JPH0651651B2 - 2,7,11−センブラトリエン−4,6,20−トリオ−ル、その製造方法および該化合物からなるたばこ用香喫味改良剤 - Google Patents
2,7,11−センブラトリエン−4,6,20−トリオ−ル、その製造方法および該化合物からなるたばこ用香喫味改良剤Info
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- JPH0651651B2 JPH0651651B2 JP7256786A JP7256786A JPH0651651B2 JP H0651651 B2 JPH0651651 B2 JP H0651651B2 JP 7256786 A JP7256786 A JP 7256786A JP 7256786 A JP7256786 A JP 7256786A JP H0651651 B2 JPH0651651 B2 JP H0651651B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- tobacco
- triol
- culture
- flavor
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Manufacture Of Tobacco Products (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2,7,11−センブラトリエン−4,6−
ジオールに微生物を作用させることにより得られる新規
な化合物2,7,11−センブラトリエン−4,6,2
0−トリオールに関するものである。本化合物はたばこ
用香喫味改良に有効な新規物質である。
ジオールに微生物を作用させることにより得られる新規
な化合物2,7,11−センブラトリエン−4,6,2
0−トリオールに関するものである。本化合物はたばこ
用香喫味改良に有効な新規物質である。
従来、たばこの製造工程で喫煙物に添加することによ
り、より好ましい喫味や香味を付与したり、あるいは喫
煙物素材の有する香喫味を改善するのに有効な化合物
は、既に数多く知られている。しかし、本発明の化合物
は化学物質としても新規であり、従って、従来たばこの
製造においても用いられたことがない。
り、より好ましい喫味や香味を付与したり、あるいは喫
煙物素材の有する香喫味を改善するのに有効な化合物
は、既に数多く知られている。しかし、本発明の化合物
は化学物質としても新規であり、従って、従来たばこの
製造においても用いられたことがない。
本発明は、最近の製品たばこの香喫味に対する消費者の
多様なニーズに対応しうる新しい加香料の開発と提供を
目的としてなされたものである。
多様なニーズに対応しうる新しい加香料の開発と提供を
目的としてなされたものである。
本発明者らは、式(II)で示される2,7,11−センブ
ラトリエン−4,6−ジオール〔以下、化合物(II)とい
う〕にバチルス・メガテリウム(Bacillusmegaterium)N
H5(微工研菌寄第4448号)を作用させることによ
り、変換物質として優れた香 喫味改良効果を有する式(I)で示される新規な化合物
2,7,11−センブラトリエン−4,6,20−トリ
オール〔以下、化合物(I)という〕が得られることを見
出し本発明をなすに至った。
ラトリエン−4,6−ジオール〔以下、化合物(II)とい
う〕にバチルス・メガテリウム(Bacillusmegaterium)N
H5(微工研菌寄第4448号)を作用させることによ
り、変換物質として優れた香 喫味改良効果を有する式(I)で示される新規な化合物
2,7,11−センブラトリエン−4,6,20−トリ
オール〔以下、化合物(I)という〕が得られることを見
出し本発明をなすに至った。
以下に、この化合物の分析データを示す。
分子式:C20H34O3 分子量:322 赤外吸収スペクトル:3344cm-1 核磁気共鳴スペクトル: (測定機器 Bruker AM 500 spectrometer)1 H-NMR((CD3)2CO,TMS) δ(ppm): 5.47 d, J=15.7 5.23 dd 5.22 d J=7.2 5.18 dd J=15.6,9.3 4.78 m 4.16 dd J=6.2,12.2 3.96 dd J=4.6,12.2 2.28 m 2.23 m 2.11 m 2.05 m 2.01 dd J=14.0,1.1 1.91 m 1.75 dd J=13.8,9.1 1.67 s 1.50 m 1.35 s 0.83 d J=6.7 0.80 d J=6.813 C-NMR (δ in CDCl3,TMS) (測定機器 Bruker AM500 spectrometer) 16.0(-CH3),19.2(-CH3),20.7(-CH3) 22.5(-CH2),27.9(-CH2),28.9(-CH3) 32.0(-CH2),32.8(-CH),38.9(-CH2) 46.5(-CH),52.6(-CH2),59.9(-CH2) 64.4(-CH),71.5(-CR3),127.9(-CH) 130.2(-CH),131.7(-CH),136.1(-CR3) 136.3(-CH), 質量スペクトル GC-MS 257(2) 159(9) 145(8) 133(12) 107(18) 91(21) 81(38) 71(31) 55(35) 43(100) 比旋光度 ▲〔α〕25 D▼+140.3 (エタノール,C=0.32) 次に、化合物(II)の微生物変換による化合物(I)の製造
方法を順を追って説明する。
方法を順を追って説明する。
まず、バチルス・メガテリウム NH5を次のような方
法で培養して種菌とする。すなわち、固形培地あるいは
液体培地に該菌を接種し、30〜43℃で1〜2日間培
養する。これら種菌をさらに液体培地に接種し、37℃
で2〜6時間振とう又は通気攪拌培養を行う。ここで用
いる液体培地および種菌培養のための固形および液体培
地に用いる栄養源としては、グルコース、ショ糖、コー
ンスティープリカー、ペプトン、肉エキス、酵母エキ
ス、尿素、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム、硫酸ア
ンモニウム、リン酸カリウム、塩化カリウム、硫酸鉄、
硫酸亜鉛、塩化カルシウム、炭酸カルシウムなどの炭素
源、窒素源、無機塩、発育因子などの中から適当なもの
を選んで使用することができる。これらの栄養源は水溶
液とし、また固形培地とする場合には液体培地に1.5〜
2.0%の寒天を加え、加熱または濾過などにより無菌化し
て使用する。
法で培養して種菌とする。すなわち、固形培地あるいは
液体培地に該菌を接種し、30〜43℃で1〜2日間培
養する。これら種菌をさらに液体培地に接種し、37℃
で2〜6時間振とう又は通気攪拌培養を行う。ここで用
いる液体培地および種菌培養のための固形および液体培
地に用いる栄養源としては、グルコース、ショ糖、コー
ンスティープリカー、ペプトン、肉エキス、酵母エキ
ス、尿素、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム、硫酸ア
ンモニウム、リン酸カリウム、塩化カリウム、硫酸鉄、
硫酸亜鉛、塩化カルシウム、炭酸カルシウムなどの炭素
源、窒素源、無機塩、発育因子などの中から適当なもの
を選んで使用することができる。これらの栄養源は水溶
液とし、また固形培地とする場合には液体培地に1.5〜
2.0%の寒天を加え、加熱または濾過などにより無菌化し
て使用する。
次に、以上のようにして予め培養された菌体培養液に化
合物(II)を添加し、引き続き振とう又は通気攪拌を行
う。この操作によって化合物(II)は次第に化合物(I)へ
変換が行われる。化合物(II)の添加量は通常、菌体培養
液1当り0.1〜1gが適当である。
合物(II)を添加し、引き続き振とう又は通気攪拌を行
う。この操作によって化合物(II)は次第に化合物(I)へ
変換が行われる。化合物(II)の添加量は通常、菌体培養
液1当り0.1〜1gが適当である。
培養液中において、化合物(II)が変換されているか否か
の判定は、例えば次のような操作によって迅速に知るこ
とができる。すなわち、変換が進行中のフラスコ又はタ
ンク中より3〜10mlの菌体を含む培養液を抜き取り、
pHを調節することなく酢酸エチルなどの有機溶媒で抽出
し、直ちにガスクロマトグラフィー又は高速液体クロマ
トグラフィーで分析する。所要時間はサンプリング時間
も含めて1時間以内である。
の判定は、例えば次のような操作によって迅速に知るこ
とができる。すなわち、変換が進行中のフラスコ又はタ
ンク中より3〜10mlの菌体を含む培養液を抜き取り、
pHを調節することなく酢酸エチルなどの有機溶媒で抽出
し、直ちにガスクロマトグラフィー又は高速液体クロマ
トグラフィーで分析する。所要時間はサンプリング時間
も含めて1時間以内である。
第1図−aに化合物(II)、第1図−bに変換操作開始後
120時間目の化合物(II)を含む変換物の典型的なガス
クロマトグラムを示す。なお、図のガスクロマトグラム
は次のような条件で得られたものである。すなわち、津
島GC−4CM型ガスクロマトグラフ装置にシリコンO
V−101をカラムの内壁にコーティングした内径0.28
mm、長さ30mのガラスキャピラリーカラムを装着し、カ
ラム温度250℃で、キャリャーガスとしてヘリウムを
毎分0.96ml流しつつ前記培養液の酢酸エチル抽出液1u
lを試料として注入することにより測定した。
120時間目の化合物(II)を含む変換物の典型的なガス
クロマトグラムを示す。なお、図のガスクロマトグラム
は次のような条件で得られたものである。すなわち、津
島GC−4CM型ガスクロマトグラフ装置にシリコンO
V−101をカラムの内壁にコーティングした内径0.28
mm、長さ30mのガラスキャピラリーカラムを装着し、カ
ラム温度250℃で、キャリャーガスとしてヘリウムを
毎分0.96ml流しつつ前記培養液の酢酸エチル抽出液1u
lを試料として注入することにより測定した。
次に、変換物の培養物は、菌体を濾別したのち有機溶媒
を用いて液から香料成分を抽出した。香料成分である
化合物(I)を精製単離するためには、まず変換培養物を
濾過し菌体と液とに分ける。液に酢酸エチルなどの
有機溶媒を加え、また菌体を洗浄した有機溶媒を合して
有機相とする。これを減圧下で溶媒を留去して変換物を
得る。得られた変換物をシリカゲルを吸着剤とするカラ
ムにかけ、n−ヘキサン:酢酸エチル混液を用いて溶出
し、フラクションコレクターで分画する。さらに必要に
応じて高速液体クロマトグラフィーにより、化合物(I)
を単離する。
を用いて液から香料成分を抽出した。香料成分である
化合物(I)を精製単離するためには、まず変換培養物を
濾過し菌体と液とに分ける。液に酢酸エチルなどの
有機溶媒を加え、また菌体を洗浄した有機溶媒を合して
有機相とする。これを減圧下で溶媒を留去して変換物を
得る。得られた変換物をシリカゲルを吸着剤とするカラ
ムにかけ、n−ヘキサン:酢酸エチル混液を用いて溶出
し、フラクションコレクターで分画する。さらに必要に
応じて高速液体クロマトグラフィーにより、化合物(I)
を単離する。
本発明の化合物(I)をたばこに添加し喫煙した場合は、
いずれも、たばこ本来の香りとよく調和し、刺激を抑
え、さらに効果に持続性があるので、たばこの製造工程
中および製品保存中における逸散が少ないなど多くの優
れた効果を有する。
いずれも、たばこ本来の香りとよく調和し、刺激を抑
え、さらに効果に持続性があるので、たばこの製造工程
中および製品保存中における逸散が少ないなど多くの優
れた効果を有する。
すなわち、本化合物はエタノール等の溶媒で適宜濃度に
希釈し、たばこの香喫味改良剤として使用に供すること
が出来る。本化合物は単独又は他のたばこ用香料、添加
物などを適宜配合して使用することができる。添加量は
製品たばこ用刻に対し0.1〜50ppm(W/W)、好ましく
は1〜30ppm(W/W)で前述した効果を発揮する。本発
明の化合物を有効に適用し得るたばこの種類は、特に限
定されるものではなく、栽培により得られるたばこのみ
ならず、屑たばこを原料として製造された再生たばこ及
びパイプたばこ等の香喫味の改良のためにも有効であ
る。
希釈し、たばこの香喫味改良剤として使用に供すること
が出来る。本化合物は単独又は他のたばこ用香料、添加
物などを適宜配合して使用することができる。添加量は
製品たばこ用刻に対し0.1〜50ppm(W/W)、好ましく
は1〜30ppm(W/W)で前述した効果を発揮する。本発
明の化合物を有効に適用し得るたばこの種類は、特に限
定されるものではなく、栽培により得られるたばこのみ
ならず、屑たばこを原料として製造された再生たばこ及
びパイプたばこ等の香喫味の改良のためにも有効であ
る。
本発明に使用する菌は通産省工業技術院、微生物工業技
術研究所に寄託し、その寄託番号は微工研菌寄第444
8号である。
術研究所に寄託し、その寄託番号は微工研菌寄第444
8号である。
以下に、本菌の菌学的性質をマニュアル・オブ・マイク
ロバイオロジカル・メソッド(Mannual of Microbiolog
ical Method)記載の方法に準じて検討した結果を示
す。
ロバイオロジカル・メソッド(Mannual of Microbiolog
ical Method)記載の方法に準じて検討した結果を示
す。
I形態的性質 1.顕微鏡的所見 桿菌、1.0〜1.5μ×3.5〜5.0μ、波状に連鎖し時に塊
状、運動性あり、楕円形の内生胞子形成、1.0〜1.2μ×
1.5〜2.0μ、1細胞に1個、位置は中央、胞子のうのふ
くらみなし、グラム陽性、抗酸性陰性。
状、運動性あり、楕円形の内生胞子形成、1.0〜1.2μ×
1.5〜2.0μ、1細胞に1個、位置は中央、胞子のうのふ
くらみなし、グラム陽性、抗酸性陰性。
2.培養上所見 (1)平板培養 円形、わずかに丘状隆起、平滑、全縁、不透明、わずか
に黄色を含む白色、やや光沢あり。
に黄色を含む白色、やや光沢あり。
(2)斜面培養 生育旺盛、平滑、やや光沢あり、淡黄白色、不透明、臭
いなし、培地の変化なし。
いなし、培地の変化なし。
(3)液体培養 生育中程度、表面生育微弱、わずかに濁る、沈殿中程
度。
度。
II生理的性質 生育温度:15〜42℃,最適30〜37℃ 生育pH:pH3.5〜10.0,最適6.5〜7.5 酸素要求性:好気性 ゼラチンの液化:斗状に変化 リトマスミルク:酸性,ペプトン化 インドールの生成:陰性 硝酸塩の還元:陰性 殿粉の加水分解:陽性 メチルレッド反応:陽性 フオーゲスプロスカウエル反応:陰性 カタラーゼの生成:陽性 ウレアーゼの生成:陽性 食塩濃度と生育:7%まで生育する ソデイウムアザイドによる生育阻害:0.02%で生育
しない リゾチームによる生育阻害:0.001%で生育しな
い。
しない リゾチームによる生育阻害:0.001%で生育しな
い。
サブロー寒天培地での生育:生育する サブロー液体培地での生育:生育する O−Fテスト:発酵的 オキシダーゼ活性:陽性 クエン酸の利用:陽性 レシチナーゼ活性:陰性 レパンの生成:陽性 カゼインの加水分解:陽性 フェニルアラニンの脱アミノ反応:陽性 III糖の利用性 酸を生成し、ガスを生成しない:グルコース、アラビノ
ース、マニトール、酸もガスも生成しない:キシロース 以上の菌学的性質を基にして、バージェイズ・マニュア
ル・オブ・デターミネイティブ・バクテリオロジー第8
版(Bergey's Mannual of Determinative Bacteriology
8th Edition)に従い検索すると本菌はバチルス属に属
し、バチルス・メガテリウム(Bacillus Megaterium)
と同定された。
ース、マニトール、酸もガスも生成しない:キシロース 以上の菌学的性質を基にして、バージェイズ・マニュア
ル・オブ・デターミネイティブ・バクテリオロジー第8
版(Bergey's Mannual of Determinative Bacteriology
8th Edition)に従い検索すると本菌はバチルス属に属
し、バチルス・メガテリウム(Bacillus Megaterium)
と同定された。
次に、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1. 試験管内にニュートリエント・アガー(Difco製)培地
を作り、これにバチルス・メガテリウムNH5を1白金
耳摂取し、2日間静置して胞子を形成させた。次いでニ
ュートリエント・ブロス(Difco製)0.8g、水道水10
0mlからなる殺菌済み液体培地に前記菌を1白金耳接種
し、200rpmの回転振とう機にかけ、37℃で24時
間培養を行い種母とした。この種母2mlを、前記と同様
の方法と割合で調製した1の培地を含む3のコブ付
三角フラスコに接種し、37℃、200rpmで3時間回
転振とう培養を行い、610nmにおける吸光度が0.3の
菌体培養液を得た。これに化合物(II)0.1gを添加し引
き続き振とうを行った。変換5日後に培養物を取り出
し、遠心分離により菌体と液とに分けた。液中の化
合物(I)を酢酸エチルで抽出し、この酢酸エチル層と菌
体を洗浄した酢酸エチルとを合した。この酢酸エチル溶
液を減圧濃縮することにより、0.05gの濃縮物を得
た。全く同様の操作を6回繰返して、合計0.3gの濃縮
物を得た。次いでこの濃縮物から変換生成物である化合
物(I)を以下のようにして単離した。濃縮物0.3gを5
0gのシリカゲルGを充てんした直径30mmのガラスカ
ラムの上部に添加し、次いでヘキサン−酢酸エチルの混
液(V/V)、85:15,80:20,60:40,50:50をそれぞ
れ1250,1500,900,2300mlづつ加え順次溶出した。
を作り、これにバチルス・メガテリウムNH5を1白金
耳摂取し、2日間静置して胞子を形成させた。次いでニ
ュートリエント・ブロス(Difco製)0.8g、水道水10
0mlからなる殺菌済み液体培地に前記菌を1白金耳接種
し、200rpmの回転振とう機にかけ、37℃で24時
間培養を行い種母とした。この種母2mlを、前記と同様
の方法と割合で調製した1の培地を含む3のコブ付
三角フラスコに接種し、37℃、200rpmで3時間回
転振とう培養を行い、610nmにおける吸光度が0.3の
菌体培養液を得た。これに化合物(II)0.1gを添加し引
き続き振とうを行った。変換5日後に培養物を取り出
し、遠心分離により菌体と液とに分けた。液中の化
合物(I)を酢酸エチルで抽出し、この酢酸エチル層と菌
体を洗浄した酢酸エチルとを合した。この酢酸エチル溶
液を減圧濃縮することにより、0.05gの濃縮物を得
た。全く同様の操作を6回繰返して、合計0.3gの濃縮
物を得た。次いでこの濃縮物から変換生成物である化合
物(I)を以下のようにして単離した。濃縮物0.3gを5
0gのシリカゲルGを充てんした直径30mmのガラスカ
ラムの上部に添加し、次いでヘキサン−酢酸エチルの混
液(V/V)、85:15,80:20,60:40,50:50をそれぞ
れ1250,1500,900,2300mlづつ加え順次溶出した。
次に、50:50画分について、移動相をメチルアルコー
ル:アセトニトリル:水=1:4:9(V/V)とし、Lic
hrosorb RP−18カラム(直径4mm、長さ25cm、
メルク社製)を用いて高速液体クロマトグラフィーを行
った。主成分を分取し、35℃以下で減圧濃縮して有機
溶媒を留去した。水相を分液ロートに移しジエチルエー
テルを用いて液々分配を行なって変換物を抽出した。芒
硝で脱水した後減圧で濃縮した。濃縮物は無色の油状で
収量は0.004gであった。
ル:アセトニトリル:水=1:4:9(V/V)とし、Lic
hrosorb RP−18カラム(直径4mm、長さ25cm、
メルク社製)を用いて高速液体クロマトグラフィーを行
った。主成分を分取し、35℃以下で減圧濃縮して有機
溶媒を留去した。水相を分液ロートに移しジエチルエー
テルを用いて液々分配を行なって変換物を抽出した。芒
硝で脱水した後減圧で濃縮した。濃縮物は無色の油状で
収量は0.004gであった。
実施例2. 屑たばこを100℃の熱水で抽出し、水溶性部と水不溶
性部(抽出残)に分けた後、水不溶部を叩解し、これに
その乾物重の15%の針葉樹のクラフトパルプを加えた
混合物を薄紙状に成型し、この薄紙に上記の水溶性部を
もどして作ったシート状再生たばこ100gに対して、
実施例1で得た化合物(I)0.5mgを3mlのエタノールに
溶解して噴霧・添加した後、常法により才刻紙巻し、化
合物(II)0.5mgを上記と同様に処理した巻上品を対照と
して、におい・味・刺激について2点識別法により香喫
味を比較した。特に訓練された専門パネル20人の評価
は、第1表に示す通りであった。パネルの大多数のメン
バーの評価により、刺激が抑えられ、たばこらしさが付
与されるとのコメントを得た。
性部(抽出残)に分けた後、水不溶部を叩解し、これに
その乾物重の15%の針葉樹のクラフトパルプを加えた
混合物を薄紙状に成型し、この薄紙に上記の水溶性部を
もどして作ったシート状再生たばこ100gに対して、
実施例1で得た化合物(I)0.5mgを3mlのエタノールに
溶解して噴霧・添加した後、常法により才刻紙巻し、化
合物(II)0.5mgを上記と同様に処理した巻上品を対照と
して、におい・味・刺激について2点識別法により香喫
味を比較した。特に訓練された専門パネル20人の評価
は、第1表に示す通りであった。パネルの大多数のメン
バーの評価により、刺激が抑えられ、たばこらしさが付
与されるとのコメントを得た。
〔発明の効果〕 本発明の化合物は、製品たばこ用刻、パイプたばこ、再
生たばこ及び葉たばこに対してppmオーダーの添加によ
り、たばこらしさを付与し、刺激を抑制して味がよくな
る効果、すなわち、たばこの香喫味改良効果を有し、こ
れによりたばこ製品の品質が向上する。
生たばこ及び葉たばこに対してppmオーダーの添加によ
り、たばこらしさを付与し、刺激を抑制して味がよくな
る効果、すなわち、たばこの香喫味改良効果を有し、こ
れによりたばこ製品の品質が向上する。
第1図−aは化合物(II)、第1図−bは化合物(II)を本
発明の方法によって微生物変換したときの培養時間が1
20時間目の化合物(II)変換物のガスクロマトグラムを
それぞれ示したものである。図中ピーク(1)は溶媒、ピ
ーク(2)は化合物(II)、ピーク(4)は化合物(II)、ピーク
(3)と(5)は副生成物である。縦軸はピーク高さを、横軸
は保持時間を示す。
発明の方法によって微生物変換したときの培養時間が1
20時間目の化合物(II)変換物のガスクロマトグラムを
それぞれ示したものである。図中ピーク(1)は溶媒、ピ
ーク(2)は化合物(II)、ピーク(4)は化合物(II)、ピーク
(3)と(5)は副生成物である。縦軸はピーク高さを、横軸
は保持時間を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】次式(I)で示される2,7,11−センブ
ラトリエン−4,6,20−トリオール。 - 【請求項2】次式(I)で示される2,7,11−センブ
ラトリエン4,6,20−トリオールからなるたばこ用
香喫味改良剤。 - 【請求項3】次式(II)で示される2,7,11−センブ
ラトリエン4,6−ジオールにバチルス属細菌(Bacill
us sp.)を作用させることにより、次式(I)で示される
2,7,11−センブラトリエン−4,6,20−トリ
オールを採取することを特徴とする次式(I)で示される
化合物の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7256786A JPH0651651B2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 | 2,7,11−センブラトリエン−4,6,20−トリオ−ル、その製造方法および該化合物からなるたばこ用香喫味改良剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7256786A JPH0651651B2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 | 2,7,11−センブラトリエン−4,6,20−トリオ−ル、その製造方法および該化合物からなるたばこ用香喫味改良剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62234037A JPS62234037A (ja) | 1987-10-14 |
| JPH0651651B2 true JPH0651651B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=13493075
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7256786A Expired - Lifetime JPH0651651B2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 | 2,7,11−センブラトリエン−4,6,20−トリオ−ル、その製造方法および該化合物からなるたばこ用香喫味改良剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0651651B2 (ja) |
-
1986
- 1986-04-01 JP JP7256786A patent/JPH0651651B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62234037A (ja) | 1987-10-14 |
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