JPH07149072A - 平版印刷版 - Google Patents

平版印刷版

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JPH07149072A
JPH07149072A JP30182193A JP30182193A JPH07149072A JP H07149072 A JPH07149072 A JP H07149072A JP 30182193 A JP30182193 A JP 30182193A JP 30182193 A JP30182193 A JP 30182193A JP H07149072 A JPH07149072 A JP H07149072A
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JP
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film
polyester
bending
plate
layer
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JP30182193A
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Katsuya Ito
勝也 伊藤
Toshitake Suzuki
利武 鈴木
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、PS版、LBP版、ピンク版など
の平版印刷版に関する。 【構成】 光線透過率が50%以下でフィルムの折り曲
げ角が30度以上90度以下であり、折り曲げ後のフィ
ルム強度が8kg/mm2 以上であるポリエステルフィ
ルムを用いたことを特徴とする平版印刷版。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PS版、LBP版、ピ
ンク版などの平版印刷版に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、軽印刷分野で使用されている平版
印刷版として、支持体上に画像受理層として親水層を設
けた直描型(LBP版)、導電性支持体上に画像受理層
として光導電層を設けた電子写真型(ピンク版)、支持
体上に画像受理層としてジアゾ感光層を設けたPS版な
どがあげられる。これまでこれらの版のベースとして、
アルミ版、紙、プラスチックフィルムなどが公知であ
る。しかし、アルミ版は高価であり、取扱い性に難点が
ある。また、紙は安価であるが、耐久性に問題がある。
一方これらの欠点を解消したプラスチックフィルムにお
いても、折り曲げ性や折り曲げ後のフィルムの強度など
が不足しているため、版を版胴に巻き付けたときの耐久
性や印刷適性が不良となるなどの欠点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前期の欠点
を適性化することによって、折り曲げ性や折り曲げ後の
強度が良好であるプラスチックフィルムを基材とした平
版印刷版に関する。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわちこれらを解決す
るための手段としての本発明の主旨は、光線透過率が5
0%以下でフィルムの折り曲げ角が30度以上90度以
下であり、折り曲げ後のフィルム強度が8kg/mm2
以上であるポリエステルフィルムを用いたことを特徴と
する平版印刷版に関する。本発明におけるポリエステル
とは、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカル
ボン酸のごとき芳香族ジカルボン酸又はそのエステルと
エチレングリコール、ジエチレングリコール、1、4−
ブタンジオール、ネオペンチルグリコールのごときグリ
コールとを重縮合させて製造されるポリエステルであ
る。これらのポリエステルは芳香族ジカルボン酸とグリ
コールとを直接反応させてからほか、芳香族ジカルボン
酸のアルキルエステルとグリコールとをエステル交換反
応させた後重縮合させるか、あるいは芳香族ジカルボン
酸のジグリコールエステルを重縮合させるなどの方法に
よって製造させる。かかるポリエステルの代表例として
はポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンブチレン
テレフタレートあるいはポリエチレン−2、6−ナフタ
レートなどが挙げられる。このポリエステルはホモポリ
マーであってもよく、第三成分を共重合したものであっ
ても良い。いずれにしても本発明においては、エチレン
テレフタレート単位、ブチレンテレフタレート単位ある
いはエチレン−2、6−ナフタレート単位が70モル%
以上、好ましくは80モル%以上、更に好ましくは90
モル%以上であるポリエステルが好ましい。
【0005】本発明に用いられるポリエステルに非相溶
性の熱可塑性樹脂は、上記したポリエステルに非相溶性
のものでなければならない。具体的には、ポリスチレン
系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン系樹脂、セルロー
ス系樹脂、ポリアミド系樹脂などが挙げられる。特にポ
リスチレン系樹脂、ポリメチルペンテン、ポリプロピレ
ンなどのポリオレフィン系樹脂が好ましい。本発明の該
ポリエステルと該ポリエステルに非相溶性の熱可塑性樹
脂を混合させた重合体混合物は、たとえば、各樹脂のチ
ップを混合し押出機内で溶融混練した後、押出して固化
することによって得られる方法や、あらかじめ混練機に
よって両樹脂を混練したものを更に押出機より溶融押出
して固化する方法や、ポリエステルの重合工程において
ポリエステルに非相溶性の熱可塑性樹脂を添加し、かく
はん分散して得たチップを溶融押出して固化する方法な
どによっても得られる。固化して得られた重合体(未延
伸シート)は通常、無配向もしくは弱い配向状態のもの
である。また、ポリエステルに非相溶性の熱可塑性樹脂
はポリエステル中に、球状もしくは楕円球状、もしくは
糸状など様々な形状で分散した形態をとって存在する。
【0006】本発明において重要な点は、光線透過率が
50%以下であり、フィルムの折り曲げ角が30度以上
90度以下であり、折り曲げ後のフィルム強度が8kg
/mm2以上であることを特徴とする空洞含有ポリエス
テル系フィルムである。そのためには、フィルムの厚さ
方向に表面から空洞含有率の少ないX層、次に少ないY
層、そして最も多いZの層を形成することが好ましい。
そのためにはそれぞれ独立の3台の押出機にそれぞれ別
々の原料を投入、押出し、延伸後に好ましくは延伸前に
積層し、積層した未延伸シートを縦、横方向に延伸する
ことにより、空洞含有率が表面に近くなるほど低いフィ
ルムとすることである。よって原料はX、Y、Zを形成
する層はポリエステル中に含まれる空洞発現剤の量はZ
>Y>Xとすることで可能となる。また、溶融押出時の
せん断応力を高くすることにより、X層の空洞発現剤が
細かく分散するため、空洞発現率を低くする効果が増
す。しかし、本発明の主旨である折り曲げ量や耐屈曲性
をもたすために空洞発現量に分布をもたすには、押出条
件では制御が困難であり、前述したように空洞発現剤の
制御を行うことがこのましい。しかし、折り曲げ性や耐
屈曲性が本発明の範囲内にはいるならば、上記方法に限
定されず例えばポリエステル、ポリオレフィンなどのエ
ラストマーや共重合ポリエステルを混合する方法、可塑
剤などの第3成分を添加する方法、さらには延伸条件や
延伸後の熱処理条件により制御する方法を用いる、また
はこれらの方法を組み合わせても構わない。該重合体混
合物には、必要に応じて隠ぺい性や描画性を向上させる
ため無機粒子を含有することができる。そのための無機
粒子としては二酸化チタン、二酸化珪素、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、酸化アルミニウム、カオリン、タル
クなどがあげられるが特に限定されるものではない。
【0007】該重合体混合物には、用途に応じて着色
剤、耐光剤、蛍光剤、帯電防止剤などを添加することも
可能である。こうして得た重合体混合物は、更に速度差
をもったロール間での延伸(ロール延伸)やクリップに
把持して拡げていくことによる延伸(テンター延伸)や
空気圧によって拡げることによる延伸(インフレーショ
ン延伸)などによって少なくとも1軸に配向処理する。
このときに分散された該ポリエステルに非相溶性の熱可
塑性樹脂とポリエステルとの界面で剥離が起こり重合体
混合物に空洞が多数発生する。
【0008】本発明の印刷版に用いるフィルムは見かけ
比重が1.05以上1.3未満であることが好ましい。
1.05未満では印刷時の外的変形が生じやすくなる。
1.3以上では折り曲げ性が不良になり、版くわえ部と
版胴部間の密着性が悪くなり十分な耐久性が得られな
い。見かけ比重は次式から求める。見かけ比重=W×5
×5×t×10000(5cm×5cmの試料方の重量
をW、厚みをtとする)
【0009】一方湿し水によってインキの反発を利用す
る非画像部の湿し水適性付与(親水性付与)方法として
アルミ版を使うPS版ではガム引きが行われるがアラビ
アゴムなどの天然原料を使用しているため品質の安定性
に不安がある。そこで本発明では、湿し水適性付与方法
として、酸化亜鉛とエッチ液との反応によって形成され
る水に不溶の親水性化合物を利用することを特徴とする
ものである。市販エッチ液には大きく分けてシアンタイ
プとノンシアンタイプに分けられるが、本発明における
平版印刷版にはノンシアンタイプのものが湿し水適性を
向上させる点で好ましい。
【0010】また湿し水適性付与層は顔料と結着剤成分
からなり、顔料としては、市販エッチ液との反応性に優
れた酸化亜鉛が好ましい。結着剤としては、PVA、C
MC、ヒドロキシエチルセルロース、カゼイン、ゼラチ
ン、水溶性ポリウレタンなどの水溶性樹脂および酢酸ビ
ニル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、スチレン、ブ
タジエン、エチレンなどの重合体または共重合体などの
エマルジョン性樹脂などがあげられるが親水性、塗膜強
度に優れた点でPVAが一般に利用されている。PVA
の架橋剤としてはエポキシ樹脂、イソシアネート樹脂、
メラミン樹脂などがあげられるが一般にメラミン樹脂が
広く使用されている。
【0011】しかしながら、PS版ではエチルセロソル
ブなどを含む感光液が塗布、乾燥されさらに高度の耐刷
性を要求されるため高度の耐水性、塗膜強度が要求さ
れ、PVAの架橋剤としてメラミン樹脂のみでは不十分
であり、有機アミン塩などの触媒を併用するのがよい。
好ましい形態として湿し水適性付与層に用いられる結着
剤としてはPVAとメラミン樹脂とさらに有機アミン塩
を結着剤の固形分に対して、2〜10%、好ましくは4
〜8%配合することによって更に特性が向上する。有機
アミン塩の配合量が結着剤の固形分に対し2%以下では
架橋度が低く、耐溶剤性、耐水性、塗膜強度が低くなる
傾向があり、10%を越えると湿し水適性が低下し、地
汚れが生じやすくなる傾向にある。
【0012】しかしながら、前記顔料と結着剤とからな
る湿し水適性付与層用塗布液を該支持体上に直接塗工し
て湿し水適性付与層を設けた場合、結着剤にPVAを主
体としているためポリエステル系フィルムである支持体
上への接着力が不十分となる。この難点を解消するため
に、分岐したグリコール成分として含有する共重合ポリ
エステル樹脂と、ブロック型イソシアネート基を含有す
る樹脂を主成分とする樹脂組成物からなる下引き層を有
し、この上に湿し水適性付与層を設けることが好まし
い。この下引き層の支持体への塗布方法は、二軸延伸後
の支持体(白色ポリエステル系フィルム)へ塗工するオ
フラインコーティングあるいは1軸配向したフィルム上
に、乾燥塗布した後、延伸し熱セットして得られるイン
ラインコーティングのいずれの方法でも良い。
【0013】また湿し水適性付与層を形成した後、その
表面にコロナ放電処理、火炎プラズマ処理、電子線処理
などを施してから感光層を設けることによって他の特性
を低下させることなく高度な親水性を付与することも可
能である。本発明の刷版は、これらの方法に限定される
ものではなく、基材として紙、アルミ版、プラスティッ
クフィルムなどが用いられていたものを以下の方法で得
られる白色ポリエステル系フィルムを用いることによ
り、おり曲げ性や折り曲げ後の強度の優れたPS版、レ
ーザービーム製版(LBP版)、ピンク版などの平版印
刷版が得られる。
【0014】折り曲げ後のフィルム強度が8kg/mm
2、折り曲げ角が30度以上90度以下、白色ポリエス
テル系フィルムを得るには、フィルムの表面から全体厚
みの1/20の厚さの間に含まれている空洞含有率
(X)が5体積%以下、全体厚みの1/20から1/4
の厚さの間に含まれる空洞含有率(Y)が5体積%以上
25体積%以下、全体厚みの1/4から1/2の厚さの
間に含まれる空洞含有率(Z)が10体積%以上30体
積%以下であり、かつZとYの差が5体積%以上20体
積%以下であることが好ましい。実施例にも示すように
空洞含有率を制御するには少なくとも各層の原料組成の
選択をすると共に2層以上に共押出し法等の方法によっ
て積層する方法により達成することができる。折り曲げ
角が30度未満、または90度を越えると、たとえば平
版、凹版、凸版などの刷版などのように折り曲げてロー
ルなどに密着させて使用する場合に、密着性が不良にな
る。折り曲げ後のフィルム強度が8kg/mm2 未満好
ましくは10kg/mm2 未満では折り曲げて使用後
の、耐久性に欠ける。本発明のフィルムは腰が強いため
初期弾性率が300kg/mm2 以上が好ましい。これ
未満では腰の弱いフィルムとなってしまう。
【0015】また該重合体混合物を配向処理する条件
は、腰の強いフィルムを得るための重要なポイントとな
る。したがって本目的を達成するための条件はたとえ
ば、もっとも一般的に行われている逐次2軸延伸工程を
例に挙げると、該重合体混合物の連続シートを長手方向
にロール延伸した後に、幅方向にテンター延伸する逐次
2軸延伸法の場合以下のようになる。ロール延伸(縦延
伸)においては空洞を多数発現させるため温度をポリエ
ステルの2次転移温度+30℃以下、倍率を2.0〜
5.0とし、テンター延伸(横延伸)においては破断せ
ずに安定製膜するため温度を80〜150℃、倍率を
2.8〜5倍とする。さらに本発明においては、延伸後
の熱処理条件を以下に述べる方法で実施することが望ま
しい。熱処理は延伸終了後、200℃以上、好ましくは
220℃以上、さらに好ましくは230℃以上で行わな
くてはならない。また、このときに3〜8%緩和させな
がら熱固定を行わなくてはならない。200℃未満また
は3%未満では150℃の熱収縮率が2%未満、好まし
くは1.7%未満、さらに好ましくは1.5%未満の空
洞含有フィルムは得られない。かくして得られた平版印
刷版は折り曲げ性、折り曲げ後の強度に優れたものとな
った。
【0016】
【作用】本発明において、ポリエステルを用いるのは、
該空洞含有ポリエステルフィルムの耐熱性や機械的強度
を満足させるためである。本発明において、好ましく
は、ポリエステルに該ポリエステルに非相溶性の熱可塑
性樹脂を混合し、重合体混合物を得るのは、ポリエステ
ル中に該ポリエステルに非相溶性の熱可塑性樹脂の微細
な粒子を分散させて、次の配向処理によって生じる空洞
の核を作るためである。本発明において、該重合体混合
物を少なくとも一軸に配向するのは、機械的強度を向上
させたり、好ましくは重合体混合物に多数の微細な空洞
を発生させるためである。空洞を発生させることによっ
てフィルムは軽量化でき、作業性が良くなり、面積当た
りの価格も安くなる。また空洞を含有することによって
柔軟性が増し、印刷、転写を行うときに鮮明な印刷、印
字が可能となる。更に空洞を含有することによって、光
線隠ぺい性や白さが得られる。さらにフィルム表面にも
該ポリエステルに非相溶性の熱可塑性樹脂に由来する突
起が多数形成され、鉛筆やボールペンによる筆記が可能
になる。さらにフィルムの折り曲げ角を30度以上90
度以下にするのは、折り曲げて使用するときの適性を良
好にするためである。また、折り曲げ後のフィルム強度
を8kg/mm2 とするのは、折り曲げ後の耐久性を向
上させるためである。
【0017】実施例 次に本発明の実施例および比較例を示す。本発明に用い
る測定・評価方法を以下に示す。 1)ポリエステルの固有粘度 ポリエステルをフェノール(6重量部)とテトラクロロ
エタン(4重量部)の混合溶媒に溶解し、30℃で測定
した。 2)ポリスチレン系樹脂のメルトフローインデックス JIS−K7210に準じて200℃、荷重5kgで測
定した。 3)ポリプロピレン系樹脂のメルトフローインデックス JIS−K6758−1981に準じて行った。
【0018】4)空洞含有フィルムのX、Y、Z層の空
洞率 フィルムの断面の表層付近を走査型電子顕微鏡で写真撮
影した後、各領域の空洞をトレーシングフィルムにトレ
ースし塗りつぶした図を画像解析装置で画像処理を行
い、空洞率を面積率で求め、この値をそのまま体積%と
し表示した。 ・使用した走査型電子顕微鏡 日立製作所製 S−510型の走査型電子顕微鏡 ・使用した画像解析処理装置 ルーゼックスIID(ニレコ株式会社)
【0019】5)折り曲げ角 幅15mm、長さ40mmのフィルムを幅方向に折り目
が入るように折り曲げた。折り曲げには熱傾斜試験機
(東洋精機社製、HG−100)を用い、25℃で1.
5kgf/mm2 の荷重を1分間かけて行った。その後
荷重を解き、25℃、RH65%の環境下に5分間放置
し、2辺のフィルムが作る角度を求めた。
【0020】6)折り曲げ後のフィルム強度 幅15mm、長さ100mmのフィルムを5)の条件で
半分に折り曲げ、そのフィルムを平に伸ばし、島津製作
所社製、オートグラフ(HG−3000)でチャック間
長40mm、引張速度200mm/分で引っ張り、切れ
たときの強度を求めた。
【0021】7)初期弾性率 ASTM D−882−81(A法)により測定した。 8)熱収縮率 フィルムを幅10mm、長さ250mmとり、200m
m間隔で印をつけ5gの一定張力下で固定し印の間隔A
を測る。続いて、無張力下で30分間、150℃の雰囲
気中のオーブンにいれた後の印の間隔Bを求め、以下の
式により熱収縮率とした (A−B)/A×100(%)
【0022】9)光線透過率 JIS−K6714に準じ、ポイック積分球式H.T.
Rメーター(日本精密光学製)を用い、フィルムの光線
透過率を測定した。この値が小さいほど隠ぺい性が高
い。
【0023】10)表面剥離強度 セロテープ(18mm幅、ニチバン製)を用い、セロテ
ープ剥離テストにより表面剥離強度を評価した。剥離角
は空洞含有フィルムを平面に保ち約150度方向で行っ
た。剥離された空洞含有フィルムの面積より、以下のよ
うに差別化した。 クラス5・・・全体が剥離した クラス4・・・ほとんど剥離した クラス3・・・半分程度、剥離した クラス2・・・ほとんど剥離しない クラス1・・・まったく剥離しない
【0024】11)版と版胴の密着性 シナノメンシ社製 TEXEL AR01型オフセット
印刷機の版胴へ版を装着したときの版胴への密着性を以
下のように判定した。 ○…くわえ部から版胴にかけて版が完全に密着してい
る。 △…くわえ部から版胴にかけて版と版胴部間にわずかな
隙間が認められる。 ×…くわえ部から版胴にかけて版と版胴部間に隙間が認
められる。
【0025】12)印刷物の鮮明性 シナノメンシ社製 TEXEL AR01型オフセット
印刷機を用いて2万枚4色印刷し以下の用に判定した。 ○…色ズレがなく最後まで印刷できた。 ×…版が途中でくわえ部から破れて印刷を中止した。
【0026】実施例1 原料として固有粘度0.62のポリエチレンテレフタレ
ート樹脂をX層の原料とし、Y層の原料としてポリエチ
レンテレフタレート樹脂を85重量%にメルトフローイ
ンデックス2.0g/10分一般用ポリスチレン10重
量%、平均粒径0.3μmの二酸化チタンを5重量%、
またZ層の原料として、ポリエチレンテレフタレート樹
脂を80重量%にメルトフローインデックス2.0g/
10分一般用ポリスチレン15重量%、平均粒径0.3
μmの二酸化チタンを5重量%を各々別の2軸スクリュ
ー押出機でT−ダイスより290℃で溶融押出しし、静
電気的に冷却回転ロールに密着固化し、各層がそれぞれ
X/Y/Z/Y/X=5/20/50/20/5μmの
重合体混合物の未延伸シートを得た。引き続き該未延伸
シートをロール延伸機で83℃で3.5倍縦延伸を行
い、引き続きテンターで140℃で3.5倍横延伸した
あと235℃で4%緩和させながら熱処理し、内部に多
数の空洞を含有するポリエステルフィルムを得た。厚み
はX/Y/Z/Y/X=5/20/50/20/5μm
であった。得られたフィルム特性は表1に示すような結
果となった。
【0027】このフィルム上にブロック型イソシアネー
ト基を有する樹脂(第一工業製薬社製:エラストロンc
at32(5%溶液)を0.5部、分岐したグリコール
を構成成分として含有する共重合ポリエステル樹脂(東
洋紡績社製:MDI16(30%溶液))を4部、コロ
イダルシリカ(日産化学社製:スノーデックスOL(2
0%溶液))を0.3部、水45部、イソプロピルアル
コール44.2部からなる塗布液をワイヤーバー(#
5)でコートし、160℃で1分乾燥し、平均塗布量
0.2g/m2 の下引き層を形成した。
【0028】次に該支持体上、酸化亜鉛(堺化学社製:
SAZEX#2000)12部、PVA(日本合成社
製:ゴーゼノールNL−05)の15%水溶液を32
部、メラミン樹脂(住友化学社製:スミテックレジンM
3)80%溶液を2部、有機アミン塩(住友化学社製:
アクセレーターACX)35%溶液を1部(結着剤固形
分に対し、6%)、水を34部、イソプロピレンアルコ
ールを20部からなる塗布液をワイヤーバー(#10)
でコートし、160℃で1分乾燥し、平均塗布量7g/
2 の湿し水適性付与層を有する平版印刷用原版を作成
した。次に春日電機社製H.F.GERERATOR
HFSS−201を使用して、間隔1mmで250〜3
00wの条件で湿し水適性付与層をコロナ処理した。次
いで、この上に市販のポジ版感光液を塗布、乾燥して平
均塗布量3g/m2 のPS版を作成した。このPS版に
ポジ画像フィルムを当てて露光焼き付け、現像して平版
印刷版を作成した。次いで、平版印刷版の表面をエッチ
液(日研化学社製:PPクリーンH)で処理した後、シ
ナノケンシ社製TEXELAR01型オフセット印刷機
にかけて、コート紙1万枚を実印刷した。この評価結果
を表1に示す。
【0029】実施例2〜5および比較例1〜4 それぞれ原料を表1のように変更した以外は、実施例1
と全く同様の方法において平版印刷版を得た。
【0030】実施例6 原料としてジカルボン酸成分としてジメチルテレフタレ
ート、グリコール成分としてブタンジオールとポリテト
ラメチレングリコールをモル比85:15で共重合した
ポリエステル樹脂エラストマーとアナターゼ型二酸化チ
タンを表1のような割合でポリエチレンテレフタレート
中に混合した以外は実施例1と全く同様の方法において
平版印刷版を得た。
【0031】実施例7 実施例1のフィルム上にカーボンブラック含有アクリル
樹脂を塗布し、導電性中間層を形成した。さらにこの上
に、光導電性酸化亜鉛(堺化学社製、#4000)とア
クリル樹脂LR333(三菱レーヨン社製)およびアク
リリック44−179(大日本インキ社製)を63/7
/3の割合で混合しさらにローズベンガル(増感剤)を
0.1部、トルエンを90部加え、160℃で1分乾燥
し、固形分厚み13μmの光導電層を形成した。さらに
支持体の反対面に、チタン酸カリウムのウイスカー(大
塚化学社製、TISTAT−PHS)、共重合ポリエス
テル樹脂(東洋紡績社製、MD16)、水、イソプロピ
ルアルコールを30/30/33/8の割合で混合した
ものをワイヤーバー(#10)で塗布し、160℃で1
分乾燥し、固形分厚み0.3μmのバックコート層を形
成した。この様にして湿式平版印刷版を作成した。本発
明の平版印刷版は、アルミ版や紙を使用した版に比べ、
取扱いが容易であり、柔軟性、クッション性が良好であ
るだけでなく、折り曲げ性や折り曲げ後のフィルムの強
度があるため、版胴への装着性が良好である。そのた
め、多数枚のカラー印刷が可能となり、平版印刷版とし
てきわめて有効である。
【0032】
【発明の効果】本発明は折り曲げ性において折り曲げや
すさやその部分の強度も高く、平版印刷版として極めて
有効であることがわかる。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光線透過率が50%以下でフィルムの折
    り曲げ角が30度以上90度以下であり、折り曲げ後の
    フィルム強度が8kg/mm2 以上であるポリエステル
    フィルムを用いたことを特徴とする平版印刷版。
  2. 【請求項2】 ポリエステルに該ポリエステルに非相溶
    の熱可塑性樹脂が混合された重合体混合物を少なくとも
    1軸に配向することにより作られる微細な空洞をを含有
    し、見かけ比重が1.05以上1.3未満であることを
    特徴とする請求項1記載の平版印刷版。
  3. 【請求項3】 内部に多数の空洞を含有する中心層の少
    なくとも片面に、ポリエステルからなる表層を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の平版印刷版。
JP30182193A 1993-09-14 1993-12-01 平版印刷版 Pending JPH07149072A (ja)

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TW83108435A TW258692B (ja) 1993-09-14 1994-09-13
KR1019940022990A KR100300490B1 (ko) 1993-09-14 1994-09-13 평판인쇄판
DE19944432523 DE4432523A1 (de) 1993-09-14 1994-09-13 Lithographische Platte
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020298A (ja) * 2013-07-17 2015-02-02 東洋紡株式会社 紙の代替使用が可能な折畳み保持性に優れたポリエステル系フィルム及び紙代替用途のフィルム製物品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015020298A (ja) * 2013-07-17 2015-02-02 東洋紡株式会社 紙の代替使用が可能な折畳み保持性に優れたポリエステル系フィルム及び紙代替用途のフィルム製物品

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