JPH066703U - 油圧モーターの駆動回路 - Google Patents

油圧モーターの駆動回路

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JPH066703U
JPH066703U JP4462892U JP4462892U JPH066703U JP H066703 U JPH066703 U JP H066703U JP 4462892 U JP4462892 U JP 4462892U JP 4462892 U JP4462892 U JP 4462892U JP H066703 U JPH066703 U JP H066703U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 傾転角調整用シリンダにより油圧モータの傾
転角を変化自在にした油圧走行車両の低速モード時にお
ける機体制動時のショックを軽減して操作性を向上す
る。 【構成】 油圧モーター21の主管路23,24間に第
1のシャトル弁34を設け,第1の開閉弁35の一次側
に第1のシャトル弁の出口からの管路と戻りタンク36
とを接続し,第1の開閉弁の二次側に傾転角調整用シリ
ンダ29の背圧部29cへの管路を設ける。第2の開閉
弁46と第3の開閉弁47とを並設し,両開閉弁の一次
側にパイロットポンプ39b及び戻りタンクを接続す
る。パイロット操作部27を操作して機体を発進させる
と第2の開閉弁が閉止し,機体を制動させると第2の開
閉弁が開放され,背圧室29cに作動油が導出されて油
圧モータの傾転角が変化し,低速モードでの機体制動時
に油圧モータが低トルクとなり,制動圧の上昇が緩慢に
なる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧モーターの駆動回路に関するものであり、特に、油圧走行車両 の低速時の制動による衝撃を軽減する油圧モーターの駆動回路に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
低速モード又は高速モードに速度モードを切り替え操作できる油圧走行車両の 油圧モーターの駆動回路を図10に示す。走行用の油圧モーター1と油圧ポンプ 2とを接続する主管路3,4にパイロット操作形方向制御弁5及びカウンターバ ランス弁6が設けられている。方向制御弁5はパイロット操作部7によって制御 され、操作レバー8の動きに連動して方向制御弁5が切り替わり、油圧ポンプ2 の吐出油は方向制御弁5及びカウンターバランス弁6を介して、主管路3又は主 管路4から油圧モーター1へ導出される。油圧モーター1は傾転角調整用シリン ダ9の作動によって傾転角を変化することができ、図示した状態は低速モードで あり、傾転角調整用シリンダ9に内蔵したばね9bの付勢でロッド9aがシリン ダ内に収縮し、油圧モーター1の傾転角が大となっている。即ち、油圧モーター 1の一回転当たりの流量が大で高トルクになっている。
【0003】 又、二本の主管路3,4間に夫々の方向に作用するクロスオーバーリリーフ弁 10,11を設け、バイパス管路12,13間にシャトル弁14を配設する。そ して、パイロット圧によって開放方向に作動する第1の開閉弁15を設け、この 第1の開閉弁15の二次側に前記傾転角調整用シリンダ9の背圧室9cへの管路 を接続し、第1の開閉弁15の一次側にシャトル弁14の出口管路と戻りタンク 16を接続する。更に、ソレノイドへの通電によって開放方向に作動する第2の 開閉弁17を設け、この第2の開閉弁17の二次側にパイロット油路18を設け て前記第1の開閉弁15のパイロットポートへ接続するとともに、第2の開閉弁 17の一次側にパイロットポンプ19及び戻りタンク16を接続する。
【0004】 而して、図示した状態から第2の開閉弁のソレノイドへ高速切り替え信号を通 電すれば、スプールが17aの位置に切り替わって第2の開閉弁が開放され、パ イロットポンプ19から吐出されたパイロット油は、パイロット油路18を通っ て前記第1の開閉弁15のパイロットポートへ導出される。このため、第1の開 閉弁15のスプールが15aの位置に切り替わって第1の開閉弁15が開放され 、シャトル弁14の出口管路からの作動油が傾転角調整用シリンダ9の背圧室9 cへ流入し、傾転角調整用シリンダ9に内蔵したばね9bに抗してロッド9aが シリンダ外へ伸長し、油圧モーター1の傾転角が小となる。即ち、油圧モーター 1の一回転当たりの流量が小で低トルクになって高速モードになる。
【0005】 高速モードに於いて機体を制動する場合は、油圧モーター1の傾転角が小であ るためにトルクが低く、且つ、主管路3,4間に設けたクロスオーバーリリーフ 弁10,11の作用によって一方の主管路の油圧上昇が緩和され、制動時のショ ックを軽減している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来の油圧走行車両は、前述したように高速モードに於いては機体制動時のシ ョックを軽減している。然し、低速モードでは油圧モーター1の傾転角が大であ るためにトルクが高く、機体の制動操作時に短時間で大流量の作動油が吐出され るので制動圧が急激に上昇する。図11に示すように、制動圧がP1 まで急激に 上昇し、機体の速度V1 の初期低下が急峻であり且つ機体停止までの時間Δt1 が短い。従って、機体制動時のショックが大となり、オペレータの疲労が増大し て作業能率を低下させる原因となっている。
【0007】 そこで、低速モードに於いても機体制動時のショックを軽減して操作性を改善 するとともに、オペレータの肉体的負担を軽減して作業能率を向上するために解 決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案はこの課題を解決することを 目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、傾転角調整用シリ ンダによって油圧モーターの傾転角を変化自在にし、高速モード又は低速モード に速度を切り替え操作可能な油圧走行車両に於いて、パイロット圧によって開放 方向に作動する第1の開閉弁の二次側に前記傾転角調整用シリンダの背圧室への 管路を設け、油圧モーターの二本の主管路間に第1のシャトル弁を配設して、前 記第1の開閉弁の一次側に第1のシャトル弁の出口からの管路と戻りタンクとを 接続し、パイロット圧によって閉止方向に作動する第2の開閉弁と、ソレノイド への通電によって作動する第3の開閉弁とを並設し、夫々の開閉弁の一次側にパ イロットポンプ及び戻りタンクを接続し、油圧モーターの方向制御弁を制御する パイロット操作部からの二本のパイロット油路間に第2のシャトル弁を配設し、 該第2のシャトル弁の出口と前記第2の開閉弁のパイロットポートを接続すると ともに、第2及び第3の開閉弁の二次側のパイロット油路を第3のシャトル弁で 接続し、更に、該第3のシャトル弁の出口を前記第1の開閉弁のパイロットポー トに接続し、機体の低速走行時に前記パイロット操作部によって油圧モーターの 制動操作を行ったときには、前記傾転角調整用シリンダの背圧室へ作動油を導出 して油圧モーターの傾転角を小に変化させるように構成したことを特徴とする油 圧モーターの駆動回路を提供するものである。
【0009】
【作用】
低速モードにて走行している機体を制動すべく、パイロット操作部を中立位置 へ戻したときは、パイロットポンプからのパイロット油が遮断されて油圧モータ ーの方向制御弁が中立位置へ復帰する。然るときは、第2のシャトル弁から第2 の開閉弁のパイロットポートへのパイロット圧の導出がなくなり、第2の開閉弁 が開放される。そして、パイロット油は第2の開閉弁を通過し、第3のシャトル 弁を介して第1の開閉弁のパイロットポートへ導出される。従って、第1の開閉 弁のスプールが開放方向へ移動し、二本の主管路間に設けた第1のシャトル弁を 介して、傾転角調整用シリンダの背圧室へ作動油が導出され、油圧モーターの傾 転角が小に変化する。
【0010】 依って、低速モードでの機体制動時には、油圧モーターの一回転当たりの流量 が小となって低トルクになるため制動トルクが低下し、制動圧が上昇するまでの 時間がやや長くなって、機体制動時のショックが軽減される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図9に従って詳述する。尚、説明の都合上 、従来と同一の構成部分も同時に説明する。図1はスイッチによって低速モード 又は高速モードに速度モードを手動切り替え操作できる油圧走行車両の油圧モー ターの駆動回路を示したものであり、走行用の油圧モーター21と油圧ポンプ2 2とを接続する主管路23,24にパイロット操作形方向制御弁25及びカウン ターバランス弁26が設けられている。方向制御弁25はパイロット操作部27 によって制御され、操作レバー28の動きに連動して方向制御弁25が切り替わ り、油圧ポンプ22の吐出油は方向制御弁25及びカウンターバランス弁26を 介して、主管路23又は主管路24から油圧モーター21へ導出される。油圧モ ーター21は傾転角調整用シリンダ29の作動によって傾転角を変化することが でき、図示した状態は低速モードであり、傾転角調整用シリンダ29に内蔵した ばね29bの付勢でロッド29aがシリンダ内に収縮し、油圧モーター21の傾 転角が大となっている。即ち、油圧モーター21の一回転当たりの流量が大で高 トルクになっている。
【0012】 又、二本の主管路23,24間に夫々の方向に作用するクロスオーバーリリー フ弁30,31を設け、バイパス管路32,33間に第一のシャトル弁34を配 設する。そして、パイロット圧によって開放方向に作動する第1の開閉弁35を 設け、この第1の開閉弁35の二次側に前記傾転角調整用シリンダ29の背圧室 29cへの管路を接続し、第1の開閉弁35の一次側に第一のシャトル弁34の 出口管路と戻りタンク36を接続する。
【0013】 一方、パイロット操作部27は、操作レバー28を機体の前進側又は後進側の 何れかの方向へ回動することにより、パイロット弁37又は38を介してパイロ ットポンプ39aからパイロット油路40又は41へパイロット油を導出するよ うに構成されている。そして、パイロット油路40は前記方向制御弁25の一方 のパイロットポート42へ接続し、パイロット油路41は前記方向制御弁25の 他方のパイロットポート43へ接続するとともに、双方のパイロット油路40及 び41間にバイパス油路44を設け、バイパス油路44の中間に第2のシャトル 弁45を配設する。
【0014】 ここで、パイロット圧によって閉止方向に作動する第2の開閉弁46と、高速 モードへの切り替え信号をソレノイドへ通電することによって開放方向へ作動す る第3の開閉弁47とを並設し、夫々の開閉弁46及び47の一次側にパイロッ トポンプ39b及び戻りタンク36を接続する。そして、第2のシャトル弁45 の出口と前記第2の開閉弁46のパイロットポートとを接続するとともに、第2 及び第3の開閉弁46及び47の二次側のパイロット油路を第3のシャトル弁4 8で接続し、更に、該第3のシャトル弁48の出口を前記第1の開閉弁35のパ イロットポートに接続する。
【0015】 次に、本考案の油圧モーターの駆動回路の動作を説明する。図1に示すように 、機体が平坦地で停止しており且つ低速モードにスイッチが切り替わっていると きは、第3の開閉弁47のソレノイドには通電されず、第3の開閉弁47のスプ ールが47bの位置にあって第3の開閉弁47は閉止されている。又、パイロッ ト操作部27の操作レバー28が中立位置にあるので、第2のシャトル弁45か らのパイロット圧が第2の開閉弁46のパイロットポートに導出されず、第2の 開閉弁46のスプールが46aの位置にあって第2の開閉弁46は開放されてい る。従って、パイロットポンプ39bからのパイロット油は第2の開閉弁46及 び第3のシャトル弁48を通じて第1の開閉弁35のパイロットポートに導出さ れ、第1の開閉弁35のスプールが35aの位置にあって第1の開閉弁35は開 放されている。機体が平坦地で停止しているときは油圧モーター21の二本の主 管路23,24に油圧が生じないため、第1のシャトル弁34から第1の開閉弁 35を介して傾転角調整用シリンダ29の背圧室29cへ作動油が導出されず、 傾転角調整用シリンダ29に内蔵したばね29bの付勢でロッド29aがシリン ダ内に収縮し、油圧モーター21の傾転角が大となっている。即ち、油圧モータ ー21の一回転当たりの流量が大で高トルクであり、機体の発進に適した状態と なっている。
【0016】 ここで、図2に示すように、機体を発進すべくパイロット操作部27の操作レ バー28を機体の前進側又は後進側の何れかの方向へ回動すれば、パイロット弁 37又は38を介してパイロットポンプ39aからパイロット油路40又は41 へパイロット油が導出される。そして、前記方向制御弁25の一方のパイロット ポート42又は43にパイロット圧が掛かって方向制御弁25のスプールが切り 替わり、主管路23又は24に作動油が導出されて、油圧モーター21が回転す る。然るときは、第2のシャトル弁45から第2の開閉弁46のパイロットポー トへパイロット圧が掛かり、第2の開閉弁46のスプールが46bの位置へ切り 替わって閉止される。従って、第2の開閉弁46及び第3の開閉弁47が閉止さ れ、パイロットポンプ39bのパイロット油は第1の開閉弁35のパイロットポ ートに導出されず、第1の開閉弁35のスプールが35bの位置に切り替わって 閉止される。このため、バイパス管路32又は33から第1のシャトル弁34を 介して導出される作動油は第1の開閉弁35にて閉止され、傾転角調整用シリン ダ29の背圧室29cへ作動油が導出されず、油圧モーター21の傾転角は大の まま保持されて、低速モードでの機体の発進が容易に行える。
【0017】 次に、低速モードで機体を走行中に高速モードにスイッチを切り替えたときに は、図3に示すように第3の開閉弁47のソレノイドに高速切り替え信号が通電 され、第3の開閉弁47のスプールが47aの位置に切り替わって第3の開閉弁 47は開放される。従って、パイロットポンプ39bのパイロット油は第3の開 閉弁47を通過し、第3のシャトル弁48を介して第1の開閉弁35のパイロッ トポートに導出され、第1の開閉弁35のスプールが35aの位置に切り替わっ て開放される。このため、バイパス管路32又は33から第1のシャトル弁34 を介して導出される作動油は、傾転角調整用シリンダ29の背圧室29cへ導出 され、傾転角調整用シリンダ29のばね29bの付勢に抗してロッド29aがシ リンダ外へ突出し、油圧モーター21の傾転角が小に変化する。即ち、油圧モー ター21の一回転当たりの流量が小となって低トルクになり、機体は高速走行に 適した状態になる。
【0018】 一方、機体が平坦地で停止しており、スイッチが高速モードに切り替わってい る場合に、パイロット操作部27の操作レバー28を機体の前進側又は後進側の 何れかの方向へ回動すれば、図4に示すように、パイロット弁37又は38を介 してパイロットポンプ39aからパイロット油路40又は41へパイロット油が 導出される。そして、前記方向制御弁25の一方のパイロットポート42又は4 3にパイロット圧が掛かって方向制御弁25のスプールが切り替わり、主管路2 3又は24に作動油が導出されて、油圧モーター21が回転する。然るときは、 第2のシャトル弁45から第2の開閉弁46のパイロットポートへパイロット圧 が掛かり、第2の開閉弁46のスプールが46bの位置へ切り替わって閉止され る。又、高速モードにスイッチが切り替わっているので第3の開閉弁47のソレ ノイドに高速切り替え信号が通電され、第3の開閉弁47のスプールが47aの 位置に切り替わって第3の開閉弁47は開放される。従って、パイロットポンプ 39bのパイロット油は第3の開閉弁47を通過し、第3のシャトル弁48を介 して第1の開閉弁35のパイロットポートに導出され、第1の開閉弁35のスプ ールが35aの位置に切り替わって開放される。
【0019】 このときは、まだ油圧モーター21の傾転角が大の状態であるため高トルクに なっており、スイッチが高速モードに切り替わっていても、機体の発進が容易に 行える。そして、主管路23又は24に導出される作動油の流量が増加するのに 伴って、バイパス管路32又は33から第1のシャトル弁34を介して導出され る作動油が、傾転角調整用シリンダ29の背圧室29cへ導出され、傾転角調整 用シリンダ29のばね29bの付勢に抗してロッド29aがシリンダ外へ突出し 、油圧モーター21の傾転角が小に変化する。即ち、油圧モーター21の一回転 当たりの流量が小となって低トルクになり、機体は高速走行に適した状態になる 。
【0020】 ここで、機体を制動すべくパイロット操作部27の操作レバー28を中立位置 へ回動すれば、図5に示すように、パイロットポンプ39aからパイロット油路 40又は41へパイロット油が導出されなくなり、前記方向制御弁25が中立位 置へ復帰する。然るときは、第2のシャトル弁45から第2の開閉弁46のパイ ロットポートへパイロット圧が導出されなくなり、第2の開閉弁46のスプール が46aの位置へ切り替わって開放される。そして、パイロットポンプ39bか らのパイロット油は常時第1の開閉弁35のパイロットポートへ導出されるので 、第1の開閉弁35のスプールは35aの位置にあって第1の開閉弁35が開放 され、傾転角調整用シリンダ29のロッド29aがシリンダ外へ突出し、油圧モ ーター21の傾転角が小の状態を保持する。即ち、高速モードでの機体制動時に は油圧モーター21の一回転当たりの流量が小で低トルクであるため、当然低速 時と同等の制動圧が発生しても制動トルクは最小となる。従って、高い制動トル クの低速時に比べて、機体制動時のショックが軽減される。
【0021】 一方、図2に示した低速モードのままで走行を続け、低速モードで機体を制動 すべくパイロット操作部27の操作レバー28を中立位置へ回動すれば、図6に 示すように、パイロットポンプ39aからパイロット油路40又は41へパイロ ット油が導出されなくなり、前記方向制御弁25が中立位置へ復帰する。然ると きは、第2のシャトル弁45から第2の開閉弁46のパイロットポートへのパイ ロット圧が導出されなくなり、第2の開閉弁46のスプールが46aの位置へ切 り替わって開放される。このため、パイロットポンプ39bのパイロット油は第 2の開閉弁46を通過し、第3のシャトル弁48を介して第1の開閉弁35のパ イロットポートに導出され、第1の開閉弁35のスプールが35aの位置に切り 替わって開放される。従って、バイパス管路32又は33から第1のシャトル弁 34を介して導出される作動油は、傾転角調整用シリンダ29の背圧室29cへ 導出され、傾転角調整用シリンダ29のばね29bの付勢に抗してロッド29a がシリンダ外へ突出し、油圧モーター21の傾転角が小となる。
【0022】 即ち、機体制動時には油圧モーター21の一回転当たりの流量が小で低トルク となるため、図7に示すように、制動圧がP2 まで上昇するのにやや時間が掛か り、機体の速度V1 の初期低下が緩慢であり且つ機体停止までの時間Δt2 が長 くなる。従って、低速モードで走行している場合であっても、機体制動時のショ ックが軽減される。
【0023】 又、機体が坂道等の傾斜地で停止しているときは、自重圧によって傾転角調整 用シリンダ29のロッド29aがシリンダ外へ突出し、図6に示したように、油 圧モーター21の傾転角が小となって高速モードの状態となっているが、機体発 進時にパイロット操作部27の操作レバー28を機体の前進側又は後進側の何れ かの方向へ回動すれば、図2に示した状態に戻って機体の発進が可能となる。
【0024】 図8は第2の実施例を示し、図1に示した第3の開閉弁47に代えて、低速モ ードへの切り替え信号をソレノイドへ通電することによって閉止方向へ作動する 第4の開閉弁49を設ける。斯かる構成の場合も、低速モードへスイッチを切り 替えれば、第4の開閉弁49のスプールが49bの位置に切り替わり、図1に示 した構成の油圧回路と同様の作用となる。
【0025】 図9は第3の実施例を示し、高速低速自動切り替えの油圧走行車両の油圧モー ターの駆動回路を示したものであり、図1に示した4ポートのカウンターバラン ス弁26に代えて、6ポートのカウンターバランス弁50を設け、新たに設けた 油路51にメカニカルブレーキ52の一方のポートを接続する。そして、負荷感 知式開閉弁53の一方のパイロットポートと前記メカニカルブレーキ52の他方 のポートとを油路54にて接続するとともに、負荷感知式開閉弁53の他方のパ イロットポートを第3のシャトル弁48の出口に接続する。又、図1に示した油 圧回路と同様に、負荷感知式開閉弁53の二次側に前記傾転角調整用シリンダ2 9の背圧室29cへの管路を接続し、負荷感知式開閉弁53の一次側に第一のシ ャトル弁34の出口管路と戻りタンク36を接続する。
【0026】 図9に示した構成の油圧モーターの駆動回路も、図1に示した構成の油圧回路 と同様の作用となるので、詳細な説明は省略する。 尚、本考案は、本考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、 そして、本考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0027】
【考案の効果】
本考案は上記一実施例に詳述したように、低速モードにて走行中の機体を制動 操作したときには第1の開閉弁が開放され、二本の主管路間に設けた第1のシャ トル弁から、作動油が第1の開閉弁を通過して傾転角調整用シリンダの背圧室へ 導出される。従って、油圧モーターの傾転角が小になり、油圧モーターの一回転 当たりの流量が小となって低トルクになる。
【0028】 依って、制動圧の上昇が緩慢となって機体制動時のショックが減少し、操作性 が改善されるとともに、オペレータの肉体的な疲労も軽減されて作業効率が向上 する等諸種の実用的価値のある考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、高速低速手動切り替
えの油圧走行車両の低速モードで機体停止時の状態の油
圧モーターの駆動回路図。
【図2】低速モードで機体発進時の状態の油圧モーター
の駆動回路図。
【図3】低速モードから高速モードへスイッチを切り替
えた状態の油圧モーターの駆動回路図。
【図4】高速モードで機体発進時の状態の油圧モーター
の駆動回路図。
【図5】高速モードで機体制動時の状態の油圧モーター
の駆動回路図。
【図6】低速モードで機体制動時の状態の油圧モーター
の駆動回路図。
【図7】低速モードで機体制動時の制動圧及び速度と時
間との関係のグラフ。
【図8】本考案の第2の実施例を示し、低速モードで機
体停止時の状態の油圧モーターの駆動回路図。
【図9】本考案の第3の実施例を示し、高速低速自動切
り替えの油圧走行車両の低速モードで機体停止時の状態
の油圧モーターの駆動回路図。
【図10】従来例を示し、高速低速手動切り替えの油圧
走行車両の低速モードで機体停止時の状態の油圧モータ
ーの駆動回路図。
【図11】従来例を示し、低速モードで機体制動時の制
動圧及び速度と時間との関係のグラフ。
【符号の説明】
21 油圧モーター 22 油圧ポンプ 23,24 主管路 25 方向制御弁 27 パイロット操作部 29 傾転角調整用シリンダ 29c 背圧室 34 第1のシャトル弁 35 第1の開閉弁 36 戻りタンク 39a パイロットポンプ 39b パイロットポンプ 40,41 パイロット油路 45 第2のシャトル弁 46 第2の開閉弁 47 第3の開閉弁 48 第3のシャトル弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾転角調整用シリンダによって油圧モー
    ターの傾転角を変化自在にし、高速モード又は低速モー
    ドに速度を切り替え操作可能な油圧走行車両に於いて、
    パイロット圧によって開放方向に作動する第1の開閉弁
    の二次側に前記傾転角調整用シリンダの背圧室への管路
    を設け、油圧モーターの二本の主管路間に第1のシャト
    ル弁を配設して、前記第1の開閉弁の一次側に第1のシ
    ャトル弁の出口からの管路と戻りタンクとを接続し、パ
    イロット圧によって閉止方向に作動する第2の開閉弁
    と、ソレノイドへの通電によって作動する第3の開閉弁
    とを並設し、夫々の開閉弁の一次側にパイロットポンプ
    及び戻りタンクを接続し、油圧モーターの方向制御弁を
    制御するパイロット操作部からの二本のパイロット油路
    間に第2のシャトル弁を配設し、該第2のシャトル弁の
    出口と前記第2の開閉弁のパイロットポートを接続する
    とともに、第2及び第3の開閉弁の二次側のパイロット
    油路を第3のシャトル弁で接続し、更に、該第3のシャ
    トル弁の出口を前記第1の開閉弁のパイロットポートに
    接続し、機体の低速走行時に前記パイロット操作部によ
    って油圧モーターの制動操作を行ったときには、前記傾
    転角調整用シリンダの背圧室へ作動油を導出して油圧モ
    ーターの傾転角を小に変化させるように構成したことを
    特徴とする油圧モーターの駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS629003A (ja) * 1985-07-05 1987-01-17 Kawasaki Heavy Ind Ltd 可変容量形モ−タの容積制御装置
JPH03115624A (ja) * 1989-09-28 1991-05-16 Hitachi Constr Mach Co Ltd 可変容量型油圧モータの制御回路

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