JPH0633307B2 - ニトロフエノ−ル系化合物のβ−配位配糖体の製造法 - Google Patents

ニトロフエノ−ル系化合物のβ−配位配糖体の製造法

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JPH0633307B2 JP2122686A JP2122686A JPH0633307B2 JP H0633307 B2 JPH0633307 B2 JP H0633307B2 JP 2122686 A JP2122686 A JP 2122686A JP 2122686 A JP2122686 A JP 2122686A JP H0633307 B2 JPH0633307 B2 JP H0633307B2
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尚浩 吉儀
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はニトロフェノール系化合物のβ−配位配糖体の
製造法に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕
近年、ニトロフェノール系化合物のβ−配位配糖体は種
々の酵素の特異的基質として広く用いられ、特に臨床検
査の分野において重要な物質群である。
このニトロフェノール系化合物のβ−配位配糖体の製造
法に関しては酵素的合成法(特公昭59-13198号公報)や
化学合成法(特開昭53-12831号公報)等が知られてい
る。しかしながら、これらの方法は各種の副生物が生成
したり、反応工程が複雑であったりして実用化しうる程
度に完成されたものとはいい難い。
そこで、本発明者らは上記配糖体の効率的、かつ高収率
の合成法を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を
完成するに至った。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本発明は、有機塩基または無機塩基と臭化第2
水銀,過塩素酸銀,シアン化第2水銀,酸化銀および4
級アンモニウム塩のうちから選ばれたルイス酸触媒の存
在下に下式で示される2−クロロ−4−ニトロフェノー
ルと 下式で表されるヘキサデカアシルマルトペンタオシルハ
ライド(式中、Rは炭素数1〜5のアルキル基を示し、
Xはハロゲン原子を示す。) を反応させ、次いで脱アシル化することを特徴とする下
で表されるβ−(2−クロロ−4−ニトロフェノール)
−マルトペンタオシドの製造法を提供するものである。
本発明に用いるニトロフェノール系化合物は前記した化
合物であり、特に下式 で示される2−クロロ−4−ニトロフェノールが挙げら
れる。
一方、本発明に用いるアシル化糖類はマルトペンタオー
スである。このアシル化糖は、上記したニトロフェノー
ル系化合物との反応に先立って還元末端をハロゲン化す
る必要がある。本発明に用いるアシル化糖類は下記一般
(式中、Rは炭素数1〜5のアルキル基を示し、Xはハ
ロゲン原子を示す。)で表わされるヘキサデカアシルマ
ルトペンタオシルハライドが挙げられる。
前記ニトロフェノール系化合物とアシル化糖ハライドと
の反応は有機塩基または無機塩基とルイス酸触媒の存在
下に行なう。
ここで用いる有機塩基,無機塩基とは上記ニトロフェノ
ール系化合物のフェノール性水酸基と反応して塩を形成
する塩基であり、通常はトリアルキルアミン,ピリジン
等の有機塩基あるいはナトリウム,カリウム等の無機塩
基を用いる。これらの中で、特にトリエチルアミンが好
ましい。
また、ルイス酸触媒として臭化第2水銀,過塩素酸銀,
シアン化第2水銀,酸化銀および4級アンモニウム塩の
うちから選ばれたものが用いられる。
本発明では、前記した如く、このような塩基とルイス酸
触媒の存在下にニトロフェノール系化合物とアシル化糖
ハライドを反応させる。一般的には、目的に応じて選ば
れたアシル化糖ハライドの1モル当量に対し目的に応じ
て選ばれたニトロフェノール系化合物の1〜20モル当
量、好ましくは4〜8モル当量を1〜20モル当量の有機
塩基または無機塩基および0.1〜5モル当量のルイス酸
触媒の存在下に反応させる。
この反応は通常、適当な溶媒中で行なうことが望まし
い。ここで用いる溶媒としては、反応を妨げないもの
で、かつ反応物の溶解に適したものであればよい。具体
例としてはベンゼン,ピリジン,ジクロロメタン,アセ
トニトリル等が挙げられる。この反応は−10℃〜100
℃、好ましくは−5℃〜50℃の温度で行なうことができ
る。また、反応時間は0.1〜15時間の範囲で設定すれば
良いが、通常は3時間程度以内で充分である。
本発明の製造法は特にニトロフェノール系化合物が前記
式(I)で示される2−クロロ−4−ニトロフェノール
であり、アシル化糖類が前記一般式(II)で表わされる
ヘキサデカアシルマルトペンタオシルハライドであり、
有機塩基としてトリエチルアミンを用い、ルイス酸触媒
として臭化第2水銀、過塩素酸銀,シアン化第2水銀ま
たは酸化銀を用いて下式 で表わされるβ−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)
−マルトペンタオシドを製造する方法として最適であ
る。
本発明の製造法でアグリコンとして使用するニトロフェ
ノール系化合物の水酸基はそのままの形ではグリコシル
化反応に十分な求核性を有していないため、生化学実験
法(I)P.318(朝倉書店)や特開昭60-78994号公報等
に記載されている方法、すなわちフェノール性水酸基を
無機塩素または有機塩基の塩としたのち、これを糖ハラ
イドと中和させグリコシド結合を形成する方法が採用さ
れている。本発明の製造法では、この反応にルイス酸触
媒を添加することにより、糖ハライドのハロゲンの脱離
を促進し、反応収率を大幅に向上せしめることに成功し
たのである。
前記反応の終了後、濃縮,析出等の操作により固形物を
得、結晶化や種々のクロマトグラフィーにより精製を行
なったのち、公知の方法により脱アシル化を行ない、目
的とする配糖体が得られる。
〔発明の効果〕
以上の如き本発明の製造法は、広範囲のニトロフェノー
ル系化合物のβ−配位配糖体の合成に応用することが可
能であるが、具体的な化合物を例示すると、特公昭59-1
3198号公報には、アミラーゼ活性測定用の基質として優
れている化合物として「水酸基を有する芳香族化合物が
還元性末端にβ−結合したマルトオリゴ糖」を示してい
るが、本発明の製造法はこのような配糖体の製造にきわ
めて有用である。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例 マルトペンタオースをピリジン−無水酢酸によりアセチ
ル化した後、アルゴン気流下に酢酸中で臭化水素を用い
てアセチル化マルトペンタオースの還元性末端のブロム
化反応を行なって調製した下式 で表わされるα−およびβ−ブロモヘキサデカアセチル
マルトペンタオース250g(0.16モル)と下式 で示される2−クロロ−4−ニトロフェノール180g
(1.04モル)を400mのジクロロメタンに溶解し、ト
リエチルアミン150mおよび臭化第2水銀50gを加
え、塩化カルウシム管をつけた反応容器中で攪拌下に4
℃で3時間反応させた。得られた反応液をエバポレータ
ーで濃縮し、得られたアメ状固体をイソプロピルアルコ
ールに加熱溶解し、これにジエチルエーテルを加えて結
晶化させて下式 で表わされるβ−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)
−ヘキサデカアセチルマルトペンタオシド215g(0.13
モル,収率81%)が得られた。このものの融点は125〜1
28℃であった。また、下記の分析結果より構造がβ−配
位であることを確認した。
λmax(エタノール);285nm νmax;1740,1580,1520,1480,1360,1200,1020cm-1 元素分析;C68H86O44NClに対する 計算値(%):C 49.29,H 5.24 測定値(%):C 49.10,H 5.25 次に、この物質をナトリウムメトキサイドにより脱アセ
チルした後、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラ
フィーにより精製して、目的とするβ−(2−クロロ−
4−ニトロフェニル)−マルトペンタオシドを得た。
このものは、アミラーゼ活性測定用の基質として優れた
化合物である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機塩基または無機塩基と臭化第2水銀,
    過塩素酸銀,シアン化第2水銀,酸化銀および4級アン
    モニウム塩のうちから選ばれたルイス酸触媒の存在下に
    下式で示される2−クロロ−4−ニトロフェノールと 下式で表されるヘキサデカアシルマルトペンタオシルハ
    ライド(式中、Rは炭素数1〜5のアルキル基を示し、
    Xはハロゲン原子を示す。) を反応させ、次いで脱アシル化することを特徴とする下
    で表されるβ−(2−クロロ−4−ニトロフェノール)
    −マルトペンタオシドの製造法。
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