JPH071962A - 車両用スライドドア開閉装置 - Google Patents

車両用スライドドア開閉装置

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Publication number
JPH071962A
JPH071962A JP6057694A JP6057694A JPH071962A JP H071962 A JPH071962 A JP H071962A JP 6057694 A JP6057694 A JP 6057694A JP 6057694 A JP6057694 A JP 6057694A JP H071962 A JPH071962 A JP H071962A
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JP
Japan
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link
vehicle body
slide door
vehicle
slider
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Application number
JP6057694A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Minami
達男 南
Hideaki Kusayama
英昭 草山
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Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大掛かりな装置を必要とせずに、傾斜地など
に駐車している場合でも、小さな操作力でスライドドア
の開閉が行えるようにした車両用スライドドア開閉装置
を提供する。 【構成】 車体2の前後方向の傾斜を検知する傾斜セン
サ32を設け、車体2側とスライドドア1との間に、該
車体2側を中心に回動するリンク19を設けると共に、
該リンク19の回動中心より前側位置又は後側位置の間
で車両前後方向に移動するスライダを車体2側に設け、
該傾斜センサ32からの信号により、車体2が前下がり
の時は、スライダを前記回動中心より後側に移動させ、
車体2が前上がりの時は、スライダを前記回動中心より
前側に移動させる電動機31等を設け、更に、該スライ
ダと前記リンク19との間に、主スプリング35を設
け、車体2が前下がりの時は、前記リンク19を後方に
回動させ、車体2が前上がりの時は、前記リンク19を
前方に回動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、傾斜地などに駐車して
いる場合でも、小さな操作力でスライドドアが開閉でき
ると共に、急激に開閉されないようにした車両用スライ
ドドア開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のドアには、ドア本体がヒ
ンジにより車体に取り付けられていて、ヒンジを中心に
ドア本体を回動させることにより開閉するものと、車体
の側面に前後方向に開閉するスライドドアを設けたもの
がある。
【0003】前者のヒンジを中心に回動させて開閉する
ドアの場合、車体が坂道などの傾斜地に駐車していて
も、ヒンジ部の摩擦抵抗が小さい上、ヒンジより離れた
位置に設けられたハンドルによりドアを開閉することか
ら、車体の傾斜によりドアの開閉に要する操作力が大き
く変化することはない。
【0004】しかし、後者のスライドドアの場合は、車
体が前傾また後傾していると、スライドドアの自重が操
作力に加わるため、これに打ち勝つ力でスライドドアを
開閉しなければならず、子供や老人のように非力なもの
には、スライドドアの開閉ができないことがある。
【0005】ところで、スライドドアを開閉する装置と
しては、乗降者以外の人が遠隔操作により、スライドド
アを動力により開閉するようにしたオートスライドドア
や、スライドドアを閉じる際、最後のフルラッチを動力
により自動的に閉め切るようにしたパワーロックなどが
市販されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オート
スライドドアは遠隔操作により自動で開閉できるように
する必要があるため、装置が大掛かりとなると共に、パ
ワーロックは、スライドドアを閉め切る際に効果がある
が、通常の開閉操作には機能しないため、操作力を軽減
することはできないという、不具合があった。
【0007】本発明は、かかる不具合を改善するために
なされたもので、大掛かりな装置を必要とせずに、傾斜
地などに駐車している場合でも、小さな操作力でスライ
ドドアの開閉が行えるようにした車両用スライドドア開
閉装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、車体の側面部に開口され
た乗降口を開成又は閉成するスライドドアを車両前後方
向にスライドさせる車両用スライドドア開閉装置におい
て、車体の前後方向の傾斜を検知する傾斜センサを設
け、該傾斜センサからの信号により、車体が前下がりの
時は、スライドドアを後方に付勢し、車体が前上がりの
時は、スライドドアを前方に付勢する付勢手段を設けた
ことを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記付勢手段
は、車体側とスライドドアとの間に、該車体側を中心に
回動するリンクを設けると共に、該リンクの回動中心よ
り前側位置又は後側位置の間で車両前後方向に移動する
スライダを車体側に設け、該傾斜センサからの信号によ
り、車体が前下がりの時は、前記スライダを前記回動中
心より後側に移動させ、車体が前上がりの時は、該スラ
イダを前記回動中心より前側に移動させる駆動手段を設
け、更に、該スライダと前記リンクとの間に、主スプリ
ングを設け、車体が前下がりの時は、前記リンクを後方
に回動させ、車体が前上がりの時は、前記リンクを前方
に回動させるように付勢するように設定したことを特徴
とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記付勢手段
は、前記リンクを付勢する補助スプリングを車体側との
間に設け、該補助スプリングの付勢力により前記リンク
に作用するモーメントの値と前記主スプリングの付勢力
によるモーメントの値とを加算し、該加算した値と、前
記スライドドアの自重により前記リンクに生じるモーメ
ントの値との和が略零になるように設定したことを特徴
としている。
【0011】
【作用】請求項1に記載された発明によれば、車両が傾
斜地に停車しているときに、スライドドアを開閉する場
合には、非力な人でも簡単に開閉させることができる。
【0012】すなわち、例えば車体が前下がりとなって
いると、この状態が傾斜センサで検知され、この信号で
付勢手段により、スライドドアが後方に付勢されること
により、非力な人でも、容易にスライドドアを開成する
ことができる。また、閉成する場合には、その付勢力に
より、スライドドアが急激に閉成されることがない。
【0013】車体が前上がりになっている場合には、ス
ライドドアが前方に付勢されるため、スライドドアが急
激に開成されることがないと共に、容易にスライドドア
を閉成できる。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、例えば車
体が前下がりの場合には、傾斜センサにより、この状態
が検知され、この傾斜センサからの信号により、駆動手
段により、このスライダをリンクの回動中心より後側に
移動させる。これで、主スプリングにより、リンクが後
方に向けて回動付勢される。従って、非力な人でも、容
易にスライドドアを開成することができると共に、閉成
する場合には、その付勢力により、スライドドアが急激
に閉成されることがない。
【0015】車体が前上がりになっている場合には、ス
ライダをリンクの回動中心より前側に移動させる。これ
で、主スプリングにより、リンクが前方に回動付勢され
て、急激にスライドドアが開成されことがないと共に、
容易にスライドドアを閉成できる。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、車両が傾
斜地に停止している場合、主スプリングによりリンクが
何れかの方向に付勢される。この場合、リンクに作用す
るモーメントは、主スプリングの伸び等により、全閉状
態から全開状態までの領域で変化する。
【0017】そこで、補助スプリングを設け、該補助ス
プリングの付勢力により前記リンクに作用するモーメン
トの値と前記主スプリングの付勢力によるモーメントの
値とを加算し、該加算した値と、前記スライドドアの自
重により前記リンクに生じるモーメントの値との和が略
零になるように設定したため、平坦地でスライドドアを
開閉する状態に、より近付けることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
述する。
【0019】図1乃至図8は、この発明の第1実施例を
示す図である。
【0020】図1において1は車体2の側面に開口され
た乗降口2aに、前後方向に開閉自在に設けられたスラ
イドドア、3は車体2の上部に付設されたアッパレー
ル、4は車体2の後部中央に付設されたセンタレール、
そして、5はスライドドア1の下部を支持するリンク機
構である。
【0021】上記アッパレール3及びセンタレール4は
前端側がスライドドア1の開閉軌跡に沿って円弧状に湾
曲されていると共に、アッパレール3には、アッパロー
ラ6が転動自在に支承されている。上記アッパローラ6
はスライドドア1の水平方向の荷重を支持する荷重支持
ローラ6aと、開閉を案内する複数のガイドローラ6b
より構成されていて、スライドドア1の前上隅に固着さ
れたブラケット7の先端部に回転自在に取り付けられて
いる。また、センタレール4にはスライドドア1の後部
中央に設けられたセンタローラ8が転動自在に支承され
ている。
【0022】上記センタローラ8は、スライドドア1の
内側にピン9により水平方向に回動自在に支承された支
持部材10に回転自在に支承されていて、スライドドア
1の開閉を案内するようになっていると共に、センタロ
ーラ8の近傍にはドアロック11が設けられていて、ス
ライドドア1を閉成した際、スライドドア1をロックす
るようになっている。
【0023】一方、上記リンク機構5は、スライドドア
1の前下隅に一端が固着されたL字形のロアアームブラ
ケット14を備え、このロアアームブラケット14の先
端に第2リンク15の一端がピン16により枢着されて
いる。
【0024】上記第2リンク15の他端側は、図2に示
すようにスライドドア1の内側に沿って後方へ延出され
ていて、先端部の上面側に第1リンク17の一端がピン
18により枢着され、それよりやや前方の下面に、第3
リンク19の一端が図5に示すようにピン20により枢
着されている。そして、第1リンク17及び第3リンク
19の他端側は車体2側に固着されたリンクブラケット
22に、ピン23及びピン24により枢着されている。
【0025】上記リンクブラケット22は断面略コ字形
に形成されていて、上面板22aと下面板22bの間に
第1リンク17及び第3リンク19の他端が間隔を存し
て挿入され、図4に示すように、上面板22a側より下
面板22bへ貫通されたピン23、24により各リンク
17、19が回転自在に支承されていると共に、第1リ
ンク17の一端側にはストッパ17aが突設されてい
て、このストッパ17aはスライドドア1を全開した
際、上記リンクブラケット22の後端部に取付けられた
チェックリンク25のストッパラバ−25aに設けられ
た凹部25bに嵌合して、スライドドア1がその位置に
保持されるようになっている。また、上記第3リンク1
9は、スライドドア1を開閉した際、第1リンク17と
第2リンク15の折れ曲げ方向及び折れ曲り角度を規制
するようになっており、他端側がスライドドア1の開放
時に第1リンク17の枢着部と干渉しないよう第1リン
ク17の反対側に円弧状に湾曲されている。
【0026】一方、上記リンク機構5の下方には、図1
に示すように、円弧状に湾曲され、かつ中央部が上記第
3リンク19の回動中心の近傍に位置するようガイドレ
−ル27が設けられている。このガイドレ−ル27は複
数の個所にブラケット27aが突設されていて、これら
ブラケット27aが固着具28によりフロア2bの下面
に固着されていると共に、ガイドレ−ル27内には、図
7に示すように、スライダ29が移動自在に収容されて
いる。これにより、スライダ29は、第3リンク19の
回動中心より前側位置又は後側位置の間で車両前後方向
に移動するようになっている。
【0027】上記スライダ29の上部には、ガイドレ−
ル27の一端側より挿入されたケ−ブル30の一端側が
固着されている。ケ−ブル30の他端側はガイドレ−ル
27より延出されていて「駆動手段」としての電動機3
1に接続されている。このケーブル30や電動機31等
で、スライダ29を車両前後方向に移動させる駆動手段
が形成されている。
【0028】上記電動機31は車体2の前後方向の傾斜
を検出する傾斜センサ32に電気的に接続されていて、
車体2が略水平状態のときは、上記スライダ29をガイ
ドレ−ル27の中央部へ、車体2が前傾しているとき
(前下がりの時)にはガイドレ−ル27の後端側(第3
リンク19の回動中心より後側)へ、そして、車体2が
後傾しているとき(前上がりの時)にはガイドレ−ル2
7の前端側(第3リンク19の回動中心より前側)へケ
−ブル30を介して移動させるようになっている。移動
量は、傾斜角度に応じて適宜設定される。
【0029】また、上記スライダ29の下部には、図7
に示すように、ガイドレ−ル27の下側へ突出するよう
掛止めピン34が螺着されている。そして、この掛止め
ピン34に主スプリング35の一端が掛合されている。
【0030】この主スプリング35の他端側はリンク機
構5を構成する第3リンク19の一端側にピン36によ
り掛止めされている。
【0031】なお、図3中26はスライドドア1を閉成
した際、スライドドア1と接して密閉状態を保持するウ
ェザストリップである。
【0032】次に作用を説明すると、車体2が平坦地に
駐車している場合は、傾斜センサ32からの信号により
電動機31がケ−ブル30を介してスライダ29をガイ
ドレ−ル27の中央部(第3リンク19の回転中心上)
へ移動させている。
【0033】この状態で、スライドドア1を開放すべく
図示しないハンドルを引くと、ドアロック11が外れ
て、アッパレ−ル3及びセンタレ−ル4の前端部に案内
され、かつリンク機構5の第1リンク17と第2リンク
15の間が図8に示すように順次折れ曲って、スライド
ドア1を緩い円弧状の軌跡gでまず外側へ押し出す。そ
の後、スライドドア1の移動とともに第1リンク17と
第2リンク15の間はさらに折れ曲り、第1リンク17
と第2リンク15の枢着点が、図8のaからbを経てc
へ移動したところでスライドドア1が全開し、第1リン
ク17に突設されたストッパ17aがチェックリンク2
5のストッパラバ−25aに嵌入して、スライドドア1
は全開位置に保持される。また、このとき主スプリング
35の一端は、図8に示すようにスライダ29を中心に
円弧dを描くが、長さが変らないので操作力に寄与しな
い。
【0034】次に車体2が例えば前下りに駐車している
場合は、傾斜センサ32からの信号により電動機31が
回転して、ケ−ブル30を介してスライダ29をガイド
レ−ル27の後端側まで移動させる。これによってスラ
イダ29と第3リンク19の間に配設された主スプリン
グ35が図8のeに示すように伸長されて、スライドド
ア1を後方へ付勢する。従って、この状態からスライド
ドア1を開放する場合には、その付勢力により、非力な
人でも容易にスライドドア1を開成できる。
【0035】また、開放位置から閉成する場合も、スラ
イドドア1を後方に付勢しているため、スライドドア1
が急激に閉まるようなことがない。
【0036】一方、車体2が前上りに駐車している場合
は、傾斜センサ32からの信号によりスライダ29がガ
イドレ−ル27の前端側へ移動される。これによって主
スプリング35は図8のfに示すように伸長されて、ス
ライドドア1を前方へ付勢する。
【0037】従って、スライドドア1の自重により急激
に開放することがないと共に、開放位置から閉成する場
合も主スプリング35がスライドドア1を閉方向へ付勢
しているので、小さな操作力でスライドドア1を閉成す
ることができる。
【0038】特に、車体2の傾斜角度が大きい場合と小
さい場合とで、適宜スライダ29の位置を変えることに
より、平坦地に駐車している場合と同等な操作力でスラ
イドドア1を開放することができると共に、静かにスラ
イドドア1を閉成することができる。
【0039】また、図9乃至図11には、この発明の第
2実施例を示す。
【0040】この実施例は、図9及び図10に示すよう
に、第2リンク17と一体に第1歯車50が設けられ、
この歯車50と噛合する第2歯車51が第3リンク19
の回動中心に、このリンク19と独立して回転するよう
に設けられている。
【0041】そして、この第2歯車51とスライダ29
との間に、補助スプリング52が配設されている。第2
歯車51の下面側には、ピン53が設けられ、このピン
53に補助スプリング52の一端部が係止されている。
【0042】この補助スプリング52により、各歯車5
0,51を介して第2リンク17が回動付勢されるよう
になっている。この付勢力や補助スプリング52の第2
歯車51への取付け位置は、以下のように設定されてい
る。
【0043】すなわち、図11には、車両が前上がり状
態で停止された状態で、第3リンク19の回転中心部に
反時計回りに作用するモーメントを正、時計回りを負と
すると、スライドドア1の自重や各スプリング35,5
2によるモーメントとドア開閉位置との関係が示されて
いる。
【0044】つまり、スライドドア1の自重による自重
モーメントの特性は曲線Aに示すようになり、これに対
して、主スプリング35の付勢力によるモーメントの特
性が曲線Bに示すようになる。この場合、自重モーメン
トに対して、ドア全開及び全閉状態でつり合うように主
スプリング35の付勢力等を設定すると、図11中破線
で示す特性曲線Cのような過剰アシスト分が生じること
となる。そこで、補助スプリング52の付勢力によるモ
ーメントの特性が曲線Dに示すように、過剰アシスト分
を打ち消すようにように設定されている。換言すれば、
補助スプリング52の付勢力により第3リンク19に作
用するモーメントの値と主スプリング35の付勢力によ
るモーメントの値とを加算し、この加算した値と、スラ
イドドア1の自重により第3リンク19に生じるモーメ
ントの値との和が略零になるように設定されている。
【0045】これにより、例えば車両が前上がりの状態
で、スライドドア1を開閉しようとすると、図10に示
すようになる。図10の(a)に示すように、スライド
ドア1の全閉状態では、補助スプリング52の引張り方
向が、第3リンク19の回転中心上を通っているため、
この付勢力が第1リンク17の付勢力として作用するこ
とがない。従って、主スプリング35によるモーメント
のみで、自重モーメントが打ち消されることとなる。
【0046】次いで、図10の(b)に示すように、ス
ライドドア1の開閉途中では、第2歯車51が回動され
ることにより、補助スプリング52の引張り方向が回転
中心から外れることから、このスプリング52による付
勢力が第1リンク17に作用することとなる。このスプ
リング52によるモーメントにて、過剰アシストモーメ
ントが打ち消されることにより、バランスが保たれる。
【0047】更に、図10の(c)に示すように、スラ
イドドア1の全開状態では、補助スプリング52の引張
り方向が、第3リンク19の回転中心上を通っているた
め、この付勢力が第1リンク17の付勢力として作用す
ることがない。従って、主スプリング35によるモーメ
ントのみで、自重モーメントが打ち消されることとな
る。
【0048】このようにすることにより、自重モーメン
トを適格に打ち消すことができ、第1実施例と比較し
て、より平坦地に近いスライドドア1の開閉操作を行う
ことができる。
【0049】他の構成及び作用は第1実施例と同様であ
るので説明を省略する。
【0050】なお、上記実施例では、スライドドア1の
下部をリンク機構5で支持した構造のスライドドア装置
に実施した例について説明したが、図12に示すように
スライドドア1の下部をロアレ−ル38とロアロ−ラ3
9で支持した構造のスライドドア装置にも適用できるも
のである。またスライドドア1を付勢する付勢手段は、
巻ばねやゴムなどの弾性体であってもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載された発明によれば、車体の前後方向の傾斜を検知す
る傾斜センサを設け、該傾斜センサからの信号により、
車体が前下がりの時は、スライドドアを後方に付勢し、
車体が前上がりの時は、スライドドアを前方に付勢する
付勢手段を設けることにより、付勢するだけの簡単な構
造で、非力な者でも、簡単にスライドドアの開閉操作を
行うことができると共に、スライドドアが自重によって
急激に開成されたり、閉成されたりすることもないの
で、スライドドアの開閉を安全に行うことができる。
【0052】請求項2に記載された発明によれば、スラ
イダ,リンク,主スプリング等の、より簡単な構造で、
スライドドアを後方又は前方に付勢できる。
【0053】請求項3に記載された発明によれば、前記
リンクを付勢する補助スプリングを車体側との間に設
け、該補助スプリングの付勢力により前記リンクに作用
するモーメントの値と前記主スプリングの付勢力による
モーメントの値とを加算し、該加算した値と、前記スラ
イドドアの自重により前記リンクに生じるモーメントの
値との和が略零になるように設定したため、平坦地でス
ライドドアを開閉する状態に、より近付けることができ
る、という実用上の有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の車両用スライドドア開閉
装置を示す斜視図である。
【図2】同第1実施例を示し、図1のA方向からの矢視
図である。
【図3】同第1実施例を示し、図1のB−B線に沿う断
面図である。
【図4】同第1実施例を示し、リンク機構の分解斜視図
である。
【図5】同第1実施例を示し、図2のC方向からの矢視
図である。
【図6】同第1実施例を示し、図2のD方向からの矢視
図である。
【図7】同第1実施例を示し、図1のE−E線に沿う断
面図である。
【図8】同第1実施例を示す作用説明図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す図4に相当する斜視
図である。
【図10】同第2実施例の作用を示す説明図である。
【図11】同第2実施例を示し、モーメントとドア開閉
位置との関係を示すグラフ図である。
【図12】この発明の実施例の変形例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 スライドドア 2 車体 2a 乗降口 15 第2リンク 17 第1リンク 19 第3リンク 27 ガイドレ−ル 29 スライダ 駆動手段 30 ケーブル 31 電動機 32 傾斜センサ 35 主スプリング 52 補助スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の側面部に開口された乗降口を開成
    又は閉成するスライドドアを車両前後方向にスライドさ
    せる車両用スライドドア開閉装置において、 車体の前後方向の傾斜を検知する傾斜センサを設け、該
    傾斜センサからの信号により、車体が前下がりの時は、
    スライドドアを後方に付勢し、車体が前上がりの時は、
    スライドドアを前方に付勢する付勢手段を設けたことを
    特徴とする車両用スライドドア開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記付勢手段は、車体側とスライドドア
    との間に、該車体側を中心に回動するリンクを設けると
    共に、該リンクの回動中心より前側位置又は後側位置の
    間で車両前後方向に移動するスライダを車体側に設け、
    該傾斜センサからの信号により、車体が前下がりの時
    は、前記スライダを前記回動中心より後側に移動させ、
    車体が前上がりの時は、該スライダを前記回動中心より
    前側に移動させる駆動手段を設け、更に、該スライダと
    前記リンクとの間に、主スプリングを設け、車体が前下
    がりの時は、前記リンクを後方に回動させ、車体が前上
    がりの時は、前記リンクを前方に回動させるように付勢
    するように設定したことを特徴とする請求項1記載の車
    両用スライドドア開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段は、前記リンクを付勢する
    補助スプリングを車体側との間に設け、該補助スプリン
    グの付勢力により前記リンクに作用するモーメントの値
    と前記主スプリングの付勢力によるモーメントの値とを
    加算し、該加算した値と、前記スライドドアの自重によ
    り前記リンクに生じるモーメントの値との和が略零にな
    るように設定したことを特徴とする請求項2記載の車両
    用スライドドア開閉装置。
JP6057694A 1993-03-31 1994-03-30 車両用スライドドア開閉装置 Pending JPH071962A (ja)

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JP6057694A JPH071962A (ja) 1993-03-31 1994-03-30 車両用スライドドア開閉装置

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JP9509393 1993-03-31
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JP6057694A Pending JPH071962A (ja) 1993-03-31 1994-03-30 車両用スライドドア開閉装置

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JP (1) JPH071962A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005297881A (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Shiroki Corp スライドドアの開閉補助装置
US8254289B2 (en) 2007-12-06 2012-08-28 Mitsubishi Electric Corporation Train car-to-car communication device
US9657222B2 (en) 2012-04-24 2017-05-23 Merck Patent Gmbh Silicate phosphors

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