JPH0688908B2 - ギムネマ・シルベスタ葉エキスの苦味・渋味除去方法 - Google Patents

ギムネマ・シルベスタ葉エキスの苦味・渋味除去方法

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JPH0688908B2 JP62261270A JP26127087A JPH0688908B2 JP H0688908 B2 JPH0688908 B2 JP H0688908B2 JP 62261270 A JP62261270 A JP 62261270A JP 26127087 A JP26127087 A JP 26127087A JP H0688908 B2 JPH0688908 B2 JP H0688908B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、ギムネマ・シルベスタ葉エキスの苦味・渋味
除去方法に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 ギムネマ・シルベスタ(Gymnema sylvestre R Br.)
は、インド原産のガガイモ科の植物であって、丘陵ある
いは山岳地などの水はけの良い場所に生育している。
このようなギムネマ・シルベスタ葉エキスに含まれる配
糖体の一種でもあるギムネマ酸は、ヒトの四味覚すなわ
ち塩味、酸味、苦味、甘味のうち甘味の味覚のみを著し
く抑制する特異な甘味抑制効果を有することが知られて
おり、古来よりインドでは糖尿病治療薬として使用され
てきた。また近年に至って、ギムネマ・シルベスタ葉に
含まれるギムネマ酸などの配糖体には、血糖値上昇抑制
作用があることが確かめられた。
このギムネマ・シルベスタ葉エキスには、ギムネマ酸に
加えて、他の配糖体類等の種々の化合物が含まれてお
り、このギムネマ・シルベスタ葉エキスからギムネマ酸
のみを単離することは極めて困難である。このため通
常、ギムネマ酸を含むギムネマ・シルベスタ葉エキスか
らギムネマ酸を単離することなくエキス全体を摂取して
いた。
ところがギムネマ・シルベスタ葉エキスは、極めて苦味
あるいは渋味が強く、経口摂取する上で大きな阻害とな
っていた。したがってもしギムネマ・シルベスタ葉エキ
スから苦味あるいは渋味を除去できるならば、実用上の
価値は極めて大きい。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決し
ようとするものであって、ギムネマ酸などの有用な配糖
体類を含むギムネマ・シルベスタ葉エキスの苦味あるい
は渋味を除去するための方法を提供することを目的とし
ている。
発明の概要 本発明に係るギムネマ・シルベスタ葉エキスの苦味・渋
味の除去方法は、ギムネマ・シルベスタ葉エキスに、該
エキスの固形重量の5倍量未満、好ましくは0.1倍量以
上で5倍量未満の澱粉質の存在下でバチルス ステアロ
サーモフィラス由来のα‐グルコシル転移酵素を作用さ
せ、該エキス中に含まれる配糖体類をα‐グルコシル化
することを特徴としている。
本発明に係るギムネマ・シルベスタ葉エキスの苦味・渋
味の除去方法では、ギムネマ・シルベスタ葉エキスに、
該エキスの固形重量の5倍量未満、好ましくは0.1倍量
以上で5倍量未満の澱粉質の存在下でバチルス ステア
ロサーモフィラス由来のα−グルコシル転移酵素を作用
させ、該エキス中に含まれる配糖体類をα‐グルコシル
化しているため、該エキス中に含まれる苦味・渋味成分
もまたα‐グルコシル化されて苦味・渋味が消失し、該
エキスの摂取が著しく容易になる。
発明の具体的説明 以下、本発明に係るギムネマ・シルベスタ葉エキスの苦
味・渋味の除去方法について具体的に説明する。
本発明では、ギムネマ・シルベスタ葉エキスが処理され
て、苦味・渋味が除去されるが、ギムネマ・シルベスタ
葉エキスは、通常、ギムネマ・シルベスタ葉を乾燥し、
得られた乾燥葉をそのままあるいは砕いて粉末状にし
て、温水で抽出することによって得られる。抽出に際し
て、エタノールなどの有機溶媒を用いることもできる。
このようにして得られたギムネマ・シルベスタ葉エキス
は、そのまま用いることもできるが、場合によっては該
エキスに濾過、濃縮、酸析、脱色、脱塩などの処理を加
えたものを用いることもできる。さらに場合によって
は、上記のような該エキスから固形成分を取り出し、こ
れを水などの溶媒に溶解して調製したギムネマ・シルベ
スタ葉エキスを用いることもできる。また上記のような
ギムネマ・シルベスタ葉エキスに他の有効成分を含む薬
草エキスなどを混合して得られるギムネマ・シルベスタ
葉エキスを用いることもできる。
このようなギムネマ・シルベスタ葉エキス中の固形分濃
度は、約0.1〜25重量%程度であることが好ましい。
本発明では、上記のようなギムネマ・シルベスタ葉エキ
スに、該エキスの固形重量の5倍量未満、好ましくは0.
1倍量以上で5倍量未満の量の澱粉質の存在下でバチル
スステアロサーモフィラス由来のα‐グルコシル転移酵
素を作用させて、該エキス中に含まれる配糖体類をα‐
グルコシル化する。ギムネマ・シルベスタ葉エキスに上
記のような量の澱粉質の存在下でα‐グルコシル転移酵
素を作用させるには、該エキスに澱粉質と上記のα−グ
ルコシル転移酵素とを加え、系のpHを3〜10好ましくは
5.5〜6.5に保ち、系の温度を20〜90℃好ましくは55〜70
℃に保持すればよい。
本発明で用いられる澱粉質としては、α‐グルコシル転
移酵素の1種である、バチルス ステアロサーモフィラ
ス由来のα‐グルコシル転移酵素の基質となるものであ
ればよく、具体的には、アミロース、アミロペクチン、
澱粉などだけでなく、シクロデキストリン、DE:1〜50程
度の澱粉液化物、澱粉糖化物等の澱粉部分加水分解物な
どを用いることができる。
このような澱粉質は、ギムネマ・シルベスタ葉エキスの
固形重量の5倍量未満、好ましくは0.1倍量以上で5倍
量未満の量でエキス中に添加されることが好ましい。
本発明では、α‐グルコシル転移酵素としては、ギムネ
マ・シルベスタ葉エキス中に含まれる配糖体類を澱粉質
の存在下にα‐グルコシル化しうる酵素の内でもバチル
ス属の細菌であるバチルス ステアロサーモフィラス由
来のα‐グルコシル転移酵素(別名:シクロマルトデキ
ストリン グルカノトランスフェラーゼ)が用いられ
る。このバチルス ステアロサーモフィラス由来のα−
グルコシル転移酵素は、耐熱性が高いだけでなく、転移
効率も高く、少量の澱粉質を使用するだけで容易にギム
ネマ・シルベスタ葉エキスの苦味・渋味を除去できる。
このα−グルコシル転移酵素は、必ずしも精製して使用
する必要はなく、通常は粗精製の酵素でも充分である。
このα‐グルコシル転移酵素は、処理されるギムネマ・
シルベスタ葉エキスに加えた澱粉質100g当り、100〜50,
000単位、好ましくは1,000〜20,000単位の量で、該エキ
ス中に添加されることが好ましい。
上記のようにしてギムネマ・シルベスタ葉エキスを処理
すると、該エキスの苦味・渋味が除去される。これは、
該エキス中に含まれる苦味・渋味成分が、澱粉質の存在
下で、上記のα‐グルコシル転移酵素の働きによってα
‐グルコシル化されてα‐グルコシル配糖体となるため
であろうと考えられる。しかも本発明では、ギムネマ・
シルベスタ葉エキス中に含まれるギムネマ酸などの配糖
体をすべてα‐グルコシル化する必要はなく、該エキス
中に含まれる配糖体の一部をα−グルコシル化すれば、
該エキスの苦味・渋味が除去される。このことは、該エ
キスの苦味・渋味が、該エキス中に大量に含まれるギム
ネマ酸に起因するだけではなく、未知の配糖体に起因す
るのであろうことを示唆している。
このようにして処理され、苦味・渋味が除去されたギム
ネマ・シルベスタ葉エキスは、そのまま飲食に供するこ
ともできるが、通常、該エキスを加熱してα‐グルコシ
ル転移酵素を失活させた後に飲食に供することもでき
る。また場合によっては、該エキスを濃縮したり、乾燥
して粉末化したりして飲食に供することもできる。さら
に場合によっては、該エキスを、脱色剤、イオン交換樹
脂、吸着樹脂など用いて精製して飲食に供することもで
きる。
また未反応物を分離除去し、ほとんどα‐グルコシル化
物で占められた精製品を製造し、飲食に供することもで
きる。
発明の効果 本発明に係るギムネマ・シルベスタ葉エキスの苦味・渋
味の除去方法では、ギムネマ・シルベスタ葉エキスに特
定量の澱粉質の存在下で、バチルス ステアロサーモフ
ィラス由来のα‐グルコシル転移酵素(別名:シクロマ
ルトデキストリングルカノトランスフェラーゼ)を作用
させ、該エキス中に含まれる配糖体類をα‐グルコシル
化しているため、該エキス中に含まれる苦味・渋味成分
もまたα‐グルコシル化されて苦味・渋味が消失し、該
エキスの摂取が著しく容易になる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
実施例1 ギムネマ・シルベスタ葉の乾燥粉末375gに温水6.0リッ
トルを加え、80℃で、90分加温してギムネマ・シルベス
タ葉成分を抽出し、次いでケイソウ土を加え、真空濾過
で固液分離して、精製した。この濾過工程で生じたケー
キを温水で充分洗浄し、得られた洗浄液と濾液とを合せ
9.0リットルのギムネマ・シルベスタ葉エキス(原液)
を調製した。このエキス中に含まれる乾固物重量は、8
6.4gであった。
上記のようにして調製されたギムネマ・シルベスタ葉エ
キス3.0リットルに、DE−6のデキストリン50gを加えて
溶解し、次いで1規定のNaOHを系内に添加して、pH6.0
に調整した。そしてpH調整されたこのエキス含有溶液に
バチルス ステアロサーモフィラス由来のα‐グルコシ
ル転移酵素((株)林原生物化学研究所 製)1,400単
位を加え、60℃に維持して72時間反応させた後、95℃に
加熱して酵素を失活させて、処理済のギムネマ・シルベ
スタ葉エキスを得た。
試験例 下記のようなA液、B液およびC液を調製した。
(A液)実施例1で得られた処理済のギムネマ・シルベ
スタ葉エキスを純水で2倍に希釈した液。
(B液)対照として実施例1の原液3.0リットルに、DE
−6のデキストリン50gを加えて溶解させ、次いで1規
定のNaOHを系内に添加してpH6.0に調整した後、純水で
2倍に希釈した液。
(C液)純水3.0リットルに、DE−6のデキストリン50g
を加えて溶解させ、次いで10ミリモルのCaCl2を添加し
た後、1規定の塩酸を系内に添加してpH6.0に調整し、
次いでバチルスステアロサーモフィラス由来のα‐グル
コシル転移酵素((株)林原生物化学研究所製)1,400
単位を加え、60℃に維持して30時間反応させた後、95℃
に加熱して酵素を失活させ、実施例1の原液3リットル
と混合した液。
A液と、対照のB液およびC液について、10名のパネラ
ーにより27℃の室温下で味質の比較テストを行った。テ
ストの結果、A液、B液およびC液の内で、A液の味質
が最も優れていると10人(全員)が判定した。また、B
液の味質が最も劣ると判定した者は10人中4人であり、
残る6人は、C液が最も味質が劣ると判定した。その結
果を表1に示す。
対照のB液およびC液は、いずれも苦味、渋味が著しか
ったが、A液は苦味、渋味等がほとんど消失していた。
なお、A液中にシクロデキストリンが生成しているか否
かの確認のため、A液10mlにトリクロルエチレン10mlを
加え、充分振盪したが白濁せず、したがって、シクロデ
キストリンは殆ど生成していないと考えられる。
参考例 (D液)試験例で用いたA液500mlにグルコアミラーゼ5
000GUNを添加し、55℃で、24時間反応させた後、95℃に
加熱して酵素を失活させD液とした。
得られたD液の味質を調べたところ、B、Cとほとんど
同じ苦味、渋味を持っていた。
このことは、A液中のα‐グルコシル化配糖体がグルコ
アミラーゼによって分解され、元の配糖体に戻ったため
に苦味、渋味が生じたことを意味している。
実施例2 実施例1と同様の方法によりギムネマ・シルベスタ葉か
らギムネマ・シルベスタ葉エキスを調製した後、凍結乾
燥して抽出粉末品を得た。
(F液)この抽出粉末品10gとDE−6のデキストリン40g
を水60mlに溶解させ、pH6.0に調整した後、バチルス
ステアロサーモフィラス由来のα‐グルコシル転移酵素
を600単位加え、68℃に維持して48時間反応させた。こ
の液を95℃に加熱して酵素を失活させF液とした。
得られたF液の味質を調べたところ、苦味・渋味がほと
んど消失していた。また、実施例1と同様にトリクロル
エチレンを用いてF液中にシクロデキストリンが含まれ
ているか否か確認した結果白濁は見られず、したがって
F液中にシクロデキストリンはほとんど生成していない
と考えられる。
実施例3 ギムネマ・シルベスタ葉の乾燥粉末500gに、40%エチル
アルコール8.0リットルを加え、60℃で120分間加温して
ギムネマ・シルベスタ葉エキス成分を抽出した。次い
で、得られた抽出物にケイソウ土を加え、真空濾過にて
固液分離し濾液(i)を分取した。この濾過工程で生じ
たケーキを40%エチルアルコールで充分洗浄し、得られ
た洗浄液(ii)と上記濾液(i)とを一緒にし、真空下
でアルコール除去と濃縮を行なった後、凍結乾燥し、次
いで粉砕して160gのギムネマ・シルベスタ葉エキス末を
得た。
次いで、このギムネマ・シルベスタ葉エキス末13.3g
と、DE−8のデキストリン26.6g(固形分であるギムネ
マ・シルベスタ葉エキス末の2倍量)とを水に溶解させ
た後、得られた水溶液に1規定NaOHを添加してpH6.0に
調整して、ギムネマ・シルベスタ葉エキスとデキストリ
ンとが合計で濃度40%の量で含まれたギムネマ・シルベ
スタ葉エキスのデキストリン水溶液100gを準備した。
このギムネマ・シルベスタ葉エキスのデキストリン水溶
液にバチルス ステアロサーモフィラス由来のα‐グル
コシル転移酵素((株)林原生物化学研究所製)400単
位(15単位/デキストリンg)加え、68℃で40時間反応
させた後、95℃に加熱してこの酵素を失活させた。
反応液中の酵素を失活させた後、凍結乾燥し、次いで粉
砕し、粉末試料A−1を得た。
比較例1 実施例3において、バチルス ステアロサーモフィラス
由来のα‐グルコシル転移酵素に代えて、バチルス マ
セランス由来のα‐グルコシル転移酵素(商品名:コン
チザイム、天野製薬(株)製)400単位(15単位/デキ
ストリンg)加え、55℃で40時間反応させた以外は、実
施例3と同様に処理し、粉末試料A−2を得た。
比較例2 比較例1において、バチルス マセランス由来のα‐グ
ルコシル転移酵素に代えて、下記のようにして調製した
バチルス メガテリウム由来のα‐グルコシル転移酵素
を用いた以外は、比較例1と同様にして粉末試料A−3
を得た。
[バチルス メガテリウム由来のα‐グルコシル転移酵
素の調製] 特公昭57-18779号公報記載の方法に準じて、バチルス
メガテリウムFERM−P No.935をソリュブルスターチ2W/V
%、硝酸アンモニウム1W/V%、リン酸2カリウム0.1W/V
%、硫酸マグネシウム7水塩0.05W/V%、コーンステー
プリカー0.5W/V%、炭酸カルシウム1W/V%、からなる殺
菌した液体培地5リットルに植菌し、28℃で3日間通気
撹拌培養した。培養終了後、遠心分離して得られた上澄
み液に飽和量の0.7倍量の硫安を加えて、さらに遠心分
離して沈澱(バチルス メガテリウム由来のα‐グルコ
シル転移酵素)を採取した。
比較例3 実施例3において、ギムネマ・シルベスタ葉エキスのデ
キストリン溶液100gに、酵素を添加することなくそのま
ま凍結乾燥した以外は、実施例3と同様にして、粉末試
料A−BLを得た。
実施例4 実施例3において、ギムネマ・シルベスタ葉エキス末7.
3gとデキストリン32.7g(ギムネマ・シルベスタ葉エキ
ス末の4.5倍量)とを用い、またバチルス ステアロサ
ーモフィラス由来のα‐グルコシル転移酵素490単位(1
5単位/デキストリンg)用いた以外は、実施例3と同
様にして、粉末試料B−1を得た。
比較例4 実施例4において、バチルス ステアロサーモフィラス
由来のα‐グルコシル転移酵素に代えて、バチルス マ
セランス由来のα‐グルコシル転移酵素(商品名:コン
チザイム、天野製薬(株)製)を15単位/デキストリン
gの量で加え、55℃で40時間反応させた以外は、実施例
4と同様に処理し、粉末試料B−2を得た。
比較例5 比較例4において、バチルス マセランス由来のα‐グ
ルコシル転移酵素に代えて、上記のようにして調製した
バチルス メガテリウム由来のα‐グルコシル転移酵素
を用いた以外は、比較例4と同様にして粉末試料B−3
を得た。
比較例6 実施例4において、ギムネマ・シルベスタ葉エキスのデ
キストリン溶液100gに、酵素を添加することなくそのま
ま凍結乾燥した以外は、実施例4と同様にして、粉末試
料B−BLを得た。
[苦味・渋味の評価] (イ)実施例3、比較例1、比較例2、比較例3により
得られた粉末試料A−1、A−2、A−3、A−BLの6
%水溶液を調製し、苦味・渋味の程度を10名のパネラー
で評価した。
結果を表2に示す。なお、表2および表3における評価
は、10名のパネラーの平均値を示す。また、評価欄中、
「−」は、苦味・渋味を感じないことを示し、「+」は
苦味・渋味を感じることを示し、この「+」の個数が増
加するにつれて苦味・渋味が強いことを示す。
(ロ)実施例4、比較例4、比較例5、比較例6により
得られた粉末試料B−1、B−2、B−3、B−BLの11
%水溶液を調製し、苦味・渋味の程度を10名のパネラー
で評価した。結果を、表3に示す。
以上の結果によれば、下記のことが分かる。
すなわち、本願発明で用いたバチルス ステアロサーモ
フィラス由来のα‐グルコシル転移酵素では、ギムネマ
・シルベスタ葉のアルコール抽出エキス末1に対し、デ
キストリンを2.0倍量で使用することによりほぼ完全に
ギムネマ・シルベスタ葉エキスの苦味・渋味が除去され
たが、比較例1に示すバチルス マセランス由来のα‐
グルコシル転移酵素および、比較例2に示すバチルス
メガテリウム由来のα‐グルコシル転移酵素では上記の
ような量でデキストリンを使用してもギムネマ・シルベ
スタ葉エキスの苦味・渋味を充分に改善できない。さら
に該エキス末1に対してデキストリンを4.5倍量で使用
しても、比較例4に示すバチルス マセランス由来のα
‐グルコシル転移酵素および比較例5に示すバチルス
メガテリウム由来のα‐グルコシル転移酵素では、苦味
・渋味の除去は不充分である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 清 千葉県市原市岩崎西1―6―41 東洋精糖 株式会社千葉工場内 (56)参考文献 特開 昭64−2552(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ギムネマ・シルベスタ葉エキスに、該エキ
    スの固形重量の5倍量未満の澱粉質の存在下でバチルス
    ステアロサーモフィラス由来のα‐グルコシル転移酵
    素を作用させ、該エキス中に含まれる配糖体類をα‐グ
    ルコシル化することを特徴とするギムネマ・シルベスタ
    葉エキスの苦味・渋味除去方法。
  2. 【請求項2】ギムネマ・シルベスタ葉エキスに、該エキ
    スの固形重量の0.1倍量以上で5倍量未満の澱粉質の存
    在下でバチルス ステアロサーモフィラス由来のα‐グ
    ルコシル転移酵素を作用させることを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
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