JPH0657204A - 塗料組成物 - Google Patents
塗料組成物Info
- Publication number
- JPH0657204A JPH0657204A JP21160892A JP21160892A JPH0657204A JP H0657204 A JPH0657204 A JP H0657204A JP 21160892 A JP21160892 A JP 21160892A JP 21160892 A JP21160892 A JP 21160892A JP H0657204 A JPH0657204 A JP H0657204A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- coating composition
- oligomer
- solvent
- added
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Epoxy Resins (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 水に可溶としかつ塗膜の耐擦傷性を良好にす
る。 【構成】 三官能以上のエポキシ化合物1モルに対し、
ヒドロキシピバリン酸を2〜3モルの割合で反応させて
得られたオリゴマー40〜80重量%に、ヘキサメトキ
シメチル化メラミン20〜60重量%を添加している。
る。 【構成】 三官能以上のエポキシ化合物1モルに対し、
ヒドロキシピバリン酸を2〜3モルの割合で反応させて
得られたオリゴマー40〜80重量%に、ヘキサメトキ
シメチル化メラミン20〜60重量%を添加している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐擦傷性に優れたクリ
ヤーコートとし使用され、かつ、水可溶性を有する塗料
組成物に関するものである。
ヤーコートとし使用され、かつ、水可溶性を有する塗料
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年環境保全に対する関心の高まりに起
因して、溶剤の放出について厳しい規制が課される傾向
にある。そこで、溶剤の使用が少なくても所定の目的を
達成することができる塗料の開発が嘱望されることとな
り、種々のものが提案されている。そのような塗料とし
ては、まず有機溶剤の使用量が少ない高固形分ペイント
があげられるが、これは単に塗料組成物中の固形成分を
増加させただけのものである。
因して、溶剤の放出について厳しい規制が課される傾向
にある。そこで、溶剤の使用が少なくても所定の目的を
達成することができる塗料の開発が嘱望されることとな
り、種々のものが提案されている。そのような塗料とし
ては、まず有機溶剤の使用量が少ない高固形分ペイント
があげられるが、これは単に塗料組成物中の固形成分を
増加させただけのものである。
【0003】また、有機溶剤をまったく使用しないもの
としては粉体塗料があげられる。これは塩化ビニル樹
脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂
等常温で固体の合成樹脂を微粉化し、それを被塗装面に
吹き付けた後に加熱して溶融させ塗膜を形成するもので
ある。
としては粉体塗料があげられる。これは塩化ビニル樹
脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂
等常温で固体の合成樹脂を微粉化し、それを被塗装面に
吹き付けた後に加熱して溶融させ塗膜を形成するもので
ある。
【0004】一方、近年塗料の高品質化についての要求
も高い。そして高品質化の要求項目の中に、耐擦傷性が
含まれている。耐擦傷性は、塗膜をこするような物理的
な外力が加わった場合にすり傷がつきにくい性質であ
り、特に自動車のように移動可能なものの外面に塗布さ
れる塗料は耐擦傷性に優れたものが望まれる。
も高い。そして高品質化の要求項目の中に、耐擦傷性が
含まれている。耐擦傷性は、塗膜をこするような物理的
な外力が加わった場合にすり傷がつきにくい性質であ
り、特に自動車のように移動可能なものの外面に塗布さ
れる塗料は耐擦傷性に優れたものが望まれる。
【0005】擦傷性に優れた塗料としては、特開昭56
−103252号公報によって開示されたものが挙げら
れる。この公報に開示されたものは、水酸基(ヒドロキ
シル基)含有ポリマーとヘキサメトキシメチロールメラ
ミンとの混合物40〜80重量%、酸触媒1〜4重量
%、一級アルコール2〜16重量%、一級アルコール以
外の有機溶剤0〜57重量%からなる塗料組成物であ
る。この塗料の焼き付け乾燥後の塗膜の鉛筆硬度はHま
たはFであると記載されている。
−103252号公報によって開示されたものが挙げら
れる。この公報に開示されたものは、水酸基(ヒドロキ
シル基)含有ポリマーとヘキサメトキシメチロールメラ
ミンとの混合物40〜80重量%、酸触媒1〜4重量
%、一級アルコール2〜16重量%、一級アルコール以
外の有機溶剤0〜57重量%からなる塗料組成物であ
る。この塗料の焼き付け乾燥後の塗膜の鉛筆硬度はHま
たはFであると記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
特開昭56−103252号公報に開示されている塗料
は、上記添加される一級アルコールおよびそれ以外の有
機溶剤の量から判るとおり、いわゆる溶剤タイプの塗料
組成物であり、有機溶剤をなるだけ少ないものにすべき
であるという社会的な要求には合致するものではない。
特開昭56−103252号公報に開示されている塗料
は、上記添加される一級アルコールおよびそれ以外の有
機溶剤の量から判るとおり、いわゆる溶剤タイプの塗料
組成物であり、有機溶剤をなるだけ少ないものにすべき
であるという社会的な要求には合致するものではない。
【0007】加えて、上記公報に開示あるものは、改良
されているとはいいながら、長期間放置すると酸触媒の
添加によって組成物のゲル化が起こって固まる可能性が
あり、安心して長期在庫を行なうことができず、使用の
ための自由度が制限される。
されているとはいいながら、長期間放置すると酸触媒の
添加によって組成物のゲル化が起こって固まる可能性が
あり、安心して長期在庫を行なうことができず、使用の
ための自由度が制限される。
【0008】また、先に説明した高固形分ペイントとい
えども溶剤分は50%以上は含まれており低溶剤とはい
い難い。さらに高固形分ペイントの多くは塗布または散
布が困難であったり、硬化速度が遅かったり、あるいは
全体的にもろく塗布面のたわみに対応することができな
いことが多いなど改良する余地も多い。
えども溶剤分は50%以上は含まれており低溶剤とはい
い難い。さらに高固形分ペイントの多くは塗布または散
布が困難であったり、硬化速度が遅かったり、あるいは
全体的にもろく塗布面のたわみに対応することができな
いことが多いなど改良する余地も多い。
【0009】一方、粉体塗料の場合は溶剤は使用されな
いが、被塗布面への均一塗着が困難であったり、塗装後
の凹みやブツなどの発生が多かったり、長期貯蔵あるい
は高温場所での貯蔵においては粉体の粒子同士が癒着す
るいわゆるブロッキングが起こり易い等解決すべき問題
も多い。
いが、被塗布面への均一塗着が困難であったり、塗装後
の凹みやブツなどの発生が多かったり、長期貯蔵あるい
は高温場所での貯蔵においては粉体の粒子同士が癒着す
るいわゆるブロッキングが起こり易い等解決すべき問題
も多い。
【0010】本発明は、従来の塗料組成物の上記問題を
解決するためになされたものであり、有機溶媒は全く使
用せず、つまり水を溶媒として使用し、しかも得られた
塗膜も強靱で耐擦傷性に優れた塗料組成物を提供するこ
とを目的としている。
解決するためになされたものであり、有機溶媒は全く使
用せず、つまり水を溶媒として使用し、しかも得られた
塗膜も強靱で耐擦傷性に優れた塗料組成物を提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
塗料組成物は、三官能以上のエポキシ化合物1モルに対
し、ヒドロキシピバリン酸を2〜3モルの割合で反応さ
せて得られたオリゴマー40〜80重量%に、ヘキサメ
トキシメチル化メラミン20〜60重量%を添加してな
ることを特徴とするものである。
塗料組成物は、三官能以上のエポキシ化合物1モルに対
し、ヒドロキシピバリン酸を2〜3モルの割合で反応さ
せて得られたオリゴマー40〜80重量%に、ヘキサメ
トキシメチル化メラミン20〜60重量%を添加してな
ることを特徴とするものである。
【0012】以下本発明の塗料組成物についてさらに詳
細に説明する。ここでいうエポキシ化合物とは、エポキ
シ環(−CH(O)CH2)を含有する有機化合物のこ
とである。このようなエポキシ環を含有する有機化合物
は、通常ヒドロキシル基を有する有機化合物と反応して
縮合し、いわゆるエポキシ樹脂を生成する。得られたエ
ポキシ樹脂にポリアミンのような硬化剤を添加すると所
定の反応が起って硬化する。硬化したものは接着性、耐
摩耗性および耐薬品性に優れており、接着剤あるいは塗
料として大量に使用されている。
細に説明する。ここでいうエポキシ化合物とは、エポキ
シ環(−CH(O)CH2)を含有する有機化合物のこ
とである。このようなエポキシ環を含有する有機化合物
は、通常ヒドロキシル基を有する有機化合物と反応して
縮合し、いわゆるエポキシ樹脂を生成する。得られたエ
ポキシ樹脂にポリアミンのような硬化剤を添加すると所
定の反応が起って硬化する。硬化したものは接着性、耐
摩耗性および耐薬品性に優れており、接着剤あるいは塗
料として大量に使用されている。
【0013】特に塗料の素材として使用される場合に
は、メラミン樹脂やフェノール樹脂と混合して用いられ
ることが多く、この混合物を塗布した塗布面を200℃
前後で焼き付けて乾燥すると優れた塗膜が形成されると
いわれている。
は、メラミン樹脂やフェノール樹脂と混合して用いられ
ることが多く、この混合物を塗布した塗布面を200℃
前後で焼き付けて乾燥すると優れた塗膜が形成されると
いわれている。
【0014】本発明においては、このようなエポキシ化
合物に着目し、さらに強靱な塗膜を形成させるべく、塗
料組成物の素材として三官能以上、つまり上記エポキシ
環を三つ以上含有するエポキシ化合物が用いられてい
る。
合物に着目し、さらに強靱な塗膜を形成させるべく、塗
料組成物の素材として三官能以上、つまり上記エポキシ
環を三つ以上含有するエポキシ化合物が用いられてい
る。
【0015】そして、三官能以上のエポキシ化合物とし
ては、具体的には日本チバガイギー社製のトリスグリシ
ジルイソシアヌレートを主成分とする商品名「PT−8
10」、大日本インキ社製の商品名「725」、さらに
は、イソホロンジイソシアネートやヘキサヒドロジイソ
シアネートのプレポリマーにグリシドールを反応させた
化合物等が用いられる。
ては、具体的には日本チバガイギー社製のトリスグリシ
ジルイソシアヌレートを主成分とする商品名「PT−8
10」、大日本インキ社製の商品名「725」、さらに
は、イソホロンジイソシアネートやヘキサヒドロジイソ
シアネートのプレポリマーにグリシドールを反応させた
化合物等が用いられる。
【0016】本発明においては、まず上記のような三官
能以上のエポキシ化合物1モルに対して、ヒドロキシピ
バリン酸〔(CH3)2・CH2OH・COOH〕を2〜
3モル添加し、加熱しながら反応させてオリゴマーを形
成させるのである。このオリゴマーが塗料組成物のいわ
ゆる樹脂成分である。
能以上のエポキシ化合物1モルに対して、ヒドロキシピ
バリン酸〔(CH3)2・CH2OH・COOH〕を2〜
3モル添加し、加熱しながら反応させてオリゴマーを形
成させるのである。このオリゴマーが塗料組成物のいわ
ゆる樹脂成分である。
【0017】そしてこのようにして生成された上記オリ
ゴマーの40〜80重量%に対してヘキサメトキシメチ
ル化メラミン20〜60重量%が添加され、本発明に係
る塗料組成物が形成される。なお、上記オリゴマーとメ
ラミンとの混合に際し、混合操作を容易に行うために水
が添加される場合もある。水の添加量については特に限
定はないが、オリゴマーとメラミンとの混合物に対し
て、通常20〜50重量%の水が添加される。
ゴマーの40〜80重量%に対してヘキサメトキシメチ
ル化メラミン20〜60重量%が添加され、本発明に係
る塗料組成物が形成される。なお、上記オリゴマーとメ
ラミンとの混合に際し、混合操作を容易に行うために水
が添加される場合もある。水の添加量については特に限
定はないが、オリゴマーとメラミンとの混合物に対し
て、通常20〜50重量%の水が添加される。
【0018】
【作用】上記請求項1記載の塗料組成物は、水可溶性を
有しているため、塗布に際して有機溶剤を用いることな
く水を溶剤として使用することができる。そして、塗布
が完了後所定温度(100〜150℃)で加熱乾燥を行
うと、上記オリゴマーとヘキサメトキシメチル化メラミ
ンとが反応して塗膜は強靱な被膜に変化する。特に上記
オリゴマーを形成させるための素材として、三官能以上
のエポキシ化合物が使用されているため、オリゴマー自
体網の目のような構造を呈している。さらにヘキサメト
キシメチル化メラミンも放射状に三方向に反応基が延び
る構造をしているため、それらが互いに反応して形成さ
れた塗装被膜は、さらに密な網目構造を有するようにな
り、強靱で擦傷性に優れたものになる。
有しているため、塗布に際して有機溶剤を用いることな
く水を溶剤として使用することができる。そして、塗布
が完了後所定温度(100〜150℃)で加熱乾燥を行
うと、上記オリゴマーとヘキサメトキシメチル化メラミ
ンとが反応して塗膜は強靱な被膜に変化する。特に上記
オリゴマーを形成させるための素材として、三官能以上
のエポキシ化合物が使用されているため、オリゴマー自
体網の目のような構造を呈している。さらにヘキサメト
キシメチル化メラミンも放射状に三方向に反応基が延び
る構造をしているため、それらが互いに反応して形成さ
れた塗装被膜は、さらに密な網目構造を有するようにな
り、強靱で擦傷性に優れたものになる。
【0019】
〔実施例〕 (イ)樹脂成分の合成 まず塗料組成物の樹脂成分を合成した。三官能以上のエ
ポキシ化合物としては、日本チバガイギー社製のトリス
グリシジルイソシヌレートからなる商品名「PT81
0」と、大日本インキ社製の商品名「725」との二種
類を使用した。
ポキシ化合物としては、日本チバガイギー社製のトリス
グリシジルイソシヌレートからなる商品名「PT81
0」と、大日本インキ社製の商品名「725」との二種
類を使用した。
【0020】これらのエポキシ化合物をそれぞれ四つ口
フラスコに装入し、各々にヒドロキシピバリン酸と溶剤
としてのシクロヘキサノンとを添加して約2時間加熱撹
拌した。その後、反応促進剤としてのジメチルイミダゾ
ールを0.1重量%を添加し、さらに1時間加熱撹拌し
て中間樹脂成分を得た。
フラスコに装入し、各々にヒドロキシピバリン酸と溶剤
としてのシクロヘキサノンとを添加して約2時間加熱撹
拌した。その後、反応促進剤としてのジメチルイミダゾ
ールを0.1重量%を添加し、さらに1時間加熱撹拌し
て中間樹脂成分を得た。
【0021】このようにして生成された中間樹脂成分か
ら上記溶剤(シクロヘキサノン)を揮発させ、ブチルカ
ルビトール(ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル)を添加して塗料が得られた。
ら上記溶剤(シクロヘキサノン)を揮発させ、ブチルカ
ルビトール(ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル)を添加して塗料が得られた。
【0022】上記出発原料(三官能以上のエポキシ化合
物、ヒドロキシピバリン酸および溶剤)の組成割合につ
いては表1に、得られた樹脂成分(樹脂1および樹脂
2)の組成割合については表2に示す。
物、ヒドロキシピバリン酸および溶剤)の組成割合につ
いては表1に、得られた樹脂成分(樹脂1および樹脂
2)の組成割合については表2に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】(ロ)塗料組成物の調製 つぎに、上記の合成された樹脂成分にヘキサメトキシメ
チル化メラミンとしての三井サイアナミッド社製の商品
名「サイメル303」を混入して塗料組成物を調製し
た。なお、添加剤として所定量のシリコンオイル(トー
レシリコン社製の商品名「SH−193」、表面調整
剤)、プロピレングリコール(造膜剤)、ノプコ社製の
商品名「Foamaster VL」(ワキ防止剤)が添加され、
最後に溶剤としての脱イオン水が混入されている。
チル化メラミンとしての三井サイアナミッド社製の商品
名「サイメル303」を混入して塗料組成物を調製し
た。なお、添加剤として所定量のシリコンオイル(トー
レシリコン社製の商品名「SH−193」、表面調整
剤)、プロピレングリコール(造膜剤)、ノプコ社製の
商品名「Foamaster VL」(ワキ防止剤)が添加され、
最後に溶剤としての脱イオン水が混入されている。
【0026】調製された塗料組成物(塗料1および塗料
2)の組成割合については表3に示す通りである。
2)の組成割合については表3に示す通りである。
【0027】
【表3】
【0028】〔比較例〕 (イ)樹脂成分の合成 比較例としての塗料組成物の樹脂成分を合成した。三官
能以上のエポキシ化合物としては、上記実施例の樹脂1
の場合と同じ日本チバガイギー社製の商品名「PT81
0」を使用した。これに混合されるヒドロキシ脂肪酸と
しては、本比較例の場合は、実施例のヒドロキシピバリ
ン酸に代えて12ヒドロキシステアリン酸を多く使用し
た。
能以上のエポキシ化合物としては、上記実施例の樹脂1
の場合と同じ日本チバガイギー社製の商品名「PT81
0」を使用した。これに混合されるヒドロキシ脂肪酸と
しては、本比較例の場合は、実施例のヒドロキシピバリ
ン酸に代えて12ヒドロキシステアリン酸を多く使用し
た。
【0029】上記エポキシ化合物を二本の四つ口フラス
コにそれぞれ注入し、各々に所定量のヒドロキシピバリ
ン酸と、12ヒドロキシステアリン酸と、溶剤としての
シクロヘキサノンとを添加して約2時間加熱撹拌した。
その後、反応促進剤としてのジメチルイミダゾールを
0.1重量%を添加し、さらに1時間加熱撹拌して中間
樹脂成分を得た。
コにそれぞれ注入し、各々に所定量のヒドロキシピバリ
ン酸と、12ヒドロキシステアリン酸と、溶剤としての
シクロヘキサノンとを添加して約2時間加熱撹拌した。
その後、反応促進剤としてのジメチルイミダゾールを
0.1重量%を添加し、さらに1時間加熱撹拌して中間
樹脂成分を得た。
【0030】このようにして生成された中間樹脂成分か
ら上記シクロヘキサノンを揮発させ、ブチルカルビトー
ル(ジエチレングリコールモノブチルエーテル)を添加
して樹脂成分を得た。
ら上記シクロヘキサノンを揮発させ、ブチルカルビトー
ル(ジエチレングリコールモノブチルエーテル)を添加
して樹脂成分を得た。
【0031】本比較例の出発原料(三官能以上のエポキ
シ化合物、ヒドロキシピバリン酸、12ヒドロキシステ
アリン酸およびシクロヘキサノン)の組成割合について
は表4に、得られた樹脂成分(樹脂3および樹脂4)の
組成割合については表5に示す。
シ化合物、ヒドロキシピバリン酸、12ヒドロキシステ
アリン酸およびシクロヘキサノン)の組成割合について
は表4に、得られた樹脂成分(樹脂3および樹脂4)の
組成割合については表5に示す。
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】
【0034】(ロ)塗料組成物の調製 つぎに、上記の合成された樹脂成分にヘキサメトキシメ
チル化メラミンとしての三井サイアナミッド社製の商品
名「サイメル303」を混入して塗料組成物を調製し
た。なお、添加剤としては実施例と同じシリコンオイ
ル、プロピレングリコール、ノプコ社製の商品名「Foam
aster VL」が添加され、最後に溶剤としての脱イオン
水が混入されている。
チル化メラミンとしての三井サイアナミッド社製の商品
名「サイメル303」を混入して塗料組成物を調製し
た。なお、添加剤としては実施例と同じシリコンオイ
ル、プロピレングリコール、ノプコ社製の商品名「Foam
aster VL」が添加され、最後に溶剤としての脱イオン
水が混入されている。
【0035】調製された塗料組成物の組成割合について
は表6に示す通りである。
は表6に示す通りである。
【0036】
【表6】
【0037】〔実施例と比較例との比較〕 (イ)ベースコート組成物の調製 上記実施例の塗料組成物と比較例の塗料組成物との性能
比較を行うために、まず下塗り用として使用されるベー
スコートを以下の通りに調製した。
比較を行うために、まず下塗り用として使用されるベー
スコートを以下の通りに調製した。
【0038】すなわち、四つ口フラスコにキシレン20
重量%とイソ酢酸ブチル10重量%とを入れ、130℃
で加熱撹拌し、それにブチルアクリレート20重量%、
2ヒドロキシエチルメタクリレート10重量%、メチル
メタクリレート20重量%、ブチルメタクリレート10
重量%、パーブチルO 0.05重量%およびパーブチ
ルA 0.05重量%を混合したものを、三時間かけて
滴下しつつ撹拌した。
重量%とイソ酢酸ブチル10重量%とを入れ、130℃
で加熱撹拌し、それにブチルアクリレート20重量%、
2ヒドロキシエチルメタクリレート10重量%、メチル
メタクリレート20重量%、ブチルメタクリレート10
重量%、パーブチルO 0.05重量%およびパーブチ
ルA 0.05重量%を混合したものを、三時間かけて
滴下しつつ撹拌した。
【0039】その後さらに一時間加熱混合し、一時間経
過後それにまたパーブチルAを0.05重量%添加し、
二時間かけて撹拌してからキシレンを10重量%添加し
て固形分60%のベースコート用の樹脂成分を得た。
過後それにまたパーブチルAを0.05重量%添加し、
二時間かけて撹拌してからキシレンを10重量%添加し
て固形分60%のベースコート用の樹脂成分を得た。
【0040】そして、上記のようにして得られた樹脂成
分の50重量%に、アルミペースト(旭化成社製の商品
名「CR−601S」)5重量%、三井東圧社製の商品
名「ユーバン122」21.5重量%、キシレン15重
量%、酢酸ブチル15重量%、ビックケミー社製の商品
名「BYK307」0.1重量%、イーストマン社製の
商品名「CAB531−1」5重量%およびトルエン2
0重量%を添加混合してベースコートを調製した。
分の50重量%に、アルミペースト(旭化成社製の商品
名「CR−601S」)5重量%、三井東圧社製の商品
名「ユーバン122」21.5重量%、キシレン15重
量%、酢酸ブチル15重量%、ビックケミー社製の商品
名「BYK307」0.1重量%、イーストマン社製の
商品名「CAB531−1」5重量%およびトルエン2
0重量%を添加混合してベースコートを調製した。
【0041】(ロ)比較のための塗膜の形成 上記とは別の下塗り塗料で電着塗装が施された金属製の
平板に、キシレン50重量%と、酢酸ブチル50重量%
との混合溶液でFC#4、12秒(25℃)に稀釈され
た上記ベースコートを塗布し、10分間放置後140℃
で15分間乾燥させて、上記比較試験の対象になる塗料
組成物を塗布するための塗板とした。
平板に、キシレン50重量%と、酢酸ブチル50重量%
との混合溶液でFC#4、12秒(25℃)に稀釈され
た上記ベースコートを塗布し、10分間放置後140℃
で15分間乾燥させて、上記比較試験の対象になる塗料
組成物を塗布するための塗板とした。
【0042】比較試験の対象になる塗料組成物は、それ
ぞれ脱イオン水でFC#4、45秒(25℃)に稀釈さ
れ、これらの稀釈された塗料組成物が上記ベースコート
の塗膜が形成された塗板の表面に塗布された。そして、
塗料組成物は10分間の放置の後に140℃で30分間
乾燥され、塗板上に比較のための仕上げの塗膜が形成さ
れた。
ぞれ脱イオン水でFC#4、45秒(25℃)に稀釈さ
れ、これらの稀釈された塗料組成物が上記ベースコート
の塗膜が形成された塗板の表面に塗布された。そして、
塗料組成物は10分間の放置の後に140℃で30分間
乾燥され、塗板上に比較のための仕上げの塗膜が形成さ
れた。
【0043】(ハ)比較および評価 以上のようにして塗料組成物による仕上げの塗膜が形成
された塗板を自動車の外部天井面に固定して洗車機によ
って洗車し、洗車用ブラシの擦過によって塗膜に生じる
擦傷を目視観察し、傷の状態によって耐擦傷性を評価し
た。なお、洗車の回数はそれぞれ20回とした。
された塗板を自動車の外部天井面に固定して洗車機によ
って洗車し、洗車用ブラシの擦過によって塗膜に生じる
擦傷を目視観察し、傷の状態によって耐擦傷性を評価し
た。なお、洗車の回数はそれぞれ20回とした。
【0044】また、上記脱イオン水で稀釈された塗料組
成物を塗装する際、ベースコートの塗膜が形成された塗
板の表面に塗着する塗料の状態を目視で観察し、塗料組
成物の水可溶性の良否を評価した。
成物を塗装する際、ベースコートの塗膜が形成された塗
板の表面に塗着する塗料の状態を目視で観察し、塗料組
成物の水可溶性の良否を評価した。
【0045】評価結果は表7の通りである。
【0046】
【表7】
【0047】この表から判る通り、本実施例に係る塗料
組成物をしようした場合には、擦傷は全く認められなか
った。また、水可溶性も極めて良好であり、塗膜は全く
均一になった。
組成物をしようした場合には、擦傷は全く認められなか
った。また、水可溶性も極めて良好であり、塗膜は全く
均一になった。
【0048】これに対し、比較例の塗料組成物は、わず
かではあるが擦傷が認められた。また、水可溶性はそれ
ほど良好ではなく、塗膜中に塗料組成物が凝集した塊で
あるいわゆるダマが生成し、仕上がった最終塗膜は必ず
しも美麗なものにはならなかった。
かではあるが擦傷が認められた。また、水可溶性はそれ
ほど良好ではなく、塗膜中に塗料組成物が凝集した塊で
あるいわゆるダマが生成し、仕上がった最終塗膜は必ず
しも美麗なものにはならなかった。
【0049】なお、比較例自体極めて実施例に近いもの
を採用しており、もし実施例とかけ離れた従来の通常の
塗料組成物が同様の評価試験に供されたならば、非常に
目立つ擦傷が生成し、かつ、水可溶性はほとんど望むべ
くもないが、上記評価試験においては、あえてそのよう
な試料は採用しなかった。
を採用しており、もし実施例とかけ離れた従来の通常の
塗料組成物が同様の評価試験に供されたならば、非常に
目立つ擦傷が生成し、かつ、水可溶性はほとんど望むべ
くもないが、上記評価試験においては、あえてそのよう
な試料は採用しなかった。
【0050】以上より、本実施例に係る塗料組成物が極
めて耐擦過性および水可溶性において極めて良好なもの
であり、塗膜を美麗に保持するうえで、および環境保全
上非常に優れたものであることが判る。
めて耐擦過性および水可溶性において極めて良好なもの
であり、塗膜を美麗に保持するうえで、および環境保全
上非常に優れたものであることが判る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の塗料組成物
は、三官能以上のエポキシ化合物1モルに対し、ヒドロ
キシピバリン酸を2〜3モルの割合で反応させて得られ
たオリゴマー40〜80重量%に、ヘキサメトキシメチ
ル化メラミン20〜60重量%が添加されて形成されて
いるため、このような構成の塗料組成物は水可溶性を有
し、塗布に際して有機溶剤を用いることなく水を溶剤と
して使用することができ、有機溶剤の大気中への揮散に
よって起る環境の悪化を有効に阻止することができ好都
合である。
は、三官能以上のエポキシ化合物1モルに対し、ヒドロ
キシピバリン酸を2〜3モルの割合で反応させて得られ
たオリゴマー40〜80重量%に、ヘキサメトキシメチ
ル化メラミン20〜60重量%が添加されて形成されて
いるため、このような構成の塗料組成物は水可溶性を有
し、塗布に際して有機溶剤を用いることなく水を溶剤と
して使用することができ、有機溶剤の大気中への揮散に
よって起る環境の悪化を有効に阻止することができ好都
合である。
【0052】また、塗布が完了後所定温度で加熱乾燥処
理を行うことによって、上記オリゴマーとヘキサメトキ
シメチル化メラミンとが反応して塗膜は強靱な被膜に変
化する。特に上記オリゴマーを形成させるための素材と
して、三官能以上のエポキシ化合物が使用されているた
め、オリゴマー自体網の目のような構造を呈しているう
え、さらにこれと反応するヘキサメトキシメチル化メラ
ミンも放射状に三方向に反応基が延びる構造を有してい
るため、それらが互いに反応して形成された塗装被膜
は、さらに密な網目構造を有するようになり、強靱で擦
傷性に優れたものになる。
理を行うことによって、上記オリゴマーとヘキサメトキ
シメチル化メラミンとが反応して塗膜は強靱な被膜に変
化する。特に上記オリゴマーを形成させるための素材と
して、三官能以上のエポキシ化合物が使用されているた
め、オリゴマー自体網の目のような構造を呈しているう
え、さらにこれと反応するヘキサメトキシメチル化メラ
ミンも放射状に三方向に反応基が延びる構造を有してい
るため、それらが互いに反応して形成された塗装被膜
は、さらに密な網目構造を有するようになり、強靱で擦
傷性に優れたものになる。
【0053】以上のように、本発明の塗料組成物は、環
境保全上および塗膜の品質上極めて優れたものであり、
特に大量に生産され、かつ屋外で自由に走行する自動車
の塗装用として好適である。
境保全上および塗膜の品質上極めて優れたものであり、
特に大量に生産され、かつ屋外で自由に走行する自動車
の塗装用として好適である。
Claims (1)
- 【請求項1】 三官能以上のエポキシ化合物1モルに対
し、ヒドロキシピバリン酸を2〜3モルの割合で反応さ
せて得られたオリゴマー40〜80重量%に、ヘキサメ
トキシメチル化メラミン20〜60重量%を添加してな
ることを特徴とする塗料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21160892A JPH0657204A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21160892A JPH0657204A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 塗料組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657204A true JPH0657204A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16608585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21160892A Pending JPH0657204A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 塗料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0657204A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999003908A1 (en) * | 1997-07-16 | 1999-01-28 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Hydroxy-functional oligomers for high solids coatings |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP21160892A patent/JPH0657204A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999003908A1 (en) * | 1997-07-16 | 1999-01-28 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Hydroxy-functional oligomers for high solids coatings |
| US5952452A (en) * | 1997-07-16 | 1999-09-14 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Hydroxy-functional oligomers for high solids coatings |
| AU746154B2 (en) * | 1997-07-16 | 2002-04-18 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Hydroxy-functional oligomers for high solids coatings |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA1275341C (en) | Thixotropic coating composition, process for coating substrate with suchcoating composition and the coated substrate thus obtained | |
| CA1282890C (en) | Thixotropic coating composition, process for coating a substrate with such coating composition and the coated substrate thus obtained | |
| US5736602A (en) | Retroreflective coating composition for coil coating application, method for application, and articles produced therefrom | |
| JP2774985B2 (ja) | 粉体塗料用樹脂組成物 | |
| US3872045A (en) | Fluorinated epoxy resins containing polytetrafluoroalkylene fillers | |
| JPH04103678A (ja) | 粉体塗料組成物 | |
| JPH03109468A (ja) | 艶消し粉体塗料用樹脂組成物 | |
| JP2002506113A5 (ja) | ||
| JPH04214771A (ja) | 粉体塗料用樹脂組成物 | |
| JPH0116275B2 (ja) | ||
| JPH056595B2 (ja) | ||
| JPH0657204A (ja) | 塗料組成物 | |
| JPS6032855A (ja) | 塗料用樹脂ならびに塗料組成物 | |
| JPH07179790A (ja) | 粉体塗料 | |
| JPH011770A (ja) | 粉体塗料用樹脂組成物 | |
| JPS611653A (ja) | アシルウレタンの製造方法およびその用途 | |
| JPH0334783B2 (ja) | ||
| JPH0643572B2 (ja) | 樹脂分散型水性塗料組成物 | |
| JPH0657209A (ja) | 塗料組成物 | |
| JPH0778184B2 (ja) | 粉体塗料用樹脂組成物 | |
| JPH0364374A (ja) | 艶消し塗料組成物 | |
| JPH0224373A (ja) | ポリウレタンラッカー、ポリウレタンラッカー用のスプレー希釈剤およびポリスチレン含有基体にラッカーをスプレーする方法 | |
| JPH0423674B2 (ja) | ||
| JPH0345748B2 (ja) | ||
| JPH0572945B2 (ja) |