JPH0635269B2 - 自動車用多層マットの製造方法およびこの方法に使用する遮音マット材料 - Google Patents

自動車用多層マットの製造方法およびこの方法に使用する遮音マット材料

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JPH0635269B2
JPH0635269B2 JP63183165A JP18316588A JPH0635269B2 JP H0635269 B2 JPH0635269 B2 JP H0635269B2 JP 63183165 A JP63183165 A JP 63183165A JP 18316588 A JP18316588 A JP 18316588A JP H0635269 B2 JPH0635269 B2 JP H0635269B2
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sound insulating
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孝明 三上
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車の床面に敷く多層マットを形成する自
動車用多層マットの製造方法およびこの方法に使用する
遮音マット材料に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、実公昭59−7152号に示すように、自動
車の床面に敷かれる多層マットがある。この多層マット
は、カーペット材料、遮音マット材料などを一体的に積
層成型されており、防音、防振、断熱の効果をあげると
ともに、踏み心地、外観を向上させている。
すなわち、例えば、第6図に示すように、多層マット1
はカーペット材料2と遮音マット材料3とからなり、こ
のカーペット材料2は、第7図に示すように、立毛部4
と、この立毛部4の基部を支持する基材5と、この基材
5にバッキング材として融着されるポリエチレン薄層6
とから構成される。遮音マット材料3は、第8図に示す
ように、遮音マット7と、この遮音マット7に媒体層と
して加圧融着される接着層8とから構成される。そし
て、カーペット材料2と遮音マット材料3とが、接着層
8を媒体層として圧着され、所定の形状に成形される。
このような多層マット1を製造するにあたって、通常上
記遮音マット材料3は、予め複数枚に積み重ねられた状
態で遮音マット材料3の供給部に保管され、この供給部
から1枚ずつ吸引搬送機などで多層マット成形部に搬送
されるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、従来の自動車用多層マットの遮音マット材料
3にあっては、遮音マット7と接着層8との表面はほぼ
平面に形成されるので、複数の遮音マット材料3を供給
部に積み重ねた場合、各遮音マット材料3は密着状態に
なる。
このため、吸引搬送機などが最上段の遮音マット材料を
供給部から持ち上げるときに、この最上段の遮音マット
材料の下に積まれた遮音マット材料も同時に持ち上げら
れ、この遮音マット材料が、吸引搬送機などで多層マッ
ト成形部の上部に移動している途中で落ちたり、あるい
は密着状態のままでカーペット材料2の上面に重ね合わ
され、加工不良を生じさせるという問題がある。
本発明は、上記問題を解消するもので、複数の遮音マッ
ト材料を積み重ねた場合でも互いに密着しないで簡単に
分離することができる遮音マット材料を用いた自動車用
多層マットの製造方法およびこの方法に使用する遮音マ
ット材料を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1に係る本発明は、遮音マットとその片面に接合
された接着層とで形成され、この接着層もしくは遮音マ
ットの反接着側層の表面を凹凸形状に形成することによ
り凸部を散点状に設けた遮音マット材料を用い、この遮
音マット材料を上記凹凸側を下に向けて複数積み重ねた
状態で供給部に保管し、この供給部から上記遮音マット
材料を吸引搬送機により吸着して多層マット成形部に搬
送し、この多層マット成形部で上記遮音マット材料をカ
ーペット材料に圧着するようにしたものである。
請求項2に係る本発明は、遮音マットと、その表面に接
合され、カーペット材料への接着の媒体をなす接着層と
から形成され、この接着層の表面がカーペット材料の裏
面に固着されるように構成された自動車用多層マットの
遮音マット材料において、上記接着層の表面を凹凸形状
に形成することにより、この表面に遮音マット材料が複
数積み重ねられたときの対応面への接触部となる凸部を
分散させたものである。
〔作用〕
上記請求項1に記載された本発明によれば、接着層もし
くは遮音マットの反接着層側表面に形成された凹凸形状
を利用して遮音マット材料同士の接触面積を小さくした
状態で複数の遮音マット材料を積み重ねた供給部から、
多層マット成形処理が繰り返される多層マット成形部
へ、確実に1枚ずつ遮音マット材料が搬送され、このシ
ョンマット材料が上記多層マット成形部においてかっペ
ット材料に圧着されることにより、自動車用多層マット
が製造されることになる。
上記請求項2に記載された本発明によれば、遮音マット
の裏面に固着される接着層の表面に凸部が分散形成され
ているため、遮音マット材料が積み重ねられた場合に、
上記凸部の存在によって各遮音マットが密着状態となる
ことが防止される。また、上記遮音マット材料をカーペ
ット材料の裏面に固着した場合に、上記接着層の表面が
カーペット材料の裏面に接合されて上記凸部が外部に露
出することが防止される。
〔実施例〕
第1図は、本発明に係る自動車用多層マットの製造方法
に使用する遮音マット材料3を示している。
この遮音マット材料3は、第8図と同様に遮音マット7
とその片面に接合された熱可塑性樹脂材からなる接着層
8とから構成されている。遮音マット7はエンジンなど
の騒音を吸収および反射するもので、例えば、比重0.
5〜3.0、厚さ0.5mm〜6.0mmのポリ塩化ビニル
シートからなる。この遮音マット7の比重を大きくする
ため、ポリ塩化ビニルに充填剤として酸化鉛、酸化鉄、
炭酸カルシウムなどの比重の大きい粉末を混合する。さ
らに、遮音マット7は充填剤のほかに可塑剤、安定剤、
発泡剤、顔料などを配合した樹脂組成部から形成され
る。また、遮音マット7の反接着層側表面71は従来と
同様にほぼ平面に形成し、吸引搬送機などが上記反接着
層側表面71を確実に吸引できるようになっている。
接着層8は、多層マット1の一体成形に際し、カーペッ
ト材料2のポリエチレン薄層6と遮音マット材料3との
圧着の媒体をなすものである。また、接着層8の表面8
1は、多数の凸部82が分散して存在するような凹凸形
状に形成される。上記凸部82の上面の面積は、1mm2
程度、凹凸の高低差は、0.1mm〜0.8mm程度が好ま
しい。
また、上記凸部82の上面の形状は、半球形、方形、円
形あるいはそれ以外の形状であってもよい。さらに、上
記凹凸形状の凸部82と凹部との割合は、遮音マット材
料3を積み重ねたときに、対応面に凸部82のみが接触
して凹部が接触しない程度で、かつ遮音マット材料3が
簡単に分離できる程度であれば、多くても少なくてもよ
い。
この遮音マット材料3の製造方法について、第2図を用
いて説明する。
まず、遮音マット7を圧延ロール9,10によって所定
の厚さ(0.5mm〜6.0mm)に圧延し、圧着ローラ1
1に導く。これと同時に、原反12から導出された接着
層8をローラ外周部に凹凸の形成されてなるエンボスロ
ーラ13に導く。そして、加熱状態で上記遮音マット7
と接着層8とを上記圧着ローラ11とエンボスローラ1
3とによって圧着させる。さらに、エンボスローラ13
は圧着と同時に接着層8の表面81に凸部82を連続形
成する。
そののち、上記遮音マット材料3を冷却ローラ工程14
にて冷却し、次いで裁断する工程15に導き、所定の寸
法に裁断する。
次に、この遮音マット材料3を用いた本発明に係る多層
マット1の製造方法について、第3図を用いて説明す
る。
原反16からカーペット材料2をポリエチレン薄層6を
上面にして繰り出し、このカーペット材料2を多層マッ
ト成形部17に導く。次いで、上記カーペット材料2の
上面に、接着層8を下にした遮音マット材料3を重ね合
わせ、遮音マット材料3の遮音マット7側から加熱ヒー
タ18で加熱し、さらに上記加熱状態の2層の材料2,
3を一対の金型19間に導き、次に、上記金型19で加
圧することにより上記各材料2,3を互いに圧着させ、
同時に所定形状に型づけして多層マット1に成形する。
上記多層マット成形部17でカーペット材料2に圧着さ
れる遮音マット材料3は、第4図に示すように、供給部
21に積み重ねておいて、吸引搬送機20により多層マ
ット成形部17に搬送する。
すなわち、上記遮音マット材料3が接着層8の表面81
を下に向けた状態で供給部21に積み重ねられたのち、
吸引搬送機20が作動し、吸引搬送機20のシリンダ2
01の先端部に設けられた吸引部202が下降し、この
吸引部202により供給部21から最上段の遮音マット
材料31が吸引される。上記供給部21に積み重ねられ
た各遮音マット材料3は、第5図に示すように、それぞ
れ下側の遮音マット7の反接着層側表面71に対して凸
部82のみが接触し、接着層8の表面をほぼ平面にした
遮音マット材料を積み重ねた場合に比較し、接触面積は
少なくてすむ。したがって、吸引搬送機20が遮音マッ
ト材料3を吸着して持ち上げるときには、各遮音マット
材料3は容易に分離される。
その後、シリンダ201が作動前の状態に復帰して上記
遮音マット材料31は持ち上げられる。次に、吸引搬送
機20は、架台22に配設されたレール23に沿って移
動し、多層マット成形部17に導かれたカーペット材料
2の上部に達する。すると、シリンダ201が再び作動
して吸引部202を下降させ、この吸引部202により
遮音マット材料31はカーペット材料2の上面に載せら
れる。これと同時に吸引部202は遮音マット材料31
の吸引を停止し、吸引部202から遮音マット材料31
を離脱させる。その結果、遮音マット材料31とカーペ
ット材料2とが互いに重ね合わされた状態になる。
その後、前記のように多層マット成形部17でカーペッ
ト材料2と遮音マット材料3とに対する加熱、圧着が行
われて多層マット1が成形されるが、このとき上記接着
層8の凸部82は圧力が加えられることによって消滅す
る。その結果、カーペット材料2と遮音マット材料3と
は完全に結合状態になる。
そして、上記供給部21からの遮音マット材料3の搬送
および多層マット成形部17での成形処理が繰り返され
ることにより、多層マット1が効率良く量産される。な
お、上記実施例では、接着層8を熱可塑性樹脂材で構成
したが、厚み2mm以下の繊維薄層により構成してもよ
い。
また、上記のように接着層8の表面81に凹凸形状を形
成した構造とすれば、遮音マット材料3をカーペット材
料2の裏面に固着した場合に、上記接着層8の表面81
がカーペット材料2の裏面に接合されて上記凸部82が
外部に露出することが防止され、自動車用多層マット1
の外観が悪化するのを防止することができる。
なお、上記自動車用多層マットの製造方法に使用される
カーペット材料3として、接着層8の表面がほぼ平面に
形成され、遮音マット7の反接着層側表面71に凹凸形
状を形成したものを使用してもよい。この場合の凹凸形
状は、第2図において、圧着ローラ11をエンボスロー
ラに、エンボスローラ13を圧着ローラにそれぞれ変更
することで成形することができる。そして、多層マット
1の製造にあっては、上記凹凸形状が形成された遮音マ
ット7の反接着層側表面71を下に向けた状態で遮音マ
ット材料3を供給部21に積み重ねておいて、上記接着
層8の表面81を吸引搬送機20で吸引して成形部に搬
送し、加熱成形すればよい。
〔発明の効果〕
上記のように本発明は、遮音マット材料の接着層もしく
は遮音マットの反接着層側の表面に形成され、この凹凸
面を下に向けて重ねた状態で保管された遮音マット材料
を用いて多層マットを製造するように構成したため、供
給部から遮音マット材料を順次搬送しつつ多層マット成
形部で成形処理を繰り返して多層マットを量産する場合
に、上記遮音マット材料の搬送不良に起因した多層マッ
ト成形部の稼働率の低下を防止し、多層マットの生産性
の向上を図ることができるという利点がある。
また、上記遮音マット材料を構成する接着層の表面に凹
凸形状を形成した構成によれば、遮音マット材料をカー
ペット材料の裏面に固着した場合に、上記接着層の表面
がカーペット材料の裏面に接合されて上記凸部が外部に
露出することが防止され、自動車用多層マットの外観が
悪化するのを防止することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は遮音マット材料の部分断面図、第2図は第1図
の遮音マット材料の製造方法を説明するための図、第3
図は本発明に係る多層マットの製造方法の実施例を説明
するための図、第4図は吸引搬送機を用いて遮音マット
材料をカーペット材料に重ね合わす方法を説明するため
の図、第5図は第1図の遮音マット材料を積み重ねた状
態を示す部分断面図、第6図は従来の多層マットの部分
断面図、第7図は第6図のカーペット材料の部分断面
図、第8図は第6図の遮音マット材料の部分断面図であ
る。 1……多層マット、2……カーペット材料、3……遮音
マット材料、7……遮音マット、8……接着層、13…
…エンボスローラ、17……多層マット成形部、21…
…供給部、71……遮音マットの反接着層側表面、81
……接着層の表面、82……接着層の凸部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遮音マットとその片面に接合された接着層
    とで形成され、この接着層もしくは遮音マットの反接着
    側層の表面を凹凸形状に形成することにより凸部を散点
    状に設けた遮音マット材料を用い、この遮音マット材料
    を上記凹凸側を下に向けて複数積み重ねた状態で供給部
    に保管し、この供給部から上記遮音マット材料を吸引搬
    送機により吸着して多層マット成形部に搬送し、この多
    層マット成形部で上記遮音マット材料をカーペット材料
    に圧着するようにしたことを特徴とする自動車用多層マ
    ットの製造方法。
  2. 【請求項2】遮音マットと、その表面に接合され、カー
    ペット材料への接着の媒体をなす接着層とから形成さ
    れ、この接着層の表面がカーペット材料の裏面に固着さ
    れるように構成された自動車用多層マットの遮音マット
    材料であって、上記接着層の表面を凹凸形状に形成する
    ことにより、この表面に遮音マット材料が複数積み重ね
    られたときの対応面への接触部となる凸部を分散させた
    ことを特徴とする請求項1に記載された自動車用多層マ
    ットの製造方法に使用する遮音マット材料。
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JP2784318B2 (ja) * 1994-01-12 1998-08-06 池田物産株式会社 カーペットの成形用加熱装置
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