JPH0717738B2 - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物

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JPH0717738B2
JPH0717738B2 JP62211303A JP21130387A JPH0717738B2 JP H0717738 B2 JPH0717738 B2 JP H0717738B2 JP 62211303 A JP62211303 A JP 62211303A JP 21130387 A JP21130387 A JP 21130387A JP H0717738 B2 JPH0717738 B2 JP H0717738B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はエポキシ樹脂組成物に関し、詳しくは硬化し
た際にすぐれた耐熱性を有するエポキシ樹脂硬化体を与
えるエポキシ樹脂組成物に関するものである。
[従来の技術] セラミックコンデンサー、フォーカス抵抗、ハイブリッ
ドICなどの電子、電気部品の電気絶縁材として、エポキ
シ樹脂が広く用いられている。
ところで、この電子、電気部品と電気絶縁材との間には
熱膨張係数の差があるため、エポキシ樹脂を硬化させて
冷却する際、亀裂が発生し絶縁不良を起こすという問題
がある。
このような問題を解消して可撓性を有する硬化体を与え
る組成物として、従来、エポキシ樹脂、アルケニル基含
有無水コハク酸、ひまし油ポリオールおよびシランカッ
プリング剤からなるエポキシ樹脂組成物が知られている
(特開昭62−48721号公報)。
しかしながら、このエポキシ樹脂組成物は、可撓性を有
し亀裂の発生しにくいエポキシ樹脂硬化体を与えるもの
の、耐熱性が不良で、熱老化後の耐水性および電気特性
に劣るという欠点があった。
[発明が解決しようとする問題点] この発明は、このような従来の欠点を解消し、耐熱性が
改良され、熱老化後の耐水性および電気特性にすぐれた
硬化体を与えるエポキシ樹脂組成物を提供することを目
的とする。
[問題点を解決するための手段] 発明者は前記目的を達成するために種々検討を重ねた結
果、エポキシ樹脂に配合する成分として、アルケニル基
含有無水コハク酸とポリオール化合物とともに、特定の
液状重合体の水素化物を用いることによって、耐熱性が
改良され、可撓性にもすぐれた硬化体を与えることので
きるエポキシ樹脂組成物が得られることを見い出し、こ
の知見に基づいてこの発明をなすに至った。
すなわち、この発明によれば、エポキシ樹脂、液状ジエ
ン系重合体の水素化物、アルケニル基含有無水コハク酸
およびポリオール化合物からなるエポキシ樹脂組成物が
提供される。
まず、この発明において用いられる末硬化のエポキシ樹
脂としては、公知のものを任意に選択でき、1分子当り
少なくとも2個のエポキシ基を有し、たとえば臭素化エ
ポキシ樹脂、エポキシノボラック樹脂、ビスフェノール
A−エピクロルヒドリン樹脂、ビスフェノールF−エピ
クロルヒドリン樹脂、水素添加ビスフェノールA−エピ
クロルヒドリン樹脂、多官能性エポキシ樹脂、脂肪族エ
ポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、芳香族ポリアミン−
エピクロルヒドリン樹脂等を使用することができる。こ
れらエポキシ樹脂の代表的な例は、ビスフェノールとエ
ピクロルヒドリンとの反応により得られ、次の一般式で
表わされる樹脂である。
(式中、nは0または30以下の整数である。) 通常、nは2または3以下、エポキシ当量170〜500を有
するものが好ましい。
さらに、これらエポキシ樹脂に、炭素数3〜10の脂肪族
アルコールのグリシジルエーテルたとえばブチルグリシ
ジルエーテル、アリルグリシジルエーテル等の希釈剤、
その他公知のエポキシ樹脂希釈剤を加えることができ
る。これら希釈剤は通常、エポキシ樹脂の20重量%以下
の配合量で使用することができる。
次に、この発明において用いられる液状ジエン系重合体
の水素化物としては、数平均分子量が300〜25000、好ま
しくは500〜10000の液状ジエン系重合体の水素化物をあ
げることができる。このものにおいて、液状ジエン系重
合体としては、炭素数4〜12のジエン重合体、ジエン共
重合体、ジエンモノマーと炭素数2〜22のα−オレフィ
ン性付加重合性モノマーとの共重合体などがある。
具体的にはブタジエンホモポリマー、イソプレンホモポ
リマー、クロロプレンホモポリマー、ブタジエン−スチ
レンコポリマー、ブタジエン−イソプレンコポリマー、
ブタジエン−アクリロニトリルコポリマー、ブタジエン
−2−エチルヘキシルアクリレートコポリマー、ブタジ
エン−n−オクタデシルアクリレートコポリマーなどを
例示することができる。
これら液状ジエン系重合体は、通常のラジカル重合、カ
チオン重合、アニオン重合などにより製造することがで
きる。
そして、この発明に用いられる液状ジエン系重合体の水
素化物は、前記液状ジエン系重合体を、ニッケル、パラ
ジウム、白金、ルテニウム等の水素化触媒を用いて水素
化することによって得ることができる。
これら液状ジエン系重合体の水素化物は、水酸基、カル
ボキシル基、エポキシ基等の官能基を有していてもよ
い。
未硬化エポキシ樹脂に配合されるこれら液状ジエン系重
合体の水素化物の配合割合に特に制限はないが、通常は
エポキシ樹脂100重量部に対し、1〜100重量部、好まし
くは5〜50重量部である。
さらに、この発明において用いられるアルケニル基含有
無水コハク酸は、たとえば次の一般式 (式中、Rはアルケニル基である。) で示される化合物である。
Rで示されるアルケニル基としては、ビニル基をはじめ
として種々の基をあげることができ、なかでもこの発明
においては炭素数の多いもの、たとえば炭素数が8〜50
の直鎖状または分岐鎖状のアルケニル基が好ましい。炭
素数が小さすぎるとエポキシ樹脂組成物から得られる硬
化体の可撓性が低下し、炭素数が大きすぎると、硬化体
の耐水性に劣るようになる。
このようなアルケニル基含有無水コハク酸としては、下
記に例示するようなものをあげることができる。
(1)オクテニル無水コハク酸 (2)ドデセニル無水コハク酸 (式中、R1、R2は一価炭化水素基であり、R1とR2の炭素
原子数の和は9である。) (3)オクタデセニル無水コハク酸 (4)置換無水コハク酸 (式中、R3、R4は一価炭化水素基であり、R3とR4の炭素
原子数の和は13または15である。) (5)イソブテンオリゴマーの不飽和酸無水物付加体 イソブテンオリゴマーに、不飽和酸無水物を180〜300
℃、好ましくは200〜250℃で2〜20時間、好ましくは5
〜10時間反応させて得られる。
ここで、イソブテンオリゴマーとは、イソブテンを重合
またはイソブテンと少量のn−ブテンを共重合して得ら
れる数平均分子量100〜2500の液状重合体である。
また、不飽和酸無水物としては、無水マレイン酸、無水
シトラコン酸、無水イタコン酸、無水アコニット酸など
をあげることができる。
未硬化エポキシ樹脂に配合されるこれらのアルケニル基
含有無水コハク酸の配合割合については特に制限はない
が、通常はエポキシ樹脂100重量部に対し、50〜300重量
部、好ましくは80〜200重量部である。
最後に、この発明に用いられるポリオール化合物として
は、1級ポリオール、2級ポリオール、3級ポリオール
のいずれでもよい。具体的にはたとえば、1,2−プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、1,2−ブタ
ンジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタンジオー
ル、1,2−ペンタンジオール、2,3−ペンタンジオール、
2,5−ヘキサンジオール、2,4−ヘキサンジオール、2−
エチル−1,3−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジオ
ール、グリセリン、N,N−ビス−2−ヒドロキシプロピ
ルアニリン、N,N′−ビスヒドロキシイソプロピル−2
−メチルピペラジン、ビスフェノールAのプロピレンオ
キサイド付加物などの少なくとも1個の二級炭素に結合
した水酸基を含有するポリオールをあげることができ
る。
また、ポリオールとして二級炭素に結合した水酸基を含
有しないエチレングリコール、1,3−プロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオールなどを用いることもできる。さ
らに、ポリオキシプロピレングリコール、ポリエステル
ポリオール、ポリオキシテトラメチレングリコール、ポ
リカーボネートジオール、アクリルポリオール、ひまし
油ポリオール、前記液状ジエン系重合体に水酸基を導入
した水酸基含有液状ジエン系重合体も好ましく用いられ
る。
この水酸基含有液状ジエン系重合体は、たとえば前記ジ
エンモノマーも媒体中、過酸化水素の存在下で重合して
製造することができる。
未硬化エポキシ樹脂に配合されるこれらポリオール化合
物の配合割合については特に制限はないが、通常はエポ
キシ樹脂100重量部に対し、1〜100重量部、好ましくは
5〜50重量部である。
この発明は、エポキシ樹脂、液状ジエン重合体の水素化
物、アルケニル基含有無水コハク酸およびポリオール化
合物からなるエポキシ樹脂組成物であるが、これら成分
のほかに所望により、硬化促進剤、希釈剤、充填材、難
燃剤等を配合してもよい。
硬化促進剤としては、2,4,6−トリス(ジエチルアミノ
メチル)フェノール、ジメチルアミノメチルフェノー
ル、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチル
イミダゾール、ベンジルジメチルアミンなどをあげるこ
とができる。
希釈剤としては、脂肪族アルコールのグリシジルエーテ
ル、たとえばブチルグリシジルエーテル、アリルグリシ
ジルエーテルなどがあげられる。
充填材としては、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウ
ム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、タルク、マイ
カ、クレー、硫酸バリウム、カーボンブラック、グラフ
ァイト、合成ゼオライトなどをあげることができる。
難燃剤としては、塩素化パラフィン、ヘキサブロモベン
ゼン、テトラブロモビスフェノールなどのハロゲン含有
化合物、リン酸トリクレジルなどのリン含有化合物、三
酸化アンチモンなどのアンチモン含有化合物などがあ
る。
この発明におけるエポキシ樹脂組成物は、以上のような
各成分を配合し得ることができる。配合するに際しては
特別な手段は必要なく、撹拌混合することのできる装置
や器具を用いて容易に調製することができる。
配合条件にも特に制限はなく、通常20〜80℃で1〜60分
間撹拌すれば足りる。
このようにして得られたエポキシ樹脂組成物は硬化処理
することによりエポキシ樹脂硬化体を与える。
硬化処理にあたっては、このエポキシ樹脂硬化体の用途
によってさまざまな形態をとりうるが、たとえば電子、
電気部品の絶縁材として用いる場合は、エポキシ樹脂組
成物を注型し、塗付し、吹付けしまたは含浸して、その
後硬化処理することとなる。
硬化の条件に特に制限はないが、通常は30〜200℃、好
ましくは50〜180℃で0.5〜15時間、好ましくは1〜10時
間処理することによって、エポキシ樹脂硬化体とするこ
とができる。
[発明の効果] この発明のエポキシ樹脂組成物は、硬化処理することに
よって、耐熱性の改良されたエポキシ樹脂硬化体を与え
ることができる。このため、熱老化後の耐水性および電
気特性にすぐれたエポキシ樹脂硬化体となる。また、こ
の硬化体は可撓性にもすぐれ、亀裂の発生しにくいもの
である。
このような特性により、たとえば、電子、電気部品の電
気絶縁材等としてきわめて有用な材料を提供することと
なり、これら製造工業に寄与すること多大のものがあ
る。
[実施例] 以下、実施例をあげてこの発明をさらに詳しく説明す
る。
製造例1 1のステンレス製オーククレーブに液状ポリブタジエ
ン(日本曹建(株)製、NISSO PB B−1000、数平均分子
量1000)200g、シクロヘキサン150g、5重量%ルテニウ
ム担持炭素触媒20gを仕込み、水素圧50kg/cm2G、140℃
で3時間、水素化反応を行った。反応生成物を抜き出し
た後、0.45μmのミクロフィルターで触媒をろ別し、ろ
液をロータリーエバポレーターを用い、120℃、1mmHgで
2時間処理して、液状ポリブタンジエンの水素化物を得
た。
製造例2 1のステンレス製オートクレーブにイソプレン100gを
採取し、さらに50重量%の過酸化水素10gおよび2−ブ
タノール100gを加えて、120℃、最高圧力9kg/cm2Gで2
時間、重合反応を行った。反応終了後、300gの水を添加
して振とうし油水を分離した。つづいて得られた油層を
100℃、1mmHgで2時間処理して、溶媒、低沸点成分を留
去して、収率67重量%で水酸基末端液状ポリイソプレン
を得た。この液状ポリイソプレンの数平均分子量は223
0、水酸基含量は0.91meq/gであった。
次にこの水酸基末端液状ポリイソプレン100gとシクロヘ
キサン100gを、5重量%ルテニウム担持炭素触媒ととも
に、1ステンレス製オートクレーブに仕込み、水素圧
50kg/cm2G、140℃で4時間水素化反応を行い、水酸基末
端液状ポリイソプレンの水素化物を得た。
この水素化物の数平均分子量は2300、水酸基含量は0.90
meq/g、水素化率は99%であった。
製造例3 500mlのオートクレーブに塩化アルミニウム5gを採取
し、真空ポンプで減圧にした後、溶媒としてn−ブタン
50gを加えた。撹拌して塩化アルミニウムを溶媒に充分
に分散させた後、60℃で200gの原料(イソブテン42重量
%、ブテン−12重量%、n−ブタン40重量%の混合物)
を20分間にわたって滴下して60℃で0.5時間反応させ
た。
反応終了後、未反応のガスおよびn−ブタンを除去し、
水300gを氷冷下で加え、塩化アルミニウムを分解した。
次いで、n−ヘキサン500mlで3回抽出し、n−ヘキサ
ンを留去して、数平均分子量170のイソブテンオリゴマ
ー80gを得た。
つづいて、300mlのオートクレーブに無水マレイン酸10g
と、前記のイソブテンオリゴマー24.6gを仕込み、窒素
置換した後、230℃で5時間反応させた。
反応終了後、放冷し内容物を丸底フラスコに移し、真空
ポンプで減圧として、150〜220℃/1mmHgの沸点範囲を有
するイソブテンオリゴマーの無水マレイン酸付加体27.0
gを得た。
実施例1〜3、比較例1および2 表に示した成分を表に示した配合割合で配合し、25℃で
3分間撹拌混合して、エポキシ樹脂組成物を調製した。
この組成物を110℃で4時間硬化処理してエポキシ硬化
体を製造して、この硬化体の耐熱性を評価した。
この耐熱性の評価は次のようにした行った。すなわち、
エポキシ硬化体を130℃で168時間、ギアオーブン中で熱
老化処理してその重量を測定し、その後、この硬化体を
120℃、1.2kg/cm2Gで加温して24時間処理(プレッシャ
ークッカーテスト)した後の重量を測定して、その重量
変化率を算出した。この変化率を「プレッシャークッカ
ーテスト後の重量変化率」として表に示した。
また、このプレッシャークラッカーテスト後の硬化体の
体積固有抵抗を測定し、あわせて表に示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ樹脂、液状ジエン系重合体の水素
    化物、アルケニル基含有無水コハク酸およびポリオール
    化合物からなるエポキシ樹脂組成物。
JP62211303A 1987-08-27 1987-08-27 エポキシ樹脂組成物 Expired - Fee Related JPH0717738B2 (ja)

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JPS6220521A (ja) * 1985-07-18 1987-01-29 Mitsui Petrochem Ind Ltd エポキシ樹脂組成物
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