JPH0674703B2 - モール材付き金属製扉およびその製造方法 - Google Patents

モール材付き金属製扉およびその製造方法

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JPH0674703B2
JPH0674703B2 JP61251501A JP25150186A JPH0674703B2 JP H0674703 B2 JPH0674703 B2 JP H0674703B2 JP 61251501 A JP61251501 A JP 61251501A JP 25150186 A JP25150186 A JP 25150186A JP H0674703 B2 JPH0674703 B2 JP H0674703B2
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常治 内山
利朗 石原
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三和シヤツタ−工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、金属製薄板からなる表面板を備えたモール材
付き金属製扉およびその製造方法に関するものである。
[従来技術及び発明が解決しようとする問題点] 今日、金属製薄板を表面板とする金属製扉の高級化を図
るために、例えば扉表面に飾りモールを施して意匠的な
変化が求められるようにしたものがある。そして、この
様な構成とするため、表面板は外側の外周板部と内側の
鏡板部とをそれぞれ組込むこととなるが、従来は両板材
の対向する縁部を折返したり、お互いに重合せしめたり
する構造となつており、その結果、一枚板状の表面板だ
けでは重合部または折曲部の材料が不足するため、鏡板
部はどうしても別の板材から材料採りしなければなら
ず、材料の歩留りが悪く、更には製作に余計な手間を要
する等の問題があつた。
そこで、実開昭60-26591号公報に示されるものの如く、
一枚状の板材から外周板部と鏡板部とを打ち抜いて形成
することが提唱され、そしてこの場合に、外周板部と鏡
板部との境界部位にモール材が組付けられることになる
が、該モール材は、鏡板部を骨材に取付けるためのビス
を用いて取付けるようになつている。このためには、ビ
スを鏡板部の表面から大きく突出させてモール材の取付
け代を充分に確保しなければならず、そうしたときに、
鏡板部表面が外周板部表面に対して没入した形態の扉で
あつて、ビスの突出が外周板部表面から突出しないもの
であれば良いが、鏡板部表面を外周板部表面と面一状に
するような扉である場合に、ビスがこの面一状の扉表面
から突出し、この突出するビスにさらにモール材が取付
けられるため、モール材のみが扉表面から大きく突出し
たものになつて、モール材に引掛かりやすいうえ、扉の
納まり寸法に余裕がないときには、扉の表裏面板間を薄
くして対応しなければならず、鏡板部表面と外周板部表
面とが面一状になつたものには事実上、採用できないも
のであつた。
[問題を解決する手段] 本発明は上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃する
ことができるモール材付き金属製扉およびその製造方法
を提供することを目的として創案されたものであつて、
第一のモール材付き金属製扉の製造方法に関する説明
は、扉を構成する一枚板状の金属製薄板からなる表面板
を間隙を存するように打抜いて、互いに対向する先端縁
部間が面方向に離間した外側の外周板部と内側の鏡板部
とを形成し、次いでこれら外周板部と鏡板部とを、外周
板部と鏡板部との互いに対向する各先端縁部同志が遊端
となつて、両先端縁部間に開口溝が形成されるように組
込んだ後、該開口溝を塞ぐためのモール材を、前記遊端
状になつた両先端縁部に係止せしめることで組込んで製
造するようにしたことを特徴とするものである。
また、第二のモール材付き金属製扉に関する発明は、金
属製薄板からなる表面板が、内側の鏡板部と外側の外周
板部とに間隙を存して分断されたものとし、かつ該間隙
にモール材を組込んで塞いでなるモール材付き金属製扉
において、前記鏡板部と外周板部とは、鏡板部と外周板
部との互いに対向する先端縁部間が間隙を存して離間す
るよう一枚状の板材から打抜かれ、かつ互いに対向する
各先端縁部同志が遊端となつて両先端部間にアリ溝状の
開口溝が形成されるべく組込まれたものとして、該遊端
状の先端部を、モール材に形成の係止部が抜止め状に取
付け係止されるモール材取付け部に構成されていること
を特徴とするものである。
そして本発明は、この構成によつて、材料を無駄にする
ことなく有効に利用し得て、かつ製作能率向上に寄与す
るものである。
[実施例] 次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は扉であつて、該扉1の正面側、背面側
は、何れも四周縁を箱状に折曲加工されており、正面側
は外周板部2と、溝幅αを存して開口溝4を介してこの
外周板部2に囲まれる鏡板部3とからなり、背面側の裏
面板5は一枚板で形成されている。この扉1の正面側に
本発明が実施されているが、一枚状の金属製薄板からな
る板材を、例えばプレス打抜き、タレツトパンチ打抜き
等の打ち抜き加工によつて、外周板部2と鏡板部3を、
互いに対向する先端縁部同志が間隙αを存するように離
間する状態で形成し、これらを表面板として使用するも
のである。
一方、7、7a、8は扉1に内蔵され表裏面板等を固着す
るための補強骨材であつて、実施例では、外周板部2、
鏡板部3、裏面板5と同様、全て金属製であるが、この
うちの補強骨材7は、扉の四周に位置するように配され
ている。そしてこれらは、接着面部に例えば予めホツト
メルトタイプ接着剤が塗布、乾燥しておき、そして、外
周板部2、鏡板部3、裏面板5、補強骨材7、7a、8、
さらにはコア材等の充填部材9を所定状態に組付けた
後、ホツトプレス加工による加熱加圧で各板材、補強骨
材、充填部材間の接着剤を溶融接着させ、その後冷却加
圧して接着剤を固化させることにより完全に固着される
様になつている。
この場合に、鏡板部3は、正確に位置決めされた状態で
組込む必要があり、それには、次のような手順とするこ
とが好ましい。つまり、裏面板5の内側に補強骨材7、
7a、8、充填部材9を所定位置にセツトし、その上に外
周板部2を載せる。一方、6は位置決め治具であつて、
該位置決め治具6は、裏面板5に載せた場合に、外周板
部2より長い高さと、後述する開口溝4の溝幅αと同じ
幅となるように設定されているが、さらに高さを前記横
幅αと同じになるように設定しておけば、設置に際し縦
横をいちいち確かめる必要が無く作業能率を向上するこ
とができる。そしてこの位置決め治具6を、第3図、第
4図に示す如く位置決め治具6の側面が前記外周板部2
の内周先端縁部2aに密着するようにして適数個を補強骨
材8の上に設置し、この位置決め治具6で囲まれて形成
された角状開口部に鏡板部3の四周先端縁部3aを当てが
いながら補強骨材8上に設置し、この様にすることによ
つて、鏡板部3を簡単に位置決めセツトすることができ
る。そして、この様に鏡板部3が位置決めセツトされた
後、位置決め治具6を静かに取り除き、そして前述した
ホツトプレス工程に移行されることになる。
因みに、外周板部2、鏡板部3、上記外周板部2、鏡板
部3、補強骨材7、8の固定を、ホツトメルトタイプの
接着剤によらず、両面接着テープによる接着や溶接等の
通常知られた固定手段を用いてもよいことはいうまでも
ない。
この様な外周板部2、鏡板部3の組込みにあたり、各板
部2、3の互いに対向する各先端縁部2a、3a同志は、補
強骨材7a、8から突出して何れも遊端となるよう組み込
まれ、これによつて、開口縁の幅がαで奥側が広くなつ
たアリ溝状の開口溝4に構成されている。そして、この
開口溝4を本発明のモール材に相当する飾りモール10で
塞ぐことになるが、飾りモール10は、例えばアルミニウ
ム、合成樹脂等の押出成型によつて断面略U字状に形成
され、鏡板部3の上下辺、左右縦辺の長さ寸法に対応し
て切断したモール本体11に、このモール本体11を底部か
ら覆うように同じくU字状に折曲形成されたステンレス
鋼材等よりなるバネ性短片の取付け金具12を、適宜間隔
を存して配設しボルト13で螺着することで組立てられて
いる。モール本体11の上端縁には、左右に折曲して板部
先端縁部2a、3aの表面に密着する縁状のフランジ部11a
が形成され、また、底部長手方向にはボルト13用のビス
ポケツト11bが形成されている。一方、取付け金具12に
は、先端にいくほど拡張された四隅の挟持部12aと、こ
の挟持部12a間に、挟持部12aより一段低い位置で三角錐
体状に外方に突出する係止爪12bが備えられている。そ
して、飾りモール10は、取付け金具12側から開口溝4内
に挿入すると、挟持部12aが弾性変形して係止爪12bが両
先端縁2a、3aを越えて先端縁2a、3aに抜止め状に取付け
係止することになり、これによつて、飾りモール10は扉
1に固着される。その後、錠前、ドアスコープ、蝶番等
の付属部材を取付けて扉製作は完了する。
叙述の如く構成された本発明の実施例において、表面板
は、一枚状板体を打ち抜いて、外側の外周板部2と内側
の鏡板部3とが同時作成されることになり、これによつ
て、外周板部、鏡板部を別々の材料から採らなければな
らなかつた従来のものに比し、板材の無駄がなくなつて
歩留りが向上し、作業の簡易化が図れることになる。
しかも、この様に一枚状板材から打ち抜き形成された外
周板部2と鏡板部3とは、互いに対向する各先端縁部2
a、3aが各対応する補強骨材7a、8よりもそれぞれ対向
する側に向けて突出するようにして組込まれてその先端
縁部2a、3aが遊端となり、そして、この先端縁部2a、3a
のあいだに形成される開口溝4を塞ぐための飾りモール
10を、前記遊端状の先端縁部2a、3aに係止せしめること
で組込むことができる。この結果、飾りモール10は、開
口溝4に没入する状態で、しかも、互いに対向して遊端
状になつた外周板部2と鏡板部3との各先端縁部2a、3a
をモール材取付け部としてそのまま有効に利用して取付
けられることになつて、外周板部2と鏡板部3とを面一
状にしたものであつても、飾りモール10がこの面一状面
から大きく突出してしまうようなことがなく、本実施例
のようにせいぜいフランジ部11aが面一表面から突出す
る程度の僅かなものにでき、もつて、飾りモール10が他
部材に引掛かつてしまうことを有効に回避できるうえ、
扉の納まり寸法に殆ど影響を及ぼすようなこともない。
しかも、飾りモール10を組込むにあたり、外周板部2と
鏡板部3との各先端縁部2a、3aが何れも遊端になつてい
て、飾りモール10の押し込む際の押し込み力で奥方に弾
性変形することになつて飾りモール10の組込みが容易に
なる。一方、飾りモール10が組込まれると、前記奥方に
弾性変形した先端縁部2a、3aは元状態に弾性復帰するこ
とになつて、飾りモール10に確実に係止し、飾りモール
10の確実な抜止めをすることになる。
尚、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、
第6図、第10図に示す第二、第三実施例のようにしても
良い。第6図に示す第二実施例のものは、外周板部2と
鏡板部3の各先端縁部2a、3aを、各板部2、3の表面に
対して段差部2b、3bを存して低くしたものであり、この
様にした場合には、モール材が扉表面から突出すること
がないように構成できる。また、第10図に示す第三実施
例のものは、外周板部2を低くし、鏡板部3を高くした
ものであり、この様なものにも本発明を実施することが
できるが、この場合に、両板部2、3の高低差が小さい
ものであつても、モール材が大きく突出してしまうこと
がない。
[作用効果] 以上要するに、本発明は叙述の如く構成したものである
から、一枚板状の板材を打抜き、外側を外周板部とし、
打抜かれた内側をそのまま鏡板部として無駄なく有効に
利用できるものでありながら、該一枚状板材から形成さ
れた外周板部と鏡板部とを、外周板部と鏡板部との互い
に対向する各先端縁部同志がそれぞれ遊端となるように
して組込まれ、そして、外周板部と鏡板部とのあいだに
形成される開口溝を塞ぐためのモール材を、前記各遊端
に係止せしめることで開口溝に簡単に組込むことができ
る。
しかもこのモール材の開口への組込みは、金属製薄板か
らなる表面板の遊端となつた先端縁部に組込むものであ
るため、モール材を組込むべく押し込んだときには、先
端縁部が押し込み方向に弾性変形することになつて組込
み易いものとなるが、組込まれた後は先端縁部は元状態
に弾性復帰することになつてモール材に確実に係止して
不用意な抜止めが有効に回避される。
この結果、モール材は、外周板部と鏡板部とのあいだに
形成される間隙を塞ぐ状態で、しかも、互いに対向する
外周板部と鏡板部との遊端となつた各先端縁部の弾性変
形を有効に利用して簡単かつ確実に取付けられることに
なつて、モール材が、仮令外周板部と鏡板部との表面を
面一状に設定したものであつても、該扉表面から大きく
突出してしまうことがなく、せいぜいフランジ部が面一
状の扉表面から突出する程度の僅かなものにでき、もつ
て、モール材の引掛かりを有効に回避できるうえ、扉の
納まり寸法に殆ど影響を及ぼすこともない。
そのうえ、外周板部と鏡板部の遊端となつた各先端縁部
が、そのままモール材の取付け部として有効利用できる
ことになつて、別途止め部材が不要で部品点数の削減と
共に構造の簡略化が確実に計れることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る扉の製造方法の一実施例を示したも
のであつて、第1図は扉の正面図、第2図は第1図X-X
矢視断面図、第3図は同じく組立順説明図、第4図は位
置決め治具の使用方法を示す平面説明図、第5図は別の
補強骨材断面図、第6図は第二実施例による横断面図、
第7図は飾りモールの分解斜視図、第8図は要部断面
図、第9図は従来の扉断面図、第10図は第三実施例によ
る横断面図である。 図中、1は扉、2は外周板部、2aはその先端縁部、3は
鏡板部、3aはその先端縁部、4は開口溝、5は裏面板、
6は位置決め治具、7、7a、8は補強骨材、10は飾りモ
ール、11aはフランジ部、12bは爪部である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉を構成する一枚板状の金属製薄板からな
    る表面板を間隙を存するように打抜いて、互いに対向す
    る先端縁部間が面方向に離間した外側の外周板部と内側
    の鏡板部とを形成し、次いでこれら外周板部と鏡板部と
    を、外周板部と鏡板部との互いに対向する各先端縁部同
    志が遊端となつて、両先端縁部間に開口溝が形成される
    ように組込んだ後、該開口溝を塞ぐためのモール材を、
    前記遊端状になつた両先端縁部に係止せしめることで組
    込んで製造するようにしたことを特徴とするモール材付
    き金属製扉の製造方法。
  2. 【請求項2】金属製薄板からなる表面板が、内側の鏡板
    部と外側の外周板部とに間隙を存して分断されたものと
    し、かつ該間隙にモール材を組込んで塞いでなるモール
    材付き金属製扉において、前記鏡板部と外周板部とは、
    鏡板部と外周板部との互いに対向する先端縁部間が間隙
    を存して離間するよう一枚状の板材から打抜かれ、かつ
    互いに対向する各先端縁部同志が遊端となつて両先端部
    間にアリ溝状の開口溝が形成されるべく組込まれたもの
    として、該遊端状の先端部を、モール材に形成の係止部
    が抜止め状に取付け係止されるモール材取付け部に構成
    されていることを特徴とするモール材付き金属製扉。
JP61251501A 1986-10-22 1986-10-22 モール材付き金属製扉およびその製造方法 Expired - Fee Related JPH0674703B2 (ja)

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