JPH07124852A - ナイフとブレードを研ぐ方法および装置 - Google Patents
ナイフとブレードを研ぐ方法および装置Info
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Abstract
状の切刃面をも迅速かつ精密に生成することができ、か
つ、ブレードを正確にかつ非研削的に案内することがで
きる研ぎ器を提供する。 【構成】 交点を形成しそれが切刃面の所望の全開先角
度とほぼ等しい全開先角度になるように交差している第
1の1対の平面研磨材コーティング面を横切って切刃面
が移動している時に両面ブレードの両切刃面が同時に研
磨される。案内構造が、ブレードの中心線が研磨材コー
ティング面の開先角度の二等分線上またはその近くに配
置されるようにブレードと接触し整合している。案内構
造は1以上の回転部材である。
Description
ぐ改良された方法および装置に関する。
は、研磨中角度を十分に調節できないために、本当に鋭
利な刃先、または一貫して十分な刃先さえ与えることが
できない。これは、特に、両切刃面を同時に研磨するの
を意図したVノッチタイプの研ぎ器に当てはまる。特に
手で研ぐ手段の場合は不十分である。なぜなら、既成の
Vタイプ研ぎ器は、角度を完全には支配しておらず、研
いでいる間使用者がブレードを「垂直に(vertically)」
保持するのを当てにしているからである。本当に鋭利な
刃先を実現するためには、ブレードが毎ストローク正確
に同じ角度で研磨面を通過することがきわめて重要であ
る。前後のストロークにおける角度の変化が非常に小さ
くても、本当に鋭利な刃先は形成されない。本当に鋭い
刃先は、ストローク間の角度の変化が1/2度以内のと
きにだけ生成されうる。もちろんこれは、ブレードを案
内する精密な手段なくしては不可能である。
いスロットでさえうまくいかない。ブレードにはテーパ
が付いており、ブレードの厚さはハンドルから先端まで
大いに変わるからである。よって、ブレードがその長さ
方向に沿ってスロットの幅よりも1インチの数千分の1
だけ薄い場合、本当に鋭利な刃先を実現するには不十分
な角度調節しかできない。たとえブレード上のある点で
の厚さとぴったり一致するようにスロットを設計したと
しても、ブレードの他の部分はゆるくなりすぎたり、ま
たは厚すぎてスロットに入らなくなってしまう。
るような研ぎ器がある。この種の研ぎ器は、硬化金属、
セラミックス、または酸化物でできたホイール(または
ディスク)を重なり合うように配置して「V溝(V groov
e)」を形成し、このV溝の中をブレードの刃先がホイー
ルと密接に接触しながら通過するようにしたものであ
る。このタイプの研ぎ器は、ディスクの縁部(edge)での
研削作用(scraping action) によってブレードから金属
を除去するものであり、ディスクはシャフトに取り付け
られているので各研磨後にディスクを回転させることに
よって新しい「縁部(edge)」を露出させることができ
る。やがてディスクの端部が丸くなると研ぎ器は働かな
くなる。この種の研ぎ器はブレードに対して何ら角度の
調節を行わず、せいぜい図15に示されているように研
磨されるどのブレードよりも幅が広いスリットを設けて
いるのみである。したがって、角度の調節は不十分であ
り、ディスクの縁部は急速に摩耗し研ぎ器としての有用
寿命は短くなる。
4,912,885号に記載されているようなコモン・
クロック・スティック(common crock stick)研ぎ器があ
る。この研ぎ器は、1対の交差したセラミック棒(ロッ
ド)を用いてV形スロットを形成したものである。この
構造においてナイフの刃先は2本のロッドで形成された
枝分れ部分(crotch)を通って引っ張られる。一般にロッ
ドは焼結酸化アルミニウムのような研磨材で作られてい
る。研磨作用は、主として、各切刃面と接触するロッド
上の直線に沿う研磨材の作用によっている。切刃面は、
研磨材の領域と接触しておらず、上記ホイールと同様、
線と接触しているだけである。よって、この場合も角度
の調節は何ら行われず、たとえ毎ストロークブレードに
どんな回転運動を与えようと(垂直からのずれ)または
ブレードを横にどんなに傾けようともブレードに鋭利な
刃先が得られる見込みは減少する。
1,909,743号には、一連の平らな1つ1つ違う
矩形の研磨棒(バー)を用いてVスロットを形成した大
型Vタイプ研ぎ器が記載されているが、この場合にも、
ブレードが研ぎ器を通って引っ張られる時にブレードの
角度調節は何ら行われない。この研ぎ器では急速に摩耗
して輪郭を失う比較的柔らかな研磨要素を使用している
ため、よい幾何学的形状(geometry)を持った前記バーの
領域が表面(top) に露出されるようにV部の角度を定期
的に変えなければならない。これには、他のVタイプ研
ぎ器と同様、ブレードを「垂直に」保持する熟練したオ
ペレータを必要とするが、これは実行不可能な要求であ
る。これら従来の研ぎ器においてはすべて、ブレードが
スロットを通過する時に刃先を形成する切刃面の両方を
研磨することが意図されている。このためには、図17
に示されているように、ブレードの中心線とVノッチの
中心線とが毎ストローク完全に角度的に整合していなけ
ればならない。明らかにこれはある種のガイドなしには
実際的ではない。ストロークごとに角度を変えると各切
刃面は新しい違った角度に変わってしまう。これは、刃
先を研いで鋭利にするというよりは、刃先を鈍くするま
たは刃先を変形させる傾向がある。
する上記Vノッチタイプ研ぎ器には、切刃面がホイール
と同じ形状に成形されるという不都合がある。上記した
ように、この成形は、切刃面がホイールの鋭利な縁部を
横切って移動する時に切刃面から金属を削り落とす(scr
aping)または解く(solving) ことによって生じる。ホイ
ールは円形なので、切刃面は凹面となりホイールと同じ
半径に湾曲する。これは、図18に示されているよう
に、刃先の後ろに脆弱な支持されていない(unsupporte
d) 切刃面の幾何学的形状を生成する。
刃面はもっと堅固であり、図18の凹面形の切刃面より
も好ましい。
されているような凸面形の切刃面(ゴシックアーチ構
造)である。
磨する改良された方法および装置を提供することであ
る。
タ補助構成において上記改良された方法および装置を実
施するためのガイドならびに研磨面の改良された配置を
提供することである。
にかかるユニークな改良点を用いれば、ノッチ型研ぎ器
によって、図19の理想的なゴシックアーチ構造を含む
どんな形状の切刃面をも精密に生成することができる。
本発明で開示されている特殊な研磨材コーティングパッ
ドの幾何学的形状は、金属を除去する速度(rate)と生成
される切刃面の精密性(precision) の両方の点で従来の
設計よりもはるかに有効でかつ効率的である。その特殊
な幾何学的形状によって、ブレードの刃先に強化された
最適な支持性(support) を付与する特殊な切刃面輪郭形
状(facet contour) を得ることが実用的に可能となる。
よって、従来のどの手動研ぎ器よりもきわめてすぐれた
刃先の質と形状を生成することができる。
研ぎ器で研磨する際にブレードにきわめて正確でかつ非
研削的(non-scraping)なガイドを提供するために、1以
上のユニークなホイールまたはローラからなるきわめて
ユニークなブレードガイドを有している。
を組み入れて非常に鋭利な刃先を生成しうるユニークな
単一または多ステージ研ぎ器を提供することである。好
ましくは、これらの研ぎ器は、固体研磨材と違ってそう
した鋭利な刃先を作り出すために使用中自身の幾何学的
形状を維持する特殊なダイヤモンドコーティング研磨パ
ッドを組み入れている。
て詳細に説明する。
ステージ手動Vタイプ研ぎ器が示されている。各ステー
ジは、図8と図9に示されるものと同様のユニークな研
磨材コーティング交差指部材(abrasive coated interdi
gitaing member) を有している。この部材は、両手の指
を組み合わせたようにすることができるくし類似の構造
をしている。つまり、それの歯の幅が嵌入用スロットま
たは空間よりもわずかに小さく対向する相歯が前記スロ
ットにはまるようになっているので、両手の指を組み合
わせたようにすることができる。交差指部材は、刃先で
終わり刃先を支える切刃面上に生成される所望の全切刃
角(total edge angle)と等しい角度で交差するように配
置される。切刃面の成形は、上記のユニークな剛性部材
の表面にコーティングされた研磨材、好ましくはダイヤ
モンドによって行われる。研磨材コーティング構造は、
平面または凸面、または図13に示されるような凹面形
状などどのような形状でもよい。凹面構造にすればブレ
ードの切刃面は凸面形状に生成され、形成される刃先を
支持し強化するすぐれて堅固なゴシックアーチ形状とな
る。ブレードを毎ストローク正確に案内するために本発
明は1以上のホイール類似のガイドを有している。この
ガイドは、円錐形状、または半径と直角な面に沿って好
適な幾何学的形状を持つその他の輪郭形状の表面を有す
れば、ガイドの円周は薄いディスク類似のものでも、ま
たはもっと厚いものでもよい。ブレードは大体において
設計、特に厚さが違っており、そしてホイール類似ガイ
ドと接触する表面の角度が違っているが、上記の幾何学
形状としては、たとえば、ブレードをほぼ垂直に保持す
るように選択すればよい。
おくことは、連続する各ストロークごと、つまり毎スト
ローク、ブレードをその長さに沿った任意の所定の点に
おいて同一の角度にしておくことほど重要ではない。角
度はブレードの刃先に沿った各点で同一である必要はな
い。ブレードの軸がその長さに沿った所定の点で完全に
「垂直」ではない、つまり、左右の前記研磨部材によっ
て形成された全開先V角度(total included V angle)を
正確に二等分しているわけではない場合、両切刃面はブ
レードの軸に対して正確に同じ角度にはならない。ブレ
ードの中心線をブレードの刃先とブレードの峰の厚さの
中心とを結ぶ線とし、かかる中心線がVスロットの角度
の二等分線と一致する場合において、ブレードはVスロ
ットの全開先角度を正確に二等分することになる。正確
に二等分することは生成される刃先の精密性にぜひとも
必要というものではなく、これらの角度的関係がそれぞ
れ連続する研磨ストロークで同一であることがむしろ重
要である。
ぎ器を、図10に示されているようにブレードを1つの
研磨スロットの中へ案内するのに使われるのと同一の1
以上のホイールによってブレードを別のスロットの中へ
も案内できるように設計しうることがわかった。ナイフ
は、研磨中、各研磨スロットを通過している時にホイー
ルの表面に絶えず押し付けられるように置かれる。
刃先から離れている切刃面の部分のうち、切刃面の間の
金属厚さが最大でありかつ研磨中金属を最も効率的かつ
完全に除去することが望ましい部分に沿って研磨作用が
強化されるように設計される。上記部分における金属の
有効除去は、刃先のごく近くまたは刃先自身で起こる金
属除去プロセスに対する「逃げ(relief)」を保証する。
これによって、生成される刃先の質と完全性が増加す
る。この改良型研ぎ器で研がれたことのないナイフの場
合は、切刃面をこの改良型研ぎ器の開先角度にするため
に、まず工場でまたは使用者によって、切刃面の上部に
沿ってかなりの量の金属を除去することを必要とするも
っと大きな角度に研磨しておく。また、上記の理由か
ら、金属を切刃面の上記部分から取り除く最大能力を持
つことが重要である。本発明のユニークな研磨部材の設
計によってこれら重要な利点が与えられる。ここで述べ
た原理は手動V形研ぎ器に直接適用されるが、ここで開
示した特殊な研磨材コーティング剛性部材は、同期させ
て機械的に駆動していくつかの平面または直線方向に移
動させ、もって研磨作用を向上させることができる。
するために球体(sphere)を用いてもよい。さらに、Vス
ロット構造を持たない研ぎ器を含む各種研ぎ器のナイフ
ガイドとして、球体またはホイールの平面を用いてもよ
い。
または非熟練者に対して、非常に鋭利でかつ完全な、つ
まり他の手段で研がれた多くのブレードに見られるある
種の微小セレーション(microserration)がほとんどない
切刃を生成する改良された低コストの手段が提供され
る。
を組み込んだ一実施例が示されている。これは手動式の
2ステージ研ぎ器であって、一方の手でハンドルを持っ
て押さえ、もう一方の手に持ったナイフをそのブレード
をステージ1と2のV形スロットを通って連続的に引っ
張ることによって研磨するものである。普通はステージ
1のVスロットはステージ2のVスロットよりも角度が
小さくなっている。これにより、図11に示されている
ように切刃面に2段の斜面(bevel) が生成される。この
ように第2ステージは刃先に近いほうを研磨し、第2ス
テージでは一般により細かなグリットの研磨材を用いて
刃先の幾何学的形状を洗練された完全なものにするよう
になっている。もっと簡単な構造においてはこの研ぎ器
にはただ1つのステージだけあればよい。第2ステージ
は、より細かなダイヤモンドを用いることができ、ま
た、先に第1ステージで違った角度(小さい角度)に研
磨することによって第2ステージでの金属除去に逃げ(r
elief)が提供されるために、より鋭利でより完全な刃先
を得ることができるという利点をもたらす。最終研磨が
刃先に非常に近いところでのみ起こり、また、当該ステ
ージにおいて過剰量の金属を取り除く必要がなければ、
一層すぐれた刃先の幾何学的形状が得られることがわか
っている。ステージ2でより大きな角度に研磨すること
によって、結果として生じる刃先は図19に示されてい
るようにゴシックアーチに近い形状を持つようになる。
また、ステージ1や2よりも大きな角度に研磨する第3
ステージを設けて、3段斜面の切刃面、つまり完全なゴ
シックアーチにさらに近い形状を生成することも可能で
ある。ゴシックアーチ構造は刃先の後ろにより多くの支
え(support) を与えるので、刃先はより長期にわたって
鋭利なままとなる。(図14に関して後述するように)
研磨中にV角度を変えうる単一ステージを備えた研ぎ器
を設計することができる。たとえば、小さな角度から研
磨を始め、機械的リンクを使用して研磨の進行につれて
上記角度を徐々に増加させる。具体的には、たとえば4
0°の全開先角度から始め、研磨終了時に50°となる
まで前記角度を増加させる。これによりほぼ完全なゴシ
ックアーチが生成される。
めには研磨中毎ストロークブレードを同一の角度に維持
することが非常に重要である。適切に設計されたホイー
ル、円錐体、円錐断面、または成型円筒体は、正確に位
置決めされれば、単一または2ステージ研ぎ器において
広範囲のナイフに対して角度を高度にずっと再現しうる
ユニークで簡単な手段を提供できることがわかった。図
1と図10には、2ステージ研ぎ器の研磨材コーティン
グ部材によって形成されたVスロットの上部の上方にあ
ってその中に伸長する1以上の円錐台または成型ホイー
ルが示されている。使用時各スロット内にあるブレード
は、図10に示されているように、上記ホイールまたは
円錐台に立て掛けられている。ホイールまたは円錐類似
の回転部材の幾何学的形状は、厚さや幅、さらにはブレ
ードの切刃面の間の開先角度が異なるいろいろなブレー
ドを収容できるように調節される。
非常にさまざまである。たとえば、ポケットナイフは比
較的幅が狭いが、峰の部分(ブレードの最も厚い部分)
ではかなり厚い。小さなポケットナイフの切刃面の角度
は一般に12°であり、いくつかの狩猟用ナイフの場合
は12°よりも大きく、料理ナイフの場合は3°ほどと
小さい。その他の一般的ナイフの場合は上記範囲の中間
となる。また、ナイフは、刃先を生成する切刃面のすぐ
後ろの(に隣接した)ブレードの厚さが違っている。刃
先の鋭い食卓用刃物の場合には上記点での厚さはわずか
1インチの数千分の1であり、肉切りブレードまたは大
包丁の場合には強度を増すため一般にもっと厚い。
るほぼすべてのブレードに対して角度調節を行うユニー
クで再現可能な手段を提供することがわかっている。い
くつかのブレードは幅が非常に狭いので、Vノッチの交
点(vertex)のすぐ近くにガイドを設けることが望まし
い。小さなポケットナイフのブレードは幅がわずか0.
2インチであるから、少なくとも前記交点の近くに支え
(support) を設けることが望ましい。料理用ブレードは
幅が2インチ以上であり、そして一般に切刃面のすぐ後
ろはポケットナイフよりも薄い。非常に薄いディスク類
似のホイールをVノッチの交点の上方0.2インチのと
ころに設置すれば、ホイールの直径にもたれている刃の
厚いポケットナイフは軸が完全に垂直となる(つまり、
V角度を二等分する)。しかし、上記のように設置され
た薄いディスクの直径に今度は薄い料理用ブレードを立
て掛けて置いた場合には、その料理用ブレードの軸は大
体垂直からはずれてしまう。前述したように、ブレード
の軸が研磨中完全に垂直であることは本質的に必要なこ
とではないが、研磨に要する時間を最小にするためには
できるだけ垂直であることが望ましい。また、等角度の
切刃面を持つ刃先はもっとまっすぐに切れる。
イールを用いることによって、いろいろなブレードの軸
とVスロットの軸との整合性(alignment) を最適化しう
ることがわかっている。ブレードはほぼ垂直、つまりV
スロットによって形成される全開先角度の二等分線と整
合させることが望ましいものの、重要なのはブレード軸
の角度整合性が同一のナイフに対して毎ストローク高度
に再現されることである。これは円錐台形状のホイール
によってよく実現される。図10は、左側スロット内の
幅の狭いブレードが上記円錐台とその底部の近くでいか
に接触し、また、右側スロット内の幅の広い(断面が長
い)ブレードが上記円錐台とその上端部でいかに接触し
ているかを示している。この図10から明らかなよう
に、幅の広いほうのブレードを円錐台の底部で支えるよ
うにすれば、当該ブレードの軸はもっと左に寄って垂直
性が低下することになる。
的形状は、高さが約0.5インチで、底部の直径が幅の
狭いブレードと垂直に整合するように適切に選択された
円錐であり、その円錐の面がその軸に対して約2°の角
度をなしているものである。2ステージ研ぎ器の両Vス
ロットが中心線を基準としてたとえば0.7インチ離れ
ており、また、円錐の底部がVスロットの交点の上方
0.2インチのところにある場合、円錐の底部の好適な
直径は約0.655インチである。これは、数学的に、
中心線間の距離(0.700インチ)から平均的な細い
ポケットナイフの厚さを差し引いた値に0.45インチ
を足した値である。2度という角度は、多種多様の一般
的なナイフの面の傾斜角の中央値に近いため、円錐に都
合のよい傾斜角である。狩猟用ブレードのような特殊な
種類のナイフに対しては、ブレードの軸をさらに正確に
整合させるために傾斜角をもっと大きくしたりまたは直
径を変えたりすればよい。いくつかのナイフの組み合わ
せに対しては、よい折衷として円錐の幾何学的形状にわ
ずかな凹面を重ねればよい。研磨中のブレードの角度を
調節するそうしたホイールの利点には劇的なものがあ
る。もしそのような角度調節がなければ、本当によい鋭
利な刃先を得ることは偶然と幸運の問題である。そうし
たガイドを用いることによって、特にVスロット研ぎ器
はかみそりのように鋭利な刃先を短時間で生み出す。ホ
イールの静止ガイドに対する大きな利点は、前者の場合
にはブレードがホイールの円周上を流れていく際にブレ
ードの表面にひっかき傷をつけることがないということ
である。静止ガイドは、プラスチック製でさえも、わず
かではあるが、驚くべきことに使用中すべり摩擦や摩耗
のためにブレードの表面をみがくことになり、特にそこ
でのブレード上のみがき作用はブレード表面上の最終の
研削・つや出し線の方向に対して直角をなしている。好
ましくは、ここに記載されているホイールまたは円錐体
は、あらゆる状況の下ブレードにひっかき傷をつける機
会を最小にするためにプラスチックで作られている。
することも可能であるが、それが円錐形ホイールと同じ
くらい有効であるためには、円錐表面と同じ輪郭および
高さを持つ傾斜面を備えなければならない。本発明のさ
らなる改良は、各ブレードに対してホイールまたは円錐
体の軸とVノッチの中心線との間隔を調節し最適化する
手段を含んでいる。簡単な機械的手段を組み込むことに
よって、各Vノッチ内で研磨されている各ブレードに対
して上記調節を手動で行うことができる。
上に図19に示されているようなゴシックアーチタイプ
の輪郭形状を得るためには、前述したように、Vノッチ
の開先角度を一様にまたは間欠的に変えて研磨プロセス
を直す、つまり研磨の進行につれて角度を大きくしてい
くとよい。これは図14に示されているような簡単な偏
心カムによって実現可能である。カムを回転させると研
磨材コーティング部材の間の距離が変化し、それによっ
て研磨面の間の開先角度が変わることになる。前述した
多ステージのアプローチには、角度可変の単一ステージ
に対して、最終の刃先を仕上げる時にもっと大きな角度
を用いている間グリットサイズを変化または減少させる
ことができるという利点がある。
み出す他の簡単な手段は、図10と図12の平面部材の
代わりに図13に示されているような研磨材のコーティ
ングされた凹面部材を用いることである。研磨材コーテ
ィング、好ましくはダイヤモンドは、より多くの金属を
除去しなければならない刃先から離れている所には粗い
グリットを、また、より精密な研磨が必要とされまた通
常は研磨中除去される金属が少ない刃先にはより細かな
グリットを堆積させればよい。
型研磨部材を開発したが、それは、ノッチと歯を備え
た、研磨材のコーティングされた、ワンピース単一くし
形剛性金属ストリップとして作られている。一例が図8
に示されており、歯とノッチは図9に示されているよう
に両手の指を組み合わせたようにされる。この構造にお
いて剛性金属ストリップは電気溶着金属で固定されたダ
イヤモンド研磨材によってコーティングされている。ダ
イヤモンドは、研磨中金属を除去しなければならない部
材の領域にだけ必要とされる。歯の幅は相部材の対応す
るスロットよりも小さくなければならない。歯およびス
ロットの深さは、組み合わされたときにそれらが所望の
角度的形状を持つV形構造の形成を妨げないようなもの
でなければならない。さらに、本発明の利益を十分に実
現するため、図9に示唆されているように、歯のベース
ラインと交差指研磨材コーティング部材の交点との距離
は研磨される切刃面の長さよりも短くなっている。たい
ていのブレードに対しては約0.020インチの距離が
適切であり、理想的にはその距離は0.040インチ未
満となる。望ましくは、少なくとも一方の部材の歯のベ
ースラインと上記交点との間に十分な間隔があって、削
りくず(研磨の結果生じる金属くず)がその間隔を通り
抜けて落ち、したがって、幾何学的形状と角度に最大の
精密性が要求される上記交点またはその近くの研磨面に
削りくずが「どっさり堆積する(loadingup)」するのを
回避しうるのがよい。しかし一方では、歯のベースライ
ンは、ベースラインの上方の部材の完全な(unbroken)領
域が大きな切刃面を持つ厚めのブレードの切刃面の上部
を研磨するのに十分なだけ上記交点の近くにあることが
望ましい。重要なのは、ひどく損傷した刃先を修復しま
たは先に他の手段によってあまりに大きな角度に研磨さ
れたブレードをもっと小さな角度に直すために切刃面の
そうした部分を再研磨する際において金属をすばやく除
去できることである。このようなくし類似部材のユニー
クな構造によって、それらが交差しまた鋭利な刃先の生
成が要求される所において角度および幾何学的形状を非
常に精密に調節することができる。図9の剛性支持金属
構造はかなりの平坦性を持たせて製造することができ、
また、超平坦成型構造または他の手段によって支持する
こともできる。研磨材としてダイヤモンドを使用するこ
とは、耐摩耗性がすぐれておりまた長期間使用しても表
面の幾何学的形状を維持しうるため、非常に重要であ
る。強調すべき重要な点は、くし類似のダイヤモンドコ
ーティング部材はダイヤモンドの研磨作用を通して研
ぎ、また、鋭い端部(edge)によって金属を除去する従来
のディスクタイプV形研ぎ器と違って、ここでの新奇な
部材は金属除去にかかわっていないということである。
と同じくらいかたい物質を含んだ研磨材のほかには、ダ
イヤモンドと同じくらいよくその形状を維持しうるもの
はない。長期間にわたって過度の摩耗が生じるような場
合には、前記部材を迅速に交換できるように研ぎ器を設
計しておけばよい。ダイヤモンド研磨材は薄い層として
前記部材上に存在しているという事実に加え、その耐摩
耗性は従来のすべてのVノッチタイプ研ぎ器で用いられ
ているようなバルク(bulk)研磨材と比べて非常によいの
で、この改良型構造は本当によく研ぐことができ、また
従来のどのVノッチ研ぎ器よりもかなり長くその幾何学
的形状を維持することができる。また、この設計ではほ
んの線またはエッジ接触というよりむしろ広領域の研磨
材によって研磨を行うという事実も重要である。
するためには、くし類似部材を歯の軸と平行な方向に振
動(oscillate) させる機械的手段を設けるとよい。その
方向における研磨部材の運動、ならびにスロットを通る
ナイフの手動運動によって、研磨プロセスの速度が早く
なる。研磨材交差指部材を他の軸に沿って同期させて直
線運動または軌道運動させることによっても研磨プロセ
スを加速することができる。図13のような凹面くし類
似部材または凸面くし類似部材の場合には、そのような
部材の歯の軸に平行な直線運動は実行可能ではなく、ブ
レードの刃先に平行な往復運動またはある軸を中心とし
た揺動(oscillating) 運動が実用的である。
ンド研磨材の使用、前記部材の歯の幾何学的形状の実地
的調節(practice control)、ブレードの軸の絶え間のな
い厳格な調節にかかっている。
号)は、それへの言及によってその詳細が本明細書中に
組み入れられているが、それには、刃物のブレードのガ
イドとしてローラを使用して切刃面を研磨部材に対して
適切な位置に案内することが開示されている。本発明は
そうした概念の有利な変更例を提供するものである。
り、ここでは手動操作される研ぎ器が例示されている。
しかし、もちろん、本発明の概念は電気的またはモータ
で作動する研ぎ器にも適用可能である。たとえば、くし
形部材を電気的に往復運動させてもよい。図1〜図7に
示されているように、研ぎ器10は、研磨部を保持する
ハウジングの一部であるハンドル12を有している。ハ
ウジングは任意の適当な方法で形成すればよく、たとえ
ば、上部ハウジング14と下部ハウジング16を継ぎ目
または合わせ目18で接合することによって形成されて
いる。研磨部のハウジングは成形パネル20を有し、ま
た下部ハウジング16と上部ハウジング14を有してい
る。上部ハウジング14は研磨部のほぼ全高にわたって
伸長している。ローラ表面22、24を持つガイドホイ
ールが、研磨ステージ1、2のそれぞれに設けられてい
る。図1に最もよく示されているように、ガイドローラ
は研磨部材26、28の上方に伸長している。したがっ
て、図10に示されているように、ナイフブレード30
は各ローラに立て掛けて置かれ、刃先32は研磨部材ま
たはパッド26、28によって形成されるV部に配置さ
れる。
6、28の上方へのローラ22、24の取付けを示して
いる。図6と図10に示されているように、台座支持部
材34が研磨部内に形成されている。台座34は支持肩
36と上方に伸長する突出部38とを有している。各肩
36にはローラベアリング40が載置されている。ホイ
ールまたはローラ22、24は、ローラベアリング支持
部40の間を下方に伸長する突出部44を持つカバー部
材42によって所定の位置に保持される。
座または支持部材34の各コーナには斜面46、48が
設けられているので、研磨部材26、28は適当な角度
でそれぞれの斜面に立て掛けられる。同様に、ハウジン
グの内面にも各研磨部材が立て掛けられる斜面50、5
2が設けられている。ハウジング壁54、56は外側に
テーパが付けられており、各ナイフブレードが研磨ステ
ージ1と2に容易に入るようになっている。ハウジング
の下部には、研磨部材26、28が載り掛かる1対のV
形突出部または突起部58、60が設けられている。こ
のV形伸長部は前記斜面と関係して、交差する研磨部材
によって形成される角度を設定する。たとえば、45°
の角度はV形伸長部58によって設定され、また、50
°の角度はV形伸長部60によって設定される。
グ14と下部ハウジング16は、下部ハウジング16か
ら上部ハウジング14の対応する穴の中に伸長する支柱
70によって相互に所定の位置に保持される。また、図
7には、上部ハウジング14と下部ハウジング16の間
の結合線の所にシフトラップ式の嵌合ジョイント72(s
hift-lap engagement joint)を示してある。
ーラベアリング支持部40に摩擦力によって嵌挿される
ピンまたは伸長部44が示されている。
細に示したものである。同図に示されているように、各
研磨部材は、パッドまたはベース部62、64を持つく
し形の形状をしている。ベース部64は複数の指または
歯66を有し、またベース部62は複数の指または歯6
8を有している。それぞれの指は、図9、さらには図
1、図6、図10および図12〜図14に示されている
組み合わせ品を形成するためにかみ合わされまたは交差
する寸法と位置が決められている。
たブレード30の刃先32を示している。同図に示され
ているように、刃先32は45°と50°の複合角度と
なっている。有利にも、この研ぎ器10はどの従来のサ
イズのブレードであっても研ぐことができる。たとえ
ば、図10は、ポケットナイフサイズのブレードが研磨
ステージ1にあり、また、もっと大きな肉切りナイフが
研磨ステージ2にあるところを示している。ガイドホイ
ールローラ22、24は、ゴシック形状の研磨パッドを
形成する交差指研磨部材26、28によって形成される
交差部に刃先が配置されるように各ブレード30の適正
な位置決めを保証する。ナイフブレードは、研磨ステー
ジを通過する時に、まず一方のローラと接触しそれから
もう一方のローラと接触して、研磨作用中少なくとも1
つのローラと常に接触し続ける。
を示している。同図に示されているように、V形突起部
74がかみ合わされたパッド間の下部に位置している。
かみ合わされたパッドの上部は、研磨部材を所定の位置
に所望の角度でしっかり保持するため、斜面76、78
と斜面80、82に立て掛けられている。
では、研磨部材26Aと28Aはより一層のゴシック形
状を形成する凹面形状をしている。
り、ここでは、かみ合いまたは交差指研磨パッド26B
と28Bによって形成される角度がカムによって調節さ
れ、可変となっている。すなわち、回動自在のカム84
が交差研磨部材の下部の間に配置されている。研磨部材
の端部はばね86のような任意の適当なバイアス手段に
よってお互いのほうに付勢されている。ベアリング88
が、カム84の回転に従って研磨部材26Bと28Bが
移動する時にこれらを案内するために設けられている。
0の詳細は単に例示的なものにすぎない。特に図示され
ている研ぎ器は手動研ぎ器であって、研磨部材は動かな
いように載置されており、研磨作用はかみ合わされた研
磨部材の交差部分によって形成されたV部を横切ってナ
イフの刃先を案内することによって行われる。摺動動作
はナイフブレードをローラガイドと接触させることによ
って容易になる。本発明はモータ補助研ぎ器に対しても
適用可能であり、したがって本発明は手動研ぎ器に限定
されないことはもちろんである。
想的なゴシックアーチ構造を含むどんな形状の切刃面を
も迅速かつ精密に生成することができる。
削的に案内することができる。
(右側はその鏡像)
れる前のくし形研磨パッドの底面図
ドの底面図
す図7と同様の部分拡大断面図
フの刃を示す図
れた研磨パッドを示す拡大断面図
様の図
本発明の他の実施例を示す断面図
図
材 30…ナイフブレード 32…刃先 34…台座支持部材 40…ローラベアリング支持部 42…カバー部材 46、48、50、52、76、78、80、82…斜
面 58、60、74…V形突起部 62、64…ベース部 66、68…指または歯 84…カム
Claims (18)
- 【請求項1】 両面ブレードの両切刃面を同時に研磨す
る装置であって、 露出した研磨部を持つハウジングと、前記研磨部に設け
られた第1の1対の研磨材コーティング面とを有し、 前記研磨材コーティング面は、交点を形成しそれが切刃
面の全開先角度に相当する所定の角度とほぼ等しい全開
先角度になるように交差しており、 前記研磨部に設けられ、刃先と峰の厚さの中心とを結ぶ
ブレードの中心線が前記研磨材コーティング面の前記開
先角度の二等分線上またはその近くに配置されるように
ブレードと接触しそれを整合させるブレード案内手段を
も有し、 前記ブレード案内手段は、切刃面が前記研磨材コーティ
ング面を横切って移動する時にブレードを案内する少な
くとも1つの回転部材を有している前記装置。 - 【請求項2】 前記回転部材は、それの弧状表面の1以
上の点と接触しながらブレードが動く結果として中心軸
のまわりに回転するように載置された少なくとも1つの
円錐体の一部分である請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 前記円錐体は側面に2〜3度のテーパが
付けられている請求項2記載の装置。 - 【請求項4】 前記回転部材は、円錐体、円錐台、およ
び円筒体からなるグループの中から選択され、その上に
ブレードと角度的に整合する重畳二次輪郭形状を持った
弧状外面を備えている請求項1記載の装置。 - 【請求項5】 前記研磨材コーティング面の全開先角度
を変えるために機械的手段が設けられている請求項1記
載の装置。 - 【請求項6】 ブレードと接触する前記回転部材の表面
と前記2つの研磨材コーティング面の開先角度の二等分
線との距離を変えるため機械的手段によって前記回転部
材の横位置を変えることができる請求項1記載の装置。 - 【請求項7】 交点を形成しそれが前記第1の対よりも
少しばかり小さい全開先角度になるように交差している
第2の1対の前記平面研磨材コーティング面を有する請
求項1記載の装置。 - 【請求項8】 前記回転部材は、前記第1の対の前記平
面研磨材コーティング面の開先角度の二等分線の近くの
点から前記第2の対の前記平面研磨材コーティング面の
開先角度の二等分線の近くの点まで伸長する寸法を有し
ている請求項7記載の装置。 - 【請求項9】 前記回転部材は、前記第1の対の前記平
面研磨材コーティング面の開先角度の二等分線から前記
第2の対の前記平面研磨材コーティング面の開先角度の
二等分線までの距離から、前記研磨材コーティング面の
前記第1および第2の対の交点の上方約0.2インチの
点で測った約0.045インチの距離を差し引いた値と
等しい寸法を有している請求項8記載の装置。 - 【請求項10】 両面ブレードの両切刃面を同時に研磨
する装置であって、 露出した研磨部を持つハウジングと、 前記研磨部に設けられ、それらの研磨面の間の開先角度
が両切刃面の全開先角度に相当する所定の角度とほぼ等
しくなるように配置された2つの研磨材コーティング部
材とを有し、 前記研磨材コーティング部材は、それぞれ、スロットで
分離された歯を持つ単一剛性くし類似構造をしており、 各研磨材コーティング部材の前記歯は、対応する相部材
の前記スロットと両手の指を組み合わせたようになって
おり、 前記交差している研磨材コーティング部材は、これら部
材の表面の間の開先角度を定める交点を形成している前
記装置。 - 【請求項11】 前記研磨材コーティング部材の前記研
磨面の間の開先角度を変えるために機械的手段を有して
いる請求項10記載の装置。 - 【請求項12】 少なくとも一方の研磨材コーティング
部材の前記歯のベースラインは、前記部材の前記研磨材
コーティング面の交差によって形成された交点から0.
040インチを超えない距離に設定されている請求項1
0記載の装置。 - 【請求項13】 前記部材の前記研磨材コーティング面
の断面は、ブレードの刃先線に対して直角な平面内にお
いて非平面である請求項10記載の装置。 - 【請求項14】 前記部材の前記研磨材コーティング面
の断面は、交差して刃先を形成する前記ブレードの切刃
面上にゴシックアーチ類似の幾何学的形状を生成するの
に十分な凹面である請求項13記載の装置。 - 【請求項15】 前記研磨材コーティング部材の交点に
おけるそれら部材の角度的関係をずっと維持しながら前
記部材を振動させるために機械的手段が設けられている
請求項10記載の装置。 - 【請求項16】 前記研磨材コーティング剛性部材の少
なくとも一方の前記歯のベースラインは、交点からの距
離が研磨されるブレードの切刃面の幅よりも短い距離に
設定されている請求項10記載の装置。 - 【請求項17】 前記研磨材コーティング部材の近くに
配置され、切刃面が前記研磨材コーティング部材を横切
って移動する時にブレードを案内する少なくとも1つの
回転案内部材を有する請求項10記載の装置。 - 【請求項18】 両面ブレードの両切刃面を研磨する方
法であって、 研磨部を持つ研ぎ器に、1対の研磨材コーティング交差
指くし類似構造によって形成されほぼV形を形成する研
磨部材と、前記V形の一般位置に配置された少なくとも
1つの回転案内部材とを設け、 切刃面を前記V形に入れたままブレードを前記案内部材
に立て掛け、 切刃面が前記V形を横切って移動している間前記ブレー
ドと案内部材との間のころがり接触を維持する前記方
法。
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