JPH07186552A - 可逆性感熱記録媒体の画像消去方法及び装置 - Google Patents

可逆性感熱記録媒体の画像消去方法及び装置

Info

Publication number
JPH07186552A
JPH07186552A JP34838593A JP34838593A JPH07186552A JP H07186552 A JPH07186552 A JP H07186552A JP 34838593 A JP34838593 A JP 34838593A JP 34838593 A JP34838593 A JP 34838593A JP H07186552 A JPH07186552 A JP H07186552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
erasing
heating
image
recording medium
reversible thermosensitive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34838593A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihide Ito
彰英 伊藤
Atsushi Kutami
篤 久田見
Fumito Masubuchi
文人 増渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP34838593A priority Critical patent/JPH07186552A/ja
Publication of JPH07186552A publication Critical patent/JPH07186552A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 可逆性感熱記録媒体の繰り返し後において、
画像消去が良好に行なわれる方法及び装置を提供する。 【構成】 支持体上に熱により透明度又は色調が可逆的
に変化する感熱層を有する可逆性感熱記録媒体を加熱し
て画像消去する方法及び装置であって、加熱消去温度、
加熱消去時間及び/又は加熱消去圧力を異にした加熱消
去操作を複数回行なうようにする。この場合、後に操作
が行なわれるのに従って、加熱消去温度、加熱消去時
間、加熱消去圧力は高い方から低い方へ、長い方から短
い方へと変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可逆的感熱記録媒体に複
数回の画像の形成・消去を繰り返し行なう際の画像消去
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一時的な画像形成(記録)が行な
え、かつ、不要となったときにその画像の消去ができ、
しかもこれら記録消去の繰り返しが可能な可逆的感熱記
録媒体注目されている。その代表的なものとして、塩化
ビニル系樹脂のような樹脂母材中に高級脂肪酸の様な有
機低分子物質と分散した可逆的感熱記録媒体が知られて
いる(特開昭55−15498号)。ところが、かかる
従来の可逆的感熱記録媒体の加熱による画像消去方法
は、一定の温度、圧力、時間にて一度の加熱消去で画像
消去をしてしまうため、画像消去温度範囲が経時で複数
になってきたり、ずれてきたりして充分に消去できない
という問題が起きている。そこで、この経時での画像消
去温度範囲が変化する事を防ぐ為に消去温度、印字エネ
ルギーなどの最適化を行なってきたが、この画像消去温
度範囲の変化を完全になくすことのできないのが実状で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
の様な可逆的感熱記録媒体の画像消去温度範囲が経時で
複数化したりずれてきたりするのを防ぐのではなく、そ
の画像消去温度範囲が複数化した分やずれた分だけ、加
熱消去操作を複数回行なうことにより画像消去を完全に
行なう方法及び装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、支持体
上に熱により透明度又は色調が可逆的に変化する感熱層
を有する可逆的感熱記録媒体を加熱して画像消去する方
法において、加熱消去温度、加熱消去時間及び/又は加
熱消去圧力を異にした加熱消去操作を複数回行なうこと
を特徴とする。
【0005】本発明方法においては下記(イ)(ロ)及
び(ハ)のような手段の採用されるのが望ましい。 (イ)前記複数回の加熱消去温度、加熱消去時間及び/
又は加熱消去圧力を異にした加熱消去操作が、順次低い
温度領域、短い消去時間及び/又は低い圧力への移行す
るようにさせる。 (ロ)前記複数回の加熱消去温度、加熱消去時間及び加
熱消去圧力の少なくとも1つを変化させる。 (ハ)可逆性感熱記録媒体に磁気記録層を設けておき、
この記録媒体を画像消去操作に際して磁気記録層に記録
された使用回数と透明度又は色調を検知乃至測定し、そ
れにより画像消去回数を制御して再度画像消去操作を行
ない、完全に画像消去がなされるまで繰返し画像消去操
作を行なう。
【0006】本発明の第2は可逆性感熱記録媒体の消去
装置であって、可逆的感熱記録媒体の搬送手段、加熱又
は加熱加圧手段、透明度又は色調を検知乃至測定する手
段を有し、かつ、これら手段の制御装置を有することを
特徴とする。
【0007】本発明装置をおいては下記(ニ)及び
(ホ)のような手段の採用されるのが有利である。 (ニ)前記の搬送手段、加熱又は加熱加圧手段、透明度
又は色調検知乃至測定手段を1又は複数にする。 (ホ)磁気読みとり手段をさらに設けこれも制御装置で
コントロールするようにする。
【0008】本発明者らは、可逆性感熱記録媒体の画像
消去についていろいろな角度から検討した結果、加熱画
像消去時の消去温度範囲が図1から図4までに示したよ
うに、製造直後は図1で表わされたものが加熱消去条件
を変えるだけで図2のように温度範囲が高温側にずれた
り、長期間使用により消去温度領域が図3に示したよう
に複数個になったり、環境保存により消去温度範囲の下
限値が図4に示したようにずれたりすることを見出し
た。そして、この様に画像消去温度範囲がずれたり、特
に複数個になったりする時には一回の加熱消去操作で完
全に画像消去するのはむづかしい。なお、図1は可逆性
感熱記録媒体の製造直後の画像消去温度範囲(条件:1
gf、60秒)、図2は同じく可逆性感熱記録媒体の製
造直後の画像消去温度範囲(条件500gf、0.2
秒)、図3は可逆性感熱記録媒体の長期使用による画像
消去温度の領域の複数化(条件:500gf、0.2
秒)、図4は可逆性感熱記録媒体の長期保存による画像
温度範囲のズレ(条件:50℃保存、500gf、0.
2秒)をそれぞれ表わしたものである。
【0009】そこで、図5に示したように、加熱消去部
材1の前後に透明又は色調の検知乃至測定センサー(例
えば透明度検知センサー2)を設けて、可逆性感熱記録
材料の挿入時に磁気記録層により記録された使用回数と
この透明度又は色調のデータより、制御装置3で予想さ
れう画像消去温度範囲の変化を求め、その温度範囲にて
再度画像消去を行なう。また、図6に示したように、ヒ
ートブロック(加熱消去部材)1を複数個設け、磁気読
み取り部4で得た情報よりあらかじめ予想される消去条
件にセットして、そして次々と画像消去処理を行なって
いく方法が採用されてもよい。図5及び図6において、
7は押えローラ、8は可逆性感熱記録媒体の送りローラ
(回転速度が変えられるローラ)、9は可逆性感熱記録
媒体の移動方向を表わしている。
【0010】この方法の実施で特に注意しなければなら
ないのは、温度、圧力、時間の設定は原則的に1回目が
一番高く、長く設定され、段々に低く、短くなる様に設
定されることである。これは例えば、1回目低温域で画
像消去した後に高温域で再度画像消去を行なうと一度消
去された部分が白濁か又は呈色する可能性があるために
ほかならない。画像消去が制御できる要因としては、既
述のように、温度、圧力、時間があり、時間、圧力、温
度の順に制御しずらくなっていくが、或いは、温度で制
御できなくても、わずかな温度差なら時間、圧力の制御
でカバーできる。特に長期間環境保存の変化は、画像消
去条件の加熱圧力を高く、時間を長くすることにより画
像消去温度下限値の変化はかなり少なくできるようにな
ることから、温度だけでなく、圧力、時間も有効に制御
し、それも素速い制御を行なう。
【0011】ところで、本発明における可逆性感熱記録
媒体の「可逆性感熱記録材料」は、温度変化によって目
に見える変化を可逆的に起こす材料である。目に見える
変化は色の状態の変化と形状の変化に分けられるが、本
発明では主に色の状態の変化を起こす材料を使用する。
色の状態の変化には、透過率、反射率、吸収波長、散乱
度などの変化があり、実際の可逆性感熱記録材料はこれ
らの変化の組合せで表示を行なっている。より具体的に
は、 透明状態と白濁状態が可逆的に変化する材料 染料等の色が化学的に変化する材料 という2種類の系統に現状では分類できる。
【0012】としては、従来の技術でも及びこれまで
にも繰返し述べてきたように、ポリエステル等の樹脂母
材中に高級アルコール、高級脂肪酸等の有機低分子物質
を分散した可逆感熱層が代表例として挙げられる。ま
た、としては、ロイコ系感熱記録材料の可逆性を増強
したものが代表例として挙げられる。
【0013】前記の透明度に変化を生じせしめるタイ
プの可逆感熱層は、樹脂母材及びこの樹脂母材中に分散
された有機低分子物質を主成分としたものである。ここ
での可逆性感熱記録材料は、透明になる温度の範囲があ
る。従って、熱を選択的に与えることにより可逆感熱層
を選択的に加熱し、透明地に白濁画像、白濁地に透明画
像を形成することができ、その変化は何回も繰り返しす
ることが可能である。そして、このような可逆感熱層の
背面に着色シートを配置すれば、白地に着色シートの色
の画像または着色シートの色の地に白色の画像を形成す
ることができる。また、OHP(オーバーヘッドプロジェク
ター)などで投影すれば、白濁部は暗部になり、透明部
は光が透過しスクリーン上では明部となる。更に、この
可逆性感熱記録材料の画像を反射画像として用いる場合
には、可逆感熱層の背面に光を反射する層を設けると可
逆感熱層の厚みを薄くしてもコントラストを上げること
ができる。具体的にはAl、Ni、Sn等を蒸着することが挙
げられる。
【0014】本発明のこのタイプに係る可逆性感熱記録
媒体を作るには一般に(1)樹脂母材及び有機低分子物質
の2成分を溶解した溶液、又は(2)樹脂母材の溶液(溶剤
としては有機低分子物質のうちの少なくとも1種を溶解
しないものを用いる)に有機低分子物質を微粒子状に分
散した分散液を例えば支持体上に塗布乾燥して可逆感熱
層を形成せしめればよい。
【0015】可逆感熱層又は記録媒体作成用溶剤として
は、樹脂母材及び有機低分子物質の種類によって種々選
択できるが、例えばテトラヒドロフラン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、クロロホルム、四塩
化炭素、エタノール、トルエン、ベンゼン等が挙げられ
る。なお、分散液を使用した場合はもちろんであるが、
溶液を使用した場合も得られる可逆感熱層中では有機低
分子物質は微粒子として析出し、分散状態で存在する。
【0016】可逆感熱層に使用される樹脂母材は有機低
分子物質を均一に分散保持した層を形成すると共に、最
大透明時の透明度に影響を与える材料である。このため
樹脂母材は透明性が良く、機械的に安定で、且つ成膜性
の良い樹脂が好ましい。このような樹脂としては、ポリ
塩化ビニル;塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニル-酢酸ビニル-ビニルアルコール共重合体、塩化ビニ
ル-酢酸ビニル-マレイン酸共重合体、塩化ビニル-アク
リレート共重合体等の塩化ビニル系共重合体;ポリ塩化
ビニリデン;塩化ビニリデン-塩化ビニル共重合体、塩
化ビニリデン-アクリロニトリル共重合体等の塩化ビニ
リデン系共重合体;ポリエステル;ポリアミド;ポリアク
リレート又はポリメタクリレート或いはアクリレート-
メタクリレート共重合体;シリコン樹脂等が挙げられ
る。これらは単独で或いは2種以上混合して使用され
る。
【0017】一方、有機低分子物質としては可逆感熱層
中で熱により多結晶から単結晶に変化するものであれば
よく、一般に融点30〜200℃好ましくは50〜150℃程度の
ものが使用される。このような有機低分子物質としては
アルカノール;アルカンジオール;ハロゲンアルカノー
ルまたはハロゲンアルカンジオール;アルキルアミン;
アルカン;アルケン;アルキン;ハロゲンアルカン;ハ
ロゲンアルケン;ハロゲンアルキン;シクロアルカン;
シクロアルケン;シクロアルキン;飽和または不飽和モ
ノまたはジカルボン酸又はこれらのエステル、アミド又
はアンモニウム塩;飽和または不飽和ハロゲン脂肪酸ま
たはこれらのエステル、アミド又はアンモニウム塩;ア
リールカルボン酸またはそれらのエステル、アミド又は
アンモニウム塩;ハロゲンアリルカルボン酸またはそれ
らのエステル、アミド又はアンモニウム塩;チオアルコ
ール;チオカルボン酸又はそれらのエステル、アミンま
たはアンモニウム塩;チオアルコールのカルボン酸エス
テル等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上混合
して使用される。これらの化合物の炭素数は10〜60、好
ましくは10〜38、特に10〜30が好ましい。エステル中の
アルコール基部分は飽和していても飽和していなくても
よく、またハロゲン置換されていてもよい。いずれにし
ても有機低分子物質は分子中に酸素、窒素、硫黄及びハ
ロゲンの少くとも1種、例えば-OH、-COOH、-CONH-、-CO
OR、-NH-、-NH2、-S-、-S-S-、-O-、ハロゲン等を含む
化合物であることが好ましい。
【0018】更に具体的には、これら化合物としてはラ
ウリン酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ノナデカ
ン酸、アラギン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ステア
リン酸メチル、ステアリン酸テトラデシル、ステアリン
酸オクタデシル、ラウリン酸オクタデシル、パルミチン
酸テトラデシル、ベヘン酸ドデシル等の高級脂肪酸のエ
ステル; C16H33-O-C16H33 , C16H33-S-C16H33 ,C18H37-S-C18
H37 , C12H25-S-C12H25 ,C19H39-S-C19H39 , C12H
25-S-S-C12H25 , 等のエーテル又はチオエーテル等がある。中でも本発明
では高級脂肪酸、特にパルミチン酸、ステアリン酸、ベ
ヘン酸、リグノセリン酸等の炭素数16以上の高級脂肪酸
が好ましく、炭素数16〜24の高級脂肪酸が更に好まし
い。
【0019】透明化できる温度の巾を広げるには、この
明細書において記載した有機低分子物質を適宜組合せる
か、または、そうした有機低分子物質と融点の異なる他
の材料とを組合せればよい。これらは例えば特開昭63-3
9378号、特開昭63-130380号などの公報や、特願昭63-14
754号、特願平1-140109号などの明細書に開示されてい
るが、これらに限定されるものではない。なお、可逆感
熱層中の有機低分子物質と樹脂母材との割合は、重量比
で2:1〜1:16程度が好ましく、1:2〜1:8が更に好まし
い。樹脂母材の比率がこれ以下になると、有機低分子物
質を樹脂母材中に保持した膜を形成することが困難とな
り、またこれ以上になると、有機低分子物質の量が少な
いため、不透明化が困難になる。
【0020】可逆感熱層には以上の成分の他に、透明画
像の形成を容易にするために、界面活性剤、高沸点溶剤
等の添加物を添加することができる。これらの添加物の
具体例は次の通りである。 高沸点溶剤の例;リン酸トリブチル、リン酸トリ-2-エ
チルヘキシル、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジ
ル、オレイン酸ブチル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジ
エチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フタ
ル酸ジ-n-オクチル、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル、フ
タル酸ジイソノニル、フタル酸ジオクチルデシル、フタ
ル酸ジイソデシル、フタル酸ブチルベンジル、アジピン
酸ジブチル、アジピン酸ジ-n-ヘキシル、アジピン酸ジ-
2-エチルヘキシル、アゼライン酸ジ-2-エチルヘキシ
ル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジ-2-エチルヘキ
シル、ジエチレングリコールジベンゾエート、トリエチ
レングリコールジ-2-エチルブチラート、アセチルリシ
ノール酸メチル、アセチルリシノール酸ブチル、ブチル
フタリルブチルグリコレート、アセチルクエン酸トリブ
チル。
【0021】界面活性剤、その他の添加物の例;多価ア
ルコール高級脂肪酸エステル;多価アルコール高級アル
キルエーテル;多価アルコール高級脂肪酸エステル、高
級アルコール、高級アルキルフェノール、高級脂肪酸高
級アルキルアミン、高級脂肪酸アミド、油脂又はポリプ
ロピレングリコールの低級オレフィンオキサイド付加
物;アセチレングリコール;高級アルキルベンゼンスル
ホン酸のNa、Ca、Ba又はMg塩;高級脂肪酸、芳香族カル
ボン酸、高級脂肪酸スルホン酸、芳香族スルホン酸、硫
酸モノエステル又はリン酸モノ-又はジ-エステルのCa、
Ba又はMg塩;低度硫酸化油;ポリ長鎖アルキルアクリレ
ート;アクリル系オルゴマー;ポリ長鎖アルキルメタク
リレート;長鎖アルキルメタクリレート−アミン含有モ
ノマー共重合体;スチレン−無水マレイン酸共重合体;
オレフィン−無水マレイン酸共重合体。また、可逆感熱
層を熱、UV、EB等で架橋させてもよく、それにより
繰り返し耐久性を向上させることが可能と成る。中で
も、EBによる架橋が好ましい。
【0022】また前記のとおり、可逆感熱層上にはその
可逆感熱層を保護するために保護層を設けることができ
る。保護層(厚さ0.1〜5μm)の材料としては、シリコー
ン系ゴム、シリコーン樹脂(特開昭63-221087号公報)、
ポリシロキサングラフトポリマー(特願昭62-152550号明
細書に記載)や紫外線硬化樹脂又は電子線硬化樹脂(特願
昭63-310600号明細書に記載)等が挙げられる。保護層中
に有機又は無機填料やシリコンオイル等を含有させても
よい。いずれの場合も、塗布時に溶剤を用いるが、その
溶剤は、感熱層の樹脂ならびに有機低分子物質を溶解し
にくいほうが望ましい。可逆感熱層の樹脂及び有機低分
子物質を溶解しにくい溶剤としてはn-ヘキサン、メチル
アルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル等が挙げられ、特にアルコール系の溶剤がコスト面か
ら望ましい。
【0023】更にまた、保護層形成液の溶剤やモノマー
成分等から可逆感熱層を保護するために、保護層と可逆
感熱層との間に中間層を設けることができる。中間層の
材料としては感熱層中の樹脂母材として挙げたものの他
に下記のような熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂が使用可能
である。即ち、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラー
ル、ポリウレタン、飽和ポリエステル、不飽和ポリエス
テル、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネー
ト、ポリアミド等が挙げられる。中間層の厚さは0.1〜2
μmくらいが好ましい。
【0024】続いて、前記の可逆感熱層(記録位置を
構成するところ)が電子供与性呈色性化合物と電子受容
性化合物との間の発色反応を利用した可逆的熱発色性組
成物により形成されるものについて述べることにする。
電子供与性呈色性化合物と電子受容性化合物との間の発
色反応を利用した熱発色性組成物は、該電子供与性呈色
性化合物と該電子受容性化合物を加熱溶融混合させたと
きに非晶質の発色体を生成し、一方、該非晶質の発色体
を該溶融温度より低い温度で加熱したときに該電子受容
性化合物が結晶化を起して該発色体が消色することの現
象を利用したものである。
【0025】熱発色性組成物は、加熱により瞬時に発色
し、その発色状態は常温においても安定的に存在し、一
方、発色状態にある組成物は、これを発色温度以下の加
熱により瞬時に消色し、その消去状態は常温においても
安定的に存在するもので、このような可逆的な特異な発
消色挙動は従来には見られない新規な驚くべき現象であ
る。
【0026】この組成物を感熱記録媒体として用いた場
合の発色と消色、即ち画像形成と画像消去の原理を図7
に示したグラフによって説明する。グラフの縦軸は発色
濃度を表わし、横軸は温度を表わしており、実線は加熱
による画像形成過程を、破線は加熱による画像消去過程
を示したものである。Aは完全消去状態における濃度で
あり、BはT6以上の温度に加熱した時の完全発色状態
における濃度であり、Cは完全発色状態のT5以下の温
度における濃度であり、DはT5〜T6間の温度で加熱消
去した時の濃度を示している。
【0027】本発明に係るこの組成物は、T5以下の温
度においては無色の状態(A)にある。記録(画像形
成)を行なうにはサーマルヘッド等によりT6以上の温
度に加熱することにより発色(B)して記録画像を形成
する。この記録画像は実線に従ってT5以下の温度に戻
しても、そのままの状態(C)を保持しており記録のメ
モリー性は失われない。
【0028】次に記録画像の消去を行なうには、形成さ
れた記録画像を発色温度よりも低いT5〜T6間の温度に
加熱することによって無色の状態(D)になる。この状
態はT5以下の温度に戻しても、そのままの無色の状態
(A)を保持している。即ち、記録画像の形成過程は実
線ABCの経路によりCに至り記録が保持される。次に
記録画像の消去過程は破線CDAの経路によりAに至り
消去状態が保持される。この記録画像の形成と消去の挙
動特性は可逆性を有し何回も繰り返し行なうことができ
る。
【0029】可逆的熱発色性組成物は発色剤及び顕色剤
を必須成分としている。そして、発色剤と顕色剤の加熱
溶融により発色状態を形成し、一方、発色温度よりも低
い温度の加熱により発色状態は消去され、発色状態及び
消色状態が常温で安定的に存在するものである。組成物
におけるこのような発色と消色の機構は、先に触れたよ
うに、発色剤と顕色剤を発色温度で加熱溶融混合した時
に、組成物が非晶質化を起こして発色状態を形成し、一
方、発色温度よりも低い温度で加熱した時に、発色した
組成物の顕色剤が結晶化を起こして発色の消去状態を形
成する特性に基づくものである。ただし、この場合にお
いても感熱層はT6以上の温度に加熱してから消色する
過程がとられることによって、発色剤及び顕色剤の粒子
が元に戻り、新たな発色状態を形成するのに有利であ
る。
【0030】通常の発色剤と顕色剤、例えば、従来の感
熱記録紙に広く用いられている色素前駆体であるラクト
ン環を有するロイコ系化合物と顕色作用を示すフェノー
ル性化合物からなる組成物は、これを加熱によって溶融
混合させると、ロイコ化合物のラクトン環の開環に基づ
く発色状態となる。この発色状態は両者が相溶した非晶
質状態を呈している。この発色した非晶質状態は常温で
安定的に存在するが、再び加熱を行っても結晶化は起こ
らず、フェノール性化合物のロイコ化合物からの分離が
ないためにラクトン環の閉環がなく消色はしない。
【0031】これに対して、本発明に係る発色剤と顕色
剤の組成物も加熱によって溶融混合させた時に、発色状
態となり、従来の場合と同様に非晶質状態を呈し、常温
で安定的に存在する。しかし、本発明の場合は、この発
色した非晶質状態の組成物は、発色温度以下、即ち溶融
状態に至らない温度で加熱すると、顕色剤の結晶化が起
こり、発色剤との相溶状態による結合が保持できなくな
り、顕色剤が発色剤から分離する。そして、この顕色剤
の結晶化による発色剤からの分離により、顕色剤は発色
剤から電子を受容することができず、発色剤は消色する
ものと考えられる。
【0032】熱発色性組成物に見られる前記の特異な発
消色挙動は、発色剤と顕色剤との加熱溶融による相互溶
解性、発色状態での両者の作用の強さ、顕色剤の発色剤
に対する溶解能、顕色剤の結晶性等が関係しているが、
原理的には、加熱溶融による非晶質化を起こし、一方、
発色温度よりも低い温度の加熱により結晶化を起こす発
色剤/顕色剤系であれば、本発明における組成物成分と
して利用し得るものである。さらに、この様な特性を有
するものは、熱分析において溶融による吸熱変化及び結
晶化による発熱変化を示すことから、本発明に適用し得
る発色剤/顕色剤系は、熱分解析により容易に確認する
ことができる。また、本発明に係る可逆的熱発色性組成
物系には、第三物質が存在してもかまわず、例えば、高
分子物質が存在してもその可逆的な消発色挙動が保持さ
れることが確認された。本発明の熱発色性組成物におい
て、その消色は顕色剤の結晶化による発色剤からの分離
に起因することから、消色効果のすぐれたものを得るに
は、顕色剤の選択は重要である。
【0033】次に、本発明で好ましく用いられる顕色剤
を例示すると以下の通りであるが、前記のように、本発
明に適用できる顕色剤は熱分析により容易に知見し得る
ので、それらのものに限定されるものでない。 (1)下記一般式(1)で示される有機リン酸化合物 R1−PO(OH)2 (1) (但し、R1は炭素数8〜30の直鎖状又は分枝状アル
キル基又はアルケニル基を表わす) この有機リン酸化合物の具体例としては、例えば、以下
のものが挙げられる。オクチルホスホン酸、ノニルホス
ホン酸、デシルホスホン酸、ドデシルホスホン酸、テト
ラデシルホスホン酸、ヘキサデシルホスホン酸、オクタ
デシルホスホン酸、エイコシルホスホン酸、ドコシルホ
スホン酸、テトラコシルホスホン酸。
【0034】(2)下記一般式(2)で示されるα−位
炭素に水酸基を有する有機酸 R2−CH(OH)COOH (2) (但し、R2は炭素数6〜28の直鎖状又は分枝状アル
キル基又はアルケニル基を表わす) このα−位炭素に水酸基を有する有機酸の具体例として
は、例えば、以下のものが挙げられる。α−ヒドロキシ
オクタノイック酸、α−ヒドロキシドデカノイック酸、
α−ヒドロキシテトラデカノイック酸、α−ヒドロキシ
ヘキサデカノイック酸、α−ヒドロキシオクタデカノイ
ック酸、α−ヒドロキシペンタデカノイック酸、α−ヒ
ドロキシエイコサノイック酸、α−ヒドロキシドコサノ
イック酸等。
【0035】ここで用いられる発色剤は、電子受容性を
示す化合物であり、それ自体無色あるいは淡色の染料前
駆体であり、特に限定されず、従来公知のもの例えば、
トリフェニルメタンフタリド系化合物、フルオラン系化
合物、フェノチアジン系化合物、ロイコオーラミン系化
合物、ローダミンラクタム系化合物、スピロピラン系化
合物、インドリノフタリド系化合物等があり、具体例と
して以下のようなものが挙げられる。3,3−ビス(p
−ジメチルアミノフェニル)−フタリド、3,3−ビス
(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノ
フタリド(別名クリスタルバイオレットラクトン)、
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
エチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルア
ミノフェニル)−6−クロルフタリド、3,3−ビス
(p−ジブチルアミノフェニル)フタリド、3−シクロ
ヘキシルアミノ−6−クロルフルオラン、3−ジメチル
アミノ−5,7−ジメチルフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7,8−ベ
ンズフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7
−クロルフルオラン、3−(N−p−トリル−N−エチ
ルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
2−{N−(3′−トリフルオルメチルフェニル)アミ
ノ}−6−ジエチルアミノフルオラン、2−{3,6−
ビス(ジエチルアミノ)−6−(o−クロルアニリノ)
キサンチル安息香酸ラクタム}、3−ジエチルアミノ−
6−メチル−7−(m−トリクロロメチルアニリノ)フ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロルアニ
リノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−ク
ロルアニリノ)フルオラン、3−N−メチル−N−アミ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−(N,N−ジエチ
ルアミノ)−5−メチル−7−(N,N−ジベンジルア
ミノ)フルオラン、ベンゾロイコメチレンブルー、6′
−クロロ−8′−メトキシ−ベンゾインドリノ−スピロ
ピラン、6′−ブロモ−2′−メトキシ−ベンゾインド
リノ−スピロピラン、3−(2′−ヒドロキシ−4′−
ジメチルアミノフェニル)−3−(2′メトキシ−5′
−クロルフェニル)フタリド、3−(2′ヒドロキシ−
4′−ジメチルアミノフェニル)−3−(2′−メトキ
シ−5′−ニトロフェニル)フタリド、3−(2′−ヒ
ドロキシ−4′−ジエチルアミノフェニル)−3−
(2′−メトキシ−5′−メチルフェニル)フタリド、
3−(2′−メトキシ−4′−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2′−ヒドロキシ−4′−クロル−5′−
メトキシフェニル)フタリド、3−モルホリノ−7−
(N−プロピル−トリフルオロメチルアニリン)フルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−5−クロロ−7−(N−ベ
ンジル−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3
−ピロリジノ−7−(ジ−p−クロルフェニル)メチル
アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−クロル−
7−(α−フェニルエチルアミノ)フルオラン、3−
(N−エチル−p−トルイジノ)−7−(α−フェニル
エチルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
(o−メトキシカルボニルフェニルアミノ)フルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−(α−フェ
ニルエチルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−ピペリジノフルオラン、2−クロロ−3−(N−メ
トキシトルイジノ)−7−(p−n−ブチルアニリノ)
フルオラン、3−(N−メチル−N−イソプロピルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブ
チルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレンスピロ
(9,3′)−6′−ジメチルアミノフタリド、3−
(N−ベンジル−N−シクロヘキシルアミノ)−5,6
−ベンゾ−7−α−ナフチルアミノ−4′−ブロモフル
オラン、3−ジエチルアミノ−6−クロル−7−アニリ
ノフルオラン、3−N−エチル−N−(2−エトキシプ
ロピル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチル−7−メシチジノ−4′,5′−
ベンゾフルオラン、3−N−メチル−N−イソブチル−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチル
−N−イソアミル−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、アニリノ)フルオラン、3−ピロリジノ−7−(ジ
−p−クロルフェニル)メチルアミノフルオラン、3−
ジエチルアミノ−5−クロル−7−(α−フェニルエチ
ルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル−p−トルイ
ジノ)−7−(α−フェニルエチルアミノ)フルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−(o−メトキシカルボニ
ルフェニルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−
5−メチル−7−(α−フェニルエチルアミノ)フルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−ピペリジノフルオラ
ン、2−クロロ−3−(N−メトキシトルイジノ)−7
−(p−n−ブチルアニリノ)フルオラン、3−(N−
メチル−N−イソプロピルアミノ)−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3,6−ビス(ジメチルア
ミノ)フルオレンスピロ(9,3′)−6′−ジメチル
アミノフタリド、3−(N−ベンジル−N−シクロヘキ
シルアミノ)−5,6−ベンゾ−7−α−ナフチルアミ
ノ−4′−ブロモフルオラン、3−ジエチルアミノ−6
−クロル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチル−
N−(2−エトキシプロピル)アミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−N−エチル−N−テトラヒ
ドロフルフリルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−メシチ
ジノ−4′,5′−ベンゾフルオラン、3−N−メチル
−N−イソブチル−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−N−エチル−N−イソアミル−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−(2′,4′−ジメチルアニリノ)フルオラン
等。
【0036】本発明で用いられる特に好ましい発色剤
は、置換基としてハロゲンを含有するものである。この
ようなものとしては、例えば、以下のものが挙げられ
る。3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6
−クロルフタリド、3−シクロヘキシルアミノ−6−ク
ロルフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−6−ブロ
モフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロルフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−ブロモフルオラン、3
−ジプロピルアミノ−7−クロルフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−6−クロル−7−フェニルアミノ−フルオ
ラン、3−ピロリジノ−6−クロル−7−フェニルアミ
ノ−フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロル−7
−(m−トリフロロメチルフェニル)アミノ−フルオラ
ン、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロル−7−(o
−クロルフェニル)アミノ−フルオラン、3−ジエチル
アミノ−6−クロル−7−(2′,3′−ジクロルフェ
ニル)アミノ−フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−
メチル−7−クロルフルオラン、3−ジブチルアミノ−
6−クロル−7−エトキシエチルアミノ−フルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−(o−クロルフェニル)アミ
ノ−フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−ブロ
モフェニル)アミノ−フルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−(o−クロルフェニル)アミノ−フルオラン、3
−ジブチルアミノ−7−(o−フルオロフェニル)アミ
ノ−フルオラン、6′−ブロモ−3′−メトキシベンゾ
インドリノ−ピリロスピラン、3−(2′−メトキシ−
4′−ジメチルアミノフェニル)−3−(2′−ヒドロ
キシ−4′−クロル−5′−クロルフェニル)フタリ
ド、3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフ
ェニル)−3−(2′−メトキシ−5′−クロルフェニ
ル)フタリド、2−{3,6−ビス(ジエチルアミ
ノ)}−9−(o−クロルフェニル)アミノ−キサンチ
ル安息香酸ラクタム等。
【0037】本発明で用いる時に好ましい発色剤は、次
の一般式(3)で示される化合物である。
【化1】 (但し、R3は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル
基、R4は水素原子又は置換されていてもよいアミノ
基、Xは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又はフェ
ニルアミノ基、mは1又は2の整数、Yは炭素数1〜4
のアルキル基又は炭素数1〜2のアルコキシ基、nは1
又は2の整数を表わす。)
【0038】この一般式(3)で示される化合物の具体
例を示すと、例えば、以下のものが例示される。3−
(N−メチル−N−フェニルアミノ)−7−アミノ−フ
ルオラン、3−(N−エチル−N−フェニルアミノ)−
7−アミノ−フルオラン、3−(N−プロピル−N−フ
ェニルアミノ)−7−アミノ−フルオラン、3−{N−
メチル−N−(p−メチルフェニル)アミノ}−7−ア
ミノ−フルオラン、3−{N−エチル−N−(p−メチ
ルフェニル)アミノ}−7−アミノ−フルオラン、3−
{N−プロピル−N−(p−メチルフェニル)アミノ}
−7−アミノ−フルオラン、3−{N−メチル−N−
(p−エチルフェニル)アミノ}−7−アミノ−フルオ
ラン、3−{N−エチル−N−(p−エチルフェニル)
アミノ}−7−アミノ−フルオラン、3−{N−プロピ
ル−N−(p−エチルフェニル)アミノ}−7−アミノ
−フルオラン、3−{N−メチル−N−(2',4'−ジ
メチルフェニル)アミノ}−7−アミノ−フルオラン、
3−{N−エチル−N−(2',4'−ジメチルフェニ
ル)アミノ}−7−アミノ−フルオラン、3−{N−プ
ロピル−N−(2',4'−ジメチルフェニル)アミノ}
−7−アミノ−フルオラン、3−{N−メチル−N−
(p−クロルフェニル)アミノ}−7−アミノ−フルオ
ラン、3−{N−エチル−N−(p−クロルフェニル)
アミノ}−7−アミノ−フルオラン、3−{N−プロピ
ル−N−(p−クロルフェニル)アミノ}−7−アミノ
−フルオラン、3−(N−メチル−N−フェニルアミ
ノ)−7−メチルアミノ−フルオラン、3−(N−エチ
ル−N−フェニルアミノ)−7−メチルアミノ−フルオ
ラン、3−(N−プロピル−N−フェニルアミノ)−7−
メチルアミノ−フルオラン、3−{N−メチル−N−
(p−メチルフェニル)アミノ}−7−エチルアミノ−
フルオラン、3−{N−エチル−N−(p−メチルフェ
ニル)アミノ}−7−ベンジルアミノ−フルオラン、3
−{N−メチル−N−(2',4'−ジメチルフェニル)
アミノ}−7−メチルアミノ−フルオラン、3−{N−
エチル−N−(2',4'−ジメチルフェニル)アミノ}
−7−エチルアミノ−フルオラン、3−{N−メチル−
N−(2',4'−ジメチルフェニル)アミノ}−7−ベ
ンジルアミノ−フルオラン、3−{N−エチル−N−
(2',4'−ジメチルフェニル)アミノ}−7−ベンジ
ルアミノ−フルオラン、3−(N−メチル−N−フェニ
ルアミノ)−7−ジメチルアミノ−フルオラン、3−(N
−エチル−N−フェニルアミノ)−7−ジメチルアミノ
−フルオラン、3−{N−メチル−N−(p−メチルフ
ェニル)アミノ}−7−ジエチルアミノ−フルオラン、
3−{N−エチル−N−(p−メチルフェニル)アミ
ノ}−7−ジエチルアミノ−フルオラン、3−(N−メ
チル−N−フェニルアミノ)−7−ジプロピルアミノフ
ルオラン、3−(N−エチル−N−フェニルアミノ)−7
−ジプロピルアミノフルオラン、3−{N−メチル−N
−(p−メチルフェニル)アミノ}−7−ジベンジルア
ミノ−フルオラン、3−{N−エチル−N−(p−メチ
ルフェニル)アミノ}−7−ジベンジルアミノ−フルオ
ラン、3−{N−エチル−N−(p−メチルフェニル)
アミノ}−7−ジ(p−メチルベンジル)アミノ−フル
オラン、3−{N−メチル−N−(p−メチルフェニ
ル)アミノ}−7−アセチルアミノ−フルオラン、3−
{N−エチル−N−(p−メチルフェニル)アミノ}−
7−ベンゾイルアミノ−フルオラン、3−{N−メチル
−N−(p−メチルフェニル)アミノ}−7−(o−メ
トキシベンゾイル)アミノ−フルオラン、3−{N−エ
チル−N−(p−メチルフェニル)アミノ}−6−メチ
ル−7−フェニルアミノ−フルオラン、3−{N−メチ
ル−N−(p−メチルフェニル)アミノ}−6−メチル
−7−フェニルアミノ−フルオラン、3−{N−メチル
−N−(p−メチルフェニル)アミノ}−6−tert
−ブチル−7−(p−メチルフェニル)アミノ−フルオ
ラン、3−(N−エチル−N−フェニルアミノ)−6−
メチル−7−(N−エチル−N−(p−メチルフェニ
ル)アミノ−フルオラン、3−{N−プロピル−N−
(p−メチルフェニル)アミノ}−6−メチル−7−
{N−メチル−N−(p−メチルフェニル)アミノ}−
フルオラン、3−{N−エチル−N−(p−メチルフェ
ニル)アミノ}−5−メチル−7−ベンジルアミノ−フ
ルオラン、3−{N−エチル−N−(p−メチルフェニ
ル)アミノ}−5−クロロ−7−ジベンジルアミノ−フ
ルオラン、3−{N−メチル−N−(p−メチルフェニ
ル)アミノ}−5−メトキシ−7−ジベンジルアミノ−
フルオラン、3−{N−エチル−N−(p−メチルフェ
ニル)アミノ}−6−メチル−フルオラン、3−{N−
エチル−N−(p−メチルフェニル)アミノ}−5−メ
トキシ−フルオラン等。
【0039】顕色剤は単独もしくは二種以上混合して適
用される。また、発色剤についても同様に単独もしくは
二種以上混合して適用することができる。熱発色性組成
物は、支持体上に可逆感熱層として形成させて可逆的感
熱記録媒体として用いることができる。この場合、可逆
感熱層は、従来公知の方法に従い、発色剤及び顕色剤を
バインダーと共に水、又は有機溶剤により均一に分散も
しくは溶解して、これを基体上に塗布することによって
得られる。
【0040】バインダーとしては慣用の種々のバインダ
ーを適宜用いることができ、例えばポリビニールアルコ
ール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、メトキシセルロース、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、ゼラ
チン、カゼイン、澱粉、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビ
ニールピロリドン、ポリアクリルアミド、マレイン酸共
重合体、アクリル酸共重合体、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニール、ポリ酢酸ビニール、ポリアクリル酸エステル
類、ポリメタクリル酸エステル類、塩化ビニール−酢酸
ビニール共重合体、スチレン共重合体、ポリエステル、
ポリウレタン等がある。
【0041】本発明では必要に応じて塗布特性或いは記
録特性の向上を目的に、通常の感熱記録紙に用いられて
いる種々の添加剤、例えば分散剤、界面活性剤、填料、
発色画像安定剤、酸化防止剤、光安定化剤、滑剤等を加
えることも出来る。さらに、保護層や中間層が必要によ
り設けられてよいことは既述のとおりである。
【0042】本発明の可逆性感熱記録媒体においては、
それが長尺のものであっても、エンドレス状のものであ
っても、更にはカード状のものであってもかまわない。
【0043】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明をさらに具体的
に説明する。ここでの部は重量基準である。
【0044】(共通実施例)約188μm厚の白色PE
T上に γ−Fe23 10部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 2部 (UCC社製:VAGH) コロネートL(10%トルエン溶液) 2部 メチルエチルケトン 43部 トルエン 43部 よりなる液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥して約1
0μm厚の磁気記録層を設けた。
【0045】次に ウレタンアクリレート系紫外線硬化性樹脂の75%酢酸 10部 ブチル溶液(大日本インキ化学社製:ユニディック C7−164) MEK 10部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥後80
w/cmの紫外線ランプで硬化させ約3μm暑の平滑層
を設け、その上にAlを約400Å厚に真空蒸着した。
【0046】さらにその上に、 ベヘン酸(日本油脂社製:NAA−22S) 6部 ニイコサン2酸(岡村製油社製:SL−20) 4部 フタル酸ジイソデシル 3部 塩化ビニル−酢酸ビニル−リン酸エステル共重合体 35部 (電気化学工業社製:#1000p) THF 150部 トルエン 15部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥して約
15μm厚の感熱層を設けた。
【0047】さらにその上に、 ポリアミド樹脂(東レ社製:CM8000) 10部 メタノール 90部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥して約
1μm厚の中間層を設けた。
【0048】さらにその上に、 ウレタンアクリレート系紫外線硬化性樹脂の75%酢酸 10部 ブチル溶液(大日本インキ化学社製:ユニディック C7−157) IPA 10部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥後80
w/cmの紫外線ランプで硬化させ約5μm厚のオーバ
ーコート層を設けて可逆性感熱記録媒体を作製した。こ
の可逆性感熱記録媒体を80℃に加熱し感熱層を透明と
した。
【0049】実施例1 共通実施例で得られた可逆性感熱記録媒体を用いて、サ
ーマルヘッドで記録し、図6に示した画像消去装置で消
去する事を繰り返し500回行った。この時の画像消去
装置の第1のヒートブロックの条件を95℃,500g
f,0.2secとし、第2のヒートブロックの条件を
80℃,500gf,0.2secとし、そして500
回目の印字、消去濃度の測定を行った。結果をまとめて
表1に示す。
【0050】実施例2 共通実施例で得られた可逆性感熱記録媒体を用いて、サ
ーマルヘッドで記録紙図6に示した画像消去装置で消去
する事を500回繰り返し、500回目の印字消去濃度
を測定した。この時の画像消去装置の条件は実施例1と
同じであるが、第1のヒートブロックのみ可変とし、記
録媒体投入時の磁気読み取り部で使用回数及び使用期間
を読み取り、図4で予想される下限値の上昇分だけ、上
昇させてから画像消去を行なった。結果をまとめて表1
に示す。
【0051】実施例3 実施例2と同様な操作を行なったが、ここでは、磁気読
み取りを行なうかわりに、透明度検知センサーで、透明
度を検知し、不充分であれば画像消去温度は一定のまま
で圧力を高く、時間を長くしてから、それらを徐々に低
く及び/又は短くして完全に透明になるところまで何度
でも繰り返し消去を行なった。結果をまとめて表1に示
す。
【0052】比較例1 共通実施例で得られた可逆性感熱記録媒体を用いて、サ
ーマルヘッドで記録し、図5に示した画像消去装置にて
ヒートブロックを95℃、500gf、0.2secの
一定条件で記録、消去を繰り返し500回行ない、50
0回目の印字及び消去濃度の測定を行なった。結果をま
とめて表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】請求項1、2及び3の発明によれば、可
逆性感熱記録媒体の状態如何によっても良好な画像消去
が行なえる。請求項4の発明によれば、迅速な画像消去
で行なえる。請求項5及び6の発明によれば、画像消去
が容易に行なえる。請求項7の発明によれば、無駄な操
作が回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造直後の可逆性感熱記録媒体の画像消去温度
範囲と濃度との関係を表わした図。
【図2】製造直後の可逆性感熱記録媒体の画像消去温度
範囲と濃度との関係を表わした図。
【図3】可逆性感熱記録媒体の長期使用による画像消去
温度領域の複数化を表わした図。
【図4】可逆性感熱記録媒体の長期保存による画像消去
温度領域の複数化を表わした図。
【図5】本発明の画像消去装置の概略を表わした図。
【図6】本発明の画像消去装置の概略を表わした図。
【図7】本発明の可逆性記録感熱媒体が温度に依存して
色調が変化する様子を表わした図。
【符号の説明】
1 加熱消去部材(ヒートブロック) 2 透明度検知センサー 3 制御装置 4 磁気読み取り部 7 押えローラ 8 送りローラ 9 可逆性感熱記録材料感熱記録媒体の移動方向

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に熱により透明度又は色調が可
    逆的に変化する感熱層を有する可逆性感熱記録媒体を加
    熱して画像消去する方法において、加熱消去温度、加熱
    消去時間及び/又は加熱消去圧力を異にした加熱消去操
    作を複数回行なうことを特徴とする可逆性感熱記録媒体
    の画像消去方法。
  2. 【請求項2】 前記複数回の加熱消去温度、加熱消去時
    間及び/又は加熱消去圧力を異にした加熱消去操作が、
    順次低い温度領域、短い消去時間及び/又は低い圧力へ
    と移行する請求項1記載の可逆性感熱記録媒体の画像消
    去方法。
  3. 【請求項3】 前記複数回の加熱消去温度、加熱消去時
    間及び加熱消去圧力の少なくとも1つを変化させる請求
    項1又は2記載の可逆性感熱記録媒体の画像消去方法。
  4. 【請求項4】 可逆性感熱記録媒体に磁気記録層を設け
    ておき、この記録媒体を画像消去操作に際して磁気記録
    層に記録された使用回数と透明度又は色調を検知乃至測
    定し、それにより画像消去回数を制御して再度画像消去
    操作を行ない、完全に画像消去がなされるまで繰返し画
    像消去操作を行なうことを特徴とする請求項1、2又は
    3記載の可逆性感熱記録媒体の画像消去方法。
  5. 【請求項5】 可逆性感熱記録媒体の搬送手段、加熱又
    は加熱加圧手段、透明度又は色調を検知乃至測定する手
    段を有し、かつ、これら手段の制御装置を有することを
    特徴とする可逆性感熱記録媒体の画像消去装置。
  6. 【請求項6】 前記の搬送手段、加熱又は加熱加圧手
    段、透明度又は色調の検知乃至測定手段が1又は複数で
    ある請求項5記載の可逆性感熱記録媒体の画像消去装
    置。
  7. 【請求項7】 磁気読みとり手段をさらに設けこれも制
    御装置でコントロールするようにした請求項5又は6記
    載の可逆性感熱記録媒体の画像消去装置。
JP34838593A 1993-12-27 1993-12-27 可逆性感熱記録媒体の画像消去方法及び装置 Pending JPH07186552A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34838593A JPH07186552A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 可逆性感熱記録媒体の画像消去方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34838593A JPH07186552A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 可逆性感熱記録媒体の画像消去方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07186552A true JPH07186552A (ja) 1995-07-25

Family

ID=18396674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34838593A Pending JPH07186552A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 可逆性感熱記録媒体の画像消去方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07186552A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3496047B2 (ja) 情報記録部及び画像記録部を有するカードに情報及び画像を記録する方法
JPH05124360A (ja) 可逆的熱発色性組成物、それを用いた記録媒体、記録方法および表示装置
JPWO1995011494A1 (ja) 情報記録部及び画像記録部を有するカードに情報及び画像を記録する方法
US5635319A (en) Image formation method using reversible thermosensitive recording material
JPH04247985A (ja) 可逆的感熱記録材料
JP3326693B2 (ja) 感熱表示付きカード
JPH0811435A (ja) 可逆的感熱記録媒体及びその製造方法
JPH06127184A (ja) カードの処理方法
JPH07186552A (ja) 可逆性感熱記録媒体の画像消去方法及び装置
JP3198472B2 (ja) 画像記録方法
JP3368384B2 (ja) 可逆性感熱記録材料、その製造方法及びそれを使用した画像表示方法
JP3357997B2 (ja) 可逆性感熱記録媒体
JPH06199042A (ja) 画像記録方法
JPH07195843A (ja) 可逆性感熱記録媒体の画像消去方法及び装置
JPH05318918A (ja) 可逆性感熱記録体
JP3295746B2 (ja) 可逆性感熱記録媒体及びそれを用いた画像記録方法
JPH061066A (ja) 可逆的熱発色性組成物およびそれを用いた記録媒体
JPH05318917A (ja) 画像記録方法
JPH07117352A (ja) 可逆性感熱記録媒体
JPH05262035A (ja) 画像記録方法
JPH0542762A (ja) 表示装置
JPH0776170A (ja) 可逆性感熱記録媒体及びこれを用いた画像形成・消去方法
JPH06210956A (ja) 可逆性感熱記録材料を有する表示媒体の記録方法
JP3233765B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JP3073857B2 (ja) 可逆性感熱記録材料の画像記録方法