JPH06889B2 - ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物 - Google Patents

ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物

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JPH06889B2
JPH06889B2 JP60220411A JP22041185A JPH06889B2 JP H06889 B2 JPH06889 B2 JP H06889B2 JP 60220411 A JP60220411 A JP 60220411A JP 22041185 A JP22041185 A JP 22041185A JP H06889 B2 JPH06889 B2 JP H06889B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はポリフエニレンサルフアイド樹脂(以下PPS
という)にカーボンブラツクを分散せしめた導電性ある
いは帯電防止性組成物の改良に関するものである。
<従来の技術> PPSに導電性粉末、例えば導電性カーボンブラツクを
分散させた射出成形可能な樹脂組成物については従来か
ら知られている(特開昭60−8335)。この場合、
PPSとしてはASTM−D1238−70Tで定める
メルトインデクサー(オリフイスの径0.0825インチ、長
さ0.315インチ)にて、315℃、5kgの荷重下で50
〜800g/10分の範囲のメルトフローレイトを有す
るものが対象となつている。
一方、従来用いられた導電性カーボンブラツクとして
は、通常、アセチレンブラツク、サーマルブラツク、フ
アーネスブラツク、ケツチエンブラツク等が一般的であ
つた。
<発明が解決しようとする問題点> ところが、上述のような高粘度のPPSに通常の導電性
カーボンブラツクを添加すると、その添加量に応じた導
電性あるいは帯電防止性を示すPPS組成物を与える
が、いずれの場合もPPSの持つ優れた成形性、高い機
械的強度等の特性がカーボンブラツク添加量に応じ、か
なりあるいは決定的に損なわれてしまうという欠点があ
つた。この問題は、上記高粘度のPPSにおけるカーボ
ンブラツクの均一分散性が不十分であることに起因して
いる。また、カーボンブラツクの導電性が低いために、
用途によつては大量に添加しなければならないことも一
因となつている。
本発明は従来のカーボンブラツク分散PPS組成物の場
合とは異なり、高導電性または高い帯電防止性を有しな
がら、PPSの機械的強度の低下が少なく、かつ射出成
形や押出成形等の加工性の容易なPPS組成物を提供す
ることを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、まず第一段階として、ASTM−D1238
−70Tで定めるメルトインデクサーにて、315℃、
5kgの荷重下で、2.5〜10kg/10分なる範囲内のメ
ルトフローレイトを有するPPS(A)100重量部にD
BP吸油量が400ml/100g以上で、かつニツケル
とバナジユウムの合計含有量が200ppm以下の導電性
カーボンブラツク4〜45重量部を分散させた樹脂組成
物(B)を得る。次いで、第二段階として、同じく上記条
件で測定されたメルトフローレイトが10〜1500g
/10分なる範囲内にあるPPS(C)と(B)を重量比B/
Cで0.1〜4なる範囲で配合せしめることによつて、導
電性または高い帯電防止性のPPS組成物が提供され
る。
本発明の第一段階で使用するPPSは、ASTM−D1
238−70Tで定められるメルトインデクサー(径0.
0825インチ、長さ0.315インチのオリフイスを有する)
にて、315℃、5kgの荷重下で、メルトフローレイト
2.5〜10kg/10分の範囲、好ましくは3〜8kg/1
0分の範囲にあることが必要である。このメルトフロー
レイトが2.5kg/10分より小さくなると高濃度のカー
ボンブラツクの場合、練込み時の流動性が不良となり、
均一分散が得られず好ましくない。また、10kg/10
分より大きくなると、最終PPS組成物の機械的強度が
損なわれ好ましくない。
次に、本発明に使用するカーボンブラツクとして、DB
P吸油量が400ml/100g以上でかつニツケルとバ
ナジユウムの合計含有量が200ppm以下の導電性カー
ボンブラツクを必要とするが、かかるカーボンブラツク
はPPS組成物に練込んだ場合、従来のカーボンブラツ
クよりも高い導電性あるいは高い帯電防止性を与える。
なお、DBP吸油量とはASTM−D2414−79に
規定された吸油量を意味する。このカーボンブラツクの
DBP吸油量が400ml/100gより小さくなると、
高導電性のPPS組成物を得るには多量に添加せねばな
らず、その分、最終組成物としての成形性、機械的強度
が損なわれるので好ましくない。本発明が対象とするカ
ーボンブラツクについてはDBP吸油量の上限は制限し
ていないが、製造上の都合から、実際は750ml/10
0g以下が適当である。
さらに、本発明対象のカーボンブラツクに含まれるニツ
ケルとバナジユウムについては、その合計量が200pp
m以下、より好ましくはバナジユウム分80ppm以下、ニ
ツケル分40ppm以下が必要である。
通常、カーボンブラツクに含まれる重金属にはニツケ
ル、バナジユウムの他に、鉄、マンガン、クロム、銅、
コバルト等があるが、ニツケル、バナジユウムを規定す
ることによつて、他の重金属の含有量も実際上制限され
るので、本発明ではニツケル、バナジユウムの合計量を
指標として規定する。この合計量が200ppmより多く
なると、PPSが重金属がイオンの影響を受け、カーボ
ンブラツクの分散性が悪くなり、組成物の成形性が著し
く低下する。本発明では該カーボンブラツクをPPS樹
脂(A)100重量部に対し、4〜45重量部混練りして
分散せしめて組成物(B)を得る。該カーボンブラツクの
添加量が4重量部より少ないと、最終のPPS組成物と
して、導電性はもとより、帯電防止性をも充分保つこと
が困難となり、好ましくない。一方、45重量部より多
くなると、第一段階での混練作業性やカーボンブラツク
分散性が悪くなると共に、最終のPPS組成物の機械的
強度を保つためのコンパウンド条件(B/C重量比、装
置条件等)が狭くなつて、均一分散が困難になる他、B
/C比が4に近い場合、カーボンブラツクの導電性付与
効果も10Ω・cmレベルになり、飽和に近く、多重添
加の割には増加効果が少ない。
次に、本発明の第二段階で使用するPPS(C)は前記の
メルトフローレイト測定条件で、メルトフローレイトが
10〜1500g/10分なる範囲にあることを必要と
する。特に好ましくは、30〜1000g/10分の範
囲である。Cのメルトフローレイトが10g/10分よ
り小さくなると、カーボンブラツク高濃度の場合、組成
物の成形時の流動性が不良となり、同時にカーボンブラ
ツクの分散性も悪くなり、好ましくない。一方、150
0g/10分を越えると、最終組成物の機械的強度の面
で好ましくない。
本発明が対象となるPPS(A)およびPPS(C)のPPS
とはポリ(パラーフエニレンサルフアイド)、ポリ(メ
ターフエニレンサルフアイド)およびポリ(パラーフエ
ニレンサルフアイド+メターフエニレンサルフアイド)
等を包含する。これらのPPSそれ自体は周知であり、
市場から容易に入手し得るものである。また、これらP
PSを主成分とし、他に少量成分として、ポリサルホ
ン、ポリエーテルサルホン、ポリアリルサルホン、ポリ
アリレート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、
芳香族ポリエステル樹脂、ポリエーテルエーテルケトン
などの公知の熱可塑性重合体を併用することができる。
さらに当然ながら、AおよびCについて、本発明で規定
するメルトフローレイトの範囲内に保たれる限りにおい
て、適当な充填材を添加して強化、熱膨張抑制、摺動性
付与、耐熱性向上、寸法安定化等の効果を与えることも
できる。これらの効果は特にCに添加することにより発
揮される。この他、炭酸リチユウム等の熱安定剤や普通
に用いられる着色剤も適宜用いることができる。充填材
としては、特に限定しないが耐熱性の優れた繊維材料や
固体微粉末が有効である。繊維材料としては硝子繊維、
カーボン繊維、スチール繊維、黄銅繊維、チタン酸カリ
ユウムウイスカー等の耐熱、耐久性の優れたものが用い
られる。また、固体微粉末としては、グラフアイト粉
末、タルク粉末、炭酸カルシユウム粉末、コロイダルシ
リカ、石英粉末、二硫化タングステン、二硫化モリブデ
ン、窒化ホウ素、フエライト粉末、マグネタイト粉末等
が好適に用いられる。これら充填材のうち、カーボン繊
維、スチール繊維、黄銅繊維、グラフアイト粉末、タル
ク粉末、炭酸カルシユウム粉末は本発明対象のカーボン
ブラツクと併用すると、導電性または帯電防止性の面か
ら、カーボンブラツク添加量を減少させ得る効果があ
る。かかる効果を発揮させるためには、組成物(B)に含
まれるカーボンブラツク量の0.3〜5倍重量の上記導電
性増大充填材をPPS(C)に分散させておくか、BとC
の混練り時に添加することが好ましい。この添加量がカ
ーボンブラツク量の0.3倍重量より少ないと導電化の面
での寄与はほとんど期待できない。また、5倍重量より
多くなると多くの場合、これら充填材によるマイナス効
果(混練り性低下、成形性低下、コストアツプ等)が大
きくなり好ましくない。
本発明の第二段階では、BとCとをB/C重量比で0.1
〜4なる範囲で混練りさせることによつて所望の導電性
または帯電防止性のPPS組成物を形成させる。B/C
重量比が0.1より小さくなると、多くの場合、成形品の
帯電防止性(体積固有抵抗値が10〜10Ω・cmの
範囲をいう)にばらつきが大きくなり好ましくない。一
方、B/C重量比が4より大きくなると導電性(体積固
有抵抗値が10Ω・cm以下をいう)は満たされ易い
が、多くの場合成形品の機械的強度が実用上不充分とな
る。ここでBは少なくともPPS樹脂とカーボンブラツ
クを含有する組成物であるが、CはPPS樹脂そのもの
の場合と、更に他の物質を含有する組成物の場合があ
る。
そして本発明において「Cの重量」といえば、CがPP
Sのみの場合はそのPPSの重量を指し、Cが組成物の
場合は組成物の重量を指す。
本発明の第一段階および第二段階での混練りには、通常
の方法、例えばバンバリーミキサー等によるバツチ式混
練り機で混練り後粉砕するかあるいはヘンシエルミキサ
ーでドライブレンド後、押出機で連続的に混練り押出し
てペレツトに成形するか、または粉砕して不定形粒状に
する方法が採用できる。
<実施例> 次に実施例により詳細に説明する。
実施例および比較例に記すメルトフローレイト、体積固
有抵抗およびアイゾツト衝撃強度の測定方法は次のとお
りである。
(1) メルトフローレイト ASTM−D1238−70Tで定めるメルトイデクサ
ーにて、315℃、5kgの荷重下で測定。
(2) 体積固有抵抗 タケダ理研TR 6877 コンピユーテイング・デジ
タル・マルチメーターを用いて、形状:直径40mm、厚
さ3mmなる円板のサンプルを面荷重5kg/cm2、雰囲気
18℃40%RHで測定。
(3) アイゾツト衝撃強度 ASTM−D256 MethodAにて、形状:12.7×12.
7×62.5mm(ノツチ付き)なるサンプルを23℃で測
定。
実施例1、2および3 メルトフローレイトがそれぞれ2.5、5.0、10kg/10
分なるPPS(ライトン、フイリツプス社製)各10kg
(樹脂A)に対し、DBP吸油量480ml/100g、
ニツケル分15ppm、バナジウム分50ppmなる導電性カ
ーボンブラツク(ライオンアクゾ製、EC−DJ60
0)を各1kg(樹脂A100重量部に対し10重量部)
をヘンシエルミキサーで混合したのち、40mm押出機に
て、加熱、混練し、ストランド状に押出し、水冷後カツ
ターに通して、ペレツト化し、樹脂組成物B(3種)を
得た。この時の混練りペレタイジング性は低速ではある
が、いずれもサージングおよびガツト切れなく安定して
おり、作業性は可であつた。続いてメルトフローレイト
が100g/10分なるPPS60重量部とガラス繊維
40重量部からなるPPS組成物(C)(ライトンR−
4、フイリツプス社製)に前記各組成物Bを、重量比B
/Cが0.3になるようにヘンシエルミキサーで混合した
のち、前記同様40mm押出機にてペレタイジングして、
前記Bに対応したPPS組成物3種(実施例1、2、
3)を得た。このときのペレタイジング性はいずれもほ
ぼ安定しており、混練り時の流動安定性は可ないし良で
あつた。得られたPPS組成物の体積固有抵抗、引張強
度およびアイゾツト衝撃強度は表−1の通り、帯電防止
性PPS樹脂組成物として有用なる物性を示した。
比較例1および2 前記実施例に対し、メルトフローレイトが本発明の範囲
外である2.3および12kg/10分なるPPS(フイリ
ツプス社製)を樹脂Aとして、以下、前記実施例と同様
な条件で組成物Bを経て組成物Cとの混練りで最終組成
物を得た結果を表−1に示す。比較例1の場合(メルト
フローレイト2.3kg/10分)は、カーボンブラツク練
込み作業性が悪く、カーボンブラツク分散製の十分均一
なものは得られず、引張強度および緩衝強度は不十分で
あつた。一方、比較例2の場合(メルトフローレイト1
2kg/10分)はカーボンブラツク分散性は十分であつ
たが、強度は満足なものに至らなかつた。
実施例4および5 樹脂Aとして、メルトフローレイト5.0kg/10分なる
PPS(ライトンV−1)を10kg準備し、これに実施
例1〜3と同じ導電性カーボンブラツク3kgをヘンシエ
ルミキサーで混合し、続いて40mm押出機で加熱混練り
し、ホツトカツトにより顆粒状組成物Bを得た。一方、
メルトフローレイト10g/10分と1000g/10
分なる2種のPPS(フイリツプス社製)を準備し、そ
れぞれPPS60重量部とガラス繊維(グラスロン・チ
ヨプド・ストランドCS−06−MA−497、旭フア
イバーグラス(株)製)40重量部の割合で両者をヘン
シエルミキサーにて配合、40mm押出機にてペレタイズ
して組成物Cを2種(各5kg)作製した。これら組成物
C5kgに対し、組成物Bをそれぞれ2.5kg配合(B/C
比:0.5)し、以下実施例1〜3と同様にして、最終組
成物(実施例4および5)を得た。評価結果は表−1の
通り、導電性PPS樹脂組成物として優れている。
比較例3 実施例4および5に対し、組成物CのPPSのメルトフ
ローレイトが7g/10分なる例を実施例4および5と
同様の条件で導電性樹脂組成物を試作したところ、組成
物BとCの混練り時の流動安定性が不良のため、カーボ
ンブラツクが均一に分散せず、強度の低いものしか得ら
れなかつた。
実施例6 樹脂Aとして、メルトフローレイト2.5kg/10分なる
PPS3.5kgに対し、実施例1〜3と同じ導電性カーボ
ンブラツク1.5kgを実施例1〜3と同様にして組成物B
を得た。一方、メルトフローレイト1500g/10分
なるPPS60重量部に対し前実施例と同じく、ガラス
繊維40重量部を配合、ペレタイズして組成物C5kgを
得た。これに上記組成物B2.5kgを配合(B/C比:0.
5)し、以下実施例1〜3と同様にして、最終組成物を
得た。結果を表−1に示すごとく、体積固有抵抗10
Ω・cmレベルに達し、強度レベルも実用性高く、導電性
PPS組成物として優れたものであつた。
比較例4 実施例6において、組成物C中のPPSのメルトフロー
レイトだけを1800g/10分に変えた場合を試作し
た。この結果、最終組成物の引張りおよび衝撃に対する
強度は本発明範囲のものに比べて、一段と低いものであ
つた。
実施例7 実施例2において、用いる導電性カーボンブラツクを、
DBP吸油量420ml/100g、ニツケル分40pp
m、バナジウム分140ppmなる特性のものに変えた以外
は、すべて同様に試作した組成物を得た。表−1に示す
ごとく、該組成物は帯電防止性PPS組成物として優れ
た強度レベルを有した。
比較例5 実施例2において、導電性カーボンブラツクをDBP吸
油量350ml/100g、ニツケル分40ppm、バナジ
ウム分140ppmなる物性のものに変えた以外はすべて
同様にして試作した。この結果は表−1に示す通り、本
発明の実施例に比べ体積固有抵抗がかなり低いものもの
であつた。
比較例6 実施例2において、導電性カーボンブラツクをDBP吸
油量410ml/100g、ニツケル分180ppm、バナ
ジウム分620ppmなる特性のものに変えた以外はすべ
て同様にして、組成物を試作したところ、第一段階のカ
ーボンブラツク練込み作業性および第二段階の組成物B
と組成物Cとの混練時流動安定性が悪く、サージング、
ガツト切れ多発し、得られた最終組成物の強度も十分で
はなかつた。
実施例8 実施例2において、導電性カーボンブラツクの添加量を
樹脂A10kgに対し、0.4kg(樹脂A100重量部に対
し4重量部)を添加した点および組成物Bと組成物Cと
の重量比B/Cを4に変えた以外はすべて実施例2と同
様にして組成物を試作した。結果を表−1に示すごと
く、帯電防止性樹脂組成物として、低い体積固有抵抗値
と好ましい強度を有する。
実施例9 実施例5において、樹脂A10kgに対し導電性カーボン
ブラックの添加量を4.5kg(樹脂A100重量部に対し
45重量部)に変更した点および組成物Bと組成物Cと
の重量比B/Cを4に変更した点を除いて、すべて実施
例5と同様にして、PPS樹脂組成物を試作した。表−
1に示すごとく、カーボンブラツク練込み作業性は低速
なるも一方可であり、分散状態がほぼ均一であるため強
度レベルも可であつた。
比較例7 実施例8において、導電性カーボンブラツクの添加量を
樹脂A10kgに対し、0.3kg(樹脂A100重量部に対
し3重量部)に変更した点以外はすべて実施例8と同様
に試作したところ、表−1の通り体積固有抵抗および強
度のレベルは不満足なものであつた。
比較例8 実施例9において、樹脂A10kgに対し導電性カーボン
ブラツクの添加量を5.0kg(樹脂A100重量部に対し
50重量部)に変更した点以外はすべて実施例9と同様
に試作したところ、表−1に示すごとくカーボンブラツ
クの分散不良を生じたために、強度の低いものであつ
た。
比較例9 実施例9において、組成物Bと組成物Cとの重量比B/
Cを0.08に変更した点を除いてすべて実施例9と同様に
して試作したところ、表−1に示すごとく体積固有抵抗
値は10〜1010Ω・cmの範囲でばらつき、かつ強
度もばらつき大きく、本発明のレベルに比して劣る結果
であつた。
比較例10 実施例8において、組成物Bと組成物Cとの重量比B/
Cを5に変更した点を除いて、すべて実施例8と同様に
して試作した。この結果は表−1の通り、体積固有抵抗
値は10〜10Ω・cmの範囲でばらつき、かつ引張
強度も低いレベルでばらつきが大きく、本発明のレベル
よりかなり劣る結果であつた。
<発明の効果> 本発明により、PPSの成形流動性および機械的強度の
低下を少なくして、かつ少ないカーボンブラツクの添加
量で高い導電性(体積固有抵抗値10Ω・cmレベル)
あるいは高い帯電防止性(体積固有抵抗値10Ω・cm
レベル)のPPS組成物を得ることができるので従来の
耐熱性導電性樹脂組成物の場合とは異なり、その機械的
強度および成形加工性が優れている。従つて、本発明の
PPS樹脂組成物は種々の用途に適用することができ
る。例えば、面発熱体、スイツチ等の導電性材料、電磁
波障害を避ける必要のある電子機器やIC等の包装材
料、さらにVTR、ビデオデイスク、コンパクトデイス
ク用メカ部品の成形用材料、帯電防止性材料等への応用
など多くの分野において利用することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ASTM−D1238−70Tで定めるメ
    ルトインデクサーにて、315℃、5kgの荷重下で、2.
    5〜10kg/10分のメルトフローレイトを有するポリ
    フエニレンサルフアイド樹脂(A)100重量部に対し、
    DBP吸油量が400ml/100g以上で、かつニツケ
    ルとバナジユウムの合計量が200ppm以下の導電性カ
    ーボンブラツク4〜45重量部を分散させて得た樹脂組
    成物(B)と上記条件で測定されたメルトフローレイト1
    0〜1500g/10分なるポリフエニレンサルフアイ
    ド樹脂(C)が重量比、B/C0.1〜4なる組成で有するこ
    とを特徴とするポリフエニレンサルフアイド樹脂組成
    物。
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