JPH0635778B2 - 複数系統の被操作装置作動用のアクチユエ−タ - Google Patents

複数系統の被操作装置作動用のアクチユエ−タ

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JPH0635778B2
JPH0635778B2 JP5410487A JP5410487A JPH0635778B2 JP H0635778 B2 JPH0635778 B2 JP H0635778B2 JP 5410487 A JP5410487 A JP 5410487A JP 5410487 A JP5410487 A JP 5410487A JP H0635778 B2 JPH0635778 B2 JP H0635778B2
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guide
case
rotary plate
actuator
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二三雄 小林
陽久 小玉
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Nissan Motor Co Ltd
Mitsui Kinzoku ACT Corp
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Ohi Seisakusho Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、自動車のトランクのロック装置とフ
ューエルリッドのロック装置とを遠隔位置から選択的に
解除操作する場合のように、複数の被操作装置を選択的
に作動させるためのアクチュエータに関する。
〔従来の技術〕
1つの駆動手段により、例えば、相異なる2個のロック
装置を選択的に解除操作し得るようにした従来のアクチ
ュエータとしては、特開昭61−241814号公報に開示され
ているようなものがある。
このアクチュエータは、第9図に示すように、ケース
(a)に枢設した回転板(b)を、回転駆動装置(c)により、
正逆転し得るようにし、かつ、第10図に示すように、前
記回転板(b) の円周方向に、互いに逆側の端末に係合端
部(d)(e)を備える弧状の案内溝(f) を設け、一端が相異
なる被操作装置(g)(h)に連結され、かつ他端にワイヤ
エンド部材(i′)(j′)が止着された2つのワイヤ(i)(j)
の各他端近傍部を、前記ワイヤエンド部材(i′)(j′)が
前記案内溝(f)に対して互いに逆の接線方向から前記係
合端部(d)(e)にそれぞれ係合し得るように、前記ケース
(a)に案内保持させることにより、前記回転板(b)の正逆
いずれかの回転により、いずれかのワイヤ(i)(j)が牽引
されて、2つの被操作装置を選択的に作動し得るように
なっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上述した従来のアクチュエータにおいては、第
10図に示すように、ケース(a)における2つのワイヤ(i)
(j)の引出部(k)(n)がいずれも回転板(b)面に略平行な同
一平面に形成されているので、被操作装置(g)(h)が、そ
の回転板(b)の軸方向に位置するときには、ワイヤ(i)
(j)を湾曲しなければならず、その湾曲して設けるワイ
ヤの曲げ角度を小さくすると、ワイヤとアウターチュー
ブとの摺動抵抗が高くなるとともに、操作中にワイヤ
(i)(j)が折損するおそれがある。
そのようなワイヤ(i)(j)の折損を防止するために、ワイ
ヤ(i)(j)の曲げ角度を大きくすると、ワイヤ(i)(j)の長
さを大としなければならず、また、その長いワイヤ(i)
(j)がスペースを多くとるなどの問題が生ずる。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明は、このような従来技術の問題点を解決
するためになされたもので、複数の被操作装置が、アク
チュエータから見て同一方向に配置されていなくても、
ワイヤを、途中を湾曲させることなく、直線状に配置し
得るようにした複数系統の被操作装置作動用のアクチュ
エータを提供することを目的とし、その目的達成の手段
として、ケースに枢設した回転板を、回転駆動装置に連
結して、該回転駆動装置により、その回転板を正逆回転
し得るようにし、かつ、前記回転板の円周方向に、互い
に逆側の端末に係合端部を備える弧状の案内溝を設け、
一端が相異なる被操作装置に連結され、かつ、他端にワ
イヤエンド部材が止着された複数のワイヤの各他端近傍
部を、前記ワイヤエンド部材が前記案内溝に対して互い
に逆の接線方向から前記係合端部にそれぞれ係合し得る
ように、前記ケースに案内保持させることにより、前記
回転板の正逆いずれかの回転により、いずれかのワイヤ
が牽引されるようにした複数系統の被操作装置作動用の
アクチュエータにおいて、 ケースの一端部に固着した蓋部に、前記回転板の案内溝
の接線方向より案内溝を含む平面と交差する方向に弧状
に湾曲する案内面を設けるとともに、該案内面に対向す
るケースの一端部側に、前記案内面と同方向に弧状に湾
曲する案内縁を設け、互いに対向する案内面と案内縁と
により、少くとも一本のワイヤを回転板の案内溝の接線
方向から案内溝を含む平面と交差する方向に向けて案内
する案内路を形成したことを特徴とする複数系統の被操
作装置作動用のアクチュエータを提供するものである。
〔作 用〕
本発明においては、ケースから出る複数のワイヤのう
ち、少なくとも一本が他のワイヤの延出方向と異なる方
向に向けてケースから延出しているので、使用状態に応
じて、前記一本のワイヤを、複数の被操作装置のうち他
の被操作装置と異なる方向にある被操作装置に連係し、
かつ他のワイヤを、他の被操作装置にそれぞれ連係して
使用することができるので、複数の被操作装置が互いに
離れた位置に配設されている場合に、各ワイヤを直線状
に配置することができ、使い勝手がよい。
各ワイヤを上述のようにして各被操作装置に連係した状
態で、回転駆動装置により、回転板を一方向に回転させ
ると、いずれかのワイヤのワイヤエンド部材が係合端部
に係合し、そのワイヤが回転板に牽引され、そのワイヤ
に連結された被操作装置のみを作動させることができ、
また、回転駆動装置により、回転板を上述の場合と逆方
向に回転させると、別のワイヤのワイヤエンド部材が係
合端部に係合し、そのワイヤが回転板に牽引され、その
ワイヤに連結された別の被操作装置が作動させられる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を、第1図乃至第8図に基づい
て説明する。
(1)は中空箱状のケース、(2)は、ケース(1)の上面開口
部を閉塞するように、止めねじ(2a)をもってケース(1)
に止着され、実質的にケース(1)の一部をなす蓋板であ
る。
第6図に明示してあるように、ケース(1)の底部中央に
は、モータ(3)が、止めねじ(3a)をもって固着され、こ
のモータ(3)の中央より上方に向けて突出する回転軸(4)
の上端部に形成された角軸部(4a)の上端は、蓋板(2)に
固着された固定軸(5)の下端に形成された軸孔(5a)内に
嵌入して支持されている。
回転軸(4)の角軸部(4a)には、太陽歯車(6)が固嵌され、
その上方における固定軸(5)まわりと、その下方におけ
る回転軸(4)まわりとには、上下1対の円板(7a)(7b)が
遊嵌されている。
両円板(7a)(7b)間には、3個の遊星歯車(8)(その1個の
みを図示する)が、上下方向の軸(9)をもって、互いに円
周方向に等間隔をなすように、それぞれ枢着されてい
る。
各遊星歯車(8)は、太陽歯車(6)と噛合する第1歯車(8a)
と、この第1歯車(8a)の歯数より1だけ少ない歯数とし
た第2歯車(8b)とを、同軸状に一体的に形成したものよ
りなっている。
遊星歯車(8)の下方における回転軸(4)まわりには、第1
の内歯歯車(10)が回転自在に設けられている。
第1の内歯歯車(10)の上部には、各遊星歯車(8)の第1
歯車(8a)と噛合する内歯(10a)が形成され、かつ同じく
下部に形成された縮径部(10b)の外周の一部には、横断
面が回転軸(4)を中心とする扇形をなす扇形溝(11)が形
成されている。
第1の内歯歯車(10)とモータ(3)との間におけるケース
(1)の内周には、電磁クラッチ(12)が設けられている。
この電磁クラッチ(12)は、ケース(1)の内周に沿って巻
回されたコイル(13)と、このコイル(13)の内側に設けら
れ、ヨークとして作用する磁性体の筒体(14)とを備える
フィールドコア(15)と、このフィールドコア(15)と第1
の内歯歯車(10)との間に設けられた磁性体のアーマチュ
ア(16)とからなっている。
フィールドコア(15)は、止め部材(17)をもって、ケース
(1)に固定されている。
アーマチュア(16)は、第1の内歯歯車(10)の縮径部(10
b)に遊嵌された筒部(16a)と、その上端に連設されたフ
ランジ部(16b)からなり、筒部(16a)の外周部の一部に
は、回転軸(4)を中心とする開き角度が第1の内歯歯車
(10)の扇形溝(11)の開き角度と同一の弧状溝(18)が形成
されている。
かくして、コイル(13)に通電することにより、アーマチ
ュア(16)をフィールドコア(15)に磁着し、アーマチュア
(16)を、回転しないようにケース(1)に連結させること
ができ、コイル(13)への通電を停止することにより、ア
ーマチュア(16)が自由に回転し得るようになっている。
アーマチュア(16)の筒部(16a)と、筒体(14)との間に
は、縮径習性を備えるコイルばね(19)が収納されてい
る。
コイルばね(19)の両端部には、中心方向を向く折曲端部
(19a)(19b)が形成されている。
第8図に示すように、両折曲端部(19a)(19b)は、アーマ
チュア(16)の弧状溝(18)と、第1の内歯歯車(10)におけ
る扇形溝(11)とにそれぞれ連続して嵌合され、常時は、
一方の折曲端部(19a) は、弧状溝(18)の一側縁(18a)と
扇形溝(11)の一側縁(11a)とに当接し、かつ他方の折曲
端部(19b)は、弧状溝(18)の他側縁(18b) と扇形溝(11)
の他側縁(11b)と当接している。
第6図において、円板(7a)と蓋板(2)との間における固
定軸(5)の外周には、第2の内歯歯車(20)が、第1の内
歯歯車(10)に対して相対回転可能にに外嵌されている。
第2の内歯歯車(20)の下部内面には、各遊星歯車(8)の
第2歯車(8b)と噛合する内歯(20a)が形成されている。
なお、この実施例においては、内歯(20a)の歯数は、第
1の内歯歯車(10)における内歯(10a)の歯数と同一とし
てある。
かくして、太陽歯車(6)、遊星歯車(8)、第1の内歯歯車
(10)、第2の内歯歯車(20)等により、遊星歯車装置とし
た減速装置(A)が形成され、この減速装置(A)と、モータ
(3)と、電磁クラッチ(12)と、コイルばね(19)等とによ
り、後述する回転板(21)を所望方向に回転させるための
回転駆動装置(B)が形成されている。
第2の内歯歯車(20)の上部には、回転板(21)が一体的に
形成されている。
この回転板(21)の外周部には、深さが深く、かつ上下幅
が広い案内溝(22)と、深さが浅く、かつ上下幅が狭いワ
イヤ巻取り溝(23)とが、同一円周上に連続した形成さ
れ、この案内溝(22)の端末である、ワイヤ巻取り溝(23)
との接合部には、段状の係合端部(24)(25)が形成されて
いる。
第5図に示すように、固定軸(5)を中心とする案内溝(2
2)の両端間の角度は、ワイヤ巻取り溝(23)の両端間の角
度より若干大としてある。
回転板(21)の上端面には、固定軸(5)を中心とする弧状
溝(26)が形成され、この弧状溝(26)には、蓋板(2)の下
面に突設したストッパ(27)が摺動自在に嵌合している。
ストッパ(27)は、回転板(21)のワイヤ巻取り溝(23)が第
5図に示すような位置にあるとき、弧状溝(26)のほぼ中
央に位置するような配置で設けられており、この状態か
ら回転板(21)が第5図における時計方向又は反時計方向
に同一角度だけ回転したとき、このストッパ(27)が弧状
溝(26)の各端部に当接して、回転板(21)のそれ以上の回
転を阻止するようになっている。
ケース(1)の上端右側部と蓋板(2)の右側部とには、2本
のワイヤ(30)(31)を案内するための前後1対のガイド部
(28)(29)が連設されている。
後方のガイド部(29)は、蓋板(2)側に形成された下向き
U字状の溝(32)とケース(1)側に形成された突条(33)と
により、可撓性のアウターチューブ(34)の基端部を、回
転板(21)における案内溝(22)の後部に接する接線の延長
線上に位置するようにして挾着することにより形成され
ている。
前方のガイド部(28)は、蓋板(2)の前右側部に、回転板
(21)における案内溝(22)の前部に接する接線の延長線よ
り、漸次上方に向かって弧状に反り上がる案内面(35)を
有する案内溝(36)を形成し、この案内溝(36)内に、蓋板
(2)とケース(1)との間に、止めねじ(2a)をもって挾着さ
れ、かつ左上縁部に、上記案内面(35)とほぼ補形をなす
凹入弧状の案内縁(37)が形成された実質的にケース(1)
の一部をなす中間部材(38)を嵌合することにより、上記
案内溝(22)の接線方向から案内溝(22)を含む平面と交差
する方向に弧状に湾曲し、最終的にその接線方向に対し
て直角をなす上方を向くワイヤ(30)用の案内路(39)を形
成するようにしたものよりなっている。
案内路(39)の上端開口部には、必要に応じて可撓性のア
ウターチューブ(40)の基端部を止着するのがよい。
かくして、ワイヤ(30)は、アウターチューブ(40)及び案
内路(39)を通って、またワイヤ(31)はアウターチューブ
(34)より延出して、基端部がそれぞれ回転板(21)におけ
る案内溝(22)に対してほぼ接線上に位置している。
各ワイヤ(30)(31)の基端には、ケース(1)の内周面に沿
う外形を備えるほぼ載頭円錐形状のワイヤエンド部材(3
0a)(31a)が止着されている。このワイヤエンド部材(30
a)(31a)は、ケース(1)の内周面と、回転板(21)の案内溝
(22)との間隙内に配設され、ワイヤエンド部材(30a)は
係合端部(24)に、またワイヤエンド部材(31a)は係合端
部(25)に、それぞれ回転板(21)の円周に対して互いに逆
の接線方向から係合し得るようになっている。
第1図に示すように、アウターチューブ(40)における上
記基端部と反対側の先端は、車体(D)におけるアクチュ
エータ(C)の取付位置の直上位置に配設されたトランク
ロック装置(E)におけるストライカベース(41)に止着さ
れている。このアウターチューブ(40)の上記先端より延
出しているワイヤ(30)の端末は、ストライカベース(41)
に枢着されたロック解除レバー(42)に連結されており、
ワイヤ(30)が牽引されることにより、ロック解除レバー
(42)が回動させられて、トランクロック装置(E)がロッ
ク解除させられ、またワイヤ(30)が緩められることによ
り、適宜の復帰ばね(図示略)により、ロック解除レバー
(42)が元位置に復帰させられるようになっている。
アウターチューブ(34)における上記基端部と反対側の先
端部は、フューエルリッドのロック装置(F)における適
宜の固定部(図示略)に止着され、またその端末より延出
するワイヤ(31)の先端部は、ロック装置(F) における係
止杆(43)に止着されている。係止杆(43)は、ワイヤ(31)
が引張られることにより移動させられて、ロック装置
(F)を解除し、ワイヤ(31)が緩められることにより復帰
ばね(図示略)により、元位置に復帰させられるようにな
っている。
ワイヤ(30)(31)のワイヤエンド部材(30a)(31a)は、上述
の各ロック装置(E)(F)側の復帰ばねの作用により、常時
は第5図に示す不作動位置に停止しており、このとき、
ワイヤエンド部材(30a)と係合端部(24)との間には、調
整代として角度(α1)の間隔が、また、ワイヤエンド部
材(31a)と係合端(25)との間には、同じく角度(α2)の間
隙が、それぞれ形成されるようにしてある。
次に、この実施例の作用について説明する。
上述のように構成したアクチュエータ(C)は第1図に示
すように、自動車の車体(D)に取付けてあるトランクロ
ック装置(E)の直下に装着し、上向に引き出されたワイ
ヤ(30)をロック解除レバー(42)に、また水平方向に引き
出されたワイヤ(31)をフューエルリッドのロック装置
(F)における係止杆(43)に、それぞれ上述したようにし
て連結して使用する。この場合、アクチュエータ(C)本
体は上下方向に長手となっている。
アクチュエータの不動作時には、各ワイヤエンド部材(3
0a)(31a)は、第5図に示す不作動位置にそれぞれ位置
し、かつ回転板(21)は、第5図に示すように、各係合端
部(24)(25)が両ワイヤエンド部材(30a)(31a)間で、かつ
それらの右方の適宜の位置に位置するように停止してい
る。
この状態から、電磁クラッチ(12)におけるコイル(13)に
通電した後、又はそれと同時に、モータ(3)に、回転軸
(4)が予め定められた正転方向、例えば第5図における
反時計方向(以下時計方向又は反時計方向というとき
は、第5図におけるものをいうものとする。)に回転す
るように通電する。
すると、アーマチュア(16)がフィールドコア(15)に吸着
され、アーマチュア(16)は、ケース(1)に対して固定さ
れる。
また、モータ(3)の作動により、回転軸(4)と太陽歯車
(6)とが反時計方向に回転し、遊星歯車(8)は内歯(10a)
(20a)に沿って時計方向に自転しながら、太陽歯車(6)の
まわりを反時計方向に公転する。
このとき、遊星歯車(8)における第1歯車(8a)と第2歯
車(8b)との歯数の相違により、第1の内歯歯車(10)は時
計方向に、かつ第2の内歯歯車(20)は、反時計方向にそ
れぞれ相対的な回転力が与えられる。
この第1の内歯歯車(10)の時計方向の回転により、第8
図に示すように、コイルばね(19)の一方の折曲端部(19
a)は、扇形溝(11)の一側縁(11a)により、反時計方向に
押動させられる。
このとき、アーマチュア(16)はフィールドコア(15)に吸
着されて停止しており、かつコイルばね(19)の他方の折
曲端部(19b) は、弧状溝(18)の他側縁(18b)に当接して
停止させられているので、コイルばね(19)は筒体(14)内
において漸次拡径し、筒体(14)の内面に密着する。
この筒体(14)の内面へのコイルばね(19)の密着作用によ
り、コイルばね(19)の折曲端部(19a)はそれ以上回転し
なくなり、それにより第1の内歯歯車(10)の時計方向の
回転は阻止される。それ以後は、モータ(3)の回転力
は、すべて第2の内歯歯車(20)に付与され、第2の内歯
歯車(20)は反時計方向に回転させられる。このときの減
速比はきわめて大であるので、小出力のモータ(3)で、
第2の内歯歯車(20)を強力に回転させることができる。
第2の内歯歯車(20)の反時計方向への回転に伴って、回
転板(21)が同方向に回転させられ、まず第5図に示すよ
うに、係合端部(25)がワイヤエンド部材(31a)に当接し
た後、さらにワイヤエンド部材(31a)が係合端部(25)に
係合したままの状態でワイヤ(31)の基端部が、上述の復
帰ばね(図示略)の不勢力に抗して、ワイヤ巻取り溝(2
3)に沿って反時計方向に巻取られる。
この回転板(21)へのワイヤ(31)の巻取りにより、ワイヤ
(31)が牽引され、ロック装置(F)が解除され、フューエ
ルリッドが開く。
このフューエルリッドが開いたことを図示しない検知装
置により検知して、コイル(13)及びモータ(3)への通電
を停止すると、回転軸(4)の回転力はなくなるととも
に、フィールドコア(15)へのアーマチュア(16)の吸着力
がなくなり、アーマチュア(16)は自由に回転し得るよう
になる。
すると、コイルばね(19)の縮径しようとする復元力によ
り、アーマチュア(16)は、第1の内歯歯車(10)に対し
て、第8図に示すように、弧状溝(18)の各側縁(18a)(18
b)が扇形溝(11)の各側縁(11a)(11b)に整合する位置まで
復帰させられ、かつコイルばね(19)自体は若干縮径し、
筒体(14)の内面への密着作用はなくなり、筒体(14)に対
して自由に回転し得るようになる。
それとほぼ同時に、図示しない復帰ばねの付勢力によ
り、ワイヤ(31)が右方に向けて牽引され、それに伴っ
て、回転板(21)は第5図に示す位置の近傍まで復帰回転
させられる。
このとき、回転板(21)と、第2の内歯歯車(20)と、遊星
歯車(8)と、太陽歯車(6)と、回転軸(4)と、第1の内歯
歯車(10)と、アーマチュア(16)と、コイルばね(19)とが
一体となって、回転軸(4)の中心軸線まわりにわずかの
角度だけ回転する。このときの回転角度はわずかであ
り、またこのとき電磁クラッチ(12)は不作動となってお
り、アーマチュア(16)の回転は拘束されていないので、
このときの抵抗力はさほど大きくはなく、復帰ばね(図
示略)の力だけで十分に復帰させることができる。
トランクロック装置(E)を解除させたい場合は、電磁ク
ラッチ(12)におけるコイル(13)に通電した後、又はそれ
と同時に、モータ(3)に、回転軸(4)が上述の場合と逆方
向に、すなわち時計方向に回転するように通電する。
すると、各歯車等の回転方向が逆となるだけで、上述の
場合と同様な作動で、回転板(21)が時計方向に回転させ
られ、その係合端部(24)がワイヤエンド部材(30a)に当
接した後、ワイヤ(30)がワイヤ巻取り溝(23)に沿って時
計方向に向けて巻取られ、ワイヤ(30)が弧状の案内路(3
9)に沿って牽引されて、トランクロック装置(E)が解除
させられ、トランクが開く。
その後、トランクが開いたことを、図示しない検出装置
等により検知して、電磁クラッチ(12)及びモータ(3)へ
の通電を停止すると、復帰ばね(図示略)の付勢力によ
り、ワイヤ(30)が右方に牽引され、ワイヤエンド部材(3
0a)が第5図に示す位置まで復帰させられ、それに伴っ
て、回転板(21)は若干反時計方向に復帰回転させられ
る。
〔変形例〕
上述の実施例においては、減速装置(A)として、遊星歯
車装置を用いているが、これを平歯車列からなるものと
してもよい。
〔発明の効果〕
以上から明らかなように、本発明においては、相異なる
被操作装置に連結された複数のワイヤの端末を、回転板
の正逆いずれかの回転により、いずれか一方のみを牽引
し、そのワイヤに連結された被操作装置のみを作動させ
るようにしてある複数系統の被操作装置作動用のアクチ
ュエータにおいて、少くとも一本のワイヤを、回転板の
案内溝を含む平面と交差する方向に向けてケースより延
出させることができるので、ワイヤを連結すべき複数の
被操作装置が、アクチュエータから見て互いに異なる方
向に配設されている場合に、各ワイヤを、中間部を無理
に湾曲させることなく、直線状に配置することができ、
操作性及びワイヤの耐久性を向上することができるとと
もに、ワイヤの配設スペースを小とすることができ、ま
た各ワイヤを最短距離を通るように配置することによっ
て、ワイヤ及びその案内手段を短くすることができ、重
量及びコストを低減できる等の利点がある。
また、蓋部の案内面か、又はケース側の案内縁にワイヤ
を沿わせて、蓋部をケースに組付け、その後蓋部をケー
スに固着することにより、少なくとも1本のワイヤを湾
曲させた状態で簡単にケースに組付けることができ、組
付け性を向上しうるとともに、ワイヤの押し引き作動を
円滑に案内することができる。
さらに、少なくとも1本のワイヤを、アクチュエータよ
り、回転板の案内溝を含む平面と交差する方向に引き出
すことができるので、アクチュエータの取付け姿勢が制
限されることがなく、特に取付けスペースが制約されて
いる自動車のドア内におけるドアロック等の操作用のア
クチュエータとして最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例としてのアクチュエータの
取付状態を示す斜視図、 第2図は、同上アクチュエータの正面図、 第3図は、同上アクチュエータの平面図、 第4図は、同上アクチュエータの側面図、 第5図は、第2図のV−V線断面図、 第6図は、第4図のVI−VI線断面図、 第7図は、第3図のVII−VII線断面図、 第8図は、第6図のVIII−VIII線断面図、 第9図は、従来のアクチュエータの縦断面図、 第10図は、同上アクチュエータの要部を横断し、かつ、
各ワイヤを2個の別個のロック装置に連結した状態を示
す横断平面図を示す。 (A)減速装置、(B)回転駆動装置 (C)アクチュエータ、(D)車体 (E)トランクロック装置 (F)フューエルリッドのロック装置 (1)ケース、(2)蓋板 (21)回転板、(22)案内溝 (24)(25)係合端部、(28)(29)ガイド部 (30)(31)ワイヤ、(30a)(31a)ワイヤエンド部材 (34)(40)アウターチューブ、(35)案内面 (39)案内路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースに枢設した回転板を、回転駆動装置
    に連結して、該回転駆動装置により、その回転板を正逆
    回転し得るようにし、かつ、前記回転板の円周方向に、
    互いに逆側の端末に係合端部を備える弧状の案内溝を設
    け、一端が相異なる被操作装置に連結され、かつ、他端
    にワイヤエンド部材が止着された複数のワイヤの各他端
    近傍部を、前記ワイヤエンド部材が前記案内溝に対して
    互いに逆の接線方向から前記係合端部にそれぞれ係合し
    得るように、前記ケースに案内保持させることにより、
    前記回転板の正逆いずれかの回転により、いずれかのワ
    イヤが牽引されるようにした複数系統の被操作装置作動
    用のアクチュエータにおいて、 ケースの一端部に固着した蓋部に、前記回転板の案内溝
    の接線方向より案内溝を含む平面と交差する方向に弧状
    に湾曲する案内面を設けるとともに、該案内面に対向す
    るケースの一端部側に、前記案内面と同方向に弧状に湾
    曲する案内縁を設け、互いに対向する案内面と案内縁と
    により、少くとも一本のワイヤを回転板の案内溝の接線
    方向から案内溝を含む平面と交差する方向に向けて案内
    する案内路を形成したことを特徴とする複数系統の被操
    作装置作動用のアクチュエータ。
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JPS61241814A (ja) * 1985-04-19 1986-10-28 Oi Seisakusho Co Ltd 複数の被操作装置作動用のアクチユエ−タ

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