JPH0649716B2 - ネチルミシンの製造方法 - Google Patents
ネチルミシンの製造方法Info
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- JPH0649716B2 JPH0649716B2 JP61505496A JP50549686A JPH0649716B2 JP H0649716 B2 JPH0649716 B2 JP H0649716B2 JP 61505496 A JP61505496 A JP 61505496A JP 50549686 A JP50549686 A JP 50549686A JP H0649716 B2 JPH0649716 B2 JP H0649716B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
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- C07H15/20—Carbocyclic rings
- C07H15/22—Cyclohexane rings, substituted by nitrogen atoms
- C07H15/222—Cyclohexane rings substituted by at least two nitrogen atoms
- C07H15/226—Cyclohexane rings substituted by at least two nitrogen atoms with at least two saccharide radicals directly attached to the cyclohexane rings
- C07H15/234—Cyclohexane rings substituted by at least two nitrogen atoms with at least two saccharide radicals directly attached to the cyclohexane rings attached to non-adjacent ring carbon atoms of the cyclohexane rings, e.g. kanamycins, tobramycin, nebramycin, gentamicin A2
- C07H15/236—Cyclohexane rings substituted by at least two nitrogen atoms with at least two saccharide radicals directly attached to the cyclohexane rings attached to non-adjacent ring carbon atoms of the cyclohexane rings, e.g. kanamycins, tobramycin, nebramycin, gentamicin A2 a saccharide radical being substituted by an alkylamino radical in position 3 and by two substituents different from hydrogen in position 4, e.g. gentamicin complex, sisomicin, verdamycin
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- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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- A61P31/04—Antibacterial agents
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description
【発明の詳細な説明】 背景 本発明はシソミシン(sisomicin)をネチルミシン(net
imicin,1−N−エチル−シソミシン)に転化する方法
の改良に関する。
imicin,1−N−エチル−シソミシン)に転化する方法
の改良に関する。
より詳細には、本発明は、基を選択的に保護したシソミ
シンを1−N−イミン誘導体に転化し、次いで、妨害副
産物を極めて低収率にしか産せずに目的化合物を高収率
に産するような条件下で、該イミンを1−N−エチル誘
導体(ネチルミシン)に還元する方法に関する。
シンを1−N−イミン誘導体に転化し、次いで、妨害副
産物を極めて低収率にしか産せずに目的化合物を高収率
に産するような条件下で、該イミンを1−N−エチル誘
導体(ネチルミシン)に還元する方法に関する。
ネチルミシンは以下に示す式を有しており、これは周知
のアミノ グルコシド系抗生物質である。本抗生物質とその製造法
は、アメリカ特許第4,002,742号;4,029,882号;4,230,
847号;および4,337,335号に記述されている。
のアミノ グルコシド系抗生物質である。本抗生物質とその製造法
は、アメリカ特許第4,002,742号;4,029,882号;4,230,
847号;および4,337,335号に記述されている。
もともと、ネチルミシンは、硫酸シソミシンを還元性の
条件下にてアセトアルデヒドと反応させることにより製
造されていた。しかし、シソミシンはアミノ基を5つ有
しているため、この方法では、目的外の生成物の割合が
異常に高率となり、総括収率は10−11%程度でしか
なかつた。アメリカ特許第4,230,847号に記載されてい
る方法ではかなりの向上を示した。銅錯体を使用するこ
とにより、シソミシンの3,2′および6′位のアミノ基
を選択的に保護し得た。
条件下にてアセトアルデヒドと反応させることにより製
造されていた。しかし、シソミシンはアミノ基を5つ有
しているため、この方法では、目的外の生成物の割合が
異常に高率となり、総括収率は10−11%程度でしか
なかつた。アメリカ特許第4,230,847号に記載されてい
る方法ではかなりの向上を示した。銅錯体を使用するこ
とにより、シソミシンの3,2′および6′位のアミノ基
を選択的に保護し得た。
還元剤の存在下にて本中間体をアセトアルデヒドにより
アルキル化すると、収率がかなり向上した(収率は実験
室では60%、工業用製造においては49%)。
アルキル化すると、収率がかなり向上した(収率は実験
室では60%、工業用製造においては49%)。
しかし、上述の改良方法はまた、総括収率を低下させる
目的外産生物もかなりの割合で生成した。目的外副産物
で最も大量のものは、1,1−N−ジエチル−シソミシ
ンから成る。上述の方法、即ち、還元剤の存在下でのア
セトアルデヒドとの反応、で使用された条件下では、未
反応あるいは過剰のアセトアルデヒドが既に生成した1
−N−エチル化シソミシンと反応して1,1−ジエチル
化産物を生成するものと思われる。
目的外産生物もかなりの割合で生成した。目的外副産物
で最も大量のものは、1,1−N−ジエチル−シソミシ
ンから成る。上述の方法、即ち、還元剤の存在下でのア
セトアルデヒドとの反応、で使用された条件下では、未
反応あるいは過剰のアセトアルデヒドが既に生成した1
−N−エチル化シソミシンと反応して1,1−ジエチル
化産物を生成するものと思われる。
本発明は副反応を減少させ、従つて高収率となるよう
な、上述の方法の改良に関する。本発明の方法は以下の
各工程から成る: a)次式: {ここに、各Xは有機シリル基 (ただし、R1〜R3は独立に低級アルキル、フエニルあ
るいはフエニル低級アルキルである)であり;X′は水
素あるいは上述の如く定義される有機シリル基であり;
各Yはアミノ保護基を表わし;Y′は水素あるいはアミ
ノ保護基を表わす}で表される選択的に選択的に基を保
護したシソミシン誘導体を、無水の条件下に、不活性の
非プロトン性有機溶媒中でアセトアルデヒドと反応させ
て対応する1−N−エチリデン誘導体を生成し; b)該反応混合物中に存在するいかなる過剰の未反応ア
セトアルデヒドをも還元(これは無水条件下に行なうこ
とが好ましい)し; c)該1−N−エチリデン基を水性もしくは無水の条件
下にエチルアミノ基に還元し; d)すべての保護基を除去し;さらに、 e)遊離塩基の形または酸付加塩の形でネチルミシンを
単離する。
な、上述の方法の改良に関する。本発明の方法は以下の
各工程から成る: a)次式: {ここに、各Xは有機シリル基 (ただし、R1〜R3は独立に低級アルキル、フエニルあ
るいはフエニル低級アルキルである)であり;X′は水
素あるいは上述の如く定義される有機シリル基であり;
各Yはアミノ保護基を表わし;Y′は水素あるいはアミ
ノ保護基を表わす}で表される選択的に選択的に基を保
護したシソミシン誘導体を、無水の条件下に、不活性の
非プロトン性有機溶媒中でアセトアルデヒドと反応させ
て対応する1−N−エチリデン誘導体を生成し; b)該反応混合物中に存在するいかなる過剰の未反応ア
セトアルデヒドをも還元(これは無水条件下に行なうこ
とが好ましい)し; c)該1−N−エチリデン基を水性もしくは無水の条件
下にエチルアミノ基に還元し; d)すべての保護基を除去し;さらに、 e)遊離塩基の形または酸付加塩の形でネチルミシンを
単離する。
該シソミシン誘導体は3,2′,6′位および場合に応
じ、3″位で、アミノ基保護化合物と反応させている。
好ましいアミノ保護置換基は、アセチル、ホルミル、プ
ロピオニルおよびアロイル基で、このうち特にアセチル
基が好ましい。アセチル、プロピオニルおよびアロイル
基をシソミシンに付加させる方法は、アメリカ特許第4,
337,335号に開示されており、該開示を引用することに
よりここに組み入れる。ホルミル置換基はシソミシンを
非対称の無水蟻酸と反応させて付加してもよい。
じ、3″位で、アミノ基保護化合物と反応させている。
好ましいアミノ保護置換基は、アセチル、ホルミル、プ
ロピオニルおよびアロイル基で、このうち特にアセチル
基が好ましい。アセチル、プロピオニルおよびアロイル
基をシソミシンに付加させる方法は、アメリカ特許第4,
337,335号に開示されており、該開示を引用することに
よりここに組み入れる。ホルミル置換基はシソミシンを
非対称の無水蟻酸と反応させて付加してもよい。
3,2′,6′−トリ−N−アセチルシソミシン(以下化
合物1と呼ぶ)のシソミシンからの生成も、アメリカ特
許第4,230,848号および4,136,254号に開示されている。
各特許の実施例16C(1)は、酢酸銅(II)水和物のシ
ソミシンとの反応、次いで無水酢酸、さらに硫化水素ガ
スとの反応を示している。生成物は水酸化物サイクル
(Kydroxide cycle)におけるイオン交換樹脂から回収
する。引用により具体例をここに組み入れる。
合物1と呼ぶ)のシソミシンからの生成も、アメリカ特
許第4,230,848号および4,136,254号に開示されている。
各特許の実施例16C(1)は、酢酸銅(II)水和物のシ
ソミシンとの反応、次いで無水酢酸、さらに硫化水素ガ
スとの反応を示している。生成物は水酸化物サイクル
(Kydroxide cycle)におけるイオン交換樹脂から回収
する。引用により具体例をここに組み入れる。
シソミシンから3,2′,6′−トリ−N−アセチルシソ
ミシンを製造する別法は以下の如くである。N,N−ジ
メチルホルムアミドと水をほぼ6:2に混合したものに
酢酸銅(II)を懸濁させ、これに濃縮シソミシンを加え
る。トリエチルアミンを添加することにより、pHを8.5
〜10.5に調節する。該懸濁液を約5℃まで冷却し、0〜
10℃にてよく攪拌しつつ無水酢酸のN,N−ジメチル
ホルムアミド溶液を徐々に加える。該反応混合物のpH
は、必要に応じてさらにトリエチルアミンを加えること
により、8.5〜10.5に保つ。別の加え方としては、無水
酢酸のN,N−ジメチルホルムアミド溶液の90%を前
述のように最初に加える。残りの10%の該溶液を約6
倍容量のN,N−ジメチルホルムアミドで希釈し、それ
をさらに加える。該反応の完了は薄層クロマトグラフイ
ーにより監視する。未完了の場合は、無水酢酸のN,N
−ジメチルホルムアミド溶液を少量ずつ加えて完了させ
てもよい。該反応の完了後、該混合物を減圧下に濃縮す
る。濃縮物を水で希釈し、約4時間冷却して0゜〜10
℃とし、固形物を過して除去する。該生成物をここで
も部分的アンモニアサイクル(partial ammonium cycl
e)におけるイオン交換樹脂から回収する。
ミシンを製造する別法は以下の如くである。N,N−ジ
メチルホルムアミドと水をほぼ6:2に混合したものに
酢酸銅(II)を懸濁させ、これに濃縮シソミシンを加え
る。トリエチルアミンを添加することにより、pHを8.5
〜10.5に調節する。該懸濁液を約5℃まで冷却し、0〜
10℃にてよく攪拌しつつ無水酢酸のN,N−ジメチル
ホルムアミド溶液を徐々に加える。該反応混合物のpH
は、必要に応じてさらにトリエチルアミンを加えること
により、8.5〜10.5に保つ。別の加え方としては、無水
酢酸のN,N−ジメチルホルムアミド溶液の90%を前
述のように最初に加える。残りの10%の該溶液を約6
倍容量のN,N−ジメチルホルムアミドで希釈し、それ
をさらに加える。該反応の完了は薄層クロマトグラフイ
ーにより監視する。未完了の場合は、無水酢酸のN,N
−ジメチルホルムアミド溶液を少量ずつ加えて完了させ
てもよい。該反応の完了後、該混合物を減圧下に濃縮す
る。濃縮物を水で希釈し、約4時間冷却して0゜〜10
℃とし、固形物を過して除去する。該生成物をここで
も部分的アンモニアサイクル(partial ammonium cycl
e)におけるイオン交換樹脂から回収する。
どちらの方法で得られた3,2′,6′−トリ−N−アセ
チルシソミシンも、その後、水分を除去するため噴霧乾
燥する。
チルシソミシンも、その後、水分を除去するため噴霧乾
燥する。
本発明の工程により、出発物質(化合物1)に基づいて
計算したネチルミシンの収率は約85〜90%以上で、
未反応のシソミシンは約3%〜7%(通常5%程度)、
また、副反応生成物は無視しうる程度の微量である。
計算したネチルミシンの収率は約85〜90%以上で、
未反応のシソミシンは約3%〜7%(通常5%程度)、
また、副反応生成物は無視しうる程度の微量である。
本発明の工程の第一段階で、3,2′,6′−トリ−N−
アセチルシソミシン(化合物1)はシリル化される。反
応しうる部位を保護することに加えて、シリル化はまた
該シソミシン誘導体の溶媒への溶解度も向上される。シ
リル化剤は、水酸基部位と反応して一般式 (R1−R3は低級アルキル、フエニル、もしくはフエニ
ル低級アルキル基)である有機シリル置換基となる有機
シリル化合物から成る。好適な置換基は、トリ低級アル
キルシリル類であり、特に好適なのはトリメチルシリル
置換基である。
アセチルシソミシン(化合物1)はシリル化される。反
応しうる部位を保護することに加えて、シリル化はまた
該シソミシン誘導体の溶媒への溶解度も向上される。シ
リル化剤は、水酸基部位と反応して一般式 (R1−R3は低級アルキル、フエニル、もしくはフエニ
ル低級アルキル基)である有機シリル置換基となる有機
シリル化合物から成る。好適な置換基は、トリ低級アル
キルシリル類であり、特に好適なのはトリメチルシリル
置換基である。
3つの水酸基部位、即ち、5,2″および4″位をシリル
化してよい。しかし、これらのうち2つの部位のみ、即
ち、5および2″位がシリル化される場合もこの発明の
範囲に含まれる。これは、シリル化剤、シリル化条件お
よび添加するシリル化剤の量の調節を適切に選択するこ
とにより行なうことができる。該シソミシン誘導体がど
の程度シリル化されているかは、NMRにより監視しう
る。シリル化の工程を簡素化し、溶解性を向上させるた
めには、3つの水酸基のすべてをシリル化することが望
ましい。以下に図示する好適な工程においては、3,
2′,6′−トリ−N−アセチルシソミシンが以下の反応
図式に従つて、3,2′,6′−トリ−N−アセチル−
5,2″,4″−トリメチルシリルシソミシン(化合物
2)にシリル化される。
化してよい。しかし、これらのうち2つの部位のみ、即
ち、5および2″位がシリル化される場合もこの発明の
範囲に含まれる。これは、シリル化剤、シリル化条件お
よび添加するシリル化剤の量の調節を適切に選択するこ
とにより行なうことができる。該シソミシン誘導体がど
の程度シリル化されているかは、NMRにより監視しう
る。シリル化の工程を簡素化し、溶解性を向上させるた
めには、3つの水酸基のすべてをシリル化することが望
ましい。以下に図示する好適な工程においては、3,
2′,6′−トリ−N−アセチルシソミシンが以下の反応
図式に従つて、3,2′,6′−トリ−N−アセチル−
5,2″,4″−トリメチルシリルシソミシン(化合物
2)にシリル化される。
図式Aに図示されている反応は、無水条件下に還流して
行なわせる。この時、硫酸塩;塩化アンモニウムもしく
は硫酸アンモニウムのようなアンモニウム塩;硫酸;あ
るいは塩化トリメチルシリルのような触媒の存在下に行
なうことが好ましい。好適な触媒は化合物1の硫酸塩、
即ち、硫酸3,2′,6′−トリ−N−アセチルシソミシ
ンである。化合物1(その硫酸塩を極微量加えて混合し
たもの)とシリル化剤、たとえば、ヘキサメチルジシラ
ザン、ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(BS
A)、モノ(トリメチルシリル)アセトアミド(MS
A)、トリメチルクロロシラン(TMCS)あるいは他
の同等のシリル化剤のようなトリメチルシリル化剤との
反応は、不活性の有機溶媒、即ち、反応条件に対して不
活性な有機溶媒(たとえば、アセトニトリル、トルエ
ン、1,2−ジメトキシエタン等)中で行なわせる。好
適な溶媒は1,2−ジメトキシエタン(DME)であ
る。シリル化の進行は1H−NMRにより監視する。反
応は約5時間で完了する。トリメチルシリル化された
2″位および場合によつては4″位の立体障害により、
3″位のアミノ基におけるアルキル化を阻止する目的
で、シリル化された置換基を使用するのである。
行なわせる。この時、硫酸塩;塩化アンモニウムもしく
は硫酸アンモニウムのようなアンモニウム塩;硫酸;あ
るいは塩化トリメチルシリルのような触媒の存在下に行
なうことが好ましい。好適な触媒は化合物1の硫酸塩、
即ち、硫酸3,2′,6′−トリ−N−アセチルシソミシ
ンである。化合物1(その硫酸塩を極微量加えて混合し
たもの)とシリル化剤、たとえば、ヘキサメチルジシラ
ザン、ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(BS
A)、モノ(トリメチルシリル)アセトアミド(MS
A)、トリメチルクロロシラン(TMCS)あるいは他
の同等のシリル化剤のようなトリメチルシリル化剤との
反応は、不活性の有機溶媒、即ち、反応条件に対して不
活性な有機溶媒(たとえば、アセトニトリル、トルエ
ン、1,2−ジメトキシエタン等)中で行なわせる。好
適な溶媒は1,2−ジメトキシエタン(DME)であ
る。シリル化の進行は1H−NMRにより監視する。反
応は約5時間で完了する。トリメチルシリル化された
2″位および場合によつては4″位の立体障害により、
3″位のアミノ基におけるアルキル化を阻止する目的
で、シリル化された置換基を使用するのである。
化合物2の1位のアミノ基はその後、以下の如き反応図
式に従つてN−イミノ基に転化される。この時、無水条
件下に行なうことが好ましい。N−イミノ基の生成段階
中に水が存在すると、1位での反応が完了しないことが
ある。
式に従つてN−イミノ基に転化される。この時、無水条
件下に行なうことが好ましい。N−イミノ基の生成段階
中に水が存在すると、1位での反応が完了しないことが
ある。
このイミン生成反応は本発明の多段階工程の中で重要な
反応である。化合物2とアセトアルデヒドとの反応は、
約10℃と室温(約25℃)との間の温度(約15℃が
好ましい)にて、反応条件に不活性な有機非プロトン性
溶媒、たとえば、1,2−ジメトキシエタン、アセトニ
トリル、トルエン、ヘキサン、塩化メチレン、テトラヒ
ドロフラン等の溶媒中で行なう。好適な溶媒は塩化メチ
レンである。反応が約30分間進行した後、水素化金属
の還元剤を該混合物に加え(この時、無水の条件を維持
したままであることが好ましい)、いかなる過剰のアセ
トアルデヒドをも完全に反応させ、従つていかなる目的
外の副反応もおきないようにする。好適な還元剤は、水
素化ホウ素ナトリウム、アミンボラン類、水素化アルミ
ニウムリチウムで、中でも水素化ホウ素ナトリウムが特
に好適である。その水素化ホウ素ナトリウムを加え、該
反応混合物を室温程度に加温し、約10〜15分間反応
させる。イミンの生成は1H−NMRで監視する。反応
の第一段階の約30分で完了する。水素化ホウ素ナトリ
ウムはいかなる未反応のアセトアルデヒドをも還元する
ので、目的外の副反応を妨げる。
反応である。化合物2とアセトアルデヒドとの反応は、
約10℃と室温(約25℃)との間の温度(約15℃が
好ましい)にて、反応条件に不活性な有機非プロトン性
溶媒、たとえば、1,2−ジメトキシエタン、アセトニ
トリル、トルエン、ヘキサン、塩化メチレン、テトラヒ
ドロフラン等の溶媒中で行なう。好適な溶媒は塩化メチ
レンである。反応が約30分間進行した後、水素化金属
の還元剤を該混合物に加え(この時、無水の条件を維持
したままであることが好ましい)、いかなる過剰のアセ
トアルデヒドをも完全に反応させ、従つていかなる目的
外の副反応もおきないようにする。好適な還元剤は、水
素化ホウ素ナトリウム、アミンボラン類、水素化アルミ
ニウムリチウムで、中でも水素化ホウ素ナトリウムが特
に好適である。その水素化ホウ素ナトリウムを加え、該
反応混合物を室温程度に加温し、約10〜15分間反応
させる。イミンの生成は1H−NMRで監視する。反応
の第一段階の約30分で完了する。水素化ホウ素ナトリ
ウムはいかなる未反応のアセトアルデヒドをも還元する
ので、目的外の副反応を妨げる。
過剰のアセトアルデヒドが除去された後、アミノ置換基
は、前述のような還元剤により、水性もしくは無水条件
下にて、エチルアミノ官能性まで還元してもよい。緩衝
剤を添加することが好ましく、また、pHは約7−12
(約9.5−10が好ましい)に維持する。水素化ホウ素
ナトリウムをこの段階の還元剤として使用する時、水お
よび/または緩衝剤のようなプロトン付加剤が存在する
ことが好ましい。この反応は図式Cに示す如く以下に説
明する。
は、前述のような還元剤により、水性もしくは無水条件
下にて、エチルアミノ官能性まで還元してもよい。緩衝
剤を添加することが好ましく、また、pHは約7−12
(約9.5−10が好ましい)に維持する。水素化ホウ素
ナトリウムをこの段階の還元剤として使用する時、水お
よび/または緩衝剤のようなプロトン付加剤が存在する
ことが好ましい。この反応は図式Cに示す如く以下に説
明する。
pHを約7−12に保ついかなる従来の緩衝剤でも適して
いる。例えば、リン酸塩、クエン酸塩あるいはホウ酸塩
緩衝剤である。ホウ酸塩緩衝剤が好ましい。該緩衝剤を
反応混合物に手早く加え、次いで該混合物を、イミンの
還元反応が完了するまで、約15〜120分間、室温に
て攪拌する。反応の進行は1H−NMRで監視できる。
いる。例えば、リン酸塩、クエン酸塩あるいはホウ酸塩
緩衝剤である。ホウ酸塩緩衝剤が好ましい。該緩衝剤を
反応混合物に手早く加え、次いで該混合物を、イミンの
還元反応が完了するまで、約15〜120分間、室温に
て攪拌する。反応の進行は1H−NMRで監視できる。
アセチルおよびトリメチルシリル基は化合物4から加水
分解によつて除去され、ネチルミシン(化合物5)が下
図の反応図式に示すように得られる。
分解によつて除去され、ネチルミシン(化合物5)が下
図の反応図式に示すように得られる。
実施例1 トリ−シリル化トリ−N−アセチルシソミシン a)オーバーヘツド機械的攪拌装置、乾燥管で栓をした
還流冷却器、および温度計を装着した500mの三つ
口丸底フラスコに、15.0g(26.2ミリモル;HPLCで
83%の純度)の3,2′,6′−トリ−N−アセチルシ
ソミシン、0.750g(1.12ミリモル)の硫酸3,2′,
6′−トリ−N−アセチルシソミシン、150mの
1,2−ジメトキシエタン(DME)および25mの
ヘキサメチルジシラザン(118.5ミルモル)を加える。
該混合物を油浴(外部油浴温105℃)中で加熱して5
時間還流し、1H−NMRによりシリル化の進行を監視
する。シリル化反応は5,2″および4″位において約3
〜8時間で完了する。
還流冷却器、および温度計を装着した500mの三つ
口丸底フラスコに、15.0g(26.2ミリモル;HPLCで
83%の純度)の3,2′,6′−トリ−N−アセチルシ
ソミシン、0.750g(1.12ミリモル)の硫酸3,2′,
6′−トリ−N−アセチルシソミシン、150mの
1,2−ジメトキシエタン(DME)および25mの
ヘキサメチルジシラザン(118.5ミルモル)を加える。
該混合物を油浴(外部油浴温105℃)中で加熱して5
時間還流し、1H−NMRによりシリル化の進行を監視
する。シリル化反応は5,2″および4″位において約3
〜8時間で完了する。
シリル化1−N−エチル3,2′,6′−トリ−N−アセ
チルシソミシン b)前項(a)で得られた無水反応混合物に室温で150
mの塩化メチレンを加える。該混合物を約15℃まで
冷却してから3.0mの冷アセトアルデヒド(53.6ミリ
モル)を加える。30分間攪拌を継続し、1.9gの粉末
水素化ホウ素ナトリウム(50.2ミリモル)を加える。該
反応混合物を室温までもどるよう加温し、いかなる過剰
のアセトアルデヒドも完全に除去されるように、10〜
15分間攪拌しておく。その後、該混合物に、30m
の0.5M水性ホウ酸塩緩衝液(pH9.75)を迅速な滴下速
度で添加用ロート(additional funnel)から加え、室
温にて2時間攪拌し、該イミンを対応するエチルアミノ
置換基に還元する。
チルシソミシン b)前項(a)で得られた無水反応混合物に室温で150
mの塩化メチレンを加える。該混合物を約15℃まで
冷却してから3.0mの冷アセトアルデヒド(53.6ミリ
モル)を加える。30分間攪拌を継続し、1.9gの粉末
水素化ホウ素ナトリウム(50.2ミリモル)を加える。該
反応混合物を室温までもどるよう加温し、いかなる過剰
のアセトアルデヒドも完全に除去されるように、10〜
15分間攪拌しておく。その後、該混合物に、30m
の0.5M水性ホウ酸塩緩衝液(pH9.75)を迅速な滴下速
度で添加用ロート(additional funnel)から加え、室
温にて2時間攪拌し、該イミンを対応するエチルアミノ
置換基に還元する。
ネチルミシン 前項(b)で得られた反応混合物に、30mの10%水
酸化ナトリウム水溶液を加えて水素化ホウ素ナトリウム
を不活性化する。該溶液混合物、DME/CH2Cl2を減圧
下に除去する。次に、200mの10%水酸化ナトリ
ウム水溶液を加え、該混合物を油浴(103℃)中で加
熱し、窒素ガスをおだやかに通気しつつ20時間還流す
る。反応の進行はクロロホルム:メタノール:濃水酸化
アンモニウム1:1:1混合物の下相を展開溶媒として
使用する薄層クロマトグラフイーにより監視する。
酸化ナトリウム水溶液を加えて水素化ホウ素ナトリウム
を不活性化する。該溶液混合物、DME/CH2Cl2を減圧
下に除去する。次に、200mの10%水酸化ナトリ
ウム水溶液を加え、該混合物を油浴(103℃)中で加
熱し、窒素ガスをおだやかに通気しつつ20時間還流す
る。反応の進行はクロロホルム:メタノール:濃水酸化
アンモニウム1:1:1混合物の下相を展開溶媒として
使用する薄層クロマトグラフイーにより監視する。
該水解物を氷浴で冷却し、それを25%の硫酸水溶液を
用いてpH6の酸性となし、沈澱を過して除去する。
液の一部をHPLC定量用に適切な濃度となるよう希釈
する。ネチルミシンの補正HPLC収率は88%であ
る。
用いてpH6の酸性となし、沈澱を過して除去する。
液の一部をHPLC定量用に適切な濃度となるよう希釈
する。ネチルミシンの補正HPLC収率は88%であ
る。
実施例II 2″,5−ジシリル−3,2′,6′−トリ−N−アセチ
ルシソミシンの製造 4.0g(6.04ミリモル、HPLCによる純度86.6%)の
3,2′,6′−トリ−N−アセチルシソミシンと0.04g
(0.06ミリモル)の硫酸3,2′,6′−トリ−N−アセ
チルシソミシンを、40mの1,2−ジメトキシエタ
ン(DME)中に攪拌懸濁させたものに、4.4mのヘ
キサメチルジシラザンを加え、該混合物を油浴中で加熱
して3時間還流した。該反応混合物は澄明るな均一の溶
液となり、この段階で反応を止めた(1HNMRによれ
ば)該混合物中に大量の2″,5−ジシリル化トリ−N
−アセチルシソミシンが含まれていた)。
ルシソミシンの製造 4.0g(6.04ミリモル、HPLCによる純度86.6%)の
3,2′,6′−トリ−N−アセチルシソミシンと0.04g
(0.06ミリモル)の硫酸3,2′,6′−トリ−N−アセ
チルシソミシンを、40mの1,2−ジメトキシエタ
ン(DME)中に攪拌懸濁させたものに、4.4mのヘ
キサメチルジシラザンを加え、該混合物を油浴中で加熱
して3時間還流した。該反応混合物は澄明るな均一の溶
液となり、この段階で反応を止めた(1HNMRによれ
ば)該混合物中に大量の2″,5−ジシリル化トリ−N
−アセチルシソミシンが含まれていた)。
イミンの生成、還元および加水分解は実施例Iに記述し
た通りに行なつた。
た通りに行なつた。
ネチルミシンの補正HPLC収率は83%である。
実施例III 3,2′,6′,3″−テトラ−N−アセチルシソミシン
からのネチルミシンの製造 本研究に使用した精製3,2′,6′,3″−テトラ−N
−アセチルシソミシンは、3,2′,6′−トリ−N−ア
セチルシソミシンの3″位のアミノ基をN−アセチルイ
ミダゾールによりアセチル化し、シリカゲルのカラムに
より単離して得た。
からのネチルミシンの製造 本研究に使用した精製3,2′,6′,3″−テトラ−N
−アセチルシソミシンは、3,2′,6′−トリ−N−ア
セチルシソミシンの3″位のアミノ基をN−アセチルイ
ミダゾールによりアセチル化し、シリカゲルのカラムに
より単離して得た。
この凍結乾燥したテトラ−N−アセチルシソミシン4g
を40mのDME中に懸濁し、4.4mのHMDSを
加えた。該混合物を加熱し、7時間還流した。1HNM
Hは、シリル化反応が完了していることを示した。
を40mのDME中に懸濁し、4.4mのHMDSを
加えた。該混合物を加熱し、7時間還流した。1HNM
Hは、シリル化反応が完了していることを示した。
イミン生成、還流、および加水分解は、実施例1に記述
したものと類似の方法により行なつた。ネチルミシンの
補正HPLC収率は83.5%である。
したものと類似の方法により行なつた。ネチルミシンの
補正HPLC収率は83.5%である。
3,2′,6′−トリ−N−アセチル−5,2″,4″−ト
リメチルシソミシンと、3,2′,6′−トリ−N−アセ
チル−5,2″,4″−1−N−エチリデンシソミシンの
1HNMRを以下の表Iに示す。
リメチルシソミシンと、3,2′,6′−トリ−N−アセ
チル−5,2″,4″−1−N−エチリデンシソミシンの
1HNMRを以下の表Iに示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チウ,ジョン・シェーハン アメリカ合衆国ニュ−ジャ−ジ−州07054, パーシッパニー,ファーンデール・ドライ ブ 12 (72)発明者 コロン,シーザー アメリカ合衆国ニュ−ジャ−ジ−州07204, ロゼール・パーク,ファテュウト・アベニ ュー 408
Claims (6)
- 【請求項1】以下の各工程からなる、アセトアルデヒド
を用いたシソミシンの1−N−エチル化によるネチルミ
シンの製造方法: a)次式: {式中、各Xは有機シリル基 (ただし、R1〜R3は独立に、低級アルキル、フェニル
あるいはフェニル低級アルキルである)であり;X′は
水素あるいは上述の如く定義される有機シリル基であ
り;各Yはアミノ保護基を表わし;Y′は水素あるいは
アミノ保護基を表わし;そしてアミノ保護基が、アセチ
ル、ホルミル、プロピオニル、アロイル、またはそれら
の混合物である} で表される選択的に基を保護したシソミシン誘導体を、
無水の条件下に、不活性の非プロトン性有機溶媒中でア
セトアルデヒドと反応させて、対応する1−N−エチリ
デン誘導体を生成し; b)該反応混合物中に存在するいかなる過剰の未反応ア
セトアルデヒドをも還元し; c)該1−N−エチリデン基を水性もしくは無水の条件
下にエチルアミノ基に還元し; d)すべての保護基を除去し;さらに、 e)遊離塩基の形または酸付加塩の形でネチルミシンを
単離する。 - 【請求項2】アミノ保護基がアセチル基である、請求の
範囲第1項に記載の方法。 - 【請求項3】シリル化が、硫酸塩、アンモニウム塩、硫
酸、トリメチルシリルクロリド、およびそれらの混合物
から成る化合物群から選択される触媒によって触媒され
るという特徴がさらに加わった、請求の範囲第1項また
は第2項に記載の方法。 - 【請求項4】水素化金属還元剤を加えることにより過剰
もしくは未反応のアセトアルデヒドを除去するという特
徴がさらに加わった、請求の範囲第1項〜第3項のいず
れか1項に記載の方法。 - 【請求項5】過剰のアセトアルデヒドを還元した後、pH
を約7〜12の範囲に維持するために水性緩衝液を加え
るという特徴がさらに加わった、請求の範囲第1項〜第
4項のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項6】1−N−エチリデン基が、水素化ホウ素ナ
トリウム、アミンボラン類、水素化アルミニウムリチウ
ムおよびそれらの混合物から成る群から選択される還元
剤を加えることによってエチルアミノ基に還元されると
いう特徴がさらに加わった、請求の範囲第1項〜第5項
のいずれか1項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US78719385A | 1985-10-15 | 1985-10-15 | |
| US787193 | 1985-10-15 | ||
| PCT/US1986/002122 WO1987002365A2 (en) | 1985-10-15 | 1986-10-14 | Process for preparing netilmicin |
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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| JPH0649716B2 true JPH0649716B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
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|---|---|---|---|
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| JP5309048A Expired - Fee Related JPH0735394B2 (ja) | 1985-10-15 | 1993-12-09 | シソミシン誘導体 |
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|---|---|---|---|
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| BG (1) | BG51252A3 (ja) |
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| GB2478990A (en) | 2010-03-26 | 2011-09-28 | E2V Tech | Magnetron with high gfrequency cathode heater power supply |
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