JPH0699180B2 - 繊維セメントスラリ−組成物 - Google Patents
繊維セメントスラリ−組成物Info
- Publication number
- JPH0699180B2 JPH0699180B2 JP60264222A JP26422285A JPH0699180B2 JP H0699180 B2 JPH0699180 B2 JP H0699180B2 JP 60264222 A JP60264222 A JP 60264222A JP 26422285 A JP26422285 A JP 26422285A JP H0699180 B2 JPH0699180 B2 JP H0699180B2
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- JP
- Japan
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- cement
- cement slurry
- slurry
- polyacrylamide
- blast furnace
- Prior art date
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/02—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
- C04B28/04—Portland cements
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、湿式抄造法によって繊維セメント板を製造す
るために用いられる繊維セメントスラリー組成物に関す
るものである。
るために用いられる繊維セメントスラリー組成物に関す
るものである。
[背景技術] 建材などとして用いられる繊維セメント板は、石綿等の
補強繊維とセメントとを主成分とするものを水に分散混
合してセメントスラリーを調製し、このスラリーを湿式
抄造して養生硬化させることによって製造されるのが一
般的である。そしてこのように製造される繊維セメント
板は夏期に製造すると強度が低下するという傾向が見ら
れるのは良く知られているところである。これは夏期に
おいては気温が高いためにセメントの品温が高いと共に
混合する水の水温も高く、セメントスラリーの温度が高
くなっていることに起因する。すなわち、このようにセ
メントスラリーの温度が高いと、セメントの水和が速す
ぎて水相中でセメントの水和が開始され、抄造して脱水
した後でのセメント粒子が凝集した状態での水和が阻害
されることになって、繊維セメント板の強度が低下する
と考えられる。特にセメントに高炉スラグを添加して高
炉スラグ配合のセメントスラリーを調製して用いる場
合、高炉スラグは反応性のバラツキが大きくこの高炉ス
ラグの反応性のバラツキの影響と、この高炉水砕スラグ
の反応のバラツキによる発熱変化がセメントの初期水和
に与える影響とで、製品強度を一層低下させることにな
る。
補強繊維とセメントとを主成分とするものを水に分散混
合してセメントスラリーを調製し、このスラリーを湿式
抄造して養生硬化させることによって製造されるのが一
般的である。そしてこのように製造される繊維セメント
板は夏期に製造すると強度が低下するという傾向が見ら
れるのは良く知られているところである。これは夏期に
おいては気温が高いためにセメントの品温が高いと共に
混合する水の水温も高く、セメントスラリーの温度が高
くなっていることに起因する。すなわち、このようにセ
メントスラリーの温度が高いと、セメントの水和が速す
ぎて水相中でセメントの水和が開始され、抄造して脱水
した後でのセメント粒子が凝集した状態での水和が阻害
されることになって、繊維セメント板の強度が低下する
と考えられる。特にセメントに高炉スラグを添加して高
炉スラグ配合のセメントスラリーを調製して用いる場
合、高炉スラグは反応性のバラツキが大きくこの高炉ス
ラグの反応性のバラツキの影響と、この高炉水砕スラグ
の反応のバラツキによる発熱変化がセメントの初期水和
に与える影響とで、製品強度を一層低下させることにな
る。
そこで本出願人は従前に特願昭60−217651号において、
セメントと高炉スラグとが配合されたセメントスラリー
に無水石膏とシリカヒュームを主成分とする混和剤を配
合するようにした繊維セメントスラリー組成物を提供し
た。すなわちこのものでは、混和剤の無水石膏成分とシ
リカヒューム成分とによってセメントの初期水和を抑制
させると共に高炉スラグの活性のバラツキを均一化して
反応性を均一化し、夏期における繊維セメント板の強度
の低下を防止することができるようにしたものである。
セメントと高炉スラグとが配合されたセメントスラリー
に無水石膏とシリカヒュームを主成分とする混和剤を配
合するようにした繊維セメントスラリー組成物を提供し
た。すなわちこのものでは、混和剤の無水石膏成分とシ
リカヒューム成分とによってセメントの初期水和を抑制
させると共に高炉スラグの活性のバラツキを均一化して
反応性を均一化し、夏期における繊維セメント板の強度
の低下を防止することができるようにしたものである。
しかし、無水石膏とシリカヒュームとを主成分とする混
和剤は、その反応性を上げるために小さな粒径にして使
用する必要があり、ブレーン法で測定されるブレーン値
で示すと、セメント粒子が通常3500〜4000であるのに対
して、無水石膏とシリカヒュームとを主成分とする混和
剤として市販に供されているデンカΣ1000(商標:電気
化学工業株式会社製)においては9000であり、セメント
粒子よりも小さな粒径として使用することになる。そし
てこのように無水石膏とシリカヒュームとを主成分とす
る混和剤を用いる場合、その粒径が小さいためにセメン
トスラリーを抄造する際に抄造金網をスラリー中の水と
ともに通過し、歩留まりが非常に悪くなるという問題を
生じるものである。
和剤は、その反応性を上げるために小さな粒径にして使
用する必要があり、ブレーン法で測定されるブレーン値
で示すと、セメント粒子が通常3500〜4000であるのに対
して、無水石膏とシリカヒュームとを主成分とする混和
剤として市販に供されているデンカΣ1000(商標:電気
化学工業株式会社製)においては9000であり、セメント
粒子よりも小さな粒径として使用することになる。そし
てこのように無水石膏とシリカヒュームとを主成分とす
る混和剤を用いる場合、その粒径が小さいためにセメン
トスラリーを抄造する際に抄造金網をスラリー中の水と
ともに通過し、歩留まりが非常に悪くなるという問題を
生じるものである。
[発明の目的] 本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、夏期
における強度低下の防止のために無水石膏を主成分とす
る混和剤を配合するにあたって、歩留まりが低下するこ
とを防止することができる繊維セメントスラリー組成物
を提供することを目的とするものである。
における強度低下の防止のために無水石膏を主成分とす
る混和剤を配合するにあたって、歩留まりが低下するこ
とを防止することができる繊維セメントスラリー組成物
を提供することを目的とするものである。
[発明の開示] しかして本発明に係る繊維セメントスラリー組成物は、
補強繊維とセメントと高炉スラグとが配合され、さらに
無水石膏を主成分とする混和剤及びポリアクリルアミド
系凝集剤が配合されて成ることを特徴とするものであ
り、以下本発明を実施例によって詳細に説明する。
補強繊維とセメントと高炉スラグとが配合され、さらに
無水石膏を主成分とする混和剤及びポリアクリルアミド
系凝集剤が配合されて成ることを特徴とするものであ
り、以下本発明を実施例によって詳細に説明する。
セメントとしては一般に汎用される普通ポルトランドセ
メントや高炉セメントを用いることができ、これに補強
繊維として石綿を主体として必要に応じてビニロン、ポ
リプロピレン、ナイロン等の各種有機機能、炭素繊維や
ガラス繊維などの無機繊維、さらに充填材としてシリカ
粉などを配合し、これを水に分散混合することによって
セメントスラリーを調製する。さらにセメントスラリー
には高炉スラグ及び無水石膏を主成分とする混和剤を配
合してある。高炉スラグの配合量は特に限定されるもの
ではなく普通ポルトランドセメントなどのセメントに対
して重量比で1:0.2〜0.2:1程度が一般的である。また混
和剤の配合は、水と混合してスラリー状にしてこれをセ
メント成分と混合するようにしても、また粉状体のまま
セメント成分と混合するようにしてもいずれでもよい。
無水石膏を主成分とする混和剤は、化学成分がCaO;31〜
41%、SO3;43〜53%となったものなどを用いることがで
き、具体的にはデンカΣ1000(商標:電気化学工業株式
会社製)を用いることができる。ちなみにデンカΣ1000
は比重が2.5以上でブレーン値が既述したように9000で
ある。無水石膏を主成分とする混和剤は通常、スラリー
中における補強繊維やセメント、高炉スラグの合計量に
対して2〜4重量%配合される。
メントや高炉セメントを用いることができ、これに補強
繊維として石綿を主体として必要に応じてビニロン、ポ
リプロピレン、ナイロン等の各種有機機能、炭素繊維や
ガラス繊維などの無機繊維、さらに充填材としてシリカ
粉などを配合し、これを水に分散混合することによって
セメントスラリーを調製する。さらにセメントスラリー
には高炉スラグ及び無水石膏を主成分とする混和剤を配
合してある。高炉スラグの配合量は特に限定されるもの
ではなく普通ポルトランドセメントなどのセメントに対
して重量比で1:0.2〜0.2:1程度が一般的である。また混
和剤の配合は、水と混合してスラリー状にしてこれをセ
メント成分と混合するようにしても、また粉状体のまま
セメント成分と混合するようにしてもいずれでもよい。
無水石膏を主成分とする混和剤は、化学成分がCaO;31〜
41%、SO3;43〜53%となったものなどを用いることがで
き、具体的にはデンカΣ1000(商標:電気化学工業株式
会社製)を用いることができる。ちなみにデンカΣ1000
は比重が2.5以上でブレーン値が既述したように9000で
ある。無水石膏を主成分とする混和剤は通常、スラリー
中における補強繊維やセメント、高炉スラグの合計量に
対して2〜4重量%配合される。
そしてセメントスラリーにはさらにポリアクリルアミド
系の高分子凝集剤を配合する。ポリアクリルアミド系凝
集剤としてはポリアクリルアミドやその変性体を用いる
ことができる。ポリアクリルアミド系凝集剤は通常、ス
ラリー中における補強繊維やセメント、高炉スラグの合
計量に対して0.001〜0.002重量%(10〜20ppm)配合さ
れる。このようにして補強繊維とセメント高炉スラグ、
無水石膏を主成分とする混和剤、ポリアクリルアミド系
凝集剤が配合されたセメントスラリーを得るものである
が、このセメントスラリーにおいて固形分濃度が7〜11
%となるように調製するのがよい。
系の高分子凝集剤を配合する。ポリアクリルアミド系凝
集剤としてはポリアクリルアミドやその変性体を用いる
ことができる。ポリアクリルアミド系凝集剤は通常、ス
ラリー中における補強繊維やセメント、高炉スラグの合
計量に対して0.001〜0.002重量%(10〜20ppm)配合さ
れる。このようにして補強繊維とセメント高炉スラグ、
無水石膏を主成分とする混和剤、ポリアクリルアミド系
凝集剤が配合されたセメントスラリーを得るものである
が、このセメントスラリーにおいて固形分濃度が7〜11
%となるように調製するのがよい。
上記のように調製したセメントスラリーをハチェック式
などの抄造装置によって湿式抄造し、グリーンシートを
作成する。そしてグリーンシートをプレスして脱水した
のちに養生硬化させて繊維セメント板を得るものであ
る。ここにおいて、セメントスラリーに配合されている
混和剤の無水石膏成分によってセメントの初期水和を抑
制させることができる。すなわち無水石膏中のSO3成分
の作用によってセメント中のC3A成分の水和を遅らせ
て、セメントの初期水和を抑制することができ、エトリ
ンガイトの生成を促進して繊維セメント板の組織をち密
にすることができるのであり、またこの無水石膏を主成
分として含有する混和剤によって、高炉スラグの活性の
バラツキを均一化して反応性を均一化することができ、
セメント成分の一部として使用する高炉スラグの発熱変
化を抑制してこの発熱変化が初期水和に影響を及ぼすこ
とを防ぐことができるのである。
などの抄造装置によって湿式抄造し、グリーンシートを
作成する。そしてグリーンシートをプレスして脱水した
のちに養生硬化させて繊維セメント板を得るものであ
る。ここにおいて、セメントスラリーに配合されている
混和剤の無水石膏成分によってセメントの初期水和を抑
制させることができる。すなわち無水石膏中のSO3成分
の作用によってセメント中のC3A成分の水和を遅らせ
て、セメントの初期水和を抑制することができ、エトリ
ンガイトの生成を促進して繊維セメント板の組織をち密
にすることができるのであり、またこの無水石膏を主成
分として含有する混和剤によって、高炉スラグの活性の
バラツキを均一化して反応性を均一化することができ、
セメント成分の一部として使用する高炉スラグの発熱変
化を抑制してこの発熱変化が初期水和に影響を及ぼすこ
とを防ぐことができるのである。
そしてこのようにセメントスラリーを湿式抄造するにあ
たって、セメントスラリー中に配合されているポリアク
リルアミド系凝集剤によって無水石膏を主成分とする混
和剤の粒子を凝集させることができ、この混和剤が抄造
の際に抄造金網を通過してしまうことを防止し、抄造の
際のセメントスラリーの歩留まりを向上させることがで
きることになる。
たって、セメントスラリー中に配合されているポリアク
リルアミド系凝集剤によって無水石膏を主成分とする混
和剤の粒子を凝集させることができ、この混和剤が抄造
の際に抄造金網を通過してしまうことを防止し、抄造の
際のセメントスラリーの歩留まりを向上させることがで
きることになる。
次に本発明を実施例によって例証する。
石綿を15重量部、普通ポルトランドセメント42.5重量
部、高炉スラグを42.5重量部、電気化学工業株式会社製
のデンカΣ1000を3重量部を配合し、水/セメント比が
0.5となるようにセメントスラリーを調製した。このと
き、このセメントスラリーにはさらに0.001重量部、0.0
02重量部、0.003重量部、0.004重量部、0.005重量部、
0.006重量部でそれぞれポリアクリルアミドを配合し
た。比較のためにポリアクリルアミドを配合しないセメ
ントスラリーについても調製をおこなった。
部、高炉スラグを42.5重量部、電気化学工業株式会社製
のデンカΣ1000を3重量部を配合し、水/セメント比が
0.5となるようにセメントスラリーを調製した。このと
き、このセメントスラリーにはさらに0.001重量部、0.0
02重量部、0.003重量部、0.004重量部、0.005重量部、
0.006重量部でそれぞれポリアクリルアミドを配合し
た。比較のためにポリアクリルアミドを配合しないセメ
ントスラリーについても調製をおこなった。
このようにして調製したセメントスラリーを湿式抄造す
ることによってグリーンシートを作成した。次にこのグ
リーンシートをプレス圧85Kg/cm2、保持時間1.5secの条
件でプレス脱水し、さらに一次養生を80%RH、60℃、10
時間の条件で湿熱養生し、さらに室温下で二次養生して
繊維セメント板を得た。
ることによってグリーンシートを作成した。次にこのグ
リーンシートをプレス圧85Kg/cm2、保持時間1.5secの条
件でプレス脱水し、さらに一次養生を80%RH、60℃、10
時間の条件で湿熱養生し、さらに室温下で二次養生して
繊維セメント板を得た。
ここで、上記セメントスラリーについてのポリアクリル
アミド凝集剤の配合量とセメントスラリーを抄造する際
の歩留まり率との関係を測定した。結果を第1図のグラ
フに示す。第1図のグラフの結果、無配合では歩留まり
率が97.5%であったものが、ポリアクリルアミド凝集剤
の配合の増加に伴って歩留まり率は上昇し、ポリアクリ
ルアミド凝集剤の配合が0.006重量部(60ppm)になると
歩留まり率は99%以上になることが確認される。しかし
ポリアクリルアミド凝集剤の配合量が大きいと、補強繊
維やセメントにもその凝集効果が及んでセメントスラリ
ーを均一な組成に調製できないことがあるので、ポリア
クリルアミド凝集剤の配合量は0.001重量部(10ppm)〜
0.002重量部(20ppm)に設定し、歩留まり率を98%程度
に留どめるのが実用的である。
アミド凝集剤の配合量とセメントスラリーを抄造する際
の歩留まり率との関係を測定した。結果を第1図のグラ
フに示す。第1図のグラフの結果、無配合では歩留まり
率が97.5%であったものが、ポリアクリルアミド凝集剤
の配合の増加に伴って歩留まり率は上昇し、ポリアクリ
ルアミド凝集剤の配合が0.006重量部(60ppm)になると
歩留まり率は99%以上になることが確認される。しかし
ポリアクリルアミド凝集剤の配合量が大きいと、補強繊
維やセメントにもその凝集効果が及んでセメントスラリ
ーを均一な組成に調製できないことがあるので、ポリア
クリルアミド凝集剤の配合量は0.001重量部(10ppm)〜
0.002重量部(20ppm)に設定し、歩留まり率を98%程度
に留どめるのが実用的である。
また上記セメントスラリーについて、コンダクションカ
ロリーメーターで測定した発熱特性を第2図のグラフに
示す。第2図において実線(I)はポリアクリルアミド
凝集剤を配合しなかったもの、点線(II)はポリアクリ
ルアミド凝集剤を0.001重量部配合したもの、一点鎖線
(III)はポリアクリルアミド凝集剤を0.002重量部配合
したものをそれぞれ示すものであり、ポリアクリルアミ
ド凝集剤を配合したセメントスラリーにおいては、最大
発熱速度を小さくすることができると共に最大発熱速度
に達するまでの時間を遅延することができることが確認
される。このように最大発熱速度が小さく且つ最大発熱
速度に達するまでの時間が遅いということは、初期水和
が抑制されているということを意味するものであり、こ
れはポリアクリルアミド凝集剤の配合によってデンカΣ
1000の歩留まりが高くなってデンカΣ1000による初期水
和を緩和する作用が十分に発揮されているということに
起因するものである。
ロリーメーターで測定した発熱特性を第2図のグラフに
示す。第2図において実線(I)はポリアクリルアミド
凝集剤を配合しなかったもの、点線(II)はポリアクリ
ルアミド凝集剤を0.001重量部配合したもの、一点鎖線
(III)はポリアクリルアミド凝集剤を0.002重量部配合
したものをそれぞれ示すものであり、ポリアクリルアミ
ド凝集剤を配合したセメントスラリーにおいては、最大
発熱速度を小さくすることができると共に最大発熱速度
に達するまでの時間を遅延することができることが確認
される。このように最大発熱速度が小さく且つ最大発熱
速度に達するまでの時間が遅いということは、初期水和
が抑制されているということを意味するものであり、こ
れはポリアクリルアミド凝集剤の配合によってデンカΣ
1000の歩留まりが高くなってデンカΣ1000による初期水
和を緩和する作用が十分に発揮されているということに
起因するものである。
第3図はポリアクリルアミド凝集剤を0.001重量部の配
合量に設定したセメントスラリーにおいて、そのスラリ
ー濃度を変えて繊維セメント板を作成し、繊維セメント
板の材令7日(実線)と材令28日(点線)とにおける曲
げ強度を測定した結果のグラフを示すものである。第3
図の結果、スラリー濃度が7%を超えると繊維セメント
板の曲げ強度が高まることが見られる。そしてスラリー
濃度が高すぎると抄造の際の作業性が低下すことになる
ため、スラリー濃度は7〜11.%が望ましいことが確認
される。
合量に設定したセメントスラリーにおいて、そのスラリ
ー濃度を変えて繊維セメント板を作成し、繊維セメント
板の材令7日(実線)と材令28日(点線)とにおける曲
げ強度を測定した結果のグラフを示すものである。第3
図の結果、スラリー濃度が7%を超えると繊維セメント
板の曲げ強度が高まることが見られる。そしてスラリー
濃度が高すぎると抄造の際の作業性が低下すことになる
ため、スラリー濃度は7〜11.%が望ましいことが確認
される。
[発明の効果] 上述のように本発明は、補強繊維とセメントと高炉スラ
グ、及び無水石膏を主成分とする混和剤を配合したセメ
ントスラリーにさらにポリアクリルアミド系凝集剤を配
合するようにしたものであるから、ポリアクリルアミド
系凝集剤によって無水石膏を主成分とする混和剤の粒子
を凝集させることができ、この混和剤が抄造の際に抄造
金網を通過してしまうことを防止して抄造の際のセメン
トスラリーの歩留まりを向上させることができるもので
ある。また無水石膏を配合することで、セメントの初期
水和を抑制されると共に高炉スラグの活性のバラツキを
均一化し反応を均一化して夏期における繊維セメント板
の強度の低下を防止し、さらにアクリルアミド系凝集剤
によって無水石膏を主成分とする混和剤の粒子を凝集さ
せることができ、混和剤が抄造の際に抄造金網を通過し
てしまうことを防止して抄造の際の繊維セメントスラリ
ーの歩留りを向上させることができるものである。
グ、及び無水石膏を主成分とする混和剤を配合したセメ
ントスラリーにさらにポリアクリルアミド系凝集剤を配
合するようにしたものであるから、ポリアクリルアミド
系凝集剤によって無水石膏を主成分とする混和剤の粒子
を凝集させることができ、この混和剤が抄造の際に抄造
金網を通過してしまうことを防止して抄造の際のセメン
トスラリーの歩留まりを向上させることができるもので
ある。また無水石膏を配合することで、セメントの初期
水和を抑制されると共に高炉スラグの活性のバラツキを
均一化し反応を均一化して夏期における繊維セメント板
の強度の低下を防止し、さらにアクリルアミド系凝集剤
によって無水石膏を主成分とする混和剤の粒子を凝集さ
せることができ、混和剤が抄造の際に抄造金網を通過し
てしまうことを防止して抄造の際の繊維セメントスラリ
ーの歩留りを向上させることができるものである。
第1図は凝集剤の配合量と歩留まり率との関係を示すグ
ラフ、第2図はコンダクションカロリーメーターによる
発熱曲線を示すグラフ、第3図はスラリー濃度と曲げ強
度との関係を示すグラフである。
ラフ、第2図はコンダクションカロリーメーターによる
発熱曲線を示すグラフ、第3図はスラリー濃度と曲げ強
度との関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−36526(JP,A) 特開 昭58−116120(JP,A) 特開 昭51−135923(JP,A) 特開 昭58−26058(JP,A) 特開 昭55−3325(JP,A) 特開 昭52−146416(JP,A) 特公 昭55−14828(JP,B2) 特公 昭58−2043(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】補強繊維とセメントと高炉スラグとが配合
され、さらに無水石膏を主成分とする混和剤及びポリア
クリルアミド系凝集剤が配合されて成ることを特徴とす
る繊維セメントスラリー組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60264222A JPH0699180B2 (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 繊維セメントスラリ−組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60264222A JPH0699180B2 (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 繊維セメントスラリ−組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62123052A JPS62123052A (ja) | 1987-06-04 |
| JPH0699180B2 true JPH0699180B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=17400191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60264222A Expired - Lifetime JPH0699180B2 (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 繊維セメントスラリ−組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0699180B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51135923A (en) * | 1975-05-21 | 1976-11-25 | Kawatetsu Kogyo Kk | Manufacturing of light composite |
| IE45447B1 (en) * | 1976-07-30 | 1982-08-25 | Pilkington Brothers Ltd | Improvements relating to asbestos-free fibre reinforced cementitious products |
| JPS553325A (en) * | 1978-06-20 | 1980-01-11 | Tokuyama Soda Kk | Mortar composition |
| JPS5514828A (en) * | 1978-07-13 | 1980-02-01 | Kawasaki Steel Corp | Cooling method for steel material |
| JPS582043A (ja) * | 1981-06-29 | 1983-01-07 | Fujitsu Ltd | 多層配線層の形成方法 |
| JPS5826058A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-16 | 松下電工株式会社 | 建築用板の製造方法 |
| JPS58116120A (ja) * | 1981-12-29 | 1983-07-11 | 松下電工株式会社 | 無機質建築用板の製法 |
-
1985
- 1985-11-25 JP JP60264222A patent/JPH0699180B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62123052A (ja) | 1987-06-04 |
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