JPH0674358B2 - ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物 - Google Patents

ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物

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JPH0674358B2
JPH0674358B2 JP59141313A JP14131384A JPH0674358B2 JP H0674358 B2 JPH0674358 B2 JP H0674358B2 JP 59141313 A JP59141313 A JP 59141313A JP 14131384 A JP14131384 A JP 14131384A JP H0674358 B2 JPH0674358 B2 JP H0674358B2
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polyphenylene ether
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進 藤井
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日本ジーイープラスチックス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐溶剤クラツク性を改善されたポリフエニレ
ンエーテル系樹脂組成物に関する。
ポリフエニレンエーテル系樹脂は、その優れた機械的性
質及び電気的性質の故に、成形材料用樹脂として有用で
あるが、加工性、耐溶剤クラツク性、耐衝撃性の点でし
ばしば不十分である。これら欠点を解消する方法として
はポリフエニレンエーテル系樹脂と他の樹脂たとえばス
チレン系重合体を混合して成形加工性を改良する方法
が、米国特許第3,383,435号明細書より知られている。
しかしポリフエニレンエーテル系樹脂又はこれを含む樹
脂組成物の耐溶剤クラツク性の改善は依然として課題と
して残されている。
本発明は、この耐溶剤クラツク性の改善を目的とする。
ポリフエニレンエーテル系樹脂に耐油性の良いポリオレ
フインたとえばポリエチレン、ポリエステルたとえばポ
リエチレンテレフタレート、ポリアミドたとえば6−ナ
イロンを添加すれば耐油性が向上すると考えられたが、
これらはポリフエニレンエーテルとの相容性が悪く、た
めに耐油性を向上するに十分な量を添加すると成形物が
層状剥離を起してしまう。本発明者は、ポリフエニレン
エーテル系樹脂とスチレン系重合体との組合せにポリア
ミドを加えた樹脂混合物に更に、グラフトポリマーの幹
部分にカルボキシル基及び/又は酸無水物基を有するグ
ラフト型芳香族ビニル系重合体を添加することにより、
層状剥離を起すことなく耐溶剤クラツク性が著しく改善
され、かつ驚ろくべきことに成形加工性及び剛性も改善
されたポリフエニレンエーテル系樹脂組成物が得られる
ことを見い出し本発明を完成した。
すなわち本発明は、 (A)ポリフェニレンエーテル系樹脂20〜80重量部とス
チレン系重合体20〜80重量部との組合わせ100重量部、 (B)ポリアミド5〜300重量部、及び (C)櫛型ポリマーの枝部分が分子量1,000〜50,000の
芳香族ビニル系重合体であり、幹部分にカルボキシル基
及び/又は酸無水物基を有するところの櫛型グラフト芳
香族ビニル系重合体を成分(B)に対して1〜50重量% を含有するポリフエニレンエーテル系樹脂組成物を提供
するものである。
ここでポリフエニレンエーテル系樹脂は、それ自体公知
であり、一般式 (式中、R1,R2,R3並びにR4は水素、ハロゲン、アルキ
ル基、アルコキシ基、ハロゲン原子とフエニル環との間
に少くとも2個の炭素原子を有するハロアルキル基およ
びハロアルコキシ基で第3級α−炭素を含まないものか
ら選んだ一価置換基を示し、nは重合度を表わす整数で
ある) で表わされる重合体の総称であつて、上記一般式で表わ
される重合体の一種単独であつても、二種以上が組合わ
された共重合体であつてもよい。好ましい具体例ではR1
およびR2は炭素原子数1〜4のアルキル基であり、R3,
R4は水素もしくは炭素原子数1〜4のアルキル基であ
る。例えばポリ(2,6−ジメチル−1,4−フエニレン)エ
ーテル、ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フエニレン)エー
テル、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フエニレ
ン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−プロピル−1,4
−フエニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジプロピル−1,4
−フエニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−プロ
ピル−1,4−フエニレン)エーテルなどが挙げられる。
特に好ましいポリフエニレンエーテル樹脂はポリ(2,6
−ジメチル−1,4−フエニレン)エーテルである。また
ポリフエニレンエーテル共重合体としては上記ポリフエ
ニレンエーテル繰返し単位中にアルキル三置換フエノー
ルたとえば2,3,6−トリメチルフエノールを一部含有す
る共重合体を挙げることができる。またこれらのポリフ
エニレンエーテルに、スチレン系化合物がグラフトした
共重合体であつてもよい。スチレン系化合物グラフト化
ポリフエニレンエーテルとしては上記ポリフエニレンエ
ーテルに、スチレン系化合物として、例えばスチレン、
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロルスチレン
などをグラフト重合して得られる共重合体である。
本発明において用いられるスチレン系重合体も、それ自
体公知のものであり一般式 (式中Rは水素または炭素原子数1〜4のアルキル基で
あり、Zはハロゲンまたは炭素原子数1〜4のアルキル
基である置換基を示し、pは0〜5の整数である) で示されるビニル芳香族化合物から誘導された繰返し構
造単位を、その重合体中に少くとも25重量%以上有する
ものでなければならない。かかるスチレン系重合体とし
ては例えばスチレンもしくはその誘導体の単独重合体並
びに例えばポリブタジエン、ポリイソペレン、ブチルゴ
ム、EPDM、エチレン−プロピレン共重合体、天然ゴム、
エピクロロヒドリンの如き、天然または合成エラストマ
ー物質を混合あるいはこれらで変性したスチレン系重合
体、更には、スチレン含有共重合体、例えば、スチレン
−アクリロニトリル共重合体(SAN)、スチレンブタジ
エン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ス
チレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(AB
S)を挙げることができる。本発明のために好ましいス
チレン系重合体はホモポリスチレンおよびゴム強化ポリ
スチレンである。ポリフエニレンエーテル樹脂に対する
スチレン系重合体の混合比率はポリフエニレンエーテル
樹脂の優れた特性を損なわない範囲にあるのが望まし
く、従つてポリフエニレンエーテル系樹脂20〜80重量部
とスチレン系重合体20〜80重量部とからなる樹脂混合物
が好ましい。
本発明において用いられる成分(B)としてのポリアミ
ドは、繰返し単位中に−CONH−結合を含むポリマーであ
り、その典型例として4−ナイロン、6−ナイロン、6,
6−ナイロン、12−ナイロン、6,10−ナイロン、テレフ
タル酸とトリメチルヘキサメチレンジアミンからのポリ
アミド、アジピン酸とメタキシリレンジアミンからのポ
リアミド、アジピン酸とアゼライン酸および2,2−ビス
(p−アミノシクロヘキシル)−プロパンからのポリア
ミド、テレフタル酸と4,4′−ジアミノジシクロヘキシ
ルメタンからのポリアミドなどが挙げられる。成分
(B)は、成分(A)100重量部当り5〜300重量部、好
ましくは5〜100重量部、特に10〜30重量部の量で含ま
れる。好ましくは、分子量10,000〜50,000のものが用い
られる。
本発明において用いられる成分(C)は、グラフトポリ
マーの幹部分にカルボキシル基及び/又は酸無水物基を
有するグラフト型芳香族ビニル系重合体である。これは
好ましくはいわゆる櫛型ポリマーであつて、芳香族ビニ
ル系単量体とα−不飽和酸のビニル系単量体又はα,β
−不飽和ジカルボン酸無水物とからなる共重合体に芳香
族ビニル系重合体をグラフト化したものである。従つて
櫛型ポリマーの幹部分はたとえば、 より成り、枝部分はたとえば より成ることができる。上記の構成単位の置換体も同様
用いることができる。枝部分は分子量1,000〜50,000の
芳香族ビニル系重合体であることが好ましい。成分
(C)の全体の分子量としては、10,000〜500,000であ
ることが好ましい。成分(C)は、成分(B)100重量
部当り1〜50重量部、好ましくは2〜20重量部、特に10
重量部まで含まれる。成分(C)として用いうるポリマ
ーとしては種々のバラエテイが可能であるが、たとえば
櫛型ポリマーの枝部分が分子量約1万のポリスチレンで
あり、幹部分がカルボン酸/スチレンのコポリマーであ
り、全体としての分子量が約2万、カルボン酸含量が約
10%のものを挙げることができる。
本願発明の樹脂組成物において、上述で規定した特別の
構造を持つグラフト型芳香族ビニル系重合体が、ポリフ
エニレンエーテル系樹脂とポリアミドとの間の相容化剤
として働き、ために耐溶剤クラツク性が改善され、かつ
また成形加工性及び剛性も改善されるものと考えられ
る。
なお、本発明において、本発明の目的を損わない範囲で
ガラス繊維、炭素繊維などの繊維状又は粒状の充填材、
酸化防止剤、難燃剤など慣用の添加物を組成物にさらに
含めることができる。
以下に実施例により本発明を更に説明する。
実施例1〜4 表1に示す(A),(B)及び(C)成分より成る樹脂
組成物を用いて、減圧ベント付き二軸押出し機にて290
℃で押出しペレツト化した。本ペレツト状樹脂をシリン
ダー温度270℃、射出圧力1200kg/cm2、金型温度80℃に
設定した射出成形機を使用して127×12×1.5mm及び63×
12×3mmの成形体を成形した。各成形体の層状剥離を成
形直後に観察して評価した。また耐溶剤クラツク性の評
価のために、63×12×3mmの成形体に1%の歪を加えて
フレオンに常温で3時間浸漬し、割れの発生を観察し
た。また各種物性を測定した。結果を表1に示す。表中
の(A)〜(C)成分の量は重量部である。
実施例5〜6 表2に示すように成分(A)中に無機フイラーとしてガ
ラス繊維及びマイカを含むものを用い、また難燃剤を含
む組成でもつて実施例1〜4と同様に成形体を作り評価
した。耐溶剤クラツク性の評価のために、グリース(商
標:スライドグリースR、佐藤特殊製油株式会社製)を
1%の歪を加えた成形体に塗布し、85℃で24時間放置
し、その後グリースを除いて割れの発生の有無を観察し
た。また各種物性も測定した。結果を表2に示す。表
中、(A)〜(C)成分、フイラー及び難燃剤の量は重
量部である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂20〜
    80重量部とスチレン系重合体20〜80重量部との組合わせ
    100重量部、 (B)ポリアミド5〜300重量部、及び (C)櫛型ポリマーの枝部分が分子量1,000〜50,000の
    芳香族ビニル系重合体であり、幹部分にカルボキシル基
    及び/又は酸無水物基を有するところの櫛型グラフト芳
    香族ビニル系重合体を成分(B)に対して1〜50重量% を含有するポリフェニレンエーテル系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】成分(C)の櫛型ポリマーの幹部分が芳香
    族ビニル系単量体とα‐不飽和酸のビニル系単量体又は
    α、β‐不飽和ジカルボン酸無水物とからなる共重合体
    である特許請求の範囲第1項記載のポリフェニレンエー
    テル系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】成分(C)の分子量が10,000〜500,000で
    ある特許請求の範囲第1項記載のポリフェニレンエーテ
    ル系樹脂組成物。
JP59141313A 1984-07-10 1984-07-10 ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物 Expired - Lifetime JPH0674358B2 (ja)

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JPH0715056B2 (ja) * 1986-01-17 1995-02-22 東亞合成株式会社 ポリアミド系樹脂組成物
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