JPH0718937A - 回転部材の制御装置 - Google Patents
回転部材の制御装置Info
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- JPH0718937A JPH0718937A JP21083393A JP21083393A JPH0718937A JP H0718937 A JPH0718937 A JP H0718937A JP 21083393 A JP21083393 A JP 21083393A JP 21083393 A JP21083393 A JP 21083393A JP H0718937 A JPH0718937 A JP H0718937A
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- JP
- Japan
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- door
- clutch mechanism
- control gear
- locking clutch
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】この発明は、重量ある引戸、扉等の可動体の可
動を任意位置で一時的に停止して逆方向の可動を所定ト
ルク以内で阻止できる両方向係止クラッチ機構を該可動
体に組込んだ制御装置に関するものである。 【構成】可動体に回転部材3を回転自在に枢着すると共
に、両方向係止クラッチ機構12を組込んだ制御歯車体
9を回転可能に設け、該制御歯車体と上記回転部材の外
輪部6に形成した歯車8を噛合させ、該制御歯車体内の
両方向係止クラッチ機構で、回転部材を介して可動する
可動体を任意位置で一時的に停止し、逆方向の可動を所
定トルク以内で阻止し得るように制御するものである。
動を任意位置で一時的に停止して逆方向の可動を所定ト
ルク以内で阻止できる両方向係止クラッチ機構を該可動
体に組込んだ制御装置に関するものである。 【構成】可動体に回転部材3を回転自在に枢着すると共
に、両方向係止クラッチ機構12を組込んだ制御歯車体
9を回転可能に設け、該制御歯車体と上記回転部材の外
輪部6に形成した歯車8を噛合させ、該制御歯車体内の
両方向係止クラッチ機構で、回転部材を介して可動する
可動体を任意位置で一時的に停止し、逆方向の可動を所
定トルク以内で阻止し得るように制御するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、重量ある引戸、扉等
の可動体の可動を任意位置で一時的に停止して逆方向の
可動を所定トルク以内で阻止できる両方向係止クラッチ
機構を該可動体に組込んだ制御装置に関するものであ
る。
の可動体の可動を任意位置で一時的に停止して逆方向の
可動を所定トルク以内で阻止できる両方向係止クラッチ
機構を該可動体に組込んだ制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、移動可能な可動体、例えば一般住
宅、オフィス、倉庫等における出入口に用いられる引戸
は、戸車を引戸の開閉方向に沿って設けられたレール上
を回転移動できるように取付け、引戸を円滑に作動し得
る構造である。しかし、例えば、レールが僅かに傾斜し
ていることに起因して、引戸の開閉操作中、自然と戸車
が閉成方向或いは開放方向に回転移動してしまう虞があ
った。これを解決するため、本出願人は、先に特開平4
−17693号公報に開示したように開閉作動の途中の
任意位置で一時的に引戸を停止して逆方向の移動を所定
トルク以内で阻止できる両方向係止クラッチ機構を戸車
に組込んだ引戸を開発し、所定の効果を達成することが
できた。
宅、オフィス、倉庫等における出入口に用いられる引戸
は、戸車を引戸の開閉方向に沿って設けられたレール上
を回転移動できるように取付け、引戸を円滑に作動し得
る構造である。しかし、例えば、レールが僅かに傾斜し
ていることに起因して、引戸の開閉操作中、自然と戸車
が閉成方向或いは開放方向に回転移動してしまう虞があ
った。これを解決するため、本出願人は、先に特開平4
−17693号公報に開示したように開閉作動の途中の
任意位置で一時的に引戸を停止して逆方向の移動を所定
トルク以内で阻止できる両方向係止クラッチ機構を戸車
に組込んだ引戸を開発し、所定の効果を達成することが
できた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この先
行技術のものは、レール上を走行する戸車内に両方向係
止クラッチ機構を組込んでいるため、限定されている戸
車内に組込まなければならず、特に重量のある引戸に組
込んだ場合、軸受け部分の耐久性がなく挫屈する虞があ
る。そこで、この発明は上記従来技術および先行技術の
問題点に鑑み、これを解決すべくなされたものであっ
て、重量のある引戸、扉等の可動体の可動を完全に行う
ことができると共に、その動作の途中においても任意の
位置で確実に停止できる堅牢にして耐久性に優れた両方
向係止クラッチ機構を取付けた回転部材の制御装置を提
供することを目的としたものである。
行技術のものは、レール上を走行する戸車内に両方向係
止クラッチ機構を組込んでいるため、限定されている戸
車内に組込まなければならず、特に重量のある引戸に組
込んだ場合、軸受け部分の耐久性がなく挫屈する虞があ
る。そこで、この発明は上記従来技術および先行技術の
問題点に鑑み、これを解決すべくなされたものであっ
て、重量のある引戸、扉等の可動体の可動を完全に行う
ことができると共に、その動作の途中においても任意の
位置で確実に停止できる堅牢にして耐久性に優れた両方
向係止クラッチ機構を取付けた回転部材の制御装置を提
供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】これを解決する手段とし
て、この発明は、可動体に回転部材を回転自在に枢着す
ると共に、両方向係止クラッチ機構を組込んだ制御歯車
体を回転可能に設け、該制御歯車体と上記回転部材の外
輪部に形成した歯車を噛合させ、該制御歯車体内の両方
向係止クラッチ機構で、回転部材を介して可動する可動
体を任意位置で一時的に停止し、逆方向の可動を所定ト
ルク以内で阻止し得るように制御するものである。
て、この発明は、可動体に回転部材を回転自在に枢着す
ると共に、両方向係止クラッチ機構を組込んだ制御歯車
体を回転可能に設け、該制御歯車体と上記回転部材の外
輪部に形成した歯車を噛合させ、該制御歯車体内の両方
向係止クラッチ機構で、回転部材を介して可動する可動
体を任意位置で一時的に停止し、逆方向の可動を所定ト
ルク以内で阻止し得るように制御するものである。
【0005】
【実施例】この発明の構成を図面で示す一実施例につい
て以下詳細に説明する。図1乃至図6は、出入口を開閉
する大形で重い引戸に実施したこの発明の第1実施例で
ある。大形で重い可動体よりなる引戸1は、これに取付
けた戸車3によって出入口Aの上壁部Bに閉成方向に向
かって次第に下降するように僅かに傾斜して配設された
レールCに回転自在に吊下し開閉可能に取付けられてい
る。回転部材である戸車3は、その主軸4を引戸1の上
框に取付けた取付金具2に固定し、主軸4はボールベア
リング軸受5を介して回転自在に外輪体6を取付け、外
輪体6には上記レールCに係合するレール係合溝7が形
成され、その両側に歯車部8が形成されている。制御歯
車体9は、支軸10と外輪歯車部11との間に両方向係
止クラッチ機構12が組込まれて外輪歯車部11を回転
可能に制御し、外輪歯車部11を上記戸車3の歯車部8
と噛合するようにその支軸10を上記引戸1の取付金具
2に固定する。両方向係止クラッチ機構12は、基本的
には上記先行技術の特開平4−17693号公報に開示
されている両方向係止クラッチと同様の機構であるが、
これについてさらに詳述する。この両方向係止クラッチ
機構12はゝ図4乃至図6に示すように、外輪歯車部1
1に回動不能に嵌合した内筒体13内に、支軸10を中
心として、制御板14、回動保持体15、受けリング1
6、ローラーピン17、弾性線材18よりなる部材が組
込まれている。外輪歯車部11は、一側が壁面11a
で、他側が開口11bする筒状に形成されている。そし
て壁面11aに穿設した貫通孔11cに支軸10を挿通
し、その外周面部に形成した嵌合凹部11dに嵌合した
軸受リング21に支軸10を挿通する。内筒体13は、
一側が壁面13aで、他側が開口13bする筒状に形成
されている。そして壁面13aには支軸10を挿通する
貫通孔13cが穿設され、上記支軸10に嵌合した軸受
リング21にワッシャー22を介して内筒体13を外輪
歯車部11内に回動不能に嵌合する。制御板14は、支
軸10を挿通する貫通孔14aが穿設された略環状に形
成され、該貫通孔14aの内周面の所定箇所、この実施
例では3箇所に凹溝14bが切欠されている。この凹溝
14bは中央部が最浅部14cで、その両側が深くなる
ような略つの形状に退避溝部14d、14dが形成され
ている。また外周部にも該凹溝14bに向かって略円弧
状の遊動切欠部14eが形成されている薄板材からな
り、この制御板14を複数枚、例えば10枚重合して回
動保持体15の両側に、これを挟み込むように夫々内筒
体13内に回動不能に嵌合する。回動保持体15は、中
央部に支軸10を挿通する貫通孔15aが穿設され、そ
の内周面には上記制御板14の凹溝14aに対応する3
箇所に、該凹溝14aよりも幅狭のローラーピンを支持
する保持溝15bが形成され、また外周部には該保持溝
45bに対応する箇所に弾性線材18を挿入する線材嵌
合溝15cが切欠されている。受けリング16は、回動
保持体15に嵌合して、該回動保持体15と一体に内筒
体13内に回動可能に嵌合する。ローラーピン17は、
支軸10の外周面と制御板14の凹溝14bおよび回動
保持体15の保持溝15bに形成された空間部分に亘っ
て挿入される。弾性線材18は、制御板14の遊動切欠
部14eおよび回動保持体15の線材嵌合溝15cに挿
入され、その一端は、内筒体13の壁面13aに穿設さ
れた小孔13dに挿入係止し、他端を内筒体13の開口
13bに回動不能に密嵌した押え板19に穿設された小
孔19bに挿入係止する。そして、該押え板19の貫通
孔19aに支軸10を貫通して、該支軸10にワッシャ
ー22を介して軸受リング21を嵌合し、該軸受リング
21を軸受蓋板20の嵌合凹部20bに嵌入すると共
に、軸受蓋板20に穿設した貫通孔20aに支軸10を
挿通して、軸受蓋板20を外輪歯車部11の開口11b
に密嵌して両方向係止クラッチ機構12が組立てられ
る。
て以下詳細に説明する。図1乃至図6は、出入口を開閉
する大形で重い引戸に実施したこの発明の第1実施例で
ある。大形で重い可動体よりなる引戸1は、これに取付
けた戸車3によって出入口Aの上壁部Bに閉成方向に向
かって次第に下降するように僅かに傾斜して配設された
レールCに回転自在に吊下し開閉可能に取付けられてい
る。回転部材である戸車3は、その主軸4を引戸1の上
框に取付けた取付金具2に固定し、主軸4はボールベア
リング軸受5を介して回転自在に外輪体6を取付け、外
輪体6には上記レールCに係合するレール係合溝7が形
成され、その両側に歯車部8が形成されている。制御歯
車体9は、支軸10と外輪歯車部11との間に両方向係
止クラッチ機構12が組込まれて外輪歯車部11を回転
可能に制御し、外輪歯車部11を上記戸車3の歯車部8
と噛合するようにその支軸10を上記引戸1の取付金具
2に固定する。両方向係止クラッチ機構12は、基本的
には上記先行技術の特開平4−17693号公報に開示
されている両方向係止クラッチと同様の機構であるが、
これについてさらに詳述する。この両方向係止クラッチ
機構12はゝ図4乃至図6に示すように、外輪歯車部1
1に回動不能に嵌合した内筒体13内に、支軸10を中
心として、制御板14、回動保持体15、受けリング1
6、ローラーピン17、弾性線材18よりなる部材が組
込まれている。外輪歯車部11は、一側が壁面11a
で、他側が開口11bする筒状に形成されている。そし
て壁面11aに穿設した貫通孔11cに支軸10を挿通
し、その外周面部に形成した嵌合凹部11dに嵌合した
軸受リング21に支軸10を挿通する。内筒体13は、
一側が壁面13aで、他側が開口13bする筒状に形成
されている。そして壁面13aには支軸10を挿通する
貫通孔13cが穿設され、上記支軸10に嵌合した軸受
リング21にワッシャー22を介して内筒体13を外輪
歯車部11内に回動不能に嵌合する。制御板14は、支
軸10を挿通する貫通孔14aが穿設された略環状に形
成され、該貫通孔14aの内周面の所定箇所、この実施
例では3箇所に凹溝14bが切欠されている。この凹溝
14bは中央部が最浅部14cで、その両側が深くなる
ような略つの形状に退避溝部14d、14dが形成され
ている。また外周部にも該凹溝14bに向かって略円弧
状の遊動切欠部14eが形成されている薄板材からな
り、この制御板14を複数枚、例えば10枚重合して回
動保持体15の両側に、これを挟み込むように夫々内筒
体13内に回動不能に嵌合する。回動保持体15は、中
央部に支軸10を挿通する貫通孔15aが穿設され、そ
の内周面には上記制御板14の凹溝14aに対応する3
箇所に、該凹溝14aよりも幅狭のローラーピンを支持
する保持溝15bが形成され、また外周部には該保持溝
45bに対応する箇所に弾性線材18を挿入する線材嵌
合溝15cが切欠されている。受けリング16は、回動
保持体15に嵌合して、該回動保持体15と一体に内筒
体13内に回動可能に嵌合する。ローラーピン17は、
支軸10の外周面と制御板14の凹溝14bおよび回動
保持体15の保持溝15bに形成された空間部分に亘っ
て挿入される。弾性線材18は、制御板14の遊動切欠
部14eおよび回動保持体15の線材嵌合溝15cに挿
入され、その一端は、内筒体13の壁面13aに穿設さ
れた小孔13dに挿入係止し、他端を内筒体13の開口
13bに回動不能に密嵌した押え板19に穿設された小
孔19bに挿入係止する。そして、該押え板19の貫通
孔19aに支軸10を貫通して、該支軸10にワッシャ
ー22を介して軸受リング21を嵌合し、該軸受リング
21を軸受蓋板20の嵌合凹部20bに嵌入すると共
に、軸受蓋板20に穿設した貫通孔20aに支軸10を
挿通して、軸受蓋板20を外輪歯車部11の開口11b
に密嵌して両方向係止クラッチ機構12が組立てられ
る。
【0006】このように構成されているので、引き戸1
を開放方向に移動すると、これに取付けた戸車3は外輪
体6のレール係合溝7がレールC上を図2に示すように
時計方向に回転移動するので、戸車3の主軸4はボール
ベアリング軸受5を介して引戸1の全重量を受けて堅牢
に且つ円滑に作動し、引き戸1は軽快に走行することが
できる。これと同時に戸車3の外輪体6はその歯車部8
が制御歯車体9と噛合しているので、該制御歯車体9を
図2に示すように反時計方向に回転する。これにより外
輪歯車部11に組込まれている両方向係止クラッチ機構
12は作動し、これに従って図4に示すように内筒体1
3内の制御板14を反時計方向に回転するので、これに
形成した凹溝14bの中央最浅部14cに係止状態に位
置しているローラーピン17は、図5に示すように右側
の退避溝部14dに移動するが、その際、弾性線材18
は制御歯車体9の回転によってその弾性に抗して時計方
向に弓状に湾曲する。これは弾性線材18の中央部分が
回動保持体15の線材嵌合溝15cに挿入保持されてい
るのに対して、両端を係止している内筒体13と押え板
19が、制御歯車体9の反時計方向の回転により、その
弾性に抗して弓状に湾曲されるものであるから、常に回
動保持体15に反時計方向の弾発力が作用した状態でロ
ーラーピン17は、制御歯車体9が反時計方向に回転し
つづける限り、右側の退避溝部14dに移動してフリー
状態を保つ、これによって両方向係止クラッチ12は支
軸10に対して非係止状態となって、該支軸10の周囲
を外輪歯車部11と共に自由に回転することができ、引
戸1を軽快に開放方向に移動することができる。そして
引戸1を完全に開放し、或いは開放動作を途中で止める
と、レールCが閉成方向に傾斜しているため、引戸1は
該閉成方向に所定内のトルクが付与され、戸車3は上記
と逆に反時計方向に回転しようとするので、これに連動
する制御歯車体9に時計方向の回転力が作用し、外輪歯
車部11に組込まれている両方向係止クラッチ機構12
が作動し、これに従って内筒体13内の制御板14は時
計方向に回転するので、図5に示すように制御板14の
凹溝14bの右側の退避溝部14dにフリー状態に位置
しているローラーピン17は、凹溝14bの中央最浅部
14c方向に移動しようとすると共に、弓状に湾曲して
いる弾性線材18の弾性復元力で回動保持体15の反時
計方向の回転も作用して中央最浅部14cに押戻されて
図4に示すように係止状態となり制御歯車体9を停止
し、これに噛合している戸車3の回転を止める。これに
より、引戸1は閉成方向に逆戻りすることなく、全開位
置または任意の停止位置で開放状態となって、振動等の
不用意な外力が加わっても引戸1は容易に閉成してしま
うことはない。さらに、この状態から、閉成方向に所定
以上のトルクを加えると、戸車3を介して制御歯車体9
は時計方向に回転して両方向係止クラッチ機構12が作
動し、これに従って内筒体13内の制御板14は時計方
向に回転するので、図4に示すように制御板14の凹溝
14bの中央最浅部14cに押戻されて係止状態となっ
ているローラーピン17は、左側の退避溝部14dに移
動してフリー状態を保つ、これによって両方向係止クラ
ッチ12は支軸10に対して非係止状態となって、該支
軸10の周囲を外輪歯車部11と共に自由に回転するこ
とができ、引戸1を軽快に閉成方向に走行することがで
きる。そして閉成後において、両方向係止クラッチ機構
12は、上記と逆に開放方向に僅かなトルクを加えただ
けでは、ローラーピン17が14bの中央最浅部14c
に係止してしまうため、停止力が働くことになる。した
がって、開放方向に振動等の不用意な外力等が加わって
も引戸1が容易に開放してしまうことはない。なお、こ
の停止力に抗して引戸を開放する場合には、かかる停止
力を解除できる程度のトルクを加えれば、ローラーピン
17の位置が退避溝部14d位置へ移動し、再び開放作
動できることは言うまでもない。
を開放方向に移動すると、これに取付けた戸車3は外輪
体6のレール係合溝7がレールC上を図2に示すように
時計方向に回転移動するので、戸車3の主軸4はボール
ベアリング軸受5を介して引戸1の全重量を受けて堅牢
に且つ円滑に作動し、引き戸1は軽快に走行することが
できる。これと同時に戸車3の外輪体6はその歯車部8
が制御歯車体9と噛合しているので、該制御歯車体9を
図2に示すように反時計方向に回転する。これにより外
輪歯車部11に組込まれている両方向係止クラッチ機構
12は作動し、これに従って図4に示すように内筒体1
3内の制御板14を反時計方向に回転するので、これに
形成した凹溝14bの中央最浅部14cに係止状態に位
置しているローラーピン17は、図5に示すように右側
の退避溝部14dに移動するが、その際、弾性線材18
は制御歯車体9の回転によってその弾性に抗して時計方
向に弓状に湾曲する。これは弾性線材18の中央部分が
回動保持体15の線材嵌合溝15cに挿入保持されてい
るのに対して、両端を係止している内筒体13と押え板
19が、制御歯車体9の反時計方向の回転により、その
弾性に抗して弓状に湾曲されるものであるから、常に回
動保持体15に反時計方向の弾発力が作用した状態でロ
ーラーピン17は、制御歯車体9が反時計方向に回転し
つづける限り、右側の退避溝部14dに移動してフリー
状態を保つ、これによって両方向係止クラッチ12は支
軸10に対して非係止状態となって、該支軸10の周囲
を外輪歯車部11と共に自由に回転することができ、引
戸1を軽快に開放方向に移動することができる。そして
引戸1を完全に開放し、或いは開放動作を途中で止める
と、レールCが閉成方向に傾斜しているため、引戸1は
該閉成方向に所定内のトルクが付与され、戸車3は上記
と逆に反時計方向に回転しようとするので、これに連動
する制御歯車体9に時計方向の回転力が作用し、外輪歯
車部11に組込まれている両方向係止クラッチ機構12
が作動し、これに従って内筒体13内の制御板14は時
計方向に回転するので、図5に示すように制御板14の
凹溝14bの右側の退避溝部14dにフリー状態に位置
しているローラーピン17は、凹溝14bの中央最浅部
14c方向に移動しようとすると共に、弓状に湾曲して
いる弾性線材18の弾性復元力で回動保持体15の反時
計方向の回転も作用して中央最浅部14cに押戻されて
図4に示すように係止状態となり制御歯車体9を停止
し、これに噛合している戸車3の回転を止める。これに
より、引戸1は閉成方向に逆戻りすることなく、全開位
置または任意の停止位置で開放状態となって、振動等の
不用意な外力が加わっても引戸1は容易に閉成してしま
うことはない。さらに、この状態から、閉成方向に所定
以上のトルクを加えると、戸車3を介して制御歯車体9
は時計方向に回転して両方向係止クラッチ機構12が作
動し、これに従って内筒体13内の制御板14は時計方
向に回転するので、図4に示すように制御板14の凹溝
14bの中央最浅部14cに押戻されて係止状態となっ
ているローラーピン17は、左側の退避溝部14dに移
動してフリー状態を保つ、これによって両方向係止クラ
ッチ12は支軸10に対して非係止状態となって、該支
軸10の周囲を外輪歯車部11と共に自由に回転するこ
とができ、引戸1を軽快に閉成方向に走行することがで
きる。そして閉成後において、両方向係止クラッチ機構
12は、上記と逆に開放方向に僅かなトルクを加えただ
けでは、ローラーピン17が14bの中央最浅部14c
に係止してしまうため、停止力が働くことになる。した
がって、開放方向に振動等の不用意な外力等が加わって
も引戸1が容易に開放してしまうことはない。なお、こ
の停止力に抗して引戸を開放する場合には、かかる停止
力を解除できる程度のトルクを加えれば、ローラーピン
17の位置が退避溝部14d位置へ移動し、再び開放作
動できることは言うまでもない。
【0007】図7および図8は、床下収納部に取付けら
れる重量のある扉に実施した第2実施例である。重い可
動体よりなる扉30は、その両側壁30aに夫々主軸3
1を溶着固定する。回転部材である主軸31は、床下収
納室Dの上端開口部に取付けた枠体32の両側に固定し
た取付板33、34に夫々回転自在に枢着して該床下収
納室Dを開閉し、少なくとも一方の取付板33に枢着し
た主軸31には歯車31aが一体に固定されている。制
御歯車体35は、支軸36と外輪歯車部37との間に両
方向係止クラッチ機構38が組込まれて外輪歯車部37
を回転可能に制御し、その支軸36を上記取付板33に
固定する。なお、両方向係止クラッチ機構38は、上記
第1実施例と同様の機構である。
れる重量のある扉に実施した第2実施例である。重い可
動体よりなる扉30は、その両側壁30aに夫々主軸3
1を溶着固定する。回転部材である主軸31は、床下収
納室Dの上端開口部に取付けた枠体32の両側に固定し
た取付板33、34に夫々回転自在に枢着して該床下収
納室Dを開閉し、少なくとも一方の取付板33に枢着し
た主軸31には歯車31aが一体に固定されている。制
御歯車体35は、支軸36と外輪歯車部37との間に両
方向係止クラッチ機構38が組込まれて外輪歯車部37
を回転可能に制御し、その支軸36を上記取付板33に
固定する。なお、両方向係止クラッチ機構38は、上記
第1実施例と同様の機構である。
【0008】このように構成されているので、床下収納
室Dを開口するには、主軸31を中心として扉30を開
口方向に回転すると、主軸31は扉30の全重量を受け
て堅牢に且つ円滑に作動し、扉30を軽快に回転するこ
とができると共に、主軸31と一体の歯車31aは制御
歯車体35の外輪歯車部37と噛合するので、支軸36
との間に組込まれている両方向係止クラッチ機構38が
上記第1実施例と同様に作動して、フリー状態で扉30
を開口方向に引き続き自由に回転することができ、扉3
0を全開位置まで回転することができる。しかし、開口
方向の動作を途中で止めると、両方向係止クラッチ機構
38は係止状態となり逆戻り方向の回転力を受けるとロ
ックされるので、重量のある扉30の自重で床下収納室
Dの開口を閉止しようとする回転力が歯車31aから制
御歯車体35の外輪歯車部37に伝えられて両方向係止
クラッチ機構38に作用するが、両方向係止クラッチ機
構38は係止状態にあるため逆戻り方向の回転力は阻止
される。これによって、重い扉30はその自重で床下収
納室Dの開口を閉止することなく、開口状態を保持し振
動等の不用意な外力が加わっても扉30は容易に閉止し
てしまうことがないので、安心して床下収納室Dの品物
等を出入することができる。さらに、この状態から、扉
30に所定以上のトルクを閉止方向に加えると、扉30
は主軸31の歯車31aからこれと噛合する制御歯車体
35の外輪歯車部37に回転力が作用して、支軸36と
の間に組込まれている両方向係止クラッチ機構38はフ
リー状態とする。これによって、扉30は閉止方向に自
由に回転することができるので、扉30は床下収納室D
の開口部を完全に閉止する。そして閉止後において、両
方向係止クラッチ機構38は、上記と逆に開口方向に僅
かなトルクを加えただけでは停止力の働きによって、開
口方向に振動等の不用意な外力等が加わっても扉30が
容易に開口してしまうことはない。なお、この停止力に
抗して扉30を開口する場合には、かかる停止力を解除
できる程度のトルクを加えれば、再び開口方向に作動で
きることは言うまでもない。
室Dを開口するには、主軸31を中心として扉30を開
口方向に回転すると、主軸31は扉30の全重量を受け
て堅牢に且つ円滑に作動し、扉30を軽快に回転するこ
とができると共に、主軸31と一体の歯車31aは制御
歯車体35の外輪歯車部37と噛合するので、支軸36
との間に組込まれている両方向係止クラッチ機構38が
上記第1実施例と同様に作動して、フリー状態で扉30
を開口方向に引き続き自由に回転することができ、扉3
0を全開位置まで回転することができる。しかし、開口
方向の動作を途中で止めると、両方向係止クラッチ機構
38は係止状態となり逆戻り方向の回転力を受けるとロ
ックされるので、重量のある扉30の自重で床下収納室
Dの開口を閉止しようとする回転力が歯車31aから制
御歯車体35の外輪歯車部37に伝えられて両方向係止
クラッチ機構38に作用するが、両方向係止クラッチ機
構38は係止状態にあるため逆戻り方向の回転力は阻止
される。これによって、重い扉30はその自重で床下収
納室Dの開口を閉止することなく、開口状態を保持し振
動等の不用意な外力が加わっても扉30は容易に閉止し
てしまうことがないので、安心して床下収納室Dの品物
等を出入することができる。さらに、この状態から、扉
30に所定以上のトルクを閉止方向に加えると、扉30
は主軸31の歯車31aからこれと噛合する制御歯車体
35の外輪歯車部37に回転力が作用して、支軸36と
の間に組込まれている両方向係止クラッチ機構38はフ
リー状態とする。これによって、扉30は閉止方向に自
由に回転することができるので、扉30は床下収納室D
の開口部を完全に閉止する。そして閉止後において、両
方向係止クラッチ機構38は、上記と逆に開口方向に僅
かなトルクを加えただけでは停止力の働きによって、開
口方向に振動等の不用意な外力等が加わっても扉30が
容易に開口してしまうことはない。なお、この停止力に
抗して扉30を開口する場合には、かかる停止力を解除
できる程度のトルクを加えれば、再び開口方向に作動で
きることは言うまでもない。
【0009】上記の実施例に限らず、この制御装置をス
ゥイング扉の上部回転軸部分に取付ける等、種々の回転
部材に取付けることもできる。
ゥイング扉の上部回転軸部分に取付ける等、種々の回転
部材に取付けることもできる。
【0010】
【発明の効果】以上、実施例について詳述したように、
この発明は、回転部材の回転機能と、回転部材の回転動
作を制御する機能とを分離して、夫々回転部材と両方向
係止クラッチ機構を組込んだ制御歯車体とに分担させた
ものとしたので、焼入れされた回転部材の主軸で直接可
動体の全重量を支えることができるので、重量のある可
動体であっても堅牢に支持して挫屈、損壊することなく
耐久性に優れ、円滑、軽快に可動することができる。こ
れと共に、この回転部材に噛合させた制御歯車に両方向
係止クラッチ機構が組込まれているので、該両方向係止
クラッチ機構に可動体の負荷が全くかからず、可動体の
可動を最終位置で確実に停止できると共に、その可動中
の任意位置で係止状態とさせておくこともでき、不用意
な外力が加わっても、容易に他方向に可動体を可動させ
ることもなく、可動体の動作を確実に制御することがで
きる上、この両方向係止クラッチ機構に大容量のものを
取付けできるため、磨耗による耐久性を有する等の優れ
た効果を奏する回転部材の制御装置を提供することがで
きる。
この発明は、回転部材の回転機能と、回転部材の回転動
作を制御する機能とを分離して、夫々回転部材と両方向
係止クラッチ機構を組込んだ制御歯車体とに分担させた
ものとしたので、焼入れされた回転部材の主軸で直接可
動体の全重量を支えることができるので、重量のある可
動体であっても堅牢に支持して挫屈、損壊することなく
耐久性に優れ、円滑、軽快に可動することができる。こ
れと共に、この回転部材に噛合させた制御歯車に両方向
係止クラッチ機構が組込まれているので、該両方向係止
クラッチ機構に可動体の負荷が全くかからず、可動体の
可動を最終位置で確実に停止できると共に、その可動中
の任意位置で係止状態とさせておくこともでき、不用意
な外力が加わっても、容易に他方向に可動体を可動させ
ることもなく、可動体の動作を確実に制御することがで
きる上、この両方向係止クラッチ機構に大容量のものを
取付けできるため、磨耗による耐久性を有する等の優れ
た効果を奏する回転部材の制御装置を提供することがで
きる。
【図1】この発明の第1実施例で制御装置を引戸に取付
けた状態の正面図
けた状態の正面図
【図2】同じくこの発明の制御装置の一部を切欠せる正
面図
面図
【図3】同じく制御装置の一部を切欠せる側面図
【図4】同じく両方向係止クラッチ機構を組込ん制御歯
車体の縦断正面図
車体の縦断正面図
【図5】同じく両方向係止クラッチ機構の作動中の一部
縦断正面図
縦断正面図
【図6】同じく両方向係止クラッチ機構の分解斜視図
【図7】この発明の第2実施例で制御装置を床下収納室
に取付けた要部の縦断正面図
に取付けた要部の縦断正面図
【図8】同じく要部の縦断側面図
1 引戸 2 取付金具 3 戸車 4 主軸 5 ボールベアリング軸受 6 外輪体 7 レール係合溝 8 歯車部 9 制御歯車体 10 支軸 11 外輪歯車部 12 両方向係止クラッチ機構
Claims (1)
- 【請求項1】 可動体に回転部材を回転自在に枢着する
と共に、両方向係止クラッチ機構を組込んだ制御歯車体
を回転可能に設け、該制御歯車体と上記回転部材の外輪
部に形成した歯車を噛合させ、該制御歯車体内の両方向
係止クラッチ機構で、回転部材を介して可動する可動体
を任意位置で一時的に停止し、逆方向の可動を所定トル
ク以内で阻止し得るように制御することを特徴とする回
転部材の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5210833A JP2668325B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 引戸用開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5210833A JP2668325B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 引戸用開閉装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0718937A true JPH0718937A (ja) | 1995-01-20 |
| JP2668325B2 JP2668325B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=16595872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5210833A Expired - Fee Related JP2668325B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 引戸用開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2668325B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016102291A (ja) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | 株式会社ダイケン | 引戸装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58183604U (ja) * | 1982-05-31 | 1983-12-07 | シャープ株式会社 | 制動装置 |
| JPS62225676A (ja) * | 1986-03-25 | 1987-10-03 | 松下電送株式会社 | ドアダンパ−装置 |
| JPH04176983A (ja) * | 1990-11-09 | 1992-06-24 | Fuji Seiki Co Ltd | 戸車及び該戸車を用いた引戸開閉装置 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP5210833A patent/JP2668325B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58183604U (ja) * | 1982-05-31 | 1983-12-07 | シャープ株式会社 | 制動装置 |
| JPS62225676A (ja) * | 1986-03-25 | 1987-10-03 | 松下電送株式会社 | ドアダンパ−装置 |
| JPH04176983A (ja) * | 1990-11-09 | 1992-06-24 | Fuji Seiki Co Ltd | 戸車及び該戸車を用いた引戸開閉装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016102291A (ja) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | 株式会社ダイケン | 引戸装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2668325B2 (ja) | 1997-10-27 |
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