JPH0660374B2 - 鋼帯処理ラインにおける鋼帯の振動防止装置 - Google Patents

鋼帯処理ラインにおける鋼帯の振動防止装置

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JPH0660374B2
JPH0660374B2 JP62244997A JP24499787A JPH0660374B2 JP H0660374 B2 JPH0660374 B2 JP H0660374B2 JP 62244997 A JP62244997 A JP 62244997A JP 24499787 A JP24499787 A JP 24499787A JP H0660374 B2 JPH0660374 B2 JP H0660374B2
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一郎 旭
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、鋼帯処理ラインにおける鋼帯の振動防止装置
に関するものであり、さらに詳しくは、鋼帯処理ライン
において、鋼帯の振動を制御しなければならない個所、
例えばスワイピング法による鋼帯の溶融金属メッキライ
ンあるいは鋼帯の塗装ライン等において、鋼帯の振動を
防止する装置に関するものである。
「従来の技術」 例えば、鋼帯の溶融金属メッキラインにおいては、第1
図に示す如く、鋼帯1は溶融メッキ浴2から連続的に引
き出され、引き出された鋼帯1の両面の幅方向には、ワ
イピングノズル3からのガスが噴射され、この噴射され
るガスによって鋼帯1の両面における余剰な溶融メッキ
金属を払拭し、それによってメッキ目付量を制御してい
る。
上記ガスワイピング法による鋼帯へのメッキ目付量の均
一性は、ワイピングノズルから噴射されるガスの幅方向
の均一性と、ワイピングガスの噴射圧力の一定性と、ワ
イピングノズルのガス噴出口から鋼帯までの距離の一定
性によってほぼ決定される。
これ等の三要素のうち、ガスの幅方向の均一性と、ワイ
ピングガスの噴射圧力の一定性に関しては、数多くの改
善提案がなされており、可成りの効果をあげているが、
ワイピングノズルのガス噴出口から鋼帯までの距離の一
定性に関しては、鋼帯が、シンクロールとトップロール
間の長い垂直距離を非接触で通板されるために生じる振
動と、鋼帯に生じる幅方向の反り(以下C反りという)
とによって、鋼帯の幅方向におけるワイピングノズルと
鋼帯との間隔を常に一定に維持することは極めて困難で
あり、均一なメッキ目付量を得る上で大きな障害となっ
ていた。
そこで、特開昭57-85964号公報に開示されている如く、
ワイピング装置の近傍位置なる鋼帯の両エッジ部の外側
に、永久磁石を対向設置し、鋼帯の幅方向への張力を与
えることによって、非接触状態下で、鋼帯の幅方向およ
び厚さ方向への振れを防止するようにした手段が提案さ
れている。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、前記公開特許公報に開示されている技術にあ
っては、鋼帯の両エッジ端の外側に対向設置した永久磁
石により、単に鋼帯の幅方向への張力を与えるだけであ
るから、鋼帯の振動、特に鋼帯中央部の振動を確実に防
止できず、しかも鋼帯のC反りを矯正できない問題があ
る。
本発明は、かかる従来の問題点を解決すべくなした鋼帯
処理ラインにおける鋼帯の振動防止装置を提供すること
を目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本発明の要旨とするところは、鋼帯の通板基準ラインか
ら等距離位置なる鋼帯の表裏面側幅方向の少なくとも各
側端部と中央部に、電磁石を対向配置し、各電磁石の後
部位置にそれぞれ駆動軸を軸承し、この各駆動軸に、鋼
帯と各電磁石との間にそれぞれ介在された各磁気遮蔽板
の各一端を固定し、前記各駆動軸に、それぞれ各磁気遮
蔽板の中立位置からの回転角を検出するエンコーダーを
設けると共に、各駆動軸に、前記エンコーダーからの回
転角検出信号により停止制御されるサーボモーターを設
け、かつ鋼帯のいずれか一方面側の各電磁石の近傍に、
鋼帯の通板基準ラインに対する通板位置偏差を計測する
変位計を設け、この各変位計による計測値に基づき、通
板位置偏差がゼロになるよう、前記各電磁石に対する各
磁気遮蔽板の中立位置からの回転角を演算すると共に、
この回転角演算値により前記各サーボモーターを駆動制
御することを特徴とする鋼帯処理ラインにおける鋼帯の
振動防止装置にある。
「作用」 鋼帯の通板基準ラインから等距離位置なる鋼帯の表裏面
側幅方向の少なくとも各側端部と中央部に対向配設され
ている各電磁石を、常時一定の励磁電流により励磁し
て、鋼帯に対する吸引力を等しくしておくと共に、走行
している鋼帯の各側端部と中央部の通板基準ラインに対
する通板位置偏差を、鋼帯のいずれか一方面側の各電磁
石の近傍に配置されている各変位計にて計測し、この各
変位計による計測値に基づき、通板位置偏差がゼロにな
るよう、各電磁石と鋼帯との間に所要量介在されている
各磁気遮蔽板を、各電磁石に対する各磁気遮蔽板の中立
位置からの回転角を演算すると共に、この回転角演算値
により各サーボモーターを駆動制御し、中立位置からの
回転角を検出するエンコーダーからの回転角検出信号に
より前記サーボモーターを停止制御する一連の制御手段
により位置制御して、各電磁石の鋼帯吸引力を変化さ
せ、鋼帯の通板位置制御を行うことにより、鋼帯の振動
防止と鋼帯のC反り矯正とが行われるのである。
「実施例」 次に本発明装置の実施例を第2図乃至第5図に基づき以
下に説明する。
この実施例は、鋼帯の溶融金属メッキラインのワイピン
グノズル出側における鋼帯を対象としたものであり、第
2図乃至第4図に示す実施例は、鋼帯の各側端部の振動
防止を行うようにしたもの、また第5図に示す実施例
は、鋼帯の中央部の振動防止を行うようにしたものであ
る。
先ず鋼帯の各側端部の振動防止を行う第2図乃至第4図
に示す実施例について説明する。
なお、鋼帯の各側端部の振動防止装置はそれぞれ対称的
で同一であるから、ここでは鋼帯の一方の側端部の振動
防止装置について説明する、 第2図乃至第4図に示す如く、各ワイピングノズル3の
上面長手方向にはビーム4がそれぞれ設けられており、
このビーム4上には、前半中央部が切り欠けられて前半
が二股形状になっている台車5が移動可能に載置されて
いる。
この台車5の前半中央部の切り欠き部5a内の中心線上に
は、図示していない溶融メッキ浴から連続的に垂直に引
き出されている鋼帯1の一方の側端部が位置している。
前記台車5の前半中央部を切り欠いて、台車5の前半を
二股形状にした理由は、被メッキ鋼帯1の各種の板幅あ
るいは鋼帯1の蛇行に応じて、鋼帯1の側端部に対する
台車5の位置を調整できるようにするためである。
前記台車5の二股形状部5b上のほぼ中間位置には、電磁
石6,7が対向配置されている。
また前記各電磁石6,7の後部位置なる二股形状部5b上
間には、駆動軸8が軸承されており、この駆動軸8に
は、前記鋼帯1と各電磁石6,7との間にそれぞれ介在
された各磁気遮蔽板9,10の各一端が固定されている。
この各磁気遮蔽板9,10の各電磁石6,7に対する取り
付け方としては、第4図に示す如く、一方の電磁石6の
端面がほぼ半分程覆われるよう、一方の電磁石6側の磁
気遮蔽板9を斜め上向きにして、その一端を前記駆動軸
8に固定し、また他方の電磁石7の端面がほぼ半分程覆
われるよう、他方の電磁石7側の磁気遮蔽板10を斜め下
向きにして、その一端を前記駆動軸8に固定し、このと
きの前記駆動軸8の軸心と各電磁石6,7の端面中心点
とを結ぶ線と、各磁気遮蔽板9,10の板面長手方向中心
線とでなす各角度θ1,θ2は等しく、これを各磁気遮蔽
板9,10の中立位置と称し、各電磁石6,7の磁気遮蔽
量を均等にしている。
前記駆動軸8の一端には、磁気遮蔽板9,10の中立位置
からの回転角を検出するエンコーダー11が設けられてお
り、駆動軸8の他端には、減速機12を介してサーボモー
ター13が設けられている。
前記各磁気遮蔽板9,10の上方部位には、台車5から張
り出されたブラケット14,15 が設けられており、他方の
ブラケット15上には、鋼帯1の通板基準ラインに対する
通板位置偏差を計測する変位計(例えばレーザー式距離
計)16が設けられている。
また前記ブラケット14,15 上には、投光器17a と受光器
17b とでなる光電式の鋼帯側端検出器17が設けられてお
り、この鋼帯側端検出器17によって鋼帯1の側端を検出
し、それにより鋼帯1の各種の板幅あるいは鋼帯1の蛇
行に応じた台車5の位置調整を行う。
しかして、鋼帯1の通板基準ラインに対する鋼帯側端部
の通板位置が、例えば他方の電磁石7側方向に変位して
いる場合、前記変位計6により鋼帯1の通板位置偏差を
計測し、この変位計16による計測値に基づき、通板位置
偏差がゼロになるよう、前記各電磁石6,7に対する各
磁気遮蔽板9,10の中立位置からの磁気遮蔽量、すなわ
ち中立位置からの回転角を図示していない演算器にて演
算し、この回転角演算値によりサーボモーター13を駆動
制御して、各磁気遮蔽板9,10を所要の回転角だけ回転
させ、一方の磁気遮蔽板9による一方の電磁石6の磁気
遮蔽量を少なくして、一方の電磁石6の鋼帯吸引力を増
大させると共に、他方の磁気遮蔽板10による他方の電磁
石7の磁気遮蔽量を多くして、他方の電磁石7の鋼帯吸
引力を減少させる。
なお、各磁気遮蔽板9,10を所要の回転角だけ回転させ
たことを、前記エンコーダー11にて検出し、この検出信
号によりサーボモーター13を停止させる。
次に鋼帯中央部の振動防止を行う第5図に示す実施例に
ついて説明する。
なお、第5図に示す鋼帯中央部の振動防止装置は、前記
各ビーム4上にそれぞれ設置するものであるが、ここで
は概略図として示す。
第5図に示す如く、前記鋼帯1の通板基準ラインから等
距離位置なる鋼帯1の表裏面側幅方向の中央部には、電
磁石18,19 が対向配置されている。
前記各電磁石18,19 の後部位置には、それぞれ駆動軸2
0,21 が軸承されており、この各駆動軸20,21には、前記
鋼帯1と各電磁石18,19 との間にそれぞれ介在された各
磁気遮蔽板22,23 の各一端が固定されている。
前記各駆動軸20,21 には、それぞれ各磁気遮蔽板22,23
の中立位置からの回転角を検出するエンコーダー24,25
が設けられている。
また各駆動軸20,21 には、それぞれ減速機26,27を介し
てサーボモーター28,29 が設けられている。
さらに、他方の電磁石19の上部位置には、鋼帯1の通板
基準ラインに対する通板位置偏差を計測する変位計(例
えばレーザー式距離計)30が設けられている。
この鋼帯中央部の振動防止装置も、前記鋼帯側端部の振
動防止装置と同様の動作を行うものである。
「発明の効果」 以上述べた如く、本発明装置によれば、鋼帯の通板基準
ラインから等距離位置なる鋼帯の表裏面側幅方向の少な
くとも各側端部と中央部に対向配設されている各電磁石
を、常時一定の励磁電流により励磁して、鋼帯に対する
吸引力を等しくしておくと共に、走行している鋼帯の各
側端部と中央部の通板基準ラインに対する通板位置偏差
を、鋼帯のいずれか一方面側の各電磁石の近傍に配置さ
れている各変位計にて計測し、この各変位計による計測
値に基づき、通板位置偏差がゼロになるよう、各電磁石
と鋼帯との間に所要量介在されている各磁気遮蔽板を、
各電磁石に対する各磁気遮蔽板の中立位置からの回転角
を演算すると共に、この回転角演算値により各サーボモ
ーターを駆動制御し、中立位置からの回転角を検出する
エンコーダーからの回転角検出信号により前記サーボモ
ーターを停止制御する一連の制御手段により位置制御し
て、各電磁石の鋼帯吸引力を変化させ、鋼帯の各側端部
と中央部の通板位置制御を行うことができるので、鋼帯
の振動防止と、鋼帯のC反り矯正とを確実に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はガスワイピング法による鋼帯への溶融金属メッ
キの説明図、第2図は本発明に係る鋼帯側端部の振動防
止装置の実施例を示す平面図、第3図は、第2図A−A
矢視図、第4図は、第2図B−B矢視図、第5図は本発
明に係る鋼帯中央部の振動防止装置の実施例を示す概略
平面図である。 1……鋼帯,3……ワイピングノズル、5……台車、
6,7……電磁石、8……駆動軸、9,10……磁気遮蔽
板、11……エンコーダー、12……減速機、13……サーボ
モーター、16……変位計、17……鋼帯側端検出器、18,1
9 ……電磁石、20,21 ……駆動軸、22,23 ……磁気遮蔽
板、24,25 ……エンコーダー、26,27 ……減速機、28,2
9 ……サーボモーター、30……変位計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼帯の通板基準ラインから等距離位置なる
    鋼帯の表裏面側幅方向の少なくとも各側端部と中央部
    に、電磁石を対向配置し、各電磁石の後部位置にそれぞ
    れ駆動軸を軸承し、この各駆動軸に、鋼帯と各電磁石と
    の間にそれぞれ介在された各磁気遮蔽板の各一端を固定
    し、前記各駆動軸に、それぞれ各磁気遮蔽板の中立位置
    からの回転角を検出するエンコーダーを設けると共に、
    各駆動軸に、前記エンコーダーからの回転角検出信号に
    より停止制御されるサーボモーターを設け、かつ鋼帯の
    いずれか一方面側の各電磁石の近傍に、鋼帯の通板基準
    ラインに対する通板位置偏差を計測する変位計を設け、
    この各変位計による計測値に基づき、通板位置偏差がゼ
    ロになるよう、前記各電磁石に対する各磁気遮蔽板の中
    立位置からの回転角を演算すると共に、この回転角演算
    値により前記各サーボモーターを駆動制御することを特
    徴とする鋼帯処理ラインにおける鋼帯の振動防止装置。
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