JPH07165338A - シート給送装置及び記録装置 - Google Patents

シート給送装置及び記録装置

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JPH07165338A
JPH07165338A JP5315331A JP31533193A JPH07165338A JP H07165338 A JPH07165338 A JP H07165338A JP 5315331 A JP5315331 A JP 5315331A JP 31533193 A JP31533193 A JP 31533193A JP H07165338 A JPH07165338 A JP H07165338A
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Koichi Tanno
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昌也 新町
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哲弘 新田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を削減して構成を簡略化し、制御を
簡略化することで多くの記録装置に流用可能としたシー
ト給送装置を提供し、該シート記録装置を装備してシー
ト給送後記録が開始されるまでの時間を短縮した記録装
置を提供する。 【構成】 自動給紙装置(ADF)において、給紙部1
に積載された記録シートPは、給紙ローラ2が回転して
給紙ローラゴム2aが記録シートPに接触することによ
り下流側に送り出され、離間領域に到達すると、給紙動
作が一時的に中止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ,複写機,
プリンター等の記録装置に装備されるシート給送装置に
係り、詳しくはシートを自動的に1枚ずつ分離給送する
シート給送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ,複写機,ファクシミリ
等の記録装置においては、記録シートとして普通紙の他
に葉書や封筒等の厚紙やプラスチック薄板等の特殊シー
ト等が使用されている。上記記録シートの供給は、1枚
ずつ手差しにより挿入するか、或いは自動給送装置(A
DF)によって自動的かつ連続的に送り込むことが行な
われている。
【0003】上記記録装置に装備された自動給送装置の
一例を図32に示す。同図において、記録装置51は、記録
シートPを分離して1枚ずつ供給する自動給送装置52
と、給送された記録シートPに画像情報を記録する記録
部53等を装備している。図32(a)に示すように、圧板
54上に積載された記録シートPは、加圧バネ55により給
送ローラ56と同軸上のコロ57に圧接されていると共に、
上記圧板54の隅角部には分離爪58が設けられている。
【0004】図32(b)に示すように、給送ローラ56の
回転により給送される記録シートPは、分離爪58により
分離され、図32(c)に示すようにガイド部59にガイド
されて搬送ローラ60とピンチローラ61間に一定量送り込
まれる。この時給送ローラ56は、記録シートPに接触状
態にあり、搬送ローラ60とピンチローラ61は記録シート
Pのこしによって給送方向に対して逆転する方向に力を
受ける。これに対し上記給送ローラ56は図示しない逆転
防止機構により記録シートPの逆方向への搬送を阻止す
る構成になっている。そして記録シートPの先端は搬送
ローラ60とピンチローラ61のニップまで戻され、図32
(d)に示すように、搬送ローラ60と給送ローラ56との
間で記録シートPにたわみが生じる。このたわみにより
発生する搬送ローラ60及びピンチローラ61のニップに押
し付ける力が働いて、記録シートPの先端は副走査方向
(シート搬送方向)に平行に修正される。次に図32
(e)(f)に示すように、上記搬送ローラ60を駆動し
て記録シートPを記録位置に搬送する。この時給送ロー
ラ56は連れ回って、切欠面が記録シートPにほぼ平行と
なる待機位置で停止し、コロ57は記録シートPの搬送動
作に伴って連れ回る。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来の自動給送装置52においては、以下に述べる問題
があった。即ち、装置の構成が複雑になり、構成する部
品点数が多くなってしまう。また制御が複雑であり、記
録装置51の構成を限定するため、1つの自動給送装置52
を構成の異なる多くの記録装置に流用することが困難に
なる。また記録シートPの自動給送装置52より給送開始
後、記録部53で記録が開始されるまでに要する時間が多
くなる。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、部品点数を削減して構成を簡略化し、制御を簡略
化することで多くの記録装置に流用可能としたシート給
送装置を提供し、該シート記録装置を装備してシート給
送後記録が開始されるまでの時間を短縮した記録装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される本発明の代表的
な手段は、シートを積載するシート積載手段と、前記シ
ート積載手段に積載されたシートを送り出すシート給送
手段と、を有するシート給送装置において、前記シート
給送手段は、シート接触面が高摩擦部材で形成された給
送回転体を装備し、シート給送動作中に少なくとも1回
シートと高摩擦部材を離間させることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記手段によれば、シート給送装置において、
シート積載手段に積載されたシートは、シート給送手段
が動作して給送回転体が回転して高摩擦部材がシートに
接触することにより下流側に送り出され、離間領域に到
達すると、給送動作が一時的に中止される。
【0009】また前記給送回転体を同軸上に複数配置
し、各給送回転体の離間領域を異なるように配置した場
合には、シートは離間領域と反対側に回転し、またシー
トの動きを規制する規制手段を設けることにより、シー
トをスリップ状態にする。
【0010】また前記給送回転体のうちシート給送方向
と平行な辺の少なくとも一辺をガイドするガイド部材を
設けることにより、シートがスリップした際にシート給
送方向と平行な辺をガイド部材に沿わせてシートを真っ
直ぐに修正する。
【0011】更に前記各給送回転体の高摩擦部材とシー
トとの離間領域幅を前記ガイド部材に近い給送回転体ほ
ど小さく設定した場合には、シートのスリップ量を左右
で異ならせて、シートを回転させて前記ガイド部材に突
き当てる。
【0012】また記録装置においては、前記給送回転体
の高摩擦部材とシートとの離間領域が、シートが分離手
段により分離された後に到達するように設定したこと
で、分離手段により分離される際に生ずる不整列な状態
を修正することができる。
【0013】また前記給送ローラの高摩擦部材とシート
との離間領域が、シート端が検出手段による検出位置に
到達する前に通過するように設定し、前記検出手段がシ
ートを検出してからシートがスリップするようにしてシ
ート端位置を誤って認識するのを防止する。
【0014】更にシート端が前記検出手段による検出位
置に到達した後に、前記給送回転体の回転位置が高摩擦
部材とシートとの離間領域に到達するトラブルが発生し
た場合に備えてシート端位置を揃える。
【0015】
【実施例】
〔第1実施例〕次に図面を参照して本発明に係るシート
給送装置の一実施例について説明する。本実施例ではイ
ンクジェット記録装置に装備したシート給送装置を用い
て説明する。図1はインクジェット記録装置の概略構成
を示す斜視説明図、図2はシート給送装置の正面図、図
3及び図4はシート給送装置の駆動伝達系を示す側面
図、図5及び図6はシート給送装置の側面図、図7はイ
ンクジェット記録装置の断面説明図、図8及び図9は給
紙ローラの説明図、図10〜図14は給紙動作を示す説明
図、図15はインクジェット記録装置の制御動作を示すフ
ローチャートである。
【0016】先ず図1〜図9を参照してインクジェット
記録装置の概略構成について説明する。本実施例は、自
動給紙装置(ADF)一体型の記録装置であり、給紙
部、送紙部、排紙部、キャリッジ部、クリーニング部等
を装備している。以下、これらの構成について説明す
る。
【0017】先ず給紙部の構成について説明すると、給
紙部1は図1に示すように30°〜60°の角度を持って装
置本体に取り付けられており、セットされた記録シート
Pは記録後水平に排出されるように構成されている。給
紙部1には、図2に示すように、給紙ローラ2、分離爪
3、可動サイドガイド4、ベース5、圧板6、圧板バネ
7、駆動ギヤ(入力ギヤ8a、アイドラギヤ8b,8
c,8e、給紙ローラギヤ8d)、リリースカム9、爪
バネ10、解除レバー11、解除カム12等を装備している
(図3,図4参照)。上記リリースカム9は、圧板6を
図5に示す位置まで押し下げているので、記録シートP
は給紙ローラ2より離れている。
【0018】記録シートPがセットされた状態で、後述
する搬送ローラ14の駆動を駆動ギヤ8a〜8eにより給
紙ローラ2及びリリースカム9に伝達する。このリリー
スカム9が圧板6より離れると、該圧板6が図6に示す
位置まで上昇し、給紙ローラ2と記録シートPが接し、
給紙ローラ5の回転に伴いピックアップされ、分離爪3
により1枚ずつ分離される。分離された記録シートPは
後述する送紙部13へ送られる。給紙ローラ2とリリース
カム9は、記録シートPを送紙部13へ送り込むまで1回
転し、再び圧板6を給紙ローラ2に対してリリースした
状態で給紙ローラ2からの駆動が切られ、このイニシャ
ル状態を保持する。
【0019】送紙部13は、図7に示すように、搬送ロー
ラ14、ピンチローラ15、ピンチローラガイド16、ピンチ
ローラバネ17、PEセンサレバー18、PEセンサ19、P
Eセンサバネ20、上ガイド21、プラテン22等を装備して
いる。上記送紙部13に送られた記録シートPは、プラテ
ン22と上ガイド21,ピンチローラガイド16にガイドされ
て、搬送ローラ14とピンチローラ15とのニップ部に送ら
れる。このローラ対14,15のシート搬送方向上流側には
PEセンサレバー18が設けられており、記録シートPの
先端を検知し、記録シートPの記録開始位置を定める基
準となる。上記ピンチローラ15は、ピンチローラガイド
16をピンチローラバネ17により付勢することで、搬送ロ
ーラ14に押圧されており、該搬送ローラ14の回転に従動
回転して記録シートPの搬送力を生み出している。上記
搬送ローラ14及びピンチローラ15間に搬送された記録シ
ートPは、LFモータ23を駆動することにより、搬送ロ
ーラ14及びピンチローラ15を回転させてプラテン22上を
記録開始位置まで所定量搬送される。そして記録ヘッド
24により所定の画像情報に基づいた記録を行なうように
構成されている。
【0020】記録ヘッド24は搬送ローラ14及びピンチロ
ーラ15により搬送された記録シートPにインク像を記録
するものである。この装置における記録手段としては、
記録ヘッドからインクを吐出して記録するインクジェッ
ト記録方式を用いている。即ち、この記録ヘッドは微細
な液体吐出口(オリフィス)、液路及びこの液路の一部
に設けられるエネルギー作用部と、該作用部にある液体
に作用させる液滴形成エネルギーを発生するエネルギー
発生手段を備えている。
【0021】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0022】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段とし
て用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、且
つ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上
が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に
活用出来、高密度実装化が容易で、製造コストも安価な
ことから有利である。
【0023】キャリッジ部25は、図1に示すように記録
ヘッド24を取り付けるキャリッジ26と、該キャリッジ26
をシート搬送方向と直角方向に往復走査させるためのガ
イド軸27と、上記キャリッジ26の後端を保持し、記録ヘ
ッド24と記録シートP間の距離を維持するガイド28、キ
ャリッジモータ29の駆動をキャリッジ26に伝達するタイ
ミングベルト30、該タイミングベルト30を張設するアイ
ドルプーリ31、記録ヘッド24へ電気基板からのヘッド駆
動信号を伝達するためのフレキシブル基板32等を装備し
ている。前記記録ヘッド24はインクタンクと一体に構成
され、交換可能な記録ヘッドであり、キャリッジ26と一
体となって走査されることにより、プラテン22上を搬送
される記録シートPにインク像を記録する。
【0024】排紙部33は、図1に示すように、排紙ロー
ラ34と該排紙ローラ34に搬送ローラ14の駆動を伝達する
伝達ローラ35、記録シートPの排出を補助する拍車36、
排紙トレイ37等を装備している。上記排紙ローラ34及び
拍車36により記録後の記録シートPを記録面を汚すこと
なく排紙トレイ37上に排出する。
【0025】クリーニング部38は、図1に示すように、
記録ヘッド24のクリーニングを行なうポンプ39と、記録
ヘッド24の乾燥を抑えるためのキャップ40、及び搬送ロ
ーラ14からの駆動を給紙部1及びポンプ39に切り換える
駆動切り換えアーム41等を装備している。上記駆動切り
換えアーム41は、給紙時及びクリーニング時以外は図1
に示す位置にあり、搬送ローラ14の軸芯を中心に回転す
る図示しない遊星ギヤを所定位置で固定しているので、
搬送ローラ14の駆動はポンプ39及び給紙部1へは伝達さ
れない。またキャリッジ26を移動させることで、駆動切
り換えアーム41を図1の矢印A方向に移動させると、搬
送ローラ14の正転逆転に応じて遊星ギヤが移動し、搬送
ローラ14の正転時に給紙部1に駆動が伝達され、逆転時
にポンプ39に駆動が伝達されるように構成されている。
【0026】また前記搬送ローラ14等を駆動するLFモ
ータ23及びキャリッジ26を駆動するキャリッジモータ29
は、図示しないドライバにより送られる信号に応じて、
所定の角度だけ回転するステッピングモータを用いてい
る。
【0027】また前記給紙ローラ2には、該給紙ローラ
2の周囲に取り付けた給紙ローラゴム2aの径より小さ
い半径を有するセンサ板42が設けられている。このセン
サ板42は、一途が切り欠かれており、給紙ローラ2及び
リリースカム9が図5に示す圧板6を解除するイニシャ
ル位置に有る場合のみ、図7に示す電気基板43上に直接
設けられたフォトインタラプタ等からなるローラセンサ
44を遮光せずに透光状態となるように構成されている。
上記センサ板42の状態を検出することで、給紙ローラ2
の角度位置及び給紙ローラ2に位相を合わせ、連動され
るリリースカム9の角度位置を検出することができ、記
録シートPの給紙シーケンスにおける制御のタイミング
を計ることができる。
【0028】次に前記給紙部1の構成について詳細に説
明する。給紙部1は、図2に示すように、ベース5に各
部品が取り付けられて、ユニットを形成している。本実
施例の給紙部1は、記録シートPの片側を基準としたも
のであり、ベース5の右側板5bが紙基準となってい
る。上記ベース5は圧板6が図5に示すように退避で
き、かつ給紙ローラ2のローラ部2bにほぼ対向する位
置に圧板バネ7を設けるための凹部が形成されている。
また上記圧板6は、図5に示すように両側面上部に形成
された圧板軸6aによりベース5に結合されており、該
圧板軸6aを中心に回動可能に取り付けられている。ま
た図2に示すように、上記圧板6の給紙ローラ2に対向
する位置には人工皮等の摩擦係数の比較的大きい材質か
らなる分離パット46が設けられており、記録シートPの
積載枚数が少なくなった時の重送等を防止している。ま
た、上記圧板6上には、左右にスライドできる可動サイ
ドガイド4が取り付けられており、サイズの異なる記録
シートPを紙基準面にセットできるように構成されてい
る。
【0029】給紙ローラ2は、ベース5に両端を保持さ
れ、回転可能に取り付けられている。この給紙ローラ2
は図8に示すようにローラ部2bと軸部2cからなるプ
ラスチック等の一体成型品であり、ローラ部2bの周り
に記録シートPの搬送を行なうための給紙ローラゴム2
aが巻き付けられている。上記ローラ部2bはD型断面
形状(または半月形状)をなし、ローラ部2bの各外側
に給紙ローラ2に取り付けられた給紙ローラゴム2aの
半径より0.5 〜3mm小さい半径のローラコロ46が設け
られており、給紙時以外に記録シートPが給紙ローラ2
の給紙ローラゴム2aに触れることにより、画像の汚れ
或いは給紙ローラ2の位置ずれを防止している。
【0030】また上記ローラ部2bは図2に示すように
軸部2cに2個取り付けられており、紙基準より各々約
40mmと約170 mmの位置に固定されている。従って、
A4サイズ等は2個のローラ部2bで搬送し、葉書等は
紙基準側の1個のローラ部2bのみで搬送している。ま
た各ローラ部2bの両側面には、上記給紙ローラゴム2
aより大きな半径に設定したリブ2dを立てた領域(以
下『離間領域』という)を、図9(a)に示すように紙
基準側の給紙ローラ2のローラ部2bで円周方向距離1
mm、図9(b)に示すように他方の給紙ローラ2のロ
ーラ部2bで3mmとし、その各離間両域は同半径で各
領域の中心位置角度(α°)を各給紙ローラ2において
一致させた。
【0031】前述のクリーニング部38の駆動切り換えア
ーム41を矢印A方向にキャリッジ26で移動させ、搬送ロ
ーラ14を正転させると、図示しない遊星ギヤが移動し
て、図4に示す入力ギヤ8aと噛み合うことで給紙部1
に駆動が伝達される。上記入力ギヤ8aは、アイドラギ
ヤ8b,8cを介して給紙ローラ2に結合している給紙
ローラギヤ8dに駆動を伝達し、給紙ローラ2を回転さ
せることで記録シートPを搬送することができる。更に
給紙ローラギヤ8dは、クラッチギヤ8e、アイドラギ
ヤ8fを介してリリースカム9に駆動が伝達される。こ
の時、給紙ローラ2とリリースカム9は1回転ごとの位
相が合うように構成されており、図4及び図5に示す圧
板6をリリースした状態においては、給紙ローラ2は図
5に示すように切欠部(半月部)が圧板6に対向するよ
うに構成されている。
【0032】リリースカム9は給紙ローラ2の半月部の
中心角度約120 °の間のみ圧板6を解除するような形状
になっており、給紙ローラ2の半月部以外が圧板6と対
向する時は、必ず記録シートP又は圧板6と200 g〜50
0 gの圧力で接するように構成されている。更にリリー
スカム9は図2に示すようにベース5の右側板5bに開
いた穴より突出した圧板6の押し下げ部6bを押し下げ
ることで圧板6の圧接を解除している。この時図7に示
すベース5に取り付けられた圧板カム47を、圧板6の押
し下げ部6bに近い側のカム6cが押し下げ、圧板カム
47が支点47aを中心に回転し、該圧板カム47はカム6d
を押し下げる。
【0033】以上により、圧板6の端部の押し下げ部6
bを押し下げても、圧板6はベース5に対して傾かず、
ほぼ平行に押圧が解除される。クラッチギヤ8eの中部
にはクラッチバネ48が設けられており、図3の矢印B方
向にはバネが締まる方向に嵌め込まれており、逆転しな
いように構成されている。
【0034】分離爪3は、図3に示すように、支点3a
を中心に回転可能であり、爪バネ10により記録シートP
又は圧板6に20g〜100 gで付勢されている。上記分離
爪3はいわゆる普通紙の記録シートPの給紙の際の分離
を行なうもので、図2に示すように、紙基準側のみに設
けられており、記録シートPの角部を三角形に覆うよう
な形状をしている。記録シートPは、分離爪3の三角形
の部分で抵抗を受けることで、1枚ずつ分離することが
できる。また、普通紙以外の厚紙等の分離は、分離爪3
を記録シートPにかけずにベース5の下ガイド部5a
(図5参照)に突き当てることで該下ガイド部5aの抵
抗を用いて1枚ずつ分離することができる。
【0035】解除レバー11及び解除カム12は、図3に示
すように、リリースカム9と同軸上に設けられている。
上記解除レバー11及び解除カム12はリリースカム9とは
連動しておらず、独立に駆動され、ユーザーが記録シー
トPをセットするためのものである。上記解除レバー11
及び解除カム12はギヤを介して連結されており、解除レ
バー11はフィードポジション厚紙セットポジション
普通紙セットポジションの3つのポジションを有して
おり、各々のポジションが約20°〜50°の角度位置間隔
で設けられている。この解除レバー11の3つのポジショ
ンに対応し、解除カム12が約90°ずつ回転するように互
いのギヤ比が設定されている。
【0036】フィードポジションにおいては、解除カ
ム12は圧板6の押し下げ部6bのみを押し下げるので、
分離爪3の押し下げ部3bには働かない。通常の給紙時
は、このポジションにある。 厚紙ポジションにおいては、解除カム12が圧板6の押
し下げ部6bのみを押し下げるので、分離爪3は圧板6
に沿って下がり、分離爪3を記録シートPに掛けないよ
うに厚紙をセットできる。 普通紙セットポジションのにおいては、解除カム12が
圧板6の押し下げ部6b及び分離爪3の押し下げ部3b
の両方を押し下げるので、分離爪3が圧板6に対して浮
き上がり、分離爪3を記録シートPの角部にかけるよう
にして普通紙セットを行なうことができる。
【0037】尚、前述したギヤ群(給紙ローラ軸を除
く)及び分離爪3、解除レバー11、解除カム12等は、ベ
ース5の右側板5b上に配置した軸に設けられており、
該軸中心に回転可能に取り付けられている。
【0038】次に前記給紙部1の離間領域の効果によ
り、給紙状態を安定することができる過程について説明
する。先ず前記給紙部1に示すように、記録シートPの
先端を規制する分離爪3が片側にしか存在しない場合に
は、図10に示すように、記録しーとPの積載状態は分離
爪3を支点に分離爪3の無い側が落ち気味にセットされ
易い。この状態から給紙ローラ2を回転させて圧板6に
支持された記録シートPが給送ローラ2に圧接して給紙
が開始される。
【0039】次に図11に示すように、給紙ローラ2の回
転が進むと記録シートPが分離爪3より外れ始める。図
12に分離爪3による分離終了後の状態を示す。この時点
ではまだ記録シートPは積載状態と同様に傾斜したまま
である。分離爪3による分離終了後から各給紙ローラ2
のリブ2dが記録シートPに接触し始め、給紙ローラゴ
ム2aと記録シートPが離間した離間状態となる。上記
リブ2dは給紙ローラ2と一体でプラスチックの低摩擦
部材により形成されているため、給送中の記録シートP
と圧板6上に積載された記録シートPとの間に発生する
摩擦力が、給送中の記録シートPと給紙ローラ2との間
に発生する摩擦力より大きくなり、給送中の記録シート
Pは停止状態になる。本実施例においては、リブ2dが
離間手段と記録シートPの動きを規制する規制手段とを
兼ねている。
【0040】紙基準側の給紙ローラ2に対し、他方の給
紙ローラ2の方が給紙ローラゴム2aと記録シートPと
の離間距離を長く設定してあるため、図13に示すよう
に、給送中の記録シートPは、紙基準から遠い側のロー
ラ部2bを中心に回転し、記録シートPの紙基準側の辺
がガイド手段であるベース5の右側板5bに突き当てら
れた状態になる。このように、給紙ローラゴム2aが記
録シートPと離間状態になるまでに、記録シートPが反
時計方向に傾斜した場合は、両ローラ部2bの離間領域
幅の差により時計方向に回転させられ、記録シートPの
紙基準側の辺がベース5の右側板5bに突き当てられた
時点で、反時計方向に回転する力が発生し、その力が積
載状態にある記録シートPと給送中の記録シートPの摩
擦力に打ち勝ち、両ローラ部2bがスリップ状態の時
に、記録シートPは給紙方向に平行に修正される。
【0041】上記給紙ローラゴム2aが記録シートPと
離間状態になるまでに、記録シートPが時計方向に傾斜
した場合には、両ローラ部2bの離間領域幅の差によ
り、更に時計回り方向に回転させられるが、ローラ部2
bが双方の離間領域に到達し、記録シートPはスリップ
状態になった時に、記録シートPの紙基準側の辺が、ベ
ース5の右側板5bから反時計方向に回転させる力が発
生し、その力が積載状態にある記録シートPと給送中の
記録シートPの摩擦力に打ち勝ち、記録シートPは給紙
方向に平行に修正される。
【0042】また両ローラ部2bの離間領域が記録シー
トPから外れるタイミングを紙基準側で多少早めること
で、記録シートPの紙基準側の辺が、ベース5の右側板
5bに突き当てられたときに受ける反時計方向の回転力
により、右側板5bから離れてしまうことを防止してい
る。
【0043】上記ローラ部2bのスリップ量の差は、図
10に示すように、分離爪3に記録シートPの片側のみ支
持されることにより生じる記録シートPの傾きにより生
じる隙間t(約1mm)と2個のローラ部2bの距離か
らtを0にするために要する記録シートPの回転量を算
出し、それに基づき上記設定を行なった。
【0044】次に前記給紙部1の制御動作について図14
に示す動作状態を参照しながら図15に示すフローチャー
トに沿って説明する。給紙部1の制御動作は、給紙ロー
ラ2が所定のイニシャル位置にある場合と、イニシャル
位置に無いトラブルの場合とに大別できる。先ず、給紙
ローラ2が所定のイニシャル位置にある場合に制御につ
いて説明する。
【0045】図15において、給紙スタート信号が送信さ
れると、ステップS1においてキャリッジ26を移動さ
せ、駆動切り換えアーム41を移動させ、搬送ローラ14の
駆動が給紙部1に伝達できるようにする(ASFポジシ
ョン)。次にステップS2に進行してローラセンサ44の
状態を判断し、イニシャル位置に給紙ローラ2がある場
合にはステップS3に進行し、そうでない場合にはステ
ップS に進行する。給紙ローラ2がイニシャル位置に
ある場合には、ステップS3において給紙ローラ2を回
転させ、ステップS4に進行してセンサ板42のエッジを
検知し、検知してからのLFモータ23の駆動パルスをカ
ウント(N1)することで、給紙ローラ2の角度位置を
正確に管理することで、精度の良い制御を行なうことが
できる。
【0046】給紙ローラ2が約60°回転し、給紙ローラ
ゴム2aの円形部が記録シートPに対向する位置にくる
と、給紙ローラ2に連動して回転している解除カム12が
圧板6を解除することで、給紙ローラゴム2aと記録シ
ートPは圧板バネ7の付勢力により圧接されるので、記
録シートPの搬送力が生じる(図14(a)参照)。次に
ステップS6に進行して搬送される記録シートPの先端
の検知をPEセンサ19で行い、ステップS7に進行して
紙先端を検知したときのLFパルスカウントN1をN2
として保存する。
【0047】次にステップS8及びステップS9に進行
して、(所定パルスX)<N2<(所定パルスY)の時
は、正常状態と判断し、ステップS10に進行して、給紙
ローラ2を切欠部(半月部)が記録シートPに対向する
位置であるイニシャル位置まで回転する。この動作の中
で、解除カム12が圧板6の押し下げ部6bを再び押し下
げることにより、再度圧板6を解除した状態にすること
ができる(図14(b)参照)。給紙ローラ2の回転終了
時、記録シートP先端は、搬送ローラ14及びピンチロー
ラ15間を通過している。この時、給紙ローラ5がイニシ
ャル位置まで回転した状態での記録シートPの先端位置
を駆動パルスカウントN2より算出する。
【0048】次にステップS11において、N2が所定パ
ルスXより多いと、記録シートPの先端位置が記録ヘッ
ド24のノズルの先端より下流側にあると判断し、ステッ
プS12に進行してキャリッジ26を移動させ、更にステッ
プS13に進行してLFモータ23を逆転し、記録シート先
端位置を搬送ローラ14より11.5mmまで戻す。上記LF
モータ23の逆転量はN2より算出する。この時、ステッ
プS12にいてキャリッジ26を移動させることで、駆動切
り換えアーム41が移動し、搬送ローラ14を給紙部1に伝
達できないように構成されている。次にステップS14に
進行して、ギヤのバックラッシュを取るための搬送ロー
ラ14の正転を行い、0.7 mm記録シートを搬送して、記
録ヘッド24のノズル先端より余白1.5 mmの位置設定が
実現でき(図14(e)参照)、給紙を終了する。
【0049】上記ステップS11において、N2が所定パ
ルスZより少ないと、記録シートPの先端位置が記録ヘ
ッド24の先端より上流側にあると判断し(図14(d)参
照)、ステップS15に進行してキャリッジ26を移動さ
せ、この状態で搬送ローラ14を逆転させることで、駆動
切り換えアーム41が移動し、搬送ローラ14の駆動を給紙
部1に伝達できないようにする。次にステップS16に進
行して、搬送ローラ14を正転させて、記録ヘッド24のノ
ズル先端より余白1.5 mmの位置設定が実現でき(図14
(e)参照)、給紙を終了する。
【0050】次に前記ステップS9において、紙先端を
検知したときのLFパルスカウント(N2)が所定パル
スYより多いと、給紙ローラ2の1回転で、記録シート
Pの先端を搬送ローラ14及びピンチローラ15間に到達不
可能な量の滑りが記録シートPと給紙ローラ2との間に
生じたトラブル状態にあると判断し、ステップS17に進
行する。
【0051】ステップS17において、給紙ローラ2をイ
ニシャル位置まで回転し、ステップS18において更に1
回転させる。次にステップS19に進行してキャリッジ26
を移動させる。次にステップS20に進行して記録シート
Pの先端を搬送ローラ14まで戻すため、搬送ローラ14を
逆転させる(図14(c)参照)。これに伴い、駆動切り
換えアーム41が移動し、搬送ローラ14の駆動が給紙部1
に伝達できないようにする。次にステップS21に進行し
て搬送ローラ14を一定パルス正転させ、記録ヘッド24の
ノズル先端より余白1.5 mmの位置設定が実現でき(図
14(e))給紙を終了する。
【0052】前記ステップS8で、紙先端を検知した時
のLFパルスカウント(N2)が所定パルスXより少な
いと、記録シートPが給紙開始以前から下流側へ落ち込
んでおり、紙先端位置検知後に給紙ローラ2のリブ2d
が記録シートPに接触し、給紙ローラゴム2aと記録シ
ートPが離間状態に入り、紙先端位置を正確に認識でき
ないトラブル状態にあると判断し、ステップS17に進行
する。
【0053】ステップS17において、給紙ローラ2をイ
ニシャル位置まで回転し、ステップS18に進行してキャ
リッジ26を移動させる。次にステップS19に進行して記
録シートP先端を搬送ローラ14まで戻すため、該搬送ロ
ーラ14を逆転させる(図14(c)参照)。これに伴い、
駆動切り換えアーム41が移動し、搬送ローラ14の駆動が
給紙部1に伝達できないようにする。次にステップS20
において、搬送ローラ14を一定パルスで正転し、記録ヘ
ッド24のノズル先端より余白1.5 mmの位置設定が実現
でき(図14(e))給紙を終了する。
【0054】次に前記ステップS6において、PEセン
サ19がON状態にならない場合には、ステップS21に進
行して、給紙ローラ2をイニシャル位置まで回転させ、
次いでステップS22に進行してローラセンサ44がONし
たことを確認すると、ステップS23に進行して給紙ロー
ラ2を再度回転させる。次にステップS24において、セ
ンサ板42のエッジを検知すると(ローラセンサOF
F)、ステップS25に進行してエッジを検知してからの
LFモータ23の駆動パルスをカウント(N1)すること
で、給紙ローラ2の角度位置を正確に管理する。次にス
テップS26に進行して記録シートPの先端位置を検知し
た場合(PEセンサON)には、ステップS7に進行
し、検知されない場合にはステップS27に進行して給紙
ローラ2をイニシャル位置まで回転させて停止し、ステ
ップS28に進行してエラー表示を行ない、給紙を終了す
る。
【0055】上記構成によれば、給紙動作の制御が簡単
になり、記録装置の構成を限定しないため、自動給紙装
置(ADF)を構成の異なる多くの記録装置に流用する
ことができる。また給紙部1の構成を簡略化して部品点
数を削減することができる。更に記録シートPをADF
から給送開始後微少時間で記録部に搬送して高速記録に
寄与することができる。
【0056】〔第2実施例〕前記給紙ローラ2のローラ
部2bの離間領域は、前記第1実施例に示すように、給
紙ローラ2の給紙ローラゴム2aに対して低摩擦部材よ
りなるローラ部2bにリブ2dを設けてゴム部2aより
径を大きくするように構成したが、図16及び図17に示す
ように、給紙ローラゴム2aの円弧2a′又はローラ部
2bの円弧2b′を一部削除した形状にしても同様の効
果が得られる。
【0057】〔第3実施例〕また前記第1実施例におい
ては、軸部2cにローラ部2bを2箇所に嵌め込んだ給
紙ローラ2を用いたが、図18に示すように、給紙ローラ
2を軸部2cに円筒状ローラ部2bを嵌め込んで、該ロ
ーラ部2bの幅方向両端に突設したリブ2dの幅(L
1,L2)を異ならせることにより1個の給紙ローラ2
で同様の効果を得ることもできる。
【0058】〔第4実施例〕又図19(a)(b)に示す
ように、給紙ローラ2のローラ部2bの半径方向の記録
シートPと給紙ローラゴム2aとの距離r,Rを複数の
ローラで異ならせることによっても、離間領域幅を異な
らせることができ、前記第1実施例と同様の効果を得る
ことができる。
【0059】〔第5実施例〕また給紙ローラ2のローラ
部2bに突設したリブ2dは、該ローラ部2bの両端に
設ける必要はなく、図20に示すようにローラ部2bの中
央付近に設けてもよい。この場合、給紙ローラゴム2a
に対応するリブ2dが突出する穴を設ける必要がある。
また前記ローラ部2bのリブ2dは一体成型ではなく、
別体により構成することも可能である。
【0060】〔第6実施例〕図21は給紙ローラ2の離間
領域設定位置をローラにより異ならせた場合の説明図で
ある。前記第1実施例では、図21(a)に示すように、
紙基準より遠い側の給紙ローラ2の離間領域の方が記録
シートPに対して先に到達し、遅れて脱出するように構
成されていた。しかし給紙装置の構成の違いにより図21
(b)に示すように、紙基準側の給紙ローラ2と紙基準
より遠い側の給紙ローラ2の離間領域が同時に到達し
て、紙基準より遠い側の給紙ローラ2が遅れて脱出する
ように構成したり、或いは図21(c)に示すように、紙
基準より遠い側の給紙ローラ2の離間領域の方が記録シ
ートPに対して先に到達し、紙基準側の給紙ローラ2と
同時に脱出するように構成する方が効果を発揮する場合
もある。
【0061】また図21(d)は、紙基準側の給紙ローラ
2の離間領域が先に到達し、先に脱出する場合を示す。
この場合には、図22〜図24に示すように、記録シートP
の紙基準側の辺がベース5の右側板5bより離れて積載
される時に効果を発揮する。具体的には、図22のよう
に、ベース5の右側板5bより記録シートPの辺が離れ
て積載された場合には、先に紙基準側の給紙ローラ2の
離間領域が到達することで、図23に示すように記録シー
トPは反時計方向に回転させられ、記録シートPの紙基
準側下流側の角部が右側板5bに押し当てられる。その
後紙基準側から遠い側の給紙ローラ2が離間領域のみが
記録シートPに対向している区間で、図24に示すように
記録シートPは時計回り方向に回転させられ、記録シー
トPの紙基準側のシート給紙方向上流側の辺が右側板5
bに押し当てられることで、記録シートPの紙基準側の
辺全体が右側板5bに押し当てられて平行になる。
【0062】図21(e)は、紙基準側に2つ、紙基準よ
り遠い側に2つの給紙ローラ2を夫々装備して、先ず紙
基準側の給紙ローラ2の離間領域が先に到達し、紙基準
より遠い側の給紙ローラ2の離間領域と同時に脱出させ
て、記録シートPは反時計方向に回転させられ、記録シ
ートPの紙基準側下流側の角部を右側板5bに押し当て
た状態にしてから、次に他の紙基準より遠い側の給紙ロ
ーラ2の離間領域が他の紙基準側の給紙ローラ2より先
に到達して遅れて脱出するように構成することにより、
記録シートPを時計方向に回転させて記録シートPの紙
基準側の辺全体が右側板5bに押し当てられて平行にな
るように構成したものである。
【0063】〔第7実施例〕図25〜図28は記録シートP
の先端が分離手段から解除された後、給紙ローラ2の離
間領域で記録シートPと給紙ローラ2とを完全にリリー
ス状態にし、その際シート給送方向下流側に記録シート
Pの動きを規制する規制手段を設けたものである。
【0064】図25において、圧板6に積載された記録シ
ートPは、給送動作が開始されると、図26に示すように
記録シートPはたわみを生じて、先端の角部を規制する
分離爪3から解除され始める。図27において記録シート
Pが分離爪3から解除され、1枚のみ分離された記録シ
ートPは、給送ローラ2が離間領域に到達することと、
図示しないリリース手段によって給紙ローラ2と完全に
離れることによって、ベース5の傾斜によって下流側に
移動し、該ベース5に形成された下ガイド部5bに先端
が突き当たってシート搬送方向に平行に修正される。こ
の状態から、図28に示すように、給送ローラ2の離間領
域が通過し、リリース状態が解除されることによって、
記録シートPは修正された状態で給送ローラ2により下
流側に再給紙される。
【0065】〔第8実施例〕図29において、給紙ローラ
2は、前記第1実施例と同様に軸部2cにローラ部2b
が2箇所配置されており、紙基準側より各々約40mmと
約170 mmの位置に固定されている。従って、A4サイ
ズ等の記録シートPは2個の給紙ローラ2で給送し、葉
書サイズ等記録シートPは紙基準側の1個の給送ローラ
2で給送する。また、図29に示すように、紙基準側の給
紙ローラ2の給紙ローラゴム2aの径(φU+δ)は、
紙基準より遠い側の給紙ローラ2の給紙ローラゴム2a
の径(φU)よりδ/2だけ大きな半径に設定してあ
る。
【0066】上記給紙ローラ2の給紙ローラゴム2aの
外径に差を設けたことにより、給紙状態が安定させられ
る過程について説明する。先ず、本発明の給紙部1のよ
うに、記録シートPの先端を規制する分離爪3が片側に
しか存在しない場合には、図29に示すように、記録シー
トPの積載状態は、分離爪3を支点に該分離爪3に支持
されていない記録シートPの角部が落ち気味にセットさ
れ易い。この時記録シートPの傾きは、軸部2cの中心
から記録シートPの給送方向で131.5 mmの位置にある
紙基準上流端でベース5の右側板5bとの隙間(t=1
mm程度)が生じる。この状態から給紙ローラ2が回転
を開始し、圧板6に支持された記録シートPが給送ロー
ラ2の給紙ローラゴム2aに圧接され給紙が開始され
る。
【0067】給紙ローラ2は紙基準側の給紙ローラゴム
2aの外径が、紙基準より遠い側の給紙ローラゴム2a
より大きいことで、記録シートPは上流側から下流側へ
給送される作用だけではなく、記録シートPの下流側が
時計方向に回転する作用を受ける。この時図30に示すよ
うに、記録シートPが給送ローラ2による給送開始地点
から、搬送ローラ14とピンチローラ15間への記録シート
経路長LP に対し、給送ローラ2が要する回転角度を算
出し、その回転角度内に上記記録シートPと右側板5b
の隙間tを吸収できる2個の給紙ローラゴム2aの外径
差δを算出し設定した。本実施例は、紙基準側の給紙ロ
ーラゴム2aの外径をφ24.7mm、紙基準より遠い側の
給紙ローラゴム2aの外径をφ24mm、δ=0.7 mmに
設定されている。
【0068】上記作用により分離爪3の設けられていな
い側の記録シートPの角部は、給紙開始以前は、分離爪
側の記録シートPの角部より下流側に先行した状態にあ
るが、給紙ローラ2による前記給送動作により、記録シ
ートP先端が搬送ローラ14・ピンチローラ15間に到達す
る時点では、記録シートP両端の下流側角部がほぼ同時
に到達することを可能にする。
【0069】上記第8実施例では、紙基準側の給紙ロー
ラゴム2aの全周を紙基準より遠い側の給紙ローラゴム
2aに対し大径としたが、図31に示すように、大径の給
紙ローラゴム2aを給紙ローラ2が記録シートPを搬送
ローラ14・ピンチローラ15間に送り込むのに要する回転
角度範囲内(LP >LQ )に部分的に設けても良い。こ
の場合にも給紙ローラゴム2aの大径部分は中心角度か
ら必要な径の差を算出して設定する。
【0070】上記構成の給紙部1の離間領域の効果によ
り給紙状態が安定させられる過程については、前記第1
実施例と同様であるので説明を省略する。
【0071】尚、前記各実施例に示すADFの給紙部1
は、記録シートPの先端片側を分離爪3で規制し、1枚
ずつ分離する爪分離方式を用いていたが、記録シートP
の先端両側に分離爪を設けた分離方式や、デュプロ方式
等を用いることも可能である。
【0072】また、前述した各実施例では記録手段とし
てインクジェット記録方式を用いたが、記録信号に応じ
て電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体によって印
加される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を
利用してインクに生ずる気泡の成長,収縮により、イン
クを吐出口より吐出して記録を行うように構成すると更
に好ましい。
【0073】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第 4723129号明細書、同第 4740796号明細書
に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ま
しい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュア
ス型の何れにも適用可能であるが、特にオンデマンド型
の場合には、液体(インク)が保持されているシートや
液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情
報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与え
る少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、
電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッド
の熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信
号に一対一で対応した液体内の気泡を形成出来るので有
効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介
して液体を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成す
る。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気
泡の成長収縮が行われるので、特に優れた液体の吐出が
達成出来、より好ましい。
【0074】前記パルス形状の駆動信号としては、米国
特許第 4463359号明細書、同第 4345262号明細書に記載
されているようなものが適している。尚、前記熱作用面
の温度上昇率に関する発明の米国特許第 4313124号明細
書に記載されている条件を採用すると、更に優れた記録
を行うことが出来る。
【0075】記録ヘッドの構成としては、前述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱
作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する
米国特許第 4558333号明細書、同第 4459600号明細書を
用いた構成も本発明に含まれるものである。
【0076】また複数の電気熱変換体に対して、共通す
るスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示す
る特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸
収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭
59−138461号公報に基づいた構成としても本発明の効果
は有効である。即ち、記録ヘッドの形態がどのようなも
のであっても、本発明によれば記録を確実に効率良く行
うことが出来るようになるからである。
【0077】更に、記録部が記録出来る記録媒体の最大
幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッ
ドに対しても本発明は有効に適用出来る。そのような記
録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによって、
その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記
録ヘッドとしての構成のいずれでも良い。
【0078】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに固定された記録ヘッド、或いはキャリ
ッジに装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド等を用いても良い。
【0079】また本発明の記録部の構成として設けられ
る、記録ヘッドの回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定出来るので好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
いは吸引手段、電気熱変換タイプ或いはこれとは別の加
熱素子或いはこれらの組合せによる予備加熱手段、記録
とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定し
た記録を行うために有効である。
【0080】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類ないし個数についても、例えば単色のインクに対応
して1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異
にする複数のインクに対応して複数個数設けられるもの
であって良い。即ち、例えば記録部の記録モードとして
は黒色等の主流色のみの記録モードでなく、記録ヘッド
を一体的に構成する複数個の組合せによるかいずれでも
良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフル
カラーの少なくとも一つを備えた装置にも適用し得る。
【0081】更に加えて、前述した実施例に於いてはイ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化若しくは液化するも
の、或いはインクジェット記録方式ではインク自体を30
℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘
性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般
的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をな
すものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギーに
よる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化
のエネルギーとして使用せしめることで防止するか、ま
たはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録シートに到達する時点で
はすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギーに
よって初めて液化する性質のインクを使用する場合も適
用可能である。
【0082】このような場合のインクは、特開昭54− 5
6847号公報或いは特開昭60− 71260号公報に記載される
ような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状又は固形
物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向
するような形態としても良い。上述した各インクに対し
て最も有効なものは、前述した膜沸騰方式を実行するも
のである。
【0083】更に、前述したインクジェット記録装置の
形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出
力端末として用いられるものの他、リーダ等と組み合わ
せた複写装置、更には送受信機能を有するファクシミリ
装置の形態をとるもの等であっても良い。
【0084】また、前述した記録手段としてインクジェ
ット記録方式を用いた例を説明したが、本発明は記録方
式はインクジェット記録方式に限定する必要はなく、他
にも熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイヤード
ット記録方式等のインパクト記録方式以外の記録方式で
あっても適用し得る。またシリアル記録方式に限定する
必要もなく、所謂ライン記録方式を用いても良い。
【0085】
【発明の効果】本発明は前述したように、シート給送動
作の制御が簡単になり、記録装置の構成を限定しないた
め、シート給送装置を構成の異なる多くの記録装置に流
用することができる。またシート給送装置の構成を簡略
化して部品点数を削減することができる。更に記録装置
において、記録シートをシート給送装置から給送開始後
微少時間で記録部に搬送して高速記録に寄与することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るインクジェット記録装置の概
略構成を示す斜視説明図である。
【図2】シート給送装置の正面図である。
【図3】シート給送装置の駆動伝達系を示す側面図であ
る。
【図4】シート給送装置の駆動伝達系を示す側面図であ
る。
【図5】シート給送装置の側面図である。
【図6】シート給送装置の側面図である。
【図7】インクジェット記録装置の断面説明図である。
【図8】給紙ローラの説明図である。
【図9】給紙ローラの説明図である。
【図10】給紙動作を示す説明図である。
【図11】給紙動作を示す説明図である。
【図12】給紙動作を示す説明図である。
【図13】給紙動作を示す説明図である。
【図14】給紙動作を示す説明図である。
【図15】インクジェット記録装置の制御動作を示すフ
ローチャートである。
【図16】第2実施例に係る給紙ローラの説明図であ
る。
【図17】第2実施例に係る給紙ローラの説明図であ
る。
【図18】第3実施例に係る給紙ローラの説明図であ
る。
【図19】第4実施例に係る給紙ローラの説明図であ
る。
【図20】第5実施例に係る給紙ローラの説明図であ
る。
【図21】第6実施例に係る給紙ローラの側面図及びタ
イミング図である。
【図22】第6実施例に係る給紙動作を示す説明図であ
る。
【図23】第6実施例に係る給紙動作を示す説明図であ
る。
【図24】第6実施例に係る給紙動作を示す説明図であ
る。
【図25】第7実施例に係る給紙動作を示す説明図であ
る。
【図26】第7実施例に係る給紙動作を示す説明図であ
る。
【図27】第7実施例に係る給紙動作を示す説明図であ
る。
【図28】第7実施例に係る給紙動作を示す説明図であ
る。
【図29】第8実施例に係る給紙動作を示す説明図であ
る。
【図30】第8実施例に係る給紙動作を示す説明図であ
る。
【図31】第8実施例に係る給紙動作を示す説明図であ
る。
【図32】従来の記録装置の給紙動作を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…給紙部 2…給紙ローラ 2a…給紙ローラゴム 2b…ローラ部 2c…軸部 2d…リブ 3…分離爪 4…可動サイドガイド 5…ベース 5a…下ガイド部 5b…右側板 6…圧板 6a…圧板軸 6b…押し下げ部 6c,6d…カム 7…圧板バネ 8a…入力ギヤ 8b,8c,8f…アイドラギヤ 8d…給紙ローラギヤ 8e…クラッチギヤ 9…リリースカム 10…爪バネ 11…解除レバー 12…解除カム 13…送紙部 14…搬送ローラ 15…ピンチローラ 16…ピンチローラガイド 17…ピンチローラバネ 18…PEセンサレバー 19…PEセンサ 20…PEセンサバネ 21…上ガイド 22…プラテン 23…LFモータ 24…記録ヘッド 25…キャリッジ部 26…キャリッジ 27…ガイド軸 28…ガイド 29…キャリッジモータ 30…タイミングベルト 31…アイドルプーリ 32…フレキシブル基板 33…排紙部 34…排紙ローラ 35…伝達ローラ 36…拍車 37…排紙トレイ 38…クリーニング部 39…ポンプ 40…キャップ 41…駆動切り換えアーム 42…センサ板 43…電気基板 44…ローラセンサ 45…分離パット 46…ローラコロ 47…圧板カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳 治幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 谷黒 昌宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 鈴木 哲夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 瓦間 誠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 丹野 幸一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 新町 昌也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 新田 哲弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 鹿志村 誠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 大沼 健太郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 小笠原 誠司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを積載するシート積載手段と、 前記シート積載手段に積載されたシートを送り出すシー
    ト給送手段と、を有するシート給送装置において、 前記シート給送手段は、シート接触面が高摩擦部材で形
    成された給送回転体を装備し、シート給送動作中に少な
    くとも1回シートと高摩擦部材を離間させることを特徴
    とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記給送回転体を同軸上に複数配置し、
    各給送回転体の高摩擦部材とシートとの離間領域を異な
    るように配置したことを特徴とする請求項1記載のシー
    ト給送装置。
  3. 【請求項3】 前記高摩擦部材とシートとの離間領域に
    おいて、シートの動きを規制する規制手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の給送回転体のうちシート給送
    方向と平行な辺の少なくとも一辺をガイドするガイド部
    材を設けたことを特徴とする請求項2記載のシート給送
    装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の給送回転体の高摩擦部材とシ
    ートとの離間領域幅を前記ガイド部材に近い給送回転体
    ほど小さく設定したことを特徴とする請求項4記載のシ
    ート給送装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の給送回転体の高摩擦部材の径
    を前記ガイド部材に近い給送回転体ほど大きく設定した
    ことを特徴とする請求項5記載のシート給送装置。
  7. 【請求項7】 前記シート積載手段に積載されているシ
    ートを規制して前記シート給送手段による給送時にシー
    トを1枚ずつ分離する分離手段を装備し、前記給送回転
    体の高摩擦部材とシートとの離間領域が、前記分離手段
    によりシートが分離された後に到達するように設定した
    ことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  8. 【請求項8】 前記給送回転体の回転角度を検出する手
    段を装備した請求項1記載のシート給送装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1記載のシート給送装置と、 前記シート給送装置より給送されたシートに画像情報に
    応じて像を記録する記録手段と、 前記記録手段による記録位置に供給されたシート端位置
    を検出する検出手段と、を有する記録装置において、 前記給送回転体の高摩擦部材とシートとの離間領域が、
    シート端が前記検出手段による検出位置に到達する前に
    通過するように設定したことを特徴とする記録装置。
  10. 【請求項10】 前記シート端が前記検出手段による検
    出位置に到達した後に、前記給送回転体の回転位置が高
    摩擦部材とシートとの離間領域に到達した際、シート先
    端を所定位置に揃えることを特徴とする請求項9記載の
    記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録装置は、記録手段が信号に応
    じてインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方
    式である請求項9記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録装置は、記録手段がインク吐
    出用の熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備
    えていることを特徴とする請求項11記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記記録装置は、記録手段が前記電気
    熱変換体によって印加される熱エネルギーにより、イン
    クに生ずる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出さ
    せることを特徴とする請求項12記載の記録装置。
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