端ベルトが被熱処理材に密着する
と共に、被熱処理材が加熱プレートに押圧されて加熱プ
レート側から被熱処理材への伝熱性が高まる。
【0015】請求項2に係る熱処理装置の作用を以下に
説明する。請求項1と同様に、無端ベルトが回転された
状態で搬送されて移動する被熱処理材を加熱プレートと
無端ベルトとの間に導入すると、無端ベルトが加熱プレ
ートの表面との間で被熱処理材を挟み込んで被熱処理材
を覆いつつ被熱処理材が移動される。この被熱処理材の
移動に伴って、加熱プレートの表面を介して加熱源が被
熱処理材を加熱し、被熱処理材が熱処理される。
【0016】この際、加熱プレートに無端ベルトを介し
て対向する流体圧発生手段が、流体を無端ベルトに吹き
付けて無端ベルトを被熱処理材側へ押し付けている為、
流体圧により、無端ベルトが被熱処理材に押圧されて無
端ベルトが被熱処理材に密着すると共に、被熱処理材が
加熱プレートに押圧されて加熱プレート側から被熱処理
材への伝熱性が高まる。
【0017】以上のように、請求項1及び請求項2の発
明によれば、加熱プレートの表面と無端ベルトとの間に
挟まれた被熱処理材が外気と遮断されつつ加熱源により
加熱されることになり、例えば、酸素に接すると、酸素
に邪魔されて重合が阻害されるような感光材料、あるい
は印刷刷版の熱現像処理に、請求項1及び請求項2の発
明を採用すると、酸素が遮断されて重合が促進されるこ
とになる。
【0018】
【実施例】本発明に係る熱処理装置が適用された製版装
置の第1実施例を図1から図3に示し、これらの図に基
づき本実施例を説明する。
【0019】先づ、本実施例の製版装置に用いられる感
光材料である印刷刷版について説明する。
【0020】図3に示すように、本実施例で用いられる
シート状に形成された被熱処理材となる印刷刷版14
は、薄肉板状であって縦方向の長さが寸法H、横方向の
長さが寸法Bの長方形をした刷版であり、また、アルミ
ニウム材で形成された厚さが約0.3mmの支持体である
支持基板16の片面に、硬化性層18A、感光性層18
B及び画像形成促進層18Cが順に積層されて構成され
る画像形成層18が設けられて、印刷刷版14を形成し
ている。また、支持基板16の硬化性層18Aとの間の
境界面には、砂目立てをして親水化処理がなされてい
る。
【0021】以下、上記の各層を詳細に説明する。支持
基板16の表面に、先ず下記の硬化性層塗布液を塗布、
乾燥して膜厚1.3μmの硬化性層18Aを形成した。 〔硬化性層塗布液〕 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 2.5g アリルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(共重合比=83/17)の 20重量%プロピレングリコールモノメチルエーテル溶液 37.5g 下記の化学式の還元剤 2.0g 下記の顔料分散液 13.0g メチルエチルケトン 74.0g 還元剤の化学式
【0022】
【化1】 顔料分散液 顔料: クロモフタルレッドA2B 18g 分散ポリマー:アリルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 (共重合比=83/17) 12g 溶剤: シクロヘキサノン 30g プロピレングリコールモノメチルエーテル 40g 次に、その上に下記の感光性層塗布液を塗布、乾燥し
て、膜厚が約1.2μmの感光性層18Bを設けた。 〔感光性層塗布液〕 ケン化度79.5%のポリビニルアルコール(商品名:PVA−420、クラ レ(株)製)の10重量%水溶液 10.5g 下記の化学式の添加剤の0.11重量%メタノール溶液 0.83g 下記のハロゲン化銀乳剤 0.5g 下記の化学式の界面活性剤の5重量%水溶液 0.4g 水 7.8g 添加剤の化学式
【0023】
【化2】 ハロゲン化銀乳剤 ゼラチンと臭化カリウムと水を入れて55°Cに加温さ
れた反応容器に適当量のアンモニウムを入れた後、反応
容器中のpAg値を7.60に保ちつつ硝酸銀水溶液
と、銀に対するイリジウムのモル比で10-7モルとなる
ようにヘキサクロロイリジウム(III )酸塩を添加した
臭化カリウム水溶液とを、ダブルジェット法により添加
して、平均粒子サイズが0.3μmの単分散臭化銀乳剤
を調製した。次いで、この乳剤のpHを6.2、pAg
を8.7に調製してからチオ硫酸ナトリウムと塩化金酸
とにより金硫黄増感を行い、次いで分光増感色素(Dy
e−1)を添加して55°Cで20分間保ち、さらに平
均粒子サイズ0.08μmの未後熟沃化銀乳剤を加えて
15分間撹拌した後、脱塩、冷却した。沃化銀含有量は
2モル%であり、平均粒子サイズの±40%以内に全粒
子数の98%が存在し、かつ(100)面/(111)
面比は、約10であった。
【0024】界面活性剤の化学式
【0025】
【化3】 次に、その上に下記の画像形成促進層塗布液を塗布、乾
燥して、膜厚が約3.3μmの酸素遮断層である画像形
成促進層18Cを設けた。 〔画像形成促進層塗布液〕 ケン化度98.5%のポリビニルアルコール(商品名:PVA−205、クラ レ(株)製)の10重量%水溶液 200.0g 下記の塩基プレカーサー分散液 1.25g 下記の化学式の界面活性剤の5重量%水溶液 4.0g 塩基プレカーサー分散液 下記の化学式の塩基プレカーサーの粉末250gを、ダ
イノミル分散器を用いて、ポリビニルアルコール(クラ
レ(株)製のPVA−205)の3重量%水溶液750
g中に分散した。塩基プレカーサーの粒子サイズは約
0.5μm以下であった。
【0026】塩基プレカーサーの化学式
【0027】
【化4】 界面活性剤の化学式
【0028】
【化5】 次に、製版装置の構成及び、この製版装置を用いた印刷
刷版14の製版作業について説明する。
【0029】まず、図示しない露光装置内で、この印刷
刷版14の画像形成層18側に原稿フィルムを密着させ
ると共に500nmの光を通すバンドパスフィルタを介在
させ、500ワットのタングステンランプを用いて1.
5秒間露光し、露光済みの印刷刷版14とする。
【0030】一方、図1に示すように、本発明が適用さ
れた製版装置10の左端側には、熱処理装置である熱現
像部20がケーシグ112に囲まれて配設されており、
この熱現像部20を拡大して表す図2に示すように、熱
現像部20内の搬送方向(矢印A方向)上流側及び下流
側には、それぞれ上下一対の搬送ローラ22、24が配
置され、図示しないモータ等の駆動手段により、これら
搬送ローラ22、24がそれぞれ駆動回転されるように
なっている。そして、搬送ローラ22、24にそれぞれ
隣合って、印刷刷版14を案内する上下一対のガイド板
26、28が設置されている。
【0031】また、これら搬送ローラ22、24の間の
搬送経路に沿った位置には、図2に示すように円弧状に
形成されて中央部が図上、上方に突出した例えばステン
レス鋼製の加熱プレート30が配置されている。この加
熱プレート30の上側の表面30Bに沿った長さである
プレート長Wは、搬送方向(矢印A方向)に沿った長さ
となる印刷刷版14の縦方向の寸法Hより短くされ、ま
た、加熱プレート30の幅方向(図2上、紙面に垂直な
方向)の寸法は、搬送方向と直交する方向である印刷刷
版14の横方向の寸法Bより大きくされている。
【0032】そして、この加熱プレート30の内部に
は、加熱源となる例えば、ニクロム線等により構成され
るヒータ32が設置されており、加熱プレート30の下
側の表面30Aから外部に位置する電源(図示せず)に
配線が延びて、このヒータ32が電源に接続され、加熱
プレート30の表面30Bの温度が常時一定の温度(例
えば140°C)となるように、加熱プレート30を加
熱している。
【0033】さらに、加熱プレート30の上部には、モ
ータ(図示せず)により周速度が搬送ローラ22、24
の周速度とほぼ一致する速さでそれぞれ回転されると共
に搬送ローラ22、24の軸方向と軸方向が平行となる
ように延びる回転軸34、36が、加熱プレート30の
中心部を挟んだ左右の対称の位置に2本づつ配置されて
おり、この内の下部側に位置する一対の回転軸34、3
6は、加熱プレート30の表面30Bに接するように加
熱プレート30の近傍に配置されている。
【0034】そして、幅方向(図2上、紙面に垂直な方
向)の寸法が印刷刷版14の横方向の寸法Bより大きく
形成された無端ベルト38が、これら4本の回転軸3
4、36に掛け渡されると共に、加熱ドラム30の円弧
状に突出した表面30Bに沿って掛け渡されて、矢印D
方向に回転するようになっている。また、この無端ベル
ト38は、例えば、ゴム材等の弾力性を有すると共に通
気性を有しない材料により形成されている。
【0035】従って、回転軸34、36が駆動回転され
ると、これに伴って無端ベルト38が回転し、また、画
像形成層18を上向きにして前述の露光済の印刷刷版1
4が上流側の搬送ローラ22からガイド板26により案
内されてくると、この印刷刷版14の先端側が、加熱プ
レート30の表面30Bと無端ベルト38との間に導入
されることになる。そして、印刷刷版14は、その画像
形成層18を無端ベルト38と接触させると共に支持基
板16側を加熱プレート30に接触させつつ、加熱プレ
ート30の表面30Bと無端ベルト38とに挟まれて外
気から遮断された状態で、搬送ローラ22により加熱プ
レート30の表面30B上を摺動し、下流側のガイド板
28により案内されて搬送ローラ24から搬送方向下流
側に搬送されることとなる。
【0036】さらに、加熱プレート30上を搬送されて
移動している間に、印刷刷版14は外気から遮断されつ
つ加熱プレート30の表面30B側から加熱されて、画
像形成層18を構成する硬化性層18Aの内のタングス
テンランプにより露光された露光部分が硬化されること
になる。この際、支持基板16側が加熱プレート30と
摺動し、無端ベルト38が印刷刷版14の搬送速度と同
一の速度で回転する為、画像形成層18の表面に傷等が
着くことはない。
【0037】一方、図1に示すように、熱現像部20に
対して印刷刷版14の搬送方向下流側には、上下一対の
冷却ローラ42が配置されており、冷却ローラ42が印
刷刷版14を挟持して冷却しつつ搬送方向下流側(矢印
A方向側)に位置する溶出部44に搬送するようになっ
ている。
【0038】冷却ローラ42に対して印刷刷版14の搬
送方向下流側(矢印A方向側)には、溶出部44が配置
されている。この溶出部44内の搬送方向上流側寄りの
位置には、上下一対の搬送ローラ56が配置されてお
り、搬送ローラ56により印刷刷版14が挟持されて搬
送される。
【0039】この搬送ローラ56に対して印刷刷版14
の搬送方向下流側(矢印A方向側)の画像形成層18に
対向した位置には、スプレーノズル48が配置されてお
り、また、溶出部44の下部には、循環ポンプ52が接
続された溶出槽50が備えられている。従って、溶出槽
50内の溶出液(例えば、富士写真フイルム(株)製P
S版用現像液DP−4)を循環ポンプ52が吸入してス
プレーノズル48から印刷刷版14の画像形成層18へ
噴き付けるようになっている。
【0040】また、スプレーノズル48に対して印刷刷
版14の搬送方向下流側(矢印A方向側)の画像形成層
18に対向した位置には、ローラ状のブラシロール54
が配置されている。ブラシロール54は図示しないモー
タ等の回転駆動手段に接続されており、この回転駆動手
段がブラシロール54を回転させる。
【0041】ブラシロール54に対して印刷刷版14の
搬送方向下流側(矢印A方向側)には、上下一対のスク
イズローラ58が配置されており、印刷刷版14がスク
イズローラ58によって挟持されて、表面に付着した溶
出液が除去される。さらに、スクイズローラ58によっ
て除去された溶出液が溶出部44内に設置された受け皿
60に落下して、溶出槽50内に回収される。
【0042】溶出部44に対して印刷刷版14の搬送方
向下流側(矢印A方向側)には、水洗部62が配置され
ている。この水洗部62内の印刷刷版14の搬送方向上
流側寄り及び下流側寄りの位置には、それぞれ上下一対
の搬送ローラ70、72が配置されており、搬送ローラ
70、72により印刷刷版14がそれぞれ挟持されて搬
送される。
【0043】これら搬送ローラ70、72の間には、印
刷刷版14の画像形成層18に対向した位置にスプレー
ノズル64が配置されており、また、水洗部62の下部
には、洗浄水(例えば、水道水)が溜められると共に循
環ポンプ68が接続された受水槽66が備えられてい
る。従って、受水槽66内の洗浄水を循環ポンプ68が
吸入して、スプレーノズル64から印刷刷版14へ噴き
付けられ、印刷刷版14の画像形成層18を洗浄でき
る。そして、印刷刷版14から落下した洗浄水が水洗部
62内に設置された受け皿74に落下して、受水槽66
内に回収される。
【0044】水洗部62に対して印刷刷版14の搬送方
向下流側(矢印A方向側)には、ガム液塗布部80が配
置されている。このガム液塗布部80内の印刷刷版14
の搬送方向上流側寄り及び下流側寄りの位置には、それ
ぞれ上下一対の搬送ローラ90、92が配置されてお
り、搬送ローラ90、92により印刷刷版14がそれぞ
れ挟持されて搬送される。
【0045】これら搬送ローラ90、92の間には、印
刷刷版14の画像形成層18に対向した位置にスプレー
ノズル82が配置されており、また、ガム液塗布部80
の下部には、ガム液(例えば、富士写真フイルム(株)
製PS版用ガム液GU−7)が溜められると共に循環ポ
ンプ86が接続されたガム液槽84が備えられている。
従って、ガム液槽84内のガム液を循環ポンプ86が吸
入して、スプレーノズル82から印刷刷版14へ噴き付
けられる。そして、印刷刷版14から落下したガム液が
ガム液塗布部80内に設置された受け皿94に落下し
て、ガム液槽84内に回収される。
【0046】ガム液塗布部80に対して印刷刷版14の
搬送方向下流側(矢印A方向側)には、乾燥部100が
配置されている。この乾燥部100内の印刷刷版14の
搬送方向上流側寄り及び下流側寄りの位置には、それぞ
れ上下一対の搬送ローラ104、106が配置されてお
り、搬送ローラ104、106により印刷刷版14がそ
れぞれ挟持されて搬送される。
【0047】これら搬送ローラ104、106の間に
は、温風を印刷刷版14に送風する4つのドライヤ10
2が備えられており、これらドライヤ102によって、
ガム処理後の印刷刷版14が乾燥される。
【0048】乾燥部100に対して印刷刷版14の搬送
方向下流側(矢印A方向側)である製版装置10の右端
側には、印刷刷版14を集積するトレイ110が配置さ
れており、乾燥後の印刷刷版14が搬送ローラ106に
よりトレイ110に送られるようになっている。
【0049】以下に本実施例の作用を説明する。図示し
ない露光装置のタングステンランプより原稿フィルムの
画像に対応した光線が画像形成層18の表面へ照射され
る。これによって、画像情報に相当するハロゲン化銀の
潜像が印刷刷版14の画像形成層18に形成される。
【0050】潜像が形成された露光済の印刷刷版14
は、作業者によりあるいは図示しない搬送装置により、
図1に示す製版装置10の左端側から熱現像部20に投
入される。
【0051】また、無端ベルト38が駆動回転された状
態で、印刷刷版14が投入されると、搬送方向上流側か
ら印刷刷版14が加熱プレート30と無端ベルト38と
の間に導入されることとなる。この結果、無端ベルト3
8が加熱プレート30の表面30Bとの間で印刷刷版1
4を挟み込んで印刷刷版14を覆いつつ、印刷刷版14
が移動され、この印刷刷版14の移動に伴って、加熱プ
レート30の表面30Bを介してヒータ32が印刷刷版
14を加熱し、印刷刷版14が熱現像処理される。
【0052】この際、印刷刷版14の搬送経路に沿って
位置する加熱プレート30の表面30B側が円弧状に突
出して形成されている為、無端ベルト38の張力によ
り、無端ベルト38が印刷刷版14に押圧されて無端ベ
ルト38が印刷刷版14に密着すると共に、印刷刷版1
4が加熱プレート30に押圧されて加熱プレート30側
から印刷刷版14への伝熱性が高まる。
【0053】従って、加熱プレート30の表面30Bと
無端ベルト38との間に挟まれた印刷刷版14が表面3
0Bを単に円弧状に突出するだけの簡素な構造で、外気
と遮断されつつヒータ32により加熱されることにな
り、酸素に接すると、酸素に邪魔されて重合が阻害され
る画像形成層18への酸素の供給が遮断されて重合が促
進され、硬化性層18Aの露光部分である潜像部分が十
分に硬化される。この為、印刷刷版14上に最終的に良
好なレリーフ画像が得られることになる。
【0054】さらに熱現像処理後、図1に示す溶出部4
4へ搬送された印刷刷版14は、搬送ローラ56によっ
て挟持され、溶出液が塗布される。溶出液が塗布された
印刷刷版14は、画像形成促進層18C、感光性層18
B及び、硬化性層18Aの未硬化部分である非画像領域
が、溶出される。このとき、ブラシロール54によって
擦られて溶出反応が促進される。この溶出処理によっ
て、印刷刷版14の硬化性層18Aの内の硬化部分を除
き画像形成層18が除去されて、支持基板16の親水化
処理がなされた面が露出する。
【0055】溶出処理後の印刷刷版14は、スクイズロ
ーラ58に挟持されて表面に付着した溶出液が絞りとら
れた後、水洗部62に搬送されてスプレーノズル64か
ら洗浄水が噴き付けられ、付着した溶出液が完全に除去
される。
【0056】印刷刷版14がさらに搬送されてガム液塗
布部80に至ると、スプレーノズル82からガム液が噴
出され、印刷刷版14にガム液が塗布されてガム処理さ
れる。ガム処理後の印刷刷版14が搬送されて、乾燥部
100に至るとドライヤ102の熱風によって、印刷刷
版14に付着したガム液が乾燥される。これによって、
印刷刷版14の非画像部分が親水化される。
【0057】そして、ガム液塗布部80で処理された印
刷刷版14は、製版装置10の右端部に位置するトレイ
110に集積される。
【0058】その後、検版作業等を経て、図示しないポ
ンチによって版掛け時の位置決め用の切欠が形成される
と共に、位置決め用の切欠が形成された印刷刷版14
は、図示しない折り曲げ装置によって印刷刷版14の両
端部が所定寸法折り曲げられて印刷刷版14の製版工程
が終了する。
【0059】以上のように各処理がなされた結果とし
て、画像形成層18の露光部分に、コントラストよく赤
色に着色されたポリマーのレリーフ画像が得られ、これ
を用いてオフセット印刷機で印刷を行ったところ、同じ
原稿フィルムからPS版を用いて通常に製版した印刷刷
版により印刷したものとほぼ同等の良好な画質の印刷物
が得られた。
【0060】本発明に係る熱処理装置が適用された製版
装置の第2実施例を図4に示し、この図に基づき本実施
例を説明する。尚、第1実施例で説明した部材と同一の
部材には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0061】第1実施例の熱現像部20と同様に製版装
置10の左端側に配設された熱現像部120を拡大して
表す図4に示すように、搬送ローラ22、24の間の搬
送経路に沿った位置には、平板状に形成された加熱プレ
ート130が配置されている。この加熱プレート130
の上側の表面130Bに沿った長さであるプレート13
0長Wは、搬送方向(矢印A方向)に沿った長さとなる
印刷刷版14の縦方向の寸法Hより短くされ、また、加
熱プレート130の幅方向(図2上、紙面に垂直な方
向)の寸法は、搬送方向と直交する方向である印刷刷版
14の横方向の寸法Bより大きくされている。
【0062】そして、この加熱プレート130の内部に
は、加熱源となる例えば、ニクロム線等により構成され
るヒータ132が設置されており、加熱プレート130
の下側の表面130Aから外部に位置する電源(図示せ
ず)に配線が延びて、このヒータ132が電源に接続さ
れ、加熱プレート130の表面130Bの温度が常時一
定の温度となるように、加熱プレート130を加熱して
いる。
【0063】さらに、加熱プレート130の上部には、
第1実施例と同様に回転軸34、36が2本づつ配置さ
れ、無端ベルト38が、これら4本の回転軸34、36
に掛け渡されて、矢印D方向に回転するようになってい
る。
【0064】また、加熱プレート130に無端ベルト3
8を介して対向すると共に内部に空間を有する空気室1
42が位置しており、ケーシング112外の空気を加熱
してこの空気室142内に送り込めるように、空気室1
42には、ファン146及びヒータ148が途中に配置
されたダクト150が接続されている。さらに、空気室
142の下側には、多数の小孔からなる吹き出し口14
4が設置され、ダクト150から送られた熱風を無端ベ
ルト38に吹き付けて、無端ベルト38を印刷刷版14
側へ押し付けている。つまり、これら、空気室142、
ファン146及びヒータ148等で流体圧発生手段が構
成されることとなる。
【0065】以上のように、加熱プレート130に無端
ベルト38を介して対向する空気室142の吹き出し口
144から無端ベルト38に熱風を吹き付けて、無端ベ
ルト38を印刷刷版14側へ押し付けている為、熱風の
圧力により、無端ベルト38が印刷刷版14に押圧され
て無端ベルト38が印刷刷版14に均一に密着すると共
に、印刷刷版14が加熱プレート130に押圧されて加
熱プレート130側から印刷刷版14への伝熱性が高ま
る。そして、熱風の熱が無端ベルト38を介して印刷刷
版14に伝わり、より一層印刷刷版14が加熱される。
【0066】すなわち、画像形成層18を上向きにして
露光済の印刷刷版14が上流側の搬送ローラ22からガ
イド板26により案内されてくると、印刷刷版14は、
その画像形成層18を無端ベルト38と接触させると共
に支持基板16側を加熱プレート130に接触させつ
つ、加熱プレート130の表面130Bと無端ベルト3
8とに挟まれて外気から遮断された状態で、搬送ローラ
22により加熱プレート130の表面130B上を摺動
し、下流側のガイド板28により案内されて搬送ローラ
24から搬送方向下流側に搬送されることとなる。そし
て、加熱プレート130上を搬送されて移動している間
に、印刷刷版14は上記のように加熱プレート130及
び熱風により加熱される。
【0067】なお、上記実施例において、ケーシング1
12内に空気攪拌用のファンを設けて内部の空気を循環
させ、ケーシング112内の温度を一定に調整するよう
にしてもよく、また、第2実施例において、ファン14
8がケーシング112内の空気を取り込めるように、ダ
クト150の開口端をケーシング112内側に位置さ
せ、ファン148でケーシング112内の空気を循環さ
せるようにしてもよい。そして、加熱プレート30、1
30及び無端ベルト38等をケーシング112で覆わな
いような構造としてもよい。
【0068】一方、上記実施例の露光装置において、タ
ングステンランプを用いて印刷刷版14を露光したが、
例えば半導体レーザを用いたレーザ光で露光して画像情
報に相当するハロゲン化銀の潜像を形成してもよく、他
の周知な露光用の光源を用いてもよい。さらに、露光装
置を製版装置10と別体とせずに製版装置10の熱現像
部20、120に露光装置を直結する構造としてもよ
い。
【0069】また、上記実施例において、アルミニウム
材を支持体とした印刷刷版を通じて説明をしたが、樹脂
製のフィルムを支持体とした印刷刷版や他の感光材料に
も本発明が適用できることはいうまでもなく、さらに、
感光材料以外のシート材の熱処理にも適用できることは
いうまでもない。
【0070】他方、本発明は、実施例に記載した加熱温
度、加熱プレートの寸法等に限定されるものではなく、
また、加熱プレートの前に予熱装置を設けることによ
り、搬送速度を高めることもできる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱処理装
置は、酸素を遮断しつつ感光材料等の被熱処理材を加熱
することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る熱処理装置が適用さ
れた製版装置の全体概略図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る熱処理装置が適用さ
れた製版装置の熱現像部の拡大図であって、印刷刷版が
熱現像処理されている状態を示す図である。
【図3】本発明の実施例に係る熱処理装置が適用された
製版装置に用いられる印刷刷版の概略構造を示す説明図
である。
【図4】本発明の第2実施例に係る熱処理装置が適用さ
れた製版装置の熱現像部の拡大図であって、印刷刷版が
熱現像処理されている状態を示す図である。
【符号の説明】
10 製版装置 14 印刷刷版(被熱処理材) 18 画像形成層 20 熱現像部(熱処理装置) 30 加熱プレート 30B 表面 32 ヒータ(加熱源) 38 無端ベルト 120 熱現像部(熱処理装置) 130 加熱プレート 130B 表面 132 ヒータ(加熱源) 142 空気室(流体圧発生手段) 144 ファン(流体圧発生手段) 148 ヒータ(流体圧発生手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されて移動する被熱処理材の搬送
    経路に沿って位置し且つ被熱処理材に対向する表面側が
    弧状に突出する加熱プレートと、前記加熱プレートに設
    置され且つ前記加熱プレートの表面を介して被熱処理材
    を加熱する加熱源と、被熱処理材を前記加熱プレートの
    表面との間で挟み込んで被熱処理材を覆い且つ被熱処理
    材の搬送に合わせて回転する無端ベルトと、を有するこ
    とを特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 搬送されて移動する被熱処理材の搬送
    経路に沿って位置する加熱プレートと、前記加熱プレー
    トに設置され且つ前記加熱プレートの表面を介して被熱
    処理材を加熱する加熱源と、被熱処理材を前記加熱プレ
    ートの表面との間で挟み込んで被熱処理材を覆い且つ被
    熱処理材の搬送に合わせて回転する無端ベルトと、前記
    加熱プレートに前記無端ベルトを介して対向し且つ流体
    を前記無端ベルトに吹き付けて前記無端ベルトを被熱処
    理材側へ押し付ける流体圧発生手段と、を有することを
    特徴とする熱処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0899613A1 (en) * 1997-08-26 1999-03-03 Fuji Photo Film Co., Ltd. Heat processing apparatus and heat developing apparatus using the same
US9266348B1 (en) * 2014-11-18 2016-02-23 Xerox Corporation Active device for shielding media from a heater in a printer

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US6309114B1 (en) 1997-08-26 2001-10-30 Fuji Photo Film Co., Ltd. Heat processing apparatus and heat developing apparatus using the same
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