JPH0660318A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JPH0660318A JPH0660318A JP22528192A JP22528192A JPH0660318A JP H0660318 A JPH0660318 A JP H0660318A JP 22528192 A JP22528192 A JP 22528192A JP 22528192 A JP22528192 A JP 22528192A JP H0660318 A JPH0660318 A JP H0660318A
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- magnetic head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高耐摩耗性を有し、高帯域において高出力を
発揮する磁気ヘッドを提供する。 【構成】 金属磁性膜をガード材により挟持して磁気コ
アを構成する。金属磁性膜は、磁気ヘッド走行方向に対
して斜交する如く一直線状に配置する。ガード材は、フ
ェライトのような酸化物磁性材料であってもよいし、非
磁性高耐摩耗性材料であってもよいが、フェライトによ
り形成する場合には、磁気ギャップ近傍にガラスを充填
する。この場合、トラック幅規制溝は、フェライトと金
属磁性膜の同時溝加工により形成する。
発揮する磁気ヘッドを提供する。 【構成】 金属磁性膜をガード材により挟持して磁気コ
アを構成する。金属磁性膜は、磁気ヘッド走行方向に対
して斜交する如く一直線状に配置する。ガード材は、フ
ェライトのような酸化物磁性材料であってもよいし、非
磁性高耐摩耗性材料であってもよいが、フェライトによ
り形成する場合には、磁気ギャップ近傍にガラスを充填
する。この場合、トラック幅規制溝は、フェライトと金
属磁性膜の同時溝加工により形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
等に用いられる磁気ヘッドに関するものであり、特に金
属磁性膜をガード材で挟持してなる、いわゆるサンドイ
ッチ型の磁気ヘッドの改良に関するものである。
等に用いられる磁気ヘッドに関するものであり、特に金
属磁性膜をガード材で挟持してなる、いわゆるサンドイ
ッチ型の磁気ヘッドの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】10〜50MHz以上の高帯域において
記録再生を行う磁気ヘッドとして、1〜5μm程度の金
属軟磁性薄膜を厚さ1000〜2000Å程度の絶縁膜
と交互に積層したものを磁気コアとする磁気ヘッドが実
用に供せられている。例えば、図9に示すように、結晶
化ガラス、チタン酸カルシウム等の非磁性耐摩耗性セラ
ミック基板101、102の上に、前述の金属磁性薄膜
積層体103を真空薄膜形成技術により形成したものを
重ねた、いわゆるサンドイッチ型の磁気ヘッドが知られ
ている。
記録再生を行う磁気ヘッドとして、1〜5μm程度の金
属軟磁性薄膜を厚さ1000〜2000Å程度の絶縁膜
と交互に積層したものを磁気コアとする磁気ヘッドが実
用に供せられている。例えば、図9に示すように、結晶
化ガラス、チタン酸カルシウム等の非磁性耐摩耗性セラ
ミック基板101、102の上に、前述の金属磁性薄膜
積層体103を真空薄膜形成技術により形成したものを
重ねた、いわゆるサンドイッチ型の磁気ヘッドが知られ
ている。
【0003】一方、磁気ヘッドにおいては、高帯域化と
共にますます磁気テープとの相対速度が増しており、従
来の1/2インチ幅の磁気テープにおける数m/秒から
数十m/秒程度の厳しい条件に対応することが要求され
ている。この相対速度の増加は、磁気ヘッドの摩耗を加
速するものであり、したがって従来にも増して耐摩耗性
に優れた磁気ヘッドが必要とされる。
共にますます磁気テープとの相対速度が増しており、従
来の1/2インチ幅の磁気テープにおける数m/秒から
数十m/秒程度の厳しい条件に対応することが要求され
ている。この相対速度の増加は、磁気ヘッドの摩耗を加
速するものであり、したがって従来にも増して耐摩耗性
に優れた磁気ヘッドが必要とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前述したサ
ンドイッチ型の磁気ヘッドにおいては、磁気テープとの
接触面積の約3/8がセラミックよりも摩耗し易い金属
材料で構成されており、例えば、いわゆるメタル・イン
・ギャップ型の磁気ヘッドが耐摩耗性をほとんどセラミ
ックで確保しているのと比べて、著しく摩耗が早い。
ンドイッチ型の磁気ヘッドにおいては、磁気テープとの
接触面積の約3/8がセラミックよりも摩耗し易い金属
材料で構成されており、例えば、いわゆるメタル・イン
・ギャップ型の磁気ヘッドが耐摩耗性をほとんどセラミ
ックで確保しているのと比べて、著しく摩耗が早い。
【0005】例えば、図9に示す磁気ヘッドにおいて
は、磁気テープと接触幅は60〜100μm程度、当た
り長さは1.6mm程度に設定される。また、トラック
幅に相当する金属磁性薄膜積層体103の厚さは30μ
m程度である。磁気テープとの接触幅は、磁気テープと
の接触を良好に保ち、特に短波長記録においてはスペー
シングロスを少なく保つために、あまり広くすることは
得策ではない。
は、磁気テープと接触幅は60〜100μm程度、当た
り長さは1.6mm程度に設定される。また、トラック
幅に相当する金属磁性薄膜積層体103の厚さは30μ
m程度である。磁気テープとの接触幅は、磁気テープと
の接触を良好に保ち、特に短波長記録においてはスペー
シングロスを少なく保つために、あまり広くすることは
得策ではない。
【0006】また、当たり長さは、磁気テープとの良好
な接触を保つ範囲内でなるべく小さくした方が磁気ヘッ
ドのインダクタンスLを小さくすることができ、単位イ
ンダクタンス当たりの出力を大きくすることができる。
このようなことから、接触幅や当たり長さは前述の寸法
とされ、これに基づいて面積比率を計算すると、金属部
分の比率は約37%となるが、先にも述べたように、金
属磁性薄膜積層体103は非磁性耐摩耗性セラミック基
板101、102よりも摩耗が早く、耐摩耗性に劣るも
のとなる。
な接触を保つ範囲内でなるべく小さくした方が磁気ヘッ
ドのインダクタンスLを小さくすることができ、単位イ
ンダクタンス当たりの出力を大きくすることができる。
このようなことから、接触幅や当たり長さは前述の寸法
とされ、これに基づいて面積比率を計算すると、金属部
分の比率は約37%となるが、先にも述べたように、金
属磁性薄膜積層体103は非磁性耐摩耗性セラミック基
板101、102よりも摩耗が早く、耐摩耗性に劣るも
のとなる。
【0007】図9に示すようなサンドイッチ型の磁気ヘ
ッドにおいても、アルチック(Al−Ti−C)等の高
耐摩耗性基板で金属磁性薄膜積層体103を挟持するよ
うにすれば、磁気ヘッド全体としての摩耗は少なくなる
が、この場合には金属磁性薄膜積層体103の偏摩耗に
よりスペーシングロスが大きくなり、出力は小さくな
る。
ッドにおいても、アルチック(Al−Ti−C)等の高
耐摩耗性基板で金属磁性薄膜積層体103を挟持するよ
うにすれば、磁気ヘッド全体としての摩耗は少なくなる
が、この場合には金属磁性薄膜積層体103の偏摩耗に
よりスペーシングロスが大きくなり、出力は小さくな
る。
【0008】一方、図10は、例えば8mmビデオテー
プレコーダ等において使用されている磁気ヘッドであ
る。この磁気ヘッドは、フェライトコア111、112
にV字状の溝を入れ、この溝内に金属膜113、114
を成膜し、ガラス1115、116を充填してなるもの
であり、磁気テープと接触する面積のほとんどがフェラ
イトコア111、112で構成されているために、耐摩
耗性に優れ、またアルチックと金属ほどの偏摩耗が生ず
ることもなく、耐摩耗性と出力の両者を兼備している。
プレコーダ等において使用されている磁気ヘッドであ
る。この磁気ヘッドは、フェライトコア111、112
にV字状の溝を入れ、この溝内に金属膜113、114
を成膜し、ガラス1115、116を充填してなるもの
であり、磁気テープと接触する面積のほとんどがフェラ
イトコア111、112で構成されているために、耐摩
耗性に優れ、またアルチックと金属ほどの偏摩耗が生ず
ることもなく、耐摩耗性と出力の両者を兼備している。
【0009】しかしながら、図10に示す磁気ヘッドに
おいては、金属膜113、114が巻線溝117の周囲
で連続しておらず、例えば50MHz付近の高帯域にお
いて使用する場合、金属膜が連続的に形成されている磁
気ヘッドに比べて出力の点で不利である。
おいては、金属膜113、114が巻線溝117の周囲
で連続しておらず、例えば50MHz付近の高帯域にお
いて使用する場合、金属膜が連続的に形成されている磁
気ヘッドに比べて出力の点で不利である。
【0010】また、かかる構成の磁気ヘッドにおいて、
磁気ギャップ面と金属膜113、114の形成面111
a、112aのなす角度を80°近くに設定し、金属膜
113、114が磁気テープとの当たり長さ方向に長く
延在するようにすることも可能であるが、この場合には
前述のV字状の溝を深くする必要があり、金属膜11
3、114の成膜性等に問題が残る。
磁気ギャップ面と金属膜113、114の形成面111
a、112aのなす角度を80°近くに設定し、金属膜
113、114が磁気テープとの当たり長さ方向に長く
延在するようにすることも可能であるが、この場合には
前述のV字状の溝を深くする必要があり、金属膜11
3、114の成膜性等に問題が残る。
【0011】そこで本発明は、上述の従来の実情に鑑み
て提案されたものであって、耐摩耗性に優れ、しかも1
0〜50MHz以上の高帯域において高出力を発揮する
磁気ヘッドを提供することを目的とする。
て提案されたものであって、耐摩耗性に優れ、しかも1
0〜50MHz以上の高帯域において高出力を発揮する
磁気ヘッドを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、金属磁性膜を一対のガード材により挟
持してなる磁気ヘッドにおいて、前記金属磁性膜が磁気
ヘッド走行方向に対して斜交して略一直線状に連なって
いることを特徴とするものである。
達成するために、金属磁性膜を一対のガード材により挟
持してなる磁気ヘッドにおいて、前記金属磁性膜が磁気
ヘッド走行方向に対して斜交して略一直線状に連なって
いることを特徴とするものである。
【0013】すなわち、本発明の磁気ヘッドは、サンド
イッチ型の磁気ヘッドにおいて、金属磁性膜を磁気ヘッ
ド走行方向と一致させるのではなく、斜めに配置して磁
気テープ接触面に占める金属磁性膜の割合を小さくし、
耐摩耗性を向上させるとともに、巻線溝においても金属
磁性膜が途切れることがないようにし、高帯域において
も高出力を確保するようにしたものである。
イッチ型の磁気ヘッドにおいて、金属磁性膜を磁気ヘッ
ド走行方向と一致させるのではなく、斜めに配置して磁
気テープ接触面に占める金属磁性膜の割合を小さくし、
耐摩耗性を向上させるとともに、巻線溝においても金属
磁性膜が途切れることがないようにし、高帯域において
も高出力を確保するようにしたものである。
【0014】
【作用】本発明の磁気ヘッドにおいては、金属磁性膜が
ガード材によって挟持されており、且つ前記金属磁性膜
が磁気ヘッド走行方向に対して斜交して略一直線状に連
なっているので、磁気テープ接触面に占める金属磁性膜
の割合が大幅に低減され高耐摩耗性が確保される。
ガード材によって挟持されており、且つ前記金属磁性膜
が磁気ヘッド走行方向に対して斜交して略一直線状に連
なっているので、磁気テープ接触面に占める金属磁性膜
の割合が大幅に低減され高耐摩耗性が確保される。
【0015】また、本発明の磁気ヘッドは、いわゆるサ
ンドイッチ型の磁気ヘッドであるため、金属磁性膜の成
膜性等に問題を生ずることなく任意の角度で斜めに配置
することが可能であり、巻線溝の部分で金属磁性膜が途
切れることがないので、高帯域での出力が確保される。
ンドイッチ型の磁気ヘッドであるため、金属磁性膜の成
膜性等に問題を生ずることなく任意の角度で斜めに配置
することが可能であり、巻線溝の部分で金属磁性膜が途
切れることがないので、高帯域での出力が確保される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】本実施例の磁気ヘッドは、図1及び図2に
示すように、金属磁性膜1が一対のガード材2、3によ
り挟持されてなる磁気コア半体I、IIを突き合わせ、突
き合わせ面間に磁気ギャップgを構成してなるものであ
る。各磁気コア半体I、IIには、それぞれ巻線溝4、5
が切削形成されており、この巻線溝4、5にコイルを巻
回することによって、本磁気ヘッドへの信号の供給、あ
るいは取り出しが行われる。
示すように、金属磁性膜1が一対のガード材2、3によ
り挟持されてなる磁気コア半体I、IIを突き合わせ、突
き合わせ面間に磁気ギャップgを構成してなるものであ
る。各磁気コア半体I、IIには、それぞれ巻線溝4、5
が切削形成されており、この巻線溝4、5にコイルを巻
回することによって、本磁気ヘッドへの信号の供給、あ
るいは取り出しが行われる。
【0018】金属磁性膜1は、センダストやFe−Ga
−Si、アモルファス合金等の高透磁率材の薄膜を絶縁
膜を介して積層してなる多層膜であり、また、ガード材
2、3は、フェライトにより形成されている。したがっ
て、本実施例の磁気ヘッドにおいては、トラック幅を規
制するためにガード材2、3が磁気ギャップg近傍にお
いて切り欠かれており、これによって形成される空間に
ガラス6、7が充填されている。
−Si、アモルファス合金等の高透磁率材の薄膜を絶縁
膜を介して積層してなる多層膜であり、また、ガード材
2、3は、フェライトにより形成されている。したがっ
て、本実施例の磁気ヘッドにおいては、トラック幅を規
制するためにガード材2、3が磁気ギャップg近傍にお
いて切り欠かれており、これによって形成される空間に
ガラス6、7が充填されている。
【0019】なお、上記金属磁性膜1の磁気ギャップg
形成側とは反対側の端面は、磁気コア半体I、IIの側面
から僅かに後退するように切断され、端部にはガラス8
が充填されている。これは、前記金属磁性膜1が磁気コ
ア半体I、IIの側面に露出すると、各磁気ヘッドチップ
へのスライシングの際に当該金属磁性膜1に応力が加わ
るのを防止し、スライシング加工を円滑に行うためであ
る。
形成側とは反対側の端面は、磁気コア半体I、IIの側面
から僅かに後退するように切断され、端部にはガラス8
が充填されている。これは、前記金属磁性膜1が磁気コ
ア半体I、IIの側面に露出すると、各磁気ヘッドチップ
へのスライシングの際に当該金属磁性膜1に応力が加わ
るのを防止し、スライシング加工を円滑に行うためであ
る。
【0020】上述の磁気ヘッドにおいては、金属磁性膜
1の延在方向を磁気ヘッドのテープ摺動方向(磁気ヘッ
ドの走行方向)と非平行とすることにより、テープ摺動
面における金属磁性膜1の占める割合を大幅に減少させ
ている。すなわち、図1及び図2に示す磁気ヘッドにお
いては、金属磁性膜1と磁気ヘッド走行方向のなす角度
を約10°とすることにより、テープ摺動面における金
属磁性膜1の占める割合が約10%に低減されている。
1の延在方向を磁気ヘッドのテープ摺動方向(磁気ヘッ
ドの走行方向)と非平行とすることにより、テープ摺動
面における金属磁性膜1の占める割合を大幅に減少させ
ている。すなわち、図1及び図2に示す磁気ヘッドにお
いては、金属磁性膜1と磁気ヘッド走行方向のなす角度
を約10°とすることにより、テープ摺動面における金
属磁性膜1の占める割合が約10%に低減されている。
【0021】また、金属磁性膜1は、図1にも示したよ
うに、巻線溝4、5を取り囲む形で連続して磁路を構成
しており、したがって金属磁性膜1の有する高透磁率特
性をいかんなく発揮せしめることができる。
うに、巻線溝4、5を取り囲む形で連続して磁路を構成
しており、したがって金属磁性膜1の有する高透磁率特
性をいかんなく発揮せしめることができる。
【0022】耐摩耗性に与えるテープ摺動面積の割合
は、単なる比例関係ではなく、テープ摺動方向と直角な
方向に耐摩耗性が延在しているほど耐摩耗性の増加は大
きい。そのような効果も含め、図9に示す磁気ヘッドに
おいて金属磁性膜の占める面積が37.5%であったの
に対し、図1に示す磁気ヘッドにおいては10%に低減
されたことによる効果は大きく、耐摩耗性は30%以上
向上した。
は、単なる比例関係ではなく、テープ摺動方向と直角な
方向に耐摩耗性が延在しているほど耐摩耗性の増加は大
きい。そのような効果も含め、図9に示す磁気ヘッドに
おいて金属磁性膜の占める面積が37.5%であったの
に対し、図1に示す磁気ヘッドにおいては10%に低減
されたことによる効果は大きく、耐摩耗性は30%以上
向上した。
【0023】さらに、チップ厚を1.5倍とし、金属磁
性膜1が巻線溝4、5を連続して取り囲む形を保持した
ままで、ギャップ面と摺動方向のなす角度を20°とす
ることにより、耐摩耗性は50%以上向上した。なお、
耐摩耗性の測定は、磁気テープをビデオテープレコーダ
で走行させ、単位時間当たりのヘッドの摩耗量で評価し
た。
性膜1が巻線溝4、5を連続して取り囲む形を保持した
ままで、ギャップ面と摺動方向のなす角度を20°とす
ることにより、耐摩耗性は50%以上向上した。なお、
耐摩耗性の測定は、磁気テープをビデオテープレコーダ
で走行させ、単位時間当たりのヘッドの摩耗量で評価し
た。
【0024】なお、本実施例では、ガード材2、3をフ
ェライトとしたが、非磁性高摩耗性セラミック材等で構
成することも可能である。この場合には、トラック幅を
規制するためのガラス6、7は不要であるが、ギャップ
近傍に充填されたガラスは、偏摩耗段差を低減しギャッ
プ近傍におけるスペーシングロスを低減するという点で
有効であるため、ヘッド出力を向上させるためにはガラ
ス6、7はフェライトの場合と同様に充填することが好
ましい。
ェライトとしたが、非磁性高摩耗性セラミック材等で構
成することも可能である。この場合には、トラック幅を
規制するためのガラス6、7は不要であるが、ギャップ
近傍に充填されたガラスは、偏摩耗段差を低減しギャッ
プ近傍におけるスペーシングロスを低減するという点で
有効であるため、ヘッド出力を向上させるためにはガラ
ス6、7はフェライトの場合と同様に充填することが好
ましい。
【0025】また、ガラス6、7を充填するための溝2
a、3aは、図3に示すようにデプス方向に対して斜め
に形成すれば、バックギャップ側に不要な非磁性材が配
されることがなく、さらに高出力化を図ることが可能で
ある。
a、3aは、図3に示すようにデプス方向に対して斜め
に形成すれば、バックギャップ側に不要な非磁性材が配
されることがなく、さらに高出力化を図ることが可能で
ある。
【0026】次に、上述の構成を有する磁気ヘッドの製
造方法について説明する。図1及び図2に示す磁気ヘッ
ドを製造するには、先ず、図4に示すように、フェライ
ト基板11の上に、センダスト等を絶縁層を介して積層
してなる多層膜を金属磁性膜12としてマスキング等に
より長方形バターンとして形成する。
造方法について説明する。図1及び図2に示す磁気ヘッ
ドを製造するには、先ず、図4に示すように、フェライ
ト基板11の上に、センダスト等を絶縁層を介して積層
してなる多層膜を金属磁性膜12としてマスキング等に
より長方形バターンとして形成する。
【0027】次に、この金属磁性膜12の表面にガラス
スパッタ膜(図示は省略する。)を成膜した後、図5に
示すように重ね合わせ、低融点ガラス棒を配置して、6
00℃程度の温度でガラス13による流入、接着を行
う。
スパッタ膜(図示は省略する。)を成膜した後、図5に
示すように重ね合わせ、低融点ガラス棒を配置して、6
00℃程度の温度でガラス13による流入、接着を行
う。
【0028】次いで、周囲を平面研削した後、図6に示
すように2分割し、さらに分割面を研磨する。しかる
後、この分割面において、フェライト基板11と金属磁
性膜12の境界線に沿って金属磁性膜12の一惻縁にか
かるような位置で溝加工を行ってトラック幅規制溝14
を切削形成し、さらに巻線溝15を溝加工する。
すように2分割し、さらに分割面を研磨する。しかる
後、この分割面において、フェライト基板11と金属磁
性膜12の境界線に沿って金属磁性膜12の一惻縁にか
かるような位置で溝加工を行ってトラック幅規制溝14
を切削形成し、さらに巻線溝15を溝加工する。
【0029】このトラック幅規制溝14や巻線溝15の
溝加工を施したブロックとペアーを組んだ状態を示すの
が図7である。この状態で、ギャップスペーサを介して
両コアを突き合わせ、先の低融点ガラスよりもさらに低
融点のガラス16で融着すると、前記トラック幅規制溝
14中にもガラス16が流れ込み、図8に示すヘッドコ
アブロックが出来上がる。
溝加工を施したブロックとペアーを組んだ状態を示すの
が図7である。この状態で、ギャップスペーサを介して
両コアを突き合わせ、先の低融点ガラスよりもさらに低
融点のガラス16で融着すると、前記トラック幅規制溝
14中にもガラス16が流れ込み、図8に示すヘッドコ
アブロックが出来上がる。
【0030】図8に示すヘッドコアブロックのX−X線
及びY−Y線で示す位置で斜めにスライシングして分離
すると、先の実施例のヘッドチップが完成する。なお、
このとき、磁気テープとの当たり幅を狭くするための端
部加工を必要に応じて施してもよい。
及びY−Y線で示す位置で斜めにスライシングして分離
すると、先の実施例のヘッドチップが完成する。なお、
このとき、磁気テープとの当たり幅を狭くするための端
部加工を必要に応じて施してもよい。
【0031】以上、本発明を適用した磁気ヘッドの実施
例、並びにその製造方法について説明したが、本発明が
この実施例に限定されるものでないことは言うまでもな
い。例えば、ガード材、金属磁性膜等の材質は任意であ
る。
例、並びにその製造方法について説明したが、本発明が
この実施例に限定されるものでないことは言うまでもな
い。例えば、ガード材、金属磁性膜等の材質は任意であ
る。
【0032】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の磁気ヘッドにおいては、サンドイッチ型の磁気ヘッ
ドにおいて金属磁性膜を磁気ヘッド走行方向に対して斜
めに配置しているので、テープ摺動面に占める金属磁性
膜の面積を小さくすることができ、耐摩耗性に優れた磁
気ヘッドを提供することが可能である。
明の磁気ヘッドにおいては、サンドイッチ型の磁気ヘッ
ドにおいて金属磁性膜を磁気ヘッド走行方向に対して斜
めに配置しているので、テープ摺動面に占める金属磁性
膜の面積を小さくすることができ、耐摩耗性に優れた磁
気ヘッドを提供することが可能である。
【0033】また、金属磁性膜が巻線溝の部分において
途切れることがないので、10〜50MHz以上の高帯
域においても高出力を発揮する磁気ヘッドを提供するこ
とが可能である。
途切れることがないので、10〜50MHz以上の高帯
域においても高出力を発揮する磁気ヘッドを提供するこ
とが可能である。
【図1】本発明を適用した磁気ヘッドの一実施例を示す
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図2】図1に示す磁気ヘッドの磁気テープ摺動面を示
す概略平面図である。
す概略平面図である。
【図3】本発明を適用した磁気ヘッドの他の実施例を示
す概略斜視図である。
す概略斜視図である。
【図4】本発明を適用した磁気ヘッドの製造工程の一例
を工程順に示すもので、金属磁性膜形成工程を示す概略
斜視図である。
を工程順に示すもので、金属磁性膜形成工程を示す概略
斜視図である。
【図5】金属磁性膜が形成されたフェライト基板の重ね
合わせ状態を示す概略斜視図である。
合わせ状態を示す概略斜視図である。
【図6】低融点ガラスで接着されたフェライト基板を2
分割した状態を示す概略斜視図である。
分割した状態を示す概略斜視図である。
【図7】トラック幅規制溝及び巻線溝の溝加工工程を示
す概略斜視図である。
す概略斜視図である。
【図8】ヘッドコアブロックのガラス融着工程を示す概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図9】従来の磁気ヘッドの一例を示す概略斜視図であ
る。
る。
【図10】従来の磁気ヘッドの他の例を示す概略斜視図
である。
である。
1・・・金属磁性膜 2,3・・・ガード材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、かかる構成の磁気ヘッドにおいて、
磁気ギャップ面と金属膜113、114の形成面111
a、112aのなす角度を80°近くに設定し、金属膜
113、114が磁気テープとの当たり長さ方向に長く
延在するようにすることも可能であるが、この場合には
商前述のV字状の溝を深くする必要があり、金属膜11
3、114の成膜性が悪化したり、隣の溝エッジの影響
で磁気特性が劣化する等問題が残る。
磁気ギャップ面と金属膜113、114の形成面111
a、112aのなす角度を80°近くに設定し、金属膜
113、114が磁気テープとの当たり長さ方向に長く
延在するようにすることも可能であるが、この場合には
商前述のV字状の溝を深くする必要があり、金属膜11
3、114の成膜性が悪化したり、隣の溝エッジの影響
で磁気特性が劣化する等問題が残る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】金属磁性膜1は、センダストやFe−Ga
−Si−Ru、アモルファス合金等の高透磁率材の薄膜
を絶縁膜を介して積層してなる多層膜であり、また、ガ
ード材2、3は、フェライトにより形成されている。し
たがって、本実施例の磁気ヘッドにおいては、トラック
幅を規制するためにガード材2、3が磁気ギャップg近
傍において切り欠かれており、これによって形成される
空間にガラス6、7が充填されている。
−Si−Ru、アモルファス合金等の高透磁率材の薄膜
を絶縁膜を介して積層してなる多層膜であり、また、ガ
ード材2、3は、フェライトにより形成されている。し
たがって、本実施例の磁気ヘッドにおいては、トラック
幅を規制するためにガード材2、3が磁気ギャップg近
傍において切り欠かれており、これによって形成される
空間にガラス6、7が充填されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】さらに、チップ厚を1.5倍とし、金属磁
性膜1が巻線溝4、5を連続して取り囲む形を保持した
ままで、ギャップ面と摺動方向のなす角度を20°とす
ることにより、耐摩耗性は50%以上向上した。なお、
同一の接触面積で比較するため、チプ厚は1.5倍とし
ても、テープ摺動面における当たり幅については変化さ
せないで評価したことはいうまでもない。図1において
Aが当たり幅、Bがチップ厚である。なお、耐摩耗性の
測定は、磁気テープをビデオテープレコーダで走行さ
せ、単位時間当たりのヘッドの摩耗量で評価した。
性膜1が巻線溝4、5を連続して取り囲む形を保持した
ままで、ギャップ面と摺動方向のなす角度を20°とす
ることにより、耐摩耗性は50%以上向上した。なお、
同一の接触面積で比較するため、チプ厚は1.5倍とし
ても、テープ摺動面における当たり幅については変化さ
せないで評価したことはいうまでもない。図1において
Aが当たり幅、Bがチップ厚である。なお、耐摩耗性の
測定は、磁気テープをビデオテープレコーダで走行さ
せ、単位時間当たりのヘッドの摩耗量で評価した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】次いで、周囲を平面研磨した後、図6に示
すように2分割し、さらに分割面を研磨する。しかる
後、この分割面において、フェライト基板11と金属磁
性巻12の境界線に沿って金属磁性巻12の一側縁にか
かるような位置で溝加工を行ってトラック幅規制溝14
を切削形成し、さらに巻線溝15を溝加工する。
すように2分割し、さらに分割面を研磨する。しかる
後、この分割面において、フェライト基板11と金属磁
性巻12の境界線に沿って金属磁性巻12の一側縁にか
かるような位置で溝加工を行ってトラック幅規制溝14
を切削形成し、さらに巻線溝15を溝加工する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 伸司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 浦井 彰 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 佐藤 敬 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 小林 富夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 金属磁性膜を一対のガード材により挟持
してなる磁気ヘッドにおいて、 前記金属磁性膜が磁気ヘッド走行方向に対して斜交して
略一直線状に連なっていることを特徴とする磁気ヘッ
ド。 - 【請求項2】 ガード材がフェライトよりなり、且つギ
ャップ近傍にガラスが充填されていることを特徴とする
請求項1記載の磁気ヘッド。 - 【請求項3】 トラック幅規制溝がガード材と金属磁性
膜を同時に溝加工することにより形成されていることを
特徴とする請求項2記載の磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22528192A JPH0660318A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22528192A JPH0660318A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0660318A true JPH0660318A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16826881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22528192A Withdrawn JPH0660318A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0660318A (ja) |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP22528192A patent/JPH0660318A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |