JPH07181717A - 電子写真用樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents
電子写真用樹脂組成物及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH07181717A JPH07181717A JP5326396A JP32639693A JPH07181717A JP H07181717 A JPH07181717 A JP H07181717A JP 5326396 A JP5326396 A JP 5326396A JP 32639693 A JP32639693 A JP 32639693A JP H07181717 A JPH07181717 A JP H07181717A
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- JP
- Japan
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- resin
- toner
- styrene
- transition temperature
- glass transition
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ポリスチレンまたはスチレン系共重合体樹脂
中に、ガラス転移温度が0℃以下のアクリル酸エステル
共重合体及び/又はメタクリル酸エステル共重合体から
なるコア層をガラス転移温度が50℃以上の架橋ビニル系
重合体で被覆した樹脂粒子を含有していることを特徴と
する電子写真用樹脂組成物及びその製造方法。 【効果】 トナーを現像機中でキャリア等の帯電付与部
材より受ける衝撃への耐性を強くできる。また、従来は
使用することができなかった低分子量の結着樹脂を現像
剤に使用できる。更に、低温定着が可能であり、且つ耐
衝撃性及び経時安定性に優れたトナーを提供する。
中に、ガラス転移温度が0℃以下のアクリル酸エステル
共重合体及び/又はメタクリル酸エステル共重合体から
なるコア層をガラス転移温度が50℃以上の架橋ビニル系
重合体で被覆した樹脂粒子を含有していることを特徴と
する電子写真用樹脂組成物及びその製造方法。 【効果】 トナーを現像機中でキャリア等の帯電付与部
材より受ける衝撃への耐性を強くできる。また、従来は
使用することができなかった低分子量の結着樹脂を現像
剤に使用できる。更に、低温定着が可能であり、且つ耐
衝撃性及び経時安定性に優れたトナーを提供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真、静電記録等に
おいて使用されるトナー用結着樹脂として使用されるポ
リスチレンまたはスチレン系共重合体樹脂組成物及びそ
の製造方法に関する。
おいて使用されるトナー用結着樹脂として使用されるポ
リスチレンまたはスチレン系共重合体樹脂組成物及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および本発明が解決しようとする課題】電
子写真記録は、米国特許第2297691 号、第2357809 号明
細書等に記載されている如く、光半導体層を一様に帯電
させ、次いでその層を露光せしめ、その露光された部分
上の電荷を消散させることによって静電潜像を形成し、
更に該静電潜像にトナーと呼ばれる電荷を有する着色微
粉体を付着させることにより可視画像化させ(現像工
程)、得られた可視画像を紙などの転写材に転写せしめ
た後(転写工程)、加熱、圧力あるいはその他適当な定
着法にて永久定着せしめる(定着工程)工程からなる。
また、トナーを転写した後、光半導体上に残留したトナ
ーを除去するためのクリーニング工程が設けられる。
子写真記録は、米国特許第2297691 号、第2357809 号明
細書等に記載されている如く、光半導体層を一様に帯電
させ、次いでその層を露光せしめ、その露光された部分
上の電荷を消散させることによって静電潜像を形成し、
更に該静電潜像にトナーと呼ばれる電荷を有する着色微
粉体を付着させることにより可視画像化させ(現像工
程)、得られた可視画像を紙などの転写材に転写せしめ
た後(転写工程)、加熱、圧力あるいはその他適当な定
着法にて永久定着せしめる(定着工程)工程からなる。
また、トナーを転写した後、光半導体上に残留したトナ
ーを除去するためのクリーニング工程が設けられる。
【0003】この様にトナーは単に現像工程のみなら
ず、転写工程、定着工程、クリーニング工程等の各工程
に於いて要求される機能を備えていなければならない。
ず、転写工程、定着工程、クリーニング工程等の各工程
に於いて要求される機能を備えていなければならない。
【0004】トナーの定着方法としては、トナーを加熱
溶融し紙などに定着する加熱定着方法及び圧力によりト
ナーを塑性変形し紙に定着する圧力定着方法が代表的な
方法であるが、装置の簡便性及び定着後の画像の品位等
の見地より、トナーの加熱媒体として熱ロールを使用す
るヒートロール定着法が最もよく用いられている。
溶融し紙などに定着する加熱定着方法及び圧力によりト
ナーを塑性変形し紙に定着する圧力定着方法が代表的な
方法であるが、装置の簡便性及び定着後の画像の品位等
の見地より、トナーの加熱媒体として熱ロールを使用す
るヒートロール定着法が最もよく用いられている。
【0005】加熱定着方法においてトナーは、なるべく
低い温度で溶融し紙等の媒体に固定されねばならない。
近年、特に省エネルギーの観点よりトナーの低温定着性
への要求は高い。
低い温度で溶融し紙等の媒体に固定されねばならない。
近年、特に省エネルギーの観点よりトナーの低温定着性
への要求は高い。
【0006】トナーに低温定着性を付与する方法として
は、特公昭55−6895号に示されている様に結着樹脂とし
て用いられるスチレン系共重合体、ポリエステル樹脂等
の分子量分布を広げたり、特公昭63−32182 号に示され
ている様に分子量分布を2山構造とし、分子量分布を低
分子側にシフトさせ、熱応答性を向上させる事が提案さ
れている。また、同様の手法として、特公昭51−23354
号に提案されている架橋された重合体と低分子量の重合
体を混合して使用する方法もよく用いられている。
は、特公昭55−6895号に示されている様に結着樹脂とし
て用いられるスチレン系共重合体、ポリエステル樹脂等
の分子量分布を広げたり、特公昭63−32182 号に示され
ている様に分子量分布を2山構造とし、分子量分布を低
分子側にシフトさせ、熱応答性を向上させる事が提案さ
れている。また、同様の手法として、特公昭51−23354
号に提案されている架橋された重合体と低分子量の重合
体を混合して使用する方法もよく用いられている。
【0007】しかしながら、これらの方法において、低
温定着性を確保するためにはトナーの結着樹脂中に多量
の低分子量樹脂を含有させる必要があるため、トナーは
極めて過粉砕され易くなる。即ち、キャリアと混合して
使用される2成分現像剤用のトナーは現像機中でキャリ
アから受ける衝撃力により破壊され微粉が増加し、地か
ぶりの原因となったり、キャリア表面に固着しその帯電
付与能力を奪ったりする。また一方、キャリアを使用し
ない1成分現像方式においても、帯電付与ブレードと現
像ロールとの間で加わるストレスのため、帯電付与ブレ
ードもしくは現像ロールに固着し安定な画像再現を損な
う原因にもなりうる。
温定着性を確保するためにはトナーの結着樹脂中に多量
の低分子量樹脂を含有させる必要があるため、トナーは
極めて過粉砕され易くなる。即ち、キャリアと混合して
使用される2成分現像剤用のトナーは現像機中でキャリ
アから受ける衝撃力により破壊され微粉が増加し、地か
ぶりの原因となったり、キャリア表面に固着しその帯電
付与能力を奪ったりする。また一方、キャリアを使用し
ない1成分現像方式においても、帯電付与ブレードと現
像ロールとの間で加わるストレスのため、帯電付与ブレ
ードもしくは現像ロールに固着し安定な画像再現を損な
う原因にもなりうる。
【0008】この様に、優れた低温定着性と、安定した
画像再現性の両立は極めて困難であり十分満足の得られ
るレベルではないのが現状である。
画像再現性の両立は極めて困難であり十分満足の得られ
るレベルではないのが現状である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の目的
を達成するため鋭意研究の結果、経時安定性に優れかつ
定着温度の低いトナーに使用されるポリスチレンまたは
スチレン系共重合体樹脂を完成し、またそのポリスチレ
ンまたはスチレン系共重合体樹脂を結着樹脂としたトナ
ーを使用することにより、適性な画像濃度の地かぶりの
無い高品位な複写画像を安定に安価で提供することに成
功した。
を達成するため鋭意研究の結果、経時安定性に優れかつ
定着温度の低いトナーに使用されるポリスチレンまたは
スチレン系共重合体樹脂を完成し、またそのポリスチレ
ンまたはスチレン系共重合体樹脂を結着樹脂としたトナ
ーを使用することにより、適性な画像濃度の地かぶりの
無い高品位な複写画像を安定に安価で提供することに成
功した。
【0010】即ち本発明は、ポリスチレンまたはスチレ
ン系共重合体樹脂中に、ガラス転移温度が0℃以下のア
クリル酸エステル共重合体及び/又はメタクリル酸エス
テル共重合体からなるコア層をガラス転移温度が50℃以
上の架橋ビニル系重合体で被覆した樹脂粒子を含有して
いることを特徴とする電子写真用樹脂組成物に関する。
ン系共重合体樹脂中に、ガラス転移温度が0℃以下のア
クリル酸エステル共重合体及び/又はメタクリル酸エス
テル共重合体からなるコア層をガラス転移温度が50℃以
上の架橋ビニル系重合体で被覆した樹脂粒子を含有して
いることを特徴とする電子写真用樹脂組成物に関する。
【0011】また、本発明は、ガラス転移温度が0℃以
下のアクリル酸エステル共重合体及び/又はメタクリル
酸エステル共重合体からなるコア層をガラス転移温度が
50℃以上の架橋ビニル系重合体で被覆した樹脂粒子の存
在下でポリスチレンまたはスチレン系共重合体樹脂を縮
重合することを特徴とする電子写真用樹脂組成物の製造
方法に関する。
下のアクリル酸エステル共重合体及び/又はメタクリル
酸エステル共重合体からなるコア層をガラス転移温度が
50℃以上の架橋ビニル系重合体で被覆した樹脂粒子の存
在下でポリスチレンまたはスチレン系共重合体樹脂を縮
重合することを特徴とする電子写真用樹脂組成物の製造
方法に関する。
【0012】本発明においてポリスチレンまたはスチレ
ン系共重合体樹脂中に分散される樹脂粒子は、ガラス転
移温度が0℃以下のアクリル酸エステル共重合体及び/
又はメタクリル酸エステル共重合体を予め乳化重合した
後、ガラス転移温度が50℃以上の架橋ビニル系重合体が
被覆されるシード乳化重合により得ることができる。
ン系共重合体樹脂中に分散される樹脂粒子は、ガラス転
移温度が0℃以下のアクリル酸エステル共重合体及び/
又はメタクリル酸エステル共重合体を予め乳化重合した
後、ガラス転移温度が50℃以上の架橋ビニル系重合体が
被覆されるシード乳化重合により得ることができる。
【0013】また、上記樹脂粒子を合成する際の乳化重
合の安定性を向上する為、ゴム状層であるガラス転移温
度が0℃以下のアクリル酸エステル共重合体及び/又は
メタクリル酸エステル共重合体の重合に先だって、スチ
レン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、モノクロ
ルスチレン、3,4−ジクロルスチレン、ブロモスチレン
等芳香族ビニル共重合体を予め重合し、ゴム状粒子の核
としてもよい。
合の安定性を向上する為、ゴム状層であるガラス転移温
度が0℃以下のアクリル酸エステル共重合体及び/又は
メタクリル酸エステル共重合体の重合に先だって、スチ
レン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、モノクロ
ルスチレン、3,4−ジクロルスチレン、ブロモスチレン
等芳香族ビニル共重合体を予め重合し、ゴム状粒子の核
としてもよい。
【0014】また、この核の重合の際、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル等のアクリル酸アルキル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸ブチル等のメタクリル酸ア
ルキル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシ
アン化ビニルやシアン化ビニリデン等の非芳香族系単量
体を共重合してもよい。ただし、その量が多いと、ゴム
状部分と核部分とが混合し、粒子全体のゴム弾性が損な
われるため、その含有量は核部分の全モノマー中の50重
量%以下、好ましくは20重量%以下で使用される。ま
た、更に核部分は架橋性重合体によって架橋されていて
も良い。核部分に使用される架橋性重合体量は、通常、
核部分の30重量%以下であり、好ましくは15重量%以下
である。かかる架橋性重合体としては、ジビニルベンゼ
ン等の芳香族ビニル単量体、エチレングリコールジ (メ
タ) アクリレート、ブチレングリコールジ (メタ) アク
リレート、ヘキサンジオールジ (メタ) アクリレート、
オリゴエチレングリコールジ (メタ) アクリレート、ト
リメチロールプロパンジ (メタ) アクリレート、トリメ
チロールプロパントリ (メタ) アクリレート等のアルカ
ンポリオールポリ (メタ) アクリレート等分子内に2個
以上の重合性エチレン性不飽和結合を有する単量体を使
用することができる。
ル、アクリル酸ブチル等のアクリル酸アルキル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸ブチル等のメタクリル酸ア
ルキル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシ
アン化ビニルやシアン化ビニリデン等の非芳香族系単量
体を共重合してもよい。ただし、その量が多いと、ゴム
状部分と核部分とが混合し、粒子全体のゴム弾性が損な
われるため、その含有量は核部分の全モノマー中の50重
量%以下、好ましくは20重量%以下で使用される。ま
た、更に核部分は架橋性重合体によって架橋されていて
も良い。核部分に使用される架橋性重合体量は、通常、
核部分の30重量%以下であり、好ましくは15重量%以下
である。かかる架橋性重合体としては、ジビニルベンゼ
ン等の芳香族ビニル単量体、エチレングリコールジ (メ
タ) アクリレート、ブチレングリコールジ (メタ) アク
リレート、ヘキサンジオールジ (メタ) アクリレート、
オリゴエチレングリコールジ (メタ) アクリレート、ト
リメチロールプロパンジ (メタ) アクリレート、トリメ
チロールプロパントリ (メタ) アクリレート等のアルカ
ンポリオールポリ (メタ) アクリレート等分子内に2個
以上の重合性エチレン性不飽和結合を有する単量体を使
用することができる。
【0015】ゴム状層であるガラス転移温度が0℃以下
のアクリル酸エステル共重合体及びメタクリル酸エステ
ル共重合体を得るために使用される極限ガラス転移温度
が0℃以下のモノマーとしては、アクリル酸エチル、ア
クリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シク
ロヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル等のアクリ
ル酸アルキル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ド
デシル、メタクリル酸ラウリル等のメタクリル酸アルキ
ル等が使用可能である。このゴム状層の重合に際し、上
記のアクリル酸アルキル及びメタクリル酸アルキルと共
に、他のビニル系単量体を共重合してもよい。そのよう
な単量体としては、スチレン、ビニルトルエン、α−メ
チルスチレン、モノクロルスチレン、3,4−ジクロルス
チレン、ブロモスチレン等芳香族ビニル共重合体、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸ブチル等が挙げられる
が、かかるモノマーは共重合したポリマーのガラス転移
温度が0℃以下になるようにその含有量が制限される。
また、ゴム状層も架橋性単量体により、架橋されていて
もよい。架橋性単量体としては、ジビニルベンゼン等の
芳香族ビニル単量体、エチレングリコールジ (メタ) ア
クリレート、ブチレングリコールジ (メタ) アクリレー
ト、ヘキサンジオールジ (メタ) アクリレート、オリゴ
エチレングリコールジ (メタ) アクリレート、トリメチ
ロールプロパンジ (メタ) アクリレート、トリメチロー
ルプロパントリ (メタ) アクリレート等のアルカンポリ
オールポリ (メタ) アクリレート等分子内に2個以上の
重合性エチレン性不飽和結合を有する単量体を使用する
ことができる。かかる架橋性単量体の使用量は、ゴム状
層を形成する全モノマー中、通常、0.01〜5重量%であ
り、好ましくは、 0.1〜2重量%である。
のアクリル酸エステル共重合体及びメタクリル酸エステ
ル共重合体を得るために使用される極限ガラス転移温度
が0℃以下のモノマーとしては、アクリル酸エチル、ア
クリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シク
ロヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル等のアクリ
ル酸アルキル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ド
デシル、メタクリル酸ラウリル等のメタクリル酸アルキ
ル等が使用可能である。このゴム状層の重合に際し、上
記のアクリル酸アルキル及びメタクリル酸アルキルと共
に、他のビニル系単量体を共重合してもよい。そのよう
な単量体としては、スチレン、ビニルトルエン、α−メ
チルスチレン、モノクロルスチレン、3,4−ジクロルス
チレン、ブロモスチレン等芳香族ビニル共重合体、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸ブチル等が挙げられる
が、かかるモノマーは共重合したポリマーのガラス転移
温度が0℃以下になるようにその含有量が制限される。
また、ゴム状層も架橋性単量体により、架橋されていて
もよい。架橋性単量体としては、ジビニルベンゼン等の
芳香族ビニル単量体、エチレングリコールジ (メタ) ア
クリレート、ブチレングリコールジ (メタ) アクリレー
ト、ヘキサンジオールジ (メタ) アクリレート、オリゴ
エチレングリコールジ (メタ) アクリレート、トリメチ
ロールプロパンジ (メタ) アクリレート、トリメチロー
ルプロパントリ (メタ) アクリレート等のアルカンポリ
オールポリ (メタ) アクリレート等分子内に2個以上の
重合性エチレン性不飽和結合を有する単量体を使用する
ことができる。かかる架橋性単量体の使用量は、ゴム状
層を形成する全モノマー中、通常、0.01〜5重量%であ
り、好ましくは、 0.1〜2重量%である。
【0016】また、更に、ゴム状層を被覆するガラス転
移温度が50℃以上の架橋ビニル系重合体は、スチレン、
ビニルトルエン、α−メチルスチレン、モノクロルスチ
レン、3,4−ジクロルスチレン、ブロモスチレン等非架
橋性芳香族ビニル共重合体とジビニルベンゼン等のゴム
状層の合成に用いられる化合物と同じ架橋性単量体とを
併用し重合される。架橋性重合体量は、通常、被覆層の
30重量%以下であり、好ましくは、5〜15重量%であ
る。架橋性重合体量が少ないとポリスチレンまたはスチ
レン系共重合体の重合時に被覆層が融解しポリスチレン
またはスチレン系共重合体中にガラス転移温度の低いゴ
ム成分が露出するため、トナーに使用した際、トナーの
保存性が悪化する場合があるので注意が必要である。ま
た、この被覆層の重合の際、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル等のアクリル酸アルキル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸ブチル等のメタクリル酸アルキル、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニ
ルやシアン化ビニリデン等の非芳香族系単量体を共重合
してもよいが、その量が多いと、ゴム状部分と被覆層部
分とが混合し、被覆層による被覆効果が得られず、粒子
がトナーの粉砕界面に露出した際にトナーの保存性を損
なうため、その含有量は、被覆層部分の全モノマーの50
重量%以下、好ましくは30重量%以下で使用される。
移温度が50℃以上の架橋ビニル系重合体は、スチレン、
ビニルトルエン、α−メチルスチレン、モノクロルスチ
レン、3,4−ジクロルスチレン、ブロモスチレン等非架
橋性芳香族ビニル共重合体とジビニルベンゼン等のゴム
状層の合成に用いられる化合物と同じ架橋性単量体とを
併用し重合される。架橋性重合体量は、通常、被覆層の
30重量%以下であり、好ましくは、5〜15重量%であ
る。架橋性重合体量が少ないとポリスチレンまたはスチ
レン系共重合体の重合時に被覆層が融解しポリスチレン
またはスチレン系共重合体中にガラス転移温度の低いゴ
ム成分が露出するため、トナーに使用した際、トナーの
保存性が悪化する場合があるので注意が必要である。ま
た、この被覆層の重合の際、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル等のアクリル酸アルキル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸ブチル等のメタクリル酸アルキル、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニ
ルやシアン化ビニリデン等の非芳香族系単量体を共重合
してもよいが、その量が多いと、ゴム状部分と被覆層部
分とが混合し、被覆層による被覆効果が得られず、粒子
がトナーの粉砕界面に露出した際にトナーの保存性を損
なうため、その含有量は、被覆層部分の全モノマーの50
重量%以下、好ましくは30重量%以下で使用される。
【0017】本発明の粒子の層構成は、核部分0〜40重
量%、ゴム状層30〜90重量%及び被覆層10〜40重量%か
らなり、好ましくは、核部分0〜30重量%、ゴム状層40
〜80重量%及び被覆層15〜25重量%からなる。
量%、ゴム状層30〜90重量%及び被覆層10〜40重量%か
らなり、好ましくは、核部分0〜30重量%、ゴム状層40
〜80重量%及び被覆層15〜25重量%からなる。
【0018】本発明の粒子は、乳化剤の存在下に、水溶
性の重合開始剤により、上記のモノマーを乳化重合する
ことにより得られる。また、乳化剤を用いない、ソープ
・フリー乳化重合法を用いてもよい。
性の重合開始剤により、上記のモノマーを乳化重合する
ことにより得られる。また、乳化剤を用いない、ソープ
・フリー乳化重合法を用いてもよい。
【0019】本発明の粒子の乳化重合において使用され
る乳化剤及び重合開始剤としては従来より公知のもの全
てが使用可能であるが、代表的な乳化剤としては、ラウ
リン酸ナトリウム及びカリウム、ミリスチン酸ナトリウ
ム及びカリウム、パルミチン酸ナトリウム及びカリウ
ム、ステアリン酸ナトリウム及びカリウム、オレイン酸
ナトリウム及びカリウム等を代表とする脂肪酸塩類;N
−アシル−N−メチルグリシンナトリウム塩及びカリウ
ム塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニンナトリウ
ム塩及びカリウム塩、N−アシルグルタミン酸ナトリウ
ム塩及びカリウム塩等を代表とするN−アシルアミノ酸
塩類;ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸ナトリ
ウム及びカリウム等を代表とするアルキルエーテルカル
ボン酸塩類;アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム等
のアルキルベンゼンスルホン酸塩類;アルキルナフタレ
ンスルホン酸塩類;ジアルキルスルホ琥珀酸エステル塩
類;アルキルスルホ酢酸塩類;α−オレフィンスルホン
酸塩類;高級アルコール硫酸エステル塩、第2級高級ア
ルコール硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、第
2級高級アルコールエトキシサルフェート、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩等の硫酸エス
テル塩類;アルキルエーテル燐酸エステル塩、アルキル
燐酸エステル塩等の燐酸エステル塩類 (以上、陰イオン
界面活性剤) ;塩化アルキルトリメチルアンモニウム、
臭化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキル
ジメチルアンモニウム等の脂肪族4級アンモニウム塩
類;塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム、臭化
アルキルジメチルベンジルアンモニウム等のベンザルコ
ニウム塩類;塩化ベンゼトニウム;塩化セチルピリジニ
ウム、臭化セチルピリジニウム等のピリジニウム塩類;
イミダゾリニウム塩類 (以上、陽イオン界面活性剤) ;
分子中に、カルボキシベタイン、スルホベタイン、アミ
ノカルボン酸塩、イミダゾリニウムベタイン等の構造を
有する両性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレン2級アルコールエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオ
キシエチレンステロールエーテル、ポリオキシエチレン
ラノリン誘導体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エス
テル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸
モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソル
ビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エ
ステル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、
アルキルアミンオキサイド等の非イオン界面活性剤;フ
ッ素系界面活性剤を挙げることができる。乳化剤の添加
量は、モノマーに対して0〜10重量%、好ましくは0〜
3重量%である。
る乳化剤及び重合開始剤としては従来より公知のもの全
てが使用可能であるが、代表的な乳化剤としては、ラウ
リン酸ナトリウム及びカリウム、ミリスチン酸ナトリウ
ム及びカリウム、パルミチン酸ナトリウム及びカリウ
ム、ステアリン酸ナトリウム及びカリウム、オレイン酸
ナトリウム及びカリウム等を代表とする脂肪酸塩類;N
−アシル−N−メチルグリシンナトリウム塩及びカリウ
ム塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニンナトリウ
ム塩及びカリウム塩、N−アシルグルタミン酸ナトリウ
ム塩及びカリウム塩等を代表とするN−アシルアミノ酸
塩類;ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸ナトリ
ウム及びカリウム等を代表とするアルキルエーテルカル
ボン酸塩類;アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム等
のアルキルベンゼンスルホン酸塩類;アルキルナフタレ
ンスルホン酸塩類;ジアルキルスルホ琥珀酸エステル塩
類;アルキルスルホ酢酸塩類;α−オレフィンスルホン
酸塩類;高級アルコール硫酸エステル塩、第2級高級ア
ルコール硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、第
2級高級アルコールエトキシサルフェート、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩等の硫酸エス
テル塩類;アルキルエーテル燐酸エステル塩、アルキル
燐酸エステル塩等の燐酸エステル塩類 (以上、陰イオン
界面活性剤) ;塩化アルキルトリメチルアンモニウム、
臭化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキル
ジメチルアンモニウム等の脂肪族4級アンモニウム塩
類;塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム、臭化
アルキルジメチルベンジルアンモニウム等のベンザルコ
ニウム塩類;塩化ベンゼトニウム;塩化セチルピリジニ
ウム、臭化セチルピリジニウム等のピリジニウム塩類;
イミダゾリニウム塩類 (以上、陽イオン界面活性剤) ;
分子中に、カルボキシベタイン、スルホベタイン、アミ
ノカルボン酸塩、イミダゾリニウムベタイン等の構造を
有する両性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレン2級アルコールエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオ
キシエチレンステロールエーテル、ポリオキシエチレン
ラノリン誘導体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エス
テル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸
モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソル
ビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エ
ステル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、
アルキルアミンオキサイド等の非イオン界面活性剤;フ
ッ素系界面活性剤を挙げることができる。乳化剤の添加
量は、モノマーに対して0〜10重量%、好ましくは0〜
3重量%である。
【0020】また、重合開始剤としては、過硫酸ナトリ
ウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸
塩類;4,4'−アゾビス (4−シアノ吉草酸) ナトリウ
ム、4,4'−アゾビス (4−シアノ吉草酸) カリウム、4,
4'−アゾビス (4−シアノ吉草酸) アンモニウム等分子
中にカルボン酸を含有するアゾ系重合開始剤の中和塩
類;2,2'−アゾビス(2−メチル−N−フェニルプロピ
オンアミジン)、2,2'−アゾビス〔N−(4−クロロフ
ェニル)−2−メチルプロピオンアミジン〕、2,2'−ア
ゾビス〔N−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチル
プロピオンアミジン〕、2,2'−アゾビス〔N−(4−ア
ミノフェニル)−2−メチルプロピオンアミジン〕、2,
2'−アゾビス〔2−メチル−N−(フェニルメチル)プ
ロピオンアミジン〕、2,2'−アゾビス(2−メチル−N
−2−プロペニルプロピオンアミジン) 、2,2'−アゾビ
ス(2−メチル−プロピオンアミジン)、2,2'−アゾビ
ス〔N−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチル−プロ
ピオンアミジン〕等のアゾアミジン化合物及びその塩酸
塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩;
2,2'−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾリン
−2−イル)プロパン〕、2,2'−アゾビス〔2−(2−
イミダゾリン−2−イル)プロパン〕、2,2'−アゾビス
〔2−(4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−1,3 −ジアゼピ
ン−2−イル)プロパン〕、2,2'−アゾビス〔2−(3,
4,5,6−テトラヒドロピリミジン−2−イル)プロパ
ン〕、2,2'−アゾビス〔2−(5−ヒドロキシ−3,4,5,
6 −テトラヒドロピリミジン−2−イル)プロパン〕、
2,2'−アゾビス〔2−{1−(2−ヒドロキシエチル)
−2−イミダゾリン−2−イル}プロパン〕等のサイク
リックアゾアミジン化合物及びその塩酸塩、メタンスル
ホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等を挙げることが
できる。重合開始剤の添加量は、モノマーに対して0.01
〜5重量%、好ましくは 0.1〜2重量%である。
ウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸
塩類;4,4'−アゾビス (4−シアノ吉草酸) ナトリウ
ム、4,4'−アゾビス (4−シアノ吉草酸) カリウム、4,
4'−アゾビス (4−シアノ吉草酸) アンモニウム等分子
中にカルボン酸を含有するアゾ系重合開始剤の中和塩
類;2,2'−アゾビス(2−メチル−N−フェニルプロピ
オンアミジン)、2,2'−アゾビス〔N−(4−クロロフ
ェニル)−2−メチルプロピオンアミジン〕、2,2'−ア
ゾビス〔N−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチル
プロピオンアミジン〕、2,2'−アゾビス〔N−(4−ア
ミノフェニル)−2−メチルプロピオンアミジン〕、2,
2'−アゾビス〔2−メチル−N−(フェニルメチル)プ
ロピオンアミジン〕、2,2'−アゾビス(2−メチル−N
−2−プロペニルプロピオンアミジン) 、2,2'−アゾビ
ス(2−メチル−プロピオンアミジン)、2,2'−アゾビ
ス〔N−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチル−プロ
ピオンアミジン〕等のアゾアミジン化合物及びその塩酸
塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩;
2,2'−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾリン
−2−イル)プロパン〕、2,2'−アゾビス〔2−(2−
イミダゾリン−2−イル)プロパン〕、2,2'−アゾビス
〔2−(4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−1,3 −ジアゼピ
ン−2−イル)プロパン〕、2,2'−アゾビス〔2−(3,
4,5,6−テトラヒドロピリミジン−2−イル)プロパ
ン〕、2,2'−アゾビス〔2−(5−ヒドロキシ−3,4,5,
6 −テトラヒドロピリミジン−2−イル)プロパン〕、
2,2'−アゾビス〔2−{1−(2−ヒドロキシエチル)
−2−イミダゾリン−2−イル}プロパン〕等のサイク
リックアゾアミジン化合物及びその塩酸塩、メタンスル
ホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等を挙げることが
できる。重合開始剤の添加量は、モノマーに対して0.01
〜5重量%、好ましくは 0.1〜2重量%である。
【0021】本発明においてポリスチレンまたはスチレ
ン系共重合体樹脂中に分散される樹脂粒子は、重合後、
凍結融解、または塩析によって重合体を分離した後、遠
心脱水、乾燥することにより粉体として取り出すことが
できる。また、スプレー・ドライヤー及びフリーズドラ
イヤーにより粉体化することもできる。また、乾燥前
に、イオン交換樹脂及び限外濾過膜等を用い重合液中に
残存している水溶性遊離物を除去する工程を加えること
により、これら不純物のトナーへの悪影響が減じられ
る。また、乾燥後、ジェットミル、ヘンシェル・ミキサ
ー等により解砕することで樹脂中への分散が容易にな
る。また、更には、本発明の樹脂粒子は上記の如く乾燥
後使用するほか、重合後の水分散液の状態で使用しても
よい。
ン系共重合体樹脂中に分散される樹脂粒子は、重合後、
凍結融解、または塩析によって重合体を分離した後、遠
心脱水、乾燥することにより粉体として取り出すことが
できる。また、スプレー・ドライヤー及びフリーズドラ
イヤーにより粉体化することもできる。また、乾燥前
に、イオン交換樹脂及び限外濾過膜等を用い重合液中に
残存している水溶性遊離物を除去する工程を加えること
により、これら不純物のトナーへの悪影響が減じられ
る。また、乾燥後、ジェットミル、ヘンシェル・ミキサ
ー等により解砕することで樹脂中への分散が容易にな
る。また、更には、本発明の樹脂粒子は上記の如く乾燥
後使用するほか、重合後の水分散液の状態で使用しても
よい。
【0022】これらの粒子の粒径は、0.01〜2.0 μm 、
好ましくは 0.1〜0.7 μm 、更に好ましくは 0.2〜0.5
μm である。粒子径が小さすぎると樹脂をトナーに使用
した際の補強効果が充分発揮されず、逆に大きすぎると
粒子がトナー中より脱離しやすくなる。粒子の粒径は、
走査型電子顕微鏡による観察、動的光散乱法等を用い測
定することができる。
好ましくは 0.1〜0.7 μm 、更に好ましくは 0.2〜0.5
μm である。粒子径が小さすぎると樹脂をトナーに使用
した際の補強効果が充分発揮されず、逆に大きすぎると
粒子がトナー中より脱離しやすくなる。粒子の粒径は、
走査型電子顕微鏡による観察、動的光散乱法等を用い測
定することができる。
【0023】本発明における樹脂粒子の添加量は、樹脂
粒子がトナー中において0.01〜10重量%、好ましくは
0.1〜5重量%である。添加量が少なすぎるとトナーに
添加した際の補強効果が充分発揮されず、逆に、多すぎ
るとトナー生産時にトナーの粉砕性が悪くなり生産効率
が悪くなるので、添加量は合成するポリスチレンまたは
スチレン系共重合体樹脂の分子量を考慮し慎重に決定さ
れねばならない。
粒子がトナー中において0.01〜10重量%、好ましくは
0.1〜5重量%である。添加量が少なすぎるとトナーに
添加した際の補強効果が充分発揮されず、逆に、多すぎ
るとトナー生産時にトナーの粉砕性が悪くなり生産効率
が悪くなるので、添加量は合成するポリスチレンまたは
スチレン系共重合体樹脂の分子量を考慮し慎重に決定さ
れねばならない。
【0024】本発明のポリスチレンまたはスチレン系共
重合体樹脂は、溶液重合、懸濁重合または乳化重合によ
り合成されるが、溶液重合によりポリスチレンまたはス
チレン系共重合体を得る場合は粉状化した樹脂粒子を溶
剤中に分散した後、モノマー及び重合開始剤を添加し重
合する他、樹脂粒子の分散した水を溶剤もしくはモノマ
ーに置換した後重合してもよい。また、懸濁重合により
ポリスチレンまたはスチレン系共重合体を得る場合に
は、乾燥した樹脂粒子をモノマー及び重合開始剤と共に
水中に懸濁し重合することにより得られる。また、更
に、乳化重合によりポリスチレンまたはスチレン系共重
合体を得る場合には、乾燥した樹脂粒子をモノマー中に
分散し乳化重合しても良いが、上述した本発明の樹脂粒
子の乳化重合に連続し、トナー用結着樹脂の主成分とな
る樹脂成分を重合することにより簡便に得られる。
重合体樹脂は、溶液重合、懸濁重合または乳化重合によ
り合成されるが、溶液重合によりポリスチレンまたはス
チレン系共重合体を得る場合は粉状化した樹脂粒子を溶
剤中に分散した後、モノマー及び重合開始剤を添加し重
合する他、樹脂粒子の分散した水を溶剤もしくはモノマ
ーに置換した後重合してもよい。また、懸濁重合により
ポリスチレンまたはスチレン系共重合体を得る場合に
は、乾燥した樹脂粒子をモノマー及び重合開始剤と共に
水中に懸濁し重合することにより得られる。また、更
に、乳化重合によりポリスチレンまたはスチレン系共重
合体を得る場合には、乾燥した樹脂粒子をモノマー中に
分散し乳化重合しても良いが、上述した本発明の樹脂粒
子の乳化重合に連続し、トナー用結着樹脂の主成分とな
る樹脂成分を重合することにより簡便に得られる。
【0025】本発明においてトナー用結着樹脂の主成分
のポリスチレンまたはスチレン系共重合体に使用される
モノマーとしては、スチレン、クロルスチレン、α−メ
チルスチレン等のスチレン類;エチレン、プロピレン、
ブチレン、イソブチレン等のモノオレフィン類;酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酢酸ビニ
ル等のビニルエステル類;アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル、ア
クリル酸ドデシル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メ
タクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボ
ン酸のエステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエチ
ルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテ
ル;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニ
ルイソプロペニルケトン等のビニルケトン等が挙げられ
る。
のポリスチレンまたはスチレン系共重合体に使用される
モノマーとしては、スチレン、クロルスチレン、α−メ
チルスチレン等のスチレン類;エチレン、プロピレン、
ブチレン、イソブチレン等のモノオレフィン類;酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酢酸ビニ
ル等のビニルエステル類;アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル、ア
クリル酸ドデシル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メ
タクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボ
ン酸のエステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエチ
ルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテ
ル;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニ
ルイソプロペニルケトン等のビニルケトン等が挙げられ
る。
【0026】本発明の樹脂は着色剤、帯電制御剤、離型
剤等と混合されトナーとして使用されるが、本発明のポ
リスチレンまたはスチレン系共重合体樹脂をトナーに使
用する際、本発明の樹脂を単独で使用するのみならず、
他の樹脂と混合して使用しても良い。併用して使用でき
る樹脂としては、樹脂粒子を含有しない他のスチレン系
共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレ
タン樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素樹脂等が使用可能
である。他の樹脂を併用する際、本発明のポリスチレン
またはスチレン系共重合体中の樹脂粒子が前トナー中、
0.01〜10重量%、好ましくは 0.2〜5重量%となるよう
調整される。
剤等と混合されトナーとして使用されるが、本発明のポ
リスチレンまたはスチレン系共重合体樹脂をトナーに使
用する際、本発明の樹脂を単独で使用するのみならず、
他の樹脂と混合して使用しても良い。併用して使用でき
る樹脂としては、樹脂粒子を含有しない他のスチレン系
共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレ
タン樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素樹脂等が使用可能
である。他の樹脂を併用する際、本発明のポリスチレン
またはスチレン系共重合体中の樹脂粒子が前トナー中、
0.01〜10重量%、好ましくは 0.2〜5重量%となるよう
調整される。
【0027】
【発明の効果】本発明のポリスチレンまたはスチレン系
共重合体樹脂中に添加される樹脂粒子は通常トナーを使
用する温度においてゴム弾性を示す。そのため、ポリス
チレンまたはスチレン系共重合体樹脂を使用することに
より、トナーを現像機中でキャリア等の帯電付与部材よ
り受ける衝撃力への耐性を強くできる。そのため、本発
明によれば従来は使用することができなかった低分子量
の結着樹脂を現像剤に使用できる。そのため、本発明の
ポリスチレンまたはスチレン系共重合体樹脂を使用した
トナーは低温定着が可能であり、且つ耐衝撃性及び経時
安定性に優れたトナーとなる。
共重合体樹脂中に添加される樹脂粒子は通常トナーを使
用する温度においてゴム弾性を示す。そのため、ポリス
チレンまたはスチレン系共重合体樹脂を使用することに
より、トナーを現像機中でキャリア等の帯電付与部材よ
り受ける衝撃力への耐性を強くできる。そのため、本発
明によれば従来は使用することができなかった低分子量
の結着樹脂を現像剤に使用できる。そのため、本発明の
ポリスチレンまたはスチレン系共重合体樹脂を使用した
トナーは低温定着が可能であり、且つ耐衝撃性及び経時
安定性に優れたトナーとなる。
【0028】
【実施例】以下本発明の実施例及び比較例について述べ
るが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
尚、部は特にことわりのない限り全て重量部を表すもの
とする。
るが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
尚、部は特にことわりのない限り全て重量部を表すもの
とする。
【0029】合成例1 還流冷却管、窒素導入管、滴下ロートを装着した5リッ
トルのセパラブル・フラスコにイオン交換水2000部、ジ
オクチルスルホサクシネートナトリウム塩50%水溶液
6.4gを仕込み、窒素を導入しながら、80℃に昇温し
た。次いで、メタクリル酸メチル30g、過硫酸アンモニ
ウム2%水溶液80gを加え重合を開始した。更に、過硫
酸アンモニウムを添加してから10分後、 スチレン 304g ジビニルベンゼン 36g メタクリル酸メチル 30g よりなるモノマーを1時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。次いで、過硫酸アンモニウム2%
水溶液80gを追加し、 アクリル酸2−エチルヘキシル 1122g ジビニルベンゼン 18g メタクリル酸メチル 60g よりなるモノマーを3時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。次いで、過硫酸アンモニウム2%
水溶液50gを追加し、 スチレン 240g アクリロニトリル 100g ジビニルベンゼン 60g よりなるモノマーを1時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。反応終了後、室温まで冷却し、 4
00メッシュ金網で濾過し、更に、イオン交換樹脂を使用
して精製した後、限外濾過膜により濃縮し、50℃のオー
ブン中で一昼夜放置し乾燥した。また、更に、乾燥した
樹脂をジェットミルを用い解砕し本発明の樹脂粒子aを
得た。得られた樹脂粒子を走査型電子顕微鏡で観察した
ところ粒径は約300nm であった。また、 DSC法により樹
脂粒子のガラス転移温度を測定したところ、−65℃及び
103℃に転移温度が観測された。
トルのセパラブル・フラスコにイオン交換水2000部、ジ
オクチルスルホサクシネートナトリウム塩50%水溶液
6.4gを仕込み、窒素を導入しながら、80℃に昇温し
た。次いで、メタクリル酸メチル30g、過硫酸アンモニ
ウム2%水溶液80gを加え重合を開始した。更に、過硫
酸アンモニウムを添加してから10分後、 スチレン 304g ジビニルベンゼン 36g メタクリル酸メチル 30g よりなるモノマーを1時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。次いで、過硫酸アンモニウム2%
水溶液80gを追加し、 アクリル酸2−エチルヘキシル 1122g ジビニルベンゼン 18g メタクリル酸メチル 60g よりなるモノマーを3時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。次いで、過硫酸アンモニウム2%
水溶液50gを追加し、 スチレン 240g アクリロニトリル 100g ジビニルベンゼン 60g よりなるモノマーを1時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。反応終了後、室温まで冷却し、 4
00メッシュ金網で濾過し、更に、イオン交換樹脂を使用
して精製した後、限外濾過膜により濃縮し、50℃のオー
ブン中で一昼夜放置し乾燥した。また、更に、乾燥した
樹脂をジェットミルを用い解砕し本発明の樹脂粒子aを
得た。得られた樹脂粒子を走査型電子顕微鏡で観察した
ところ粒径は約300nm であった。また、 DSC法により樹
脂粒子のガラス転移温度を測定したところ、−65℃及び
103℃に転移温度が観測された。
【0030】合成例2 合成例1と同様の装置にイオン交換水2000部、ジオクチ
ルスルホサクシネートナトリウム塩50%水溶液 6.4gを
仕込み、窒素を導入しながら、80℃に昇温した。次い
で、メタクリル酸メチル30g、過硫酸アンモニウム2%
水溶液80gを加え重合を開始した。更に、過硫酸アンモ
ニウムを添加してから10分後、 スチレン 304g ジビニルベンゼン 36g メタクリル酸メチル 30g よりなるモノマーを1時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。次いで、過硫酸アンモニウム2%
水溶液80gを追加し、 メタクリル酸t−ブチル 1122g ジビニルベンゼン 18g メタクリル酸メチル 60g よりなるモノマーを3時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。次いで、過硫酸アンモニウム2%
水溶液50gを追加し、 スチレン 240g アクリロニトリル 100g ジビニルベンゼン 60g よりなるモノマーを1時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。反応終了後、合成例1と同様にし
て、樹脂粒子bを得た。合成例1と同様に粒径を測定し
たところ約290nm であった。また、 DSC法により樹脂粒
子のガラス転移温度を測定したところ、 105℃に転移温
度が観測された。
ルスルホサクシネートナトリウム塩50%水溶液 6.4gを
仕込み、窒素を導入しながら、80℃に昇温した。次い
で、メタクリル酸メチル30g、過硫酸アンモニウム2%
水溶液80gを加え重合を開始した。更に、過硫酸アンモ
ニウムを添加してから10分後、 スチレン 304g ジビニルベンゼン 36g メタクリル酸メチル 30g よりなるモノマーを1時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。次いで、過硫酸アンモニウム2%
水溶液80gを追加し、 メタクリル酸t−ブチル 1122g ジビニルベンゼン 18g メタクリル酸メチル 60g よりなるモノマーを3時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。次いで、過硫酸アンモニウム2%
水溶液50gを追加し、 スチレン 240g アクリロニトリル 100g ジビニルベンゼン 60g よりなるモノマーを1時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。反応終了後、合成例1と同様にし
て、樹脂粒子bを得た。合成例1と同様に粒径を測定し
たところ約290nm であった。また、 DSC法により樹脂粒
子のガラス転移温度を測定したところ、 105℃に転移温
度が観測された。
【0031】合成例3 合成例1と同様の装置にイオン交換水2000部、ジオクチ
ルスルホサクシネートナトリウム塩50%水溶液 6.4gを
仕込み、窒素を導入しながら、80℃に昇温した。次い
で、メタクリル酸メチル30g、過硫酸アンモニウム2%
水溶液80gを加え重合を開始した。更に、過硫酸アンモ
ニウムを添加してから10分後、 スチレン 304g ジビニルベンゼン 36g メタクリル酸メチル 30g よりなるモノマーを1時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。次いで、過硫酸アンモニウム2%
水溶液80gを追加し、 アクリル酸2−エチルヘキシル 1496g ジビニルベンゼン 24g メタクリル酸メチル 80g よりなるモノマーを4時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。反応終了後、合成例1と同様にし
て、濾過、精製し樹脂粒子cの分散液を得た。また、 D
SC法により樹脂粒子のガラス転移温度を測定したとこ
ろ、−65℃及び 103℃に転移温度が観測された。
ルスルホサクシネートナトリウム塩50%水溶液 6.4gを
仕込み、窒素を導入しながら、80℃に昇温した。次い
で、メタクリル酸メチル30g、過硫酸アンモニウム2%
水溶液80gを加え重合を開始した。更に、過硫酸アンモ
ニウムを添加してから10分後、 スチレン 304g ジビニルベンゼン 36g メタクリル酸メチル 30g よりなるモノマーを1時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。次いで、過硫酸アンモニウム2%
水溶液80gを追加し、 アクリル酸2−エチルヘキシル 1496g ジビニルベンゼン 24g メタクリル酸メチル 80g よりなるモノマーを4時間かけて滴下した後、80℃で1
時間保温し熟成した。反応終了後、合成例1と同様にし
て、濾過、精製し樹脂粒子cの分散液を得た。また、 D
SC法により樹脂粒子のガラス転移温度を測定したとこ
ろ、−65℃及び 103℃に転移温度が観測された。
【0032】合成例4 還流冷却管、窒素導入管、滴下ロートを装着した5リッ
トルのセパラブル・フラスコにキシレン2000部を仕込
み、窒素を導入しながら、90℃に昇温した後、 スチレン 1600g アクリル酸n−ブチル 400g に合成例1の樹脂粒子a 60gを分散した溶液、及び、重
合開始剤V-59 (和光純薬製)60gをキシレン300gに溶解し
た溶液を各々3時間かけて滴下し重合した後、90℃で1
時間保温し熟成し重合を終了し本発明の樹脂Aを得た。
樹脂Aの高下式フローテスターにより測定した軟化温度
は 113℃、 DSC法によるガラス転移温度は62℃であっ
た。
トルのセパラブル・フラスコにキシレン2000部を仕込
み、窒素を導入しながら、90℃に昇温した後、 スチレン 1600g アクリル酸n−ブチル 400g に合成例1の樹脂粒子a 60gを分散した溶液、及び、重
合開始剤V-59 (和光純薬製)60gをキシレン300gに溶解し
た溶液を各々3時間かけて滴下し重合した後、90℃で1
時間保温し熟成し重合を終了し本発明の樹脂Aを得た。
樹脂Aの高下式フローテスターにより測定した軟化温度
は 113℃、 DSC法によるガラス転移温度は62℃であっ
た。
【0033】合成例5 樹脂粒子aを加えないことを除き合成例4と同様にし
て、スチレン/アクリル酸n−ブチル共重合体樹脂Bを
得た。樹脂Bの高下式フローテスターにより測定した軟
化温度は 111℃、 DSC法によるガラス転移温度は62℃で
あった。
て、スチレン/アクリル酸n−ブチル共重合体樹脂Bを
得た。樹脂Bの高下式フローテスターにより測定した軟
化温度は 111℃、 DSC法によるガラス転移温度は62℃で
あった。
【0034】合成例6 樹脂粒子aを樹脂粒子bに変更することを除き合成例4
と同様にして、スチレン/アクリル酸n−ブチル共重合
体樹脂Cを得た。樹脂Cの高下式フローテスターにより
測定した軟化温度は 114℃、 DSC法によるガラス転移温
度は62℃であった。
と同様にして、スチレン/アクリル酸n−ブチル共重合
体樹脂Cを得た。樹脂Cの高下式フローテスターにより
測定した軟化温度は 114℃、 DSC法によるガラス転移温
度は62℃であった。
【0035】合成例7 合成例4と同様の装置にキシレン2000部を仕込み、窒素
を導入しながら、90℃に昇温した後、 スチレン 1600g アクリル酸n−ブチル 400g に合成例3の樹脂粒子c分散水溶液から樹脂粒子分60g
を置換した溶液、及び、重合開始剤V-59 (和光純薬製)
60gをキシレン300gに溶解した溶液を各々3時間かけて
滴下し重合した後、90℃で1時間保温し熟成し重合を終
了し樹脂Dを得た。樹脂Dの高下式フローテスターによ
り測定した軟化温度は 109℃、 DSC法によるガラス転移
温度は59℃であった。
を導入しながら、90℃に昇温した後、 スチレン 1600g アクリル酸n−ブチル 400g に合成例3の樹脂粒子c分散水溶液から樹脂粒子分60g
を置換した溶液、及び、重合開始剤V-59 (和光純薬製)
60gをキシレン300gに溶解した溶液を各々3時間かけて
滴下し重合した後、90℃で1時間保温し熟成し重合を終
了し樹脂Dを得た。樹脂Dの高下式フローテスターによ
り測定した軟化温度は 109℃、 DSC法によるガラス転移
温度は59℃であった。
【0036】実施例1 スチレン/アクリル酸n−ブチル共重合体E 20部 (軟化点 170℃/ガラス転移温度63℃) 樹脂A 80部 カーボンブラック 6部 鉄アゾ錯体 (保土谷化学製T-77) 3部 ポリプロピレン・ワックス 5部 を予備混合した後、溶融混練し、ジェットミルにて粉砕
した後、分級し、平均粒子径 8.2μm の着色粒子を得
た。この着色粒子 100部にヘンシェルミキサーを用いア
エロジルR-972 を 0.4部混合し本発明のトナーを得た。
このトナーをミクロトームにより超薄切片を作成し、透
過型電子顕微鏡にて観察したところ、樹脂粒子が約 0.3
μm の単位で、トナー中に均一に分散していることが観
察された。
した後、分級し、平均粒子径 8.2μm の着色粒子を得
た。この着色粒子 100部にヘンシェルミキサーを用いア
エロジルR-972 を 0.4部混合し本発明のトナーを得た。
このトナーをミクロトームにより超薄切片を作成し、透
過型電子顕微鏡にて観察したところ、樹脂粒子が約 0.3
μm の単位で、トナー中に均一に分散していることが観
察された。
【0037】比較例1 スチレン/アクリル酸n−ブチル共重合体E 20部 樹脂B 80部 カーボンブラック 6部 鉄アゾ錯体 (保土谷化学製T-77) 3部 ポリプロピレン・ワックス 5部 を実施例1と同様にして、平均粒子径 8.1μm のトナー
とした。
とした。
【0038】比較例2 スチレン/アクリル酸n−ブチル共重合体E 20部 樹脂C 80部 カーボンブラック 6部 鉄アゾ錯体 (保土谷化学製T-77) 3部 ポリプロピレン・ワックス 2部 を実施例1と同様にして、平均粒子径 8.3μm のトナー
とした。
とした。
【0039】比較例3 スチレン/アクリル酸n−ブチル共重合体E 20部 樹脂D 80部 カーボンブラック 6部 鉄アゾ錯体 (保土谷化学製T-77) 3部 ポリプロピレン・ワックス 2部 を実施例1と同様にして、平均粒子径 8.2μm のトナー
とした。
とした。
【0040】評価試験 実施例1及び比較例1〜3のトナー各々 122.5gと、シ
リコーン系樹脂で被覆したフェライトキャリア3377.5g
をVブレンダーにて混合し現像剤を作成した。この現像
剤を用い、定着温度を15℃低下させたシャープ製SD−20
75複写機(75ppm) にて連続印字テストを実施した。定着
率は、黒ベタを砂消しゴムを装着したこすり試験機にか
けた前後の濃度変化で測定した。また、1リットル・ポ
リ瓶にトナー 250gを入れ、50℃に保ったオーブン中に
24時間放置しトナーの凝集状態を観察した。結果を表1
に示す。
リコーン系樹脂で被覆したフェライトキャリア3377.5g
をVブレンダーにて混合し現像剤を作成した。この現像
剤を用い、定着温度を15℃低下させたシャープ製SD−20
75複写機(75ppm) にて連続印字テストを実施した。定着
率は、黒ベタを砂消しゴムを装着したこすり試験機にか
けた前後の濃度変化で測定した。また、1リットル・ポ
リ瓶にトナー 250gを入れ、50℃に保ったオーブン中に
24時間放置しトナーの凝集状態を観察した。結果を表1
に示す。
【0041】
【表1】
【0042】以上の様に、本発明のトナーは、樹脂の粒
子がスチレン/アクリル酸エステル共重合体樹脂に含有
されることによる定着への悪影響がなく、低温定着が可
能であり、且つ、安定した連続印字耐久性を示す。
子がスチレン/アクリル酸エステル共重合体樹脂に含有
されることによる定着への悪影響がなく、低温定着が可
能であり、且つ、安定した連続印字耐久性を示す。
【0043】それに対し、本発明の樹脂粒子を含有しな
いスチレン/アクリル酸エステル共重合体樹脂を使用し
た比較例1のトナーは定着性は良好であるものの、連続
印字耐久性は乏しい。比較例1のトナーを印字テスト後
粒径測定すると、平均粒子径は 7.3μm であり、微粒子
部分の分率が増加しており、トナーが破壊されていると
思われる。また、本発明においてTg (ガラス転移温度)
の高いモノマーを用い室温でゴム弾性を示さない樹脂粒
子を添加した比較例2の場合は、未添加に比べ多少の効
果は見られるものの、トナーの破壊が生じていることが
確認できた。また、樹脂粒子が表面にTgの高い被覆層を
有さない比較例3の場合にはトナーの保存安定性が確保
されないことが判明した。
いスチレン/アクリル酸エステル共重合体樹脂を使用し
た比較例1のトナーは定着性は良好であるものの、連続
印字耐久性は乏しい。比較例1のトナーを印字テスト後
粒径測定すると、平均粒子径は 7.3μm であり、微粒子
部分の分率が増加しており、トナーが破壊されていると
思われる。また、本発明においてTg (ガラス転移温度)
の高いモノマーを用い室温でゴム弾性を示さない樹脂粒
子を添加した比較例2の場合は、未添加に比べ多少の効
果は見られるものの、トナーの破壊が生じていることが
確認できた。また、樹脂粒子が表面にTgの高い被覆層を
有さない比較例3の場合にはトナーの保存安定性が確保
されないことが判明した。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 384
Claims (6)
- 【請求項1】 ポリスチレンまたはスチレン系共重合体
樹脂中に、ガラス転移温度が0℃以下のアクリル酸エス
テル共重合体及び/又はメタクリル酸エステル共重合体
からなるコア層をガラス転移温度が50℃以上の架橋ビニ
ル系重合体で被覆した樹脂粒子を含有していることを特
徴とする電子写真用樹脂組成物。 - 【請求項2】 コア層が更にビニル系重合体からなる核
部分を持つ請求項1記載の電子写真用樹脂組成物。 - 【請求項3】 更に他の結着樹脂が混合されている請求
項1または2記載の電子写真用樹脂組成物。 - 【請求項4】 ガラス転移温度が0℃以下のアクリル酸
エステル共重合体及び/又はメタクリル酸エステル共重
合体からなるコア層をガラス転移温度が50℃以上の架橋
ビニル系重合体で被覆した樹脂粒子の存在下でポリスチ
レンまたはスチレン系共重合体樹脂を縮重合することを
特徴とする電子写真用樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項5】 コア層が更にビニル系重合体からなる核
部分を持つ請求項4記載の電子写真用樹脂組成物の製造
方法。 - 【請求項6】 更に他の結着樹脂が混合されている請求
項4または5記載の電子写真用樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5326396A JPH07181717A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 電子写真用樹脂組成物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5326396A JPH07181717A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 電子写真用樹脂組成物及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07181717A true JPH07181717A (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=18187334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5326396A Pending JPH07181717A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 電子写真用樹脂組成物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07181717A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0737899A4 (en) * | 1993-12-24 | 1997-07-23 | Kao Corp | ELECTROPHOTOGRAPHIC TONER AND AMPLIFIER THEREFOR |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP5326396A patent/JPH07181717A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0737899A4 (en) * | 1993-12-24 | 1997-07-23 | Kao Corp | ELECTROPHOTOGRAPHIC TONER AND AMPLIFIER THEREFOR |
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