JPH0645593B2 - 新規物質cc12 - Google Patents

新規物質cc12

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JPH0645593B2
JPH0645593B2 JP16066690A JP16066690A JPH0645593B2 JP H0645593 B2 JPH0645593 B2 JP H0645593B2 JP 16066690 A JP16066690 A JP 16066690A JP 16066690 A JP16066690 A JP 16066690A JP H0645593 B2 JPH0645593 B2 JP H0645593B2
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JP
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culture
methanol
substance
streptomyces
acid
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治男 瀬戸
洋一 早川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は抗菌性を有する新規物質CC12およびその製
造法に関する。
(従来の技術) 従来、テトラミン酸誘導体としては例えば、チランダマ
イシン(tirandamycin;Nolte,M.J.etal.,J.Chem.Soc.P
erkin TransI、85巻、1057-1065頁(1980))が知られてい
る。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは、土壌から分離したストレプトミセス属に
属するストレプトミセス・エスピーSANK 60390株の培養
物から、抗菌性を有する新規物質CC12が生産される
ことを見出して本発明を完成した。
(課題を解決するための手段) 本発明の新規物質CC12は下記の構造式および理化学
的性状を有する。
1)構造式 2)外観;無色粉末 3)融点;161-166℃ 4)比旋光度:▲[α]18 D▼+75.1゜(c 1.0, メタノール中) 5)溶解性: 水、メタノール、エタノールに可溶、アセトンに微溶、
酢酸エチル、クロロホルム、ヘキサンに不溶。
6)薄層クロマトグラフィー: Rf値;0.20 吸着剤;シリカゲル60 F254(商品名、 メルク社製) 展開溶剤;クロロホルム−メタノール− 酢酸−水(8:4:1:1) Rf値;0.22 吸着剤;シリカゲル60 F254(商品名、 メルク社製) 展開溶剤;クロロホルム−メタノール− 29%アンモニア水(3:3:1) 7)高分解能マススペクトル(m/z): 855.5483(M+H) 8)元素分析:(%) 実測値C64.32、H8.37、N6.36、 O20.00 計算値C66.02、H8.72、N6.55、 O18.71 9)分子式:C477410 10)紫外吸収スペクトル:λmax nm(ε) メタノール中 207(19600)、245(9900)、282(10000) 0.01規定塩酸−メタノール中 207(18900)、250(6600)、282(9900) 0.01規定水酸化ナトリウム−メタノール中 208(19900)、245(9700)、281(9600) 11)赤外吸収スペクトル:νmax cm-1 臭化カリウム(KBr)錠剤法で測定した赤外線吸収スペク
トルは第1図に示す通りである。
12)H−核磁気共鳴スペクトル:(δ:ppm) 重メタノール中、500MHzで測定した核磁気共鳴スペクト
ルは第2図に示す通りである。
13)13C−核磁気共鳴スペクトル:(δ:ppm) 重メタノール中、125MHzで測定した核磁気共鳴スペクト
ルは第3図に示す通りである。
12.0(q)、12.0(q)、16.5(q)、 17.1(q)、17.9(q)、23.4(t)、 23.4(q)、24.1(t)、29.6(t)、 29.9(t)、32.2(t)、33.6(d)、 36.7(t)、37.4(t)、37.9(t)、 37.9(d)、39.2(t)、41.7(t)、 43.7(d)、44.0(d)、45.0(d)、 48.2(t)、50.7(t)、54.5(s)、 57.6(d)、70.2(d)、71.1(d)、 73.7(d)、75.5(d)、77.6(d)、 78.3(d)、83.7(d)、103.0(s)、 120.2(d)、123.0(d)、124.0(d)、 129.8(d)、134.3(d)、134.3(d)、 135.0(d)、139.7(s)、140.4(s)、 141.1(s)、155.8(s)、181.0(s)、 192.3(s)、204.0(s)、 本発明の新規物質CC12は種々の異性体を有する。前
記式においては、これらの異性体および異性体の混合物
がすべて単一の式で示されている。従って、本発明にお
いてはこれらの異性体およびこれらの異性体の混合物を
もすべて含むものである。
本発明の新規物質CC12は、常法にしたがって塩とす
ることができる。そのような塩としては例えばリチウ
ム、ナトリウム、カリウムのようなアルカリ金属;カル
シウム、バリウムのようなアルカリ土類金属;アルミニ
ウム;またはリジン、アルギニンのような塩基性アミノ
酸;などの塩基:または塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素
酸、硝酸のような無機酸;酢酸、シュウ酸、マレイン
酸、リンゴ酸、コハク酸、安息香酸のような有機酸;な
どの酸:との塩をあげることができる。このような塩の
うち、好適には薬理上許容される塩である。
新規物質CC12の生産菌であるストレプトミセス・エ
スピーSANK 60390株は青森県下北郡大畑町で採取した土
壌から分離されたものであり、その菌学的性状は次の通
りである。
1.形態学的特徴 SANK 60390株は菌株同定用寒天培地上、28℃、7ないし
14日間の培養において、比較的良好に生育する。基生菌
糸は良好に伸長、分岐し、薄黄味橙色を示すが断裂やノ
カルディア様のジグザグ伸長は観察されない。気菌糸は
比較的良好に形成し、茶味白、明るい茶味灰ないし、オ
リーブ灰色を示す。気菌糸の先端には10〜50個または50
個以上の胞子鎖を形成し、螺旋状を示す。胞子の表面は
平滑状である。胞子柄の着生は気菌糸上のみであり、胞
子のう、べん毛胞子、菌核、車軸分岐等の特殊器官は認
められない。
2.各種培養基上の諸性質 各種培養基上で28℃、14日間培養後の性状は次表に示し
た通りである。色調の表示は日本色彩研究所版“標準色
表”のカラーチップ・ナンバーをあらわす。
3.生理学的性質 28℃で培養後、2ないし21日間に観察したSANK 60390株
の生理学的性質は次表に示したとうりである。
また、プリドハム・ゴトリーブ寒天培地(ISP9)を使用し
て28℃、14日間培養後に観察したSANK 60390株の炭素源
の資化性は次表に示すとうりである。
SANK 60390株の細胞壁はビー・ベッカーらの方法〔B.Be
cker et al.,Applied Microbiology,12巻、421〜423
頁、1984年〕に従い検討した結果、LL−ジアミノピメ
リン酸およびグリシンが検出されたことから、細胞壁タ
イプI型であることが確認された。また、SANK 60390株
の全細胞壁中の糖成分をエム・ピー・レシェバリエの方
法〔M.P.Lechevalier,Journal of Laboratory & Clinic
al Medicine,71巻、834頁、1968年〕に従い検討した結
果、特徴的なパターンは認められなかった。
以上のことから、本菌株は放線菌の中でもストレプトミ
セス属に属することが判明したので、ストレプトミセス
・エスピー(Streptomyces sp.)SANK 60390(微工研菌
寄第11523号;FERM P-11523)と命名された。
なお、SANK 60390株の同定はISP〔ジ・インターナシ
ョナル・ストレプトミセス・プロジェクトThe Internat
ional Streptomyces Project)〕基準、バージーズ・マ
ニュアル(Bergey′s Manual of Systematic Bacteriolo
gy)第4巻、ジ・アクチノミセテス(The Actinomycetes)
第2巻および放線菌に関する最近の文献によって行っ
た。
以上、CC12の生産菌について説明したが、放線菌の
諸性質は一定したものではなく、自然的、人工的に容易
に変化することは周知の通りであり、本発明で使用しう
る菌株は、ストレプトミセス属に属するCC12を生産
するすべての菌株を包含するものである。
本発明の新規化合物CC12は、ストレプトミセス属に
属するCC12生産菌を適当な培地で好気的に培養し、
培養物から目的物を採取することによって製造すること
ができる。
培地は、CC12生産菌が利用しうる任意の栄養源を含
有するものでありうる。具体的には、例えば、炭素源と
してグルコース、シュークロース、マルトース、スター
チおよび油脂類などが使用でき、窒素源として大豆粉、
綿実粕、乾燥酵母、酵母エキスおよびコーンスティープ
リカーなどの有機物ならびにアンモニウム塩または硝酸
塩、たとえば硫酸アンモニウム、硝酸ナトリウムおよび
塩化アンモニウムなどの無機物が利用できる。また、必
要に応じて、塩化ナトリウム、塩化カリウム、燐酸塩、
重金属塩など無機塩類を添加することができる。発酵中
の発泡を抑制するために、常法に従って適当な消泡剤、
例えばシリコン油を添加することもできる。
培養方法としては、一般に行われている抗生物質の生産
方法と同じく、好気的液体培養法が最も適している。培
養温度は20-37℃が適当であるが、25-30℃が好ましい。
この方法でCC12の生産量は、振盪培養、通気攪拌培
養ともに培養4日間で最高に達する。
このようにしてCC12の蓄積された培養物が得られ
る。培養物中では、CC12はその一部は菌体中に存在
するが、その大部分は培養濾液中に存在する。
このような培養物からCC12を採取するには、合目的
的な任意の方法が利用可能である。そのひとつの方法は
抽出の原理に基くものであって、具体的には、培養ろ液
中のCC12についてはこれを水不混和性のCC12用
溶媒、例えばブタノールなどで抽出する方法、あるいは
菌体内のCC12についてはろ過、遠心分離などで得た
菌体集体をメタノール、エタノール、アセトンなどで処
理して回収する方法などがある。菌体を分離せずに培養
物そのままを上記の抽出操作に付すこともできる。適当
な溶媒を用いた向流分配法も抽出の範疇に入れることが
できる。
培養物からCC12を採取する他のひとつの方法は吸着
の原理に基くものであって、既に液状となっているCC
12含有物、たとえば培養ろ液あるいは上記のようにし
て抽出操作を行うことによって得られる抽出液を対象と
して、適当な吸着剤、たとえばシリカゲル、活性炭、
「ダイヤイオンHP20」(商品名、三菱化成(株)社
製)などを用いて目的のCC12を吸着させ、その後、
適当な溶媒にて溶離させることによってCC12を得る
ことができる。このようにして得られたCC12溶液を
減圧濃縮乾固すれば、CC12粗標品が得られる。
このようにして得られるCC12の粗標品をさらに精製
するためには、上記の抽出法および吸着法にゲルろ過
法、高速液体クロマトグラフィーなどを必要に応じて組
合せて必要回数行えばよい。例えば、シリカゲルなどの
吸着剤、「セファデックスLH−20」(商品名、ファ
ルマシア社製)などのゲルろ過剤を用いたカラムクロマ
トグラフィー、「YMCパック」(商品名、山村科学社
製)などを用いた高速液体クロマトグラフィーおよび向
流分配法を適宜組合せて実施することができる。具体的
には、例えば、CC12粗標品を「セファデックスLH
−20」カラムに付し、メタノールで活性画分を溶出さ
せ、濃縮乾固するとCC12の純品が得られる。
本発明のCC12は、文型未載の新規物質であり、動物
(例、ヒト、イヌ、ネコ、ウサギ等)に対して抗菌活性
を有し、抗菌剤として有用である。
したがって、本発明物質は抗菌剤もしくは感染症治療剤
として使用することができる。
抗菌剤としての本発明物質は合目目的な任意の投与経路
で、また採用投与経路によって決る剤型、例えば粉末、
顆粒、錠剤、カプセル剤、注射剤などの形態、で経口的
または非経口的に安全に投与することができる。薬剤と
しては、製薬上許容される担体あるいは希釈剤で希釈さ
れた形態が普通である。
本発明の物質を医薬として投与する場合、これを注射用
蒸留水または生理食塩水に溶解して注射する方法が代表
的なもののひとつとして挙げられる。具体的には、腹腔
内注射、皮下注射、静脈または動脈への血管内注射およ
び注射による局所投与などの方法がある。
本発明物質の投与量は、動物試験の結果および種々の状
況を勘案して、連続的または間欠的に投与したときに総
投与量が一定量を越えないように定められる。具体的な
投与量は、投与方法、患者または被処理動物の状況、た
とえば年齢、体重、性別、感受性、食餌、投与時間、併
用する薬剤、患者またはその病気の程度に応じて異なる
が、例えば、成人1日あたり0.01〜5gを、症状に応じ
て1回または数回に分けて投与するのが好ましい。
(実施例) 次に実施例および試験例をあげて本発明をさらに具体的
に説明する。
実施例1.新規物質CC12の生産 1)培養 使用した培地は、下記の組成の成分を1Lの水に溶解し
て、pH7.0に調整したものである。
培地組成 グリセリン 20g モラセス 10g カゼイン 5g ポリペプトン 1g炭酸カルシウム 4g 上記培地を100mlずつ500ml容イボ付三角フラスコに分注
殺菌したものへ、ストレプトミセス・エスピーSANK 603
90株を接種し、27℃にて4日間、200rpmの回転培養を行
った。
2)単離 上記の条件で培養後、培養液2Lをろ過し、ろ液をダイ
アイオンHP20(商品名、三菱化成(株)社製)カラ
ム(3cmφ×25cm)に吸着させた。カラムを50%メタノ
ールで洗浄後、50%アセトン500mlで溶出し、溶出液を2
00mlまで濃縮した。これを200mlのブタノールで3回抽
出し、濃縮後、シリカゲル(商品名「ワコーゲルC20
0」、和光純薬工業(株)社製)カラム(2cmφ×20c
m)に付し、クロロホルム−メタノール−29%アンモニ
ア水(5:3:1)で展開した。活性フラクションを濃
縮して得られたCC12の粗粉末を少量のメタノールに
溶解し、セファデックスLH−20カラム(ファルマシ
ア社製)(2.5cmφx50cm)中、メタノールでクロマト
グラフィーを行なった。活性画分を濃縮乾固することに
より、28mgのCC12の純品が得られた。
試験例1.抗菌スペクトル 一般細菌に対するCC12の最小発育阻止濃度は普通寒
天培地(栄研化学(株)製)、カビに対してはサブロー
寒天培地(栄研化学(株)製)を用いて寒天培地希釈法
によって測定した。
結果を以下に示す。
(発明の効果) このように、本発明の新規物質CC12は、細菌、特に
グラム陽性菌に対して抗菌作用を示し、抗菌剤として有
用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、CC12の赤外吸収スペクトルを示す。 第2図は、同物質のH−核磁気共鳴スペクトルを示
す。 第3図は、同物質の13C−核磁気共鳴スペクトルを示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:465) (C12N 1/20 C12R 1:465)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式で示される新規物質CC12またはそ
    の塩。
  2. 【請求項2】ストレプトミセス属に属するCC12生産
    菌を培養し、その培養物よりCC12を採取することを
    特徴とするCC12の製造法。
  3. 【請求項3】請求項2.において、ストレプトミセス属
    に属するCC12生産菌がストレプトミセス・エスピー
    SANK 60390株(微工研菌寄第11523号;FERM P-11523)
    である製造法。
JP16066690A 1990-06-19 1990-06-19 新規物質cc12 Expired - Lifetime JPH0645593B2 (ja)

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