JPH07149702A - トリニトロフルオレノン誘導体の製造方法 - Google Patents

トリニトロフルオレノン誘導体の製造方法

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JPH07149702A
JPH07149702A JP30049293A JP30049293A JPH07149702A JP H07149702 A JPH07149702 A JP H07149702A JP 30049293 A JP30049293 A JP 30049293A JP 30049293 A JP30049293 A JP 30049293A JP H07149702 A JPH07149702 A JP H07149702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trinitrofluorenone
derivative
lower alcohol
formula
reaction
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Pending
Application number
JP30049293A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Kawaguchi
博文 川口
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 2,4,7−トリニトロフルオレノンに、ア
ニリン誘導体を縮合反応させて式(1)のトリニトロフ
ルオレノン誘導体を得るにあたり、反応混合物を低級ア
ルコールで洗浄して精製する。 (式中、R、R、R、RおよびRは同一また
は異なって、水素原子、アルキル基、アリール基、アル
コキシ基、アラルキル基またはハロゲン原子を示す。 【効果】 高純度なトリニトロフルオレノン誘導体を容
易に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トリニトロフルオレノ
ン誘導体の製造方法に関し、より詳しくは複写機、レー
ザープリンター等に使用される電子写真用有機感光体な
どにおいて電子輸送剤として好適に使用されるトリニト
ロフルオレノン誘導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】有機
感光体、とくに感度面および機械的強度面より導電性基
体上に電荷発生層、電荷輸送層を順次設けた正帯電型の
積層型有機感光体においては、電荷発生物質と共に、発
生した電子をスムーズに移動させるための電子輸送剤を
感光層中に含有させている。
【0003】かかる電子輸送剤には電子輸送性に優れて
いることはもとより、電荷発生剤とのマッチングが良好
であること、結着樹脂との相溶性に優れていることなど
が要求される。このような要求を満たすものとして、近
時、下記一般式で表されるようなトリニトロフルオレノ
ン誘導体(1) が提案されている。
【0004】
【化4】
【0005】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR
5 は同一または異なって、水素原子、アルキル基、アリ
ール基、アルコキシ基、アラルキル基またはハロゲン原
子を示す。)この誘導体(1) は、下記の反応行程式に示
すように、トリニトロフルオレノン(2) にアミン化合物
(3) を反応させて得られる。
【0006】
【化5】
【0007】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR
5 は前記と同じである。)ここで、アニリン誘導体(3)
は反応原料であると同時に溶媒としても機能するため、
トリニトロフルオレノン(1) に対して大過剰で使用され
る。反応生成物は、通常、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより精製される。しかしながら、反応終了後
の反応液にはアミン化合物(3) が大量に残存しており、
しかもこのアミン化合物(3) と反応生成物(1) とはシリ
カゲルカラムにおける展開位置が近いために、高い純度
で精製することが非常に困難であった。
【0008】本発明の主たる目的は、上述の技術的課題
を解決し、純度の高いトリニトロフルオレノン誘導体を
容易に得ることができるトリニトロフルオレノン誘導体
の製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明者ら
は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、前述
の反応行程式に従って反応させた後、反応混合物をメタ
ノールなどの低級アルコールで洗浄するときは、純度の
高いトリニトロフルオレノン誘導体を容易に得ることが
できる新たな事実を見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0010】すなわち、本発明のトリニトロフルオレノ
ン誘導体の製造方法は、式(2) :
【0011】
【化6】
【0012】で表される2,4,7−トリニトロフルオ
レノンに、一般式(3) :
【0013】
【化7】
【0014】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR
5 は同一または異なって、水素原子、アルキル基、アリ
ール基、アルコキシ基、アラルキル基またはハロゲン原
子を示す。)で表されるアニリン誘導体を反応させ、つ
いで反応混合物を低級アルコールで洗浄して、一般式
(1) :
【0015】
【化8】
【0016】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR
5 は前記と同じである。)で表されるトリニトロフルオ
レノン誘導体を得ることを特徴とする。かかる本発明に
おいては、反応混合物中に残存している上記アニリン誘
導体(3) が低級アルコールに容易に溶解するのに対し
て、反応生成物である上記トリニトロフルオレノン誘導
体(1) は低級アルコールに溶解しないという特質を有す
るため、反応混合物を低級アルコールで洗浄することに
より両化合物を確実にかつ容易に分離精製することがで
きる。
【0017】前記アニリン誘導体(3) における各置換基
を説明する。前記アルキル基としては、例えばメチル、
エチル、n-プロピル、イソプロピル、t−ブチル、ペン
チル、ヘキシル基などの炭素数が1〜6のアルキル基
が、アリール基としては、例えばフェニル基、ナフチル
基などが、アルコキシ基としては、例えばメトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、t−ブトキシ、ペンチルオキシ、
ヘキシルオキシ基などの炭素数が1〜6のアルコキシ基
が、アラルキル基としては、例えばベンジル、ベンズヒ
ドリル、トリチル、フェネチル基などがそれぞれあげら
れる。ハロゲン原子としては、塩素、臭素、フッ素、ヨ
ウ素があげられる。
【0018】反応は、前記トリニトロフルオレノン(2)
とアニリン誘導体(3) とを塩化亜鉛などの適当な触媒の
存在下で縮合させることにより行われる。反応は160
〜180℃で1〜2時間程度加熱して行われる。このと
き、アニリン誘導体(3) 自体が溶媒として機能する場合
にはこれを溶媒して使用するが、適当な有機溶媒中で反
応を行わせてもよい。このような溶媒としては、例えば
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラ
リン等があげられる。
【0019】反応終了後、反応液中に低級アルコールを
投入して、これに不溶なトリニトロフルオレノン誘導体
(1) を析出させ、これに溶解するアニリン誘導体(3) を
除去する。ついで、残渣を低級アルコールで洗浄する。
低級アルコールとしては、例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノールなどがあげられ、とくにメタノールを
使用するのが好ましい。洗浄量は残渣に対して5〜10
容量倍程度であればよく、また洗浄操作は1回だけでも
よいが、複数回行うのが望ましい。
【0020】かかる精製操作によって高純度のトリニト
ロフルオレノン誘導体(1) が得られるが、より高純度な
トリニトロフルオレノン誘導体(1) が望まれる場合に
は、通常のシリカゲルカラムクロマトグラフィーを実施
すればよい。かくして得られるトリニトロフルオレノン
誘導体(1) は、高純度であるため電子輸送剤として有機
感光体などに好適に使用され、感光体の露光後の残留電
位の低減による感度の向上に大きく寄与する。
【0021】
【実施例】以下、実施例および比較例をあげて本発明の
トリニトロフルオレノン誘導体の製造方法を説明する。 実施例 2,4,7−トリニトロフルオレン2g(6.35ミリ
モル)を2,6−キシリジン50g中に入れ、塩化亜鉛
の存在下で170〜180℃で2時間反応させた。反応
後、塩化亜鉛をろ去し、残渣をメタール300mlに投
入して、過剰の2,6−キシリジンを溶解させて除去し
た。析出した結晶をメタノール20mlで1回洗浄後、
乾燥して、トリニトロフルオレノン誘導体1.9gを得
た(収率68%)。この生成物の純度は、液体クロマト
グラフィーで分析したところ、95%であった。これを
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:クロロ
ホルム)て精製して最終生成物1.6g(純度99.7
%)を得た。 比較例 2,4,7−トリニトロフルオレン2g(6.35ミリ
モル)を2,6−キシリジン50g中に入れ、塩化亜鉛
の存在下で170〜180℃で2時間反応させた。反応
後、塩化亜鉛をろ去し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出液:クロロホルム)て精製して最終生成物
1.4g(収率50%、純度94%)を得た。
【0022】上記実施例から明らかなように、本発明の
トリニトロフルオレノン誘導体の製造方法によれば、一
度のシリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製に
より99%以上の純度の化合物が得られる。これに対し
て、比較例によれば、94%の純度の化合物しか得られ
なかった。このような化合物を感光体に用いると、不純
物によるトラップの発生等の問題が発生するため、有機
感光体に用いるには不可能な純度であった。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、トリニトロフルオレノ
ン誘導体の精製工程において反応混合物を低級アルコー
ルで洗浄して、余剰の未反応物と生成物とを分離するの
で、純度の高いトリニトロフルオレノン誘導体を容易に
得ることができるという効果がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(2) : 【化1】 で表される2,4,7−トリニトロフルオレノンに、一
    般式(3) : 【化2】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR5 は同一また
    は異なって、水素原子、アルキル基、アリール基、アル
    コキシ基、アラルキル基またはハロゲン原子を示す。)
    で表されるアニリン誘導体を反応させ、ついで反応混合
    物を低級アルコールで洗浄して、一般式(1) : 【化3】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR5 は前記と同
    じである。)で表されるトリニトロフルオレノン誘導体
    を得ることを特徴とするトリニトロフルオレノン誘導体
    の製造方法。
  2. 【請求項2】前記低級アルコールがメタノールである請
    求項1記載のトリニトロフルオレノン誘導体の製造方
    法。
JP30049293A 1993-11-30 1993-11-30 トリニトロフルオレノン誘導体の製造方法 Pending JPH07149702A (ja)

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