JPH0643448B2 - 分岐状ランダムスチレン−ブタジエン共重合体 - Google Patents
分岐状ランダムスチレン−ブタジエン共重合体Info
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- JPH0643448B2 JPH0643448B2 JP60137678A JP13767885A JPH0643448B2 JP H0643448 B2 JPH0643448 B2 JP H0643448B2 JP 60137678 A JP60137678 A JP 60137678A JP 13767885 A JP13767885 A JP 13767885A JP H0643448 B2 JPH0643448 B2 JP H0643448B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はその共重合体鎖中におけるスチレン単位が特定
のスチレン連鎖分布を有し、かつ特定の尿素誘導体で変
性された長鎖分岐構造を有する分岐状ランダムスチレン
−ブタジエン共重合体に関するものである。
のスチレン連鎖分布を有し、かつ特定の尿素誘導体で変
性された長鎖分岐構造を有する分岐状ランダムスチレン
−ブタジエン共重合体に関するものである。
[従来の技術] 従来から、有機リチウム化合物を重合開始剤とするラン
ダムスチレン−ブタジエン共重合体は反発弾性、ウェッ
トスキッド抵抗性(湿潤路面での滑り抵抗性)耐摩耗性
等の加硫物特性が優れているものの、ロール加工性およ
び押出加工性等の加工性の面で劣っていることが多い。
ダムスチレン−ブタジエン共重合体は反発弾性、ウェッ
トスキッド抵抗性(湿潤路面での滑り抵抗性)耐摩耗性
等の加硫物特性が優れているものの、ロール加工性およ
び押出加工性等の加工性の面で劣っていることが多い。
これらの欠点を改良するために種々の方法が提案されて
いる。例えば、分子量分布の広い共重合体、或は分岐状
共重合体を設定する方法(特公昭45-8424号、特公昭52-
5071号、特公昭49-36957号、特公昭59-52664号、特公昭
56-17362号)等がある。
いる。例えば、分子量分布の広い共重合体、或は分岐状
共重合体を設定する方法(特公昭45-8424号、特公昭52-
5071号、特公昭49-36957号、特公昭59-52664号、特公昭
56-17362号)等がある。
一方、最近の省資源、省エネルギーに対する社会的要請
から自動車に対する低燃費化の要求および自動車走行時
の安全性向上の要求に伴ってタイヤ特性としては低燃費
性、操縦安定性、耐久性に優れたものが要求されるよう
になってきたおり、タイヤ用ゴムとしては低燃費性向上
に高反発弾性、操縦安定性向上に高ウェットスキッド抵
抗性、耐久性向上に耐摩耗性の優れていることが要求さ
れている。
から自動車に対する低燃費化の要求および自動車走行時
の安全性向上の要求に伴ってタイヤ特性としては低燃費
性、操縦安定性、耐久性に優れたものが要求されるよう
になってきたおり、タイヤ用ゴムとしては低燃費性向上
に高反発弾性、操縦安定性向上に高ウェットスキッド抵
抗性、耐久性向上に耐摩耗性の優れていることが要求さ
れている。
しかしながら、反発弾性とウェットスキッド抵抗性の関
係は相反するものであり、また耐摩耗性とウェットスキ
ッド抵抗性の関係も相反するものであり、これらの相反
する特性をバランスさせ、かつ加工性の改良を意図した
種々の方法が提案されている。例えば、特定のバイモー
ダルゴムを設定する方法(特開昭57-126087号)、特定
のガラス転移温度を有する高分子量ゴムと低分子量ゴム
をブレンドする方法(特開昭57-180646号)、スズおよ
びスズを除くカップリング剤により結合された分岐状成
分を特定量導入する方法(特開昭59-45338号)、分子量
分布がバイモーダルである共重合体鎖中のスチレン単位
を高度に均一化する方法(特願昭59-159123号)等があ
る。
係は相反するものであり、また耐摩耗性とウェットスキ
ッド抵抗性の関係も相反するものであり、これらの相反
する特性をバランスさせ、かつ加工性の改良を意図した
種々の方法が提案されている。例えば、特定のバイモー
ダルゴムを設定する方法(特開昭57-126087号)、特定
のガラス転移温度を有する高分子量ゴムと低分子量ゴム
をブレンドする方法(特開昭57-180646号)、スズおよ
びスズを除くカップリング剤により結合された分岐状成
分を特定量導入する方法(特開昭59-45338号)、分子量
分布がバイモーダルである共重合体鎖中のスチレン単位
を高度に均一化する方法(特願昭59-159123号)等があ
る。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、これらの方法はある程度の改良効果は見
られるが、これらの相反する特性を高度に満足させ、か
つ加工性を十分に改良させるには至っていない。
られるが、これらの相反する特性を高度に満足させ、か
つ加工性を十分に改良させるには至っていない。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、反発弾性とウ
ェットスキッド抵抗性および耐摩耗性のバランスが著し
く改良され、かつ加工性の改良された分岐状ランダムス
チレン−ブタジエン共重合体を提供することを目的とす
る。
ェットスキッド抵抗性および耐摩耗性のバランスが著し
く改良され、かつ加工性の改良された分岐状ランダムス
チレン−ブタジエン共重合体を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段及び作用] 本発明者らは特願昭60-82192号において特定の尿素誘導
体とアルカリ金属原子を結合する共役ジエン系重合体の
反応により得られる共役ジエン系重合体は反発弾性、ウ
ェットスキッド抵抗性および耐摩耗性のバランスが優れ
ていることを提案した。本発明は特願昭60-82192号開示
の重合体鎖中に官能基が結合した共役ジエン系重合体に
ついて更に広範な研究を重ねた結果、驚くべきことに、
その共重合体鎖中におけるスチレン単位が特定のスチレ
ン連鎖分布を有する特定の尿素誘導体で変性されたリチ
ウム末端変性共重合体に少なくとも3個の反応性部位を
有する多官能性カップリング剤を反応させて得られる分
岐状ランダムスチレン−ブタジエン共重合体は反発弾
性、ウェットスキッド抵抗性および耐摩耗性のバランス
が優れ、かつ加工性が優れていることを見出したことに
基づきなされたものである。
体とアルカリ金属原子を結合する共役ジエン系重合体の
反応により得られる共役ジエン系重合体は反発弾性、ウ
ェットスキッド抵抗性および耐摩耗性のバランスが優れ
ていることを提案した。本発明は特願昭60-82192号開示
の重合体鎖中に官能基が結合した共役ジエン系重合体に
ついて更に広範な研究を重ねた結果、驚くべきことに、
その共重合体鎖中におけるスチレン単位が特定のスチレ
ン連鎖分布を有する特定の尿素誘導体で変性されたリチ
ウム末端変性共重合体に少なくとも3個の反応性部位を
有する多官能性カップリング剤を反応させて得られる分
岐状ランダムスチレン−ブタジエン共重合体は反発弾
性、ウェットスキッド抵抗性および耐摩耗性のバランス
が優れ、かつ加工性が優れていることを見出したことに
基づきなされたものである。
すなわち、本発明は炭化水素溶媒中で有機リチウム化合
物を重合開始剤として、スチレンとブタジエンを共重合
させ、次いで一般式、 (式中、R1とR2は夫々独立にC1〜C4のアルキル基、また
はアルコキシアルキル基を、Yは酸素原子または硫黄原
子を、nは2〜4の整数を表わす) で示される尿素誘導体を添加して得られるリチウム末端
尿素誘導体変性共重合体と少なくとも3個の反応性部位
を有する多官能性カップリング剤を反応させてなる、共
重合体末端結合尿素誘導体がカップリング剤に結合した
3分岐以上の分岐構造を有するスチレン−ブタジエン共
重合体であって、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)が30〜15
0、結合スチレンが5〜45重量%、スチレン単位が1個
のスチレン単連鎖が結合スチレンの40重量%以上であ
り、かつスチレン単位が8個以上連なったスチレン長連
鎖が結合スチレンの5重量%以下であることを特徴とす
る分岐状ランダムスチレン−ブタジエン共重合体に関す
るものである。
物を重合開始剤として、スチレンとブタジエンを共重合
させ、次いで一般式、 (式中、R1とR2は夫々独立にC1〜C4のアルキル基、また
はアルコキシアルキル基を、Yは酸素原子または硫黄原
子を、nは2〜4の整数を表わす) で示される尿素誘導体を添加して得られるリチウム末端
尿素誘導体変性共重合体と少なくとも3個の反応性部位
を有する多官能性カップリング剤を反応させてなる、共
重合体末端結合尿素誘導体がカップリング剤に結合した
3分岐以上の分岐構造を有するスチレン−ブタジエン共
重合体であって、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)が30〜15
0、結合スチレンが5〜45重量%、スチレン単位が1個
のスチレン単連鎖が結合スチレンの40重量%以上であ
り、かつスチレン単位が8個以上連なったスチレン長連
鎖が結合スチレンの5重量%以下であることを特徴とす
る分岐状ランダムスチレン−ブタジエン共重合体に関す
るものである。
本発明の分岐状ランダムスチレン−ブタジエン共重合体
は優れた加硫物特性と加工性を示し、各種ゴム用途に用
いられるが、ダイヤトレッド、サイドウォール等のタイ
ヤ用途として有用である。
は優れた加硫物特性と加工性を示し、各種ゴム用途に用
いられるが、ダイヤトレッド、サイドウォール等のタイ
ヤ用途として有用である。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明に使用される尿素誘導体は夫々の窒素原子に特定
の炭化水素基と が結合した一般式 (式中、R1とR2は夫々独立にC1〜C4のアルキル基、また
はアルコキシアルキル基を、Yは酸素原子、または硫黄
原子を、nは2〜4の整数を表わす) で示される環状構造を有することが必要である。このこ
とは本発明を達成する上で極めて重要な意味を持ってい
る。通常、炭化水素溶媒中で非環状構造を有する尿素誘
導体とその共重合体末端にリチウム原子を結合する共重
合体の化学量論的な反応では、カルボニル基とアミノ基
の結合が切断し共重合体に官能基を効果的に導入出来
ず、次いで反応系に多官能性カップリング剤を添加して
もカップリング反応はほとんど正起しない。一方、炭化
水素溶媒中で環状構造を有する尿素誘導体とその共重合
体鎖末端にリチウム原子を結合する共重合体の化学量論
的な反応では、共重合体に官能基を確実に導入すること
が出来、上記反応で得られるリチウム末端尿素誘導体変
性共重合体と多官能性カップリング剤の反応ではカップ
リング反応が生起し、尿素誘導体で変性され、かつ長鎖
分岐構造を有する分岐状共重合体を生ずる。このように
して得られる本発明の共重合体は優れた加工性を示し、
その加硫物は優れた反発弾性、ウェットスキッド抵抗性
および耐摩耗性を示す。
の炭化水素基と が結合した一般式 (式中、R1とR2は夫々独立にC1〜C4のアルキル基、また
はアルコキシアルキル基を、Yは酸素原子、または硫黄
原子を、nは2〜4の整数を表わす) で示される環状構造を有することが必要である。このこ
とは本発明を達成する上で極めて重要な意味を持ってい
る。通常、炭化水素溶媒中で非環状構造を有する尿素誘
導体とその共重合体末端にリチウム原子を結合する共重
合体の化学量論的な反応では、カルボニル基とアミノ基
の結合が切断し共重合体に官能基を効果的に導入出来
ず、次いで反応系に多官能性カップリング剤を添加して
もカップリング反応はほとんど正起しない。一方、炭化
水素溶媒中で環状構造を有する尿素誘導体とその共重合
体鎖末端にリチウム原子を結合する共重合体の化学量論
的な反応では、共重合体に官能基を確実に導入すること
が出来、上記反応で得られるリチウム末端尿素誘導体変
性共重合体と多官能性カップリング剤の反応ではカップ
リング反応が生起し、尿素誘導体で変性され、かつ長鎖
分岐構造を有する分岐状共重合体を生ずる。このように
して得られる本発明の共重合体は優れた加工性を示し、
その加硫物は優れた反発弾性、ウェットスキッド抵抗性
および耐摩耗性を示す。
本発明の共重合体のムーニー粘度(ML1+4,100℃)は30〜
150、好ましくは50〜120である。ムーニー粘度が30未満
では反発弾性、耐摩耗性の改良効果は十分ではない。ム
ーニー粘度が150を超えると配合物のカレンダー加工
性、押出加工性に問題が残る。
150、好ましくは50〜120である。ムーニー粘度が30未満
では反発弾性、耐摩耗性の改良効果は十分ではない。ム
ーニー粘度が150を超えると配合物のカレンダー加工
性、押出加工性に問題が残る。
本発明の共重合体の結合スチレンは5〜45重量%、好ま
しくは10〜40重量%である。結合スチレンが5重量%未
満ではウェットスキッド抵抗性が低下して好ましくな
い。一方、結合スチレンが45重量%を超えると反発弾
性、耐摩耗性が低下して好ましくない。
しくは10〜40重量%である。結合スチレンが5重量%未
満ではウェットスキッド抵抗性が低下して好ましくな
い。一方、結合スチレンが45重量%を超えると反発弾
性、耐摩耗性が低下して好ましくない。
本発明の共重合体のスチレン単位が1個のスチレン単連
鎖(以下S1と呼ぶ)は結合スチレンの40重量%以上、好
ましくは55重量%以上、かつスチレン単位が8個以上連
なったスチレン長連鎖(以下S8と呼ぶ)が結合スチレン
の5.0重量%以下、好ましくは2.5重量%以下でなければ
ならない。S1が結合スチレンの40重量%未満でも、S8〜
が5重量%を超える場合でも、反発弾性、耐摩耗性、ウ
ェットスキッド抵抗性が低下して好ましくない。
鎖(以下S1と呼ぶ)は結合スチレンの40重量%以上、好
ましくは55重量%以上、かつスチレン単位が8個以上連
なったスチレン長連鎖(以下S8と呼ぶ)が結合スチレン
の5.0重量%以下、好ましくは2.5重量%以下でなければ
ならない。S1が結合スチレンの40重量%未満でも、S8〜
が5重量%を超える場合でも、反発弾性、耐摩耗性、ウ
ェットスキッド抵抗性が低下して好ましくない。
本発明の共重合体はブタジエン部のミクロ構造を変化さ
せることによって物性が著しく変化し、また共重合体鎖
中のスチレン組成分布によっても物性が変化する。
せることによって物性が著しく変化し、また共重合体鎖
中のスチレン組成分布によっても物性が変化する。
ブタジエン部のミクロ構造と物性の関係については、特
に1,2ビニル含量と物性の関係が知られている。例え
ば、1,2ビニル含量が増加すると重合体のウェットスキ
ッド抵抗性が向上し、耐摩耗性が低下する〔ラバー・エ
イジ(Rubber Age),Vol 104,55(1972)〕。
に1,2ビニル含量と物性の関係が知られている。例え
ば、1,2ビニル含量が増加すると重合体のウェットスキ
ッド抵抗性が向上し、耐摩耗性が低下する〔ラバー・エ
イジ(Rubber Age),Vol 104,55(1972)〕。
また1,2ビニル含量が増加すると、耐発熱性、加硫戻り
が改良されることがK.H.Nordsiek「1979年国際ゴム会議
への報文」(Paper Presented to the Int.Rubber Con
f.,1979)によって報告されている。
が改良されることがK.H.Nordsiek「1979年国際ゴム会議
への報文」(Paper Presented to the Int.Rubber Con
f.,1979)によって報告されている。
これら1,2ビニル含量と物性の関係はすでに公知であ
り、本発明においては、1,2ビニル含量を特に限定しな
いが、反発弾性、耐摩耗性の面からみると、1,2ビニ
ル含量は10〜30重量%、一方、ウェットスキッド抵
抗性の面からみると1,2ビニル含量は30〜90重量
%が望ましい。いずれにしても使用目的によって1,2ビ
ニル含量を決めると良い。
り、本発明においては、1,2ビニル含量を特に限定しな
いが、反発弾性、耐摩耗性の面からみると、1,2ビニ
ル含量は10〜30重量%、一方、ウェットスキッド抵
抗性の面からみると1,2ビニル含量は30〜90重量
%が望ましい。いずれにしても使用目的によって1,2ビ
ニル含量を決めると良い。
また、重合体鎖中における1,2ビニルの分布について
も、重合体鎖中に均一であっても、また特公昭48-875号
に示されるように重合体鎖に沿って漸減的に変化するよ
うなものでも良く、さらにはブロック的に分布していて
も良く(USP-3301840)、要するに使用目的によって決め
ると良い。
も、重合体鎖中に均一であっても、また特公昭48-875号
に示されるように重合体鎖に沿って漸減的に変化するよ
うなものでも良く、さらにはブロック的に分布していて
も良く(USP-3301840)、要するに使用目的によって決め
ると良い。
またスチレン−ブタジエン共重合体鎖中のスチレン組成
分布についても、共重合体鎖中に均一に分布していても
良く、また共重合体鎖中に不均一に分布(特願昭60-410
8号)していても良く、要するに使用目的によって決め
ると良い。
分布についても、共重合体鎖中に均一に分布していても
良く、また共重合体鎖中に不均一に分布(特願昭60-410
8号)していても良く、要するに使用目的によって決め
ると良い。
本発明の共重合体は分子量分布を変化させることによ
り、加工性が大きく変化する。分子量分布と加工性の関
係については公知であり、本発明においては、重量平均
分子量(W)と数平均分子量(N)との比を持って表
示される分子量分布(W/N)を特に限定しないが、
物性と加工性のバランスを考慮すると1.2〜3.5が好まし
い。また分子量分布の形状についてはモノモーダルであ
ってもバイモーダル以上のポリモーダルであっても良
い。
り、加工性が大きく変化する。分子量分布と加工性の関
係については公知であり、本発明においては、重量平均
分子量(W)と数平均分子量(N)との比を持って表
示される分子量分布(W/N)を特に限定しないが、
物性と加工性のバランスを考慮すると1.2〜3.5が好まし
い。また分子量分布の形状についてはモノモーダルであ
ってもバイモーダル以上のポリモーダルであっても良
い。
本発明の分岐状ランダムスチレン−ブタジエン共重合体
は以下に述べる方法で製造される。一つの方法は炭化水
素溶媒中で有機リチウム化合物を重合開始剤としてスチ
レンと1,3-ブタジエンを共重合するに際して、英国特許
994726号、特開昭59-140211号および特開昭56-143209号
等に記載されているように重合系中のスチレンと1,3-ブ
タジエンのモノマー組成比におけるスチレンモノマー含
有量が特定濃度範囲になるように1,3-ブタジエン或は1,
3-ブタジエンとスチレンの混合物を連続的或は断続的に
供給して共重合させ、共重合終了後、一般式 (式中、R1とR2は夫々独立にC1〜C4のアルキル基、また
はアルコキシアルキル基を、Yは酸素原子または硫黄原
子を、nは2〜4の整数を表わす) で示される尿素誘導体を所定量添加して得られるリチウ
ム末端尿素誘導体変性共重合体に少なくとも3個の反応
性部位を有する多官能性カップリング剤を所定量添加す
ることにより得られる。
は以下に述べる方法で製造される。一つの方法は炭化水
素溶媒中で有機リチウム化合物を重合開始剤としてスチ
レンと1,3-ブタジエンを共重合するに際して、英国特許
994726号、特開昭59-140211号および特開昭56-143209号
等に記載されているように重合系中のスチレンと1,3-ブ
タジエンのモノマー組成比におけるスチレンモノマー含
有量が特定濃度範囲になるように1,3-ブタジエン或は1,
3-ブタジエンとスチレンの混合物を連続的或は断続的に
供給して共重合させ、共重合終了後、一般式 (式中、R1とR2は夫々独立にC1〜C4のアルキル基、また
はアルコキシアルキル基を、Yは酸素原子または硫黄原
子を、nは2〜4の整数を表わす) で示される尿素誘導体を所定量添加して得られるリチウ
ム末端尿素誘導体変性共重合体に少なくとも3個の反応
性部位を有する多官能性カップリング剤を所定量添加す
ることにより得られる。
他の方法は炭化水素溶媒中で有機リチウム化合物を開始
剤としてスチレンと1,3-ブタジエンを共重合するに際し
て、特公昭38-2394号に記載されているように共重合速
度より遅い速度でスチレンと1,3-ブタジエンの混合物を
添加して共重合させ、共重合終了後、一般式 (式中、R1とR2は夫々独立にC1〜C4のアルキル基、また
はアルコキシアルキル基を、Yは酸素原子または硫黄原
子を、nは2〜4の整数を表わす) で示される尿素誘導体を所定量添加して得られるリチウ
ム末端尿素誘導体変性共重合体に少なくとも3個の反応
性部位を有する多官能性カップリング剤を所定量添加す
ることにより得られる。
剤としてスチレンと1,3-ブタジエンを共重合するに際し
て、特公昭38-2394号に記載されているように共重合速
度より遅い速度でスチレンと1,3-ブタジエンの混合物を
添加して共重合させ、共重合終了後、一般式 (式中、R1とR2は夫々独立にC1〜C4のアルキル基、また
はアルコキシアルキル基を、Yは酸素原子または硫黄原
子を、nは2〜4の整数を表わす) で示される尿素誘導体を所定量添加して得られるリチウ
ム末端尿素誘導体変性共重合体に少なくとも3個の反応
性部位を有する多官能性カップリング剤を所定量添加す
ることにより得られる。
本発明においては、共重合体鎖中のブタジエン部のミク
ロ構造、或はスチレンとブタジエンの共重合体鎖中のラ
ンダム性を調整するために、エーテル類、第3級アミン
類、アリカリ金属アルコキシド等の極性化合物を使用す
ることができる。例えば、ジエチルエーテル、エチレン
グリコール・ジメチルエーテル、エチレングリコール・
ジ-n−ブチルエーテル、エチレングリコール・n-ブチル
-tert-ブチルエーテル、エチレングリコール・ジ-tert-
ブチルエーテル、ジエチレングリコール・ジメチルエー
テル、トリエチレングリコール・ジメチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、α−メトキシメチルテトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、1,2-ジメトキシベンゼン、トリエチ
ルアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミ
ン、カリウム-tert-アミルオキシド、カリウム-tert-ブ
チルオキシド等である。これらの化合物は単独、または
2種類以上の混合物として用いられる。
ロ構造、或はスチレンとブタジエンの共重合体鎖中のラ
ンダム性を調整するために、エーテル類、第3級アミン
類、アリカリ金属アルコキシド等の極性化合物を使用す
ることができる。例えば、ジエチルエーテル、エチレン
グリコール・ジメチルエーテル、エチレングリコール・
ジ-n−ブチルエーテル、エチレングリコール・n-ブチル
-tert-ブチルエーテル、エチレングリコール・ジ-tert-
ブチルエーテル、ジエチレングリコール・ジメチルエー
テル、トリエチレングリコール・ジメチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、α−メトキシメチルテトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、1,2-ジメトキシベンゼン、トリエチ
ルアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミ
ン、カリウム-tert-アミルオキシド、カリウム-tert-ブ
チルオキシド等である。これらの化合物は単独、または
2種類以上の混合物として用いられる。
本発明において使用される極性化合物の添加量は有機リ
チウム化合物1モルに対して0〜200モルである。
チウム化合物1モルに対して0〜200モルである。
本発明に使用される有機リチウム化合物としては、n-プ
ロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n-ブチルリチ
ウム、sec-ブチルリチウム、tert-ブチルリチウム等の
モノ有機リチウム化合物、ジリチオメタン、1,4-ジリチ
オブタン、1,4-ジリチオ-2-エチルシクロヘキサン、1,2
-ジリチオ-1,2-ジフェニルメタン、1,3,5-トリリチオベ
ンゼン等の多官能性有機リチウム化合物等である。これ
らは単独で、または二種以上の混合物で使用される。ま
た、本発明に使用される多官能性有機リチウム化合物と
しては、上記のモノ有機リチウム化合物と他の化合物を
反応させることによって、実質的に多官能性有機リチウ
ム化合物となり得るものも使用される。例えば、モノ有
機リチウム化合物とポリビニル芳香族化合物との反応生
成物(特公昭55-6652号)、モノ有機リチウム化合物と
共役ジエン、および/またはモノビニル芳香族化合物を
反応させた後、ポリビニル芳香族化合物を反応させた反
応生成物、或いはモノ有機リチウム化合物、共役ジエ
ン、および/またはモノビニル芳香族化合物、およびポ
リビニル化合物の三者を同時に反応させた反応生成物
(西独特許2003384等)である。
ロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n-ブチルリチ
ウム、sec-ブチルリチウム、tert-ブチルリチウム等の
モノ有機リチウム化合物、ジリチオメタン、1,4-ジリチ
オブタン、1,4-ジリチオ-2-エチルシクロヘキサン、1,2
-ジリチオ-1,2-ジフェニルメタン、1,3,5-トリリチオベ
ンゼン等の多官能性有機リチウム化合物等である。これ
らは単独で、または二種以上の混合物で使用される。ま
た、本発明に使用される多官能性有機リチウム化合物と
しては、上記のモノ有機リチウム化合物と他の化合物を
反応させることによって、実質的に多官能性有機リチウ
ム化合物となり得るものも使用される。例えば、モノ有
機リチウム化合物とポリビニル芳香族化合物との反応生
成物(特公昭55-6652号)、モノ有機リチウム化合物と
共役ジエン、および/またはモノビニル芳香族化合物を
反応させた後、ポリビニル芳香族化合物を反応させた反
応生成物、或いはモノ有機リチウム化合物、共役ジエ
ン、および/またはモノビニル芳香族化合物、およびポ
リビニル化合物の三者を同時に反応させた反応生成物
(西独特許2003384等)である。
これらの有機リチウム化合物の使用量は、共役ジエン系
モノマー100g当り通常0.1〜10ミリモルである。
モノマー100g当り通常0.1〜10ミリモルである。
本発明において用いられる炭化水素溶媒としては、脂肪
族、脂環式および芳香族炭化水素を使用することができ
る。例えば、炭化水素溶媒はプロパン、イソブタン、n-
ヘキサン、イソオクタン、シクロペンタン、シクロヘキ
サン、ベンゼン、トルエン等であり、特に好ましい溶媒
はn-ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼンである。これ
らは1種または2種以上の混合物として用いても良い。
族、脂環式および芳香族炭化水素を使用することができ
る。例えば、炭化水素溶媒はプロパン、イソブタン、n-
ヘキサン、イソオクタン、シクロペンタン、シクロヘキ
サン、ベンゼン、トルエン等であり、特に好ましい溶媒
はn-ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼンである。これ
らは1種または2種以上の混合物として用いても良い。
本発明で使用される尿素誘導体は一般式 (式中、R1とR2は夫々独立にC1〜C4のアルキル基、また
はアルコキシアルキル基を、Yは酸素原子、または硫黄
原子を、nは2〜4の整数を表わす)で示される化合物
であって、具体例としては1,3-ジエチル-2-イミダゾリ
ジノン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン、1,3-ジプ
ロピル-2-イミダゾリジノン、1-メチル-3-プロピル-2-
イミダゾリジノン、1-メチル-3-プロピル-2-イミダゾリ
ジノン、1-メチル-3-ブチル-2-イミダゾリジノン、1-メ
チル-3-(2-メトキシエチル)-2-イミダゾリジノン、1-メ
チル-3-(2-エトキシエチル)-2-イミダゾリジノン、1,3-
ジ-(2-エトキシエチル)-2-イミダゾリジノン、1,3-ジメ
チルエチレンチオウレア、1,3-ジメチル-3,4,5,6-テト
ラヒドロ-2(1H)-ピリミジノン等が挙げられるが、1,3-
ジメチル-2-イミダゾリジノンが好ましい。
はアルコキシアルキル基を、Yは酸素原子、または硫黄
原子を、nは2〜4の整数を表わす)で示される化合物
であって、具体例としては1,3-ジエチル-2-イミダゾリ
ジノン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン、1,3-ジプ
ロピル-2-イミダゾリジノン、1-メチル-3-プロピル-2-
イミダゾリジノン、1-メチル-3-プロピル-2-イミダゾリ
ジノン、1-メチル-3-ブチル-2-イミダゾリジノン、1-メ
チル-3-(2-メトキシエチル)-2-イミダゾリジノン、1-メ
チル-3-(2-エトキシエチル)-2-イミダゾリジノン、1,3-
ジ-(2-エトキシエチル)-2-イミダゾリジノン、1,3-ジメ
チルエチレンチオウレア、1,3-ジメチル-3,4,5,6-テト
ラヒドロ-2(1H)-ピリミジノン等が挙げられるが、1,3-
ジメチル-2-イミダゾリジノンが好ましい。
本発明で使用される尿素誘導体の使用量は、有機リチウ
ム化合物1モルに対して、通常0.7〜1.3モルであり、好
ましくは0.9〜1.1モルであり、特に好ましくは1.0モル
である。リチウム原子を結合する共役ジエン系重合体と
尿素誘導体の反応は夫々が接触すると直ちに起こるの
で、反応温度および反応時間は広範囲にわたって調整で
きるが、通常は反応温度が15〜115℃、反応時間は1秒
〜3時間の範囲内である。
ム化合物1モルに対して、通常0.7〜1.3モルであり、好
ましくは0.9〜1.1モルであり、特に好ましくは1.0モル
である。リチウム原子を結合する共役ジエン系重合体と
尿素誘導体の反応は夫々が接触すると直ちに起こるの
で、反応温度および反応時間は広範囲にわたって調整で
きるが、通常は反応温度が15〜115℃、反応時間は1秒
〜3時間の範囲内である。
本発明において使用される多官能性カップリング剤とし
ては、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキ
シ化液体ポリブタジエン、テレフタル酸ジメチル、テレ
フタル酸ジエチル、フタル酸ジメチル、イソフタル酸ジ
メチル、アジピン酸ジエチル、テレフタル酸ジクロライ
ド、フタル酸ジクロライド、イソフタル酸ジクロライ
ド、アジピン酸ジクロライド、四塩化ケイ素、メチルト
リクロルシラン、ヘキサクロロシラン、テトラメトキシ
シラン、四塩化炭素、塩化第二スズ、メチルトリクロロ
スズ、臭化第二スズ、ドデシルトリクロロスズ、ヘキサ
−(2-メチル-1-アジリジニル)トリホスファトリアジ
ン、ピロメリット酸二無水物、ポリアリールポリイソシ
アネート等が挙げられる。これらのうち好ましいものは
四塩化ケイ素、塩化第二スズである。塩化第二スズでカ
ップリングされた重合体はカーボンブラック、プロセス
オイル等と混練されると、その加硫物は優れた反発弾性
を示す。一方、四塩化ケイ素でカップリングされた共重
合体は優れた加工性、特に優れた押出特性を示す。従っ
てより優れた加工性を有する共重合体を得ようとする場
合には、四塩化ケイ素をカップリング剤として用いるの
が好ましい。
ては、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキ
シ化液体ポリブタジエン、テレフタル酸ジメチル、テレ
フタル酸ジエチル、フタル酸ジメチル、イソフタル酸ジ
メチル、アジピン酸ジエチル、テレフタル酸ジクロライ
ド、フタル酸ジクロライド、イソフタル酸ジクロライ
ド、アジピン酸ジクロライド、四塩化ケイ素、メチルト
リクロルシラン、ヘキサクロロシラン、テトラメトキシ
シラン、四塩化炭素、塩化第二スズ、メチルトリクロロ
スズ、臭化第二スズ、ドデシルトリクロロスズ、ヘキサ
−(2-メチル-1-アジリジニル)トリホスファトリアジ
ン、ピロメリット酸二無水物、ポリアリールポリイソシ
アネート等が挙げられる。これらのうち好ましいものは
四塩化ケイ素、塩化第二スズである。塩化第二スズでカ
ップリングされた重合体はカーボンブラック、プロセス
オイル等と混練されると、その加硫物は優れた反発弾性
を示す。一方、四塩化ケイ素でカップリングされた共重
合体は優れた加工性、特に優れた押出特性を示す。従っ
てより優れた加工性を有する共重合体を得ようとする場
合には、四塩化ケイ素をカップリング剤として用いるの
が好ましい。
これらの多官能性カップリング剤の使用量は尿素誘導体
変性共重合体に結合しているリチウムに基づき0.2〜1.5
当量であり、好ましくは0.5〜1.0当量である。多官能性
カップリング剤とリチウム末端尿素誘導体変性共重合体
の反応は夫々の物質が接触すると直ちに起こるので、反
応温度および反応時間は広範囲にわたって調整できる
が、通常は反応温度が30〜115℃、反応時間は1秒〜2
時間の範囲内である。
変性共重合体に結合しているリチウムに基づき0.2〜1.5
当量であり、好ましくは0.5〜1.0当量である。多官能性
カップリング剤とリチウム末端尿素誘導体変性共重合体
の反応は夫々の物質が接触すると直ちに起こるので、反
応温度および反応時間は広範囲にわたって調整できる
が、通常は反応温度が30〜115℃、反応時間は1秒〜2
時間の範囲内である。
本発明における重合形式はバッチ重合方式、或は連続重
合方式のいずれでも良い。重合温度は20〜130℃の範囲
であって、バッチ重合方式では30〜87℃で重合が開始さ
れ、最高温度が90〜125℃に到達するように上昇温度下
で行なうことが推奨される。
合方式のいずれでも良い。重合温度は20〜130℃の範囲
であって、バッチ重合方式では30〜87℃で重合が開始さ
れ、最高温度が90〜125℃に到達するように上昇温度下
で行なうことが推奨される。
所定の反応終了後2,6-ジ-tert-ブチル-p-クレゾールの
ような酸化防止剤を添加した後、生成共重合体を分離、
洗浄、乾燥等通常の後処理を行ない、目的とする共重合
体を得ることができる。
ような酸化防止剤を添加した後、生成共重合体を分離、
洗浄、乾燥等通常の後処理を行ない、目的とする共重合
体を得ることができる。
本発明の共重合体は、溶液状態でプロセス油と混合し、
混合後溶媒を除去せしめて油展ゴムとして使用しても良
い。
混合後溶媒を除去せしめて油展ゴムとして使用しても良
い。
本発明の共重合体は単独、または天然ゴムもしくは他の
合成ゴム、例えばポリブタジエン、ポリイソプレン、乳
化重合スチレン−ブタジエン共重合体等とブレンドして
使用することができる。天然ゴムもしくは他の合成ゴム
とブレンドして使用する場合、本発明の優れた特性を発
現するには少なくとも原料ゴムの30重量%以上は本発明
の共重合体であることを必要とする。
合成ゴム、例えばポリブタジエン、ポリイソプレン、乳
化重合スチレン−ブタジエン共重合体等とブレンドして
使用することができる。天然ゴムもしくは他の合成ゴム
とブレンドして使用する場合、本発明の優れた特性を発
現するには少なくとも原料ゴムの30重量%以上は本発明
の共重合体であることを必要とする。
更に本発明の共重合体は公知の配合剤、例えばカーボン
ブラック、プロセス油等と配合し、混合、加硫した後、
製品としての、例えばダイヤトレッド、カーカス、サイ
ドウォール等のタイヤ用途、或は押出製品、自動車窓
枠、工業用品、防振ゴム等の用途に使用することができ
るが、優れた反発弾性とウェットスキッド抵抗性および
耐摩耗性のバランスおよび加工性を有するので、特に低
燃費タイヤ用レッドとして使用できる。
ブラック、プロセス油等と配合し、混合、加硫した後、
製品としての、例えばダイヤトレッド、カーカス、サイ
ドウォール等のタイヤ用途、或は押出製品、自動車窓
枠、工業用品、防振ゴム等の用途に使用することができ
るが、優れた反発弾性とウェットスキッド抵抗性および
耐摩耗性のバランスおよび加工性を有するので、特に低
燃費タイヤ用レッドとして使用できる。
[実施例] 以下、実施例によって本発明を説明するが、これらの実
施例は本発明を限定するものではない。なお各種特性の
測定は以下の方法にて実施した。
施例は本発明を限定するものではない。なお各種特性の
測定は以下の方法にて実施した。
分岐状共役ジエン系重合体のムーニー粘度は通常の方法
にてLローターを使用して100℃にて測定した。結合ス
チレンは紫外線吸収スペクトル法により、262nmのフェ
ニル基に基づく吸収から算出した。ブタジエン部のミク
ロ構造は赤外分光光度計を用いて、ハンプトン法により
計算した。共重合体のスチレン連鎖分布はブタジエン単
位の二重結合をすべてオゾン開裂して得られた分解物の
ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)によって分
析される(高分子学会予稿集29巻9号2055頁)。反発弾
性はダンロップトリプソメーターを使用して試験温度70
℃にて測定した。耐摩耗性はピコ摩耗試験機を用いて測
定した。ウェットスキッド抵抗性は英国道路研究所製装
置にて測定した。加工性は配合物ムーニー粘度の大小、
或は配合物のロール巻き付き性にて判断した。配合物の
ロール巻き付き性6インチロールを使用し、配合物のロ
ール巻き付き性および操作性等で評価した。
にてLローターを使用して100℃にて測定した。結合ス
チレンは紫外線吸収スペクトル法により、262nmのフェ
ニル基に基づく吸収から算出した。ブタジエン部のミク
ロ構造は赤外分光光度計を用いて、ハンプトン法により
計算した。共重合体のスチレン連鎖分布はブタジエン単
位の二重結合をすべてオゾン開裂して得られた分解物の
ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)によって分
析される(高分子学会予稿集29巻9号2055頁)。反発弾
性はダンロップトリプソメーターを使用して試験温度70
℃にて測定した。耐摩耗性はピコ摩耗試験機を用いて測
定した。ウェットスキッド抵抗性は英国道路研究所製装
置にて測定した。加工性は配合物ムーニー粘度の大小、
或は配合物のロール巻き付き性にて判断した。配合物の
ロール巻き付き性6インチロールを使用し、配合物のロ
ール巻き付き性および操作性等で評価した。
実施例1〜6、比較例1〜4 窒素雰囲気下、内容積約10のステンレス製の攪拌機付
の重合器に表−1に示すように所定量のシクロヘキサ
ン、スチレン、1,3-ブタジエン(以下第1ブタジエンと
呼ぶ)およびルイス塩基を仕込み、重合器内の混合物を
激しく攪拌しながら、この混合物を所定の温度に調節し
た後、所定量のn-ブチルリチウムを添加して共重合を開
始した。次いで、表−1に示すように、1,3-ブタジエン
(以下第2ブタジエンと呼ぶ)を定量ポンプにて重合系
に連続的に一定の速度で供給を開始した。第2ブタジエ
ンの供給を終了し、重合温度が最高温度に到達して共重
合が終了した後、表−1に示すように所定量の尿素誘導
体を添加し約5分間反応させ、次いで所定量の多官能性
カップリング剤を応添加し約10分間反応させた。このよ
うにして得られた共重合体溶液に安定剤として、2,6-ジ
-tert-ブチル-p-クレゾール6gを加え、溶剤を加熱除
去して共重合体を得た。但し、比較例1では多官能性カ
ップリング剤を添加することなく共重合を実施した。ま
た比較例2では尿素誘導体を添加することなく、多官能
性カップリング剤を添加して共重合を実施した。このよ
うにして得られた共重合体の基本特性を表−1に示す。
これらの共重合体を表−2の混合処方に従って、バンバ
リーミキサーにて混練混合して得られた未加硫ゴム組成
物を145℃にて加硫し物性評価を実施した。測定結果を
表−3に示す。
の重合器に表−1に示すように所定量のシクロヘキサ
ン、スチレン、1,3-ブタジエン(以下第1ブタジエンと
呼ぶ)およびルイス塩基を仕込み、重合器内の混合物を
激しく攪拌しながら、この混合物を所定の温度に調節し
た後、所定量のn-ブチルリチウムを添加して共重合を開
始した。次いで、表−1に示すように、1,3-ブタジエン
(以下第2ブタジエンと呼ぶ)を定量ポンプにて重合系
に連続的に一定の速度で供給を開始した。第2ブタジエ
ンの供給を終了し、重合温度が最高温度に到達して共重
合が終了した後、表−1に示すように所定量の尿素誘導
体を添加し約5分間反応させ、次いで所定量の多官能性
カップリング剤を応添加し約10分間反応させた。このよ
うにして得られた共重合体溶液に安定剤として、2,6-ジ
-tert-ブチル-p-クレゾール6gを加え、溶剤を加熱除
去して共重合体を得た。但し、比較例1では多官能性カ
ップリング剤を添加することなく共重合を実施した。ま
た比較例2では尿素誘導体を添加することなく、多官能
性カップリング剤を添加して共重合を実施した。このよ
うにして得られた共重合体の基本特性を表−1に示す。
これらの共重合体を表−2の混合処方に従って、バンバ
リーミキサーにて混練混合して得られた未加硫ゴム組成
物を145℃にて加硫し物性評価を実施した。測定結果を
表−3に示す。
比較例5,6 窒素雰囲気下、実施例1で用いたと同様の重合器に表−
1に示すように所定量のシクロヘキサン、スチレン、1,
3-ブタジエンおよびルイス塩基を仕込み、重合器内の混
合物を激しく攪拌しながら、この混合物の温度を所定の
温度に調節した後、所定量のn-ブチルリチウムを添加し
て共重合体を開始した。重合温度が最高温度に到達して
共重合が終了した後、表−1に示すように所定量の尿素
誘導体を添加し約5分間反応させ、次いで所定量の多官
能性カップリング剤を添加し約10分間反応させた。但
し、比較例6では新たにカリウム-tert-ブチルオキシド
(KTB)0.082gを重合系に加えた。このようにして得られ
た共重合体溶液に安定剤として、2,6-ジ-tert-ブチル-p
-クレゾール6gを加え、溶剤を加熱除去して共重合体
を得た。このようにして得られた共重合体の基本特性、
加硫物特性を表−3に示す。
1に示すように所定量のシクロヘキサン、スチレン、1,
3-ブタジエンおよびルイス塩基を仕込み、重合器内の混
合物を激しく攪拌しながら、この混合物の温度を所定の
温度に調節した後、所定量のn-ブチルリチウムを添加し
て共重合体を開始した。重合温度が最高温度に到達して
共重合が終了した後、表−1に示すように所定量の尿素
誘導体を添加し約5分間反応させ、次いで所定量の多官
能性カップリング剤を添加し約10分間反応させた。但
し、比較例6では新たにカリウム-tert-ブチルオキシド
(KTB)0.082gを重合系に加えた。このようにして得られ
た共重合体溶液に安定剤として、2,6-ジ-tert-ブチル-p
-クレゾール6gを加え、溶剤を加熱除去して共重合体
を得た。このようにして得られた共重合体の基本特性、
加硫物特性を表−3に示す。
表−3からわかるように、実施例1〜6は反発弾性、耐
摩耗性およびウェットスキッド抵抗性のバランスに優
れ、かつ加工性にも優れている。
摩耗性およびウェットスキッド抵抗性のバランスに優
れ、かつ加工性にも優れている。
[発明の効果] 本発明に係る分岐状ランダムスチレン−ブタジエン共重
合体は、特性の尿素誘導体で変性されたリチウム末端尿
素誘導体変性共重合体に少なくとも3個の反応性部位を
有する多官能性カップリング剤を反応させて得られるも
のであり、かつその共重合体鎖中のスチレン単位が特定
のスチレン連鎖分布を有するものであるため、この共重
合体は反発弾性、ウェットスキッド抵抗性および耐摩耗
性のバランスに優れ、かつ加工性に優れるので、タイヤ
トレッド、カーカス、サイドウォール等のタイヤ用途、
或は押出製品、自動車窓枠、防振ゴム、工業用品等の用
途に使用することができ、その工業的意義は大きい。
合体は、特性の尿素誘導体で変性されたリチウム末端尿
素誘導体変性共重合体に少なくとも3個の反応性部位を
有する多官能性カップリング剤を反応させて得られるも
のであり、かつその共重合体鎖中のスチレン単位が特定
のスチレン連鎖分布を有するものであるため、この共重
合体は反発弾性、ウェットスキッド抵抗性および耐摩耗
性のバランスに優れ、かつ加工性に優れるので、タイヤ
トレッド、カーカス、サイドウォール等のタイヤ用途、
或は押出製品、自動車窓枠、防振ゴム、工業用品等の用
途に使用することができ、その工業的意義は大きい。
Claims (1)
- 【請求項1】炭化水素溶媒中で有機リチウム化合物を重
合開始剤として、スチレンとブタジエンを共重合させ、
次いで一般式、 (式中、R1とR2は夫々独立にC1〜C4のアルキル基、また
はアルコキシアルキル基を、Yは酸素原子または硫黄原
子を、nは2〜4の整数を表わす) で示される尿素誘導体を添加して得られるリチウム末端
尿素誘導体変性共重合体と少なくとも3個の反応性部位
を有する多官能性カップリング剤を反応させてなる、共
重合体末端結合尿素誘導体がカップリング剤に結合した
3分岐以上の分岐構造を有するスチレン−ブタジエン共
重合体であって、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)が30〜15
0、結合スチレンが5〜45重量%、スチレン単位が1個
のスチレン単連鎖が結合スチレンの40重量%以上であ
り、かつスチレン単位が8個以上連なったスチレン長連
鎖が結合スチレンの5重量%以下であることを特徴とす
る分岐状ランダムスチレン−ブタジエン共重合体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60137678A JPH0643448B2 (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 | 分岐状ランダムスチレン−ブタジエン共重合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60137678A JPH0643448B2 (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 | 分岐状ランダムスチレン−ブタジエン共重合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61296001A JPS61296001A (ja) | 1986-12-26 |
| JPH0643448B2 true JPH0643448B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=15204256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60137678A Expired - Fee Related JPH0643448B2 (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 | 分岐状ランダムスチレン−ブタジエン共重合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643448B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63118343A (ja) * | 1986-11-07 | 1988-05-23 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 共役ジエン系ゴム組成物 |
| BE1006727A3 (fr) * | 1993-02-15 | 1994-11-29 | Fina Research | Procede de preparation de copolymeres sequences. |
| CN101268107B (zh) | 2005-09-22 | 2012-10-10 | 旭化成化学株式会社 | 共轭二烯系聚合物及其制造方法 |
| EP2045272B1 (en) | 2006-07-24 | 2010-12-29 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Modified conjugated diene polymer and method for producing the same |
| US8324329B2 (en) * | 2007-08-07 | 2012-12-04 | Bridgestone Corporation | Process for producing functionalized polymers |
| US10316111B2 (en) * | 2014-06-02 | 2019-06-11 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Conjugated diene-based polymer, method for producing the same, and composition including the same |
| US11377539B2 (en) * | 2018-02-16 | 2022-07-05 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Conjugated diene-based polymer, conjugated diene-based polymer composition, and method for producing conjugated diene-based polymer |
| US20220251246A1 (en) * | 2019-07-16 | 2022-08-11 | Arlanxeo Deutschland Gmbh | Carboxyterminated diene rubbers |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60111358A (ja) * | 1983-11-18 | 1985-06-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テ−プレコ−ダ |
-
1985
- 1985-06-26 JP JP60137678A patent/JPH0643448B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61296001A (ja) | 1986-12-26 |
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