JPH07117620A - 機械式着火センサ - Google Patents

機械式着火センサ

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Publication number
JPH07117620A
JPH07117620A JP27180593A JP27180593A JPH07117620A JP H07117620 A JPH07117620 A JP H07117620A JP 27180593 A JP27180593 A JP 27180593A JP 27180593 A JP27180593 A JP 27180593A JP H07117620 A JPH07117620 A JP H07117620A
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JP
Japan
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ball
drive shaft
ignition
movement
cylinder
Prior art date
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Application number
JP27180593A
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English (en)
Inventor
Teruhiko Koide
輝彦 小出
Katsutoshi Usui
克年 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トリガを外し得る力を確実に発生させること
ができ、かつ、外径サイズの小型化を図る。 【構成】 シリンダー46内に、車両急減速時の加速度
を慣性移動により検知する第1のボール44及び第2の
ボール45が配置される。第2のボール45は第1のボ
ール44よりも所定寸法小さく形成されて、第1のボー
ル44よりも小さな抵抗でシリンダー46を移動でき
る。慣性移動側に位置する第1のボール44には、着火
ピン56の移動を阻止しているドライブシャフト48の
一方の端部近傍が当接される。車両急減速時に、両ボー
ル44、45の慣性力が確実にドライブシャフト48へ
伝達される。従来では一個であったボールを2個に分け
たので、シリンダー46の径が小さくすみ、機械式着火
センサ28の外径が従来よりも小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機械式着火センサに係
り、さらに詳しくは、車両に取付けられ、乗員を保護す
るためのバッグを膨張させる機械式着火センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】エアバッグには機械式着火センサが装着
されており、例えばステアリングホイールに取付けられ
るタイプのエアバッグでは、この機械式着火センサによ
って車両急減速時等にバッグを膨張させてステアリング
ホイールと乗員との間にこれを介在させるようになって
いる。
【0003】図5に示すように、従来のこの種の機械式
着火センサ100は、球形のボール102を1個収容し
たシリンダー104及び雷管106へ向けて(矢印B方
向)付勢された着火ピン108とを備えている。
【0004】このボール102にはドライブシャフト1
10の一端部が当接しており、ドライブシャフト110
の他端部には、トリガ部材112が固着されている。
【0005】通常は、ドライブシャフト110は、バイ
アススプリング114を備えたバイアスピン116によ
って矢印B方向に押圧されており、これによって、ドラ
イブシャフト110がボール102をシリンダー104
内の所定位置に保持しており、トリガ部材112が着火
ピン108に係合して着火ピン108の雷管106方向
への移動を阻止している。
【0006】車両急減速時にボール102がバイアスス
プリング114の付勢力に抗して矢印C方向に慣性移動
し、ドライブシャフト110を反時計回り方向へ回転さ
せると、トリガ部材112と着火ピン108との係合が
解除されて着火ピン108が雷管106に衝突し、雷管
106が着火してガス発生物質(図示せず)を燃焼さ
せ、発生するガスによってバッグ(図示せず)が膨張す
るようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すように、こ
の種の機械式着火センサ100では、シリンダ104の
外径サイズdがセンサ外径サイズDの大きな部分を占め
ている。
【0008】また、車両急減速時にトリガを外し得る力
を発生させるには、一定以上のボール重量が必要であ
り、ボール径を大幅に下げることは困難である。したが
って、機械式着火センサの外径サイズDを大幅に下げる
ことが出来ず、シリンダ104の外径サイズdが機械式
着火センサを小型化する上での障害となっている。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、トリガを外し得る力を確実に発生さ
せることができ、かつ、外径サイズの小型化を図ること
ができる機械式着火センサを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る機械式着火
センサは、シリンダー内に移動自在に配設され車両急減
速を慣性移動により検知する第1のボールと、前記シリ
ンダー内に配設され前記第1のボールよりも所定寸法小
さい外径寸法を有すると共に、前記第1のボールの慣性
移動方向とは反対側に前記第1のボールと対になって配
置され、車両急減速を慣性移動により検知する第2のボ
ールと、前記第1ボールの慣性移動方向側の端部に係合
し、前記第1のボール及び前記第2のボールを所定位置
に保持すると共に車両急減速時には前記第1ボール及び
前記第2の慣性移動によって回動されるドライブシャフ
トと、雷管に作用してエアバッグを膨張させると共に常
に雷管に衝突方向へ付勢された着火ピンと、前記着火ピ
ンに係合し着火ピンの移動を阻止すると共に車両急減速
時に前記ドライブシャフトと共に回動して着火ピンの移
動阻止を解除するトリガ部材と、前記トリガ部材が車両
急減速時に前記着火ピンの移動阻止を解除する方向と反
対方向へ前記ドライブシャフトを押圧する押圧部材と、
を備えたことを特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成によれば、車両急減速時になると、第
1のボール及び第2のボールが慣性移動して、ドライブ
シャフトが大きく回動する。このため、ドライブシャフ
トのトリガ部材と着火ピンとの係合状態が解除され、付
勢された着火ピンが雷管に衝突してエアバッグを膨張さ
せる。この結果、車両急減速時の衝撃から乗員が保護さ
れる。一方、通常走行時(通常時)は、ドライブシャフ
トに設けられたトリガ部材が着火ピンに係合して、着火
ピンの移動が阻止される。
【0012】ここで、第2のボールの外径が第1のボー
ルの外径より小さいので、慣性移動時には、第2のボー
ルの方が第1のボールよりも移動し易く、第1のボール
と第2のボールとは必ず接触した状態でドライブシャフ
トを押圧することができ、第1のボールの慣性力と第2
のボールの慣性力とを合計した慣性力がドライブシャフ
トへ確実に作用する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4に
基づいて説明する。
【0014】図4には、本発明に係る機械式着火センサ
の一例が適用されたエアバッグ装置10をステアリング
ホイ−ル18に取り付けた状態の一部断面図が示されて
いる。
【0015】エアバッグ装置10のエアバッグ装置本体
12は、ステアリングホイール18のハブ18Aに固着
された支持プレート16へボルト32等でベ−スプレ−
ト14を固定することにより、ステアリングホイール1
8へ取り付けられるようになっている。
【0016】この支持プレ−ト16の略中央部で後述す
る機械式着火センサに対応する位置にはレリ−ズピン3
4が突設されている。このレリーズピン34は、後述す
る固定装置の作動を解除するためのものである。
【0017】前記ベースプレート14へはエアバッグ袋
体20、エアバッグカバー22、インフレータ24がそ
れぞれ取り付けられている。
【0018】エアバッグ袋体20は、ベースプレート1
4の乗員側(図4における矢印B側)へ折り畳まれた状
態で配置されている。このエアバッグ袋体20は、その
開口側の縁がベースプレート14の略中央部にリングプ
レート26を介して取り付けられている。リングプレー
ト26は図示しないボルトでベースプレート14へ締め
つけられ、前記開口側の縁をベースプレート14へ押し
つけている。
【0019】エアバッグカバー22はベースプレート1
4の乗員側(図4における矢印B側)に配置されて、ベ
ースプレート14との間にエアバッグ袋体20を格納し
ている。このエアバッグカバー22には、その周囲に図
示しない枠状の芯金が埋設され、この芯金を介してリベ
ット等によりベースプレート14へ取付けられている。
また、エアバッグカバー22のインフレータ24と対向
する部分には、薄肉部22Aが形成され、この薄肉部2
2Aで破断され易いようになっている。
【0020】インフレータ24は略円柱形状で、ベース
プレート14の中央部の円孔へ貫通されていると共に、
一部がエアバッグ袋体20に挿入された状態で配置され
ている。インフレータ24は、ベースプレート14の反
乗員側(図4における矢印C側)の面にそのフランジ2
4Aが固着されることにより取り付けられている。
【0021】また、このインフレータ24には、後述す
る機械式着火センサ28によって燃焼が開始されるガス
発生物質30が封入されている。ガス発生物質30は燃
焼によって分解して大量のガスを放出し、図示しないフ
ィルタを通過した前記ガスがエアバッグ袋体20を膨張
させるようになっている。ガス発生物質30としては、
例えばアジ化ナトリウムを含有するものがある。
【0022】インフレータ24の軸芯部には、機械式着
火センサ28が配設されている。ガス発生物質30と機
械式着火センサ28との間には、雷管36(図1参照)
及び図示しない伝爆剤が機械式着火センサ28と同軸上
に配設されており、雷管36が発火すると火花が前記伝
爆剤へ案内されると共に熱エネルギーに変換され、この
熱で前記伝爆剤が大量のガスを発生するようになってい
る。
【0023】以下に、この機械式着火センサ28につい
て詳述する。機械式着火センサ28は、円筒形をしてお
り、図1に示すように、軸線中央部で軸線と直交する面
で分割された下側ケース40と上側ケース38とを有し
ており、下側ケース40と上側ケース38とは外ケース
39に挿入され固定されている。
【0024】上側ケース38内には、機械着火式エアバ
ッグセンサの慣性体、即ち車両急減速時の加速度を慣性
移動により検知する第1のボール及び第2のボール45
が配置されている。本実施例では、第1のボール44及
び第2のボール45は円筒形のシリンダー46内に挿入
されており、シリンダー46は、上側ケース38内に軸
線が上側ケース38の軸線と平行となるように配設され
固定されている。
【0025】ここで、第1のボール44は、外径d1が
シリンダー46の内径d2よりも若干小さくされてお
り、シリンダー46内を移動自在となっている。一方、
第2のボール45は、外径d3が第1のボール44の外
径d1よりも所定寸法小さくされており、第1のボール
44よりも小さな抵抗でシリンダー46を移動すること
ができる。
【0026】本実施例では、第1のボール44が下側ケ
ース40側(矢印C方向側)配設され、第2のボール4
5が下側ケース40側とは反対側(矢印B方向側)に配
設されている。
【0027】上記構成とすることにより、第1のボール
44及び第2のボール45に矢印C方向の急激な加速度
が作用すると第1のボール44及び第2のボール45が
シリンダー46内を下側ケース40に向かって移動す
る。
【0028】上側ケース38と下側ケース40との互い
に対向する端面には、収容部42が形成されている。第
1のボール44の下側ケース40側端部には、下側ケー
ス40と上側ケース38との境に沿って収容部42内へ
配置されたドライブシャフト48の一方の端部近傍(図
3参照)が当接されている。
【0029】図2に示すように、ドライブシャフト48
の他方の端部には、断面略半円状の棒状部材からなるト
リガ部材としての係止片52がドライブシャフト48の
軸方向と直交して取り付けられており、この係止片52
の両端に設けられた一対の回転軸52A,52Bを介し
てドライブシャフト48が上側ケース38及び下側ケー
ス40に軸支されている。これによって、ドライブシャ
フト48は、回転軸52A,52Bを中心として起伏回
動可能になっている。
【0030】図1に示すように、下側ケース40には、
上側ケース38側の端部に穴53が形成されている。こ
の穴53は下側ケース40の軸線に沿って形成されてお
り、押圧部材を構成するバイアスピン54が移動自在に
挿入されている。バイアスピン54は、穴53の底側
(図1の矢印C側)の半分が小径部54Aとなってお
り、この小径部54Aに、押圧部材の他の一部を構成す
るバイアススプリング50が巻装されている。このバイ
アススプリング50は、下側ケース40に形成された穴
53の底部に当接しており、バイアスピン54を上側ケ
ース38側(図1の矢印B側)へ付勢している。
【0031】これにより、バイアスピン54の上側ケー
ス38側の端部は、ドライブシャフト48の長手方向中
間部を押圧し、この結果、ドライブシャフト48の一方
の端部近傍が、バイアススプリング50の付勢力により
第1のボール44を押圧している。
【0032】収容部42内には、着火ピン56が収容さ
れており、着火ピン56は車両急減速時に上側ケース3
8及び下側ケース40のそれぞれの軸心方向に形成され
た案内路66,68に沿って下側ケース40側から上側
ケース38側へ移動可能となっている。
【0033】図1に示すように、着火ピン56は、軸部
56Aとこの軸部56Aの長手方向中間部に設けられた
段付きつば部58とを備えている。軸部56Aには、段
付きつば部58の図1における矢印C側の部分に、圧縮
コイルスプリング72が巻装されている。圧縮コイルス
プリング72は、一方が段付きつば部58に当接し、他
方が下側ケース40に形成された環状穴73の底部に当
接して、着火ピン56を雷管36へ向かう方向(矢印B
方向)へ押圧付勢している。なお、軸部56Aの雷管3
6側の端部は、円錐形に形成されている。
【0034】段付きつば部58は、第1の円盤形状部6
2と当該第1の円盤形状部62の先端側に同軸状に且つ
幾分小径に形成された第2の円盤形状部64とを含んで
構成されており、第1の円盤形状部62と第2の円盤形
状部64との境目の部分に段部60が形成されている。
【0035】図1に示す着火ピン移動阻止状態において
は、係止片52の一方(同図における矢印C側)の先端
は、着火ピン56の段部60へ係止されている。
【0036】第2の円盤形状部64の外周面には、図1
ないし図2に示すように、テーパが形成されており、こ
のため、図1に示す着火ピン移動阻止状態において、係
止片52の先端部と当該第2の円盤形状部64との間
に、前記係止片52の先端部が当接するのを回避する逃
げ部70(図3参照)が形成されている。
【0037】なお、ドライブシャフト48の係止片52
の矢印C側の先端部には、実際には円弧状面取り部分
(図示省略)が形成されており、この円弧の半径Rの寸
法精度は、ドライブシャフト48が車両急減速時に第1
のボ−ル44及び第2のボール45に所定の慣性力が作
用した時に所定のタイミングで円滑に回動するような精
度で仕上げられている。
【0038】また、この係止片52の着火ピン56に対
向する側の面には、図2に示すように、作用の説明のと
ころで後述する着火ピン56の移動時に、着火ピン56
が当該係止片52に当たらないように凹部52Cが形成
されている。
【0039】下側ケース40側の前記収容部42には、
ドライブシャフト48のボール移動方向側(図1におけ
る矢印C方向側)に固定装置74が配置されている。こ
の固定装置74は、ドライブシャフト48の起伏回動を
規制することにより、不要な時に、着火ピン56が移動
するのを防止するためのもので、実際には、ねじりコイ
ルばね(図示省略)とこのねじりコイルばねの一方の延
設部が嵌合自在のロックピン(図示省略)とから構成さ
れる。そして、この固定装置74の作動状態では、ドラ
イブシャフト48の起伏回動が不可能となっている。
【0040】次に、本実施例の作用等を説明する。エア
バッグ装置本体12が車体に取り付けられた状態では、
レリーズピン34により固定装置74が解除されてい
る。
【0041】車両走行中、通常の減速時になると、第1
のボール44及び第2のボール45が図1の矢印C方向
へ減速程度に応じた慣性移動をする。これにより、ドラ
イブシャフト48が回転軸52A,52Bを中心として
図1における反時計回りに僅かに回動するが、前記通常
の減速状態では、バイアスピン54へ加わるバイアスス
プリング50の付勢力の方が第1のボール44及び第2
のボール45へ加わる慣性力よりも大きいため、ドライ
ブシャフト48の係止片52が着火ピン56の段付きつ
ば部58から外れることはない。
【0042】次に、車両急減速時になった場合には、第
1のボール44及び第2のボール45へ加わる慣性力
が、前記通常の減速時に第1のボール44及び第2のボ
ール45へ加わる慣性力よりもはるかに大きくなる。こ
のため、第1のボール44及び第2のボール45は図1
の矢印C方向へ大きく慣性移動する。
【0043】ここで、第1のボール44の外径d1がシ
リンダー46の内径d2よりも若干小さいだけなので、
第1のボール44には、慣性移動時に第1のボール44
の移動方向(矢印C方向)とは反対方向の制動力FD
作用するが、第2のボール45は外径d3が第1のボー
ル44の外径d1よりもさらに所定寸法小さいので、慣
性移動時には、殆ど制動力が作用しない。即ち、慣性移
動時には、第2のボール45の方が第1のボール44よ
りも移動し易いので、第1のボール44と第2のボール
45とは必ず接触した状態で矢印C方向へ慣性移動する
ことができ、第1のボール44の慣性力m1G(ここ
で、m1:第1のボール44の質量、G:車両減速時の
加速度)と第2のボール45の慣性力m2G(ここで、
2:第2のボール45の質量、G:車両減速時の加速
度)とを合計した慣性力(m1G+m2G)から制動力F
D を引いた力Fがドライブシャフト48へ確実に作用す
る。
【0044】第1のボール44及び第2のボール45が
矢印C方向へ慣性移動すると、ドライブシャフト48は
回転軸52A,52Bを中心として図1における反時計
回りにより多く回動する。これにより、ドライブシャフ
ト48の係止片52が、着火ピン56の段付きつば部5
8から外れる。この結果、着火ピン56は圧縮コイルス
プリング72の付勢力により、雷管36の方向へ、案内
路66,68に沿って下側ケース40側から上側ケース
38側へ移動する。
【0045】前記移動する着火ピン56は雷管36へ衝
突し、この雷管36を発火させる。この火花は、伝爆剤
(図示省略)で成長されて熱エネルギーに変換され、ガ
ス発生物質30を反応させる。このガス発生物質30で
発生した大量のガスは、フィルタ(図示省略)を通過し
た後エアバッグ袋体20内へ案内され、これを膨張させ
る。
【0046】膨張したエアバッグ袋体20は、乗員とス
テアリングホイール18との間に介在され、乗員を車両
急減速時の衝撃から有効に保護する。
【0047】ところで、従来タイプの機械式着火センサ
では、一個のボールで1本のドライブシャフトを押圧す
る構成としていたが、本実施例では、移動方向に直列に
配置した第1のボール44及び第2のボール45を用い
る構成としたので、従来タイプよりもシリンダー46の
外径を小さくすることが可能となる。
【0048】即ち、従来の1個のボールの質量と第1の
ボール44及び第2のボール45の質量を同一とし、従
来の一個のボールと第1のボール44及び第2のボール
45の直径を比較すると、第1のボール44及び第2の
ボール45の直径は従来の一つのボールの直径の約79
%となり、ドライブシャフト48の押圧力を従来と同等
にして、機械式着火センサ28の外径を従来よりも小さ
くすることが可能となる。
【0049】なお、第2のボール45の外径d3を第1
のボール44の外径d1以上とすると、慣性移動時に第
1のボール44よりも第2のボール45に大きな制動力
が作用するため、第1のボール44と第2のボール45
とが離間し、ドライブシャフト48を押圧する力が減少
し、この結果、ドライブシャフト48の係止片52が着
火ピン56の段付きつば部58から外れなくなる恐れが
ある。このため、第2のボール45の外径d3は必ず第
1のボール44の外径d1よりも小さくしなければなら
ない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の機械式着
火センサによれば、車両急減速時にドライブシャフトを
押圧するボールをシリンダー内に2個配置するように構
成したので、シリンダー径を小径化して、外径サイズの
小型化を図ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る機械式着火センサの概略断面図
である。
【図2】図1の固定装置部分を除く各部品の分解斜視図
である。
【図3】図1の円A内部分の拡大図である。
【図4】図1の機械式着火センサが装着されたエアバッ
グ装置がステアリングホイールに取付けられた状態を示
す概略断面図である。
【図5】従来例に係る機械式着火センサの概略断面図で
ある。
【符号の説明】
20 エアバッグ袋体(エアバッグ) 28 機械式着火センサ 36 雷管 44 第1のボール 45 第2のボール 46 シリンダー 48 ドライブシャフト 50 バイアススプリング(押圧部材) 52 係止片(トリガ部材) 54 バイアスピン(押圧部材) 56 着火ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダー内に移動自在に配設され車両
    急減速を慣性移動により検知する第1のボールと、 前記シリンダー内に配設され前記第1のボールよりも所
    定寸法小さい外径寸法を有すると共に、前記第1のボー
    ルの慣性移動方向とは反対側に前記第1のボールと対に
    なって配置され、車両急減速を慣性移動により検知する
    第2のボールと、 前記第1ボールの慣性移動方向側の端部に係合し、前記
    第1のボール及び前記第2のボールを所定位置に保持す
    ると共に車両急減速時には前記第1ボール及び前記第2
    の慣性移動によって回動されるドライブシャフトと、 雷管に作用してエアバッグを膨張させると共に常に雷管
    に衝突方向へ付勢された着火ピンと、 前記着火ピンに係合し着火ピンの移動を阻止すると共に
    車両急減速時に前記ドライブシャフトと共に回動して着
    火ピンの移動阻止を解除するトリガ部材と、 前記トリガ部材が車両急減速時に前記着火ピンの移動阻
    止を解除する方向と反対方向へ前記ドライブシャフトを
    押圧する押圧部材と、を備えたことを特徴とする機械式
    着火センサ。
JP27180593A 1993-10-29 1993-10-29 機械式着火センサ Pending JPH07117620A (ja)

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JP (1) JPH07117620A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2755765A1 (fr) * 1996-11-12 1998-05-15 Boutet Paul Capteur analogique d'acceleration lineaire

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2755765A1 (fr) * 1996-11-12 1998-05-15 Boutet Paul Capteur analogique d'acceleration lineaire

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