JPH07120595B2 - 磁気ヘッド用巻線機 - Google Patents

磁気ヘッド用巻線機

Info

Publication number
JPH07120595B2
JPH07120595B2 JP63272118A JP27211888A JPH07120595B2 JP H07120595 B2 JPH07120595 B2 JP H07120595B2 JP 63272118 A JP63272118 A JP 63272118A JP 27211888 A JP27211888 A JP 27211888A JP H07120595 B2 JPH07120595 B2 JP H07120595B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
winding
magnetic core
guide
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63272118A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02119111A (ja
Inventor
正一 我田
徳太郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP63272118A priority Critical patent/JPH07120595B2/ja
Publication of JPH02119111A publication Critical patent/JPH02119111A/ja
Publication of JPH07120595B2 publication Critical patent/JPH07120595B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えばビデオテープレコーダ(VTR)の磁
気ヘッドに用いる磁気コアの微小な巻線孔に巻線を自動
的に施すための巻線機に関する。
[従来の技術] 第17図はVTR用の磁気ヘッド1の一例を示すもので、一
対のハーフコア2a,2bを接合した磁気コア2が台板3の
頂部に固定され、ハーフコア2a,2bの間に形成された巻
線孔4にはワイヤ5が巻き付けられている。この磁気コ
ア2においては巻線孔4がギャップ6の近くになるよう
にかつその大きさを小さくするように設定しており、こ
れにより磁気特性を向上させるようにしている。その結
果、巻線孔4が磁気ヘッド1の側面の巻掛部7より上側
に位置することになり、巻線が第18図に示すように外側
に向かうに従い下降するよう傾斜している。
上記のような磁気ヘッド1は、情報記録の高密度化に伴
いますます小型化されており、近年では、0.35×0.3mm
□の巻線孔4に、0.01mmφの巻線をおよそ5〜10回程度
施すことが要求される。このような作業は非常に緻密な
作業であり、従来は人手によって行なわれていたが、熟
練を要する作業であり、能率も悪いので最近その機械化
が図られ、種々の装置が提案されている。
特開昭61−259515号公報に記載されたものはその一例で
あり、これは、コアを所定位置で保持する回動可能なコ
ア保持手段と、コアの巻線孔にワイヤに挿通するワイヤ
挿通手段と、このワイヤをチャックして巻線孔から引き
出す引き出し手段と、引き出したワイヤをコアの外側に
巻き付ける巻き付け手段とを備えた構成となっている。
上記巻き付け手段は、コア保持手段を中心に旋回可能な
旋回アームに開閉爪を有する旋回チャックが該旋回アー
ムに沿って摺動自在に設置されているもので、巻線孔か
ら引き出されたワイヤの一端を上記旋回チャックにより
保持しつつ旋回アームを旋回させ、コアに巻線を施すよ
うに構成されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のような従来の技術においては、巻
き付けの都度旋回アームを旋回させる必要があるから巻
き付けに時間がかかり、能率の向上が不充分であるとい
う解決すべき課題があった。
また、このような巻線装置においては、巻き付けが終わ
ったワイヤを巻き付けた状態で保持するために開閉自在
な押さえ爪を設けているが、この先端の当接部がワイヤ
を充分押さえることができず、ワイヤの巻き戻りが生じ
るなどの課題もあった。
第1請求項に記載の発明は前記事情に鑑みてなされたも
ので、磁気コアの両側にそれぞれワイヤの押込装置とワ
イヤ引出装置を備えることで、従来の如くワイヤを把持
するアームを保持台の周囲で回動させることがなく、巻
き付け作業を迅速にすることができるとともに、ガイド
ダイスを回転部材に偏心させて取り付けることで1つの
ガイドダイスで磁気コアの両側においてワイヤのガイド
ができ、しかも迅速な巻き付け作業に対応してガイドダ
イスの移動ができる巻線機の提供を目的とする。
第2請求項に記載の発明は前記事情に鑑みてなされたも
ので、前記の効果に加え、磁気コアの巻線孔に巻き付け
たワイヤを巻き付け工程途中に損傷させることなく確実
に押さえ、巻き付け工程を円滑にすることができる巻線
機の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記のような課題を解決するために、この発明はその第
1請求項において、一対のハーフコアを接合してなり、
これらハーフコア間に形成された巻線孔を介して各ハー
フコアにワイヤが巻き付けられる磁気コアを直立させた
状態で水平面内で回動自在に保持する保持台と、この保
持台の両側にそれぞれ保持台に対して進退自在に設置さ
れ、ワイヤを把持しつつ前進することによりワイヤの先
端を磁気コアの巻線孔に押し込む一対の押込装置と、上
記保持台に対して押込装置の反対側に設置された一対の
ワイヤ引出装置を備えてなる磁気ヘッド用巻線機であっ
て、 前記保持台の近傍に、保持台に対して接近離間自在かつ
水平面内で回動自在に回転部材を設け、この回転部材の
下部に回転部材の回転中心に対して偏心させてガイドダ
イスが取り付け、このガイドダイスにワイヤの先端を巻
線孔に案内するテーパ孔を有するガイド孔が形成すると
ともに、前記ガイドダイスの取付位置の偏心量を、ガイ
ドダイスの偏心回動により、前記ガイド孔を磁気コアの
巻線孔の一側の開口部近傍と他側の開口部近傍の双方に
望ませ得る大きさに形成してなるものである。
また、第2請求項の発明にあっては、上記保持台に、磁
気コアの側面に当接して磁気コアに巻き付けられたワイ
ヤの緩みを防止するワイヤクランプが磁気コアに対して
接近離間自在に設けられているとともに、該ワイヤクラ
ンプの当接端部には柔軟性を有するワイヤ押さえ部材が
取り付けたものである。
[作用] 上記の構成の巻線機においては、一方の側の押込装置を
前進させてワイヤ先端をガイド部材を挿通して巻線孔に
導き、さらに押込装置を前進させて巻線孔に押し込み、
その先端を他方の引出装置で引き出した後、保持台を半
回転させるとワイヤがハーフコアに半分巻き付けられ
る。ここで、和の先端を他方の側の押込装置に持ち替え
てこの押込装置を前進させ、一方の側の引出装置で引き
出すと、ワイヤがハーフコアに1回巻き付けられる。こ
れを順次繰り返せば、多数回の巻線が施される。以上の
工程では、巻き付けを保持台を回転することによって行
うので巻き付けが迅速に行われる。
一旦巻き付けたワイヤは、押込装置や引出装置によって
巻き締められるが、これらが緩められるときは、先端に
柔軟性部材が取り付けられたワイヤクランプにより押さ
えられることにより、締め付けが緩むことはない。ま
た、ガイドダイスを回転部材に偏心させて取り付けるこ
とで1つのガイドダイスで磁気コアの両側においてワイ
ヤのガイドができるので、磁気コアを保持する保持台を
回動させるとともに、保持台の両側にそれぞれ設けたワ
イヤの押込装置と引出装置を用いて磁気コアの巻線孔に
ワイヤを巻き付ける構成の巻線機を使用する際に、ガイ
ドダイスを回転させることで磁気コアの巻線孔にそのど
ちら側からワイヤを通す際でも1つのガイドダイスで対
応可能になる。また、ガイドダイスは回動部材に偏心さ
せて取り付けられ、その回転半径はごく小さいので、ガ
イドダイスの移動が迅速になされる結果、保持台の両側
にワイヤの押込装置と引出装置が設けられて素早く巻線
が施される巻線機であっても、ガイドダイスの移動は巻
線工程に容易に追従する。
[実施例] 以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
第1図は、この発明の磁気ヘッド用巻線機の構成(右側
半分のみ)を示すもので、左右に広がる基台8の中央部
に磁気コアを保持する保持台10、その上方から後方にか
けてワイヤ案内装置20、保持台10の左右両側にワイヤ5
を巻線孔6に押し込む押込装置50、その両側に巻線孔6
を挿通したワイヤ5を把持し引き出す引出装置80が順次
配列されている。
第2図は保持台10を示すもので、昇降自在かつ水平面内
で回転自在なテーブル11上に台板3を直立させて保持す
る固定部12が設けられており、さらに台板3を固定する
クランプ13と、台板3に当接してがたをなくすための押
し付け装置15が設けられている。なお、14は、巻線中の
ワイヤの緩みを防止するために、コアの側面を押さえる
ワイヤクランプであり、金属製の針金の先端に柔軟性を
有する例えばシリコンゴムなどから成るワイヤ押さえ部
材14aが取り付けられて構成され、図示しない駆動機構
により開閉されるようになっている。
第3図はワイヤ案内装置20を示している。このワイヤ案
内装置20は、巻線機の中央後方に立設された支持板21に
対してスライド機構22を介して昇降自在に取り付けられ
た第1取付板23と、この第1取付板23にスライド機構24
を介して前後進退自在に取り付けられた第2取付板25
と、この第2取次板25の前端に垂下して取り付けられた
ガイドダイス保持部材26とを備えて構成されている。こ
のガイドダイス保持部材26は、第2取付板25の先端に軸
受に垂直にかつ水平面内回動自在に支持された筒状部
(回転部材)27とその下端の保持部28とからなり、保持
部28にはガイドダイス29がその位置を上記筒状部27の回
転中心に対して偏心させて取り付けられている。上記筒
状部27にはタイミングプーリ30が取り付けられ、このタ
イミングプーリ30は第2取付板25の後端側に設けられた
位置切換用シリンダ31により回転されるギア32とタイミ
ングベルト33を介して連絡され、この位置切換用シリン
ダ31の作動により筒状部27を反転させて上記ガイドダイ
ス29の位置を磁気コア4に対して左右対称位置に切り換
えるようにしている。なお、上記の上下方向及び前後方
向のスライド機構22,24は、それぞれスライド板34,35
と、駆動用シリンダ36,37と位置決めストッパ(図示
略)から構成されている。また、第2取付板25の先端の
L字金具40にはダイス開閉用シリンダ41が設置され、こ
のシリンダ41の作動端は筒状部27を挿通して上記ガイド
ダイス29の開閉機構(図示略)に連結されており、この
ダイス開閉用シリンダ41の作動によりガイドダイス29を
開閉するようにしている。ガイドダイス29は磁気コア4
の直前に置かれてワイヤ5を巻線孔6に導くもので、超
硬素材からなる一対の平板29aが上記保持部28に上端で
ピン接続されて開閉自在になっており、閉止時にはテー
パ孔42と細孔43とからなるガイド孔44(第12図参照)が
形成されるようになっている。
上記基台8には、スライド機構45を介して左右移動自在
に支持されたベースプレート46が設置され、基第8の端
部に設置された駆動モータ47及び減速機48を備えた駆動
機構49により左右に移動されるようになっている。そし
て、このベースプレート46上に、押込装置50及び引出装
置80が設けられている。
押込装置50は、第4図ないし第7図に示すように、ベー
スプレート46上に設置された第1基板52と、この第1基
板52上に設置されたシリンダ53により昇降される第2基
板54と、この第2基板54の前端の軸受55により水平面内
回動自在に支持された支持筒56と、この支持筒56の下端
に取り付けられた押込部57とを備えて構成され、第2基
板54の上面には上記支持筒56の外周に固定したタイミン
グプーリ58とタイミングベルト59を介して接続されたス
テッピングモータ60が設置されている。上記押込部57
は、上記支持筒56の下端に取り付けられた枠体61にハン
ドガイド62及びハンドクランプ63が設けられているもの
で、それぞれ一対の刃状体64,65が基部66,69に上端で枢
着されて開閉自在になっている。ハンドガイド62の基部
66にはガイド孔67が形成され、これを枠体61に設置した
ガイドバー68に挿通させて摺動自在に取り付けられてい
る。一方、ハンドクランプ63の基部69は枠体61に固定さ
れており、ハンドクランプ63との間には互いを離間する
方向に付勢するバネ70が取り付けられている。ハンドガ
イド62はワイヤ5をガイドするためのもので、その刃状
体64は、第8図に示すように、平面視においては一方が
凹部71、他方が凸部72を有しており、これらが互いに嵌
合する形状となっている。またその横断面においては、
その厚さ中央にV字溝73が形成され、このV字溝73は凹
部71と凸部72が噛み合った状態でその中央にワイヤ7を
挿通する程度の穴が形成される寸法に設定されている。
ハンドクランプ63はワイヤ5を挾持するものであり、両
刃状体65が噛み合った状態でワイヤ5を一定の力で把持
するようになっている。従って、両者が離間した状態で
刃状体64,65の間にワイヤを挟み、駆動モータ47を作動
して押込装置50を保持台10側に進めると、ハンドガイド
62がワイヤ案内装置20に設けたストッパ(図示略)によ
り移動を規制され、以後はハンドクランプ63のみが前進
してワイヤ5がハンドガイドのV字溝73より押し出され
るようになっている。第2基板54の先端に固定したL字
金具74にはハンドガイド62及びハンドクランプ63を開閉
せしめるハンド開閉用シリンダ75が設けられている。
上記引出装置80は、ベースプレート46上に保持台10の左
右に延びて敷設されたガイドレール81上を移動自在に設
置された引出装置基板82上に設置されており、ベースプ
レート46にはシグシリンダ80aが設けられて引出装置基
板82を保持台10に向けて押し出すようになっている。引
出装置80は吸引装置83とテンションハンド84とから構成
され、吸引装置83は図示しないガイド機構を介して引出
装置基板82に対して左右移動自在に設置された箱状の吸
引部本体85と、この吸引部本体85から保持台10側に延び
て設けられた吸引ノズル86とからなり、吸引部本体85の
端部には、引出装置基板82の端部に設置したノズル用シ
リンダ87のロッド端部が接続されて吸引部本体85を左右
に移動するようにしている。吸引ノズル86は図示しない
吸気ポンプに連通されており、また、吸引ノズル86の基
端には吸引部本体85側に向かうほど広がるようにテーパ
88が形成されている。引出装置基板82上の吸引ノズル86
の両側には、一対のアーム89がその基端においてピン90
により水平面内で回動自在に取り付けられており、その
先端は吸引ノズル86の先端に臨む位置で互いに突き合わ
せられて上記テンションハンド84を構成している。そし
て、アーム89の間には両者を突き合わせる方向に付勢す
るばね部材89aが設けられ、各アーム89の吸引ノズル86
に向かう面には、吸引ノズル86の上記テーパ88と平行に
斜面91が形成されており、ノズル用シリンダ87の作動に
より吸引ノズル86が前進するとテーパ88と斜面91とが係
合し、上記ばね部材の付勢に抗してアーム89が広げられ
るようになっている。上記吸引ノズル86は、第9図に示
すように、細径のパイプ92の先端よりやや内側を上下か
ら板状の治具で押圧し、開口側を偏平なラッパ部93にす
るとともに押圧部の断面を横に広がるスリット94に形成
したものである。このスリット94とV字溝73及び巻線孔
4との位置関係は、第10図に示すように、スリット94が
高さ方向において巻線孔4の目標位置に来るとともに、
ハンドガイド62が左右から同時に近付き、V字溝73の斜
面でガイドしつつワイヤ5を左右方向において目標位置
に運ぶようになっている。
なお、第11図に示すように、保持台10の近傍には2つの
ワイヤ押さえ装置100,110が設置されている。第1のワ
イヤ押さえ装置100は、水平な駆動軸101とその両側の腕
部102とからなるコ字状のワイヤ押さえアーム103が、腕
部102を保持台10の両側に対称に位置させて設けられて
いる。そして、駆動軸101を回動させる駆動装置(図示
略)と腕部102の下降位置を決めるためのストッパ(図
示略)が付設されており、後述するように、ワイヤ5を
巻き付けるときに腕部102を下降させてワイヤ5を押さ
え、磁気コア2にワイヤ5を水平に対して傾斜させた状
態で巻き付けるようにしている。
また、第2のワイヤ押さえ装置110は、保持台10の一方
の側に、上記第1のワイヤ押さえ装置100より近い位置
に設置され、図示するように駆動軸111とその端部の腕
部112とから構成され、駆動装置及びストッパ(図示
略)を備えている。この第2のワイヤ押さえ装置110
は、後述するように、巻き付け作業が一方のハーフコア
2aから他方のハーフコア2bに移る際に、両ハーフコア2
a,2bの巻線を連絡する渡り線5a(第18図参照)が巻線孔
4の中に位置するとそれ以降の巻線作業の障害となるの
で、渡り線5aを巻線孔4の下端部に位置させるためのも
のである。
さらに、この巻線機には、上述した装置の他、ワイヤ供
給装置、ワイヤを適当な長さで切断する装置、巻線が済
んだ磁気コアを新規の磁気コアと交換する装置及びその
他の付属的装置が設けられている。
以下、上記のように構成された巻線機により巻線を施す
工程を第12図ないし第14図を参照して説明する。
説明を簡略化するために、ワイヤ5の供給及び巻き始め
の過程については省略し、ワイヤ5が一方のハーフコア
2aに巻線孔4の上方から巻き始められ、数回巻き付けら
れた状態から説明する。
巻き付けられたワイヤ5は磁気コア2の側面においてワ
イヤクランプ14により押さえられており、ワイヤ5が緩
んでも巻き付け部が緩むことはないようになっている。
そして、ワイヤ5の先端を押込装置50が把持した状態に
おいて、案内装置20においてはガイドダイス29を台板3
と押込装置50との間の上方に待機させている。押込装置
50が後退した後、案内装置20の昇降用駆動シリンダ36が
作動してガイドダイス保持部材26が下降し、所定位置に
おいて停止する(第12図(イ)参照)。押込装置50にお
いては、ハンドガイド62を保持台10側に向けてハンドク
ランプ63がその後方に所定間隔離れた状態でワイヤ5を
把持して待機しており、その状態で駆動モータ47が作動
して押込部57が保持台10に向けて前進する(同図(ロ)
参照)。さらに押込部57が前進すると、ハンドガイド62
がワイヤ案内装置20に設けられたストッパにより移動を
規制され、ハンドクランプ63のみが前進してワイヤ5を
ハンドガイド62のV字溝73を通して押し出す。これによ
り、ワイヤ先端がガイドダイス29のテーパ孔42から細孔
43に導かれ、ガイド孔44を挿通して磁気コア2の巻線孔
4より他方側に突出する。
磁気コア2の他方側では、引出装置80が所定の状態にお
いて待機している。すなわち、駆動モータ47(ジグシリ
ンダ80a)の作動により引出装置基板82が前進させら
れ、さらにノズル用シリンダ87により吸引部本体85が前
進させられ、吸引ノズル86のテーパ部88がテションハン
ド84のアーム89の斜面91と係合してアーム89が左右に押
し広げられ、吸引ノズル86の先端が磁気コア2に臨ませ
られている(第13図(イ)参照)。そして、押し出され
たワイヤ5は吸引ノズル86により吸引されてスリット部
94より内側に引き込まれる(第12図(ロ)(ハ)参
照)。この状態でノズル用シリンダ87が収縮作動してア
ーム89が閉じられ、ワイヤ5が把持される(第12図
(ニ)及び第13図(ロ)参照)。ワイヤ5は吸引ノズル
86により上下方向の位置を一定とした状態で、しかも吸
引されて張力をかけられた状態で左右から均等に閉じる
アーム89により把持されるから、その位置が常に一定に
保たれる。
その後、ワイヤ案内装置20と押込装置50において、それ
ぞれダイス開閉用シリンダ41とハンド開閉用シリンダ75
を作動してガイドダイス29、ハンドガイド62及びハンド
クランプ63を開き、昇降用シリンダ36,53を作動して上
方に逃がす(第12図(ホ)参照)。
このとき、磁気コア2の側面はワイヤクランプ14により
押さえられており、保持台10が、ワイヤ5が押さえられ
ている側が遠くなるように約45度傾動され(第13図
(ハ)、第14図(イ)参照)、その状態で引出装置基板
82が後退させられてワイヤ5が巻線孔4より引き出さ
れ、ワイヤ5に一定の張力が付与されて磁気コア2の一
面に巻き付けられる(第13図(ニ)参照)。この工程に
おいては、磁気コア2が傾斜しているのでワイヤ5が巻
線孔4の角で鈍角を形成するように曲がり、従って、ワ
イヤ5が磁気コア2の巻線孔4の角において滑らかに動
き、ワイヤ5の締めけが充分になされるとともに、ワイ
ヤ5が巻線孔4の角で擦れて断線することが防止され
る。
ワイヤ5が緊張させられた状態でワイヤクランプ14が解
除されるとともに、第1ワイヤ押さえ装置100の駆動軸1
01が回転させられ、腕部102が所定の位置まで下降して
ワイヤ5を第14図(ロ)、第15図に示すように上から押
さえ、そこで保持台10が逆回りほぼ135度回転させられ
る(第13図(ホ)(ヘ)参照)。これにより、ワイヤ5
が磁気コア2の面において外が低くなるように傾斜して
巻き付けられる。このとき、ワイヤ5が緊張させられた
状態で磁気コア2が順次傾動するので、上記と同じよう
にワイヤ5が充分締め付けられる。磁気コア2が基準の
位置に戻ったときにワイヤ5が1回巻き付けられ、ワイ
ヤクランプ14が閉じられて巻き付けられたワイヤ5が磁
気コア2の側部に固定される。
上記のように一回の巻線工程が終わると、次は前回と異
なる側の押込装置50及び引出装置80により巻線が行われ
る。すなわち、第12図ないし第14図において左側の引出
装置80が後退した状態において、左の押込装置50の押込
部57が各刃状体64,65を開いた状態で引出装置80側に近
付けられ、下降させられる。刃状体64,65を閉じること
によりワイヤ5をハンドガイド62でガイドしつつハンド
クランプ63で把持する(第14図(ニ)参照)。次に、押
込装置50のステッピングモータ60が作動して押込部57が
反転させられてハンドガイド62及びワイヤ5先端が保持
台10に向けられる(第14図(ホ)参照)。ここでワイヤ
案内装置の位置切換シリンダ31が作動して保持部28が反
転させられ、ガイドダイス29の位置を左側に移動した後
下降させられ、磁気コア2の左側に位置させられる。駆
動モータ47が作動して押込装置50が保持台10に向けて移
動させられる。以下、上述した過程が繰り返されて次の
巻線が施される。
磁気コア2への巻線は、一方のハーフコア2aの巻線孔4
の上端からスタートし、下端に順次移行するが、上記の
ように巻線過程における磁気コア2への締め付けを充分
行いかつワイヤ5のテンションを適当な値に制御すれ
ば、ワイヤ5の押し込み位置を変えなくても巻線位置が
順次ずれていき、ワイヤ5が重ならずかつ間に隙間のな
い状態で巻線が施される。
磁気コア2の一方のハーフコア2aに上から下に向けて所
定の回数の巻線が施された後、他方のハーフコア2bに巻
線が下から上に向けて行われる。このとき、第16図に示
すように、一方から押し込まれたワイヤ5の先端を引出
装置80によって把持した後第2のワイヤ押さえ装置110
が作動し、上方より腕部112が下降してワイヤ5を下に
向けて押さえ、その状態で引出装置80によりワイヤ5を
引き出すことによりハーフコア2a,2bの間を移行する渡
り線5aを巻線孔4の下端に位置させるようにする。これ
によって、以降の巻線工程において渡り線5aが新たに押
し込まれるワイヤ5と干渉しないようになる。
[発明の効果] 以上詳述したように、第1請求項の発明は、磁気コアの
両側にそれぞれワイヤの押込装置とワイヤ引出装置を備
え、保持台の近傍に、保持台に対して接近離間自在かつ
水平面内で回動自在に回転部材を設け、この回転部材の
下部に回転部材の回転中心に対して偏心させてガイドダ
イスを取り付け、このガイドダイスにワイヤの先端を巻
線項に案内するテーパ孔を有するガイド孔を形成すると
ともに、前記ガイドダイスの取付位置の偏心量を、ガイ
ドダイスの偏心回動により、磁気コアの巻線孔の一方の
開口部近傍と他方の開口部近傍にダイス孔を望ませ得る
大きさに形成してなるものであるので、一方の側の押込
装置を前進させてワイヤを巻線孔に押し込み、その先端
を他方の側の引出装置で引き出した後、保持台を半回転
させ、ワイヤの先端を他方の側の押込装置に持ち替てこ
の押込装置を前進させ、一方の側に引出装置で引き出し
て把持した状態で保持台をさらに半回転するとワイヤが
ハーフコアに1回巻き付けられ、これを順次繰り返すこ
とにより、保持台を回転することによって巻き付けが行
われるから、従来のようにワイヤを把持するアームを保
持台の周囲に回動する場合に比較して巻き付けが迅速に
行われるとともに、駆動機構が小さくて済み、装置も小
型化することができる。更に、ガイドダイスを回転部材
に偏心させて取り付けることで1つのガイドダイスで磁
気コアの両側においてワイヤのガイドができるので、磁
気コアを保持する保持台を回動させるとともに、保持台
の両側にそれぞれ設けたワイヤの押込装置と引出装置を
用いて磁気コアの巻線孔にワイヤを巻き付ける構成の巻
線機を使用する際に、ガイドダイスを回転させることで
磁気コアの巻線孔にそのどちら側からワイヤを通す際で
も1つのガイドダイスで対応可能になる。従ってガイド
ダイスを磁気コアの保持台の両側に設ける必要はなく、
両側に設ける場合に比べて装置構成を簡略化できる効果
がある。
また、ガイドダイスは回動部材に偏心させて取り付けら
れ、その回転半径は磁気コアを中心に磁気コアと干渉し
ないようにすれば良いので小さくなり、よって、ガイド
ダイスの移動が迅速になされる結果、保持台の両側にワ
イヤの押込装置と引出装置が設けられて素早く巻線が施
される巻線機であっても、ガイドダイスの移動は巻線工
程に容易に追従し、結果的に保持台の両側に押込装置と
引出装置を設ける構成の巻線機の巻線速度を阻害するこ
となく巻線作業ができる。
また、第2請求項の発明は、保持台に、磁気コアの側面
に当接してワイヤの緩みを防止するワイヤクランプを磁
気コアに対して開閉自在に設け、該ワイヤクランプの先
端に柔軟性を有するワイヤ押さえ部材を取り付けたこと
により、前記第1請求項の発明で得られる効果に加え、
ワイヤを持ち替える際に巻線の緩みがなく、上記の工程
を円滑に進行せしめるという効果を奏するものである。
更に、柔軟性を有するワイヤ押さえ部材を介してワイヤ
を押さえるので、ワイヤの被覆層を傷めるおそれがな
く、ワイヤを損傷させるおそれが少ない効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の平面図、第2図は保持台
の斜視図、第3図は案内装置の斜視図、第4図は押込装
置及び引出装置の斜視図、第5図は押込装置の正面図、
第6図は押込装置の側面図、第7図はハンドクランプの
断面図、第8図はハンドガイドの刃状体を示す斜視図、
第9図は吸引ノズルの先端の斜視図、第10図は吸引ノズ
ルのスリット部とハンドガイドのV字溝及び磁気コアの
巻線孔の位置関係を示す図、第11図はワイヤ押さえ装置
の斜視図、第12図ないし第14図はワイヤの巻き付けを行
う過程を示す略図、第15図及び第16図はワイヤ押さえの
作用を示す斜視図、第17図は磁気ヘッドの斜視図、第18
図は磁気コアの斜視図である。 2……磁気コア、2a、2b……ハーフコア、4……巻線
孔、5……ワイヤ、 10……保持台、14……ワイヤクランプ、 14a……ワイヤ押さえ部材、27……筒状部(回転部
材)、 29……ガイドダイス(ガイド部)、42……テーパ孔、44
……ガイド孔、 50……押込装置、80……引出装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のハーフコアを接合してなり、これら
    ハーフコア間に形成された巻線孔を介して各ハーフコア
    にワイヤが巻き付けられる磁気コアを直立させた状態で
    水平面内で回動自在に保持する保持台と、この保持台の
    両側にそれぞれ保持台に対して進退自在に設置され、ワ
    イヤを把持しつつ前進することによりワイヤの先端を磁
    気コアの巻線孔に押し込む一対の押込装置と、上記保持
    台に対して押込装置の反対側に設置された一対のワイヤ
    引出装置を備えてなる磁気ヘッド用巻線機であって、 前記保持台の近傍に、保持台に対して接近離間自在かつ
    水平面内で回動自在に回転部材が設けられ、この回転部
    材の下部に回転部材の回転中心に対して偏心させてガイ
    ドダイスが取り付けられ、このガイドダイスにワイヤの
    先端を巻線孔に案内するテーパ孔を有するガイド孔が形
    成されるとともに、前記ガイドダイスの取付位置の偏心
    量が、ガイドダイスの偏心回動により前記ガイド孔を磁
    気コアの巻線孔の一側の開口部近傍と他側の開口部近傍
    の双方に望ませ得る大きさに形成されてなることを特徴
    とする磁気ヘッド用巻線機。
  2. 【請求項2】上記保持台には、磁気コアの側面に当接し
    て磁気コアに巻き付けられたワイヤの緩みを防止するワ
    イヤクランプが磁気コアに対して接近離間自在に設けら
    れているとともに、該ワイヤクランプの当接端部には柔
    軟性を有するワイヤ押さえ部材が取り付けられているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気ヘッド
    用巻線機。
JP63272118A 1988-10-28 1988-10-28 磁気ヘッド用巻線機 Expired - Lifetime JPH07120595B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63272118A JPH07120595B2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 磁気ヘッド用巻線機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63272118A JPH07120595B2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 磁気ヘッド用巻線機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02119111A JPH02119111A (ja) 1990-05-07
JPH07120595B2 true JPH07120595B2 (ja) 1995-12-20

Family

ID=17509340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63272118A Expired - Lifetime JPH07120595B2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 磁気ヘッド用巻線機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07120595B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6091614A (ja) * 1983-10-25 1985-05-23 Toshiba Corp 巻線機
JPS6174316A (ja) * 1984-09-19 1986-04-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 巻線装置
JPS61259515A (ja) * 1985-05-14 1986-11-17 Citizen Watch Co Ltd トロイダルコアへの巻線方法及びその装置
JPS62206807A (ja) * 1986-03-06 1987-09-11 Akira Dousaka 巻線方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02119111A (ja) 1990-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2925469B2 (ja) 自動巻線機
CN101110335A (zh) 线圈绕线机及绕线方法
JPS62202384A (ja) テ−プ巻き取り装置
JPS6148243B2 (ja)
JPH07120595B2 (ja) 磁気ヘッド用巻線機
JPH0734410B2 (ja) 磁気ヘッドの巻線方法
JPH0734411B2 (ja) 磁気ヘッド用巻線機
JPH07120594B2 (ja) 磁気ヘッド用巻線機
JPH0793222B2 (ja) 磁気ヘッド用巻線機
JPS61501481A (ja) 電線端部に接続部材を圧着する圧着機
JP3791850B2 (ja) 金属より線曲げ装置
JP2568417Y2 (ja) 印刷機の版万力装置
JPH01259516A (ja) 巻線装置
JPS61259515A (ja) トロイダルコアへの巻線方法及びその装置
JPS61180417A (ja) 巻線装置
JP3035087B2 (ja) ドラムコアの巻線方法及び装置
JPS6174318A (ja) 巻線装置
JP3479127B2 (ja) 横型帯鋸盤の鋸刃ガイド
JP2002270452A (ja) トロイダルコアの巻線機
JP2008245479A (ja) 導線へのテンション付与装置及び導線走行装置
JPH038088B2 (ja)
JPH0380406A (ja) ダブルアジマス磁気ヘッドの巻線方法及び装置
JP2000260652A (ja) トロイダル巻線装置
JP3024226B2 (ja) フック式巻線機
JPH03220706A (ja) コイル巻線機