JPH07122010B2 - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents
塩化ビニル系樹脂組成物Info
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- JPH07122010B2 JPH07122010B2 JP26870789A JP26870789A JPH07122010B2 JP H07122010 B2 JPH07122010 B2 JP H07122010B2 JP 26870789 A JP26870789 A JP 26870789A JP 26870789 A JP26870789 A JP 26870789A JP H07122010 B2 JPH07122010 B2 JP H07122010B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、粉末(粉体)スラッシュ成形に際し特に要求
される粉体流動特性に優れ、しかも得られた成形加工品
が従来のものよりも表面艶消し性と耐熱変形性に優れて
いるという、工業的利用価値の極めて高い塩化ビニル系
樹脂組成物に関する。
される粉体流動特性に優れ、しかも得られた成形加工品
が従来のものよりも表面艶消し性と耐熱変形性に優れて
いるという、工業的利用価値の極めて高い塩化ビニル系
樹脂組成物に関する。
(従来の技術) 近年、塩化ビニル樹脂系の粉末(粉体)スラッシュ成形
品の需要が急増している。こほ粉末(粉体)スラッシュ
成形法は所望の成形金型内にその内面に沿って合成樹脂
を焼結して、一体の融合物を作る方法であるが、これに
用いられる合成樹脂組成物は粉体流動特性、とくに一度
加熱された回収樹脂組成物において粉体流動特性に優れ
ていることが要求されている。
品の需要が急増している。こほ粉末(粉体)スラッシュ
成形法は所望の成形金型内にその内面に沿って合成樹脂
を焼結して、一体の融合物を作る方法であるが、これに
用いられる合成樹脂組成物は粉体流動特性、とくに一度
加熱された回収樹脂組成物において粉体流動特性に優れ
ていることが要求されている。
(発明が解決しようとする課題) とりわけ現在の成形加工に際しては加熱を受けた過剰分
の組成物を回収し、これを次の成形工程で再使用すると
いう方法が取られているため、樹脂分は幾度となく加熱
を受け、その度に粒度が大きく成長し、粉体流動特性を
損ねることが成形加工上の問題となっていた。
の組成物を回収し、これを次の成形工程で再使用すると
いう方法が取られているため、樹脂分は幾度となく加熱
を受け、その度に粒度が大きく成長し、粉体流動特性を
損ねることが成形加工上の問題となっていた。
また、この成形方法で得られた成形品は、表面の艶が消
えた高級な風合いの要求される用途や耐熱変形特性の要
求される用途が非常に多いにも拘らず、未だ不充分な場
合が多い。
えた高級な風合いの要求される用途や耐熱変形特性の要
求される用途が非常に多いにも拘らず、未だ不充分な場
合が多い。
とくに現在行われている艶消し方法は成形金型内面に微
細な絞り模様を施すことによって達成されていたため、
金型の反復使用と共に金型内面の劣化による成形品表面
の艶消し性の低下が問題となっているほか、コストアッ
プの原因ともなっていた。
細な絞り模様を施すことによって達成されていたため、
金型の反復使用と共に金型内面の劣化による成形品表面
の艶消し性の低下が問題となっているほか、コストアッ
プの原因ともなっていた。
したがって、本発明の目的は粉末(粉体)スラッシュ成
形加工に際し、加熱を受けた過剰分の組成物を反復使用
しても、その粉体流動特性を損なうことがなく、しかも
金型に依存せずに成形品に優れた表面艶消し性と耐熱変
形性を付与することのできる、塩化ビニル系樹脂組成物
を得ようとするものである。
形加工に際し、加熱を受けた過剰分の組成物を反復使用
しても、その粉体流動特性を損なうことがなく、しかも
金型に依存せずに成形品に優れた表面艶消し性と耐熱変
形性を付与することのできる、塩化ビニル系樹脂組成物
を得ようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的達成するため研究を進めた結果見出
されたもので、 (a)テスラヒドロフランに対する不溶解分が1〜50重
量%、膨潤倍率が、5.0以上、溶解分の平均重合度が500
〜1500である、1種もしくは2種以上の懸濁重合によっ
て得られた塩化ビニル系共重合体:100重量部、 (b)平均粒子径が2μm以下で、平均重合度が500〜2
000の塩化ビニル系ペースト樹脂:1〜30重量部、 (c)可塑剤:30〜150重量部、 (d)平均粒子径が0.1μm以下の合成炭酸カルシウム:
0.1〜10重量部、 からなる塩化ビニル系樹脂組成物としたことを要旨とす
るものである。
されたもので、 (a)テスラヒドロフランに対する不溶解分が1〜50重
量%、膨潤倍率が、5.0以上、溶解分の平均重合度が500
〜1500である、1種もしくは2種以上の懸濁重合によっ
て得られた塩化ビニル系共重合体:100重量部、 (b)平均粒子径が2μm以下で、平均重合度が500〜2
000の塩化ビニル系ペースト樹脂:1〜30重量部、 (c)可塑剤:30〜150重量部、 (d)平均粒子径が0.1μm以下の合成炭酸カルシウム:
0.1〜10重量部、 からなる塩化ビニル系樹脂組成物としたことを要旨とす
るものである。
これを説明すると、まず本発明の樹脂組成物において
(a)成分として用いられる塩化ビニル系共重合体は、
上記した特定量のテトラヒドロフラン(以下単にTHFと
称する)不溶解分を含有し、特定範囲以上の膨潤倍率を
有するものであるが、この塩化ビニル系共重合体には塩
化ビニル単量体と1分子中に区なくとも2個のエチレン
性二重結合を有する化合物とを共重合させて得られたも
のを、1種または2種以上の混合物として使用すること
ができる。
(a)成分として用いられる塩化ビニル系共重合体は、
上記した特定量のテトラヒドロフラン(以下単にTHFと
称する)不溶解分を含有し、特定範囲以上の膨潤倍率を
有するものであるが、この塩化ビニル系共重合体には塩
化ビニル単量体と1分子中に区なくとも2個のエチレン
性二重結合を有する化合物とを共重合させて得られたも
のを、1種または2種以上の混合物として使用すること
ができる。
ここで用いられるエチレン性二重結合を有する化合物と
しては、比較的低分子量の分子中に複数個のエチレン性
二重結合を有するジエン系ポリマーであって、例えば1,
4−トランス−ブタジエンポリマー、1,4−シス−ブタジ
エンポリマー、1,2−ブタジエンポリマー、ポリブタジ
エンの末端基を置換した。α,ω−ポリブタジエングリ
コールおよびα,ω−ポリブタジエンジカルボン酸、1,
4−トランス−イソプレンホモポリマー、1,4−シス−イ
ソプレンホモポリマー、クロロプレンホモポリマー、ス
チレン−ブタジエンコポリマー、アクリルニトリル−ブ
タジエンコポリマーなどが使用されるほか、多官能性単
量体化合物、例えばジアリルフタレート、ジアリルマレ
ート、ジアリルアジペート等のジアリルエステル類、エ
チレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート等のジあるいはトリ(メタ)アク
リルエステル類、トリアリルシアヌレート、ジビニルベ
ンゼン、エチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジエ
ン、メタクリル酸ビニル、クロトン酸ビニル、アジピン
酸ジビニルなどが使用される。
しては、比較的低分子量の分子中に複数個のエチレン性
二重結合を有するジエン系ポリマーであって、例えば1,
4−トランス−ブタジエンポリマー、1,4−シス−ブタジ
エンポリマー、1,2−ブタジエンポリマー、ポリブタジ
エンの末端基を置換した。α,ω−ポリブタジエングリ
コールおよびα,ω−ポリブタジエンジカルボン酸、1,
4−トランス−イソプレンホモポリマー、1,4−シス−イ
ソプレンホモポリマー、クロロプレンホモポリマー、ス
チレン−ブタジエンコポリマー、アクリルニトリル−ブ
タジエンコポリマーなどが使用されるほか、多官能性単
量体化合物、例えばジアリルフタレート、ジアリルマレ
ート、ジアリルアジペート等のジアリルエステル類、エ
チレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート等のジあるいはトリ(メタ)アク
リルエステル類、トリアリルシアヌレート、ジビニルベ
ンゼン、エチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジエ
ン、メタクリル酸ビニル、クロトン酸ビニル、アジピン
酸ジビニルなどが使用される。
この共重合は懸濁重合法により行われるもので、その
際、これと共重合し得る他のモノマー、例えば酢酸ビニ
ル、エチレン、プロピレン、塩化ビニリデン、アクリル
ニトリル、およびその他のアクリル系モノマーを少量併
用することは差し支えない。
際、これと共重合し得る他のモノマー、例えば酢酸ビニ
ル、エチレン、プロピレン、塩化ビニリデン、アクリル
ニトリル、およびその他のアクリル系モノマーを少量併
用することは差し支えない。
塩化ビニルに対する上記エチレン性二重結合を有する化
合物の望ましい共重合比は、そのエチレン性二重結合を
有する化合物の種類に応じ個々に決定されるので、これ
を画一的に述べることはできないが、いずれの生成共重
合体についても、THFに対する不溶解分が1〜50重量
%、好ましくは7〜30重量%、膨潤倍率が5以上、溶解
分の平均重合度が500〜1500という要件を満足する必要
がある。これはTHFに対する不溶解分が1重量%未満で
あると、成形時の粉体流動性、成形品の艶消し性、耐熱
変形性の改良効果が小さく、逆にこれが50重量%を超え
ると、加工性が著しく悪くなり成形作業が困難となる。
そして、THFに対する膨潤倍率が5未満のときも、同様
に成形時の粉体流動性、成形品の艶消し性、耐熱変形性
等の改良効果が小さくなる。また、溶解分の平均重合度
が500未満のときは得られる成形品の機械的強度が低下
し、1500超えると加工性が低下する。
合物の望ましい共重合比は、そのエチレン性二重結合を
有する化合物の種類に応じ個々に決定されるので、これ
を画一的に述べることはできないが、いずれの生成共重
合体についても、THFに対する不溶解分が1〜50重量
%、好ましくは7〜30重量%、膨潤倍率が5以上、溶解
分の平均重合度が500〜1500という要件を満足する必要
がある。これはTHFに対する不溶解分が1重量%未満で
あると、成形時の粉体流動性、成形品の艶消し性、耐熱
変形性の改良効果が小さく、逆にこれが50重量%を超え
ると、加工性が著しく悪くなり成形作業が困難となる。
そして、THFに対する膨潤倍率が5未満のときも、同様
に成形時の粉体流動性、成形品の艶消し性、耐熱変形性
等の改良効果が小さくなる。また、溶解分の平均重合度
が500未満のときは得られる成形品の機械的強度が低下
し、1500超えると加工性が低下する。
なお、本発明においてTHFに対する不溶解分(または溶
解分)および膨潤倍率は下記の条件で測定した値で定義
されるものである。
解分)および膨潤倍率は下記の条件で測定した値で定義
されるものである。
THFに対する不溶解分(または溶解分)および膨潤倍率
の測定: サンプル1gを100mlの比色管に入れ、これにTHFを80ml加
え、常温で充分に振とうする。75〜85℃の湯浴に比色管
を入れ、加熱振とうする。これを5分間行う。常温まで
冷却して100mlの標線までTHFを入れ、再びよく振とうす
る。一昼夜静置後、THF不溶解部分の容積を読み取り、
これをTHFを入れる前の樹脂の見掛け容積で割り、得ら
れた値を膨潤倍率する。
の測定: サンプル1gを100mlの比色管に入れ、これにTHFを80ml加
え、常温で充分に振とうする。75〜85℃の湯浴に比色管
を入れ、加熱振とうする。これを5分間行う。常温まで
冷却して100mlの標線までTHFを入れ、再びよく振とうす
る。一昼夜静置後、THF不溶解部分の容積を読み取り、
これをTHFを入れる前の樹脂の見掛け容積で割り、得ら
れた値を膨潤倍率する。
次に、上澄みの部分を10mlのピペットで抜取り、THFを
乾燥除去し、樹脂分を精秤し(W)、その10倍を最初の
サンプル量1gで割り、これを100倍した値をTHF可溶分と
した。また不溶解分は下記の式により算出される。
乾燥除去し、樹脂分を精秤し(W)、その10倍を最初の
サンプル量1gで割り、これを100倍した値をTHF可溶分と
した。また不溶解分は下記の式により算出される。
(b)成分としての塩化ビニル系ペースト樹脂は、乳化
重合法、溶液重合法等により得られる、平均重合度が50
0〜2000で平均粒子径が2μm以下のものである。得ら
れた樹脂の平均重合度が500未満のものは引張り、引き
裂き強度等の要求特性が満足されず、また2000を超える
ものは加工性が低下し、さらに平均粒子径が2μmを超
えると粉体流動性が改善されないので本発明には不適当
である。なお、この塩化ビニル系ペースト樹脂はこれに
用いられる塩化ビニル単量体に、上記(a)成分と同様
のこれと共重合し得るモノマー、例えば、酢酸ビニル、
エチレン、プロピレン、塩化ビニリデン、アクリルニト
リル等を少量併用しても差し支えない。
重合法、溶液重合法等により得られる、平均重合度が50
0〜2000で平均粒子径が2μm以下のものである。得ら
れた樹脂の平均重合度が500未満のものは引張り、引き
裂き強度等の要求特性が満足されず、また2000を超える
ものは加工性が低下し、さらに平均粒子径が2μmを超
えると粉体流動性が改善されないので本発明には不適当
である。なお、この塩化ビニル系ペースト樹脂はこれに
用いられる塩化ビニル単量体に、上記(a)成分と同様
のこれと共重合し得るモノマー、例えば、酢酸ビニル、
エチレン、プロピレン、塩化ビニリデン、アクリルニト
リル等を少量併用しても差し支えない。
(c)成分としての可塑剤は従来塩化ビニル樹脂の軟質
成形品の製造に使用されているものであれば特に問題が
なく、これには例えば、ジブチルフタレート、ジ−(2
−エチルヘキシル)フタレート等のフタル酸エステル
類;ジオクチルアジペート、ジオクチルセバケート等の
脂肪族多塩基酸のアルキルエステル類;トリクレシルホ
スフェート等のりん酸アルキルエステル類;その多低重
合度ポリエステル等が例示される。
成形品の製造に使用されているものであれば特に問題が
なく、これには例えば、ジブチルフタレート、ジ−(2
−エチルヘキシル)フタレート等のフタル酸エステル
類;ジオクチルアジペート、ジオクチルセバケート等の
脂肪族多塩基酸のアルキルエステル類;トリクレシルホ
スフェート等のりん酸アルキルエステル類;その多低重
合度ポリエステル等が例示される。
(d)成分としての平均粒子径が0.1μm以下の合成炭
酸カルシウムは、主に炭酸ガス反応法および可溶性塩反
応法によって得られるもので、天然の炭酸カルシウムに
比べて粒子の形状が均一で、粒径のバラツキも小さいと
いう利点を持つものであるが、平均粒子径が0.1μmを
超えるときは分散性が悪くなり、外観を損ねるばかりで
なく、繰返し熱を受けたときの粉体流動特性の向上が望
めなくなる。
酸カルシウムは、主に炭酸ガス反応法および可溶性塩反
応法によって得られるもので、天然の炭酸カルシウムに
比べて粒子の形状が均一で、粒径のバラツキも小さいと
いう利点を持つものであるが、平均粒子径が0.1μmを
超えるときは分散性が悪くなり、外観を損ねるばかりで
なく、繰返し熱を受けたときの粉体流動特性の向上が望
めなくなる。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物を構成するこれらの4
成分の配合割合は、(a)成分としての塩化ビニル系共
重合体100重量部に対し、(b)成分としての塩化ビニ
ル系ペースト樹脂を1〜30重量部(好ましくは5〜20重
量部)、(c)成分としての可塑剤を30〜150重量部
(好ましくは50〜100重量部)、(d)成分としての平
均粒子径が0.1μm以下の合成炭酸カルシウムを0.1〜10
重量部(好ましくは0.1〜4重量部)とする必要があ
る。これは(b)成分が1重量部未満ではべたつきが大
きく加工性が困難となり、30重量部を超えると分散性が
悪くなる上、経済性に問題がある。また(c)成分が30
重量部未満では硬度の低下のほかに引張り強さ、引き裂
き等の物性が低下するので好ましくなく、150重量部を
超えると、粉体流動特性が著しく低下して加工困難とな
り本発明の効果が得られない。さらに(d)成分が0.1
重量部未満では本発明の効果が得られず、10重量部を超
えると硬度、引張り強さ、引き裂き強さ等の物性が低下
するので好ましくない。
成分の配合割合は、(a)成分としての塩化ビニル系共
重合体100重量部に対し、(b)成分としての塩化ビニ
ル系ペースト樹脂を1〜30重量部(好ましくは5〜20重
量部)、(c)成分としての可塑剤を30〜150重量部
(好ましくは50〜100重量部)、(d)成分としての平
均粒子径が0.1μm以下の合成炭酸カルシウムを0.1〜10
重量部(好ましくは0.1〜4重量部)とする必要があ
る。これは(b)成分が1重量部未満ではべたつきが大
きく加工性が困難となり、30重量部を超えると分散性が
悪くなる上、経済性に問題がある。また(c)成分が30
重量部未満では硬度の低下のほかに引張り強さ、引き裂
き等の物性が低下するので好ましくなく、150重量部を
超えると、粉体流動特性が著しく低下して加工困難とな
り本発明の効果が得られない。さらに(d)成分が0.1
重量部未満では本発明の効果が得られず、10重量部を超
えると硬度、引張り強さ、引き裂き強さ等の物性が低下
するので好ましくない。
なお本発明の組成物には、さらに必要に応じ、安定剤、
滑剤、離型剤、充てん剤、着色剤、その他抗酸化剤、紫
外線吸収剤等、各種の添加剤を配合してもよいことは従
来の同様である。
滑剤、離型剤、充てん剤、着色剤、その他抗酸化剤、紫
外線吸収剤等、各種の添加剤を配合してもよいことは従
来の同様である。
(実施例) 以下、本発明の具体的態様を実施例および比較例により
説明するが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲におい
て、以下の実施例の記載に限定されるものではない。
説明するが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲におい
て、以下の実施例の記載に限定されるものではない。
下記の材料を用いて、別表に示す実施例1〜7および比
較例1〜2の9種類の混合物を調製した。
較例1〜2の9種類の混合物を調製した。
塩化ビニル系共重合体: TK−700(THF不溶解分:0%、膨潤倍率:0、THF溶解分平
均重合度:680、懸濁重合品、信越化学工業(株)製) TK−800(THF不溶解分:0%、膨潤倍率0、THF溶解分平
均重合度:830、懸濁重合品、同前) GR−800(THF不溶解分:20重量%、膨潤倍率:5.0、THF溶
解分平均重合度760、懸濁重合品、同前) GR−1300(THF不溶解分:25重量%、膨潤倍率:15.0、THF
溶解分平均重合度:1100、懸濁重合品、同前) 塩化ビニル系ペースト樹脂: (平均粒子径:1μm以下、平均重合度:1500) 可 塑 剤: DL−911P(フタル酸エステル系、シェル化学(株)製) 安 定 剤: エポキシ化大豆油 バリウム・亜鉛系安定剤 合成炭酸カルシウム: 白艶華CC(平均粒径0.04μm、白石カルシウム(株)
製) 白艶華CCR(平均粒径0.08μm、同前) ヘンシェルスーパーミキサーに(a)成分の塩化ビニル
系樹脂のバリウム・亜鉛系安定剤とを投入して加熱しな
がら攪拌混合する。材料温度が80℃に達したときに、エ
ポキシ化大豆油の全量と(c)成分の可塑剤を半量を投
入して引き続き昇温攪拌混合する。
均重合度:680、懸濁重合品、信越化学工業(株)製) TK−800(THF不溶解分:0%、膨潤倍率0、THF溶解分平
均重合度:830、懸濁重合品、同前) GR−800(THF不溶解分:20重量%、膨潤倍率:5.0、THF溶
解分平均重合度760、懸濁重合品、同前) GR−1300(THF不溶解分:25重量%、膨潤倍率:15.0、THF
溶解分平均重合度:1100、懸濁重合品、同前) 塩化ビニル系ペースト樹脂: (平均粒子径:1μm以下、平均重合度:1500) 可 塑 剤: DL−911P(フタル酸エステル系、シェル化学(株)製) 安 定 剤: エポキシ化大豆油 バリウム・亜鉛系安定剤 合成炭酸カルシウム: 白艶華CC(平均粒径0.04μm、白石カルシウム(株)
製) 白艶華CCR(平均粒径0.08μm、同前) ヘンシェルスーパーミキサーに(a)成分の塩化ビニル
系樹脂のバリウム・亜鉛系安定剤とを投入して加熱しな
がら攪拌混合する。材料温度が80℃に達したときに、エ
ポキシ化大豆油の全量と(c)成分の可塑剤を半量を投
入して引き続き昇温攪拌混合する。
材料温度が100℃に達したときに、可塑剤の残量を加
え、材料温度が120℃になるまで、さらに昇温攪拌混合
する。材料温度が120℃になったら通水により冷却し、
材料温度が40℃以下になったときに、(b)成分の塩化
ビニル系ペースト樹脂と(d)成分の合成炭酸カルシウ
ムとを投入して攪拌混合する。
え、材料温度が120℃になるまで、さらに昇温攪拌混合
する。材料温度が120℃になったら通水により冷却し、
材料温度が40℃以下になったときに、(b)成分の塩化
ビニル系ペースト樹脂と(d)成分の合成炭酸カルシウ
ムとを投入して攪拌混合する。
混合終了後、得られた混合物をミキサーより排出し、JI
S規格合格の40メッシュふるいを通過させて、各パウダ
ーコンパウンドを得た。
S規格合格の40メッシュふるいを通過させて、各パウダ
ーコンパウンドを得た。
それぞれについて下記の方法で粉体流動特性および加工
性を評価した。また、このコンパウンドを210℃に加熱
した鉄板上に厚さ約2mmでコーティングし、これを内温
が300℃に調整された加熱炉に移して50分間焼結した。
得られたシートについて表面艶消し性および耐熱変形性
を下記の方法で評価し、それぞれの結果を表に示した。
性を評価した。また、このコンパウンドを210℃に加熱
した鉄板上に厚さ約2mmでコーティングし、これを内温
が300℃に調整された加熱炉に移して50分間焼結した。
得られたシートについて表面艶消し性および耐熱変形性
を下記の方法で評価し、それぞれの結果を表に示した。
コンパウンドの粉体流動特性: 下記の各温度および条件にて塩化ビニル樹脂試験方法
(JIS K−6721)のかさ比重測定装置を用い、かさ比重
測定操作で得られた100mlの組成物の落下時間を3回測
定して平均値を求め、その結果を表に併記した。
(JIS K−6721)のかさ比重測定装置を用い、かさ比重
測定操作で得られた100mlの組成物の落下時間を3回測
定して平均値を求め、その結果を表に併記した。
条件I:コンパウンド作成後20±2℃、湿度60±2%の恒
温恒湿状態で24時間放置後測定。
温恒湿状態で24時間放置後測定。
条件II:条件Iによる残りのコンパウンド200gを約101,5
00mm2のアルミパット上に拡げ、20±2℃、湿度60±2
%の恒温恒湿状態で2時間放置し、次に140℃に加熱し
たオーブンの中に4分間放置した後、30分室温で放冷し
て測定。
00mm2のアルミパット上に拡げ、20±2℃、湿度60±2
%の恒温恒湿状態で2時間放置し、次に140℃に加熱し
たオーブンの中に4分間放置した後、30分室温で放冷し
て測定。
条件III:条件IIによる残りのコンパウンドを回収し、14
0℃に加熱したオーブンの中に4分間放置後、30分室温
で放冷して測定。
0℃に加熱したオーブンの中に4分間放置後、30分室温
で放冷して測定。
条件IV:条件IIIにより残りのコンパウンドを回収し、さ
らに条件IIIの同様の処理を施して測定。
らに条件IIIの同様の処理を施して測定。
条件V:条件IVによる残りのコンパウンドを回収し、さら
に条件IIIと同様の処理を施して測定。
に条件IIIと同様の処理を施して測定。
条件VI:条件Vによる残りのコンパウンドを回収し、さ
らに条件IIIと同様の処理を施して測定。
らに条件IIIと同様の処理を施して測定。
コンパウンドの加工性: 条件VIで得られた各コンパウンドを210℃に加熱した鉄
板(15cm×25cm、表面をサンドブラストしてエンボス加
工してある金型)上に広げ、20秒間放置後300℃のオー
ブン中に50秒放置してシートに成形し、直ちに水冷して
金型から取外したときの、厚さの再現性とコンパウンド
凝集物の発生状況より下記の基準で総合的に評価した。
板(15cm×25cm、表面をサンドブラストしてエンボス加
工してある金型)上に広げ、20秒間放置後300℃のオー
ブン中に50秒放置してシートに成形し、直ちに水冷して
金型から取外したときの、厚さの再現性とコンパウンド
凝集物の発生状況より下記の基準で総合的に評価した。
非常に良好 ……◎ 良好 ……○ やや良好 ……△ 加工性が悪い ……× 表面艶消し性: 得られた各シートの表面を観察し、下記の判断基準で評
価した。
価した。
表面艶消し性が良い。 ………○ 光沢がややあり、表面艶消し性にやや難あり。………△ 光沢強く、表面艶消し性が全く無い。 ………× 耐熱変形性: 焼結成形品にウレタンフォームを10mm厚さに裏打ちし、
250mm×250mmの試験片を4枚取り、ビニル皮膜表面側に
各辺より10mm内側に縁と平行の基準線を記入する。2本
の平行線の間隔を少なくとも4カ所以上正確に測定し、
縦横それぞれの平均値を求めて原寸法とする。これを12
0℃で1時間と96時間とを加熱後、室温状態で1時間放
冷する。その後再び2本の平行線の間隔を少なくとも4
カ所以上正確に測定し、縦横それぞれの平均値を求めて
原寸法と比較し、その差をもって耐熱変形性とする。こ
の変形率の平均が1%未満のものを○、1%以上のもの
を×として評価した。
250mm×250mmの試験片を4枚取り、ビニル皮膜表面側に
各辺より10mm内側に縁と平行の基準線を記入する。2本
の平行線の間隔を少なくとも4カ所以上正確に測定し、
縦横それぞれの平均値を求めて原寸法とする。これを12
0℃で1時間と96時間とを加熱後、室温状態で1時間放
冷する。その後再び2本の平行線の間隔を少なくとも4
カ所以上正確に測定し、縦横それぞれの平均値を求めて
原寸法と比較し、その差をもって耐熱変形性とする。こ
の変形率の平均が1%未満のものを○、1%以上のもの
を×として評価した。
焼結成形品の各種物性試験: 前述したオンパウンドの粉体流動特性の評価法におい
て、条件IおよびVIで得られた各コンパウンドを前述し
た方法で加熱焼結し、得られた成形品について 引張り試験(JIS K 7113) 引き裂き試験(JIS K 6301) 熱老化試験(JIS K 7212) 硬度(JIS K 6301) の各種物性試験による比較を行ったが、各測定値につい
ての有意差は認められなかった。
て、条件IおよびVIで得られた各コンパウンドを前述し
た方法で加熱焼結し、得られた成形品について 引張り試験(JIS K 7113) 引き裂き試験(JIS K 6301) 熱老化試験(JIS K 7212) 硬度(JIS K 6301) の各種物性試験による比較を行ったが、各測定値につい
ての有意差は認められなかった。
(発明の効果) 本発明による塩化ビニル系樹脂組成物は、繰返し熱を加
えられたときの粉体流動特性(加工性)のほか、得られ
た成形品の艶消し性、耐熱変形性等が顕著に改善される
ので、この組成物は粉末(粉体)スラッシュ成形に適
し、その工業的利用価値は頗る高い。
えられたときの粉体流動特性(加工性)のほか、得られ
た成形品の艶消し性、耐熱変形性等が顕著に改善される
ので、この組成物は粉末(粉体)スラッシュ成形に適
し、その工業的利用価値は頗る高い。
これによって得られる成形品は、例えば自動車内装用部
品および材料、特にインストルメントパネル、メーター
ボックス、コンソールボックス、ドアトリム、クラッシ
ュパッド、ヘッドレスト、アームレスト、グローブボッ
クス、シフトノブ等として極めて有用である。
品および材料、特にインストルメントパネル、メーター
ボックス、コンソールボックス、ドアトリム、クラッシ
ュパッド、ヘッドレスト、アームレスト、グローブボッ
クス、シフトノブ等として極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−120645(JP,A) 特開 昭56−125443(JP,A) 特開 昭58−198555(JP,A) 特開 昭58−152040(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】(a)テトラヒドロフランに対する不溶解
分が1〜50重量%、膨潤倍率が5.0以上、溶解分の平均
重合度が500〜1500である、1種もしくは2種以上の懸
濁重合によって得られた塩化ビニル系共重合体:100重量
部、 (b)平均粒子径が2μm以下で、平均重合度が500〜2
000の塩化ビニル系ペースト樹脂:1〜30重量部、 (c)可塑剤:30〜150重量部、 (d)平均粒子径が0.1μm以下の合成炭酸カルシウム:
0.1〜10重量部、 からなる塩化ビニル系樹脂組成物。 - 【請求項2】請求項1記載の塩化ビニル系樹脂組成物か
らなる粉末スラッシュ成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26870789A JPH07122010B2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26870789A JPH07122010B2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03131646A JPH03131646A (ja) | 1991-06-05 |
| JPH07122010B2 true JPH07122010B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=17462254
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26870789A Expired - Lifetime JPH07122010B2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07122010B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2616608B2 (ja) * | 1991-07-17 | 1997-06-04 | 日立化成工業株式会社 | インストルメントパネル用パッド表皮 |
| CN102875929B (zh) * | 2012-10-17 | 2014-06-25 | 江苏恒峰线缆有限公司 | 聚氯乙烯消光材料及其生产方法 |
-
1989
- 1989-10-16 JP JP26870789A patent/JPH07122010B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03131646A (ja) | 1991-06-05 |
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