JPH0660043B2 - セメント・アスファルト混合物およびその製造方法 - Google Patents
セメント・アスファルト混合物およびその製造方法Info
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- JPH0660043B2 JPH0660043B2 JP63195414A JP19541488A JPH0660043B2 JP H0660043 B2 JPH0660043 B2 JP H0660043B2 JP 63195414 A JP63195414 A JP 63195414A JP 19541488 A JP19541488 A JP 19541488A JP H0660043 B2 JPH0660043 B2 JP H0660043B2
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- Japan
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- cement
- aggregate
- mixture
- parts
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、道路、工場構内通路、運動場、空港、堤防、
水路、防水池などの表層、基層などの舗装材として、常
温で施工し得るセメント・アスファルト混合物およびそ
の製造方法に関する。
水路、防水池などの表層、基層などの舗装材として、常
温で施工し得るセメント・アスファルト混合物およびそ
の製造方法に関する。
なお、以下においては、“部”および“%”とあるの
は、それぞれ“重量部”および“重量%”を意味する。
は、それぞれ“重量部”および“重量%”を意味する。
従来技術とその問題点 セメント、アスファルト乳剤および骨材を混合したセメ
ント・アスファルト混合物は、公知であり、その硬化体
は、鉄道のスラブ軌道、てん充道床などの種々の用途に
使用されている。これらのセメント・アスファルト混合
物には、セメントに対する化学安定性に優れ且つセメン
トとの混合性にも優れたアスファルト乳剤(アニオン
系、カチオン系またはノニオン系などの界面活性剤を乳
化剤とする)が使用されており、混合物中のアスファル
ト乳剤が分散しないうちに施工が行われている。この様
な従来法においては、施工後アスファルト乳剤の分解お
よびセメントの水和反応による硬化によって、セメント
・アスファルト硬化体を形成している。そのため、セメ
ント・アスファルト硬化体では、セメント・アスファル
トペーストが骨材のバインダーとなってセメント・アス
ファルト硬化体を形成している。すなわち、この混合物
中では、アスファルト乳剤に由来するアスファルト粒子
は、骨材に直接付着しているよりも、むしろセメントペ
ーストと混合分散しているものが多いので、セメント・
アスファルト硬化体においては、セメントの特性は発揮
されるものの、アスファルトの特性は十分には発揮され
ない。
ント・アスファルト混合物は、公知であり、その硬化体
は、鉄道のスラブ軌道、てん充道床などの種々の用途に
使用されている。これらのセメント・アスファルト混合
物には、セメントに対する化学安定性に優れ且つセメン
トとの混合性にも優れたアスファルト乳剤(アニオン
系、カチオン系またはノニオン系などの界面活性剤を乳
化剤とする)が使用されており、混合物中のアスファル
ト乳剤が分散しないうちに施工が行われている。この様
な従来法においては、施工後アスファルト乳剤の分解お
よびセメントの水和反応による硬化によって、セメント
・アスファルト硬化体を形成している。そのため、セメ
ント・アスファルト硬化体では、セメント・アスファル
トペーストが骨材のバインダーとなってセメント・アス
ファルト硬化体を形成している。すなわち、この混合物
中では、アスファルト乳剤に由来するアスファルト粒子
は、骨材に直接付着しているよりも、むしろセメントペ
ーストと混合分散しているものが多いので、セメント・
アスファルト硬化体においては、セメントの特性は発揮
されるものの、アスファルトの特性は十分には発揮され
ない。
アスファルト乳剤をあらかじめ分解させ、アスファルト
の粒状固形物の形態で分散させたセメント・アスファル
ト混合物を使用して、セメント・アスファルト硬化体を
製造する方法も、提案されている。すなわち、特公昭5
7−48502号は、セメント100部にカチオン系ア
スファルト乳剤10〜50部(アスファルト固形分とし
て)、骨材および必要に応じて水を混練することによ
り、アスファルト乳剤からアスファルトの粒状固形物を
形成させ、これをセメント硬化体中に分散させるセメン
ト・アスファルト硬化体の製造方法を開示している。こ
の方法によれば、セメント硬化体中にアスファルトを粒
状に分散させているので、弾性が改善され且つ滑り抵抗
性の高いセメント・アスファルト硬化体が得られるとさ
れており、また、該硬化体の表面は、セメントの色を呈
し、アスファルト量が多い場合にも、表面への浮出しは
ほとんど無いとされている。
の粒状固形物の形態で分散させたセメント・アスファル
ト混合物を使用して、セメント・アスファルト硬化体を
製造する方法も、提案されている。すなわち、特公昭5
7−48502号は、セメント100部にカチオン系ア
スファルト乳剤10〜50部(アスファルト固形分とし
て)、骨材および必要に応じて水を混練することによ
り、アスファルト乳剤からアスファルトの粒状固形物を
形成させ、これをセメント硬化体中に分散させるセメン
ト・アスファルト硬化体の製造方法を開示している。こ
の方法によれば、セメント硬化体中にアスファルトを粒
状に分散させているので、弾性が改善され且つ滑り抵抗
性の高いセメント・アスファルト硬化体が得られるとさ
れており、また、該硬化体の表面は、セメントの色を呈
し、アスファルト量が多い場合にも、表面への浮出しは
ほとんど無いとされている。
しかしながら、このセメント・アスファルト硬化体にお
いても、アスファルトは、粒状固形物として硬化体中に
分散しており、セメントペーストがこの粒状固形物およ
び骨材のバインダーとして硬化体を形成している。換言
すれば、アスファルトの粒状固形物と骨材とをセメント
ペーストが覆った硬化体である。従って、このセメント
・アスファルト硬化体も、前記のセメント・アスファル
ト混合物から得られる硬化体と同様に、セメントによる
特性は発揮されるが、アスファルトの特性は十分には発
揮されない。
いても、アスファルトは、粒状固形物として硬化体中に
分散しており、セメントペーストがこの粒状固形物およ
び骨材のバインダーとして硬化体を形成している。換言
すれば、アスファルトの粒状固形物と骨材とをセメント
ペーストが覆った硬化体である。従って、このセメント
・アスファルト硬化体も、前記のセメント・アスファル
ト混合物から得られる硬化体と同様に、セメントによる
特性は発揮されるが、アスファルトの特性は十分には発
揮されない。
上記の公知のセメント・アスファルト硬化体は、通常の
加熱アスファルト混合物に比して、強度は優れているも
のの、撓み性、耐久性などの点では、劣っている。
加熱アスファルト混合物に比して、強度は優れているも
のの、撓み性、耐久性などの点では、劣っている。
一方、加熱アスファルト混合物は、撓み性、耐久性など
に優れているものの、最近の道路事情を考慮すれば、そ
の特性は、さらに大きく改善する必要がある。すなわ
ち、近年の大型車交通量の増大は、アスファルト舗装の
表層および基層の轍堀れ、凹凸、平坦性の低下、流動現
象などを発生させる傾向にある。その対策の一つとし
て、アスファルトにゴム、合成高分子物質などを配合し
て粘性、接着性、耐久性などを改良した改質アスファル
トや従来の舗装用アスファルトよりも高粘度のアスファ
ルトを使用することが行われるようになってきたが、夏
季の高温時には交通荷重に対する動的安定性の点で、満
足すべきものとは言い難く、さらにより一層の改善が切
望されている。
に優れているものの、最近の道路事情を考慮すれば、そ
の特性は、さらに大きく改善する必要がある。すなわ
ち、近年の大型車交通量の増大は、アスファルト舗装の
表層および基層の轍堀れ、凹凸、平坦性の低下、流動現
象などを発生させる傾向にある。その対策の一つとし
て、アスファルトにゴム、合成高分子物質などを配合し
て粘性、接着性、耐久性などを改良した改質アスファル
トや従来の舗装用アスファルトよりも高粘度のアスファ
ルトを使用することが行われるようになってきたが、夏
季の高温時には交通荷重に対する動的安定性の点で、満
足すべきものとは言い難く、さらにより一層の改善が切
望されている。
問題点を解決するための手段 本発明者は、上記の如き技術の現状に鑑みて研究を重ね
た結果、アスファルトが粒子として独立して存在するの
ではなく、骨材表面を被覆している新規な構成のセメン
ト・アスファルト混合物が、既存のセメント・アスファ
ルト混合物および加熱アスファルト混合物の欠点を実質
的に解消若しくは大幅に軽減し得ることを見出した。
た結果、アスファルトが粒子として独立して存在するの
ではなく、骨材表面を被覆している新規な構成のセメン
ト・アスファルト混合物が、既存のセメント・アスファ
ルト混合物および加熱アスファルト混合物の欠点を実質
的に解消若しくは大幅に軽減し得ることを見出した。
すなわち、本発明は、下記のセメント・アスファルト混
合物およびその製造方法を提供するものである: 骨材表面がアスファルト乳剤を分解させたアスファ
ルト粒子により形成された被膜により被覆されており、
実質的にアスファルト乳剤から由来する水分を含む水硬
性無機材料が骨材間に存在していることを特徴とするセ
メント・アスファルト混合物。
合物およびその製造方法を提供するものである: 骨材表面がアスファルト乳剤を分解させたアスファ
ルト粒子により形成された被膜により被覆されており、
実質的にアスファルト乳剤から由来する水分を含む水硬
性無機材料が骨材間に存在していることを特徴とするセ
メント・アスファルト混合物。
骨材100部と2価金属のアルカリ性化合物0.1
〜6部とからなる混合物にカチオン系またはアニオン系
アスファルト乳剤を固形分で2〜12部加えて混合した
後、水硬性無機材料1〜20部を混合することを特徴と
するセメント・アスファルト混合物の製造方法。
〜6部とからなる混合物にカチオン系またはアニオン系
アスファルト乳剤を固形分で2〜12部加えて混合した
後、水硬性無機材料1〜20部を混合することを特徴と
するセメント・アスファルト混合物の製造方法。
本発明において使用する骨材は、その材質、粒度などの
点で、通常のアスファルト舗装材で使用されるものと変
わるところはない。すなわち、粗骨材および細骨材を用
途などに応じて配合し、更に必要ならば、フィラーを併
用しても良い。なお、本発明において、社団法人日本道
路協会発行の「アスファルト舗装要綱」の記載にしたが
って、2.5mmふるいに止まる骨材を粗骨材といい、
2.5mmふるいを通過し且つ0.074mmふるいに止ま
る骨材を細骨材というものとする。また、フィラーと
は、0.074mmふるいを通過するものをいう。
点で、通常のアスファルト舗装材で使用されるものと変
わるところはない。すなわち、粗骨材および細骨材を用
途などに応じて配合し、更に必要ならば、フィラーを併
用しても良い。なお、本発明において、社団法人日本道
路協会発行の「アスファルト舗装要綱」の記載にしたが
って、2.5mmふるいに止まる骨材を粗骨材といい、
2.5mmふるいを通過し且つ0.074mmふるいに止ま
る骨材を細骨材というものとする。また、フィラーと
は、0.074mmふるいを通過するものをいう。
一般的な粗骨材および細骨材として、砕石、クラッシャ
ーラン、スクリーニングス、砕石ダスト、高炉スラグ、
砂などが例示される。また、ルクソバイト、人工焼成骨
材、アルミ粉、陶磁器粒、着色骨材などの明色骨材;エ
メリー、シリカサンドなどの硬質骨材;シラスバルー
ン、パーライト、シリカブルーンなどの焼成発泡骨材若
しくは人工軽量骨材:アスファルト被覆砕石、廃アスフ
ァルト舗装からの再生骨材なども使用可能である。
ーラン、スクリーニングス、砕石ダスト、高炉スラグ、
砂などが例示される。また、ルクソバイト、人工焼成骨
材、アルミ粉、陶磁器粒、着色骨材などの明色骨材;エ
メリー、シリカサンドなどの硬質骨材;シラスバルー
ン、パーライト、シリカブルーンなどの焼成発泡骨材若
しくは人工軽量骨材:アスファルト被覆砕石、廃アスフ
ァルト舗装からの再生骨材なども使用可能である。
フィラーとしては、スクリーニングスのフィラー分、石
粉、焼却炉灰、クレー、タルク、フライアッシュ、など
が例示される。
粉、焼却炉灰、クレー、タルク、フライアッシュ、など
が例示される。
本発明で使用する2価金属のアルカリ性化合物は、骨材
表面を活性化させるとともにアスファルト乳剤を分解さ
せる作用を有しており、その結果、アスファルト乳剤を
骨材に混合した際に、骨材とアスファルト乳剤との結合
反応を促進して、骨材表面へのアスファルト粒子の付着
とそれに続くアスファルト被膜の形成を可能とする。こ
こに、“2価金属のアルカリ性化合物”とは、アルカリ
土類金属又はその酸化物を含有する化合物を主成分とす
るものを意味する。2価金属のアルカリ性化合物(以下
分解促進材という)としては、下記のものが例示され
る。
表面を活性化させるとともにアスファルト乳剤を分解さ
せる作用を有しており、その結果、アスファルト乳剤を
骨材に混合した際に、骨材とアスファルト乳剤との結合
反応を促進して、骨材表面へのアスファルト粒子の付着
とそれに続くアスファルト被膜の形成を可能とする。こ
こに、“2価金属のアルカリ性化合物”とは、アルカリ
土類金属又はその酸化物を含有する化合物を主成分とす
るものを意味する。2価金属のアルカリ性化合物(以下
分解促進材という)としては、下記のものが例示され
る。
酸化物:CaO、MgOなど。
水酸化物:Ca(OH)2、Mg(OH)2など。
セメント類:ケイ酸カルシウム、アルミン酸カルシウ
ム、硫酸カルシウム、酸化カルシウムなどを主成分とす
る普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメン
ト、超早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランド
セメント、白色ポルトランドセメント、高炉ポルトラン
ドセメント、シリカセメント、フライアッシュセメン
ト、アルミナセメント、膨脹セメント、耐硫酸塩セメン
ト、ジェットセメント、高炉コロイドセメント、コロイ
ドセメントなど。
ム、硫酸カルシウム、酸化カルシウムなどを主成分とす
る普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメン
ト、超早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランド
セメント、白色ポルトランドセメント、高炉ポルトラン
ドセメント、シリカセメント、フライアッシュセメン
ト、アルミナセメント、膨脹セメント、耐硫酸塩セメン
ト、ジェットセメント、高炉コロイドセメント、コロイ
ドセメントなど。
これらの分解促進材は、単独で使用しても良く、或いは
2種以上を併用してもよい。
2種以上を併用してもよい。
骨材100部に対する分解促進材の配合量は、骨材の種
類、分解促進材自体の種類、アスファルト乳剤の組成な
どにより変わり得るが、通常0.1〜6部程度の範囲に
ある。分解促進材の量が0.1部未満の場合には、骨材
表面の活性化およびアスファルト乳剤の分解が十分に行
われず、一方、6部を上回る場合には、骨材に対するア
スファルトの接着性および被覆性がかえって低下する傾
向がある。
類、分解促進材自体の種類、アスファルト乳剤の組成な
どにより変わり得るが、通常0.1〜6部程度の範囲に
ある。分解促進材の量が0.1部未満の場合には、骨材
表面の活性化およびアスファルト乳剤の分解が十分に行
われず、一方、6部を上回る場合には、骨材に対するア
スファルトの接着性および被覆性がかえって低下する傾
向がある。
アスファルト乳剤は、乳化剤として使用する界面活性剤
の種類により、カチオン系、アニオン系、ノニオン系な
どに分類されるが、本発明で使用するアスファルト乳剤
は、カチオン系およびアニオン系のものである。ノニオ
ン系のものは、骨材へのアスファルトの付着という所望
の効果を達成することが出来ないので、本発明では使用
し得ない。
の種類により、カチオン系、アニオン系、ノニオン系な
どに分類されるが、本発明で使用するアスファルト乳剤
は、カチオン系およびアニオン系のものである。ノニオ
ン系のものは、骨材へのアスファルトの付着という所望
の効果を達成することが出来ないので、本発明では使用
し得ない。
本発明で使用するカチオン系およびアニオン系のアスフ
ァルト乳剤としては、天然アスファルト、ストレートア
スファルト、ブロンアスファルト、セミブローンアスフ
ァルト、溶剤脱瀝アスファルト(例えば、プロパン脱瀝
アスファルト)などの石油アスファルト、これら石油ア
スファルトにゴム、高分子物質などを混和した改質アス
ファルトなどの一種または二種以上を乳化剤、分散剤、
安定剤等を使用して、水中に乳化分散させた水中油滴型
のアスファルト乳剤を使用する。アスファルトとして
は、硬化後の特性を考慮して、針入度(25℃)が40
〜200程度のものを使用することが、好ましい。アス
ファルト乳剤の蒸発残留物(固形分)濃度は、通常50
〜70%程度であるが、本発明では、濃度についての制
限は特にない。本発明で使用するアスファルト乳剤に
は、アスファルド乳剤と骨材との結合反応を妨げないか
ぎり、必要に応じて、ゴムラテックス、合成高分子ラテ
ックス、合成高分子エマルジョン、水溶性合成樹脂、反
応性の水溶性乃至乳化状合成樹脂とその硬化剤などを添
加することが出来る。これらの添加物の使用により、セ
メント・アスファルト硬化体の物性を改善することが出
来る。アスファルト乳剤の使用量は、骨材100部に対
して、固形分として(添加物を併用する場合には、添加
物をも含)、通常2〜12部程度、より好ましくは4〜
10部程度である。アスファルト乳剤の使用量が、2部
を下回る場合には、アスファルト配合の効果が十分に発
揮されず、セメント・アスファルト硬化体の撓み性が低
下するのに対し、12部を上回る場合には、セメント・
アスファルト硬化体の安定性が低下する。硬化体の安定
姓が低下する場合には、水硬性材料の使用量を増加させ
る必要があり、経済的に不利となる。
ァルト乳剤としては、天然アスファルト、ストレートア
スファルト、ブロンアスファルト、セミブローンアスフ
ァルト、溶剤脱瀝アスファルト(例えば、プロパン脱瀝
アスファルト)などの石油アスファルト、これら石油ア
スファルトにゴム、高分子物質などを混和した改質アス
ファルトなどの一種または二種以上を乳化剤、分散剤、
安定剤等を使用して、水中に乳化分散させた水中油滴型
のアスファルト乳剤を使用する。アスファルトとして
は、硬化後の特性を考慮して、針入度(25℃)が40
〜200程度のものを使用することが、好ましい。アス
ファルト乳剤の蒸発残留物(固形分)濃度は、通常50
〜70%程度であるが、本発明では、濃度についての制
限は特にない。本発明で使用するアスファルト乳剤に
は、アスファルド乳剤と骨材との結合反応を妨げないか
ぎり、必要に応じて、ゴムラテックス、合成高分子ラテ
ックス、合成高分子エマルジョン、水溶性合成樹脂、反
応性の水溶性乃至乳化状合成樹脂とその硬化剤などを添
加することが出来る。これらの添加物の使用により、セ
メント・アスファルト硬化体の物性を改善することが出
来る。アスファルト乳剤の使用量は、骨材100部に対
して、固形分として(添加物を併用する場合には、添加
物をも含)、通常2〜12部程度、より好ましくは4〜
10部程度である。アスファルト乳剤の使用量が、2部
を下回る場合には、アスファルト配合の効果が十分に発
揮されず、セメント・アスファルト硬化体の撓み性が低
下するのに対し、12部を上回る場合には、セメント・
アスファルト硬化体の安定性が低下する。硬化体の安定
姓が低下する場合には、水硬性材料の使用量を増加させ
る必要があり、経済的に不利となる。
本発明で使用する水硬性無機材料としては、セメント、
無水石膏、半水石膏、粉末状高炉スラグなどが挙げられ
る。セメントとしては、前記に分解促進材として挙げた
ものと同様のものが使用できる。水硬性無機材料の使用
量は、骨材100部に対して、通常1〜20部程度、よ
り好ましくは3〜18部程度である。水硬性材料の量
が、1部未満の場合には、セメント・アスファルト硬化
体の安定性が低下するのに対し、20部を超える場合に
は、セメント・アスファルト硬化体の強度および剛性が
過大となって、撓み性が発揮されなくなる。骨材に対す
る分解促進材の配合量が比較的多い場合或いははセメン
ト・アスファルト硬化体に高度の撓み性を求める場合な
どには、水硬性無機材料の量を上記の範囲内で、比較的
低い量とすることが好ましい。なお、水硬性無機材料と
ともに、必要に応じて、水および公知のセメント用混和
材、例えば、収縮補償材、硬化促進材、硬化遅延材、分
散剤、空気連行剤、増粘剤、減水剤、充填材、ゴムラテ
ックス、高分子ラテックス、合成ラテックスエマルジョ
ン、水溶性合成高分子、反応性の水溶性乃至乳化状合成
高分子およびその硬化剤などを併用することが出来る。
無水石膏、半水石膏、粉末状高炉スラグなどが挙げられ
る。セメントとしては、前記に分解促進材として挙げた
ものと同様のものが使用できる。水硬性無機材料の使用
量は、骨材100部に対して、通常1〜20部程度、よ
り好ましくは3〜18部程度である。水硬性材料の量
が、1部未満の場合には、セメント・アスファルト硬化
体の安定性が低下するのに対し、20部を超える場合に
は、セメント・アスファルト硬化体の強度および剛性が
過大となって、撓み性が発揮されなくなる。骨材に対す
る分解促進材の配合量が比較的多い場合或いははセメン
ト・アスファルト硬化体に高度の撓み性を求める場合な
どには、水硬性無機材料の量を上記の範囲内で、比較的
低い量とすることが好ましい。なお、水硬性無機材料と
ともに、必要に応じて、水および公知のセメント用混和
材、例えば、収縮補償材、硬化促進材、硬化遅延材、分
散剤、空気連行剤、増粘剤、減水剤、充填材、ゴムラテ
ックス、高分子ラテックス、合成ラテックスエマルジョ
ン、水溶性合成高分子、反応性の水溶性乃至乳化状合成
高分子およびその硬化剤などを併用することが出来る。
充填材としては、ガラス粉、鉄粉、金属粉、顔料(弁
柄、酸化チタン、亜鉛華、酸化クロム、黄鉛、イェロー
オーカーなど)、体質顔料(バライトなど)、有機顔料
(レーキ顔料など)、無機および有機の短繊維類(ガラ
ス繊維、セラミック繊維、炭素繊維、合成繊維、金属繊
維など)が例示される。これらの充填材は、セメント・
アスファルト混合物の用途に応じて、選択される。例え
ば、顔料は、セメント・アスファルト硬化体を着色する
必要がある場合に、使用される。また、短繊維類は、セ
メント・アスファルト硬化体の強度を改善するための補
強材として使用される。また、ゴムラテックス、合成高
分子ラテックス、合成高分子エマルジョンなどは、セメ
ント・アスファルト硬化体の弾性を改善するために使用
される。
柄、酸化チタン、亜鉛華、酸化クロム、黄鉛、イェロー
オーカーなど)、体質顔料(バライトなど)、有機顔料
(レーキ顔料など)、無機および有機の短繊維類(ガラ
ス繊維、セラミック繊維、炭素繊維、合成繊維、金属繊
維など)が例示される。これらの充填材は、セメント・
アスファルト混合物の用途に応じて、選択される。例え
ば、顔料は、セメント・アスファルト硬化体を着色する
必要がある場合に、使用される。また、短繊維類は、セ
メント・アスファルト硬化体の強度を改善するための補
強材として使用される。また、ゴムラテックス、合成高
分子ラテックス、合成高分子エマルジョンなどは、セメ
ント・アスファルト硬化体の弾性を改善するために使用
される。
本発明によるセメント・アスファルト混合物は、通常以
下のI〜IIIの工程により調製する。
下のI〜IIIの工程により調製する。
I. 先ず、骨材と分解促進材とをパグミルミキサなど
のミキサで混合する。冬期における作業または寒冷地で
の作業に当たっては、下記に説明するアスファルト乳剤
の分解を促進するために、骨材を120℃を超えない温
度に加熱しても良い。通常の条件下では、特に加熱を必
要としないが、勿論加熱を行っても良い。
のミキサで混合する。冬期における作業または寒冷地で
の作業に当たっては、下記に説明するアスファルト乳剤
の分解を促進するために、骨材を120℃を超えない温
度に加熱しても良い。通常の条件下では、特に加熱を必
要としないが、勿論加熱を行っても良い。
II. 次いで、この混合物にカチオン系またはアニオン
系のアスファルト乳剤を添加し、ミキサにより通常10
〜60秒程度撹拌混合すると、骨材の表面でアスファル
ト乳剤が分解されて、アスファルト粒子が次第に骨材に
付着し、アスファルト被膜を形成し、骨材表面が黒色化
する。骨材が予め加熱されている場合や最適条件下に結
合反応が速やかに進行する場合などには、撹拌終了時に
ほぼ反応が終了していることもあるが、常温で撹拌混合
を行なう場合には、撹拌後結合反応が完結し、骨材がア
スファルトにより被覆されて黒色化するまでに約5〜6
分程度必要とすることもある。この反応終了時点では、
実質的にアスファルト乳剤に由来する水分とアスファル
トにより被覆された黒色の骨材とからなる混合物が形成
されている。
系のアスファルト乳剤を添加し、ミキサにより通常10
〜60秒程度撹拌混合すると、骨材の表面でアスファル
ト乳剤が分解されて、アスファルト粒子が次第に骨材に
付着し、アスファルト被膜を形成し、骨材表面が黒色化
する。骨材が予め加熱されている場合や最適条件下に結
合反応が速やかに進行する場合などには、撹拌終了時に
ほぼ反応が終了していることもあるが、常温で撹拌混合
を行なう場合には、撹拌後結合反応が完結し、骨材がア
スファルトにより被覆されて黒色化するまでに約5〜6
分程度必要とすることもある。この反応終了時点では、
実質的にアスファルト乳剤に由来する水分とアスファル
トにより被覆された黒色の骨材とからなる混合物が形成
されている。
III. 次いで、アスファルトにより被覆された骨材と
水との混合物に水硬性無機材料および必要に応じて水、
温和水、充填材などを添加混合し、ミキサにより混合す
ることにより、本発明のセメント・アスファルト混合物
を得ることができる。この混合は、通常30〜60秒程
度行なえば、十分であるが、必要ならば、さらに長時間
行なっても良い。この混合により、骨材表面に形成され
ているアスファルト被膜は、さらに一層強固に骨材に結
合する。水、混和材、充填材などを使用する場合には、
予め水硬性機材料と混合しておいても良く、或いは水硬
性無機材料と同時にまたは相前後して添加混合しても良
い。また、セメント・アスファルトの水分は、通常アス
ファルト乳剤に由来する水分だけで十分であるが、それ
だけでは不足する場合、例えば、水硬性無機材料の水和
のための水が不足する場合、混和性、充填材などを併用
する場合、作業性を確保するために稠度を調整する場合
などには、適宜水を補給してもよい。水を補充する場合
には、エメント・アスファルト混合物の混合形成後に添
加し、混合しても良い。
水との混合物に水硬性無機材料および必要に応じて水、
温和水、充填材などを添加混合し、ミキサにより混合す
ることにより、本発明のセメント・アスファルト混合物
を得ることができる。この混合は、通常30〜60秒程
度行なえば、十分であるが、必要ならば、さらに長時間
行なっても良い。この混合により、骨材表面に形成され
ているアスファルト被膜は、さらに一層強固に骨材に結
合する。水、混和材、充填材などを使用する場合には、
予め水硬性機材料と混合しておいても良く、或いは水硬
性無機材料と同時にまたは相前後して添加混合しても良
い。また、セメント・アスファルトの水分は、通常アス
ファルト乳剤に由来する水分だけで十分であるが、それ
だけでは不足する場合、例えば、水硬性無機材料の水和
のための水が不足する場合、混和性、充填材などを併用
する場合、作業性を確保するために稠度を調整する場合
などには、適宜水を補給してもよい。水を補充する場合
には、エメント・アスファルト混合物の混合形成後に添
加し、混合しても良い。
本発明においては、上記I〜IIIの順序で混合を行うこ
とを必要とする。若し、この特定の順序で混合を行わな
い場合には、本願発明と同一の材料を使用しても、骨剤
表面にアスファルトが付着しているという特異な構成の
セメント・アスファルト混合物は、形成されない。換言
すれば、本発明方法によるセメント・アスファルト混合
物は、骨材表面が付着したアスファルト被膜により黒色
を呈している点において、骨材とアスファルト粒子とが
分離している本発明以外の方法で得られたセメント・ア
スファルト混合物と明確且つ容易に区別されるものであ
る。すなわち、本発明のセメント・アスファルト混合物
の構造を概略的に示す第1図から明らかなように、粗骨
材(1)及び細骨材(2)の表面にアスファルト粒子が
付着しており、その表面をほぼ全面的に被覆している。
そして、粗骨材(1)及び細骨材(2)が、その間の空
間部に存在する水硬性無機材料及び0.01〜10部程
度(骨材100部に対し)の少量の水(図示せず)と混
合物を形成している。
とを必要とする。若し、この特定の順序で混合を行わな
い場合には、本願発明と同一の材料を使用しても、骨剤
表面にアスファルトが付着しているという特異な構成の
セメント・アスファルト混合物は、形成されない。換言
すれば、本発明方法によるセメント・アスファルト混合
物は、骨材表面が付着したアスファルト被膜により黒色
を呈している点において、骨材とアスファルト粒子とが
分離している本発明以外の方法で得られたセメント・ア
スファルト混合物と明確且つ容易に区別されるものであ
る。すなわち、本発明のセメント・アスファルト混合物
の構造を概略的に示す第1図から明らかなように、粗骨
材(1)及び細骨材(2)の表面にアスファルト粒子が
付着しており、その表面をほぼ全面的に被覆している。
そして、粗骨材(1)及び細骨材(2)が、その間の空
間部に存在する水硬性無機材料及び0.01〜10部程
度(骨材100部に対し)の少量の水(図示せず)と混
合物を形成している。
本発明によるセメント・アスファルト混合物は、各材料
の配合割合などにより、サラサラした状態のもの、僅か
にスランプのある状態のもの、さらにはスランプ性の良
いものまでの広い性状のものとなる。また、本発明のセ
メント・アスファルト混合物の可使時間は、各材料の配
合割合などにより調整可能であるが、運搬および施工に
要する時間と施工後に例えば道路として形成されるセメ
ント・アスファルト硬化体の早期交通開放の要請などを
総括的に考慮して、通常2時間程度とすることが好まし
い。勿論、施工条件、使用状況などが異なる場合には、
可使時間を適宜変えることが出来る。
の配合割合などにより、サラサラした状態のもの、僅か
にスランプのある状態のもの、さらにはスランプ性の良
いものまでの広い性状のものとなる。また、本発明のセ
メント・アスファルト混合物の可使時間は、各材料の配
合割合などにより調整可能であるが、運搬および施工に
要する時間と施工後に例えば道路として形成されるセメ
ント・アスファルト硬化体の早期交通開放の要請などを
総括的に考慮して、通常2時間程度とすることが好まし
い。勿論、施工条件、使用状況などが異なる場合には、
可使時間を適宜変えることが出来る。
本発明によるセメント・アスファルト混合物は、公知の
アスファルト混合物と同様にして、既設の道路舗装(例
えば、アスファルトコンクリート舗装、セメントコンク
リート舗装など)上に、また舗装の表層、基層、路盤な
どの上などに補設される。本発明のセメント・アスファ
ルト混合物を使用する場合、舗装方法、使用する機械類
などは、加熱を必要としない点を除いては、公知のアス
ファルト混合物の場合と特に変わるところはないので、
詳述しない。
アスファルト混合物と同様にして、既設の道路舗装(例
えば、アスファルトコンクリート舗装、セメントコンク
リート舗装など)上に、また舗装の表層、基層、路盤な
どの上などに補設される。本発明のセメント・アスファ
ルト混合物を使用する場合、舗装方法、使用する機械類
などは、加熱を必要としない点を除いては、公知のアス
ファルト混合物の場合と特に変わるところはないので、
詳述しない。
さらに、本発明によるセメント・アスファルト混合物
は、安定性、耐流動性などに極めて優れているので、交
差点付近、バスターミナル、トラックターミナル、コン
テナヤード、高速道路料金所付近、道路橋の橋面などの
苛酷な使用条件下にある場所の舗装材料として特に好適
である。
は、安定性、耐流動性などに極めて優れているので、交
差点付近、バスターミナル、トラックターミナル、コン
テナヤード、高速道路料金所付近、道路橋の橋面などの
苛酷な使用条件下にある場所の舗装材料として特に好適
である。
さらにまた、本発明のセメント・アスファルト混合物
は、水利構造物、堤防、水路、貯水池などの道路以外の
舗装材料としても、有用である。
は、水利構造物、堤防、水路、貯水池などの道路以外の
舗装材料としても、有用である。
発明の効果 本発明によれば、下記の如き顕著な効果が達成される。
(a)本発明のセメント・アスファルト混合物は、水硬
性無機材料の水和に最低限必要な程度の少量の水を使用
しつつ、常温で製造できるので、設備および工程が簡略
化され、品質の安定した製品を容易に得ることが出来
る。
性無機材料の水和に最低限必要な程度の少量の水を使用
しつつ、常温で製造できるので、設備および工程が簡略
化され、品質の安定した製品を容易に得ることが出来
る。
(b)使用する原料の種類、割合などを変更することに
より、季節を問わずセメント・アスファルト混合物の可
使時間を調整することが出来る。
より、季節を問わずセメント・アスファルト混合物の可
使時間を調整することが出来る。
(c)得られたセメント・アスファルト混合物は、加熱
を必要としないので、施工から舗装体の構築までを一貫
して常温で作業性良く行ない得る。従って、アスファル
トが、熱劣化を受けないので、リビング状態での転圧に
より、十分な結合力を発揮する。
を必要としないので、施工から舗装体の構築までを一貫
して常温で作業性良く行ない得る。従って、アスファル
トが、熱劣化を受けないので、リビング状態での転圧に
より、十分な結合力を発揮する。
(d)得られたセメント・アスファルト混合物は、取扱
い易く、スコップなどによる扱い、ダンプカーによる運
搬も、容易である。
い易く、スコップなどによる扱い、ダンプカーによる運
搬も、容易である。
また、路面などへの敷きならしも、通常のアスファルト
フィニッシャー、レーキなどにより、密に且つ一様に行
うことが出来る。
フィニッシャー、レーキなどにより、密に且つ一様に行
うことが出来る。
(e)セメント・アスファルト混合物は、敷きならした
後、水硬性無機材料の硬化が進まない内に(すなわち可
使時間内に)、転圧締固めにより、優れた舗装体を形成
することが出来る。
後、水硬性無機材料の硬化が進まない内に(すなわち可
使時間内に)、転圧締固めにより、優れた舗装体を形成
することが出来る。
締固めには、既存のマカダムローラ、タイヤローラ、タ
ンデムローラ、振動ローラなどのローラ類、ビブロプレ
ート、タンパーなどを使用することができる。
ンデムローラ、振動ローラなどのローラ類、ビブロプレ
ート、タンパーなどを使用することができる。
(f)転圧締固めの過程において、セメント・アスファ
ルト混合物中のアスファルトで被覆された骨材同志は、
密着されて、アスファルトの結合力により、結合する。
より詳細には、骨材を被覆しているアスファルトは、分
解促進材、水硬性無機材料などの一部をも含んでいる
が、加熱アスファルト混合物とは異なり、製造工程中に
熱劣化しておらず、可使時間内にはリビング状態にある
ので、骨材同志が直接結合し、かなりの安定度がい得ら
れる。また、セメント・アスファルト混合物の水分含有
量が少ないことも、十分な転圧締固めを可能とする要因
の一つである。
ルト混合物中のアスファルトで被覆された骨材同志は、
密着されて、アスファルトの結合力により、結合する。
より詳細には、骨材を被覆しているアスファルトは、分
解促進材、水硬性無機材料などの一部をも含んでいる
が、加熱アスファルト混合物とは異なり、製造工程中に
熱劣化しておらず、可使時間内にはリビング状態にある
ので、骨材同志が直接結合し、かなりの安定度がい得ら
れる。また、セメント・アスファルト混合物の水分含有
量が少ないことも、十分な転圧締固めを可能とする要因
の一つである。
(g)転圧締固めとアスファルトの結合力とによりかな
りの程度にまで安定化されたセメント・アスファルト混
合物は、水硬性機材料の水和反応により、安定度を更に
増大させ、最終的に高度の安定度を備えた硬化材を形成
する。
りの程度にまで安定化されたセメント・アスファルト混
合物は、水硬性機材料の水和反応により、安定度を更に
増大させ、最終的に高度の安定度を備えた硬化材を形成
する。
また、舗装工程で転圧後に、シールコートを行うことに
より、さらに安定性の高い舗装表面を形成することが出
来る。
より、さらに安定性の高い舗装表面を形成することが出
来る。
(h)本発明によるセメント・アスファルト混合物から
得られる硬化体(セメント・アスファルト硬化体)は、
加熱アスファルト硬化体と同程度の撓み性を有し、マー
シャル安定度、動的安定度などは、加熱アスファルト硬
化体に比して、極めて優れている。
得られる硬化体(セメント・アスファルト硬化体)は、
加熱アスファルト硬化体と同程度の撓み性を有し、マー
シャル安定度、動的安定度などは、加熱アスファルト硬
化体に比して、極めて優れている。
また、加熱アスファルト硬化体の場合とは異なり、用途
に応じて安定度を調節することが出来る。
に応じて安定度を調節することが出来る。
(i)本発明によるセメント・アスファルト硬化体は、
アスファルトのフラッシュを生ずることがなく、滑り抵
抗も良好である。
アスファルトのフラッシュを生ずることがなく、滑り抵
抗も良好である。
(j)本発明のセメント・アスファルト硬化体は、アス
ファルト量を多くする場合にも、水硬性無機材料の量を
対応して増加させ、その硬化により安定性を高めること
が出来るので、耐摩耗性、耐久性などに優れた硬化体を
得ることが出来る。
ファルト量を多くする場合にも、水硬性無機材料の量を
対応して増加させ、その硬化により安定性を高めること
が出来るので、耐摩耗性、耐久性などに優れた硬化体を
得ることが出来る。
(k)安定性に優れた本発明のセメント・アスファルト
硬化体を斜面の舗装に使用した場合に、垂直方向からの
日射を受けても、加熱アスファルト硬化体の様に軟化す
ることはない。
硬化体を斜面の舗装に使用した場合に、垂直方向からの
日射を受けても、加熱アスファルト硬化体の様に軟化す
ることはない。
(1)従来のセメント・アスファルト硬化体において
は、水硬性無機材料に起因する収縮クラックを防止する
ことは、不可能であったが、本発明のセメント・アスフ
ァルト硬化体では、収縮クラックを実質的に完全に防止
することが出来る。
は、水硬性無機材料に起因する収縮クラックを防止する
ことは、不可能であったが、本発明のセメント・アスフ
ァルト硬化体では、収縮クラックを実質的に完全に防止
することが出来る。
実施例 以下に実施例を示し、本発明の特徴とするところをより
一層明らかにする。
一層明らかにする。
実施例1 パグミルミキサに6号砕石、7号砕石およびスクリーニ
ングスを混合した密粒度骨材(最大粒径20mm以下で、
0.074mmふるい通過量が5%)100部と超早強ポ
ルトランドセメント(大阪セメント(株)製)1部とを
投入し、10秒間混合した後、速硬性混合用カチオン系
アスファルト乳剤(日瀝化学工業(株)製、蒸発残留物
58%、蒸発残留物の針入度(25℃)=78)14.
8部を投入し、約20秒間混合し、次いで混合を停止し
て放置し、アスファルト乳剤を分解させた。約5分後に
骨材表面が黒くなり、水が分離した時点で、混合を再開
し、前記と同様の超早強ポルトランドセメント11部を
投入し、約30秒間混合した。
ングスを混合した密粒度骨材(最大粒径20mm以下で、
0.074mmふるい通過量が5%)100部と超早強ポ
ルトランドセメント(大阪セメント(株)製)1部とを
投入し、10秒間混合した後、速硬性混合用カチオン系
アスファルト乳剤(日瀝化学工業(株)製、蒸発残留物
58%、蒸発残留物の針入度(25℃)=78)14.
8部を投入し、約20秒間混合し、次いで混合を停止し
て放置し、アスファルト乳剤を分解させた。約5分後に
骨材表面が黒くなり、水が分離した時点で、混合を再開
し、前記と同様の超早強ポルトランドセメント11部を
投入し、約30秒間混合した。
かくして得られたセメント・アスファルト混合物は、サ
ラサラしており、取扱いが容易で、ダンプトラックによ
る運搬、アスファルトフィニッシャーによる敷ならしな
どの作業も容易に行なえた。また、この混合物の可使時
間は、約2時間であった。
ラサラしており、取扱いが容易で、ダンプトラックによ
る運搬、アスファルトフィニッシャーによる敷ならしな
どの作業も容易に行なえた。また、この混合物の可使時
間は、約2時間であった。
得られたセメント・アスファルト混合物を使用して、常
温で片面50回の両面つきでマーシャル安定度試験用供
試体を作製し、合成樹脂製袋に入れて約20℃で3日間
養生した後、常法に従ってマーシャル安定度試験(60
℃水浸30分間)を行なった。
温で片面50回の両面つきでマーシャル安定度試験用供
試体を作製し、合成樹脂製袋に入れて約20℃で3日間
養生した後、常法に従ってマーシャル安定度試験(60
℃水浸30分間)を行なった。
結果は、密度:2.34g/cm3、マーシャル安定
度:2600kg、フロー値(1/100cm):28であ
った。
度:2600kg、フロー値(1/100cm):28であ
った。
また、得られたセメント・アスファルト混合物を使用し
て、ローラコンパクタで転圧し、30cm×30cm×5cm
の供試体を作製した。転圧および締固めは容易であり、
転圧および締固め後直ちに脱型し、合成樹脂製袋に入れ
て約20℃で3日間養生した後、「アスファルト舗装要
綱」に記載のホイールトラッキング試験法により、試験
温度60℃、載荷重量(接地圧)6.4±0.15kg/
cm2で試験したところ、密度は2.31g/cm3、動
的安定度(DS)は、6250回であった。
て、ローラコンパクタで転圧し、30cm×30cm×5cm
の供試体を作製した。転圧および締固めは容易であり、
転圧および締固め後直ちに脱型し、合成樹脂製袋に入れ
て約20℃で3日間養生した後、「アスファルト舗装要
綱」に記載のホイールトラッキング試験法により、試験
温度60℃、載荷重量(接地圧)6.4±0.15kg/
cm2で試験したところ、密度は2.31g/cm3、動
的安定度(DS)は、6250回であった。
実施例2および比較例1 パグミルミキサに6号砕石42%、7号砕石16%およ
びスクリーニングス42%からなる密粒度骨材(最大粒
径20mm以下で、0.074mmふるい通過量が6%)1
00部と超早強ポルトランドセメント(大阪セメント
(株)製)1部とを投入し、10秒間混合した後、速硬
化性混合用カチオン系アスファルト乳剤(日瀝化学工業
(株)製、蒸発残留物58%、蒸発残留物の針入度(2
5℃)=78)11部を投入し、約20秒間混合し、次
いで混合を停止して放置し、アスファルト乳剤を分解さ
せた。約5分後に骨材表面が黒くなり、水が分離した時
点で、混合を再開し、前記と同様の超早強ポルトランド
セメント5部を投入し、約40秒間混合した。
びスクリーニングス42%からなる密粒度骨材(最大粒
径20mm以下で、0.074mmふるい通過量が6%)1
00部と超早強ポルトランドセメント(大阪セメント
(株)製)1部とを投入し、10秒間混合した後、速硬
化性混合用カチオン系アスファルト乳剤(日瀝化学工業
(株)製、蒸発残留物58%、蒸発残留物の針入度(2
5℃)=78)11部を投入し、約20秒間混合し、次
いで混合を停止して放置し、アスファルト乳剤を分解さ
せた。約5分後に骨材表面が黒くなり、水が分離した時
点で、混合を再開し、前記と同様の超早強ポルトランド
セメント5部を投入し、約40秒間混合した。
かくして得られたセメント・アスファルト混合物は、サ
ラサラしており、取扱いが容易で、ダンプトラックによ
る運搬、アスファルトフィニッシャーによる敷ならしな
どの作業も容易に行なえた。また、この混合物の可使時
間は、約2時間以上であった。
ラサラしており、取扱いが容易で、ダンプトラックによ
る運搬、アスファルトフィニッシャーによる敷ならしな
どの作業も容易に行なえた。また、この混合物の可使時
間は、約2時間以上であった。
得られたセメント・アスファルト混合物を使用して、実
施例1と同様にしてマーシャル安定度試験用供試体を作
製し、養生し、マーシャル安定度試験を行なった。
施例1と同様にしてマーシャル安定度試験用供試体を作
製し、養生し、マーシャル安定度試験を行なった。
結果は、密度2.32g/cm3、マーシャル安定度:
2460kg、フロー値(1/100cm):28であっ
た。
2460kg、フロー値(1/100cm):28であっ
た。
また、得られたセメント・アスファルト混合物を使用し
て、実施例1と同様にして供試体を作製し、養生し、ホ
イールトラッキング試験を行なったところ、密度:2.
30g/cm3、動的安定度(DS):5750回であ
った。
て、実施例1と同様にして供試体を作製し、養生し、ホ
イールトラッキング試験を行なったところ、密度:2.
30g/cm3、動的安定度(DS):5750回であ
った。
なお、比較例1として、実施例2と同様の骨材を加熱し
たもの100部にストレートアスファルト(針入度60
/80)5.5部を配合した混合物を使用して、上記と
同様のマーシャル安定度試験とホイールトラッキング試
験を行なった。マーシャル安定度試験の結果は、密度:
2.39/cm3、マーシャル安定度:1400kg、フ
ロー値(1/100cm):31であった。また、ホイー
ルトラッキング試験の結果は、密度:2.37g/cm
3、動的安定度(DS):560回であった。
たもの100部にストレートアスファルト(針入度60
/80)5.5部を配合した混合物を使用して、上記と
同様のマーシャル安定度試験とホイールトラッキング試
験を行なった。マーシャル安定度試験の結果は、密度:
2.39/cm3、マーシャル安定度:1400kg、フ
ロー値(1/100cm):31であった。また、ホイー
ルトラッキング試験の結果は、密度:2.37g/cm
3、動的安定度(DS):560回であった。
実施例2と比較例1との対比から、本発明によりセメン
ト・アスファルト硬化体のマーシャル安定度は、加熱ア
スファルト硬化体のそれの1.75倍にも、達してい
る。しかも、本発明によるセメント・アスファルト硬化
体のフロー値は、加熱アスファルト硬化体のそれに近
く、撓み性に優れていることが明らかである。また、本
発明のセメント・アスファルト硬化体の動的安定性は、
加熱アスファルト硬化体のそれの約10倍であり、交通
荷重に対して安定で、耐流動性に極めて優れていること
を示している。
ト・アスファルト硬化体のマーシャル安定度は、加熱ア
スファルト硬化体のそれの1.75倍にも、達してい
る。しかも、本発明によるセメント・アスファルト硬化
体のフロー値は、加熱アスファルト硬化体のそれに近
く、撓み性に優れていることが明らかである。また、本
発明のセメント・アスファルト硬化体の動的安定性は、
加熱アスファルト硬化体のそれの約10倍であり、交通
荷重に対して安定で、耐流動性に極めて優れていること
を示している。
実施例3 実施例1と同様にして得たセメント・アスファルト混合
物を実際の舗装に使用した。
物を実際の舗装に使用した。
先ず、コンクリート舗装面にプライムコートとして滲透
用カチオン系アスファルト乳剤(商標“PK−1”、日
瀝化学工業(株)製)0.3/m2の割合で散布した
後、アスファルトフニッシャーを使用して上記セメント
・アスファルト混合物を約120kg/m2の割合で敷きな
らし、ローラーを使用して転圧し、締め固めた。アスフ
ァルトフニッシャーへのセメント・アスファルト混合物
の供給は、通常の加熱アスファルト混合物の場合と同様
に、ダンプトラックから行なった。転圧締固めには、マ
カダムローラ、タイヤローラおよびタンデムローラを使
用した。締固めは、良好であった。
用カチオン系アスファルト乳剤(商標“PK−1”、日
瀝化学工業(株)製)0.3/m2の割合で散布した
後、アスファルトフニッシャーを使用して上記セメント
・アスファルト混合物を約120kg/m2の割合で敷きな
らし、ローラーを使用して転圧し、締め固めた。アスフ
ァルトフニッシャーへのセメント・アスファルト混合物
の供給は、通常の加熱アスファルト混合物の場合と同様
に、ダンプトラックから行なった。転圧締固めには、マ
カダムローラ、タイヤローラおよびタンデムローラを使
用した。締固めは、良好であった。
次いで、スクリーニングス100部、超早強ポルトラド
セルメント1部、スラリーシール用カチオン系アスファ
ルト乳剤(日瀝化学工業(株)製)19部および水5部
からなる混合物を上記締め固め表面に厚さ約3mmに敷き
ならし、約1時間後に交通開放した。
セルメント1部、スラリーシール用カチオン系アスファ
ルト乳剤(日瀝化学工業(株)製)19部および水5部
からなる混合物を上記締め固め表面に厚さ約3mmに敷き
ならし、約1時間後に交通開放した。
交通開放から1月後にも、セメント・アスファルト硬化
体の舗装には、ひび割れ、交通荷重による轍掘れ、流
動、アスファルトのフラッシュなどは、全く発生してお
らず、極めて良好な状態にあった。
体の舗装には、ひび割れ、交通荷重による轍掘れ、流
動、アスファルトのフラッシュなどは、全く発生してお
らず、極めて良好な状態にあった。
実施例4 パグミルミキサに5号砕石、6号砕石、7号砕石および
スクリーニングスからなる粗粒度骨材(最大粒径25mm
以下で、0.074mmふるい通過量が3%)100部と
早強ポルトランドセメント(大阪セメント(株)製)1
部とを投入し、約10秒間混合した後、実施例1で使用
したと同様のアスファルト乳剤10部を投入し、約2分
間混合分解させ、さらに上記と同様の早強ポルトランド
セメント5部、フライアッシュ1部および水0.5部を
投入し、約30秒間混合して、セメント・アスファルト
混合物を得た。
スクリーニングスからなる粗粒度骨材(最大粒径25mm
以下で、0.074mmふるい通過量が3%)100部と
早強ポルトランドセメント(大阪セメント(株)製)1
部とを投入し、約10秒間混合した後、実施例1で使用
したと同様のアスファルト乳剤10部を投入し、約2分
間混合分解させ、さらに上記と同様の早強ポルトランド
セメント5部、フライアッシュ1部および水0.5部を
投入し、約30秒間混合して、セメント・アスファルト
混合物を得た。
得られたセメント・アスファルト混合物の作業性は良好
であり、ダンプトラックによる運搬が容易であり、アス
ファルトフニッシャーによる敷きならし、ローラなどに
よる転圧締固めも良好であった。
であり、ダンプトラックによる運搬が容易であり、アス
ファルトフニッシャーによる敷きならし、ローラなどに
よる転圧締固めも良好であった。
実施例5 ストレートアスファルトに対してスチレン・ブタンジエ
ンブロック共重合体2%およびエチレン・酢酸ビニル共
重合体1%を混和した改質アスファルトを乳化した速硬
性混合用カチオン系アスファルト乳剤(蒸発残留物の針
入度(25℃)=76)をアスファルトア乳剤として使
用した。
ンブロック共重合体2%およびエチレン・酢酸ビニル共
重合体1%を混和した改質アスファルトを乳化した速硬
性混合用カチオン系アスファルト乳剤(蒸発残留物の針
入度(25℃)=76)をアスファルトア乳剤として使
用した。
パグミルミキサに実施例2で使用したと同様の密粒度骨
材100部と超早強ポルトランドセメント1部とを投入
し、約10秒間混合した後、上記のアスファルト乳剤1
1部を投入し、約20秒間混合し、次いで混合を停止し
て放置し、アスファルト乳剤を分解させた。約5分後に
骨材表面が黒くなり、水が分離した時点で、混合を再開
し、前記と同様の超早強ポルトランドセメント5部を投
入し、約40秒間混合した。
材100部と超早強ポルトランドセメント1部とを投入
し、約10秒間混合した後、上記のアスファルト乳剤1
1部を投入し、約20秒間混合し、次いで混合を停止し
て放置し、アスファルト乳剤を分解させた。約5分後に
骨材表面が黒くなり、水が分離した時点で、混合を再開
し、前記と同様の超早強ポルトランドセメント5部を投
入し、約40秒間混合した。
かくして得られたセメント・アスファルト混合物は、作
業性良好で、ダンプトラックによる運搬が容易であり、
アスファルトフニッシャーによる敷きならし、ローラな
どによる転圧締固めも良好であった。
業性良好で、ダンプトラックによる運搬が容易であり、
アスファルトフニッシャーによる敷きならし、ローラな
どによる転圧締固めも良好であった。
実施例6〜7 実施例1において分解促進材としての超早強ポルトラン
ドセメント1部に代えて普通ポルトランドセメント1.
5部(実施例6)または高炉セメント2部(実施例7)
を使用する以外は実施例1と同様にして、セメント・ア
スファルト混合物を製造した。
ドセメント1部に代えて普通ポルトランドセメント1.
5部(実施例6)または高炉セメント2部(実施例7)
を使用する以外は実施例1と同様にして、セメント・ア
スファルト混合物を製造した。
得られたセメント・アスファルト混合物の特性は、実施
例1のものとほとんど変りなかった。
例1のものとほとんど変りなかった。
実施例8 パグミルミキサに実施例1で使用したと同様の骨材10
0部の超早強ポルトランドセメント1部とを投入し、約
10秒間混合した後、密粒度骨材混合用アニオン系アス
ファルト乳剤(蒸発残留物59%、蒸発残留物の針入度
(25℃)=76)14部を投入し、約20秒間混合
し、次いで混合を停止して放置し、アスファルト乳剤を
分解させた。約5分後にアスファルトの被覆により骨材
表面が黒くなり、水が分離した時点で、混合を再開し、
前記と同様の超早強ポルトランドセメント10部および
水1部を投入し、約30秒間混合して、本発明のセメン
ト・アスファルト混合物を製造した。
0部の超早強ポルトランドセメント1部とを投入し、約
10秒間混合した後、密粒度骨材混合用アニオン系アス
ファルト乳剤(蒸発残留物59%、蒸発残留物の針入度
(25℃)=76)14部を投入し、約20秒間混合
し、次いで混合を停止して放置し、アスファルト乳剤を
分解させた。約5分後にアスファルトの被覆により骨材
表面が黒くなり、水が分離した時点で、混合を再開し、
前記と同様の超早強ポルトランドセメント10部および
水1部を投入し、約30秒間混合して、本発明のセメン
ト・アスファルト混合物を製造した。
実験例1 実施例1において分解促進材としての超早強ポルトラン
ドセメント1部に代えてNaOHの添加量(固形分とし
て)種々変えて配合し、実施例1と同様にして滑材と混
合した後、実施例1と同様速硬性混合用カチオン系アス
ファルト乳剤 14.8部を投入し、約20秒間混合した。次いで混合
を停止してアスファルト乳剤が完全に分解するまで放置
した。滑材100部に対するNaOH(固形分として)
の添加量と放置時間は、下記の通りである。
ドセメント1部に代えてNaOHの添加量(固形分とし
て)種々変えて配合し、実施例1と同様にして滑材と混
合した後、実施例1と同様速硬性混合用カチオン系アス
ファルト乳剤 14.8部を投入し、約20秒間混合した。次いで混合
を停止してアスファルト乳剤が完全に分解するまで放置
した。滑材100部に対するNaOH(固形分として)
の添加量と放置時間は、下記の通りである。
(イ)0.1部×10分 (ロ)0.3部×6分 (ハ)0.5部×2分 (ニ)1.0部(混合直後分解) しかしながら、いずれの場合にも、アスファルト乳剤自
体は分解されたものの、アスファルト粒子は、褐色を呈
し、骨材表面への付着は認められなかった。
体は分解されたものの、アスファルト粒子は、褐色を呈
し、骨材表面への付着は認められなかった。
実験例2 実施例1において分解促進材としての超早強ポルトラン
ドセメント1部に代えてCa(OH)2を添加量を変え
て配合し、実施例1と同様にして滑材と混合した後、実
施例1と同様の速硬性混合用カチオン系アスファルト乳
剤14.8部を投入し、約20秒間混合した。次いで混
合を停止してアスファルト乳剤が完全に分解するまで放
置した。滑材100部に対するCa(OH)2(固形分
として)の添加量と放置時間は、下記の通りである。
ドセメント1部に代えてCa(OH)2を添加量を変え
て配合し、実施例1と同様にして滑材と混合した後、実
施例1と同様の速硬性混合用カチオン系アスファルト乳
剤14.8部を投入し、約20秒間混合した。次いで混
合を停止してアスファルト乳剤が完全に分解するまで放
置した。滑材100部に対するCa(OH)2(固形分
として)の添加量と放置時間は、下記の通りである。
(イ)0.1部×10分 (ロ)0.3部×6分 (ハ)0.5部×5分 (ニ)1.0部×2分 上記いずれの場合にも、アスファルト乳剤が分解され
て、黒色のアスファルト粒子が骨材表面に付着した。従
って、さらに水硬性無機材料を配合することにより、本
発明のセメント・アスファルト混合物を得ることが出来
た。
て、黒色のアスファルト粒子が骨材表面に付着した。従
って、さらに水硬性無機材料を配合することにより、本
発明のセメント・アスファルト混合物を得ることが出来
た。
実験例3 実施例1において分解促進材としてこの超早強ポルトラ
ンドセメント1部に代えて Al2(OH)3を添加量を変えて配合し、実施例1と
同様にして骨材と混合した後、実施例1と同様の速硬性
混合用カチオン系アスファルト乳剤14.8部を投入
し、約20秒間混合し、次いで混合を停止して放置し
た。骨材100部に対するAl2(OH)3の添加量と
放置時間は、下記の通りである。
ンドセメント1部に代えて Al2(OH)3を添加量を変えて配合し、実施例1と
同様にして骨材と混合した後、実施例1と同様の速硬性
混合用カチオン系アスファルト乳剤14.8部を投入
し、約20秒間混合し、次いで混合を停止して放置し
た。骨材100部に対するAl2(OH)3の添加量と
放置時間は、下記の通りである。
(イ)0.1部×10分 (ロ)0.3部×10分 (ハ)0.5部×10分 (ニ)1.0部×10分 (ホ)2.0部×10分 (ヘ)4.0部×10分 いずれの場合にも、アスファルト乳剤は、全く分解しな
かった。従って、Al2(OH)3は、分解促進材とし
ては、使用できない。
かった。従って、Al2(OH)3は、分解促進材とし
ては、使用できない。
第1図は、本発明によるセメント・アスファルト組成物
の概要を示す模式図である。 (1)は粗骨材、(2)は細骨材、(3)はアスファル
ト乳剤から由来した水を含む水硬性無機材料、(4)は
水硬性無機材料、(5)アスファルト粒子により形成さ
れた被膜を示す。
の概要を示す模式図である。 (1)は粗骨材、(2)は細骨材、(3)はアスファル
ト乳剤から由来した水を含む水硬性無機材料、(4)は
水硬性無機材料、(5)アスファルト粒子により形成さ
れた被膜を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 亮 栃木県下都賀郡国分寺町駅東4丁目16番19 号 (56)参考文献 特開 昭58−76601(JP,A) 特開 昭53−10629(JP,A) アスファルト第17巻第96号(昭49−4) P.8−13 舗装7[6](1972)口絵及びP.10− 13
Claims (2)
- 【請求項1】骨材表面がアスファルト乳剤を分解させた
アスファルト粒子により形成された被膜により被覆され
ており、実質的にアスファルト乳剤から由来する水分を
含む水硬性無機材料が骨材間に存在していることを特徴
とするセメント・アスファルト混合物。 - 【請求項2】骨材100部と2価金属のアルカリ性化合
物0.1〜6部とからなる混合物にカチオン系またはア
ニオン系アスファルト乳剤を固形分で2〜12部加えて
混合した後、水硬性無機材料1〜20部を混合すること
を特徴とするセメント・アスファルト混合物の製造方
法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63195414A JPH0660043B2 (ja) | 1988-08-04 | 1988-08-04 | セメント・アスファルト混合物およびその製造方法 |
| DE68921459T DE68921459T2 (de) | 1988-08-04 | 1989-08-03 | Zement-/asphalt-mischung und verfahren zur herstellung. |
| KR1019900700702A KR970003942B1 (ko) | 1988-08-04 | 1989-08-03 | 시멘트/아스팔트 혼합물 및 그의 제조방법 |
| EP89909041A EP0380704B1 (en) | 1988-08-04 | 1989-08-03 | Cement/asphalt mixture and process for its production |
| PCT/JP1989/000799 WO1990001469A1 (fr) | 1988-08-04 | 1989-08-03 | Melange ciment/asphalte et son procede de production |
| US07/908,600 US5223031A (en) | 1988-08-04 | 1992-06-30 | Cement/asphalt mixtures and processes for preparation of the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63195414A JPH0660043B2 (ja) | 1988-08-04 | 1988-08-04 | セメント・アスファルト混合物およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0244052A JPH0244052A (ja) | 1990-02-14 |
| JPH0660043B2 true JPH0660043B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=16340694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63195414A Expired - Lifetime JPH0660043B2 (ja) | 1988-08-04 | 1988-08-04 | セメント・アスファルト混合物およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0660043B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5876601A (ja) * | 1981-10-31 | 1983-05-09 | 電気化学工業株式会社 | アスフアルト舗装道路の補修材 |
-
1988
- 1988-08-04 JP JP63195414A patent/JPH0660043B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| アスファルト第17巻第96号(昭49−4)P.8−13 |
| 舗装7[6(1972)口絵及びP.10−13 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0244052A (ja) | 1990-02-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |