JPH0694763B2 - ドア用化粧板とその製造方法 - Google Patents

ドア用化粧板とその製造方法

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JPH0694763B2
JPH0694763B2 JP18512789A JP18512789A JPH0694763B2 JP H0694763 B2 JPH0694763 B2 JP H0694763B2 JP 18512789 A JP18512789 A JP 18512789A JP 18512789 A JP18512789 A JP 18512789A JP H0694763 B2 JPH0694763 B2 JP H0694763B2
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光美 山口
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株式会社友愛社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はドア用化粧板とその製造方法に関する。
(従来の技術) 一般に、化粧板とは、単板オーバーレイ合板、プラスチ
ックオーバーレイ合板、紙オーバーレイ合板、布オーバ
ーレイ合板、ハードボードオーバーレイ合板等があり、
単板オーバーレイ合板とは、普通合板(単板を積層した
のみで2次的に加工を施していないもの)の表面に、自
然木の美しい木理をもつもの、あるいは銘木から切削し
た薄い化粧単板を被覆したものであり、プラスチックオ
ーバーレイ合板とは、合板の表面に、合成樹脂のフィル
ム、含浸紙またはプラスチック積層板を被覆したもので
ある。また、紙オーバーレイ合板は模様紙等をオーバー
レイしたものであり、布オーバーレイ合板は布をオーバ
ーレイしたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、上述の化粧板の表面は平面的なものであり、該
化粧板を、凹凸部を有する高級なフラッシュドアに適用
することができなかった。
また、これら化粧板に凹凸面を形成しようとすれば、平
板状基板の表て面に凹凸部を設け、その上に薄い化粧単
板を被覆しなければならず、その製造が面倒であり、し
かも、凹凸部の凹部に対応するために基板の全体の肉厚
寸法を大とせねばならず、材料に無駄な部分が多くコス
ト高となる。
そこで、本発明では、簡単かつ低コストにて製造するこ
とができ、しかも、表面には凹凸面が形成され豪華な感
じを与えることができるドア用化粧板及びその製造方法
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために、本発明に係るドア用化粧
板は、平板体の裏面に部分的に当て部材を張設して厚肉
部を形成すると共に、該厚肉部に、該平板体の表て面側
に開口する凹所を設けて、該平板体の表て面を凹凸面と
した基板と;該基板の表て面に密着するフィルム状体
と;からなるものである。また、本発明に係るドア用化
粧板の製造方法は、通気性を有する平板体の裏面には、
通気性を有する当て部材を部分的に貼り合わせて厚肉部
を形成した後、該平板体の表て面の当て部材対応部から
切削して上記厚肉部に凹所を形成し、該表て面を凹凸面
とし、次に、予め加熱した熱可塑性のフィルム状体にて
上記表て面を被覆、又は、加熱していない熱可塑性のフ
ィルム状体にて該表て面を被覆した後、該フィルム状体
を加熱して、該フィルム状体を該表て面側に吸引し、該
フィルム状体を該表て面に密着させるものである。
〔作用〕
本発明に係る化粧板は、フィルム状体が、基板の凹凸面
とされた表て面に密着するので、この化粧板の表面には
凹凸面が形成されることになり、しかも、厚肉部に凹所
が形成されて平板体の表て面が凹凸面とされるので、厚
肉部以外の平板体の厚さ寸法を大とする必要がない。ま
た、平板体の表て面はフィルム状体にて被覆されるの
で、該平板体及び当て部材を高級な材質とする必要がな
い。
また、本発明に係る化粧板の製造方法によれば、凹所が
形成される厚肉部は、平板体の裏面に当て部材を部分的
に貼り合わせれば形成することができ、また、フィルム
状体を表て面側へ吸引すれば、平板体及び当て部材は共
に通気性を有するので、該フィルム状体は、簡単かつ確
実に吸着し、化粧板は形成される。
〔実施例〕 以下、実施例について図面を参照して説明する。
大2図はゝ発明に係る化粧板を示し、この化粧板は、第
1図に示す様に、平板体1の表て面1aを凹凸面とした基
板3と、該基板3の凹凸面に密着するフイルム状体4
と、からなり、また、基板3は、平板体1と、該平板体
1の裏面1bに部分的に張設(貼り合わせ)される当て部
材5…と、からなり、この基板3に厚肉部6が形成され
る。そして、厚肉部6に、平板体1の表て面1a側に開口
する凹所7が設けられ、該表て面1aは凹凸面とされる。
従って、化粧板の表て面Sには、第2図に示す様に、複
数個の矩形リング状の凹部8が形成される。つまり、凹
部8以外の表て面Sは凸部9となって、この表て面Sは
凹凸面とされる。
ここで、上記平板体1及び当て部材5とは、ベニヤ板、
パーティクルボード、繊維(MDF)ボード等の通気性を
有する材質からなり、フィルム状体4とは、熱可塑性の
合成樹脂、例えば、塩化ビニル等からなり、その厚さ寸
法は、例えば、0.1〜0.3mmとされる。
次に上述の如く構成される化粧板の製造方法を説明す
る。
まず、平板体1の裏面1bに、第4図に示す様に、部分的
に当て部材5…を接着して厚肉部6…を形成する。この
場合、当て部材5は、凹部8を設けようとするところに
貼り合わせればよいので、実施例では、第3図に示す様
に、ラダー状に貼り合わせればよい。
次に、平板体1の表て面1aの当て部材対応部10からルー
タ等の切削機械にて厚肉部6に第5図に示す様な凹所7
を形成して、該表て面1aを凹凸面とした基板3を形成す
る。なお、この凹所7は、フイルム状体4が被覆されて
凹部8となるものであるので、第2図に示す様な矩形リ
ング状とされると共に、開口部側が順次拡大したものと
される。
そして、この基板3を第6図に示す様に、受盤11上に載
置すると共に、フィルム状体4を表て面1a上に載置す
る。次に、この状体からフィルム状体4を表て面1a側へ
真空装置12にて吸引するが、この場合、表て面1a及び/
又はフィルム状体6の裏面には接着剤が塗布されてい
る。ここに、真空装置12とは、受盤11を受ける本体13
と、図示省略の真空ポンプと、を備えたものであり、本
体13は凹所14を有し、該凹所14には連通孔15が連通連結
されている。そして、この連通孔15に上記図示省略の真
空ポンプが連結され、この真空ポンプにより、矢印の如
く吸引されれば凹所14と受盤11の裏面16とで形成される
真空室17が真空状とされる。また、受盤11には多数の連
通路18…が設けられている。
従って、真空室17を真空状態とすれば、平板体1及び当
て部材5は共に通気性を有するもであるので、フィルム
状体4は表て面1aに吸着される。
しかして、この場合、フィルム状体4の端部19は、押え
蓋20にて押えられ、シールされる。即ち、この押え蓋20
は、上壁21と側壁22とからなり、側壁22の下端縁23がフ
ィルム状体4の端部19を押えるものであり、シリンダ機
構24にて矢印の如く往復動して開閉する。また、上壁21
には貫孔25が設けられ、該貫孔25から熱風等が送り込ま
れ、該蓋20内は圧力室26とされ、フィルム状体4は矢印
の如く表て面1a側へ押圧される。
従って、蓋20内に熱風を降り込むとフィルム状体4は加
熱され変形容易となり、しかも、この状態で、真空室13
を真空状態とすれば、このフィルム状体4には、圧力室
26の矢印方向の押圧力、及び、真空室17の表て面1a側へ
の吸引力が作用し、第1図に示す様に、フィルム状体4
は隙間なく確実に表て面1aに密着する。なお、フィルム
状体4を熱融着性を有するものとすれば、接着剤を使用
せずに、加熱により、該フィルム状体4を表て面1aに密
着させることができる。
また、蓋20内に送り込む空気が熱風ではない場合、フィ
ルム状体4を表て面1aに載置する前に、予め該フィルム
状体4を加熱しておければよい。なお、加熱温度はどち
らの場合も150℃ぐらいとされる。
しかして、上述の如く構成された化粧板は、2枚が貼り
合わされてドアが形成される。つまり、2枚の化粧板
を、基板3の裏面が相互に対面するように背中合わせ状
に配設すると共に、該化粧板間に芯材を介装して、該化
粧板を接着一体化することでドアを形成する。従って出
来上ったドアは、「トメが切れる」、「接合部が隙間が
あく」といった問題点が発生しない。
なお、本発明は上述の実施例に限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、当
て部材5の形状等は自由であると共に、その張設する位
置も自由であり、さらに、凹所7の深さ、形状等も自由
である。つまり、化粧板の表面Sに形成される凹部8の
深さ、形状、位置等が自由であって、該表面Sの凹凸形
状を自由に設定できる。また、フィルム状体4が表て面
1aに密着して、加熱状態にあるとき等に、エンボス模様
加工等の表面加工を施すことも可能である。具体的に
は、各種の模様が彫刻されたローラ等を、フィルム状体
4の表面に押圧する。なお、エンボス模様以外にフィル
ム状体4の表面をミラー状とする表面加工も可能であ
る。
〔発明の効果〕
本発明は上述の如く構成されているので、次に記載する
効果を奏する。
当て部材5は、平板体1の裏面1bに張設されるものであ
るので、その位置を高精度にて貼り合わせる必要がな
く、比較的ラフに貼り合わせることができ、その作業が
容易であり、しかも、厚肉部6に凹所7を形成して、フ
ィルム状体4を被覆すれば、この化粧板が製造されるの
で、高度な技術をまったく要せずに簡単かつ安価に化粧
板を製造することができる。さらに平板体1及び当て部
材5は外部に露出しないので、高級な材質とする必要が
ない。なお、具体的には、本願発明の化粧板を使用して
フラッシュドア製造した場合と、従来の凹凸のあるドア
とを比べた場合、製造コストは約1/2となり、製造時間
は約1/3となった。
また、基板3は、厚肉部6以外の厚さ寸法を大とする必
要がないので、平板体1の厚さ寸法を大とする必要がな
く、材料を大幅に省略することができ、全体として軽量
となると共に、コスト高とならない。
しかも、製造された化粧板のフィルム状体4は加熱・加
圧されてなるものであるので、その耐久性が増してい
る。
さらに、この化粧板は、表面Sに凹凸面及び種々の模様
を施すことができ、安価に製造されるにもかかわらず、
高級な感じを与えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る化粧板の拡大断面図、第2図は正
面図、第3図は背面図、第4図と第5図と第6図は本発
明に係る化粧板の製造方法を示す拡大断面図である。 1……平板体、1a……表て面、1b……裏面、3……基
板、4……フィルム状体、5……当て部材、6……厚肉
部、7……凹所、10……当て部材対応部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板体1の裏面1bに部分的に当て部材5を
    張設して厚肉部6を形成すると共に、該厚肉部6に、該
    平板体1の表て面1a側に開口する凹所7を設けて、該平
    板体1の表て面1aを凹凸面とした基板3と、 該基板3の表て面1aに密着するフィルム状体4と、 からなることを特徴とするドア用化粧板。
  2. 【請求項2】通気性を有する平板体1の裏面1bに、通気
    性を有する当て部材5を部分的に貼り合わせて厚肉部6
    を形成した後、該平板体1の表て面1aの当て部材対応部
    10から切削して上記厚肉部6に凹所7を形成し、該表て
    面1aを凹凸面とし、次に、予め加熱した熱可塑性のフィ
    ルム状体4にて上記表て面1aを被覆、又は、加熱してい
    ない熱可塑性のフィルム状体4にて該表て面1aを被覆し
    た後、該フィルム状体4を加熱して、該フィルム状体4
    を該表て面1a側に吸引し、該フィルム状体4を該表て面
    1aに密着させることを特徴とするドア用化粧板の製造方
    法。
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