JPH07113031B2 - ポルフィリン多量体及びその製造法 - Google Patents

ポルフィリン多量体及びその製造法

Info

Publication number
JPH07113031B2
JPH07113031B2 JP32644089A JP32644089A JPH07113031B2 JP H07113031 B2 JPH07113031 B2 JP H07113031B2 JP 32644089 A JP32644089 A JP 32644089A JP 32644089 A JP32644089 A JP 32644089A JP H07113031 B2 JPH07113031 B2 JP H07113031B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porphyrin
skeleton
multimer
positions
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP32644089A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03188083A (ja
Inventor
和博 丸山
昇 小野
宏朗 富田
Original Assignee
財団法人生産開発科学研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 財団法人生産開発科学研究所 filed Critical 財団法人生産開発科学研究所
Priority to JP32644089A priority Critical patent/JPH07113031B2/ja
Publication of JPH03188083A publication Critical patent/JPH03188083A/ja
Publication of JPH07113031B2 publication Critical patent/JPH07113031B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポルフィリン化合物同志が共役二重結合によ
って連結されたポルフィリン多量体及びその製造法に関
するものである。
ポルフィリン化合物は、自然界のクロロフィル,ヘモグ
ロビン,チトクローム等の光合成、酸素担体、電子伝達
体として重要な機能を有しており、工業的にも有機感光
材料,有機導電材料として重要である。
ポルフィリン化合物の上記機能が同化合物の共役構造に
起因するものであることは疑問のないところであり、こ
の意味で、共役二重結合によって連結されたポルフィリ
ン多量体の既存のポルフィリン化合物と同様の分野への
利用が期待されるものである。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕
従来は、ポルフィリン化合物同志を共役二重結合で連結
させる優れた一般的な方法はなかった。理論的には、ポ
ルフィリン化合物のアルデヒドとポルフィリン化合物の
リンイリドとを反応させれば良い考えられるが、ポルフ
ィリン化合物のアルデドやリンイリドの調製は非常に困
難である。
〔課題を解決するための手段と作用〕
上記の実情に鑑み本発明者は、ポルフィリン化合物同志
を共役二重結合で連結させる優れた一般的な方法を提供
するべく研究の結果、本発明に到達したものである。
即ち本発明は、次のポルフィリン多量体とその製法に係
るものである。
骨格 (骨格中の数字及びギリシア文字は位置を示す符号であ
る。)以下、上記骨格で表し、この骨格をそのα,
β,γ,δ位のいずれかに直結する結合と共に示す場合
は、−で表す。)を有するポリフィリン化合物同志
が、α,β,γ,δ位のいずれかの間で の群から選ばれる共役二重結合によって互いに連結され
ているポルフィリン多量体。
骨格を有するポルフィリン化合物同志を、各ポルフ
ィリン化合物のα,β,γ,δ位のいずれかに導入した
− −CH2X(式中Xはハロゲンを意味する。)と −CH3COS−CH2 −CH3COS−CH2−CH2−SCOCH3−及び −CH3COS−CH2−CH=CH−CH2−SCOCH3−の群から選ばれ
るチオアセチル化合物との間の求核置換反応により連結
させてスルフィド型のポルフィリン多量体となす第一の
工程;このスルフィド型のポルフィリン多量体を酸化し
て対応するスルホン型のポルフィリン多量体となす第二
の工程;このスルホン型のポルフィリン多量体を脱硫黄
する第三の工程;の3工程からなることを特徴とする、
記載のポルフィリン多量体の製造法。
ポルフィリン化合物としては、前記した骨格のα,
β,γ,δ位や1乃至8位に各種置換基を導入したもの
が知られている。
ポルフィリン骨格のα,β,γ,δ位への置換基の導
入は、同骨格の1乃至8位への導入よりも容易であり、
前述の本発明方法の出発原料に容易に変換することの
可能なポルフィリン化合物(α,β,γ,δ位のいずれ
かにトリル基を導入したもの)に限っても各種のものが
知られている。
後記実施例の1乃至3は、ポルフィリン骨格のα,
β,γ,δ位のそれぞれにトリル基を導入したポルフィ
リン化合物をハロゲン化して出発原料としたものであ
る。但し、後記実施例では、本発明の機構や生成物の構
造を精確に確認するため、上記ポルフィリン化合物のハ
ロゲン化によって得られる各種ハロゲン化ポリフィリン
の内から、ポルフィリン骨格のα,β,γ,δ位に位
置する4個のトリル基の内、一つのトリル基のみがハロ
ゲン化されたポルフィリン化合物のみを分離し、これを
第一工程においてチオアセチル化合物と反応させ、引き
続き第二第三の工程を実施してポルフィリン化合物の二
つを共役二重結合によって連結したポルフィリン二重体
を製造したものである。
上述したとこらから明らかなように、ハロゲン化ポルフ
ィリンとして同一分子内にハロゲンかされたトリル基を
2個以上含むものを使用して本発明方法を実施すれば、
各種のポルフィリン多量体を製造することが可能であ
る。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
尚、以下においてRはトリル基を意味する 実施例1 上記の第一の工程を実施する為、ポルフィリンブロミド
(4)1.5gと1,4−アセチルチオキシレン0.3gをTHF10ml
に溶かし、NaOH(0.1g)を2mlのMeOHに溶かした溶液を
加えて20℃で12時間かきまぜた。反応液に20mlの水をそ
そぎ、塩化メチレンで抽出した。抽出液を硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を留去した。このようにして得られ
た青色の結晶をCH2Cl2−CH3OHから再結晶して、0.9g(6
1%)の(5b)を得た。
この物質の物性を次に示す。
MS計算値C104H82N8S2 m/e1506 実測値m/e1509 UVλmax(CH2Cl2)419.5,515.5,554.0,592.0,0,647.01 HNMR(CDCl3)δ8.83(s,16H),δ8.14(d,J=7.8Hz,
4H),δ8.07(d,J=9.3Hz,4H),δ8.05(d,J=7.8Hz,
8H),δ7.65(d,J=7.8Hz,4H),δ7.53(d,J=7.8Hz,
4H),δ7.50(s,4H),δ7.49(d,J=8.8Hz,8H),δ
3.98(s,4H),δ3.92(s,4H),δ2.69(s,6H),δ2.
65(s,12H),δ−2.78(s,4H) 上記の第二の工程を実施する為、スルフィド型のポリル
フィリン二重体(5b)0.75gとメタパーベンゾイックア
シッド0.3gとを10mlの塩化メチレンに溶かし、25℃で12
時間かけ混ぜた。反応液を1Nの炭酸水素ナトリウム10ml
に注ぎ、塩化メチレンで抽出した。抽出液を硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を留去した。このようにして得ら
れた青色の結晶を再結晶して(6b)0.7g(89%)を得
た。
この物質の物性を次ぎに示す。
MS計算値C104H82O4N8S2 m/e1506 実測値m/e1571 UVλmax(CH2Cl2)419.0,517.0,551.5,592.0,0,646.51 HNMR(CDCl3)δ8.83(m,12H),δ8.78(d,J=4.9Hz,
4H),δ8.25(d,J=7.8Hz,4H),δ8.06(m,12H),δ
7.77(d,J=8.3Hz,4H),δ7.68(s,4H),δ7.52(m,1
2H),δ4.52(s,4H),δ4.44(s,4H),δ2.69(s,6
H),δ2.66(s,12H),δ−2.79(s,4H) 上記の第三の工程を実施する為、スルホン型のポルフィ
リン二重体(6b)0.76gをテトラヒドロフラン20mlに溶
かし、続いてt−C4H9OK0.1g,CCl40.1gを加え、25℃で
2時間かき混ぜた。反応液を水10mlに注ぎ、塩化メチレ
ンで抽出した。抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を留去して、青色結晶(7b)0.4g(54%)を得た。
この物質の物性を次に示す。
MS計算値C104H78N8 m/e1438,実測値m/e1438 UVλmax(CH2Cl2)421.0,518.5,554.5,591.5,647.51 HNMR(CDCl3)δ8.90(m,8H),δ8.86(m,8H),δ8.
24(d,4H),δ8.10(d,12H),δ7.94(d,4H),δ7.7
5(s,4H),δ7.56(d,12H),δ7.51(m,4H),δ2.71
(s,12H),δ2.68(s,6H),δ−2.75(s,4H) 実施例2 実施例1と同様にして得た各工程での物質とその物性を
以下順に示す。
第一の工程で得た物質とその物性 MS計算値C100H80N8S2 m/e1456 実測値m/e1456 UVλmax(CH2Cl2)419.5,516.5,553.0,590.5,648.51 HNMR(CDCl3)δ8.83(s,16H),δ8.18(d,J=7.8Hz,
4H),δ8.08(d,J=7.8Hz,4H),δ8.03(d,J=7.8Hz,
8H),δ7.75(d,J=7.8Hz,4H),δ7.54(d,J=7.8Hz,
4H),δ7.46(d,J=7.8Hz,8H),δ590(m,2H),δ4.
11(s,4H),δ3.42(d,J=5.4Hz,4H),δ2.69(s,6
H),δ2.62(s,12H),δ−2.78(s,4H) 第二の工程で得た物質とその物性 MS計算値C100H80N8S2 m/e1520 実測値m/e1520 UVλmax(CH2Cl2)419.0,516.5,552.0,591.0,648.01 HNMR(CDCl3)δ8.78(m,16H),δ8.28(d,J=7.8Hz,
4H),δ8.05(m,12H),δ7.85(d,J=8.3Hz,4H),δ
7.52(m,12H),δ6.28(m,2H),δ4.68(s,4H),,δ
4.00(s,4H),δ2.69(s,6H),δ2.65(s,12H),δ
−2.79(s,4H) 第三の工程で得た物質とその物性 MS計算値C100H76N8 m/e1388,実測値m/e1388 UVλmax(CH2Cl2)424,519,556,593,6501 HNMR(CDCl3)δ8.90(m,8H),δ8.86(m,8H),δ81
0(m,16H),δ7.76(m,4H),δ7.56(m,12H),δ7.5
0(m,4H),δ6.70(m,2H),δ2.70(s,12H),δ2.68
(s,6H),δ2.73(s,4H) 実施例3 第一の工程で得た物質は非常に酸化され易い為、直ちに
酸化して第二の工程の物質を得た。
MS計算値C98H78N8S2 m/e1494実測値m/e1494 UVλmax(CH2Cl2)419.5,516.0,552.0,593.0,648.01 HNMR(CDCl3)δ8.85(m,12H),δ8.70(d,J=5Hz,4
H),δ8.25(d,J=8Hz,4H),δ8.04(m,12H),δ7.6
5(m,4H),δ7.52(m,12H),δ4.36(s,4H),δ4.25
(s,4H),δ3.10(m,4H),δ2.69(s,6H),2.66(s,1
2H),δ−2.75(s,4H) 第三の工程で得た物質とその物性 MS計算値C98H74N8 m/e1386,実測値m/e1386 UVλmax(CH2Cl2)422,518,555,592,6481 HNMR(CDCl3)δ8.88(m,8H),δ8.84(m,8H),δ81
0(m,16H),δ7.76(m,4H),δ7.56(m,12H),δ7.4
2(m,4H),δ6.85(m,2H),δ2.71(s,12H),δ2.68
(s,6H),δ2.73(s,4H) 尚、以上の実施例で出発物として用いた(4)の物質の
物性は次の通りであった。
MS計算値C48H37N4Br m/e749,実測値m/e751 UVλmax(CH2Cl2)419.0,515.5.551.5,591.0,648.51 HNMR(CDCl3)δ8.82(m,8H),δ8.84(d,J=7.8Hz,2
H),δ8.09(d,J=7.8Hz,6H),δ7.77(d,J=7.8Hz,2
H),δ7.55(d,J=7.8Hz,6H),δ4.85(s,2H),δ2.
70(s,9H),δ2.78(s,2H) 〔発明の効果〕 本発明のポルフィリン多量体は、全体として共役二重結
合で構成されているポルフィリン化合物を、更に共役二
重結合で連結したものである為、ポルフィリン化合物以
上に高機能の有機感光材料,有機導電材料として利用さ
れることが期待されているものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】骨格 (骨格中の数字及びギリシア文字は位置を示す符号であ
    る。)を有するポルフィリン化合物同志が、α,β,
    γ,δ位のいずれかの間で の群から選ばれる共役二重結合によって互いに連結され
    ているポルフィリン多量体。
  2. 【請求項2】骨格 (骨格中の数字及びギリシア文字は位置を示す符号であ
    る。)を有するポルフィリン化合物同志を、各ポルフィ
    リン化合物のα,β,γ,δ位のいずれかに導入した−
    −CH2X(式中Xはハロゲンを意味する。)と −CH3COS−CH2 −CH3COS−CH2−CH2−SCOCH3−及び −CH3COS−CH2−CH=CH−CH2−SCOCH3−の群から選ばれ
    るチオアセチル化合物との間の求核置換反応により連結
    させてスルフィド型のポルフィリン多量体となす第一の
    工程;このスルフィド型のポルフィリン多量体を酸化し
    て対応するスルホン型のポルフィリン多量体となす第二
    の工程;このスルホン型のポルフィリン多量体を脱硫黄
    する第三の工程;の3工程からなることを特徴とする、
    請求項1記載のポルフィリン多量体の製造法。
JP32644089A 1989-12-15 1989-12-15 ポルフィリン多量体及びその製造法 Expired - Lifetime JPH07113031B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32644089A JPH07113031B2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 ポルフィリン多量体及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32644089A JPH07113031B2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 ポルフィリン多量体及びその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03188083A JPH03188083A (ja) 1991-08-16
JPH07113031B2 true JPH07113031B2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=18187829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32644089A Expired - Lifetime JPH07113031B2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 ポルフィリン多量体及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07113031B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5493017A (en) * 1992-08-14 1996-02-20 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Ring-metalated porphyrins
EP1363916A4 (en) * 2001-02-26 2006-06-28 Univ Pennsylvania EMISSIVE MULTICHROMOPHORIC SYSTEMS

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03188083A (ja) 1991-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5103878B2 (ja) 化学増幅型レジスト組成物の酸発生剤製造用スルホニウム化合物
JP2008063314A (ja) 環境調和型超原子価ヨウ素試剤
FR2921929A1 (fr) Procede de preparation de materiaux polymeriques dopes par des elements metalliques et materiaux obtenus par ce procede
CN103917533B (zh) 环状(聚)甘油硫酸酯及其制备和用途
Klein et al. The stereochemistry of thiane oxidation: Participation of neighboring groups
JP4397550B2 (ja) 芳香族カルボン酸の製造方法
JPH0782207A (ja) フルオレノンの製造方法およびそれに用いる酸化触媒
JPH03188083A (ja) ポルフィリン多量体及びその製造法
JPH0672918A (ja) ヨウ素化ベンジルジフェニルおよびその製法
JPS58164585A (ja) 新規ベンゾピラン化合物類
JP3057293B2 (ja) フェノール性化合物の製法
JP2652557B2 (ja) 有機ゲルマニウム化合物及びその製造方法
JPH09124613A (ja) 4,5−ジハロゲノ−6−ジハロゲノメチルピリミジン及びその製法
JP3968417B2 (ja) アミン抽出剤
JPS62174038A (ja) 環状ジヒドロキシジカルボン酸の製造法
US4058567A (en) Cyclopentene sulfoxides
JP2026048512A (ja) 有機超原子価塩素(v)化合物、その調製方法及び当該化合物の求電子剤としての使用
JPS6136513B2 (ja)
JPS5874633A (ja) カルボン酸類の製造法
JP3012933B1 (ja) ジチアナフタレノファン化合物とその製造方法
JPH0526791B2 (ja)
JP4257972B2 (ja) オキシメチルクラウン化クロメン
JPH10109990A (ja) フルオレセインモノエーテル体の製造方法
JPH03128358A (ja) イミダゾール誘導体
JPH083102A (ja) フッ素含有デヒドロアビエチン酸誘導体