JPH0687307U - 物品保管システムの搬送テーブルの停止位置修正装置 - Google Patents

物品保管システムの搬送テーブルの停止位置修正装置

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JPH0687307U
JPH0687307U JP3348493U JP3348493U JPH0687307U JP H0687307 U JPH0687307 U JP H0687307U JP 3348493 U JP3348493 U JP 3348493U JP 3348493 U JP3348493 U JP 3348493U JP H0687307 U JPH0687307 U JP H0687307U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納エリアを複数具えた物品保管棚に沿って
走行し、その収納エリアに物品を移載する搬送テーブル
を有する物品保管システムにおいて、搬送テーブルの停
止位置を修正する装置の提供。 【構成】 停止位置修正装置20は、パルスエンコーダ
24によって予め得られた値に基づいて搬送テーブル2
3を指定された収納エリア30まで走行制御回路25に
よって走行させ、停止させるようになっている。搬送テ
ーブル23が停止したとき、搬送テーブル23に上下方
向に離して設けられた一対のセンサー51,52の何れ
か一方が、収納エリア30に設けられ一対のセンサー5
1,52の間隔より幅の狭いストライカ55を検知した
場合、物品保管棚22と搬送テーブル23との相対位置
関係に狂いが生じていることになり、走行制御回路25
は、一対のセンサー51,52の間にストライカ55が
位置するように搬送テーブル23を移動させ、搬送テー
ブル23の停止位置を修正する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、収納エリアを複数具えた物品保管棚に沿って走行し、その収納エリ アに物品を移載する搬送テーブルを有する物品保管システムにおいて、搬送テー ブルの停止位置を修正し、搬送テーブルと収納エリアとの間で円滑に物品の移載 を行える最適移載位置に搬送テーブルを停止させるための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品保管システム(図示省略)は、物品を保管する収納エリアを複数具 えた物品保管棚と、この物品保管棚に沿って走行し収納エリアとの間で物品の移 載が行われる搬送テーブルと、この搬送テーブルの走行に伴って搬送テーブルの 走行基点位置から収納エリアまでの距離を計測する計測手段(例えば、パルスエ ンコーダ)とを有し、この計測手段によって予め得られた値(絶対番地、例えば 、パルス数)に基づいて搬送テーブルを指定された収納エリアまで走行させるよ うになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような物品保管システムは、長期間の使用による物品保管棚や 搬送テーブルの変形等によって、物品保管棚と搬送テーブルとの相対位置関係に 狂いが生じると、絶対番地に基づいて搬送テーブルを走行停止させても、最適な 移載位置に停止させることができないという問題点を有している。 このような問題点に対処する方法として、物品保管システムを使用する度毎に 、又は、定期的に、搬送テーブルを学習走行させて、絶対番地を記憶し直すとい う方法が考えられる。 しかし、この方法であると、物品保管システムの使用に手間を要するという別 の問題点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は、第1に、物品を保管する収納エリアを複数具えた物品保管棚と、前 記物品保管棚に沿って走行し前記収納エリアとの間で前記物品の移載が行われる 搬送テーブルと、前記搬送テーブルの走行に伴って前記搬送テーブルの走行基点 位置から前記収納エリアまでの距離を計測する計測手段とを有し、前記計測手段 によって予め得られた値に基づいて前記搬送テーブルを指定された収納エリアま で走行させる物品保管システムにおいて、前記搬送テーブルに前記搬送テーブル の走行方向に離間して設けられた一対のセンサーと、前記収納エリアに設けられ 前記一対のセンサーの間隔より幅の狭いストライカと、前記搬送テーブルを指定 された収納エリアまで走行させ、前記一対のセンサーの間に当該収納エリアのス トライカが位置するように前記搬送テーブルの停止位置を修正する走行制御回路 とを有する停止位置修正装置と、第2に、物品を保管する収納エリアを複数具え た物品保管棚と、前記物品保管棚に沿って走行し前記収納エリアとの間で前記物 品の移載が行われる搬送テーブルと、前記搬送テーブルの走行に伴って前記搬送 テーブルの走行基点位置から前記収納エリアまでの距離を計測する計測手段とを 有し、前記計測手段によって予め得られた値に基づいて前記搬送テーブルを指定 された収納エリアまで走行させる物品保管システムにおいて、前記搬送テーブル に前記搬送テーブルの走行方向に離間して設けられた一対のセンサーと、前記収 納エリアに設けられ前記一対のセンサーの間隔より幅の広いストライカと、前記 搬送テーブルを指定された収納エリアまで走行させ、前記一対のセンサーのいず れもが当該収納エリアのストライカを検知するように前記搬送テーブルの停止位 置を修正する走行制御回路とを有する停止位置修正装置により、前記の課題を解 決した。
【0005】
【作用】
第1の物品保管システムにおいて、作業員は、予め、搬送テーブルに学習走行 させ、搬送テーブルの走行基点位置から各収納エリアまでの距離を絶対番地とし て走行制御回路に記憶させておく。 作業員は、物品の搬入搬出を行う収納エリアを指定する。 走行制御回路は、予め記憶している絶対番地に基づいて搬送テーブルを走行さ せて、停止させる。 搬送テーブルが一対のセンサー間にストライカを対向させて停止したときには 、物品保管棚と搬送テーブルとの相対位置関係に狂いが生じていないことになり 、その停止した位置で物品の移載が行われる。
【0006】 仮に、上記相対位置関係に狂いが生じているときには、搬送テーブルは、一対 のセンサーの内、一方のセンサーがストライカを検知する位置に停止する。 このようなとき、走行制御回路は、一対のセンサー間にストライカが対向する ように搬送テーブルを走行させ、一対のセンサー間にストライカが対向した時点 で、搬送テーブルを停止させる。 これによって、搬送テーブルは、指定された収納エリアに対して最適移載位置 に停止させられたことになる。
【0007】 第2の物品保管システムにおいても、作業員は、予め、搬送テーブルに学習走 行させて、搬送テーブルの走行基点位置から各収納エリアまでの距離を絶対番地 として走行制御回路に記憶させておく。 作業員は、物品の搬入搬出を行う収納エリアを指定する。 走行制御回路は、予め記憶している絶対番地に基づいて搬送テーブルを走行さ せて、停止させる。 一対のセンサーのいずれもがストライカを検知する位置に搬送テーブルが停止 したときには、物品保管棚と搬送テーブルとの相対位置関係に狂いが生じていな いことになり、その停止した位置で物品の移載が行われる。
【0008】 仮に、上記相対位置関係に狂いが生じているときには、搬送テーブルは、一対 のセンサーの内、一方のセンサーがストライカを検知する位置に停止する。 このようなとき、走行制御回路は、他方のセンサーもストライカを検知するこ とができる方向に搬送テーブルを僅かに走行させ、一対のセンサーのいずれもが ストライカを検知した時点で、搬送テーブルを停止させる。 これによって、搬送テーブルは、指定された収納エリアに対して最適移載位置 に停止させられたことになる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1乃至図13に基づいて説明する。 停止位置修正装置20は、物品保管システム21(図1参照)に組込まれてい る。 先ず、物品保管システム21(図1参照)について説明する。 物品保管システム21は、物品Wを仕分けして保管するようになっている。 物品WはトレイTに収納されて保管されるようになっている。 物品保管システム21は、物品保管棚22、搬送テーブル23、パルスエンコ ーダ(計測手段)24(図2参照)等で構成されている。 なお、搬送テーブル23上には、後述する棚板31との間で物品の移載を行う 公知の移載装置が設置(図示省略)されている。
【0010】 物品保管棚22は、物品を保管する収納エリア30を上下方向に複数有する棚 である。 収納エリア30は、棚板31によって仕切られている。 物品保管棚22には、物品の入出庫口32が形成されている。 又、入出庫口32の上方には、制御ボックス33が設けられている。
【0011】 搬送テーブル23は、物品保管棚22の4本の支柱34,34(図1では重な って見えるため2本しか図示していない。)を案内にして昇降走行するようにな っている。 搬送テーブル23は、モータ35によって循環往復移動するチェーン36に接 続されている。 パルスエンコーダ24(図2参照)は、モータ35に接続されており、モータ 35の回転数と回転角度をパルス変換する公知のエンコーダである。
【0012】 次に、停止位置修正装置20について説明する。 停止位置修正装置20は、物品保管棚22と搬送テーブル23とが長期間の使 用によって変形したり、チェーン36が伸びたりして、物品保管棚22と搬送テ ーブル23との相対位置関係に狂いが生じても、搬送テーブル23を棚板31に 対して最適な移載位置に常時停止させる、一種の自動制御装置である。
【0013】 停止位置修正装置20(図2参照)は、一対の光センサー(センサー)51, 52と、基点ストライカ53,54と、複数の位置決めストライカ(ストライカ )55、走行制御回路25等で構成されている。 一対の光センサー51,52は、透過型の光センサーであり、搬送テーブル2 3の側面に、上下方向に離間して設けられている。
【0014】 基点ストライカ53,54(図1,2参照)は、物品保管棚22の上下端に突 設された板状の部材である。 基点ストライカ53,54(図2参照)の上下方向の長さ(幅)寸法L1は、 一対の光センサー51,52の間隔L2より広く設定されている。 この基点ストライカ53,54の設けられている位置が、搬送テーブル23の 走行基点位置になる。
【0015】 位置決めストライカ55も、各棚板31の側面に突設された板状の部材である 。 位置決めストライカ55の上下方向の長さ(幅)寸法L3は、図2に示すよう に、一対の光センサー51,52の間隔L2より狭く設定されている。 又、棚板31と搬送テーブル23との間で物品の移載を円滑に行うことができ る上下方向の許容段差寸法をL4(図5参照)とすると、(L4=L2−L3) の関係にある。
【0016】 走行制御回路25(図8参照)は、制御ボックス33(図1参照)に収納され ている。 走行制御回路25は、加減算カウンタ60と、目標値記憶部61と、現在位置 算出部62と、指令部63と、昇降制御部64と、センサー動作状態検知部65 とを有している。
【0017】 加減算カウンタ60は、パルスエンコーダ24からのパルスをカウントするカ ウンタである。すなわち、加減算カウンタ60は、搬送テーブル23が上昇する ときには、パルス数を加算し、搬送テーブル23が下降するときには、減算する ようになっている。
【0018】 目標値記憶部61は、後述する搬送テーブル23の学習走行によって得られた 、搬送テーブル23の走行基点位置から各棚板31、すなわち、収納エリア30 に対する搬送テーブル23の停止位置までの距離を、絶対番地として記憶する回 路である。 現在位置算出部62は、指定された収納エリア30の棚板31からどの程度、 搬送テーブル23が離れているかを算出する回路である。従って、指定された収 納エリア30まで搬送テーブル23が走行したとき、現在位置算出部62は「0 」と算出する。
【0019】 指令部63は、搬送テーブル23の学習走行時に各棚板31の絶対番地を記憶 させる記憶指令信号P1を目標値記憶部61に送り、さらに、目標値記憶部61 に記憶された絶対番地を呼出す呼出信号P2を目標値記憶部61に送る回路であ る。 又、指令部63は、搬送テーブル23の昇降方向を指定する上昇、下降指令信 号P3、P4を昇降制御部64に送り、さらに、搬送テーブル23の学習走行開 始時に加減算カウンタ60を「0」クリアするリセット信号P5を送る回路でも ある。
【0020】 センサー動作状態検知部65は、一対の光センサー51,52が基点ストライ カ53,54又は位置決めストライカ55を検知しているか否かを指令部63に 報せる回路である。
【0021】 次に、動作を説明する。 最初に、各棚板31に対する搬送テーブル23の最適移載位置を記憶させる、 搬送テーブル23の学習走行について説明する。 作業員は、制御ボックス33上のティーチング釦(図示省略)を押す。 指令部63は、昇降制御部64に下降指令信号P4を送るとともに、目標値記 憶部61に記憶指令信号P1を送る。 昇降制御部64は、搬送テーブル23が下降するようにモータ35を作動させ る。
【0022】 物品保管棚22の下端まで搬送テーブル23が下降すると、一対の光センサー 51,52は、光を基点ストライカ53に遮断されて基点ストライカ53を検知 する。 基点ストライカ53の上下方向の寸法L1(図1、図2参照)は、一対の光セ ンサー51,52の間隔L2よりも広く設定されているため、一対の光センサー 51,52は、同時に基点ストライカ53を検知する。 センサー動作状態検知部65(図8参照)は、一対の光センサー51,52が 基点ストライカ53を検知したことを指令部63に報せる。 指令部63は、リセット信号P5を加減算カウンタ60に送り、加減算カウン タ60の値を「0」にする。又、指令部63は、昇降制御部64に搬送テーブル 23を上昇させる上昇指令信号P3を送る。
【0023】 モータ35は搬送テーブル23を上昇させる。 モータ35の回転によって、パルスエンコーダ24が作動させられる。 加減算カウンタ60は、パルスエンコーダ24から送られてくるパルスの加算 カウントを開始する。 搬送テーブル23が上昇し、上側の光センサー51が第1段の棚板31の傍に に設けられている位置決めストライカ55を検知すると(図4参照)、センサー 動作状態検知部65(図8参照)から検知信号P6が指令部63に送られる。
【0024】 指令部63は、その時のパルス数Z1に修正パルス数ZAを加えたパルス数Z 1A=(Z1+ZA)を目標値記憶部61に絶対番地として記憶させる。 これによって、目標値記憶部61に第1段の棚板31の絶対番地が記憶される 。 なお、修正パルス数ZAは、一対の光センサー51,52間の中央に位置決め ストライカ55が位置するように、搬送テーブル23を図6の実線の状態から想 像線の状態に上昇させる距離L5に相当するパルス数である。実施例において、 L5はL4に等しい。
【0025】 その後も、搬送テーブル23は上昇を継続し、上側の光センサー51が第2段 の棚板31の位置決めストライカ55を検知する。 目標値記憶部61は、第1段の棚板31の絶対番地を記憶したときと同様に、 基点ストライカ53から第2段の棚板31の位置決めストライカ55までのパル ス数Z2に修正パルス数ZAを加えたパルス数Z2Aを第2段の棚板31の絶対 番地として記憶させられる。
【0026】 以下、同様にして、各段の棚板31のパルス数が絶対番地として記憶される。 なお、棚板31の絶対番地は、収納エリア30の絶対番地でもある。 最後に、一対のセンサー51,52が基点ストライカ54を同時に検知すると 、センサー動作状態検知部65は、そのことを指令部63に報せる。 指令部63は、昇降制御部64にモータ35を停止させるモータ停止信号を送 るとともに、目標値記憶部61に学習完了信号を送る。 なお、絶対番地は、物品保管棚22の上端に設けられた基点ストライカ54を 走行基点位置として記憶してもよい。
【0027】 次に、搬送テーブル23を所望の収納エリア30に物品を搬入する動作につい て説明する。 作業員は制御ボックス33(図1参照)によって所望の収納エリア30を指定 する。 指令部63(図8参照)は、指定された収納エリア30の絶対番地を呼び出す ために、呼出信号P2を目標値記憶部61に送る。 目標値記憶部61は、呼出信号P2に応じて所望の収納エリア30の絶対番地 を呼び出し、現在位置算出部62に知らせる。一方、現在位置算出部62には、 加減算カウンタ60から搬送テーブル23の現在位置のパルス数が送られてきて いる。 現在位置算出部62は、絶対番地から搬送テーブル23の現在位置のパルス数 を減算し、差を求め、その値を指令部43に送る。
【0028】 差は、正の値のときと、負の値のときと、「0」の値のときとがある。 差が正の値のとき、搬送テーブル23は指定された収納エリア30より下方に いるということであるから、指令部63は昇降制御部64に搬送テーブル23を 上昇させる上昇指令信号P3を送る。 逆に、差が負の値のとき、搬送テーブル23は指定された収納エリア30より 上方にいるということであるから、指令部63は昇降制御部64に搬送テーブル 23を下降させる下降指令信号P4を送る。 又、差が「0」のとき、搬送テーブル23は指定された収納エリア30の所に 停止しているということであるから、指令部63は昇降制御部64に信号を送ら ず、搬送テーブル23から収納エリア30の棚板31へ物品の搬入が行えるよう に、他の移載制御回路(図示省略)に移載制御信号を送る。
【0029】 昇降制御部64は、指令部63からの上記上昇、下降指令信号P3,P4に従 って、搬送テーブル23が上昇又は下降するようにモータ35を制御する。 搬送テーブル23の昇降に伴って、加減算カウンタ60のカウント値が指定さ れた収納エリア30の絶対番地に近付き、差が「0」に近付くと、指令部63は 減速信号を昇降制御部64に送り、搬送テーブル23を減速させ、差が「0」に なった時点で、搬送テーブル23を停止させる。
【0030】 このとき、何れか一方の光センサー51,52の光が位置決めストライカ55 によって一旦遮断され、その後、通光状態になり、且つ、他方の光センサー51 ,52が通光状態のままであれば、一対の光センサー51,52の間に位置決め ストライカ55が位置していることになり、物品保管棚22と搬送テーブル23 との相対位置関係に狂いが生じていないことになる。 この場合には、搬送テーブル23の位置修正を行う必要がなく、搬送テーブル 23から棚板31へ物品の搬入が行われる。
【0031】 又、上側の光センサー51の光が遮断されたまま、又は、下側の光センサー5 2の光が遮断されたままの状態で搬送テーブル23が停止した場合には、物品保 管棚22と搬送テーブル23との相対位置関係の狂いによって、搬送テーブル2 3が所定の位置より下方、又は、上方で停止したことなる。 この様な場合、指令部63は、上側の光センサー51が通光状態になるように 、搬送テーブル23を上昇させるか、又は、下側の光センサー52が通光状態に なるように、搬送テーブル23を下降させるかして、搬送テーブル23の位置を 修正する。
【0032】 これによって、搬送テーブル23は、棚板31との間で物品の搬入を行うこと ができる状態になる。このとき、加減算カウンタ60は、搬送テーブル23が上 昇、又は、下降した分、カウント値を加算、又は、減算している。このため、加 減算カウンタ60のカウント値と指定された収納エリア30の絶対番地との差が 「0」にならないが、搬送テーブル23から棚板31へ物品の搬入が行われる。
【0033】 なお、一対のセンサー51,52とも、指定された収納エリア30の位置決め ストライカ55に遮光されなかったり、又は、遮光された後、通光状態のままに なっている場合には、搬送テーブル23は、棚板31との間で円滑に物品の搬入 を行うことができない程、停止位置に狂いが生じていることになる。このような 場合、制御ボックス33に搬入不可能であることが表示される。
【0034】 その後、搬送テーブル23は、入出庫口32にまで次の物品を取りに行き、次 の物品を受け取った後、次に指定された収納エリア30まで昇降し、加減算カウ ンタ60のカウント値と収納エリア30の絶対番地との差が「0」になった時点 で停止する。搬送テーブル23は、停止した時、一対の光センサー51,52の 内、何れか一方の光センサー51,52が位置決めストライカ55によって遮光 されている場合には、位置の修正が自動的に行われる。
【0035】 所望の物品を収納エリアから搬出する場合も、物品を搬入するときと同様な動 作によって行われる。
【0036】 次に、他の実施例の停止位置修正装置120を図10乃至図13に基づいて説 明する。 一対の光センサー151,152と、位置決めストライカ155と、基点スト ライカ153,154以外の部分は、図1乃至図8に示す構造と同一であるので 、その構造の説明は省略する。
【0037】 基点ストライカ153,154(図10参照)は物品保管棚22の上下端に突 設された板状の部材である。 基点ストライカ153,154の上下方向の長さ(幅)寸法L11は、一対の 光センサー151,152の間隔より狭く設定されている。このため、搬送テー ブル23の学習走行時に一対の光センサー151,152間に基点ストライカ1 53,154が対向した時点で加減算カウンタの値が「0」にリセットされる。
【0038】 位置決めストライカ155も、各棚板31の側面に突設された板状の部材であ る。 位置決めストライカ155の上下方向の長さ(幅)寸法L13は、図11に示 すように、一対の光センサー151,152の間隔L12より広く設定されてい る。 又、棚板31と搬送テーブル23との間で物品の移載が円滑に行える上下方向 の許容段差寸法をL14(図12参照)とすると、(L13=L12+L14) の関係にある。
【0039】 各収納エリア30の絶対番地は、搬送テーブル23が上昇し、一対の光センサ ー151,152が位置決めストライカ155を検知した時のパルス数に修正パ ルス数を加えたパルス数である。なお、修正パルス数は、一対の光センサー15 1,152が位置決めストライカ155を検知してから、一対の光センサー15 1,152間の中心と位置決めストライカ155の上下方向の中心とが一致する までの距離L15(図13参照)に相当するパルス数である。なお、L15=( L14/2)の関係にある。
【0040】 この停止位置修正装置120においても、指定された収納エリア30まで搬送 テーブル23が昇降して、一対の光センサー151,152が位置決めストライ カ155に対向し、遮光されたときには、物品保管棚22と搬送テーブル23と の相対位置関係に狂いが生じていないことになり、搬送テーブル23の位置を修 正することなく物品の移載が行われる。
【0041】 もし、一対の光センサー151,152の内、片方だけが位置決めストライカ 155と対向し、遮光されているときには、物品保管棚22と搬送テーブル23 との相対位置関係に狂いが生じていることになり、両方の光センサー51,52 が位置決めストライカ155に対向し、遮光されるように、搬送テーブル23を 昇降させて位置の修正が自動的に行われる。
【0042】 このようにして、停止位置修正装置20,120は、物品保管棚22の歪みや 、チェーン36の伸び等によって、物品保管棚22と搬送テーブル23との相対 位置関係に狂いが生じても、一対のセンサー51,52,151,152によっ て、搬送テーブル23が所定の停止位置に対して上下方向のどちらの方向にずれ ているかを判断し、搬送テーブル23の停止位置を修正することができる。 仮に、センサーが1つであると、搬送テーブルが所定の停止位置に対して上下 方向のどちらの方向にずれているかを判断することができない。
【0043】 なお、停止位置修正装置20,120は、収納エリアを上下方向に有する物品 保管棚に沿って昇降する搬送テーブルの停止位置の修正のみならず、収納エリア を左右方向に有する物品保管棚(図示省略)に沿って左右走行する搬送テーブル (例えば、スタッカークレーン)の停止位置の修正も行うことができる。
【0044】
【考案の効果】
請求項1,2の停止位置修正装置は、物品保管棚と搬送テーブルとの相対位置 関係に狂いが生じても、一対のセンサーによって、搬送テーブルが所定の停止位 置に対して上下方向のどちらの方向にずれているかを自動的に判断し、搬送テー ブルの位置を修正することができるので、搬送テーブルに一度記憶学習走行をさ せた後、何回も記憶学習走行をさせる必要がなく、作業能率が向上するとともに 、常時、搬送テーブルと収納エリアとの間で、物品の移載を円滑に行うことがで きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の停止位置修正装置を具えた物品保管シ
ステムの正面図である。
【図2】一対の光センサーと、基点ストライカと、位置
決めストライカとの部分を示す概略図である。
【図3】図1の一対の光センサーと位置決めストライカ
との部分拡大図である。
【図4】一対の光センサーと位置決めストライカとの拡
大図である。
【図5】一対の光センサーと位置決めストライカとの位
置関係を示す図である。
【図6】一対の光センサーと位置決めストライカとの位
置関係を示す図である。
【図7】一対の光センサーと位置決めストライカとの位
置関係を示す図である。
【図8】走行制御回路のブロック図である。
【図9】搬送テーブルの停止位置を修正するときの、フ
ローチャート図である。
【図10】他の実施例の停止位置修正装置を具えた物品
保管システムの正面図である。
【図11】図10における、停止位置修正装置の一対の
光センサーと位置決めストライカとの位置関係を示す図
である。
【図12】図10における、停止位置修正装置の一対の
光センサーと位置決めストライカとの位置関係を示す図
である。
【図13】図10における、停止位置修正装置の一対の
光センサーと位置決めストライカとの位置関係を示す図
である。
【符号の説明】
W 物品 L2,L12 光センサー(センサー)の間隔 L3,L13 位置決めストライカ(ストライカ)の幅 20,120 停止位置修正装置 21 物品保管システム 22 物品保管棚 23 搬送テーブル 24 パルスエンコーダ(計測手段) 25 走行制御回路 30 収納エリア 51,52,151,152 光センサー(センサー) 53,54,153,154 基点ストライカ(走行基
点位置) 55,155 位置決めストライカ(ストライカ)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を保管する収納エリアを複数具えた
    物品保管棚と、前記物品保管棚に沿って走行し前記収納
    エリアとの間で前記物品の移載が行われる搬送テーブル
    と、前記搬送テーブルの走行に伴って前記搬送テーブル
    の走行基点位置から前記収納エリアまでの距離を計測す
    る計測手段とを有し、前記計測手段によって予め得られ
    た値に基づいて前記搬送テーブルを指定された収納エリ
    アまで走行させる物品保管システムにおいて、前記搬送
    テーブルに前記搬送テーブルの走行方向に離間して設け
    られた一対のセンサーと、前記収納エリアに設けられ前
    記一対のセンサーの間隔より幅の狭いストライカと、前
    記搬送テーブルを指定された収納エリアまで走行させ、
    前記一対のセンサーの間に当該収納エリアのストライカ
    が位置するように前記搬送テーブルの停止位置を修正す
    る走行制御回路とを有することを特徴とする、物品保管
    システムの搬送テーブルの停止位置修正装置。
  2. 【請求項2】 物品を保管する収納エリアを複数具えた
    物品保管棚と、前記物品保管棚に沿って走行し前記収納
    エリアとの間で前記物品の移載が行われる搬送テーブル
    と、前記搬送テーブルの走行に伴って前記搬送テーブル
    の走行基点位置から前記収納エリアまでの距離を計測す
    る計測手段とを有し、前記計測手段によって予め得られ
    た値に基づいて前記搬送テーブルを指定された収納エリ
    アまで走行させる物品保管システムにおいて、前記搬送
    テーブルに前記搬送テーブルの走行方向に離間して設け
    られた一対のセンサーと、前記収納エリアに設けられ前
    記一対のセンサーの間隔より幅の広いストライカと、前
    記搬送テーブルを指定された収納エリアまで走行させ、
    前記一対のセンサーのいずれもが当該収納エリアのスト
    ライカを検知するように前記搬送テーブルの停止位置を
    修正する走行制御回路とを有することを特徴とする、物
    品保管システムの搬送テーブルの停止位置修正装置。
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JP2024059161A (ja) * 2022-10-18 2024-05-01 トヨタ自動車株式会社 搬送システム

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